JP2013120269A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルミング防止能力と大量トナー対応能力のいずれにも優れ,クリーニング部材に求められる諸特性をバランス良く満たしたクリーニング部を有する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成部からトナー像の転写を受けてそのトナー像を媒体に再転写する中間転写ベルト3を有する画像形成装置にて,中間転写ベルト3における,媒体への再転写位置より下流であって画像形成部からの被転写位置より上流の位置に,発泡ローラー421,422によるベルトクリーニング部を設け,媒体への再転写位置より下流であってベルトクリーニング部より上流の位置に,金属ローラー10による予備クリーニング部を設ける。金属ローラー10と中間転写ベルト3との間に,本来の帯電極性のままで中間転写体上ベルト3付着しているトナーを金属ローラー10へ向けて吸引するバイアスを印加する。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成部からトナー像の転写を受けてそのトナー像を媒体に再転写する中間転写ベルト3を有する画像形成装置にて,中間転写ベルト3における,媒体への再転写位置より下流であって画像形成部からの被転写位置より上流の位置に,発泡ローラー421,422によるベルトクリーニング部を設け,媒体への再転写位置より下流であってベルトクリーニング部より上流の位置に,金属ローラー10による予備クリーニング部を設ける。金属ローラー10と中間転写ベルト3との間に,本来の帯電極性のままで中間転写体上ベルト3付着しているトナーを金属ローラー10へ向けて吸引するバイアスを印加する。
【選択図】図2
Description
本発明は,中間転写ベルトを有する画像形成装置に関する。さらに詳細には,中間転写ベルトのクリーニングを行うベルトクリーニング部を有する画像形成装置に関するものである。
従来から,トナーを用いる画像形成装置には,例えば特許文献1に記載のもののように,中間転写ベルトを有するものがある。中間転写ベルトを有する画像形成装置は通常,複数の感光体を有している。これら複数の感光体により互いに異なる色のトナー像を作成し,中間転写ベルト上に転写して重ね合わせるのである。この,中間転写ベルト上に重ね合わせられてフルカラーとなったトナー像が,媒体である用紙に再転写されるのである。
かかる中間転写ベルト上には,媒体へのトナー像の再転写後にもある程度のトナーが残留してしまう。また,中間転写ベルトが用紙と接触したことにより,紙粉もトナーに混じって中間転写ベルトに付着している。このような中間転写ベルト上の付着物は,次回の画像形成時に画像汚れの原因となる等の弊害を引き起こす。このため,中間転写ベルトをクリーニングするベルトクリーニングが設けられる。すなわち,再転写位置より下流の位置において,中間転写ベルトのトナー像担持面を,クリーニング部材で拭き取って付着物を除去するのである。
クリーニング部材として,特許文献1に記載のものでは,発泡部材によるクリーニングローラーを用いている。発泡部材は,中間転写ベルト上の付着物の除去能力が高く,付着物のフィルミングの防止に有益である。クリーニング部材として他には,ブラシローラーやブレード部材,金属ローラーなどがある。
しかしながら前記した従来の技術には,次のような問題点があった。すなわち,クリーニング部材として発泡部材を用いると,中間転写ベルト上の単位面積当たりの付着物量が多い場合に拭き残しが発生しやすいのである。発泡部材は,1回の清掃で拭き取れる付着物量はさほど多くないという特性を有するからである。中間転写ベルト上の単位面積当たりの付着物量が多い場合とは例えば,テストパターンやパッチなど,2次転写をしない画像を形成した場合が挙げられる。このような中間転写ベルト上のトナー量が多い場合に,発泡部材ではクリーニングしきれない場合があるのである。
一方,ブラシローラーやブレード部材,金属ローラーにも問題がある。ブラシローラーについては,ブラシの毛先で放電が起きやすい。このため放電生成物が中間転写ベルトに付着してフィルミングを生じさせる。ブレード部材の場合は,摩耗によりクリーニング特性が変化してしまい安定性に欠ける。金属ローラーの場合には,1回の清掃で拭き取り量自体は多めであるものの,最下層の付着物まできれいに除去することができない。このようにいずれも一長一短で,クリーニング部材に求められる特性をすべて満たすものは存在しなかった。