JP2006348924A - 羽根車装置及び羽根車装置貸出システム - Google Patents

羽根車装置及び羽根車装置貸出システム Download PDF

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Abstract

【課題】 移動させることが可能な羽根車装置及び羽根車装置貸出システムを提供する。
【解決手段】 水により力を受ける羽7aと、回転軸8とを有する羽根車2と、載置面に載置可能な載置部3aを有し、羽根車2を回転軸8の周りに回転可能に支持する支持部3とを備えているので、羽根車装置1を設置するときに、支持部3により羽根車2を支持した状態で例えば地面等に載置部3aを載置することで、羽根車装置1を容易かつ安全に設置することができると共に、羽根車装置1の設置位置を変更するときには、支持部3が地面等に埋め込まれておらず地面等に載置されているので、例えば容易に羽根車装置1を移動させることができる。従って、羽根車装置1を特定の位置ではなく所望の位置に移動させて設置することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば水等の流体による力を受けて回転する羽根車を有する羽根車装置及び羽根車装置貸出システムに関する。
従来、水車は、自然の川の水の流れによる水力を利用することができるように、例えば川等の近くで水車小屋に併設されている。水車小屋の中には、例えば水車の回転力を利用して穀物を製粉するための臼や杵等が設置されていることもある。水車は、川の水による力を受けて回転軸を軸として回転する羽根車と、羽根車の回転軸を回転可能に支持する支持部材とを備えている。支持部材は、例えば地面に埋設されている。
また、水車と、音声を発声する音声発声装置を備えた興趣に富んだ玩具等が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−358086号公報(段落[0005]、図1)。
しかしながら、従来の技術では、水車は、例えば川の流れによる水力を利用できるように川の近くに固定して設ける必要があるので、水車の設置位置が限定される、という問題がある。
また、例えば水車の回転軸の回転力を水車小屋の中に伝達するために、回転軸が水車小屋の壁を貫通して設けられていたり、羽根車の回転軸を支持する支持部材が例えば地面に埋設されていたりするので、一旦水車を設置すると移動させることは困難である。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、移動させることが可能な羽根車装置及び羽根車装置貸出システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る羽根車装置は、流体により力を受ける羽と、回転軸とを有する羽根車と、載置面に載置可能な載置部を有し、前記羽根車を前記回転軸の周りに回転可能に支持する支持部とを具備することを特徴とする。
本発明では、流体により力を受ける羽と、回転軸とを有する羽根車と、載置面に載置可能な載置部を有し、羽根車を回転軸の周りに回転可能に支持する支持部とを備えているので、羽根車装置を設置するときに、支持部により羽根車を支持した状態で例えば地面等の載置面に載置部を載置することで、羽根車装置を容易かつ安全に設置することができると共に、羽根車装置の設置位置を変更するときには、支持部が地面等に埋め込まれておらず地面等に載置されているので、例えば容易に羽根車装置を移動させることができる。従って、羽根車装置を特定の位置ではなく所望の位置に移動させて設置することができる。例えば全国各地の河川等を跨ぐように支持部の載置部を配設することで、水を羽で受け回転軸の周りに羽根車を回転させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記支持部は、前記載置部を着脱可能な脚部を有ることを特徴とする。これにより、支持部は、載置部を着脱可能な脚部を有るので、例えば脚部に載置部を装着することで、簡単に支持部を組み立てることができると共に、羽根車装置を移動させるときには、逆に、支持部を脚部と、載置部とに分解し持ち運びやすくコンパクトにすることで、スペースをとらずに羽根車装置を移動させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記羽根車の前記羽に当たるように前記流体を案内する流路部を更に具備することを特徴とする。これにより、羽根車の羽に当たるように流体を案内する流路部を更に備えるので、例えば流路部に水を流すことで、流路部により水を案内し羽に当て、羽根車を回転させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記流路部から流出した流体を貯留可能でありかつ載置面に載置可能な貯留槽と、前記貯留槽に貯留された流体を前記流路部に送るポンプとを更に具備することを特徴とする。これにより、流路部から流出した流体を貯留可能でありかつ載置面に載置可能な貯留槽と、貯留槽に貯留された流体を流路部に送るポンプとを更に備えているので、流路部から流出した流体を貯留槽に貯留し、貯留した流体をポンプにより流路部に送り、再び流体を流路部に流すことで、羽根車の羽に流体を当て、羽根車を回転軸の周りに回転させることができる。このように、同じ流体を循環させて用いることができるので、例えば所定量の流体を用いて長時間に亘って羽根車を回転させることができる。ここで、所定量とは、羽根車の大きさ及び貯留槽の大きさにより適宜変更可能である。
本発明の一の形態によれば、前記羽根車の下端部は、前記貯留槽に貯留された流体により浸漬されることを特徴とする。これにより、羽根車の下端部は、貯留槽に貯留された流体により浸漬されるので、例えば羽根車の下端部と、羽根車の下端部を浸漬させる流体との摩擦力により、羽根車の回転速度を調整することができる。例えば、流路部から流出する流体量が一定の場合には、羽根車が流体に浸漬されていないときは、羽根車の回転速度が時間と共に増加するのに対して、羽根車の下端部が流体に浸漬されているときは、流体に浸漬する羽根車の下端部の深さを調整することで、羽根車の回転速度を例えば安全な回転速度で一定に保つことができる。
