JP2007168380A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウエブ状の記録媒体を、巻取り終了後にユーザが手動で切断する必要がなく、また、記録媒体の長さに関係なくスタックすることを可能とする。
【解決手段】 駆動源を有した巻取りローラと、巻取りローラの外周に沿った複数のガイド部材と、ガイド部材に複数個配置した従動ローラから構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明はスタック手段を備えた複写機、プリンタ等の記録装置に関する。
従来、記録装置によって記録が終了した記録媒体は装置から排出され、スタック手段によって保持されていた。スタック手段には、ウエブ状の記録媒体を巻取り装置にて連続して巻き取った状態で保持するものや、カットされた記録媒体の場合はトレイに積載して保持するものがあった。(例えば、特許文献1または特許文献2を参照。)。
特開2005−161664(10項、図9) 特開2002−241024(7項、図6)
ロール状になったままの記録媒体を連続して巻き取った場合には、巻取り終了後にユーザが手動で切断しなければならないので、記録媒体を切断する手間が発生するのと、時間がかかるという課題があった。
また、長い記録媒体を切断して積載する場合には、長い記録媒体を積載するスタック手段が大きくなってしまい装置が大型化するという課題があった。
駆動源を有した巻取りローラと、巻取りローラの外周に沿ったガイド部材と、ガイド部材に配置した従動ローラから構成されている。
駆動源を有した巻取りローラと、巻取りローラの外周に沿ったガイド部材と、ガイド部材に複数個配置した従動ローラを有した手段で、排紙された記録媒体を複数枚スタックすることによって、記録媒体を切断する必要がない。また、記録媒体の長さに関係なくスタックすることができる効果がある。
図1は装置外観図、図2は装置断面(紙パス)図、図3は巻取り装置斜視図である。
装置は大きく分けてインクジェットプリンタ本体1及びスタンド2から成る。インクジェットプリンタ1は、ロール紙6を回転可能に保持しつつ給紙するためのロールホルダ10、ロール紙6を画像形成部まで搬送するためのロール紙搬送部30、そこから送り出された記録紙を保持しながら画像形成を行う画像形成部40を有する。さらに、画像形成後の記録紙を機外へ排出するための排紙部50、排出ロール紙をカットせずに連続して巻き取るための巻取り装置5とから構成される。
ロールホルダ10は、ロール紙6の芯管Sを内部から支えるためのスプール60、スプールの両端を回転自在に支持するための不図示のフレーム、ロール紙をホルダから給紙搬送するためのロール紙給紙ローラ12、従動ローラ13とからなる。本ホルダは不図示のスライドレールにより本体1から引出し可能に支持されている。これはロールの交換作業を容易にするためである。16は引出し用把手であり、これに連動する不図示のフック及び不図示の本体側ピンによりホルダの位置をロックしている。また、ホルダ内に不図示のスプールブレーキ機構が配設されている。
ロール紙搬送部30は、搬送ローラ31、紙センサ32、搬送ガイド33、34からなり、ロール紙の使用が可能となる。
画像形成部40は、画像形成時にロール紙6を所定量搬送する搬送手段である副走査ローラ41(本装置において記録中のロール紙6搬送を副走査と呼ぶ)と従動ローラ42、43、搬送ガイド44を有している。さらに、紙を平面状に保持するためのプラテン45及び記録手段である画像記録ヘッド46を有している。
記録ヘッド46は周知のインクジェット方式により、紙搬送方向と直角方向に往復走査しながら(これを主走査と呼ぶ)、その動作に同期して生成された画像データに基づいたヘッド駆動信号によりインク滴をロール紙6に向かって吐出し、画像を形成していく。副走査ローラ41は記録ヘッドの各走査間にロール紙6を所定量搬送する。副走査ローラ41の搬送精度は画像品位に大きく関わるため、ローラ外径や振れ量などを高精度に仕上げかつローラ表面の摩擦係数をサンドブラスト加工などにより高め、ロール紙6のスリップを極力防ぐようにしている。本ローラ41は副走査駆動モータ319により駆動される。またそのモータにより、搬送ローラ31、後述の排紙ローラ51も駆動する。
排紙部50は、排出手段である排紙ローラ51、排紙ガイド52、53、カッター54及び排紙口55からなる。排紙ローラ51によるロール紙6搬送速度は、副走査ローラ41による搬送速度よりも数%速く設定されており、これによりプラテン45上でロール紙6が弛まないようにしている。また排紙ローラの搬送力を副走査ローラのそれよりも小さくし、紙を常に排紙ローラ側でスリップさせている。
次に、巻取り手段としての巻取り装置について説明する。ロールホルダ10の下部のスタンド2に巻取り装置取り付け部90によって巻取り装置5が取り付けられている。
