JP5683039B1 - 落水型水車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 落下する水のエネルギーを動力へ変換する効率を高める。【解決手段】 落水型水車101は、周面が互いに対向するように並置される一対の回転体3,5と、これらを回転自在に支持する支持体1と、を有する。回転体3,5は、それぞれ、回転板7,9と羽根15,19,17,21と軸体23,25とを有している。羽根15,19,17,21は、回転板7,9の両主面から突出するように、回転板7,9の周縁部に沿って設けられている。軸体23,25は、回転板7,9の中心を貫通し、回転板7,9に固定されている。軸体23,25は、支持体1が有する軸受け23,25に軸支されている。対向する回転体3,5の間に水37を落下させると、回転体3,5が回転する。落下した水37は、対向する回転体3,5に挟まれ、逃げ道が阻まれるため、回転動力を効率よく生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、落下する水を受けて動力を得る落水型水車に関し、特に小電力発電に適した水車に関する。
従来、水の流れを動力に変換する水車として、例えば特許文献1及び2に記載のものが知られている。これらは川床に沿った川の流れ、すなわち略水平方向の流れを利用して回転動力を得ようとするものである。しかし、本願発明者は、水車を自ら試作し、川の水流を利用して回転動力を得る実験を行った結果、少なくとも大増水時ではない通常時においては、川床に沿った水流には、発電に適するほどの勢いが無いことを見出した。それに対して、川の段差などにおいて川床から落下する水を、当該水車に受ける実験を行ったところ、格段に大きな動力が得られることが判明した。
そこで、本願発明者は、落下する水を受けて動力を得るのに相応しいと見込まれる、周面に羽根の列が形成された形態の水車を試作し、水管にて導いた水を当該水車の周面に向かって落下させ、動力に変換する実験を行った。その結果、羽根に水が一旦溜まると、後続して落下する水は、溜められている水を避けて逃げるように流れるのみで、動力には生かされない、という知見を得た。すなわち、落下する水の勢い(すなわちエネルギー)が、水車の動力に有効には変換されず、エネルギーの損失がなお存することを見出した。
特開2013-19376号公報 特開2009-174480号公報
本願発明者は、各種の水車を自ら試作しては実験を行うという、試行錯誤を繰り返す中で、一対の水車を対向させた二連式の水車を構成し、当該一対の水車の対向する周面に向かって水を落下させると、落下する水が、これら対向する水車により逃げ道を阻まれ、格段に大きな回転動力が得られることを発見した。動力を電力に変換する実験を行ったところ、二連式の水車によって得られる電力は、1個の水車による電力の2倍を超え、約3倍であり、相乗効果を裏付けるものであった。さらに、1個の水車のみを用いる場合には、羽根に受けた水は、適宜に流出して、新たに落下してくる水を受けるようにする方が、動力への変換効率が良好であるのに対し、対向する一対の水車を用いる場合には、むしろ、羽根に受けた水が逃げないようにする方が、より変換効率が高いという知見をも得た。本発明は、かかる本願発明者自身の試行錯誤によって得た知見に基づいてなされたものであり、落下する水のエネルギーを動力へ変換する効率の高い落水型水車を提供することを目的とする。
従来技術における上記課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様によるものは、落下する水を受けて動力を得る落水型水車であって、一対の回転体と、支持体と、を備えるものである。前記一対の回転体は、各々の周縁に沿って水を受ける羽根の列が形成されている。前記支持体は、前記一対の回転体を、双方の周面が互いに対向するように、互いに略平行かつ略同一水平面上の回転軸の周りに、かつ、少なくとも対向する周面が下方に向かう回転方向である正転方向に、回転自在に支持する。
この構成によれば、対向する一対の回転体の間に水を落下させると、互いに対向する周面に並ぶ羽根の列が水の勢いを得ることにより、回転体が正転方向に回転する。落下した水は、対向する回転体に挟まれることにより、逃げ道が阻まれるため、落下する水のエネルギーが有効に動力に変換される。