本発明の一の形態によれば、前記貯留槽は、前記羽根車の下端部が前記貯留槽に貯留された流体に浸漬される深さを制御するための制御部を有することを特徴とする。これにより、貯留槽は、羽根車の下端部が貯留槽に貯留された流体に浸漬される深さを制御するための制御部を有するので、制御部により羽根車の下端部が流体に浸漬された深さを増減させることで、羽根車の回転速度を適宜変更することができる。
本発明の一の形態によれば、前記制御部は、前記深さが所定値を超えたときに、前記貯留槽に貯留された流体を流出させる第1の流出部を有することを特徴とする。これにより、制御部は、深さが所定値を超えたときに、貯留槽に貯留された流体を流出させる第1の流出部を有するので、羽根車の直径の例えば5%以上が貯留槽に貯留された流体に浸漬されたとき、貯留槽に貯留された流体を第1の流出部から流出させるようにすることで、羽根車の回転速度を略一定に制御することができる。流出部とは、例えば、貯留槽の側壁に形成された開口部や凹状部である。例えば開口部の開口の下限の位置が、貯留槽に貯留された流体の上面の位置となる。
本発明の一の形態によれば、前記羽に当たってはじかれた流体が飛散することを抑制する飛散抑制部材を更に具備することを特徴とする。これにより、羽に当たってはじかれた流体が飛散することを抑制する飛散抑制部材を更に備えるので、羽にはじかれて例えば羽根車の外に飛散する流体が、羽根車装置の近くにいる人に降りかかることを防止することができる。飛散抑制部材は、例えば、流路部から流出した流体が回転軸の周りに回転する羽根車の羽に最初に当たる位置の近くで羽根車を両側から挟むように配設された側板部材を有するようにすればよい。
本発明の一の形態によれば、前記回転軸と同軸上に前記回転軸と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸と、前記第2の回転軸と一体に回転可能に設けられた回転部材と、前記第2の回転軸と軸方向を同じにして略並行に設けられた支軸と、回転する前記回転部材に押下されて周期的に前記支軸を軸として回動可能に設けられた杵と、前記杵とで穀物を加工可能な臼とを更に具備することを特徴とする。これにより、回転軸と同軸上に回転軸と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸と、第2の回転軸と一体に回転可能に設けられた回転部材と、第2の回転軸と軸方向を同じにして略並行に設けられた支軸と、回転する回転部材に押下されて周期的に支軸を軸として回動可能に設けられた杵と、杵とで穀物を加工可能な臼とを更に備えているので、回転軸の回転に連動して回転部材を回転させ、回転する回転部材により杵の端部を周期的に押下し、支軸を軸として杵を周期的に回動させて、臼の中の例えば穀物等を杵で打つことで加工することができる。
本発明の一の形態によれば、前記流路部は、前記羽根車の上部の前記羽に当たるように前記流体を流出させる第2の流出部を有し、前記羽は、前記羽根車の縁に近づくに連れ薄くなる尖状部を有することを特徴とする。これにより、流路部は、羽根車の上部の羽に当たるように流体を流出させる第2の流出部を有し、羽は、羽根車の縁に近づくに連れ薄くなる尖状部を有するので、第2の流出部から流出した流体が、回転する羽に当たる面積を減少させることができ、羽に当たって飛散する流体の量を減少させることができる。
本発明の一の形態によれば、前記羽根車は、該羽根車の外周部に前記流体を貯留するための複数の桶部を有し、前記桶部は、前記羽と、前記羽根車の外周より前記回転軸側で前記羽根車の周方向に沿うように該桶部の底部に設けられた底板部材とを有し、該羽は、前記羽根車の前記回転軸より下側にある桶部に前記流体を貯留可能とするために、前記羽根車の回転方向に進むに連れ前記底板部材との間隔が狭まるように前記底板部材に対して傾斜して設けられていることを特徴とする。これにより、羽根車は、該羽根車の外周部に流体を貯留するための複数の桶部を有するので、桶部に貯留された流体に働く重力により大きな回転力を得ることができると共に、桶部は、羽と、羽根車の外周より回転軸側で羽根車の周方向に沿うように該桶部の底部に設けられた底板部材とを有し、該羽は、羽根車の回転方向に進むに連れ底板部材との間隔が狭まるように底板部材に対して傾斜して設けられているので、例えば羽根車の回転軸の上側にある桶部に貯留された流体にかかる重力により羽根車を回転させ、羽根車の回転軸より下側に桶部が位置したときに、この下側の桶部に流体を貯留しておくことができ、この下側の桶部に貯留された流体にかかる重力により羽根車を効率的に回転させることができる。
本発明の一の形態によれば、突設部を有し上下動可能に設けられた円柱状の杵と、前記回転軸と同軸上に前記回転軸と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸と、前記第2の回転軸と一体に回転可能に設けられ、該回転により前記突設部を下方から持上げるように該突設部に当接する突部を有する回転部材とを具備することを特徴とする。これにより、突設部を有し上下動可能に設けられた円柱状の杵と、回転軸と同軸上に回転軸と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸と、第2の回転軸と一体に回転可能に設けられ、該回転により突設部を下方から持上げるように該突設部に当接する突部を有する回転部材とを備えているので、回転部材の突部が突設部に当接した瞬間から離れるまで円柱状の杵を上方に持上げるようにすることができ、円柱状の杵を周期的に上下動させることができ杵の位置がずれたりすることを防止することができる。また、回転軸と同軸上に第2の回転軸を設けるだけでよいので、他の回転軸を用いる必要がなく、回転軸に近接して円柱状の杵を設けることができる。従って、小型、省スペース化を図ることができる。