巻取りローラ70が巻取りシャーシ90に取り外し可能な構成で取り付けられている。図17に巻取りローラ90の駆動部を示す。なお、説明の簡略化のために他の図面では駆動部は省略されている。巻取りローラ70は巻取りモータ110によって駆動される。巻取りモータ110の回転はモータピニオン112からアイドラギア111を介して巻取りローラギア103に伝達される。
また、巻取りローラ70の両端には巻取りローラハンドル88を設置しており、巻取りローラ70を持つことが可能となる。また、巻取りローラは図11において、巻取りローラ軸94と巻取りフランジ93と発泡ウレタン92と巻取りローラハンドル88で構成され、発泡ウレタン92等の発泡部材を使用することによって軽量化している。本発明では、巻取りローラ70は連続したローラ形状であるが、使用するロール紙6の両端にローラがある形状でも良い。例えば、36インチと44インチ幅のロール紙6を使用する装置の場合には基準側と36インチの位置と44インチの位置の3箇所にローラがあれば良い。また、使用するロール紙6の幅に応じて、ローラを移動する構成にすれば、左右2箇所のローラで良い。巻取りローラ70の径は市販されているロール紙の紙管以上径である必要があるため、本発明では巻取りローラの径を76.2mm(3インチ)としている。
次に、ガイド部材としての巻取り搬送ガイド74は従動ローラ72,73が回転可能に設置されており、リンク軸71によって回動可能であり、不図示のバネによって、巻取りローラ70に付勢している。同様に、巻取り搬送ガイド75も従動ローラ76,77が回転可能に設置されており、リンク軸78によって回動可能であり、不図示のバネによって、巻取りローラ70に付勢している。同様に、巻取り搬送ガイド79も従動ローラ80,81が回転可能に設置されており、リンク軸82によって回動可能であり、不図示のバネによって、巻取りローラ70に付勢している。従動ローラ72,73,76,77,80,81は、POMやフッ素樹脂などの撥水性のある材質を使用することによって、ロール紙6の印字面から乾燥しきれていないインク等の付着がなくなる。
本発明の実施形態では搬送ガイドは3分割されている構成であるが、2分割、4分割等の複数個に分割されていれば良い。
次に案内手段としての排紙ガイド85,86は排紙されたロール紙6を巻取り装置5に案内するためのガイドである。斜行取りローラ対としてのレジ取りローラ83と従動ローラ84は排紙されたロール紙6を巻取り装置5に搬送させ、紙センサ89によってロール紙6の位置を判断することが可能となっている。
図18は記録装置全体の制御ブロック図である。
制御基板301には記録装置および巻取り装置の制御を司り、各種の制御指令を出すCPU310、制御データなどが書き込まれたROM311、記録データ等を展開する領域となる記憶手段としてのRAM312などが備えられている。
313は記録ヘッド7を駆動するヘッドドライバ、314はキャリッジモータ315、巻き戻しモータ316、搬送モータ319、巻取りモータ110、カッター54(99)をそれぞれ駆動するための複数のモータドライバである。317はコンピュータ、デジタルカメラ等のホスト装置400とのデータの送受信を行うインターフェースである。
次にロール状記録媒体による装置動作について順を追って説明する。
(ロール状記録媒体給紙動作)
動作開始信号が発せられると、まずロール状記録媒体給紙シーケンスが実行される。不図示の駆動モータを駆動することで給紙ローラ12を回転させる。するとホルダ10内にセットされたロール紙6が画像形成部40に向かって給紙される。一方、副走査ローラ41及び搬送ローラ31の回転駆動により、紙はロール紙搬送部30、画像形成部40を搬送され、その先端は排紙部50に至る。そして排紙ローラ51対に挟まれたところで搬送を停止し、給紙動作が完了する。
(画像形成動作)
次に記録ヘッド46の走査及び副走査ローラ41によるロール紙6搬送が交互に繰り返されて、周知のインクジェット方法によりロール紙6上に画像が順次形成される。このとき、不図示の副走査モータにより駆動されるのは副走査ローラ41のみであり、搬送ローラ31はクラッチを連結させない。その理由は、搬送ローラ31を駆動してしまうと両ローラ間に搬送速度差がわずかでも存在する場合にロール紙6が余ったり引っ張られたりしてしまう。これは紙折れや副走査搬送量精度が低下するなどの原因となり、画像品位を悪化させてしまうためである。
(ロール紙排紙動作)
上記動作が終了すると、排紙動作が行われる。副走査ローラ41、排紙ローラ51を回転させてロール紙6を送り出し、画像域がカッター54の下流まで送られた後に停止する。そしてカッター54を駆動してロール紙6を切断する(以上、カットモード時)。
以上のロール紙給紙動作、画像形成動作、ロール紙排紙動作を通じ、スプール60には不図示のブレーキリミッターによるブレーキ力が作用しており、これによりロール紙の斜行が抑えられている。
(ロール紙巻戻し動作)