本発明のうち第2の態様によるものは、第1の態様による落水型水車であって、前記各回転体において、径方向外方から見た各羽根の形状が、回転軸方向中央に近づくほど正転方向に向かう形状であるものである。
この構成によれば、落下する水が、回転体の周面上の回転軸方向中央部に集まり易くなり、回転軸方向外方に逃げ難くなるので、落下する水が水車の動力に、さらに有効に生かされる。
本発明のうち第3の態様によるものは、第2の態様による落水型水車であって、前記各回転体において、各羽根の径方向外方表面の形状が、逆転方向端から正転方向端へ向かうのにともなって、前記逆転方向端付近においては緩やかに径方向内方に向かい、次第に径方向外方へ向きを変え、前記正転方向端付近においては略径方向に沿って延びる部分を有するものである。
この構成によれば、落下する水を、回転する羽根に受け止め易いので、落下する水が水車の動力に、さらに有効に生かされる。
本発明のうち第4の態様によるものは、第1から第3の何れかの態様による落水型水車であって、前記各回転体は、中心において前記回転軸の周りに、かつ少なくとも正転方向に、前記支持体により回転自在に支持される回転板状体を有している。また、前記羽根の列は、前記回転板状体の両主面から突出するように、前記回転板状体の周縁領域に設けられている。
この構成によれば、水車が中空部を要しないため、中空部へ水が侵入し回転を阻害する恐れを無くすことができ、かつ軽量かつ簡素に構成可能である。
本発明のうち第5の態様によるものは、第1から第4の何れかの態様による落水型水車であって、前記支持体は、前記一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲において、前記羽根の列の径方向外方端を覆う第1のカバー体、を有する。
この構成によれば、落下する水を一旦受けた羽根が、一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲を通過するときに、羽根の径方向外方端が第1のカバー体に覆われるために、羽根から水が逃げ難くなる。このため、逃げずに残った水の重力が、回転動力生成に有効に生かされる。
本発明のうち第6の態様によるものは、第5の態様による落水型水車であって、前記支持体は、前記一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲において、前記羽根の列の回転軸方向両端を覆う第2のカバー体、をさらに有する。
この構成によれば、落下する水を一旦受けた羽根が、一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲を通過するときに、羽根の回転軸方向両端が第2のカバー体に覆われるために、羽根から水がさらに逃げ難くなる。このため、逃げずに残った水の重力が回転動力生成に有効に生かされる。
本発明のうち第7の態様によるものは、第1から第6の何れかの態様による落水型水車であって、前記支持体は、前記一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより高い所定高さまでの範囲において、一方の回転体の前記羽根の列の回転軸方向両端から、他方の回転体の前記羽根の列の回転軸方向両端まで、を覆う第3のカバー体、を有する。
この構成によれば、対向する一対の回転体の間に落下した水は、第3のカバー体により逃げ道が妨げられる。それにより、落下した水が回転動力生成に、より有効に生かされる。
本発明のうち第8の態様によるものは、第1から第7の何れかの態様による落水型水車であって、発電機と、前記一対の回転体の回転動力を前記発電機に伝達する伝達機構と、をさらに備えるものである。
この構成によれば、対向する一対の回転体の間に落下した水により得られる一対の回転体の回転動力が、伝達機構を通じて発電機に伝えられることにより、電力に変換される。すなわち、水力発電装置が実現する。
以上のように本発明によれば、落下する水のエネルギーを動力へ変換する効率の高い落水型水車が実現する。
