JP2013121705A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き取り装置を使う場合と、使わない場合との切り替えを容易に行うと共に、被記録材が短尺と長尺である場合の両方で、被記録材収容位置からの取り出し易さを向上する。
【解決手段】ロールシートRに画像を形成する記録部3と、記録部3から排出されたシートを巻き取る巻き取り軸管71、巻き取り軸管71に一端が設けられた所定の長さを有する巻き取りシート材72を有し、巻き取りシート材72の他端に、記録部3から排出されるシートの端部が取り付けられて巻き取りを行う巻き取り装置7と、を備える。巻き取りシート材72の他端は、記録部3から排出されるシートの排出口近傍に位置する、シートの端部が取り付けられる巻き取り開始位置と、記録部3から排出されるシートを巻き取りシート材72の上に収納可能とするシート収納位置とに、選択的に取り付け可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録装置や画像形成装置から排出される被記録材を収容する被記録材収容装置を備えた画像形成装置に関する。
コンピュータやワークステーションの出力装置として、所定の搬送方向に搬送される記録紙などの被記録材にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置が知られている。このインクジェット方式の画像形成装置は、通常、インクを吐出する複数のインク吐出口が形成されたインク吐出面を有する記録ヘッドを備えている。また、画像記録装置は、記録ヘッドが搭載されて所定の主走査方向に往復動するキャリッジと、この主走査方向に直交する副走査方向(搬送方向と同じ方向)に被記録材を搬送する搬送装置とを備えている。
被記録材に画像を形成する際は、搬送装置で搬送中の被記録材を一時的に停止させ、キャリッジを主走査方向に往復動させながら、画像情報の画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出する。そして、被記録材のうちインク吐出口に対向する画像形成領域に位置する部分に1バンド分の画像を形成する。その後、被記録材を1バンド分の幅だけ搬送して再び停止させ、キャリッジを主走査方向に往復移動させながら、画像信号に基づいてインク吐出口からインクを吐出し、被記録材のうち画像形成領域の新たに位置する部分に画像を形成する。このような動作を繰り返すことによって、被記録材の画像形成領域の全面に画像を形成する。
このインクジェット方式の画像形成装置で記録された被記録材の排出方法としては、搬送方向における被記録材の長さに応じて、巻き取り装置によって被記録材を巻き取る場合と、巻き取りを行わずに、被記録材を収納装置に収納する場合との二通りがある。画像形成装置では、被記録材の巻き取り行うモードと、巻き取りを行わないモードとをユーザが自由に選択できるように構成されている。巻き取りを行わない場合には、記録動作の終了後に被記録材を切断して、切断位置の下方に設けられた収納装置に落下させて、被記録材を収納する。
例えば特許文献1に開示されている画像形成装置90(図10)は、ロール紙管91に巻かれた長尺の被記録材92(以下、シート92と称す)を引き出し、シートに画像形成を行った後、排出するための排紙口93が設けられている。この排紙口93の下方には、この排紙口93から排出されたシート92が通常収容されるシート収容装置94と、シート92の巻き取りが行われる巻き取り装置95が配設されている。短尺のシート92は、巻き取りが行われないので、排紙口93からシート収容装置94に落下、収容される。一方、巻き取りが要求される長尺のシート92は、巻き取り装置95によって巻き取りが行われる。
特開2006−206224号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている画像形成装置では、以下に示すような問題がある。まず、巻き取り装置を使って、長尺のシートを巻き取る場合には、排紙経路の上流側(手前側)に配置されたシート収容装置が障害となるので、このシート収容装置を画像形成装置から取り外す必要がある。しかし、このシート収容装置は、ある程度、長いシートの収容を可能にするために、画像形成装置の内部の奥まで入り込んだ位置に配置された構成になっており、画像形成装置に対する着脱性が非常に乏しい。
また、短いシートが排紙された場合、シートの落下の勢いで、シート収容装置の内方の奥まで、シートが入り込んでしまい、シートを取り出し難くなる問題もある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、巻き取り手段を使う場合と、使わない場合とに容易に切り替えを行うと共に、短尺の被記録材と長尺の被記録材の両方で、被記録材収容位置からの取り出し易さを向上することができる画像形成装置を提供することにある。