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,フィルミング防止能力と大量トナー対応能力のいずれにも優れ,クリーニング部材に求められる諸特性をバランス良く満たしたクリーニング部を有する画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,トナー像形成部を有し,トナー像形成部で形成されたトナー像を媒体上に転写することで画像を形成する装置であって,トナー像形成部からトナー像の転写を受けてそのトナー像を媒体に再転写する中間転写体と,中間転写体における,媒体への再転写位置より下流であってトナー像形成部からの被転写位置より上流の位置に設けられたベルトクリーニング部と,中間転写体における,媒体への再転写位置より下流であってベルトクリーニング部より上流の位置に設けられた予備クリーニング部とを有し,予備クリーニング部は,中間転写体の像担持面側に配置された金属ローラーと,金属ローラーと中間転写体との間に,本来の帯電極性のままで中間転写体上に付着しているトナーを金属ローラーへ向けて吸引するバイアスを印加する予備クリーニングバイアス印加部とを有している。
この画像形成装置では,媒体への再転写位置を通過した中間転写体は,ベルトクリーニング部によるクリーニングを受ける前にまず,予備クリーニング部によるクリーニングを受ける。予備クリーニング部では,金属ローラーが中間転写体の像担持面側に配置されている。そして金属ローラーと中間転写体との間には,予備クリーニングバイアス印加部によりバイアスが印加されている。これにより,中間転写体に載って金属ローラーと中間転写体との対面箇所に至ったトナーの大部分が,中間転写体から金属ローラーに移る。こうして中間転写体上の付着物の量が大幅に減少し,その状態でベルトクリーニング部による中間転写体のクリーニングが行われる。このため,再転写位置を通過した時点での中間転写体上の付着物量が多い場合でも,予備クリーニング部およびベルトクリーニング部により,中間転写体のクリーニングが確実になされる。こうして,次回の形成画像の画質低下や,中間転写体の表面状態の劣化が防止されている。
本発明の画像形成装置において予備クリーニングバイアス印加部は,中間転写体における,媒体への再転写が行われた位置に対してはバイアスを印加せず,媒体への再転写が行われなかった位置に対してはバイアスを印加するものであることが望ましい。このようにすると,中間転写体上の付着物量が多い場合にのみ金属ローラーへのバイアス印加がオンされ,付着物量が少ない場合にはバイアス印加がオフされることになる。このため,付着物量が多い場合の良好なクリーニング性能を確保しつつ,中間転写体の寿命を延長できる。
このことはより具体的には,予備クリーニングバイアス印加部が,中間転写体から媒体への再転写が開始されてから所定時間経過後にバイアス印加を停止し,再転写が停止されてから所定時間経過後にバイアス印加を開始することとすればよい。その所定時間は,中間転写体が,媒体への再転写位置から金属ローラーとの対面位置まで移動するのに要する時間とすればよい。このようにすることで,中間転写体における媒体への再転写が行われた位置,すなわち付着物量の少ない位置が金属ローラーに対面するときにはバイアス印加がオフされることになる。一方,再転写が行われなかった位置,すなわち付着物量の多い位置が金属ローラーに対面するときにはバイアス印加がオンされることになる。
本発明ではさらに,金属ローラーを予備クリーニングバイアス印加部に接続する接続状態と,金属ローラーを予備クリーニングバイアス印加部に接続せず接地する接地状態とを切り替えるスイッチを有することが望ましい。そして,スイッチを,予備クリーニングバイアス印加部によるバイアス印加をするときには接続状態とし,予備クリーニングバイアス印加部によるバイアス印加をしないときには接地状態とするのである。これにより,バイアスオフ時における金属ローラーへの電荷の蓄積を防止できる。このため,金属ローラーと中間転写体との間の放電による中間転写体の劣化を防止できる。
そして本発明の画像形成装置では,金属ローラーとして,その表面に高耐摩耗性もしくは低摩擦性のコーティングが施されているものを用いることがより好ましい。これにより,金属ローラーの長寿命化が図られる。
本発明の画像形成装置におけるベルトクリーニング部は好ましくは,中間転写体の像担持面側に配置された1または2以上の発泡ローラーと,発泡ローラーと中間転写体との間にバイアスを印加するクリーニングバイアス印加部とを有する。ここでクリーニングバイアス印加部は,発泡ローラーのうち少なくとも金属ローラーに隣接するものには,予備クリーニングバイアス印加部が金属ローラーに印加するバイアスと逆向きのバイアスを印加するものである。この構成では,金属ローラーにより付着物の大部分が除去された状態の中間転写体が,発泡ローラーによる清掃を受ける。その際,発泡ローラーのバイアスは,金属ローラーで除去されなかった帯電極性の付着物を主として吸引する。こうして,より清浄な中間転写体の表面が得られる。
