JP2013126702A - 工作機械における工具ホルダの位置決め装置 - Google Patents

工作機械における工具ホルダの位置決め装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転工具用の工具ホルダのシャンク及び固定工具を保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダのシャンクを旋盤等の工作機械の刃物台の所定位置に形成されたシャンク挿入穴に取り付ける際に、その位置決めを高精度に調整でき、かつ着脱時の繰返し精度を改善した工作機械における工具ホルダの位置決め装置を提供する。
【解決手段】工具ホルダ2のシャンク位置決め機構5は、前記シャンク挿入穴4をシャンク挿入端末側4aから同一径のストレート穴部4xと、このストレート穴部4xから連続し、かつシャンク挿入開口部側4bに向かって順次拡径したテーパ穴部4yとで形成すると共に、このシャンク挿入穴4の形状に対応して、前記工具ホルダ2のシャンク2aを、先端側から同一径のストレートシャンク部2xと、このストレートシャンク部2xに連続して工具ホルダ2のヘッド6側に向かって順次拡径するテーパシャンク部2yとで構成してある。
【選択図】図2

Description

この発明は、工作機械における工具ホルダの位置決め装置に係わり、更に詳しくはドリルやエンドミル等の回転工具を保持して穴あけやミーリング等の切削加工に使用する回転工具用の工具ホルダのシャンク及びバイト等の固定工具を保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダのシャンクを旋盤等の工作機械の刃物台の所定位置に形成されたシャンク挿入穴に取り付ける際、その位置決めを高精度に調整でき、かつ着脱時の繰返し精度を改善した工作機械における工具ホルダの位置決め装置に関するものである。
旋盤等の工作機械によりワーク(加工対象物)に対して精度良く加工を行うには、回転工具用の工具ホルダ及び切削工具用の工具ホルダを旋盤等の刃物台に正確に位置決めする必要がある。この位置決めを正確に行うために、従来から刃物台には工具ホルダの位置決め装置が設けられている。
従来の位置決めするための技術としては、例えば、(1).位置決めピンと位置決め穴で形成した旋盤用工具ホルダの発明(例えば、特許文献1参照)、(2).工具ホルダと刃物台との位置決めをより精度良く行うために凹凸部を複数個のキー溝とキーとで形成した刃物台の発明(例えば、特許文献2参照)が提案されている。しかしながら、これらの発明は、位置決め精度を上げるためキーとキー溝との間の間隙を最小限に抑え、かつ取付け易さを考慮して微小の間隙を設けているため、位置決め精度及び繰り返し精度が良くないと言う問題があった。
また、その他に(3).位置決めキーと位置決めブロックで形成し、位置決めキー側に弾性変形用の溝を設け、嵌合時の隙間を無くし、工具ホルダを繰り返し脱着する時の位置精度を改善した工作機械の刃物台の発明(例えば、特許文献3参照)や、(4)カービックカップリングを利用した回転角度位置を調整することが出来る刃物台の発明(例えば、特許文献4参照)等が提案されている。
通常、工具ホルダの工具保持部に装着した工具は、切削加工等の前に機械上でテストインジケータを工具先端部に押し当て位置精度を測定し、精度が良い場合のみ切削加工等にとりかかる。また精度が悪い場合には、工具ホルダの工具を精度良くなるまで着脱操作を繰り返して行う。また、ケーシングを外部から叩く等して傾きを調整している。
しかしながら、上記のような従来の位置決めの技術の場合、上記(1)、(2)の発明では、位相方向の位置決め精度を上げるためキーとキー溝との間の間隙を最小限に抑えており、取付け易さを考慮して微小の間隙を設けているため、位置決め精度や繰り返し精度が極めて悪いと言う問題があった。
また、その他に、取り付け部のシャンクに対して、工具保持部が同一軸線上の回転工具ホルダの場合には、同心度が重要になると考えられる。しかし上記のような従来の技術では、位相方向の位置決めが必要な工具ホルダと同様に、取り付け部のシャンクをストレートとしているため、微小の隙間により位置決め精度及び繰り返し精度が良くないと考えられる。