上述した目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
ロール状の被記録材に画像を形成する画像形成手段と、
画像形成手段から排出された被記録材を巻き取る巻き取り軸部材と、巻き取り軸部材に一端が設けられた所定の長さを有する帯状部材とを有し、帯状部材の他端に、画像形成手段から排出される被記録材の端部が取り付けられて巻き取り行う巻き取り手段と、を備える。帯状部材の他端は、画像形成手段から排出される被記録材の排出口近傍に位置する、被記録材の端部が取り付けられる巻き取り開始位置と、画像形成手段から排出される被記録材を帯状部材の上に収納可能とする被記録材収納位置とに、選択的に取り付け可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、巻き取り装置によって被記録材の巻き取りを行うモードと、被記録材の巻き取りを行わないモードとに容易に切り替えることができる。また、本発明によれば、短尺の被記録材と長尺の被記録材の両方で、被記録材収容位置からの取り出し易さを向上することができる。
第1の実施形態のプリンタの主要部の構成を示す断面図である。 第1の実施形態のプリンタの主要部の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態におけるクランプ部材を示す斜視図である。 第1の実施形態における排紙ガイドの紙基準側を示す斜視図である。 第1の実施形態のプリンタの主要部の構成の巻き取り開始直前の状態を示す断面図である。 第1の実施形態における記録動作と巻き取り動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態における記録動作と巻き取り動作を説明するためのフローチャートである。 短尺のシートを用いる場合における第2の実施形態のプリンタの主要部の構成を示す断面図である。 長尺のシートを用いる場合における第2の実施形態のプリンタの主要部の構成を示す断面図である。 従来の巻き取り装置を備える画像形成装置を示す断面図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する主旨のものではない。
以下、インクジェット方式のプリンタを例に挙げて説明するが、本発明のプリンタは、複写機能やスキャン機能を持った複合機、いわゆるマルチファンクションプリンタにも適用可能である。インクジェット方式としては、発熱体を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子を用いた方式などの、さまざまな方式を用いることができる。また、記録方式としては、インクジェット方式に限らず、電子写真方式、熱転写方式などさまざまな方式にも適用可能である。
図1に、本実施形態のインクジェットプリンタ10(以下、プリンタ10と称する)における主要部の構成を示す断面図を示す。図2に、本実施形態のプリンタ10における主要部の構成を示す斜視図を示す。
図1及び図2に全体構成を示すように、プリンタ10は、プリンタ本体1と、ロール状の被記録材としてのシートを供給するシート供給部2と、シートに画像を形成する画像形成手段としてシートに記録を行う記録部3と、を備えている。また、プリンタ10は、記録部3から排出されたシートを切断するためのカッタ4と、プリンタ本体1を支えるスタンド5と、記録部から排出されるシートを案内する排紙ガイド6と、を備えている。
また、プリンタ10は、記録部3から排出されるシートを巻き取る巻き取り手段としての巻き取り装置7と、記録部3から排出されるシートが収納されるシート収納部8と、を備えている。巻き取り装置7は、記録部3から排出されたシートを巻き取る巻き取り軸部材としての巻き取り軸管71と、巻き取り軸管71に一端が設けられた所定の長さを有する帯状部材としての巻き取りシート材72とを有している。巻き取り装置7は、巻き取りシート材の他端に、記録部から排出されるシートの端部が取り付けられて巻き取り行う。
そして、巻き取りシート材72の他端は、記録部3から排紙されるシートの排紙口近傍(排出口近傍)に位置する、シートの端部が取り付けられる巻き取り開始位置に、取り付け可能に構成されている。また、巻き取りシート材72の他端は、記録部3から排出されるシートを巻き取りシート材72の上に収納可能とするシート収納位置(被記録材収納位置)に、取り付け可能に構成されている。したがって、巻き取りシート材72の他端は、巻き取り装置7の使用の有無に応じて、巻き取り開始位置と、シート収納位置とに選択的に取り付け可能に構成されている。
図3に、巻き取りシート材72の先端に設けられたクランプ部材73の斜視図を示す。クランプ部材73は、プリンタ10において搬送可能な最大の紙幅以上の幅を有するクランプベース74と、クランプベース74に取り付けられた巻き取りシート材72とを有して構成されている。クランプベース74の長手方向における両端には、最大通紙領域の外側にクランプ部材位置決め穴76、77が設けられている。また、巻き取り軸管71にクランプ部材73を巻き付けたとき、クランプ部材位置決め穴76、77の各中心を通る中心線78と、巻き取り軸管71の軸線とが、平行となるように構成されている。