なお,本発明では,中間転写体を挟んで金属ローラーや発泡ローラーの反対側に配置された対向部材を有することが好ましい。また,金属ローラーと中間転写体との接触箇所以外の箇所で金属ローラーに接触する付着物回収部材を有することも望ましい。同様に,発泡ローラーと中間転写体との接触箇所以外の箇所で発泡ローラーに接触する回収ローラーと,回収ローラーと発泡ローラーとの接触箇所以外の箇所で回収ローラーに接触する付着物回収部材とを有することも望ましい。
本発明によれば,フィルミング防止能力と大量トナー対応能力のいずれにも優れ,クリーニング部材に求められる諸特性をバランス良く満たしたクリーニング部を有する画像形成装置が提供されている。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,図1に示す画像形成装置1に本発明を適用したものである。図1の画像形成装置1は,4つの画像形成部2Y,2M,2C,2Kと中間転写ベルト3とを有する。いわゆるタンデム型の画像形成装置である。図1の画像形成装置1は,画像形成部2Y,2M,2C,2Kや中間転写ベルト3の他,ベルトクリーナー4,2次転写装置5,定着器6,給紙カセット7,制御部50を有している。以下順に説明する。
中間転写ベルト3は,張架ローラー31〜34に架け渡されており,図中に矢印Xで示される向きに循環移動するようになっている。4つの画像形成部2Y,2M,2C,2Kは,いずれも構造的には同じものであり,以下では代表して画像形成部2Yにより説明する。画像形成部2Yには,感光体ドラム21,帯電器22,露光器23,現像器24が設けられている。これにより,感光体ドラム21の表面にトナー像が形成されるようになっている。現像器24は,一成分型現像剤を用いるもの,二成分型現像剤を用いるもの,のいずれであってもよい。トナーの帯電極性については,負型,正型のいずれでもよいが,以下では負型であるものとする。
また,感光体ドラム21は中間転写ベルト3の外面に接している。さらに,感光体ドラム21から見て中間転写ベルト3の裏側には,1次転写ローラー25が設けられている。1次転写ローラー25と感光体ドラム21との間の1次転写バイアスにより,感光体ドラム21上のトナー像が中間転写ベルト3上に転写されるようになっている。
2次転写装置5は,複数のローラーにより張架された2次転写ベルト51により構成されている。2次転写ベルト51を張架するローラーの1つが,2次転写ローラー52である。2次転写装置5では,2次転写ローラー52と中間転写ベルト3の張架ローラー31との間の2次転写バイアスにより,中間転写ベルト3上のトナー像が用紙P上に転写されるようになっている。このため給紙カセット7から用紙Pが供給され,中間転写ベルト3と2次転写ベルト51との間のニップへ進入するようになっている。また,トナー像の転写を受けた用紙Pに対し,定着器6でトナー像の定着が行われるようになっている。さらに,各部の制御が制御部50により行われるようになっている。
ベルトクリーナー4は,中間転写ベルト3上のトナーを除去する装置である。ベルトクリーナー4で除去するのは,2次転写装置5を通過した後の中間転写ベルト3上の付着物である。その主成分は,2次転写装置5を通過した後も中間転写ベルト3上に付着しているトナーである。他に紙粉等が含まれる。これらの付着物を放置したまま次回の画像形成を行うと画像が汚れるので,その防止のために中間転写ベルト3を清掃するのである。よってベルトクリーナー4は,中間転写ベルト3における,2次転写装置5より下流で画像形成部2Y,2M,2C,2Kのいずれよりも上流の位置に設けられている。
ベルトクリーナー4の詳細を図2の拡大断面図により説明する。図2は,図1中のベルトクリーナー4を時計回りに90度回転させて描いた図である。よって,図2中における中間転写ベルト3の移動方向Xは,左から右に向かう向きである。ベルトクリーナー4におけるハウジング41の中には,中間転写ベルト3の外面側に接するローラーが3つ存在する。移動方向Xの上流側から順に,金属ローラー10,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422,である。このうち,第1発泡ローラー421および第2発泡ローラー422がベルトクリーニング部を構成し,金属ローラー10がそれより上流の予備クリーニング部を構成している。つまりベルトクリーナー4には,ベルトクリーニング部と予備クリーニング部とがともに内蔵されている。