その後、副走査駆動モータ319及びロール駆動ユニットの駆動モータ316を逆転させて残ったロール紙6を引戻す。そのとき、搬送ローラ31も回転駆動される。また不図示のスプール駆動部もこれらに同期して動作させる。これによりスプール60が戻されてくるロール紙6を巻取る方向(図1の時計回り方向)に駆動されるが、その巻取り速度は搬送ローラ31による引戻し速度よりも速めに設定されており、その速度差分は不図示のトルクリミッタがスリップする。これにより規定テンション力が作用しながらロールに巻かれるので、緩みのない巻取りがなされる。
ロール紙先端が搬送ガイド33を通過するとその変位が紙センサ32により検知され、そこから先端がロールホルダ10内まで戻されるまでの一定時間動作が継続し、その後停止する。
(排出ロール紙巻取り動作)
排紙されたロール紙6を巻取り装置5によってスタックすることを、ユーザが操作パネル3または巻取り装置に設置した不図示のスイッチで選択した場合の動作について説明する。
1枚目に印刷されたロール紙6が、排紙ガイド85,86近傍まで排紙されると、レジ取りローラ83がモータ114により、図5の反時計回り方向(図中矢印方向)に回転し始める。さらに排紙されたロール紙6はレジ取りローラ83、従動ローラ84により搬送され、紙センサ89によってロール紙6の先端位置を検出する。次にレジ取りローラ83を図の時計回り方向に回転させ、ロール紙6の先端をレジ取りローラ83と従動ローラ84のニップに突き当てることによって、ロール紙6の先端を整えるて斜行を矯正する。
次にレジ取りローラ83を反時計回り方向に回転させると同時に、巻取りローラ70も巻取りローラモータ110によって反時計回り方向に回転させる。記録媒体は排紙ガイド85、86によって案内され、さらに巻取り搬送ガイド73から、排紙ガイド85、86の方向に延びた受入ガイド73aによって巻取りローラ70と従動ローラ73のニップに向けて案内される。巻取りローラ70は排紙されたロール紙6を巻き取っていく。巻取りローラ70は不図示のフリクションクラッチを介しており、ロール紙6を巻きすぎると空転する構成になっている。排紙されるロール紙6長よりも巻き取る時のロール紙6長を短く設定して、巻き取るロール紙が突っ張らないようにする。
ロール紙6の印刷が終わった場合はロール紙6の後端をカッター54によって切断して、さらに巻き取っていき、ロール紙6の後端を紙センサ89が検出して、ある距離まで巻き取ると、巻取り動作が終了する。あるいは、排紙された記録媒体の長さを検知する手段を設け、その長さに応じて巻取りローラ70を停止させるタイミングを決めても良い。
次に、2枚目以降に印刷されたロール紙6が排紙された場合は、1枚目と同様の動作によって巻取り装置5にスタックされていく。
図5,図7及び図8において、巻取りローラ70の径が大きくなってもリンク軸71,78,82により搬送ガイド74,75,79が外側(図中矢印方向)に退避していく構成になっており、複数枚のロール紙6をスタックすることができるようになっている。また、搬送ガイド74、75,79はそれぞれ端部に凸部74a、75a、79aと凹部74b、75b、79bを有しており、各凸部は隣接する搬送ガイドの凹部に入り込んで部分的に重なり合う形状になっている。例えば凸部75aは凹部74bおよび79bに入り込んでいる。このように隣り合う搬送ガイドが互い違いにオーバーラップして櫛歯上になっているため、巻取りローラ70の径が大きくなっても、ロール紙6を巻取る時に搬送ガイド74,75,79に引っかかることはない。
また、巻取り装置5がロール紙6を巻き取れる最大量に達すると、搬送ガイド79が外側に退避していき、巻取りセンサ96によって検知される。巻取りセンサ96が搬送ガイド79の最大巻取り位置までの移動を検知すると表示パネル3にメッセージを表示させたり、巻取り動作を中止させたりする。
または、予め、使用したロール紙6の厚みによって巻き取れるロール紙6の量を計算し、巻取り装置5は、使用したロール紙6の厚みとレジ取りローラ83の回転量によって、巻き取られたロール紙6の量を計算し記憶手段に記憶させる。そして巻き取られたロール紙6の量が制限を越えた場合にはメッセージを表示させたり、巻取り動作を中止させたりしてもよい。
ロール紙6が斜行した場合やロール紙6が破損した場合等にロール紙6を巻き取る時に搬送ガイド74から外れて巻き取るようになると、斜行センサ98が検知することによって、巻取り時のエラーを検出することが可能となる。この斜行センサ98は巻取りローラの左右の2箇所に設置している。斜行センサ98がロール紙の斜行を検知すると巻取りローラを停止させる。
また、排紙されたロール紙6の斜行矯正をしないで、そのまま巻取りローラ70で巻き取っても良い。ただし、斜行した状態で巻き取っていくので、巻取りローラ70の紙幅方向にロール紙6が斜行しても良いようにマージンを大きくする必要がある。この場合にはレジ取りローラ83、従動ローラ84をなくすることが可能となる。