図1及び図2に示すように、プリンタ本体1は、プリンタ10を構成する各部を支持し、操作部11を有しており、スタンド5によって設置床面からユーザが操作し易い高さに支持されている。スタンド5の脚部51には、設置面上でのプリンタ本体1の移動を容易にするためにキャスタ52が設けられている。
シート供給部2は、ロールシートRの両端側で、ロールシートRの回転中心Rc近傍を回転可能に支持するロールホルダ21と、ロールシートRを記録部3に向かう方向に案内する供給経路構成部材22とを有して構成されている。記録部3は、記録位置において、シート供給部2から供給されたロールシートR上に記録を行う。記録部3は、ロールシートRが記録部3に搬送されているか否かを検出するロールシート検出センサ35と、ロールシートRを搬送するための搬送ローラ32と、記録動作時のロールシートRをガイドするプラテン33とを備えている。さらに、記録部3は、ロールシートRを挟んでプラテン33の反対側に配置された記録ヘッド31と、記録ヘッド31を着脱自在に保持して、シートの搬送方向と直交する方向に往復走査させるキャリッジ34とを備えている。記録動作時には、キャリッジ34の往復移動に同期した記録ヘッド31からのインクの吐出と、シートの搬送動作とを交互に繰り返すことで、ロールシートR上に画像を記録する。
長尺のシートに記録を行う場合には、巻き取り装置7を使って、シートを巻き取る。具体的な操作及び動作手順については後述する。巻き取り装置7は、スタンド5に支持されており、排紙ガイド6の下り斜面に沿って案内されてプリンタ本体1の外に排紙された記録済のシートをロール状に巻き取って収容する。巻き取り装置7は、不図示の駆動機構によって回転可能な巻き取り軸管71と、一端が巻き取り軸管71に取り付けられ、他端にクランプ部材73が設けられた巻き取りシート材72と、を有して構成されている。
巻き取り軸管71は、ロールホルダ21に支持されたロールシートRと軸方向が互いに平行になるよう配置されている。この巻き取りシート材72は、巻き取り軸管71に容易に巻き付けられるように薄手で剛性が低い材質で構成されており、本実施形態では布製を使用しているが、樹脂フィルムや伸縮性を有するゴムシート部材でも代用できる。そして、巻き取りシート材72は、巻き取り軸管71から延ばされたときに、排紙ガイド6の高さの半分程度の位置まで届く長さに設定されている。記録動作の終了後、画像形成領域の後端部分がカッタ4の位置まで搬送され、切断された後、巻き取り装置7によって画像形成領域の後端部分まで巻き取られて収容が完了する。
一方、長尺ではない通常の記録を行う場合、記録動作の終了後、カッタ4で切断することによって、プリンタ本体1の下方に設けられたシート収納部8にシートが落下する。シート収納部8は、先端にクランプロック部材83、84が設けられた支柱81、82を有して構成されている。シート収納部8は、上述した巻き取りシート材72の一端(クランプ部材位置決め穴76、77)をクランプロック部材83、84に保持することによって、上方から落下してくるシートを捕らえることが可能となる。
次に、排紙ガイド6について説明をする。図2に示すように、排紙ガイド6の両側には、クランプロック部材61、62が突出して、プリンタ本体1の最大通紙領域の外側に配置されている。クランプロック部材61、62の中心を通る中心線は、ロールホルダ21に支持されたロールシートRの軸線と平行になるように構成されている。そのクランプロック部材61、62の間隔は、クランプ部材73のクランプ部材位置決め穴76、77と同じ間隔に形成されており、クランプ部材73をクランプロック部材61、62に、簡単に位置決めして保持することができる。
また、クランプロック部材61、62は、不図示の退避用の駆動機構によって任意のタイミングで、排紙ガイド6の表面から突出する位置と、排紙ガイド6の内部に退避する位置とに移動可能に構成されている。クランプロック部材61、62の退避に関しては、退避用の駆動機構を備える代わりに、巻き取りシート材72の巻き取り動作に伴って巻き方向に特定の荷重が作用したときに、自動的に排紙ガイド6の内部に退避するように弾性部材によって保持する構造でもよい。
図4(a)〜(c)に、図2中に示す矢印X方向から見た排紙ガイド6の斜視図を示す。クランプロック部材61の近傍には、巻き取り動作を行うために、クランプ部材73が排紙ガイド6に装着されたことを検出するためのクランプ部材検出センサ64が最大通紙領域の外側に配置されている(図4(a))。本実施形態では、クランプ部材検出センサ64として、押しボタン型のスイッチからなるセンサが用いられている。
