JP2013121858A - エレベータの吊り車装置、及びエレベータの吊り車装置の取付方法 - Google Patents

エレベータの吊り車装置、及びエレベータの吊り車装置の取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小形化及び軽量化を図ることができるとともに、かごに容易に取り付けることができるエレベータの吊り車装置、及びエレベータの吊り車装置の取付方法を得る。
【解決手段】かご2の下枠11は、下枠本体部21と、下枠本体部21の上縁部から下枠本体部21の幅方向外側へ張り出す張出部22とを有している。吊り車装置15は、取付部材16、吊り車軸17及び吊り車18を有している。取付部材16は、張出部22の下面に下方から押圧されるとともに下枠本体部21の下面に下方から押圧される取付部材本体33と、取付部材本体33に設けられ、下枠11の長手方向について下枠本体部21に係合する端面係合部34とを有し、下枠11に取り付けられる。吊り車軸17は、取付部材本体33に設けられている。吊り車18は、吊り車軸17を中心に回転可能で、かご2を吊り下げる懸吊体3が巻き掛けられる。
【選択図】図7

Description

この発明は、かごの下枠に取り付けられるエレベータの吊り車装置、及びかごの下枠にエレベータの吊り車装置を取り付けるエレベータの吊り車装置の取付方法に関するものである。
従来、かごの下面に支持枠をかごの下枠と平行に設け、案内シーブの軸を下枠及び支持枠間に渡し、案内シーブにロープを巻き掛けることにより、かごをロープで吊り下げるようにしたエレベータが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開昭55−165879号公報
ここで、例えば油圧式直結プランジャタイプのエレベータ(かごが油圧式プランジャに直結され、プランジャの上下動によりかごが上下方向へ移動するエレベータ)では、かごの下部に案内シーブが設けられていないので、油圧式直結プランジャタイプのエレベータを、ロープやベルト等でかごを吊り下げる吊り下げ式のエレベータにリフォームする場合、ロープやベルト等が巻き掛けられる案内シーブをかごに取り付ける必要がある。
この場合、案内シーブをかごに取り付ける構造を従来の構造とすると、支持枠をかごの下面に取り付ける必要があるので、かごが重くなってしまう。また、下枠及び支持枠間に案内シーブの軸を渡す必要があるので、案内シーブの軸が長くなってしまい、かごがさらに重くなってしまう。さらに、支持枠を取り付けるためのスペースをかごの下面に確保する必要もある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小形化及び軽量化を図ることができるとともに、かごに容易に取り付けることができるエレベータの吊り車装置、及びエレベータの吊り車装置の取付方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの吊り車装置は、かごの下枠に取り付けられるエレベータの吊り車装置であって、下枠は、下枠本体部と、下枠本体部の上縁部から下枠本体部の幅方向外側へ張り出す張出部とを有しており、張出部の下面に下方から押圧されるとともに下枠本体部の下面に下方から押圧される取付部材本体と、取付部材本体に設けられ、下枠の長手方向について下枠本体部に係合する長手方向係合部とを有し、下枠に取り付けられる取付部材、取付部材本体に設けられた吊り車軸、及び吊り車軸を中心に回転可能で、かごを吊り下げる懸吊体が巻き掛けられる吊り車を備えている。
この発明に係るエレベータの吊り車装置の取付方法は、取付部材と、取付部材に設けられた吊り車軸と、吊り車軸を中心に回転可能で、かごを吊り下げる懸吊体が巻き掛けられる吊り車とを有するエレベータの吊り車装置を、かごの下枠に取り付けるエレベータの吊り車装置の取付方法であって、下枠の下枠本体部の下面と、下枠本体部の上縁部から下枠本体部の幅方向へ張り出す張出部の下面とに、取付部材の取付部材本体を接触させ、かつ取付部材本体に設けられた長手方向係合部を下枠の長手方向について下枠本体に係合させる配置工程、及び配置工程後、取付部材を下枠に取り付ける取付工程を備えている。