本発明の一実施の形態による落水型水車の構成を示す斜視図である。 図1に例示する落水型水車の回転体の羽根の形状を示す図であり、(a)は回転体の部分斜視図、(b)は回転体の部分断面図である。 図1に例示する落水型水車が有するカバー体の構造を例示する図であり、(a)は回転体とカバー体の斜視図、(b)は回転体とカバー体の上面図、(c)は回転体とカバー体の正面図である。
以下に、本発明の実施の形態について説明するが、以下に示す実施の形態は本発明の例示であって、本発明が当該例示に限定されるものではないことは、言うまでもない。
図1は、本発明の一実施の形態による落水型水車の構成を示す斜視図である。この落水型水車101は、一対の回転体3,5と、支持体1とを有している。回転体3及び5には、それぞれの周縁に沿って、水を受ける羽根15,19及び17,21の列が形成されている。一対の回転体3,5は、周面同士が互いに近接して対向するように、支持体1に回転自在に軸支されている。一対の回転体3,5の互いに対向する部位に向かって、上方から水37を落下させることにより、回転体3,5に回転動力を付与することができる。すなわち、落下する水37を受けることにより、回転体3は図上右回りに回転し、回転体5は左回りに回転する。これらの回転方向を、便宜上「正転方向」と仮称する。回転体3,5の回転動力は、発電機33に伝えられることにより、電力に変換される。
次に、落水型水車101の構成の細部について説明する。回転体3及び回転体5は、互いに同一に構成される。双方を代表して回転体5について説明する。回転体5は、円形板状の回転板9を有している。回転板9の中心部には、回転板9の主面に直交する軸体13が固定されている。軸体13は丸棒状であり、回転板9を貫通し、回転板9の双方の主面の外方に延びている。支持体1は、一対の軸受け25を有しており(図上左側の軸受け25は、回転体5の裏に隠れており、図上には現れない)、軸体13の両端部はこれらの軸受け25に回転自在に支持されている。軸体13は、軸受け25により水平に支持される。それにより、回転体5は、軸体13の中心軸に相当する水平な回転軸の周りに回転自在となっている。
回転板9の周縁領域には、羽根17,21の列が、回転板9の周に沿い、かつ、双方の主面からそれぞれ突出するように設けられている。また、羽根17,21の列は、回転板9に対して互いに対称の形状をなすように形成されている。羽根17,21は、落下する水37を受け止め易くするために、回転体5の径方向外方に向かって凹状となるように湾曲している。さらに、羽根17,21は、回転体5の径方向外方から見た形状が、回転板9に接近するほど正転方向へ向かうように、回転板9の主面に直交する方向(言い換えると回転軸に沿った方向)から傾斜している。従って、回転板9の同じ部位において両主面から突出するように設けられる羽根17と羽根21とは、回転体5の径方向外方から見て略V字状をなす。それにより、落下する水37が回転板9の近くに集まり易くなり、羽根17,21から回転軸方向外方に逃げ難くなる。
図2は、回転体5の羽根17の形状を例示する図である。図2(a)の斜視図が例示するように、羽根17が回転板9の主面から突出する角度A1は、一例として60度である。また、図2(b)に羽根17の付け根部分の断面形状を例示するように、回転軸に直交する平面上、言い換えると回転板9の主面に平行な平面上の羽根17の断面形状は、好ましくは、単純な円弧状から離れた異形をなす。この断面形状は、正転方向に向かうのに伴い、まず後方端(すなわち逆転方向端)付近においては緩やかに、回転体5の径方向B2の内方に向かい、徐々に径方向B2の外方へ向きを変え、前方端(すなわち正転方向端)付近においては、おおよそ径方向B2に沿って延びる平板状部分を有している。当該平板状部分が回転体5の周面に沿った接線B1に対してなす角度A2は、90度ないし略90度である。すなわち、図2(b)に例示する羽根17の断面形状は、あたかも略J字状をなす。羽根17の形状に関する以上の記述は、羽根17とは対称の形状をなす羽根21についても当てはまる。本願発明者は、様々な形状の羽根17,21を試作し実験を行う中で、羽根17,21が図2(b)のごとき断面形状を有するときに、落下する水37が回転する羽根17,21に受け止められ易く、回転体5が得る回転動力が大きいことを確認している。
図2(b)には、羽根17が薄板状である例を示したが、羽根17が他の形状を採ることも可能である。その場合においても、径方向B2の外方を向く羽根17の表面、すなわち水37を受ける側の表面の形状が、図2(b)の断面形状と同様であれば、回転体5が得る回転動力は同様に大きいものとなる。