本発明の他の観点に係る羽根車装置貸出システムは、羽根車装置が発注されたか否かを判断する判断手段と、前記羽根車装置が発注されたと判断されたときに、前記発注された羽根車装置を搬送する手段とを具備することを特徴とする。
本発明では、羽根車装置が発注されたか否かを判断する判断手段と、羽根車装置が発注されたと判断されたときに、発注された羽根車装置を搬送する手段とを備えているので、発注者が羽根車装置を注文したか否かを、例えばコンピュータ等の判断手段により判断し、判断手段が発注されたと判断したときに、発注された羽根車装置を、例えば発注者の元に搬送することで、貸し出すことができる。ここで、搬送する手段とは、発注された羽根車装置を搬送する例えば人や車両等のことをいう。
本発明の一の形態によれば、前記搬送手段により搬送された羽根車装置を設置する設置手段を更に具備することを特徴とする。これにより、搬送手段により搬送された羽根車装置を設置する設置手段を更に備えているので、羽根車装置を例えば目的地に搬送した後に所望の設置場所に設置することができる。ここで、設置手段とは、例えば羽根車装置を組み立てる人等のことをいう。なお、人などが羽根車装置をスムーズに組み立て設置することができるようにするために設置マニュアルを有することが好ましい。
本発明の一の形態によれば、前記判断手段は、羽根車に当たるように流体を案内する流路部、前記流体を貯留可能な貯留槽及び前記貯留槽内の前記流体を前記流路部に送るポンプが発注されたか否かを判断することを特徴とする。これにより、判断手段は、羽根車に当たるように流体を案内する流路部、流体を貯留可能な貯留槽及び貯留槽内の流体を流路部に送るポンプが発注されたか否かを判断するので、発注の違いに応じて適宜異なる羽根車装置を搬送するようにすることができる。例えば判断手段が、流路部、貯留槽及びポンプが発注されたと判断したときには、羽根車、羽根車を回転可能に支持すると共に地面等の載置面に載置可能な載置部を有する支持部と共に、流路部、貯留槽及びポンプを解体して搬送するようにすればよい。一方、判断手段が、流路部、貯留槽及びポンプが発注されてないと判断したときには、羽根車及び支持部を解体して搬送するようにすればよい。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
(羽根車装置の構成)
図1は本発明に係る第1の実施形態の羽根車装置の概略斜視図、図2は図1の羽根車装置の側面図、図3は図1の羽根車装置の平面図である。なお、図2においては後述する支持部の図示を省略した。
本実施形態の羽根車装置1は、図1に示すように、羽根車2と、羽根車2を回転可能に支持する支持部3と、流体としての水を案内する流路部4と、流体としての水を貯留可能な貯留槽5と、貯留槽5に貯留された水を流路部4に送るポンプ6とを備えている。
羽根車2は、図1、図2に示すように、略ドーナツ形状を有している。羽根車2は、図2に示すようにドーナツ形状の羽根車本体7と、羽根車2の回転軸となる回転軸8とを備えている。
羽根車本体7は、羽根車本体7の中央に設けられ回転軸8が装着される装着部7Aと、羽根車本体7の外周部に、複数個(例えば16個)、等間隔に設けられた桶部7Bと、装着部7aに対して桶部7Bを支持する支柱7Cとを備えている。羽根車本体7の構成材料には、例えば木材が用いられている。羽根車本体7の直径は、例えば2m40cmとされている。なお、適宜羽根車本体の直径は、変更可能である。
装着部7Aは、例えば回転軸7を装着羽根車本体7に装着するための貫通孔が形成されており、この貫通孔に一本の回転軸8が挿入されている。なお、本実施形態では、装着部7Aに貫通孔が形成されている例を示したが、これに限定されず、回転軸8より短い回転軸を羽根車本体2の両側から別々に装着することができるように、例えば装着部に凹状部を2箇所形成し、これらの凹状部に回転軸を別々に挿入するようにしてもよい。
桶部7Bは、羽根車2の外周部に水を貯留するために用いられている。桶部7Bは、水により力を受ける羽7aと、桶部7Bの底壁を構成する底板部材7bと、羽7a及び底板部材7bを挟むように対向して設けられた側壁部材7cとを備えている。
羽7aは、水により力を受けることができるように、例えば底板部材7bに対して角度θとなるように設けられている。角度θは、例えば43度に設定することができる。すなわち、羽7aは、羽根車2の回転軸8よりZ方向で下側にある桶部7Bに水を貯留できるようにするために、羽根車2の回転方向Sに進むに連れ底板部材7bとの間隔が狭まるように設けられている。羽7aは、羽根車2の縁に近づくに連れ羽7の厚さが薄くなる尖状部7dを有している。尖状部7dは、図3に示すように、一方の側壁部材7c(図3中左側)から他方の側壁部材7c(図3中右側)に亘って設けられている。なお、尖状部は、対向する側壁7cの略中央部にのみ設けられているようにしてもよい。
底面部材7bは、羽根車2の外周より回転軸8側で羽根車2の周方向に沿うように桶部8の底部に設けられている。
側壁部材7cは、桶部7の両側面となる位置に対向して設けられている。各側壁部材7cの形状は、例えば略台形状を有している。
支柱7Cは、装着部7aと各桶部7Bとを結ぶように装着部7aから放射状に設けられている。なお、支柱7Cの数や桶部7Bの数は適宜変更可能である。
回転軸8は、例えば棒形状を有しており、羽根車本体7の装着部7Aに装着されている。回転軸8の長さは、羽根車本体7の直径や等に応じて適宜変更可能である。
支持部3は、羽根車2を回転可能に支持するように設けられている。支持部3は、図1に示すように載置面としての地面等に載置された載置部3aと、載置部3aを装着可能な脚部3bと、羽根車2の回転軸8を回転可能に軸支するベアリング3cとを備えている。