また、上記(3)の従来の発明の場合には、位置決めキー(凹部)と位置決めブロック(凸部)で形成させ、位置決めキー(凹部)に弾性変形用の溝を設け嵌合時の隙間を無くし、工具ホルダを繰り返し脱着する時の工具の位置精度は改善される。しかし、位置決めキー(凹部)及び位置決めブロック(凸部)を組み込むための溝加工や位置決めキー(凹部)に設けられている弾性変形用の溝加工は、製作上において精度良く加工することは難しいと言う問題があった。更に、嵌合箇所に平行な面で受けているため装着がし難いと言う問題も考えられる。
更に、上記(4)の従来の発明の場合には、カービックカップリングを利用し、回転角度位置を調整することが出来る半面、カービックカップリングの製作上の難しさやコストアップとなる問題があった。
特開2003−181743号公報 特開2006−167862号公報 特開2010−240765号公報 特開2006−192550号公報
この発明はかかる従来の課題に着目し、回転工具用の工具ホルダのシャンク及び固定工具を保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダのシャンクを旋盤等の工作機械の刃物台の所定位置に形成されたシャンク挿入穴に取り付ける際に、その位置決めを高精度に調整でき、かつ着脱時の繰返し精度を改善した工作機械における工具ホルダの位置決め装置を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、工作機械の刃物台に回転工具を保持する工具ホルダのシャンク及び固定工具を保持する工具ホルダのシャンクを装着させるためのシャンク挿入穴を形成し、前記シャンク挿入穴に、シャンク位置決め機構を介して前記工具ホルダのシャンクを着脱可能に装着するように構成して成る工作機械における工具ホルダの位置決め装置であって、前記工具ホルダのシャンク位置決め機構は、前記シャンク挿入穴をシャンク挿入端末側から同一径のストレート穴部と、このストレート穴部から連続し、かつシャンク挿入開口部側に向かって順次拡径したテーパ穴部とで形成すると共に、このシャンク挿入穴の形状に対応して、前記工具ホルダのシャンクを、先端側から同一径のストレートシャンク部と、このストレートシャンク部に連続して工具ホルダのヘッド側に向かって順次拡径するテーパシャンク部とで構成したことを要旨とするものである。
ここで、前記工作機械の刃物台に、所定の間隔を隔てて複数のシャンクを装着させるためのシャンク挿入穴を形成し、前記刃物台の取付面と工具ホルダの取付面との間に、着脱可能なアダプタを介在させて取り付けることも可能である。
また、前記回転工具を保持する工具ホルダ及び固定工具を保持する工具ホルダが、工具ホルダのシャンクを回転駆動する駆動軸と同一軸線上のストレートタイプの工具ホルダまたは回転駆動する駆動軸と交差するアングルタイプの工具ホルダである。
また前記刃物台またはアダプタの取付面と、工具ホルダの取付面との間に、芯ズレ及び位相ズレの調整を行う位置決めピンを設けることも可能であり,更に前記工作機械の刃物台が、外周面に複数本の工具ホルダを着脱自在に取り付けられる多角柱状のタレット刃物台である。
この発明は、上記のように工作機械の刃物台に回転工具を保持する工具ホルダのシャンク及び固定工具を保持する工具ホルダのシャンクを装着させるためのシャンク挿入穴を形成し、前記シャンク挿入穴に、シャンク位置決め機構を介して前記工具ホルダのシャンクを着脱可能に装着するように構成して成る工作機械における工具ホルダの位置決め装置であって、前記工具ホルダのシャンク位置決め機構は、前記シャンク挿入穴をシャンク挿入端末側から同一径のストレート穴部と、このストレート穴部から連続し、かつシャンク挿入開口部側に向かって順次拡径したテーパ穴部とで形成すると共に、このシャンク挿入穴の形状に対応して、前記工具ホルダのシャンクを、先端側から同一径のストレートシャンク部と、このストレートシャンク部に連続して工具ホルダのヘッド側に向かって順次拡径するテーパシャンク部とで構成したので、以下のような優れた効果を奏するものである。(a).工具ホルダのシャンクを旋盤等の工作機械の刃物台の所定位置に形成されたシャ
ンク挿入穴に取り付ける際に、その位置決めを高精度に調整でき、作業性及び生 産性の向上を図ることが出来る。
(b).従来のカービックカップリング等の位置決め機構に比べて、製作上簡易で安価に 製作できる。
(c).工具ホルダと刃物台との間にアダプタを介在させる場合には、脱着作業の繰り返 し等による傷や摩耗に対して、高価な刃物台を交換することなくアダプタを交換 すれば良いため、経済的である。
