JP2013124190A - 乗客コンベアの案内装置および案内方法 - Google Patents
乗客コンベアの案内装置および案内方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】超指向性スピーカーを用いることで、従来と同じ効果を単数または少数のスピーカーで実現し、また複数のスピーカーからの音声アナウンスの入り混じりも回避した乗客コンベアの案内装置および案内方法を提供する。
【解決手段】乗客コンベア近傍に設けられた音出力方向可変機能を有する超指向性スピーカー(1)と、前記超指向性スピーカーに音出力方向を変化させながら音声アナウンスを発報させるスピーカー制御部(3)と、を備えたことを特徴とする乗客コンベアの案内装置および案内方法。
【選択図】図1
【解決手段】乗客コンベア近傍に設けられた音出力方向可変機能を有する超指向性スピーカー(1)と、前記超指向性スピーカーに音出力方向を変化させながら音声アナウンスを発報させるスピーカー制御部(3)と、を備えたことを特徴とする乗客コンベアの案内装置および案内方法。
【選択図】図1
Description
この発明は、乗客コンベアのための案内装置および案内方法に関する。
従来、ランディングプレートの下方に複数のスピーカーを設置し、それを乗客コンベアの移動方向に順に鳴動させることで、利用者に対して乗客コンベアの移動方向(上りか下りか、乗り口か降り口か等を伝える誘導案内)を案内(アナウンス)する乗客コンベアの案内装置が提案されている(例えば下記特許文献1参照)。
しかしながら上記従来技術では、スピーカーが必ず複数個必要になり、設備の規模が大きくなってしまう。また一般的なスピーカーを直近で複数鳴動させるために音声の出所がわかりにくくなり、乗客コンベアの移動方向を伝える機能が十分に果たされない心配があった。
この発明は上記問題を解決するためになされたものであり、超指向性スピーカーを用いることで、従来と同じ効果を単数または少数のスピーカーで実現し、また複数のスピーカーからの音声アナウンスの入り混じりも回避した乗客コンベアの案内装置および案内方法を提供することを目的とする。
この発明は、乗客コンベア近傍に設けられた音出力方向可変機能を有する超指向性スピーカーと、前記超指向性スピーカーに音出力方向を変化させながら音声アナウンスを発報させるスピーカー制御部と、を備えたことを特徴とする乗客コンベアの案内装置および案内方法にある。
この発明によれば、より小規模な設備でかつより聞き取り易い、乗客コンベアへの誘導案内機能を実現することができる。
この発明では、超指向性スピーカーを用いて音出力方向を時間的に変化させながら誘導放送を行うことにより、従来技術と同じ効果を単数または少数のスピーカーで実現し、また複数の音声アナウンスが入り混じる状況も回避できるため、より鮮明でわかりやすい乗客コンベアへの誘導案内が行える。
以下、この発明による乗客コンベアの案内装置および案内方法を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による乗客コンベアの案内装置を設けた乗客コンベアの構成図である。可動式の超指向性スピーカー1が、乗客コンベア120の近傍である例えば乗口側に設置されている。この可動式の超指向性スピーカー1は音出力方向を変化させる機能を有するもので、例えばモータ等からなる駆動部(詳細な図示省略)により超指向性スピーカー1自体の方向を変えるものであってもよく、また超指向性スピーカー1での音の出力方向すなわち指向性を変えられるものであってもよい。以下では、前者の場合に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による乗客コンベアの案内装置を設けた乗客コンベアの構成図である。可動式の超指向性スピーカー1が、乗客コンベア120の近傍である例えば乗口側に設置されている。この可動式の超指向性スピーカー1は音出力方向を変化させる機能を有するもので、例えばモータ等からなる駆動部(詳細な図示省略)により超指向性スピーカー1自体の方向を変えるものであってもよく、また超指向性スピーカー1での音の出力方向すなわち指向性を変えられるものであってもよい。以下では、前者の場合に基づいて説明する。