ロールシートRの先端を巻き取り装置7のクランプ部材73に固定する操作手順について説明する。まず、ユーザは、クランプ部材73を排紙ガイド6近傍に移動させる。続いて、クランプベース74のクランプ部材位置決め穴76、77に、排紙ガイド6の表面から突出したクランプロック部材61、62を通すことで、クランプ部材73を排紙ガイド6に位置決めして保持させる(図4(b))。これによって、ロールシートRがクランプ部材73とオーバーラップする位置まで、搬送されて停止する(この一連の動作フローについては後述する)。
続いて、粘着テープ79などを使って、クランプ部材73のクランプベース74と、オーバーラップする位置まで搬送されたロールシートRとを固定して連結させる。(図4(c))。その後、クランプ部材73を仮固定していたクランプロック部材61、62が排紙ガイド6内に引き込まれ、不図示の駆動機構によって巻き取り軸管71が矢印a方向(図5)に回転して、巻き取り動作が開始する。
図6に、本実施形態のプリンタ10の記録動作と巻き取り動作のフローチャートを示す。
記録指令(ステップS1)が出されたとき、ロールシートRが搬送ローラ32まで搬送されているか否かをロールシート検出センサ35で検出する(ステップS2)。ロールシートRが検出された場合、クランプ部材検出センサ64によって、クランプ部材73が排紙ガイド6のクランプロック部材61、62に固定されているか否かを検出する(ステップS3)。ステップS3においてクランプ部材73が検出されない場合は、巻き取りを必要としないシートと判断され、通常の記録動作を開始する(ステップS5)。
ステップS3においてクランプ部材検出センサ64によってクランプ部材73が検出された場合には、搬送モータを駆動させる(ステップS4)。搬送モータを駆動させることによって、ロールシートRの先端を、クランプ部材73とオーバーラップする位置まで所定量搬送して、搬送モータを停止する(ステップS6、S7)。そして、この状態でユーザは、上述した手順(図4(a)〜(c))で、ロールシートRの先端をクランプ部材73に連結する。その後、ユーザがプリンタ10の操作部11に配置されたOKボタン(ステップS8)を押すことによって、プリンタ10は、ロールシートRとクランプ部材73との連結作業が完了したことを認識する。
ステップS8においてOKボタンが押されたことが検出された後、クランプロック部材61、62が退避(ステップS9)して、クランプ部材73の固定が解除される。その後、記録動作が開始(ステップS10)されて、巻き取り装置7を駆動して巻き取り作業が行われる(ステップS11)。そして、所定の記録動作が終了(ステップS12)したとき、搬送モータ、及び巻き取り装置7を駆動(ステップS13)し、シートの画像形成領域の後端部分をカッタ4の位置まで所定量搬送する。シートの画像形成領域の後端部分をカッタ4の位置まで所定量搬送した後、搬送モータ、及び巻き取り装置7の駆動を停止する(ステップS14、S15)。続いて、カッタ4を駆動(ステップS16)し、シートを切断する。その後、巻き取り装置7によってシートを後端部まで巻き取って(ステップS17)、一連の動作が終了する(ステップS18)。
本実施形態では、記録動作が終了(ステップS12)した後、シートの切断動作を行っているが、予めプリンタドライバ、または操作部11でユーザが切断停止に設定しておくことによって、シートが切断されない状態で一連の動作を終了させることも可能である。
上述したように、巻き取り軸管71に取り付けられ巻き取りシート材72の一端を、排紙口近傍の位置(巻き取り開始位置)と、シート収納部8の支柱81、82の先端の位置(シート収納位置)とに、選択的に取り付け可能に構成されている。このように構成されることで、シートの仕様(種類)に応じて、ユーザが排紙形態の切換を容易に行うことができる。例えば、長尺の記録を行う場合、巻き取りシート材72の一端を排紙口近傍の位置に一時的に固定した状態で、シートの先端を巻き取りシート材72に粘着テープ等で固定することで、巻き取り動作に移行できる。その後、長尺ではない、短尺のシートに記録を行う場合には、別の巻き取りシート材72が用いられ、別の巻き取りシート材72の一端がシート収納部8の支柱81、82に固定される。これによって、短尺のシートは、別の巻き取りシート材72によって構成されたシート収納部8に収納されることになる。
したがって、本実施形態によれば、シートの排出形態を切り替えるときの操作性を向上することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら、第2の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する主旨のものではない。