載置部3aは、例えば地面に載置することができるように図1、図3に示すように例えば略十字状、略矩形状、略円形状等の形状を有している。載置部3aは、地面等に載置される載置面を有している。載置面は、例えば平面状、凹凸面状である。凹凸面が地面に接触するように載置部3aが地面に載置されるときは、凹凸面の凸面が地面に埋設される。なお、載置部3aの載置面には、地面との摩擦力を大きくするための滑り止め部材を設けるようにしてもよい。これにより、羽根車2を支持する支持部3の位置が一定に保たれる。
載置部3aは、脚部3bに装着することが出来るように構成されている。例えば載置部3aは、脚部3bに対してネジ留めしたり、嵌合したりすることで着脱可能な構成とされている。
脚部3bは、羽根車2を安定的に支持することができるよう設けられている。例えば、載置面に近づくにつれ互いに離れるように設けられた脚9と、これらの脚9の上端部に固定された固定部材10とを備えている。なお、脚部3bの形状、脚数、載置面に対する脚9の配設角度等については特に限定されない。例えば、略V字状、略U字状の脚部を用いるようにしてもよい。
ベアリング3cは、羽根車2の回転軸8を回転可能に軸支するように例えば固定部材10の上に設けられている。
流路部4は、羽7aに当たるように水を案内するように設けられている。すなわち、例えば、図2に示すように流路部4の一端部はポンプ6に接続されている。流路部4は、図2に示すように例えば載置面に対して垂直上方に羽根車2より高い位置まで設けられている。流路部4の他端部(第2の流出部)は、例えば羽根車2の中心の回転軸7の位置を越えて前方側にまで設けられている。流路部4の他端部には、羽根車2の上部の羽7aに当たるように水を流出させる流出口4aが形成されている。なお、流路部4の流出口4aの位置は、図2、図3に示すX方向に適宜変更することで、羽根車2の回転方向S、回転速度が制御される。
流路部4の他端部には、図1に示すように、羽7aに当たってはじかれた水が飛散することを抑制する飛散抑制部材13が設けられている。飛散抑制部材13は、図1に示すように例えば略矩形状の形状を有している。飛散抑制部材13は、流路部4の流出口4aから流出した水が回転軸8の周りに回転する羽根車2の羽7aに最初に当たる位置の近くで、流路部4の他端部を両側から挟み込むように対向して設けられている。なお、飛散抑制部材13の構成材料には、美観を損ねることを防止するために例えばアクリル樹脂等の透明材料が用いられている。また、飛散抑制部材13の形状については、矩形に限定されず、例えば円形状や他の多角形状であってもよい。
貯留槽5は、図1に示すように流路部4の流出口4aから流出した水を貯留できるように羽根車2の下方で例えば載置面に載置されている。図3に示すように、貯留槽5のXY平面での面積は、例えば羽根車2のXY平面での面積より大きく設定されている。特に、図3に示すように、羽根車2の回転により、桶部Bの中の水が流出する側(図3の下側)においては、水の飛散を防止するために貯留槽5のXY平面での面積を大きくすることが好ましい。
貯留槽5は、貯留した水11を貯留槽5の外部へ流出させる流出部5aを備えている。流出部5aは、例えば、羽根車2の下端部が貯留槽5に貯留された水11に浸漬される深さh1を制御するために貯留槽5の側壁に形成された開口部である。流出部5aは、深さh1が所定値を超えたときに(例えば羽根車2の直径の5%以上を超えたときに)、貯留槽5aに貯留された水11を流出させることができるように設けられている。例えば貯留槽5aの内底面から流出部5aの開口の底辺5bまでの深さが深さh2に設定されている。これにより、水11の水位が深さh2を超えたときに、水11が流出部5aの開口から流出し、例えば羽根車2の回転時に図2に示すように羽根車2の下端部が深さh1だけ水11に浸漬された状態が保たれる。
ポンプ6は、貯留槽5に貯留された水11を流路部4に送ることができるように、貯留槽5の中に載置されている。
(羽根車装置の製造方法)
次に、本実施形態に係る羽根車装置1の製造(組立)方法について図面を参照しながら説明する。
図4は第1の実施形態の羽根車装置1の製造(組立)工程を示すフローチャートである。
まず、羽根車本体7の装着部7Aの貫通孔に回転軸8を挿入する(S1)。これにより、羽根車2を製造する。一方、脚部3bに載置部3aを例えばネジ留め等により固定する(S2)。これにより、支持部3を製造する。続いて、羽根車2を貯留槽5の上方に位置させておき、回転軸8を、支持部3のベアリング3cにより軸支する(S3)。これにより、羽根車2が支持部3に支持されて回転軸8を軸として回転可能となる。続いて、ポンプ6を貯留槽5内に設け流路部4をポンプ6に接続する等する(S4)。そして、貯留槽5内に水を貯留する(S5)。
(羽根車装置の動作)
次に、羽根車装置1の動作について図面を参照しながら説明する。
まず、外部から貯留槽5内に、水位が一定(例えば水11の深さh2)となるように、水11を貯留し、羽根車2の下端部を水11に深さh1だけ浸漬させる。
ポンプ6を駆動し貯留槽5内の水11を流路部4内に吸い込む。吸い込まれた水は、流路部4内を流動し、流出口4aから流出する。
流出口4aから流出した水は、羽根車2の羽7aに当たると共に、桶部7Bに貯留される。羽根車2は、流出口4aから流出した水から羽7aが受ける力と、桶部7Bに貯留された水による力とで、回転軸8を軸として回転方向Sに回転する。これにより、羽7aに次々と流出口4aから流出した水が当たると共に、桶部7B内に次々と水が貯留される。
桶部7Bに貯留された水は、羽根車2の回転に伴い、桶部7Bから流出するが、図2に示すように羽根車2の回転軸8よりZ方向で下側にある桶部7Bにも水が貯留された状態となる。これにより、羽根車2の回転軸8よりZ方向で下側にある桶部7B内の水による力で羽根車2は、より大きな回転力を得ることになる。桶部7Bから流出した水は、貯留槽5内に再び貯留される。
貯留槽5内に、適宜一定量(例えば流出口4aから流出したりした分)の水を外部から補給するようにすることで、貯留槽5内の水11は、貯留槽5の流出部12により、水位が一定(深さh2)に保たれる。これにより、羽根車2の下端部が水11に浸漬される深さh1が一定に保たれる。