(d).刃物台またはアダプタの取付面と、工具ホルダの取付面との間に、芯ズレ及び位
相ズレの調整を行う位置決めピンを設けることで、位置決め精度及び繰り返し精 度を改善することが出来る。また、弾性体ピンとその反対側のピンに偏芯ピン等 の調整機構を設けることにより、単体精度(部品加工精度)が悪くても位置調整 することにより調整作業を改善することが出来る。
この発明を実施した工作機械における刃物台の側面図である。 回転工具を保持する回転工具ホルダに駆動軸と同一軸線上のストレートシャンクを取り付けた図1のA−A矢視拡大断面図である。 図2の右側側面図である。 図2の実施形態においてアダプターを取り外した状態の図2と同様な図である。 図4の右側側面図である。 回転工具を保持する回転工具ホルダに駆動軸と交差(直交)するアングルタイプの工具ホルダを取り付けた図1のB−B矢視拡大断面図である。 図6の平面図である。 図6の右側側面図である。 図6の実施形態においてアダプターを取り外した状態の図4と同様な図である。 図9の平面図である。 図9の右側側面図である。 固定工具ホルダに固定工具を取り付けた図1のC−C矢視拡大断面図である。 図12の平面図である。 図12の右側側面図である。 図12の実施形態においてアダプターを取り外した状態の図4と同様な図である。 図15の平面図である。 図15の右側側面図である。 固定工具を保持する固定工具ホルダに駆動軸と交差(直交)するアングルタイプの工具ホルダを取り付けた図1のD−D矢視拡大断面図である。 図18の平面図である。 図18の右側側面図である。 図18の実施形態においてアダプターを取り外した状態の図4と同様な図である。 図21の平面図である。 図21の右側側面図である。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明を実施した旋盤等の工作機械における多角形状の刃物台の側面図を示し、1は工作機械に取り付けられた刃物台(この実施形態ではタレット刃物台を示す)を示し、この多角形状(この実施形態では12角形であるが、形状は特に限定されない)の刃物台の外周面には、所定の間隔を隔てて複数種類のドリルやエンドミル等の回転工具T1を締め付けナットTaを介して保持して穴あけやミーリング等の切削加工に使用するまた、バイト等の固定工具T2を締め付けネジTbを介して保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダ3が着脱可能に取り付けられている。
前記多角形状の刃物台1の外周面には、刃物台1の中心Oと同一軸線上に図2及び図12に示すように、回転工具T1を保持する工具ホルダ2のシャンク2a及び固定工具T2を保持する工具ホルダ3のシャンク3aを装着させるためのシャンク挿入穴4が形成され、このシャンク挿入穴4に、シャンク位置決め機構5を介して前記工具ホルダ2,3のシャンク2a,3aを着脱可能に装着するように構成してある。
前記工具ホルダ2,3のシャンク位置決め機構5は、前記シャンク挿入穴4をシャンク挿入端末側4aから同一径のストレート穴部4xと、このストレート穴部4xから連続し、かつシャンク挿入開口部側4bに向かって順次拡径したテーパ穴部4yとで形成すると共に、このシャンク挿入穴4の形状に対応して、前記工具ホルダ2,3のシャンク2a,3aを、先端側から同一径のストレートシャンク部2xと、このストレートシャンク部2xに連続して工具ホルダ2,3のヘッド6側に向かって順次拡径するテーパシャンク部2yとで構成してある。
上記図2及び図12の第1実施形態では、刃物台1の工具ホルダ取付面1Aに回転工具ホルダ2,固定工具ホルダ3の取付面2A,3Aを複数本の固定ボルト7を介して取り付ける際、刃物台1の取付面1Aと工具ホルダ2,3の取付面2A,3Aとの間に、複数本の固定ボルト8を介して着脱可能なアダプタ9を介在させて取り付けてあるが、図4及び図15に示すように、アダプタ9を介在させずに、刃物台1の取付面1Aに工具ホルダ2,3の取付面2A,3Aを複数本の固定ボルト10を介して直接取り付けることも可能である。