図7に、第2の実施形態のプリンタ10の一連の動作のフローチャートを示す。図8に、シートの長さが所定長さL0と同じ、または所定長さL0よりも短いシートを排紙した場合におけるプリンタ10及びシート収納部8の断面図を示す。図9に、シートが所定長さL0よりも長い場合におけるプリンタ10、及びシート収納部8の断面図を示す。図1、図5に示した構成と比べて、図8、図9に示す構成で追加されている部材は、シート収納部8の後方に設けられた後方シート収納部85のみである。また、図8及び図9では、図面を見易くするために、本実施形態の説明に関係ない部材を破線で示す。
図7において、破線で囲まれたステップの部分が、図6に示したフローに追加した部分である。記録指令(ステップS1)が出されたとき、ロールシートRが搬送ローラ32に挿入されているか否かをロールシート検出センサ35で検出する(ステップS2)。ロールシートRが検出された場合、クランプ部材検出センサ64によってクランプ部材73が排紙ガイド6のクランプロック部材61、62に固定されているか否かを検出する(ステップS3)。ステップS3においてクランプ部材73が検出されない場合は、巻き取りを必要としない記録であると判断され、通常の記録動作を開始する。
ただし、シート収納部8におけるシートの収納性、及び取り出し性を向上させるために、記録動作を開始する前に、最終的にシート収納部8に排紙されるシート86の長さに応じて、シート収納部8の形態を変更できる。余白も含めたシート86の長さLが、予め設定されている長さL0と同じ、または、シートが短い場合(ステップS51)は、図8に示すように、巻き取り軸管71を矢印方向(反時計回り)に回転させる。これによって、巻き取りシート材72が巻き取り軸管71に対して、反時計回りに巻かれた形態にする(ステップS52)。一方、余白部分も含めたシート86の長さLが、予め設定されている長さL0よりも長い場合(ステップS51)は、図9に示すように、巻き取り軸管71を矢印方向(時計回り)に回転させる。これによって、巻き取りシート材72が巻き取り軸管71に対して、時計回りに巻かれた形態にする(ステップS53)。
巻き取り軸管71の駆動機構には、動力発生源のモータと、途中経路に特定のトルクでスリップするトルクリミッタが内蔵されており、必要以上にモータが回転した場合であっても、巻き取りシート材72を破損させることが防止されている。時計回り、反時計回りのどちらの回転方向においても、予め設定された時間だけ回転してトルクリミッタでスリップした後に、所定量だけ逆転されている。これによって、図8及び図9に示すように、巻き取りシート材72に適度なたるみが与えられて、シートを収納し易くされている。
これから記録されるシートの長さに応じて、シート収納部8の形態が変更された後、記録動作を開始する(ステップS10)。所定の記録動作が終了した後、搬送モータを駆動(ステップS13)し、シートの画像形成領域の後端部分をカッタ4の位置まで搬送した後、カッタ4を駆動して、シートを切断(ステップS16)する。
図8に示すように、シート86が短尺である場合、排紙されたシート86がシート収納部8に落下したときに、巻き取り軸管71が障害となり、巻き取り軸管71の手前で止められることになる。したがって、短尺のシートであっても、シートに簡単に手が届き、シートを取り出し易くされている。
一方、図9に示すように、シート86が長尺である場合、記録動作が進行している間、及び記録動作が終了して、シート86がシート収納部8に落下したときに、巻き取り軸管71が障害とならないので、シート86の先端が引っ掛かることなく、正常に排紙される。
巻き取りシート材72のたるみ具合は、ロールシートRのサイズ、記録枚数、及び紙種の仕様に応じて変更が可能である。例えば、大量の短尺のシートに記録する場合、図8に示す形態において、巻き取りシート材72のたるみ量を大きくすることで、大量のシート86を収納する場合であっても、外部への、はみ出しを抑えて、収納性を高めている。また、短尺状のシート86を1枚だけ記録する場合には、巻き取りシート材72のたるみが無い状態にすることで、シート86の取り出し性を向上させることができる。
ステップS3(図7)においてクランプ部材73が検出された場合、長尺の記録による巻き取りになる。
まず、搬送モータを駆動し(ステップS4)、ロールシートRの先端を、クランプ部材73とオーバーラップする位置まで所定量搬送し、搬送モータを停止する(ステップS6、S7)。そして、この状態でユーザは、上述した手順でシートの先端をクランプ部材73に固定した後、ユーザがプリンタ10の操作部11に配置されたOKボタン(ステップS8)を押すことで、プリンタ10に対して、固定作業が完了したことを認識させる。ステップS8においてOKボタンが押されたことを検出した後、クランプロック部材61、62が退避し(ステップS9)、クランプ部材73の固定が解除されてから、記録動作が開始(ステップS10)される。
記録動作が開始された後、巻き取りを駆動させる前に、シート86の記録面を内側と外側のどちらに向けて巻き取るか(巻き取り軸管71に対するシートの巻き取り方向)を決める必要がある。シート86の巻き取り方向は、プリンタドライバで予め設定しておき、記録命令(ステップS1)と同時にプリンタ10に送信する、あるいはプリンタ10の操作部11でユーザが設定することができる。