この発明に係るエレベータの吊り車装置、及びエレベータの吊り車装置の取付方法によれば、吊り車装置の小形化及び軽量化を図ることができるとともに、吊り車装置をかごに容易に取り付けることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す側面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 図1のかごの下部を示す正面図である。 図1の下枠の端部を示す斜視図である。 図1のかごの下部を示す一部断面図である。 図5の吊り車軸に作用する曲げモーメント(M)と吊り車軸での取付部材からの距離(L)との関係を示すグラフである。 図4の吊り車装置を示す分解斜視図である。 図7の吊り車装置を示す平面図である。 図8の吊り車装置を示す側面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのかごを示す側面図である。また、図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図において、昇降路内には、水平方向について互いに対向する一対のガイドレール1(図2)が上下方向に沿って配置されている。一対のガイドレール1間には、かご2が配置されている。かご2は、複数本の懸吊体3により昇降路内に吊り下げられている。懸吊体3としては、例えばロープやベルト等が用いられている。懸吊体3は、昇降路内に設けられた巻上機(駆動装置)の駆動綱車(図示せず)に巻き掛けられている。かご2は、巻上機の駆動綱車の回転により、各ガイドレール1に案内されながら昇降路内を上下方向へ移動される。
かご2は、かご室4と、かご室4を支持し、かご室4を囲むかご枠5とを有している。かご室4は、かご床6と、かご床6上に設けられたかご室本体7とを有している。かご室本体7には、一対のかごドア8により開閉されるかご出入口9が設けられている。かご枠5は、床支持枠10(図1)を介してかご室4を載せた状態で水平に配置された下枠11と、かご室4の上方に水平に配置された上枠12と、下枠11及び上枠12のそれぞれの端部間を結び、各ガイドレール1に個別に対向する一対の縦柱13とを有している。縦柱13の両側面には、下枠11に固定された繋ぎ部材14(図1)が固定されている。
下枠11の長手方向両端部には、一対の吊り車装置15が取り付けられている。吊り車装置15は、図1に示すように、下枠11に取り付けられる取付部材16と、取付部材16に設けられた吊り車軸17と、吊り車軸17を中心として回転可能な吊り車18とを有している。懸吊体3は、各吊り車18に連続的に巻き掛けられている。
図3は、図1のかご2の下部を示す正面図である。図3に示すように、各吊り車18に巻き掛けられた懸吊体3によりかご2が吊り下げられている状態では、かご2の荷重により懸吊体3に張力が生じ、懸吊体3の張力が各吊り車装置15に作用することにより、一対の吊り車装置15が互いに近づく方向への水平荷重W1と上方への垂直荷重W2との合力W0が各吊り車装置15にかかっている。
図4は、図1の下枠11の端部を示す斜視図である。また、図5は、図1のかご2の下部を示す一部断面図である。図において、下枠11は、下枠11の長手方向に沿った断面略U字状の下枠本体部21と、下枠本体部21の上縁部から下枠本体部21の幅方向外側へ互いに反対向きにそれぞれ張り出す一対の張出部22とを有している。各張出部22の先端部は、下方へ曲げられた下方曲げ部22aとされている。
下枠11の長手方向両端部には、ガイドレール1を把持することによりかご2に制動力を与える一対の非常止め装置23が設けられている。非常止め装置23は、下枠本体部21の内側の空間に配置されている。
吊り車装置15は、取付部材16が張出部22及び下枠本体部21のそれぞれの下面に接触している状態で、下枠11に取り付けられている。取付部材16には、吊り車軸17の一端部が溶接により固定されている。これにより、吊り車軸17は、片持ち状態で取付部材16に固定されている。取付部材16が下枠11に取り付けられている状態では、吊り車軸17は下枠11の幅方向に沿って配置されている。
吊り車18は、図5に示すように、吊り車軸17の軸線方向へ互いに離して配置された第1の軸受24及び第2の軸受25を介して吊り車軸17に回転自在に設けられている。これにより、吊り車軸17は、吊り車18から第1及び第2の軸受24,25を介してかご2の荷重(懸吊体3の張力)を受ける。従って、吊り車軸17には、吊り車軸17に対する第1及び第2の軸受24,25のそれぞれの位置とかご2の荷重(懸吊体3の張力)とに応じた曲げモーメントが作用している。