図1に戻って、既に述べた通り、回転体3は、回転体5と同一に構成される。回転体3は、回転板7、軸体11、及び羽根15,19の列を有しており、これらはそれぞれ、回転体5が有する回転板9、軸体13、及び羽根17,21と同等に構成されている。軸体11の両端部は、支持体1が有する一対の軸受け23(図上左側の軸受け23は、回転体3の裏に隠れており、図上には現れない)に回転自在に支持されている。それにより、回転体3は、軸体11の中心軸に相当する水平な回転軸の周りに回転自在となっている。回転体3の回転軸と回転体5の回転軸とは、回転体3及び5の周面同士が向き合うように互いに平行であり、しかも同一高さ、すなわち同一水平面上に位置する。ここで、回転体3及び5の「周面」とは、図1の例では、回転板7、9及び羽根15,19,17,21の全体の最大径及び回転軸方向最大幅を、それぞれ径及び回転軸方向幅とする仮想的な周面である。
一対の回転体3、5は、それらの軸体11、13に取り付けられたプーリ27、29と、これらのプーリ27、29にたすき掛けされたベルト31とによって、同一の回転速度をもって正転方向に回転する。発電機33は、その本体部が支持体1に支持され、回転軸が軸体13に連結されている。これにより、双方の回転体3,5に付与された回転動力が、単一の発電機33に伝達される。プーリ27、29及びベルト31は、本発明の伝達機構の一具体例に相当する。一対の回転体3、5の対向し合う部位に水37を落下させるには、図1に例示するように、水管35を用いて、河川水等を導くと良い。
図3は、落水型水車101の支持体1が有するカバー体の構造を例示する図である。図3(a)の斜視図、及び図3(b)の上面図が示すように、支持体1(図示略。図1参照。)は、一対の覆いカバー体41,43を有している。図3(a)及び図3(b)の例では、カバー体41,43は板状体である。カバー体41,43は、本発明の第2及び第3のカバー体の双方を具備したカバー体の一具体例に相当する。すなわち、カバー体41,43は、一対の回転体3、5の周面同士が最近接する位置を挟んで、それより高い所定高さから、それより低い所定高さまでの範囲において、一方の回転体3の羽根15,19の列の回転軸方向両端から、他方の回転体5の羽根17,21の列の回転軸方向両端までを、覆うように設置される。図3(b)に例示するように、羽根15,19,17,21とカバー体41,43との間の間隙を最小にするために、羽根15,19,17,21の回転軸方向両端は、回転軸に直交する平面で切断されたような形状をなすこと、すなわち当該平面に平行であることが望ましい。
図3(c)の正面図は、もう一つのカバー体を例示している。図3(c)の例では、カバー体45は、上端部が互いに連結された一対の湾曲した板状体である。このカバー体45は、本発明の第1のカバー体の一具体例に相当する。すなわち、カバー体45は、一対の回転体3,5の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲において、羽根15,19,17,21の列の径方向外方端部を覆うように設置される。好ましくは、カバー体45とカバー体41,43との間からの水漏れを防ぐために、カバー体45の回転方向両端部は、一対のカバー体41,43に隙間無く連結される。カバー体41,43,45は、何らかの固定部材(図示略)あるいは溶接等により、支持体1の本体部に固定される。
カバー体41,43のうち、一対の回転体3、5の周面同士が最近接する位置よりも下方の部分と、カバー体45とは、落下する水を一旦受けた羽根15,19,17,21が、一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲を通過するときに、羽根の径方向外方端と回転軸方向両端とを覆う役割を果たす。それにより、羽根15,19,17,21から水が逃げ難くなる。カバー体41,43が無く、カバー体45のみを設置した場合であっても、羽根15,19,17,21から水を逃げ難くする上で、相応の効果が得られる。また、カバー体41,43のうち、一対の回転体3、5の周面同士が最近接する位置よりも上方の部分は、対向する一対の回転体3,5の間に落下した水の逃げ道を妨げる役割を果たす。このように、カバー体41,43,45は、落下した水を回転動力の生成により有効に生かす機能を果たす。