なお、図2及び図12において、11は工具ホルダ2,3のシャンク2a,3aを回転駆動する工作機械側の回転駆動軸を示しており、シャンク2a,3aの先端と回転駆動軸11との先端とが凹凸状の係合部12を介して着脱可能に係合するように構成され、この第1実施形態では、回転駆動軸11と同一軸線上に回転工具T1を保持した回転工具用の工具ホルダ2が取り付けられているストレートタイプの取り付け状態を示している。また、回転駆動軸11の基端部は、図示しない工作機械の駆動モータ等に接続機構を介して接続されている。
前記刃物台1またはアダプタ9の取付面1Aと、工具ホルダ2,3の取付面2A,3Aとの間に、芯ズレ及び位相ズレの調整を行う位相用の位置決め機構が設けてあり、この位相用の位置決め機構は、位置決め用のピン13とキリ穴14を介して配設された弾性体ピン15との間の間隙を無くし、かつ取り付け易くするために位置決め用のピン13の外周部付近にキリ穴14を介した弾性体ピン15を設け、位置決め用のピン13を弾性的に押し当てる構造に構成してある。また、図3において、16aはロックネジ、16bは調整用のネジ、16cはロックナット、16dはストッパ−ピンを示している。
これにより、位置決め精度及び繰り返し精度が改善され、更には弾性体ピン15と反対側のストッパ−ピン16dに偏芯ピン17等の調整機構を設けることにより、単体精度(部品加工精度)が悪くても位置調整を改善することが出来るものである。
またストッパ−ピン16dの先端形状を丸型の形状に変更することにより、結合部を平行な面から点または線で受ける形状にすることで装着し易くなる。
次に、図6〜図8は、この発明の他の実施形態を示し、この実施形態は、上記図2及び図12の実施形態が回転駆動軸11と同一軸線上に回転工具T1を保持した回転工具用の工具ホルダ2が取り付けられているのに対して、この実施形態では、回転駆動軸11と直交する向きに回転工具T1を保持した回転工具用の工具ホルダ2が取り付けられているアングルタイプの取り付け状態を示している。
このアングルタイプの回転工具用の工具ホルダ2の場合には、工具ホルダ2の内部に歯車機構18を介して回転駆動軸11の回転駆動力を回転工具T1に伝達出来るように構成され、その他の構成は、上記の図2及び図12の構成と同一なので同一符号を付して説明は省略する。
図9〜図11は、上記の図6〜図8の実施形態においてアダプタ9を介在させずに、刃物台1の取付面1Aに工具ホルダ2,3の取付面2A,3Aを複数本の固定ボルト10を介して直接取り付けるアングルタイプの実施形態を示したもので、その他の構成は上記の図6〜図8の実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
次に、図12〜図14は、バイト等の固定工具T2を締め付けネジTbを介して保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダ3で、かつ回転駆動軸11と同一軸線上に固定工具T2を保持した切削工具用の工具ホルダ3をアダプタ9を介在させて取り付けられているストレートタイプの取り付け状態を示している。
また、図15〜図17は、図12〜図14の実施形態においてアダプタ9を介在させずに、刃物台1の取付面1Aに工具ホルダ3の取付面3Aを複数本の固定ボルト10を介して直接取り付けたストレートタイプの取り付け状態を示している。
更に図18〜図20は、上記の図15〜図17の実施形態においてアダプタ9を介在させ、回転駆動軸11と直交する向きにバイト等の固定工具T2を締め付けネジTbを介して保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダ3で、固定工具T2を保持した切削工具用の工具ホルダ3が取り付けられているアングルタイプの取り付け状態を示している。
また図21〜図23は、上記の図18〜図20の実施形態においてアダプタ9を介在させずに回転駆動軸11と直交する向きにバイト等の固定工具T2を締め付けネジTbを介して保持して切削加工に使用する切削工具用の工具ホルダ3で、固定工具T2を保持した回転工具用の工具ホルダ3が取り付けられているアングルタイプの取り付け状態を示している。なお、その他の構成は、上記の各実施形態と同様なので、同一符号を付して説明は省略する。