金属ローラー10は,その名の通り金属製のローラーである。金属の具体的種類としては特に限定はなく,鉄,アルミ,銅,これらを主成分とする合金など,通常用いられているものなら何でもよい。第1発泡ローラー421および第2発泡ローラー422はいずれも,芯金45とその外周を覆うポリウレタンフォーム層46とを有する発泡ローラーである。ポリウレタンフォーム層46の材質は,例えば,特許文献1の[0045]〜[0061]に記載されるような発泡材であって,102〜106Ωcm程度の導電性を付与したものでよい。
金属ローラー10,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422はいずれも,図2中にそれぞれ矢印で示されるように,中間転写ベルト3の移動方向Xに対してカウンター回転するものである。ただし金属ローラー10については,カウンター回転に限らず,移動方向Xに対して順方向回転するものであってもよい。
第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422に対してそれぞれ,回収ローラー43が設けられている。回収ローラー43は,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422に接し,中間転写ベルト3には接しないように配置されている。回収ローラー43は,金属ローラー10と同じく金属製である。また,回収ローラー43は,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422の回転により従動回転するものである。なお回収ローラー43は,従動回転するものに限らず,独立に駆動を受けて回転するものであってもよい。第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422の回転に対してカウンター回転するものであってもよい。
一方,金属ローラー10,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422から見て中間転写ベルト3の裏側にはそれぞれ,バックアップローラー44が設けられている。バックアップローラー44は,中間転写ベルト3の移動により従動回転するローラーである。バックアップローラー44は,金属ローラー10や回収ローラー43と同じく金属製である。なおバックアップローラー44を,金属製とする代わりに,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422と同様の材質のものとしてもよい。
なお,バックアップローラー44は,従動回転するものに限らず,独立に駆動を受けて回転するものであってもよい。回転せず固定されているものであってもよい。固定されている場合には,3つの部材が繋がって一つになっているものであってもよい。回転する場合でも,金属ローラー10,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422の距離が近ければ,1つのローラーでもよい。
金属ローラー10,および回収ローラー43,43にはそれぞれ,スクレーパー47とクリーニング電源48とが設けられている。スクレーパー47は,固定して設けられており,先端が金属ローラー10または回収ローラー43に接触している。クリーニング電源48は,金属ローラー10,回収ローラー43に後述するバイアスを印加するものである。一方,バックアップローラー44は,金属ローラー10や回収ローラー43に電源が繋がれているのと異なり,直に接地されている。
あるいは逆に,金属ローラー10,回収ローラー43を接地してバックアップローラー44にクリーニング電源48を繋いでもよい。要は,金属ローラー10や回収ローラー43とバックアップローラー44との間に所定の向きに電圧が掛かればよい。ただし,前述のように3つのバックアップローラーを1つの部材で済ます場合には,すべてのクリーニング電源48を金属ローラー10,回収ローラー43側に設ける必要がある。
クリーニング電源48により印加されるバイアスの向きは,金属ローラー10についてはプラス,1段目の回収ローラー43についてはマイナス,2段目の回収ローラー43についてはプラス,となっている。これにより,金属ローラー10と中間転写ベルト3との間には,中間転写ベルト3上の負帯電物が金属ローラー10に吸引される向きに電界が掛かる。第1発泡ローラー421と中間転写ベルト3との間には逆に,中間転写ベルト3上の正帯電物が金属ローラー10に吸引される向きに電界が掛かる。第2発泡ローラー422と中間転写ベルト3との間には再び逆に,中間転写ベルト3上の負帯電物が金属ローラー10に吸引される向きに電界が掛かる。