落水型水車101の各部の材料について、一例を挙げると以下の通りである。回転板7,9、羽根15,19,17,21、及び軸体11,13は、例えば鋼製であり、例えば互いに溶接される。支持体1の本体部は、例えば鋼製のパイプにより構成される。回転板7,9、及び羽根15,19,17,21は、例えば樹脂の一体成形により形成することも可能である。
落水型水車101においては、一対の回転体3,5は、正逆いずれの方向にも回転自在となるように、軸受け23,25に軸支された。これに対して、一対の回転体3,5は、正転方向にのみ回転自在となるように軸支され、逆転方向には例えばストッパーが機能して回転が阻止されるように支持されてもよい。
落水型水車101においては、一対の回転体3,5はそれぞれ回転板7、9を有し、これらの回転板7,9には、その両主面から羽根15,19,17,21が突出するように設けられた。それにより、空洞部が無く、水の侵入の恐れが無く、しかも構造が簡素な回転体3,5が得られた。しかしながら、本発明はかかる形態に限定されるものではなく、例えば、ドラム状の回転体の周面に沿って、羽根が突設された形態を実施することも可能である。何れの形態であっても、回転体の周縁に沿って羽根の列が形成されている点に変わりはない。
1 支持体
3,5 回転体
7,9 回転板(回転板状体)
11,13 軸体
15,17,19,21 羽根
23,25 軸受け
27,29 プーリ(伝達機構)
31 ベルト(伝達機構)
33 発電機
37 水
41,43 カバー体(第2のカバー体、第3のカバー体)
45 カバー体(第1のカバー体)
B2 径方向

Claims (7)

  1. 落下する水を受けて動力を得る落水型水車であって、
    各々の周縁に沿って水を受ける羽根の列が形成されている一対の回転体と、
    前記一対の回転体を、双方の周面が互いに対向するように、互いに略平行かつ略同一水平面上の回転軸の周りに、かつ、少なくとも対向する周面が下方に向かう回転方向である正転方向に、回転自在に支持する支持体と、を備え、
    前記支持体は、前記一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲において、前記羽根の列の径方向外方端を覆う第1のカバー体、を有する落水型水車。
  2. 前記支持体は、前記一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより低い所定高さまでの範囲において、前記羽根の列の回転軸方向両端を覆う第2のカバー体、をさらに有する請求項1に記載の落水型水車。
  3. 前記各回転体において、径方向外方から見た各羽根の形状が、回転軸方向中央に近づくほど正転方向に向かう形状である、請求項1又は2に記載の落水型水車。
  4. 前記各回転体において、各羽根の径方向外方表面の形状が、逆転方向端から正転方向端へ向かうのにともなって、前記逆転方向端付近においては緩やかに径方向内方に向かい、次第に径方向外方へ向きを変え、前記正転方向端付近においては略径方向に沿って延びる部分を有する、請求項に記載の落水型水車。
  5. 前記各回転体は、中心において前記回転軸の周りに、かつ少なくとも正転方向に、前記支持体により回転自在に支持される回転板状体を有しており、
    前記羽根の列は、前記回転板状体の両主面から突出するように、前記回転板状体の周縁領域に設けられている、請求項1からのいずれかに記載の落水型水車。
  6. 前記支持体は、前記一対の回転体の周面同士が最近接する位置の付近から、それより高い所定高さまでの範囲において、一方の回転体の前記羽根の列の回転軸方向両端から、他方の回転体の前記羽根の列の回転軸方向両端まで、を覆う第3のカバー体、を有する請求項1からのいずれかに記載の落水型水車。
  7. 発電機と、
    前記一対の回転体の回転動力を前記発電機に伝達する伝達機構と、をさらに備える、請求項1からのいずれかに記載の落水型水車。
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