この発明は、上記のように工具ホルダ2,3のシャンク位置決め機構5は、前記シャンク挿入穴4をシャンク挿入端末側4aから同一径のストレート穴部4xと、このストレート穴部4xから連続し、かつシャンク挿入開口部側4bに向かって順次拡径したテーパ穴部4yとで形成すると共に、このシャンク挿入穴4の形状に対応して、前記工具ホルダ2,3のシャンク2a,3aを、先端側から同一径のストレートシャンク部2xと、このストレートシャンク部2xに連続して工具ホルダ2,3のヘッド6側に向かって順次拡径するテーパシャンク部2yとで構成してあるので、工具ホルダ2,3のシャンク2a,3aを旋盤等の工作機械の刃物台の所定位置に形成されたシャンク挿入穴4に取り付ける際に、その位置決めを高精度に調整でき、作業性及び生産性の向上を図ることが出来るものである。
また、従来のカービックカップリング等の位置決め機構に比べて、製作上簡易で安価に製作でき、工具ホルダ2,3と刃物台1との間にアダプタ9を介在させる場合には、脱着作業の繰り返し等による傷や摩耗に対して、高価な刃物台を交換することなくアダプタ9を交換すれば良いため、経済的である。
また刃物台1またはアダプタ9の取付面と、工具ホルダ2,3の取付面2A,3Aとの間に、芯ズレ及び位相ズレの調整を行う位置決めピン13を設けることで、位置決め精度及び繰り返し精度を改善することが出来、また、弾性体ピン15とその反対側のストッパーピン16dに偏芯ピン等の調整機構を設けることにより、単体精度(部品加工精度)が悪くても位置調整することにより調整作業を改善することが出来るものである。
1 刃物台(タレット刃物台)
1A 刃物台の取付面
2 回転工具ホルダ
2A 回転工具ホルダ取付面
T1 回転工具
Ta 締め付けナット
T2 固定工具
Tb 締め付けネジ
O 刃物台の中心
2a,3a シャンク
2x ストレートシャンク部
2y テーパシャンク部
3 固定工具ホルダ
3A 固定工具ホルダの取付面
4 シャンク挿入穴
4a シャンク挿入端末側
4b シャンク挿入開口部側
5 シャンク位置決め機構
4x ストレート穴部
4y テーパ穴部
6 ヘッド
7 固定ボルト
8 固定ボルト
9 アダプタ
10 固定ボルト
11 回転駆動軸
12 係合部
13 位置決め用のピン
14 キリ穴
15 弾性体ピン
16a ロックネジ
16b 調整用のネジ
16c ロックナット
16d ストッパーピン
17 偏芯ピン
18 歯車機構

Claims (6)

  1. 工作機械の刃物台に回転工具を保持する工具ホルダのシャンク及び固定工具を保持する工具ホルダのシャンクを装着させるためのシャンク挿入穴を形成し、前記シャンク挿入穴に、シャンク位置決め機構を介して前記工具ホルダのシャンクを着脱可能に装着するように構成して成る工作機械における工具ホルダの位置決め装置であって、
    前記工具ホルダのシャンク位置決め機構は、前記シャンク挿入穴をシャンク挿入端末側から同一径のストレート穴部と、このストレート穴部から連続し、かつシャンク挿入開口部側に向かって順次拡径したテーパ穴部とで形成すると共に、このシャンク挿入穴の形状に対応して、前記工具ホルダのシャンクを、先端側から同一径のストレートシャンク部と、このストレートシャンク部に連続して工具ホルダのヘッド側に向かって順次拡径するテーパシャンク部とで構成したことを特徴とする工作機械における工具ホルダの位置決め装置。
  2. 前記工作機械の刃物台に、所定の間隔を隔てて複数のシャンクを装着させるためのシャンク挿入穴を形成した請求項1に記載の工作機械における工具ホルダの位置決め装置。
  3. 前記刃物台の取付面と工具ホルダの取付面との間に、着脱可能なアダプタを介在させて取り付けた請求項1または2に記載の工作機械における工具ホルダの位置決め装置。
  4. 前記回転工具を保持する工具ホルダ及び固定工具を保持する工具ホルダが、工具ホルダのシャンクを回転駆動する駆動軸と同一軸線上のストレートタイプの工具ホルダまたは回転駆動する駆動軸と交差するアングルタイプの工具ホルダである請求項1、2または3に記載の工作機械における工具ホルダの位置決め装置。
  5. 前記刃物台またはアダプタの取付面と、工具ホルダの取付面との間に、芯ズレ及び位相ズレの調整を行う位置決めピンを設けた請求項1、2、3または4に記載の工作機械における工具ホルダの位置決め装置。
  6. 前記工作機械の刃物台が、外周面に複数本の工具ホルダを着脱自在に取り付けられる多角柱状のタレット刃物台である請求項1、2、3、4または5に記載の工作機械における工具ホルダの位置決め装置。
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