図6は、図5の吊り車軸17に作用する曲げモーメント(M)と吊り車軸17での取付部材16からの距離(L)との関係を示すグラフである。図6に示すように、取付部材16から第1の軸受24までの距離をL1、取付部材16から第2の軸受25までの距離をL2(L2>L1)とし、第1の軸受24の位置で吊り車軸17が受ける荷重をP1、第2の軸受25の位置で吊り車軸17が受ける荷重をP2とすると、吊り車軸17の根元に作用する曲げモーメントM0は、以下の式(1)で表される。
M0=M1+M2=P1・L1+P2・L2…(1)
ここで、M1は、吊り車軸17が第1の軸受24から受ける荷重により吊り車軸17の根元に作用する曲げモーメントである。また、M2は、吊り車軸17が第1の軸受24から受ける荷重により吊り車軸17の根元に作用する曲げモーメントである。
図7は、図4の吊り車装置15を示す分解斜視図である。また、図8は図7の吊り車装置15を示す平面図、図9は図8の吊り車装置15を示す側面図である。取付部材16は、図7に示すように、一枚の板を曲げることにより成形された曲げ成形体31と、曲げ成形体31の側面に溶接により固定された側面固定部材32とを有している。
曲げ成形体31は、かご2の荷重(懸吊体3の張力)が吊り車装置15にかかることにより、張出部22の下面に下方から押圧されるとともに下枠本体部21の下面に下方から押圧される取付部材本体33と、取付部材本体33に設けられ、下枠本体部21の端面に接触することにより下枠11の長手方向について下枠本体部21に係合する端面係合部(長手方向係合部)34とを有している。
取付部材本体33は、吊り車軸17が固定され張出部22の下方の空間を覆う断面略L字状の軸固定部33aと、軸固定部33aの一端部で水平に曲げられ、張出部22の下面に押圧される第1の押圧部33bと、軸固定部33aの他端部で水平に曲げられ、張出部22の下面に押圧される第2の押圧部33cとを有している。
端面係合部34は、第2の押圧部33bの側面から上方へ突出している。端面係合部34が下枠本体部21に係合している状態では、下枠11の端面が吊り車装置15にかかる水平荷重W1(図3)を受けている。従って、端面係合部34が下枠本体部21に係合している状態では、取付部材16が下枠11に対して水平方向へ変位されることが防止される。
側面固定部材32は、取付部材本体33の側面に固定された固定板部32aと、固定板部32aから下枠本体部21の内側へ突出し、下枠本体部21の内側面に接触することにより下枠11の幅方向について下枠本体部21に係合する内側面係合部(幅方向係合部)32bとを有している。内側面係合部32bが下枠本体部21に係合している状態では、取付部材16の下部が下枠本体部21から離れる方向へ変位されることが防止される。固定板部32a及び内側面係合部32bは、一枚の板を曲げることにより成形されている。
取付部材本体33は、クランク状に曲げられたクリップ板(クリップ部材)35と軸固定部33aとの間で張出部22の下方曲げ部22aを挟持することにより張出部22に取り付けられている。クリップ板35には、複数のボルト通し穴36が、下方曲げ部22aに重なる部分を避けて設けられている。軸固定部33aには、複数のねじ穴37が、下方曲げ部22aに重なる部分を避けて設けられている。下方曲げ部22aは、ボルト通し穴36に通された挟持用ボルト38がねじ穴37に螺合されて締め付けられることにより、クリップ板35と軸固定部33aとの間に挟持される。取付部材本体33を張出部22に取り付けるための張出部側取付手段は、クリップ板35及び挟持用ボルト38を有している。
また、取付部材本体33は、取付ボルト(取付手段)39(図8及び図9)により下枠本体部21に取り付けられている。取付部材本体33の第2の押圧部33cには、取付ボルト39が通される複数のボルト通し穴40が設けられている。下枠本体部21の下面には、ボルト通し穴40に通された取付ボルト39が螺合される複数のねじ穴41が設けられている。取付部材本体33は、ボルト通し穴40に通された取付ボルト39がねじ穴41に螺合されて締め付けられることにより、下枠本体部21に取り付けられている。取付部材本体33を下枠本体部21に取り付けるための下枠本体部側取付手段は、取付ボルト39を有している。
吊り車軸17は、軸固定部33aから水平に突出している。吊り車軸17及び軸固定部33aには、吊り車軸17の外周部から吊り車軸17の径方向外側へ延びる一対の板状の補強リブ51が溶接により固定されている。
一対の補強リブ51は、軸固定部33aの面に対して垂直に固定されている。また、一対の補強リブ51は、吊り車軸17を挟んで配置されている。さらに、一対の補強リブ51は、吊り車装置15が懸吊体3から受ける合力W0(図3)が作用する方向に沿って配置されている。この例では、一対の補強リブ51が水平面に対して傾斜して配置されており、各補強リブ51と水平面とがなす角度が45度とされている。