つまりベルトクリーナー4に達した中間転写ベルト3上ではまず金属ローラー10により,主として,トナーのうち大多数を占める本来の帯電極性のままのものが除去される。次いで第1発泡ローラー421により,主として帯電極性が逆転しているトナーが除去される。最後に第2発泡ローラー422により,再び本来の帯電極性のままのトナーが除去される。このようにベルトクリーナー4では,順次逆向きのバイアスを印加することにより,中間転写ベルト3上の付着物を効率よく除去する。これにより中間転写ベルト3は,付着物がほとんど存在しないクリーンな状態となって次回の画像形成に供されるのである。
なお,中間転写ベルト3上から金属ローラー10に移動した付着物は,スクレーパー47により掻き落とされ回収される。また,中間転写ベルト3上から第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422上に移動した付着物は,さらに回収ローラー43上に移動し,最終的にはやはりスクレーパー47により掻き落とされ回収される。これにより,金属ローラー10,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422,回収ローラー43のいずれにも,回収した付着物が蓄積することはない。
ここで,ベルトクリーナー4にて予備クリーニング部に金属ローラー10を採用していることによる効果を,表1により説明する。表1は,ベルトクリーナー4の性能を,上記の構成中の金属ローラー10,第1発泡ローラー421,および第2発泡ローラー422を他の構成で置き替えた比較例と比較して試験した結果を示す表である。
表1中の比較例1〜4は,金属ローラー10を省略したものである。比較例5は,金属ローラー10を導電ブラシで,比較例6は金属ローラー10をゴムブレードで,それぞれ置き替えたものである。なお,表1中の実施例では金属ローラー10の材質として,SKTM(機械構造用炭素鋼鋼管)を使用した。
さらに,比較例1〜3では,第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422についても別のもので置き替えた。発泡材に替えて,比較例1ではゴムブレードを,比較例2では金属ローラーを,比較例3では導電ブラシを,それぞれ用いた。比較例4〜6では,実施例と同じく第1発泡ローラー421,第2発泡ローラー422を用いた。
表1の試験では上記の比較例1〜6および実施例について,清掃性,耐久安定性,耐久後の転写性,の3つの性能項目を比較した。清掃性の試験では,2次転写バイアスをオフにした状態で中間転写ベルト3上に2色重ねベタ画像を形成し,ベルトクリーナー4を通過した後の位置での中間転写ベルト3上の付着物量をチェックした。すなわち,当該位置において中間転写ベルト3上の付着物をブッカーテープで剥ぎ取り,白色の台紙に貼り付けて色を測定した。その際,各ローラーの印加バイアスについては,電流値が40μAとなる設定とした。また,この試験は,前記各部材が新品である状態にて行った。色の測定には,コニカミノルタセンシング社製の分光測色計CM−512mk3を使用した。この測定により,結果を次のように評価した。
・ベルトクリーナー4での拭き残しがないと判定できた場合…○
・わずかに拭き残しがあると認められた場合……………………△
・トナー像がほぼ拭き残されていると認められた場合…………×
・ベルトクリーナー4での拭き残しがないと判定できた場合…○
・わずかに拭き残しがあると認められた場合……………………△
・トナー像がほぼ拭き残されていると認められた場合…………×
耐久安定性の試験では,上記の清掃性の試験と同じ測定を,耐久使用後の状態にて行った。ここで耐久使用後の状態とは,中間転写ベルト3の走行距離にして126kmに相当する画像形成を行った後の状態をいう。この測定により,結果を次のように評価した。
・新品時の測定結果と拭き残し量に変化がないと判定できた場合…○
・拭き残し量がわずかながら変化したと認められた場合……………△
・拭き残し量が明らかに変化したと認められた場合…………………×
・新品時の測定結果と拭き残し量に変化がないと判定できた場合…○
・拭き残し量がわずかながら変化したと認められた場合……………△
・拭き残し量が明らかに変化したと認められた場合…………………×
耐久後の転写性の試験では,耐久使用後における,感光体ドラム21から中間転写ベルト3への転写率の均一性を評価した。このため,上記のような中間転写ベルト3上の付着物量の評価を,画像形成部2Kを通過後2次転写に至る前の位置にて行った。その際の画像は全面1色の1ドットハーフトーン画像(濃度600Dpi)とし,その全面画像の範囲内で,ベルト進行方向の先端,中央,後端の3箇所でそれぞれベルト幅方向の奥側端部,中央,手前側端部の3箇所,都合9箇所について色を測定した。この測定により,結果を次のように評価した。