このように本実施形態によれば、水により力を受ける羽7aと、回転軸8とを有する羽根車2と、載置面に載置可能な載置部3aを有し、羽根車2を回転軸8の周りに回転可能に支持する支持部3とを備えているので、羽根車装置1を設置するときに、支持部3により羽根車2を支持した状態で例えば地面等に載置部3aを載置することで、羽根車装置1を容易かつ安全に設置することができると共に、羽根車装置1の設置位置を変更するときには、支持部3が地面等に埋め込まれておらず地面等に載置されているので、例えば容易に羽根車装置1を移動させることができる。従って、羽根車装置1を特定の位置ではなく所望の位置に移動させて設置することができる。
また、支持部3は、載置部3aを着脱可能な脚部3bを有るので、例えば脚部3bに載置部3aを装着することで、簡単に支持部3を組み立てることができると共に、羽根車装置1を移動させるときには、逆に、支持部3を脚部3bと、載置部3aとに分解し持ち運びやすくコンパクトにすることで、スペースをとらずに羽根車装置1を分解して移動させることができる。
このように、羽根車装置1は、容易に組立、解体することで、容易に所望の場所に移動させることができる。例えば、祭り等のイベント会場、学校等の教育機関、過疎地域等に移動して設置することができる。
更に、羽根車2の羽7aに当たるように水を案内する流路部4を更に備えるので、例えば流路部4に水を流すことで、流路部4により水を案内し羽7aに当て、羽根車2を回転させることができる。
また、流路部4の流出口4aから流出した水を貯留可能でありかつ載置面に載置可能な貯留槽5と、貯留槽5に貯留された水を流路部4に送るポンプ6とを備えているので、流路部4の流出口4aから流出した水を貯留槽5に貯留し、貯留した水をポンプ6により流路部4に送り、再び水を流路部4流すことで、羽根車2の羽7aに水を当て、羽根車2を回転軸8の周りに回転させることができる。このように、同じ水を循環させて用いることができるので、例えば所定量の水を用いて長時間に亘って羽根車2を回転させることができる。ここで、所定量とは、羽根車2の大きさ及び貯留槽5の大きさにより適宜変更可能である。
更にまた、羽根車2の下端部は、貯留槽5に貯留された水11により浸漬されるので、例えば羽根車2の下端部と、羽根車2の下端部を浸漬させる水11との摩擦力により、羽根車2の回転速度を調整することができる。例えば、流路部4の流出口4aから流出する水の量が一定の場合には、羽根車2が水に浸漬されていないときは、羽根車2の回転速度が時間と共に増加するのに対して、羽根車2が水11に浸漬されているので、水11に浸漬する羽根車2の下端部の深さh1を調整することで、羽根車2の回転速度を例えば安全な回転速度で一定に保つことができる。
更にまた、貯留槽5は、羽根車2の下端部が貯留槽5に貯留された水11に浸漬される深さh1を制御するための流出部5aを有するので、流出部5aにより羽根車2の下端部が水11に浸漬された深さh1を増減させることで、羽根車2の回転速度を適宜変更することができる。
流出部5aは、深さh1が所定値を超えたときに、貯留槽5に貯留された水11を流出させる開口部を有するので、羽根車2の直径の例えば10%以上が貯留槽5に貯留された水11に浸漬されたとき、貯留槽5に貯留された水11を開口部から流出させるようにすることで、羽根車2の回転速度を略一定に制御することができる。なお、流出部5aの形状については、矩形に限定されず、例えば、貯留槽5の側壁に凹状部を形成するようにしてもよい。
また、例えば、流路部4の流出口4aから流出した水が回転軸8の周りに回転する羽根車2の羽7aに最初に当たる位置の近くで羽根車2を両側から挟むように配設された飛散抑制部材13を備えるので、羽7aにはじかれて例えば羽根車2の外に飛散する水が、羽根車装置1の近くにいる人に降りかかることを防止することができる。
流路部4は、他端部に、羽根車2の上部の羽7aに当たるように水を流出させる流出口4aが形成されており、羽7aは、羽根車2の縁に近づくに連れ薄くなる尖状部7cを有するので、流出口4aから流出した水が、回転する羽7aに当たる面積を減少させることができ、羽7aに当たって飛散する水の量を減少させることができる。
更に、羽根車2は、羽根車2の外周部に、水を貯留するための複数の桶部7Bを備えているので、桶部7Bに貯留された水に働く重力により大きな回転力を得ることができると共に、桶部7Bは、羽7aと、羽根車2の外周より回転軸8側で羽根車2の回転方向Sに沿うように桶部7Bの底部に設けられた底板部材7bを有し、羽7aは、羽根車2の回転方向Sに進むに連れ底板部材7cとの間隔が狭まるように底板部材7cに対して例えば角度θで傾斜して設けられているので、例えば羽根車2の回転軸8の上側にある桶部7Bに貯留された水にかかる重力により羽根車2を回転させ、羽根車2の回転軸より下側に桶部7Bが位置したときに、この下側の桶部7Bに水を貯留しておくことができ、この下側の桶部7Bに貯留された水にかかる重力により羽根車2を効率的に回転させることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態の羽根車装置について説明する。なお、本実施形態以降の実施形態においては、上記実施形態と同一の構成部材等には同一の符号を付しその説明を省略し、異なる箇所を中心に説明する。
図5は第2の実施形態の羽根車装置の外観斜視図である。
本実施形態の羽根車装置20は、第1の実施の形態の羽根車装置1に加えて、穀物を加工可能な加工部30を備えている。
加工部30は、回転軸8と同軸上に回転軸8と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸21と、第2の回転軸20と一体に回転可能に設けられた回転部材22と、第2の回転軸21と軸方向を同じにして略並行に設けられた支軸23と、回転する回転部材22に押下されて周期的に支軸23を軸として回動可能に設けられた杵24と、杵24とで穀物を加工可能な臼25とを備えている。