超指向性スピーカー1は、乗客コンベア120の制御を行う乗客コンベア制御部3に接続されたスピーカー制御部2からの指示に従い、運転状況に応じて超指向性スピーカー1の方向を変えながら誘導メッセージを発報する。一例として、超指向性スピーカー1の向きを乗客コンベア120の後方から前方(すなわち乗客コンベア120の乗口に近づく方向)に向かって変化させながら、「○○方面へ行かれる方はこの音声が聞こえる方向へお進みください」という誘導メッセージ(音声アナウンス)110を発報する場合を考える。その際、利用者100がメッセージの誘導する方向(=メッセージが聞こえる方向)に進んだ場合は誘導メッセージ110を連続して聞くことができるため、進行方向が正しいことを理解することができる。逆に誘導する方向でない方向に進んだ場合は、その時点で誘導メッセージ110が聞こえなくなるため、進行方向が間違っていたことを理解することができる。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による乗客コンベアの案内装置を設けた乗客コンベアの構成図である。図2は、誘導メッセージ110により、利用者100に対し乗客コンベア120へ乗り込むタイミングを計る補助を行う場合の例である。例えばスピーカー制御部2の制御により、以下に示すような一連の所定の誘導メッセージ110を連続で発報しておき、誘導メッセージ110が聞こえた利用者100に、その誘導メッセージ110の指示通りに動いてもらう。一例として図2の各エリアA1〜A4で、
A1:「現在お聞きの音声アナウンスを聞きながらお進みください」
A2:「あと5mで乗口になります」
A3:「手摺をお持ちください」
A4:「このまま乗り込んでください」
という誘導メッセージ(音声アナウンス)110を行う。
図2はこの発明の実施の形態2による乗客コンベアの案内装置を設けた乗客コンベアの構成図である。図2は、誘導メッセージ110により、利用者100に対し乗客コンベア120へ乗り込むタイミングを計る補助を行う場合の例である。例えばスピーカー制御部2の制御により、以下に示すような一連の所定の誘導メッセージ110を連続で発報しておき、誘導メッセージ110が聞こえた利用者100に、その誘導メッセージ110の指示通りに動いてもらう。一例として図2の各エリアA1〜A4で、
A1:「現在お聞きの音声アナウンスを聞きながらお進みください」
A2:「あと5mで乗口になります」
A3:「手摺をお持ちください」
A4:「このまま乗り込んでください」
という誘導メッセージ(音声アナウンス)110を行う。
なお、各誘導メッセージの内容や発報タイミングは、乗客コンベア制御部3からの乗客コンベア120の運転状況を示す運転状態信号に従ってスピーカー制御部2によって調節され、この一連の誘導メッセージの指示に従って進めばタイミングよく乗り込めるようになる。
また他にも、乗客検出手段やインバーター駆動装置等を組み合わせる制御が考えられる。例えば図2に示す乗客コンベア120の乗口から少し離れた位置に人感知器S1を設け、スピーカー制御部2が人感知器S1から検知信号を受けて利用者100の乗口への接近を感知してから案内を開始させるようにしてもよい。
また、例えば図2に示す乗客コンベア120の乗り込む直前の位置に人感知器S2を設け、スピーカー制御部2が人感知器S2から検知信号を受けて乗り込む直前の利用者100を検知した時に、インバーター駆動装置を含む乗客コンベア制御部3に減速信号を出力して乗客コンベア120の運転速度を落として乗り易くするようにしてもよい。
実施の形態3.