(巻取りロール紙取り出し動作)
巻取り装置5で巻き取ったロール紙6を取り出す場合の動作について説明する。
図3,図6において、巻取りレバー91を反時計回り方向(図中矢印方向)に回転させると巻取りレバー91に取り付けられた不図示の巻取り軸が回転し、不図示の巻取り軸に設置されたリンク軸74も回動する。リンク軸74が回転するとリンク軸74と連結された搬送ガイド74は反時計回り方向(図中矢印方向)に回動する。次にユーザはロール紙6を巻き取った状態の巻取りローラ70を両端の巻取りローラハンドル88を持って巻取り装置5から取り外せることができる。
本発明では、搬送ガイドは3分割されており、その内の1個を退避させることによって、巻取りローラ70を取り外す構成で説明したが、複数の搬送ガイドを退避させる構成でも良い。
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、巻取りローラ70の径が大きくなった場合に搬送ガイド74,75,79が外側に退避していく構成であった。本発明の第2の実施形態では図9及び図10において、従動ローラ72,73,76,77,80,81が外側(図中矢印方向)に退避している構成になっており、従動ローラ72,73,76,77,80,81の不図示の軸はバネ軸等の弾性部材で構成されている。
また、搬送ガイド74,75,79は本発明では3分割されているが、第2の実施形態では搬送ガイド74,75,79は一体構造でも良い。
(第3の実施形態)
図12において、弛みセンサ95を設けた場合の排出ロール紙巻取り動作について説明する。
1枚目に印刷されたロール紙6が、排紙ガイド85,86近傍まで排紙されると、レジ取りローラ83がモータ114により、反時計回り方向(図中矢印方向)に回転し始める。さらに排紙されたロール紙6はレジ取りローラ83、従動ローラ84により搬送され、紙センサ89によってロール紙6の先端位置を検出する。次にレジ取りローラ83を図の時計回り方向に回転させることによって、ロール紙6の先端を整えることができる。
レジ取りローラ83が回転し始めると同時に、巻取りローラ70も巻取りローラモータ110によって反時計回り方向に回転する。排紙されたロール紙6を巻取りローラ70と従動ローラ73が圧接されている位置まで巻き取った後に巻取りローラ70とレジ取りローラ83が一旦停止する。巻取りローラ70とレジ取りローラ83が停止した状態で、排紙されたロール紙6が図中のロール紙6の状態になると、弛みセンサ95が検知し、巻取りローラ70とレジ取りローラ83を回転させて弛んだロール紙6をある一定量巻き取る。
ある一定量の巻取りとは、弛みセンサ95を検知して、巻取りローラ70とレジ取りローラ83が回転してロール紙6を巻き取っても、巻き取るロール紙が突っ張らない量である。
弛んだロール紙6を巻き取る時に、印刷面と排紙ガイド86が擦れているために、ガイドローラ97を設けている。また、巻取りローラ70は不図示のフリクションクラッチを介しており、ロール紙6を巻きすぎると空転する構成になっている。
(第4の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、印刷終了時に排紙ローラ51の近傍にあるカッター54によって切断されていた。本発明の第4の実施形態では、巻取り装置5のレジ取りローラ83と紙センサ89の近傍にカッター99を設けた。レジ取りローラ83を時計回り方向に回転してロール紙6の先端を紙センサ89で検出し、次にレジ取りローラ83及び巻取りローラ70を反時計回り方向に回転させてロール紙6を巻き取る。そのときレジ取りローラの回転角をカウントすることによって画像後端がカッター99の位置まで搬送されたか否かを監視する。画像後端がカッター99の位置まで搬送されたと判断したら、ロール紙6をカッター99で切断する。
(第5の実施形態)
本発明の第1の実施形態では、巻取り装置5で巻き取ったロール紙6を取り出す場合は、搬送ガイド74を退避させて、巻取りローラ70を取り外していたが、本発明の第5の実施形態では、巻取り装置5から1枚づつ取り出す場合の動作について説明する。
図14において、ロール紙6を巻き取った巻取りローラ70を時計回り方向に逆回転(図中矢印方向)させることによって、最後に巻かれたロール紙6の後端が取り出しガイド101により、図中矢印方向に取り出すことができる。巻取りローラ70をさらに時計回り方向に逆回転(図中矢印方向)させることによって、最後から2枚目に巻き取られたロール紙6を取り出すことができ、これを繰り返すことによって、巻取りローラ70に巻き取られたロール紙6を取り出すことが可能となる。
取り出しガイド101は搬送ガイド74と連動して、巻取りローラ70の径方向に退避していく構成になっている。また、取り出しガイド101の搬送ローラ70近傍は、ロール紙6が取り出しやすいようにロール紙6に接近している形状になっている。または、取り出しガイド101の先端部にPETフィルム等のマイラを取り付けて、常に軽い負荷で巻き取ったロール紙6に接している構成でもよい。