第2の回転軸21は、その一端部が回転軸8の端部に図示を省略したジョイント部材により結合されている。なお、第2の回転軸21他端部側は、図示を省略した支持部材により回転可能に支持されていることが好ましい。載置面Eからの第2の回転軸21の高さは高さh3に設定されている。
回転部材22は、第2の回転軸21の軸方向に直交する4方向に突設されている。なお、回転部材22の本数や形状等については、これに限定されず、例えば、本数を増やすことで、第2の回転軸21が一回転するうちに杵24を押圧する回数を増やすようにしてもよい。
支軸23は、図示を省略した支持部材により回動可能に支持されている。載置面Eからの支軸23の高さは高さh4に設定されている。高さh4は、高さh3より低く設定されている。
杵24は、図5、図6に示すように、その一端部が、回転する回転部材22に押下されることで、支軸23を軸として回動可能に設けられている。
臼25は、臼25内の例えば穀物を、回動する杵24による粉砕することができるように例えば図示を省略した支持台に設置されている。なお、穀物としては、米、もち米、そば粉、粟等を例示することができ、他の穀物にも適用可能である。
羽根車装置20の動作について図面を参照しながら説明する。
図6は図5に示す羽根車装置20の加工部30の動作説明図である。
まず、回転軸8と一体に第2の回転軸21が矢印T方向に回転すると、回転部材22が矢印T方向に回転する。杵23の一端部は、回転する回転部材22により押下され、杵23は、支軸23を軸として矢印U方向に回動する。これにより、杵24の他端部が持ち上げられる。回転部材22の回転に伴い回転部材22が杵24の一端部から離れると、杵24は、図6で点線で示す位置に回動し、臼25の穀物等を加工する。
このような構成によれば、回転軸8と同軸上に回転軸8と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸21と、第2の回転軸21と一体に回転可能に設けられた回転部材22と、第2の回転軸22と軸方向を同じにして略並行に設けられた支軸23と、回転する回転部材22に押下されて周期的に支軸23を軸として回動可能に設けられた杵24と、杵24とで穀物を加工可能な臼25とを備えているので、回転軸8の回転に連動して回転部材22を回転させ、回転する回転部材22により杵24の一端部を周期的に矢印T方向に押下し、杵24を支軸23を軸として周期的に回動させて、臼25の中の例えば穀物等を杵24で打つことで加工することができる。
また、従来の製粉機で加工する場合に比べて、穀物を製粉するときに、熱等の発生が少ないため、風味が逃げず、香り豊かな加工品を得ることができる。
なお、第2の実施形態では、図6に示すように支軸23の高さh4が第2の回転軸21の高さh3より低く設定されている例を示したが、これに限定されず、例えば、図7に示すように、載置面Eからの回転軸8及び第2の回転軸21の高さh3が、支軸23の高さh4より高くなるようにすることが好ましい。これにより、杵24の他端部をより載置面Eより高い位置に上げることができるようになり、穀物を効率的に加工することができるようになる。
また、支軸23から伸びる杵24の一端部(回転部材22に押下される側の端部)の長さをより長くすることで、回転部材22の回転時に、回転部材22が杵24の一端部をより下方に押下することができるようになる。すなわち、杵24の他端部をより高い位置まで持ち上げることができるようになる。従って、杵24により効率的に穀物を粉砕することができるようになる。
なお、本実施形態では、支軸23を軸として回動可能に設けられた杵24等を有する加工部30を備える例を示したが、加工部30の代わりに、例えば、図8に示すように、上下動可能な円柱状の杵71を有する加工部70を備えるようにしてもよい。
図8に示すように、円柱状の杵70は上下動可能に設けられている。すなわち、例えば杵70が鉛直方向に上下動するように案内するためのガイド部材72が、例えば杵70の上部に近接して設けられている。ガイド部材72は、例えば、杵70を囲むような円筒状部材や杵70が貫通する孔が形成された板状部材が用いられている。杵70の側面には突設部71が例えば杵70に対して直角に突設されている。
第2の回転軸21は、回転軸8と同軸上に回転軸8と一体に回転可能に図示しないジョイント部材等により結合して設けられている。第2の回転軸21には、軸方向に直交する方向に回転部材73が突設されている。回転部材73は、第2の回転軸21に交わるように設けられている。回転部材73は、第2の回転軸21の回転と一体的に回転可能である。回転部材73の長さは、杵70を持上げる高さに応じて適宜変更可能である。回転部材73の第2の回転軸21側とは反対側の端部には、回転部材73の回転方向に突部74が突設されている。突部74は、第2の回転軸21の回転による回転部材73の回転により突設部71を下方から持上げるように突設部71に当接するように構成されている。突部74は、回転部材73の両端部において、回転方向に互いに逆向きに突設されている。
このような構成によれば、回転部材73は、第2の回転軸21と一体に回転可能に設けられており、回転により突設部71を下方から持上げるように突設部71に当接する突部74を備えている。このため、回転部材73の突部74が突設部71に当接した瞬間から離れるまで円柱状の杵70を上方に持上げるようにすることができ、杵70を周期的に上下動させることができ杵70の位置がずれたり、ガイド部材72や回転部材73等に余計な負荷がかかったりすることを防止することができる。また、回転軸8と同軸上に第2の回転軸21を設けるだけでよいので、他の回転軸を用いる必要がなく、回転軸8に近接して杵70を設けることができる。従って、小型、省スペース化を図ることができる。
また、上下に重ねて設けられた略円柱状の上臼と下臼とからなる石臼を用いて穀物を切断するときに、例えば上臼を回転させるための動力源として、上記羽根車装置1等を用いるようにしてもよい。例えば回転軸8にジョイント部材を介して第2の回転軸21を結合し、第2の回転軸21にプーリを介してベルトを巻き掛け更にこのベルトをねじって上臼に巻き掛けることで、回転軸8の回転力を上臼に伝達するようにしてもよい。このとき、プーリの直径を調整することで、上臼の回転速度を調整することができる。