図3はこの発明の実施の形態3による乗客コンベアの案内装置を設けた乗客コンベアの構成図である。図3は並列に複数台(図3では2台だがこれに限定されない)の乗客コンベア(A号機、B号機)120が設備された現場の例を示す乗り場の図(上面図)である。各乗客コンベア120の例えば乗口側には超指向性スピーカー1a,1bが設置されている。スピーカー制御部2は超指向性スピーカー1a,1bを制御すると共に、2台の乗客コンベア(A号機、B号機)120を制御する複数乗客コンベア制御部3aに接続されている。超指向性スピーカー1a,1bの特性により他号機の誘導メッセージ(音声アナウンス)が入り混じることがなく、利用者100が乗客コンベア120の前を横切る際には、その号機の誘導メッセージのみを聞くことができる。そのため、例えばB号機に乗り込みたい利用者がA号機の方から進んできた場合、A号機の前でA号機の誘導メッセージを聞いてA号機が目的の乗客コンベアでないことを判断でき、その後B号機の誘導メッセージを聞いてB号機が目的の乗客コンベアであることを認識し、B号機の乗口にたどり着くことができる。
図3はこの発明の実施の形態3による乗客コンベアの案内装置を設けた乗客コンベアの構成図である。図3は並列に複数台(図3では2台だがこれに限定されない)の乗客コンベア(A号機、B号機)120が設備された現場の例を示す乗り場の図(上面図)である。各乗客コンベア120の例えば乗口側には超指向性スピーカー1a,1bが設置されている。スピーカー制御部2は超指向性スピーカー1a,1bを制御すると共に、2台の乗客コンベア(A号機、B号機)120を制御する複数乗客コンベア制御部3aに接続されている。超指向性スピーカー1a,1bの特性により他号機の誘導メッセージ(音声アナウンス)が入り混じることがなく、利用者100が乗客コンベア120の前を横切る際には、その号機の誘導メッセージのみを聞くことができる。そのため、例えばB号機に乗り込みたい利用者がA号機の方から進んできた場合、A号機の前でA号機の誘導メッセージを聞いてA号機が目的の乗客コンベアでないことを判断でき、その後B号機の誘導メッセージを聞いてB号機が目的の乗客コンベアであることを認識し、B号機の乗口にたどり着くことができる。
1,1a,1b 超指向性スピーカー、2 スピーカー制御部、3 乗客コンベア制御部、3a 複数乗客コンベア制御部、100 利用者、110 誘導メッセージ(音声アナウンス)、120 乗客コンベア、S1,S2 人感知器。
Claims (8)
- 乗客コンベア近傍に設けられた音出力方向可変機能を有する超指向性スピーカーと、
前記超指向性スピーカーに音出力方向を変化させながら音声アナウンスを発報させるスピーカー制御部と、
を備えたことを特徴とする乗客コンベアの案内装置。 - 前記超指向性スピーカーが前記乗客コンベアの乗口側に設けられ、
前記スピーカー制御部が、前記超指向性スピーカーに音出力方向を乗客コンベアの乗口に近づく方向に変化させながら音声アナウンスを発報させることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの案内装置。 - 利用者が前記乗客コンベアに乗り込むタイミングを計る補助を行うために、前記スピーカー制御部が、前記超指向性スピーカーに、所定の一連の内容の音声アナウンスを、外部からの前記乗客コンベアの運転状態信号に従って調整したタイミングで発報させることを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの案内装置。
- 前記乗客コンベアの乗口の手前の所定の領域に入った利用者を検出する第1の人感知器をさらに備え、前記スピーカー制御部が、前記第1の人感知器で人が感知されてから前記超指向性スピーカーに音声アナウンスを開始させることを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアの案内装置。
- 前記乗客コンベアに乗り込む直前の位置にいる利用者を検出する第2の人感知器をさらに備え、前記スピーカー制御部が、前記第2の人感知器で前記乗客コンベアに乗り込む直前の利用者が感知されると、前記乗客コンベアを減速させる減速信号を外部に出力することを特徴とする請求項3または4に記載の乗客コンベアの案内装置。
- 並行に設置された複数台の乗客コンベアのそれぞれに設けられた音出力方向可変機能を有する複数台の超指向性スピーカーを備え、
前記スピーカー制御部が、それぞれ独立に前記各超指向性スピーカーに音声アナウンスを発報させることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の乗客コンベアの案内装置。 - 音声アナウンスが「音声アナウンスを聞きながら進め」という内容を含むことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の乗客コンベアの案内装置。
- 乗客コンベア近傍に設定された音出力方向可変機能を有する超指向性スピーカーから、音出力方向を変化させながら音声アナウンスを発報させることを特徴とする乗客コンベアの案内方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011275933A JP2013124190A (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | 乗客コンベアの案内装置および案内方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2011275933A Pending JP2013124190A (ja) | 2011-12-16 | 2011-12-16 | 乗客コンベアの案内装置および案内方法 |
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2011
- 2011-12-16 JP JP2011275933A patent/JP2013124190A/ja active Pending
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