・9箇所間に付着量の差がないと判定できた場合…○
・付着量の差がわずかにあると認められた場合……△
・付着量の差が明らかにあると認められた場合……×
・9箇所間に付着量の差がないと判定できた場合…○
・付着量の差がわずかにあると認められた場合……△
・付着量の差が明らかにあると認められた場合……×
そして,総合評価では次のように評価した。
・上記3つの性能項目のすべてで評価が○であったもの………○
・上記3つの性能項目に1つでも○以外の評価があったもの…×
・上記3つの性能項目のすべてで評価が○であったもの………○
・上記3つの性能項目に1つでも○以外の評価があったもの…×
表1に示されるように,総合評価が○であったのは実施例だけであった。比較例1〜6のものでは,3つの性能項目のどこかしらに不満足な評価結果があった。まず比較例1,6については,耐久安定性が目立って悪かった。これは,摩耗に弱いブレード部材を,第1発泡ローラー421および第2発泡ローラー422に替えて,もしくは金属ローラー10に替えて使用しているためと考えられる。この比較例1,6では,温湿度環境によっては清掃性能自体も悪いことがあった(備考1,2)。
比較例2,3では,いずれの項目でも評価が思わしくなかった。これは,金属ローラー単独あるいは導電ブラシ単独でのクリーニングでは,最下層の付着物まできれいに除去することができず,拭き残し量の安定性にも欠けるためと考えられる。比較例4では,清掃性の評価が悪かった。これは,発泡ローラー単独では2色ベタ画像をクリーニングしきれないためであると考えられる。これを,比較例5のように導電ブラシによる予備クリーニングを行うこととすると,清掃性自体は少し改善するが,耐久後に転写の均一性不良が現れた。これは,中間転写ベルト3にフィルミングが発生したためと考えられる。
予備クリーニング部に金属ローラー10を用いベルトクリーニング部に発泡ローラーを用いている実施例だけは,3つの性能項目のすべてで評価が○であった。これは,まず金属ローラー10でトナー像の大部分を除去し,残りを発泡ローラーできれいに拭ききっているためと考えられる。また,耐久に弱い理由も特段にはないからである。
続いて,本形態のベルトクリーナー4の動作の制御を説明する。本形態のベルトクリーナー4では,通常の動作時には,中間転写ベルト3上のトナー量が多いタイミングでのみ,金属ローラー10へのバイアス印加をオンする。つまり,中間転写ベルト3上のトナー量が少ないときには,金属ローラー10へのバイアス印加をオフするのである。その理由は,金属ローラー10のバイアスを掛けっぱなしにしていると,耐久後の性能には却ってよくないからである。特に,中間転写ベルト3上のトナー量が少ないときに金属ローラー10のバイアスを掛けていると,耐久後の性能を低下させる傾向が強い。
このことを表2により説明する。表2は,中間転写ベルト3上のトナー量,および金属ローラー10のバイアス印加の有無による,ベルトクリーナー4の性能への影響を試験した結果を示す表である。表2の試験では,ベルトクリーナー4の構成としては,表1中の「実施例」と同じものを用いた。評価項目は,表1の試験の場合と同じく清掃性,耐久安定性,耐久後の転写性,の3つの性能項目を比較した。いずれもその内容は,表1の場合の内容と同じである。
表2中の条件1〜4は,金属ローラー10のバイアス印加をオンする条件である。条件5〜8は,金属ローラー10のバイアス印加をオフする条件である。なおいずれの条件でも,回収ローラー43へのバイアス印加はオンである。オンされる印加バイアスはいずれも,表1の試験の場合と同じく,電流値が40μAとなる設定である。
このようなバイアス設定で,ベルトクリーナー4での清掃対象となる中間転写ベルト3上のトナー量(g/m2 )を,0.1(条件1,5),0.5(条件2,6),2(条件3,7),10(条件4,8)の4水準とした。このうち少ない方の2水準(0.1および0.5)は,通常の画像形成にて2次転写を行った後の中間転写ベルト3上のトナー量として一般的な範囲内のトナー量である。多い方の2水準(2および10)は,2次転写バイアスをオフして2次転写装置5をそのまま通過させた場合の中間転写ベルト3上のトナー量として一般的な範囲内のトナー量である。いわゆるパッチとしてベタ画像を形成した場合にこのレベルのトナー量をベルトクリーナー4が清掃することとなる。
表2に見るように総合評価がよかったのは,金属ローラーバイアスオンの場合にはトナー量が多い方の2条件(条件3,4)で,金属ローラーバイアスオフの場合には逆にトナー量が少い方の2条件(条件5,6)であった。つまり,金属ローラーバイアスオンでトナー量が少い場合(条件1,2)と,金属ローラーバイアスオフでトナー量が多い場合(条件7,8)とには,結果がよくなかったのである。