更に、わたあめ製造装置の回転軸を、同様にプーリ及びベルト等を用いることで、高速回転させるようにしてもよい。同様に、プーリの直径を調整することで、回転軸の回転速度を調整することができる。このように羽根車装置1等の回転軸8の回転力を多種多様な機器の回転部材の動力源とすることができる。
次に、本発明に係る第1の変形例の羽根車装置について図面を参照しながら説明する。上記実施形態では、羽根車2のZ方向の上部の羽7aに当たるように水を流出させる流出部4aが設けられている例を示したが、本変形例の羽根車装置40の流路部41は、図9に示すように、羽根車2のZ方向の中央部の羽7aに当たるように水を流出させる流出部42aを備えている。このような構成によれば、流出部42aが羽根車2の上方に設けられずZ方向で羽根車2の中央部に設けられているので、流出部42aから流出した水が羽7aに当たって飛散する水や桶部7Bから流出した水が貯留槽5内の水に当たって飛散する水の量を減少させることができる。
次に、本発明に係る第2の変形例の羽根車装置について図面を参照しながら説明する。上記実施形態では、羽根車2のZ方向の上部の羽7aに当たるように水を流出させる流出部4aが設けられている例を示したが、本変形例の羽根車装置50の流路部51は、図10に示すように、羽根車2のZ方向の下部の羽7aに当たるように水を流出させる流出部52aを備えている。本変形例においては、羽7aは、底面部材7bに対して直交して設けられている。このような構成によれば、流出部52aが羽根車2の上方に設けられずZ方向で羽根車2の下部に設けられているので、流出部52aから流出した水が羽7aに当たって飛散しても、貯留槽5から飛散することがない。従って、羽根車装置50の近くにいる人に水が降りかかることを防止することができる。また、飛散抑制部材13等を設ける必要がないので、低コスト化を図ることができる。
なお、上記実施形態及び変形例では、水源として、例えば水道水や河川の水を貯留槽5内に貯留する例を示した。しかし、これに限定されず、例えば全国各地の川等を跨ぐように支持部3の載置部3aを配設することで、川の水を羽7aで受け回転軸8を軸として羽根車2を回転させるようにしてもよい。このように、本発明に係る羽根車装置1等は、支持部3と、羽根車2とのみを用いることもできる。この場合には、羽根車装置をより容易に移動させることができる。
また、上記第2の実施形態では、第2の回転軸21に1箇所に回転部材22が設けられ回転部材22に対応して杵24、臼25がそれぞれ1個もうけられている例を示したが、回転部材22、杵24及び臼25等の個数はこれに限定さない。例えば、第2の回転軸21の長さをより長くしたり、第2の回転軸21をジョイント部材により結合したりすることで、複数箇所に回転部材22、杵24及び臼25を配設するようにしてもよい。これにより、例えば教育現場等において少人数化に対応でき、商業施設等においては、より効率化を図ることができる。
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図11は、本発明に係る羽根車貸出システムを示すブロック図である。
羽根車装置貸出システム60は、羽根車装置1が発注されたか否かを判断する判断手段としてのコンピュータ61と、羽根車装置1が発注されたと判断されたときに、発注された羽根車装置1を搬送する搬送手段62と、搬送手段62により搬送された羽根車装置1を設置する設置手段63と、貸出終了時に羽根車装置1を解体回収する解体回収手段64とを備えている。
コンピュータ61は、例えばインターネット、郵送、電話等による発注者からの注文情報により、例えば羽根車装置1、20、40及び50のうちいずれの羽根車装置が発注されたかを判断する。ここで、発注情報とは、例えば、流路部4、貯留槽5及びポンプ6が発注されたか否かの情報、羽根車2の大きさの情報、貸出期間、貸出個数、貸し出し先(目的地)等の情報をいう。
搬送手段62は、例えば解体した羽根車装置1を搬送する人や軽トラック、列車等である。設置手段63及び解体回収手段64は、例えば羽根車装置1を搬送した人等である。なお、人等が羽根車装置1をスムーズに組み立て設置することができるようにするために設置マニュアルを、発注者に貸し出し、発注者が設置及び解体作業を行うようにしてもよい。
このようなシステムによれば、羽根車装置1が発注されたか否かを判断するコンピュータ61と、羽根車装置1が発注されたと判断されたときに、発注された羽根車装置1を搬送する搬送手段62とを備えているので、発注者が羽根車装置1を注文したか否かを、例えばコンピュータ61等により判断し、コンピュータ61が発注されたと判断したときに、発注された羽根車装置1を、例えば発注者の元に人等が軽トラック等により搬送することで、貸し出すことができる。
また、人等が軽トラック等の搬送手段62により搬送された羽根車装置1を設置する設置手段63を更に備えているので、羽根車装置1を例えば目的地に搬送した後に所望の設置場所に設置することができる。なお、人等が羽根車装置1をスムーズに組み立て設置することができるようにするために設置マニュアルを準備することが好ましい。
更に、コンピュータ61は、羽根車2に当たるように水を案内する流路部4、水を貯留可能な貯留槽5及び貯留槽5内の水を流路部4に送るポンプ6が発注されたか否かを判断することができるので、発注の違いに応じて適宜異なる羽根車装置1、40、50等を搬送するようにすることができる。例えばコンピュータ61が、流路部4、貯留槽5及びポンプ6が発注されたと判断したときには、羽根車2、羽根車2を回転可能に支持すると共に地面等の載置面に載置可能な載置部3aを有する支持部3と共に、流路部4、貯留槽5及びポンプ6を解体して搬送するようにすればよい。一方、コンピュータ61が、流路部4、貯留槽5及びポンプ6が発注されてないと判断したときには、羽根車2及び支持部3を解体して搬送するようにすればよい。このように、発注情報に応じて、適宜必要な部品を搬送することができるので、搬送作業が効率的かつ容易となる。