(第6の実施形態)
本発明の第4の実施形態では、巻取り装置5のレジ取りローラ83(第2の搬送手段)と紙センサ89の近傍にカッター99を設けて、ロール紙6を巻取り動作の終了時にカッター99によって切断していた。本発明の第6の実施形態では、巻取り装置5の取り出しガイド101近傍にカッター99を設けた。
図15において、排紙されたロール紙6は切断しない状態で、巻取りローラ70に巻かれてスタックされる。次にロール紙6を取り出す時には、ロール紙6を巻き取った巻取りローラ70を時計回り方向に逆回転(図中矢印方向)させることによって、ロール紙6の後端が取り出しガイド101により、図中矢印方向に取り出すことができる。ユーザが切断したい時に、カッター99によってロール紙6を切断して取り出すことができる。また、巻き取ったロール紙6の印刷間を検出する不図示のセンサにより、自動的にロール紙6をカッター99で自動的に切断してもよい。また、ロール紙6の印刷間にカットする目印(バーコード等)をあらかじめ印刷しておき、不図示のセンサにより、この位置を検出して自動的にカッター99で切断してもよい。
(第7の実施形態)
本発明の上記実施形態では、巻取りローラ70の巻取り方向は、ロール紙6のロール方向と同じ方向に巻取りっていたが、本発明の第7の実施形態ではロール紙6のロール方向と逆方向に巻き取る構成となっている。
図16において、巻取りローラ70は時計回り方向(図中矢印方向)に回転することによって、ロール紙6の巻き方向と逆方向に巻き取ることによって、ロール紙6の巻き癖を取ることが可能となる。
本発明の第1の実施形態を示したインクジェットプリンタの断面図。 本発明の第1の実施形態を示したインクジェットプリンタの斜視図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取り装置の斜視図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取りローラ,排紙ガイド,従動ローラの簡易斜視図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取りローラ,排紙ガイド,従動ローラの簡易斜視図。 本発明の第2の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第2の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第1の実施形態を示した巻取りローラの簡易斜視図。 本発明の第3の実施形態を示したインクジェットプリンタの断面図。 本発明の第4の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第5の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第6の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の第7の実施形態を示した巻取り装置の断面図。 本発明の巻取り装置の駆動装置を示す図。 本発明の制御ブロック図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ本体
2 スタンド
3 操作パネル
4 ロール状ロール紙6
5 巻取り装置
6 記録媒体
10 ロールホルダ
11 フレーム
12 ロール紙給紙ローラ
13 従動ローラ
14 ロール紙搬送部
31 搬送ローラ
32 紙センサ
33 搬送ガイド
34 搬送ガイド
40 画像形成部
41 副走査ローラ
42 従動ローラ
43 従動ローラ
44 搬送ガイド
45 プラテン
46 記録ヘッド
50 排紙部
51 排紙ローラ
52 排紙ガイド
53 排紙ガイド
54 カッター
55 排紙口
70 巻取りローラ
71 リンク軸
72 従動ローラ
73 従動ローラ
74 搬送ガイド
75 搬送ガイド
76 従動ローラ
77 従動ローラ
78 リンク軸
79 搬送ガイド
80 従動ローラ
81 従動ローラ
82 リンク軸
83 レジ取りローラ
84 従動ローラ
85 排紙ガイド
86 排紙ガイド
87 巻取り装置取り付け部
88 巻取りローラハンドル
89 紙センサ
90 巻取りシャーシ
91 巻取りレバー
92 発泡ウレタン
93 巻取りローラフランジ
94 巻取りローラ軸
95 弛みセンサ
96 巻取りセンサ
97 ガイドローラ
98 斜行センサ
99 カッター
100 切断センサ
101 取り出しガイド

Claims (16)

  1. 記録媒体にインクを吐出して記録する記録手段と、
    記録手段に記録媒体を搬送する搬送手段と、
    記録した記録媒体を排出する排出手段と、
    記録媒体を巻き取る巻取り手段と、
    排出された記録媒体の先端を前記巻取り手段に案内する案内手段と、