金属ローラーバイアスオンでトナー量が少い場合(条件1,2)には,耐久後に転写の均一性不良が現れた。これは,トナー量が少い状況で金属ローラー10のバイアス印加を続けたことにより,中間転写ベルト3の表面に放電によるフィルミングが発生したためと考えられる。逆に金属ローラーバイアスオフでトナー量が多い場合(条件7,8)には,そもそも当初から清掃性が悪かった。金属ローラー10のバイアス印加をしないということは,第1発泡ローラー421および第2発泡ローラー422のみで中間転写ベルト3の清掃をしているようなものである。このため,大量のトナーを除去しきれないのである。
これより,トナー量が多い条件下では金属ローラー10のバイアス印加をオンし,トナー量が少い条件下ではバイアス印加をオフするのがよいことが分かる。言い替えると,通常の画像形成時(2次転写をするので残留トナーが少ない)には金属ローラー10のバイアス印加をオフとしておき,パッチ形成時(2次転写をしないので中間転写ベルト3上のトナー量が多い)にのみ,バイアス印加をオンするのである。
このため本形態の画像形成装置1では,図3のフローチャートに示すようにして,金属ローラー10へのバイアス印加を制御している。図3のフローではまず,2次転写バイアスが印加されているか否かを判断する(S1)。S1では,通常の画像形成時には,2次転写が行われるのでYesと判断される。2次転写をしないパッチ形成時には,S1の判断がNoとなる。
S1の判断がYesであった場合には,遅延タイミング処理(S2)を行ってから,金属ローラー10へのバイアス印加をオフする(S3)。2次転写装置5で2次転写がなされているので,中間転写ベルト3上のトナー量が少ないからである。S1の判断がNoであった場合には,遅延タイミング処理(S4)を行ってから,金属ローラー10へのバイアス印加をオンする(S5)。2次転写装置5で2次転写がされていないので,中間転写ベルト3上のトナー量が多いと考えられるからである。
これにより,通常時には金属ローラー10のバイアス印加をオフとしておき,パッチ形成時等にのみバイアス印加をオンする制御が実行される。ここで,S2およびS4の「遅延タイミング処理」とは,一定時間待機することである。一定時間とは,中間転写ベルト3における2次転写装置5を通過した位置が,ベルトクリーナー4(より詳細には金属ローラー10)へ到達するのに要する時間である。図3のフローは,画像形成装置1のメインスイッチがオンである間じゅう常に,制御部50により実行されている。
次に,金属ローラー10の変形例を説明する。ベルトクリーナー4における金属ローラー10は,図4の断面図に示す金属ローラー11で置き替えられることができる。図4の金属ローラー11は,ここまで説明してきた金属ローラー10に対し,表面層12を有する点で相違する。すなわち金属ローラー11は,基体13の表面に表面層12を形成したものである。基体13は金属ローラー10と同様のものである。
表面層12を形成する目的は,金属ローラーに耐摩耗性を付与することにある。金属ローラーの長寿命化のためである。このため表面層12としては例えば,ニッケルめっき層が好適である。ニッケルめっき以外でも,高耐摩耗性の材質のものによる被覆であればよい。あるいは,高耐摩耗性の材質のものの代わりに低摩擦性の材質のものを用いてもよい。その場合の好適な例としては,ナイロンチューブを被覆することが挙げられる。なお,金属ローラー10の他,回収ローラー43に対しても同様の変形が可能である。
ニッケルめっき層あるいはナイロンチューブの効果を,試験により確認したので,その結果を表3に示す。表3の試験では,基本的に表1の「実施例」の構成にて,表1の試験と同じ内容の試験を行い,さらに,清掃性能を維持できる寿命を測定した。表3中の「実施例1」は,表1中の「実施例」そのものである。表3中の「実施例2」は,ニッケルめっき層12を施した金属ローラー11を用いたものである。ニッケルめっき層12の厚さは,20μmとした。表3中の「実施例3」は,ナイロンチューブを被覆した金属ローラーを用いたものである。ナイロンチューブとしては,クオドラントポリペンコ社製のMCナイロン(厚さ1mm)を使用した。
表3から明らかなように,清掃性,耐久安定性,耐久後の転写性,の3つの性能項目に関してはいずれも良好であった。表3中の「寿命」は,クリーニング不良が発生するまで耐久試験を続けたときの,中間転写ベルト3の走行距離のことである。表3中で最も短命である実施例1でも,[0040]で耐久使用の定義として示した126kmの約3.3倍の寿命が示されており,十分である。ニッケルめっきされた金属ローラー11を用いる実施例2では,実施例1の1.8倍の寿命となっている。ナイロンチューブを被覆した金属ローラーを用いる実施例3では,実施例1の1.4倍の寿命となっている。このように,高耐摩耗性もしくは低摩擦性のもののコーティングにより金属ローラーの長寿命化が図られることが分かる。