吊り車18は、吊り車軸17に取り付けられることにより、補強リブ51よりも取付部材本体33から離れた位置に保持されている。吊り車軸17の先端部は、ねじ部17aとされている。ねじ部17aには、吊り車18が吊り車軸17から外れることを防止するリングナット52が螺合される。リングナット52と吊り車18との間には、歯付座金53が介在している。
油圧式直結プランジャタイプのエレベータを、懸吊体3でかご2を吊り下げる上記のような吊り下げ式のエレベータにリフォームする場合には、かご2に直結された油圧ジャッキを撤去するとともに、巻上機や調速機等の昇降路内機器を昇降路内の所定の位置に設置する。また、かご2には、吊り車装置15や非常止め装置23等のかご搭載機器を取り付ける。この後、吊り車装置15及び巻上機等に懸吊体3を連続的に巻き掛けることにより、かご2を懸吊体3で吊り下げる。
次に、かご2に対する吊り車装置15の取付方法について説明する。吊り車装置15は、クリップ板35を取付部材本体33から外した状態で予め作製しておく。
吊り車装置15をかご2の下枠11に取り付けるときには、まず、内側面係合部32bが下枠11に引っ掛かることを避けながら、取付部材本体33の第1の押圧部33bを張出部22の下面に接触させるとともに、取付部材本体33の第2の押圧部33cを下枠本体部21の下面に接触させる。この後、下枠11に対して取付部材16を変位させて、内側面係合部32bを下枠本体部21の内側に挿入するとともに、端面係合部34を下枠本体部21の端面に係合させる。これにより、内側面係合部32bが下枠11の幅方向について下枠本体部21に係合され、端面係合部34が下枠11の長手方向について下枠本体部21に係合される。このとき、第2の押圧部33cに設けられた各ボルト通し穴40の位置と、下枠本体部21の下面に設けられた各ねじ穴41の位置とが重なる(配置工程)。
この後、ボルト通し穴40に通した取付ボルト39をねじ穴41に螺合して締め付ける。これにより、取付部材本体33が下枠本体部21に取り付けられる。また、下方曲げ部22aにクリップ板35を外側から重ねてクリップ板35と軸固定部33aとの間に下方曲げ部22aを挟んだ後、クリップ板35のボルト通し穴36に通した挟持用ボルト38を軸固定部33aのねじ穴37に螺合して締め付ける。これにより、取付部材本体33が張出部22に取り付けられる。即ち、取付部材本体33を張出部22及び下枠本体部21に取り付けることにより、取付部材16を下枠11に取り付ける(取付工程)。このようにして、吊り車装置15をかご2に取り付ける。
このようなエレベータの吊り車装置15では、下枠11に取り付けられる取付部材16が、下枠11の張出部22の下面に下方から押圧されるとともに下枠本体部21の下面に下方から押圧される取付部材本体33と、下枠11の長手方向について下枠本体部21に係合する端面係合部34とを有しているので、懸吊体3の張力により吊り車装置15にかかる水平荷重W1及び垂直荷重W2を下枠11の下面及び端面で受けるようにすることができる。これにより、取付部材16を下枠11に取り付けるための強度を小さくすることができ、取付部材16を下枠11に取り付けるための取付手段(クリップ板35や挟持用ボルト38、取付ボルト39等)の小形化を図ることができる。また、吊り車装置15にかかる水平荷重W1及び垂直荷重W2を下枠11で効果的に受けるようにすることができるので、従来のような支持枠をかご2の下面に取り付ける必要がなくなる。このようなことから、吊り車装置15の小形化及び軽量化を図ることができるとともに、吊り車装置15を下枠11に容易に取り付けることができる。
また、取付部材16の内側面係合部32bが下枠11の幅方向について下枠本体部21に係合するので、例えば吊り車軸17に作用する曲げモーメント等によって下枠本体部21から離れる方向への荷重が取付部材16にかかる場合であっても、その荷重を下枠11で受けるようにすることができる。これにより、取付部材16を下枠11に取り付けるための強度をさらに小さくすることができ、吊り車装置15の小形化及び軽量化をさらに図ることができる。
また、取付部材本体33は、クリップ板35との間で張出部22の下方曲げ部22aを挟持することにより張出部22に取り付けられているので、張出部22に穴あけ等の加工を行わずに、取付部材本体33を張出部22に取り付けることができる。これにより、吊り車装置15を下枠11にさらに容易に取り付けることができる。