    を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記巻取り手段は巻取りローラと、前記巻取りローラの外周に沿って複数個配置され、前記巻取りローラに巻き取られる記録媒体を前記巻取りローラに押圧する従動ローラを有し、前記案内手段は記録媒体の先端を前記巻取りローラと前記従動ローラの間に案内する請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 記録媒体を前記巻取りローラの外周面に沿うように案内する複数に分割されたガイド部材を有し、前記ガイド部材は前記巻取りローラに巻き取られた記録媒体の量に応じて巻取りローラの半径方向に移動可能である請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記複数に分割されたガイド部材は中心から遠ざかる方向に移動しても隣り合うものの間に隙間ができないように、隣接するもの同士が部分的に重なり合っている請求項3に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 排出される記録媒体の斜行を矯正して搬送する斜行取りローラ対を有し、前記案内手段は前記斜行取りローラによって斜行矯正された記録媒体の先端を前記巻取りローラに案内する請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 間欠排紙される記録媒体の長さに応じて、記録媒体を随時、巻き取っていくことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 間欠排紙される記録媒体6の長さよりも巻き取る記録媒体の長さの方が短いことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 排紙された記録媒体の長さを検知する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記巻取り手段に巻き取られた記録媒体の量を検知する手段を有したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記巻取り手段に巻き取られた記録媒体の量を算出して記憶する手段を有したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  11. 前記巻取り手段に巻き取られた記録媒体の斜行を検知する手段を有したことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  12. 前記排出手段によって排出された記録媒体を前記巻取り手段に搬送する第2の搬送手段と、前記第2の搬送手段と前記巻取り手段の間に記録媒体を切断するカッターを設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  13. 前記巻取り手段が記録媒体を巻き終えた時に、前記カッターによって前記記録媒体を切断することを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリンタ。
  14. 前記巻取り手段に巻き取った記録媒体を、逆回転することによって取り出すことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  15. 記録媒体を取り出す時に、前記記録媒体を切断することを特徴とする請求項14に記載のインクジェットプリンタ。
  16. 前記記録媒体は記録前にロール状巻かれて保持され、前記巻取り手段は記録前の記録媒体の巻き方向と逆に巻き取ることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
JP2005372522A 2005-12-26 2005-12-26 インクジェットプリンタ Withdrawn JP2007168380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051816A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 カシオ電子工業株式会社 印刷装置、記録媒体の供給装置、記録媒体の斜行補正方法及びプログラム
JP2016050098A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 山九株式会社 薄膜シート材の回収装置
US10603934B2 (en) 2016-10-19 2020-03-31 Seiko Epson Corporation Winding apparatus and printing apparatus

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