なお、例えば全国各地の配送拠点のうち搬送先に最も近い搬送拠点から随時、搬送手段62である車両等により、羽根車装置1等を搬送するようにすることが好ましい。
本発明に係る第1の実施形態の羽根車装置の概略斜視図である。 図1の羽根車装置の側面図である。 図1の羽根車装置の平面図である。 第1の実施形態の羽根車装置の製造(組立)工程を示すフローチャートである。 第2の実施形態の羽根車装置の外観斜視図である。 図5に示す羽根車装置の加工部の動作説明図である。 第2の実施形態の加工部の変形例の動作説明図である。 第2の実施形態の加工部の別の変形例の動作説明図である。 弟1の変形例の羽根車装置の側面図である。 弟2の変形例の羽根車装置の側面図である。 本発明に係る羽根車装置貸出システムのブロック図である。
符号の説明
1、20 羽根車装置、二 羽根車、3 支持部、3a 載置部、3b 脚部、4 流路部、4a 流出部(第2の流出部)、5 貯留槽、5a 流出部(制御部)、6 ポンプ、7a 羽、7b 板状部材、7d 尖状部、7B 桶部、8 回転軸、11 水、13 飛散抑制部材、21 第2の回転軸、22 回転部材、23 支軸、24 杵、25 臼、70 杵、71 突設部、73 回転部材、 74 突部、 E 載置面、h1 深さ

Claims (15)

  1. 流体により力を受ける羽と、回転軸とを有する羽根車と、
    載置面に載置可能な載置部を有し、前記羽根車を前記回転軸の周りに回転可能に支持する支持部と
    を具備することを特徴とする羽根車装置。
  2. 前記支持部は、前記載置部を着脱可能な脚部を有ることを特徴とする請求項1に記載の羽根車装置。
  3. 前記羽根車の前記羽に当たるように前記流体を案内する流路部を更に具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の羽根車装置。
  4. 前記流路部から流出した流体を貯留可能でありかつ載置面に載置可能な貯留槽と、
    前記貯留槽に貯留された流体を前記流路部に送るポンプと
    を更に具備することを特徴とする請求項3に記載の羽根車装置。
  5. 前記羽根車の下端部は、前記貯留槽に貯留された流体により浸漬されることを特徴とする請求項4に記載の羽根車装置。
  6. 前記貯留槽は前記羽根車の下端部が前記貯留槽に貯留された流体に浸漬される深さを制御するための制御部を有することを特徴とする請求項5に記載の羽根車装置。
  7. 前記制御部は、前記深さが所定値を超えたときに、前記貯留槽に貯留された流体を流出させる第1の流出部を有することを特徴とする請求項6に記載の羽根車装置。
  8. 前記羽に当たってはじかれた流体が飛散することを抑制する飛散抑制部材を更に具備することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか一項に記載の羽根車装置。
  9. 前記回転軸と同軸上に前記回転軸と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸と、
    前記第2の回転軸と一体に回転可能に設けられた回転部材と、
    前記第2の回転軸と軸方向を同じにして略並行に設けられた支軸と、
    回転する前記回転部材に押下されて周期的に前記支軸を軸として回動可能に設けられた杵と、
    前記杵とで穀物を加工可能な臼と
    を更に具備することを特徴とする請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の羽根車装置。
  10. 前記流路部は、前記羽根車の上部の前記羽に当たるように前記流体を流出させる第2の流出部を有し、
    前記羽は、前記羽根車の縁に近づくに連れ薄くなる尖状部を有することを特徴とする請求項3から請求項9のうちいずれか一項に記載の羽根車装置。
  11. 前記羽根車は、該羽根車の外周部に前記流体を貯留するための複数の桶部を有し、
    前記桶部は、
    前記羽と、
    前記羽根車の外周より前記回転軸側で前記羽根車の周方向に沿うように該桶部の底部に設けられた板状部材とを有し、
    該羽は、前記羽根車の前記回転軸より下側にある桶部に前記流体を貯留可能とするために、前記羽根車の回転方向に進むに連れ前記板状部材との間隔が狭まるように前記板状部材に対して傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載の羽根車装置。
  12. 突設部を有し上下動可能に設けられた円柱状の杵と、
    前記回転軸と同軸上に前記回転軸と一体に回転可能に設けられた第2の回転軸と、
    前記第2の回転軸と一体に回転可能に設けられ、該回転により前記突設部を下方から持上げるように該突設部に当接する突部を有する回転部材と
    を具備することを特徴とする請求項1から請求項8に記載の羽根車装置。
  13. 羽根車装置が発注されたか否かを判断する判断手段と、
    前記羽根車装置が発注されたと判断されたときに、前記発注された羽根車装置を搬送する手段と
    を具備することを特徴とする羽根車装置貸出システム。
  14. 前記搬送手段により搬送された羽根車装置を設置する設置手段を更に具備することを特徴とする請求項13に記載の羽根車装置貸出システム。
  15. 前記判断手段は、羽根車に当たるように流体を案内する流路部、前記流体を貯留可能な貯留槽及び前記貯留槽内の前記流体を前記流路部に送るポンプが発注されたか否かを判断することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の羽根車装置貸出システム。
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