プリンタドライバ、または操作部11によって、シート86の巻き取り方向が記録面を外側に向けるように設定(ステップS41)されている場合、巻き取り軸管71が図5中の矢印方向に回転される。これによって、記録面を外側に向けて巻き取り(ステップS42、S11)が行われる。
一方、プリンタドライバ等で、巻き取り軸管71に対する巻き取り方向が、記録面を内側に向けるように設定(ステップS41)されている場合、巻き取り軸管71が図5中の矢印方向とは反対方向に回転される。これによって、記録面を内側に向けて巻き取り(ステップS42、S11)が行われる。
そして、所定の記録動作が終了(ステップS12)したとき、搬送モータ及び巻き取り装置7を駆動(ステップS13)し、ロールシートRの画像形成領域の後端部分をカッタ4の位置まで所定量搬送させる。ロールシートRを所定量搬送させた後、搬送モータ及び巻き取り装置の駆動を停止する(ステップS14、S15)。そして、カッタ4を駆動し、シートを切断し(ステップS16)、巻き取り装置7によってシート86の後端部まで巻き取って、一連の動作が終了する(ステップS17、S18)。
ここでは、記録動作が終了(ステップS12)した後、切断動作を行っているが、予めプリンタドライバ、または操作部11でユーザが切断オフを設定しておくことで、切断しない状態で、一連の動作を終了することもできる。
上述のように、シートの仕様、例えば、余白を含んだシートの長さ、記録枚数、紙種等を含む形態に応じて、巻き取りシート材72の巻き条件を変更して、シート収納部8の形態が変えられる。すなわち、巻き条件として、巻き取りシート材72の巻き方向や、巻き取り軸管71によって巻き取られる力に対する巻き取りシート材72の機械的性質(弾性)、いわゆる巻き強さを変更する。
プリンタ10で記録されるシートの仕様に応じて、巻き取り軸管71に対する巻き取りシート材72の巻き方向を変えることによって、巻き取り装置7を使用しない形態における長尺のシートと短尺のシートの両方において取り出し性を向上することができる。例えば、短尺のシートが排紙された際、シート収納部8の奥行き方向の深い位置まで入り込ませずに、シートを手前に位置させることが可能になり、シートの取り出し作業を容易に行うことができる。
また、プリンタ10で記録されるシートの仕様に応じて、巻き取り軸管71による巻き取りシート材72の機械的性質である巻きの強さが変更されてもよい。これによって、巻き取り装置7を使用しない形態で、少数枚のシートを取り出す場合と、多数枚のシートを取り出す場合とのそれぞれにおいて、シートの取り出し性を向上することができる。
3 記録部
7 巻き取り装置
8 シート収納部
10 プリンタ
71 巻き取り軸管
72 巻き取りシート材
86 短尺または長尺のシート
R ロールシート

Claims (4)

  1. ロール状の被記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段から排出された前記被記録材を巻き取る巻き取り軸部材と、前記巻き取り軸部材に一端が設けられた所定の長さを有する帯状部材とを有し、前記帯状部材の他端に、前記画像形成手段から排出される前記被記録材の端部が取り付けられて巻き取りを行う巻き取り手段と、を備える画像形成装置において、
    前記帯状部材の他端は、前記画像形成手段から排出される前記被記録材の排出口近傍に位置する、被記録材の端部が取り付けられる巻き取り開始位置と、前記画像形成手段から排出される被記録材を前記帯状部材の上に収納可能とする被記録材収納位置とに、選択的に取り付け可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記帯状部材の前記他端が前記被記録材収納位置に取り付けられたとき、前記画像形成装置によって記録される前記被記録材の形態に応じて、前記巻き取り軸部材によって巻き取られる前記帯状部材の巻き条件が変更される、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記巻き条件は、前記巻き取り軸部材に対する前記帯状部材の巻き付け方向である、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記巻き条件は、前記巻き取り軸部材によって巻き取られる力に対する前記帯状部材の機械的性質である、請求項2に記載の画像形成装置。
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JP2019181957A (ja) * 2019-07-10 2019-10-24 キヤノン株式会社 プリント装置

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