また、取付部材本体33及び吊り車軸17には、吊り車軸17の外周部から吊り車軸17の径方向外側へ延びる補強リブ51が固定されているので、取付部材本体33の変形の防止を図ることができる。これにより、取付部材本体33の板厚を薄くすることができ、取付部材16の軽量化を図ることができる。
また、吊り車装置15を下枠11に取り付ける際に、張出部22及び下枠本体部21のそれぞれの下面に取付部材16の取付部材本体33を接触させ、かつ取付部材16の端面係合部34を下枠11の長手方向について下枠本体部21に係合させるので、下枠11に対する取付部材16の位置決めを容易に行うことができ、下枠11に対する吊り車装置15の取付作業を容易にすることができる。また、吊り車装置15にかかる水平荷重W1及び垂直荷重W2を下枠11の端面及び下面で受ける状態で、吊り車装置15を下枠11に取り付けることができる。これにより、吊り車装置15の小形化及び軽量化を図ることができる。
なお、上記の例では、側面固定部材32が取付部材本体33の側面に固定されているが、取付ボルト39による取付部材16の取り付け強度が確保されるのであれば、側面固定部材32はなくてもよい。
また、上記の例では、一対の補強リブ51が軸固定部33aに固定されているが、補強リブ51の数は2つに限定されず、補強リブ51の数を1つとしてもよいし、3つ以上としてもよい。
また、上記の例では、クリップ板35と軸固定部33aとの間で張出部22の下方曲げ部22aを挟持することにより取付部材本体33が張出部22に取り付けられているが、下方曲げ部22aにボルト通し穴を設け、張出部22のボルト通し穴に通された取付ボルトを取付部材本体33のねじ穴37に螺合して締め付けることにより、取付部材本体33を張出部22に取り付けるようにしてもよい。
2 かご、3 懸吊体、11 下枠、15 吊り車装置、16 取付部材、17 吊り車軸、18 吊り車、21 下枠本体部、22 張出部、32b 内側面係合部(幅方向係合部)、33 取付部材本体、34 端面係合部(長手方向係合部)、35 クリップ板(クリップ部材)、51 補強リブ。

Claims (5)

  1. かごの下枠に取り付けられるエレベータの吊り車装置であって、
    上記下枠は、下枠本体部と、上記下枠本体部の上縁部から上記下枠本体部の幅方向外側へ張り出す張出部とを有しており、
    上記張出部の下面に下方から押圧されるとともに上記下枠本体部の下面に下方から押圧される取付部材本体と、上記取付部材本体に設けられ、上記下枠の長手方向について上記下枠本体部に係合する長手方向係合部とを有し、上記下枠に取り付けられる取付部材、
    上記取付部材本体に設けられた吊り車軸、及び
    上記吊り車軸を中心に回転可能で、上記かごを吊り下げる懸吊体が巻き掛けられる吊り車
    を備えていることを特徴とするエレベータの吊り車装置。
  2. 上記取付部材は、上記取付部材本体に設けられ上記下枠の幅方向について上記下枠本体部に係合する幅方向係合部をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの吊り車装置。
  3. 上記取付部材本体は、クリップ部材との間で上記張出部を挟持することにより上記張出部に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの吊り車装置。
  4. 上記取付部材本体及び上記吊り車軸には、上記吊り車軸の外周部から上記吊り車軸の径方向外側へ延びる補強リブが固定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のエレベータの吊り車装置。
  5. 取付部材と、上記取付部材に設けられた吊り車軸と、上記吊り車軸を中心に回転可能で、かごを吊り下げる懸吊体が巻き掛けられる吊り車とを有するエレベータの吊り車装置を、上記かごの下枠に取り付けるエレベータの吊り車装置の取付方法であって、
    上記下枠の下枠本体部の下面と、上記下枠本体部の上縁部から上記下枠本体部の幅方向へ張り出す張出部の下面とに、上記取付部材の取付部材本体を接触させ、かつ上記取付部材本体に設けられた長手方向係合部を上記下枠の長手方向について上記下枠本体に係合させる配置工程、及び
    上記配置工程後、上記取付部材を上記下枠に取り付ける取付工程
    を備えていることを特徴とするエレベータの吊り車装置の取付方法。
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