次に,金属ローラー10の配線についての変形例を述べる。金属ローラー10の配線は,図5に示すようなものであってもよい。図5に示す金属ローラー10の配線は,図2中の金属ローラー10の配線に対し,スイッチ49を追加したものである。図5中のスイッチ49は,金属ローラー10をクリーニング電源48に繋ぐ状態(図5中左向き)と,金属ローラー10を接地する状態(図5中右向き)とを切り替えるものである。なお,前述のように金属ローラー10にコーティングが施されている場合であっても,スイッチ49を備えることができる。
このようにスイッチ49を備える場合には,スイッチ49は次のように操作される。すなわちスイッチ49は,図3のフローチャートで説明した,金属ローラー10のバイアス印加オンの場合に,金属ローラー10をクリーニング電源48に繋ぐ状態にされる。そして,バイアス印加オフの場合に,金属ローラー10を接地する状態にされる。
このことにより,中間転写ベルト3の劣化を抑制できる効果がある。なぜなら,バイアス印加オフの際に金属ローラー10を接地しない場合には,バイアス印加オフの期間中には金属ローラー10は電気的にほぼフロートの状態となる。このため金属ローラー10には,中間転写ベルト3との回転摺動により電荷が溜まりうるのである。このことによる金属ローラー10と中間転写ベルト3との間の放電が,中間転写ベルト3の劣化要因となる。スイッチ49を用いてバイアス印加オフの際に金属ローラー10を接地することにより,このような劣化を防止できるのである。スイッチ49の操作は,制御部50の制御による。なお,図5中のスイッチ49は,左右いずれにも繋がらない中立状態で描かれているが,このような状態が必須な訳ではない。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,2次転写装置5を通過した中間転写ベルト3の表面を清掃するベルトクリーナー4において,発泡材によるベルトクリーニング部の上流側に,金属ローラー10による予備クリーニング部を設けている。これにより,中間転写ベルト3上の付着物の大部分がまず金属ローラー10で除去される。そして付着物の量が少なくなった状態で発泡材による清掃が行われる。このため,中間転写ベルト3上の付着物量が多い場合でも,金属ローラー10と発泡材との協働により,中間転写ベルト3がきれいに清掃される。このため次回に形成される画像の品質がよい。また,フィルミングによる中間転写ベルト3の劣化も抑制される。
本実施の形態ではさらに,中間転写ベルト3上の付着物量が多い場合にのみ金属ローラー10へのバイアス印加を行い,付着物量が少ない場合にはバイアス印加をオフすることとしている。これにより,良好な清掃性能を発揮しつつ,ベルトクリーナー4の耐久性能も向上している。このことは,バイアス印加オフ時には金属ローラー10を接地することでより良好に達成される。さらに,金属ローラー10に高耐摩耗性もしくは低摩擦性のコーティングを行うとよりよい。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置1の全体構成としては,コピー機,プリンターのいずれでもよい。公衆回線からプリントジョブを受信してプリントするものであってもよい。画像形成部の個数は4に限定されない。ベルトクリーナー4における発泡ローラーの個数も,2に限定されない。
1 画像形成装置
2Y 画像形成部
2M 画像形成部
2C 画像形成部
2K 画像形成部
3 中間転写ベルト
4 ベルトクリーナー
5 2次転写装置
10 金属ローラー
12 ニッケルめっき層
48 クリーニング電源
49 スイッチ
421 第1発泡ローラー
422 第2発泡ローラー
2Y 画像形成部
2M 画像形成部
2C 画像形成部
2K 画像形成部
3 中間転写ベルト
4 ベルトクリーナー
5 2次転写装置
10 金属ローラー
12 ニッケルめっき層
48 クリーニング電源
49 スイッチ
421 第1発泡ローラー
422 第2発泡ローラー
Claims (6)
- トナー像形成部を有し,前記トナー像形成部で形成されたトナー像を媒体上に転写することで画像を形成する画像形成装置において,
前記トナー像形成部からトナー像の転写を受けてそのトナー像を媒体に再転写する中間転写体と,
前記中間転写体における,媒体への再転写位置より下流であって前記トナー像形成部からの被転写位置より上流の位置に設けられたベルトクリーニング部と,
前記中間転写体における,媒体への再転写位置より下流であって前記ベルトクリーニング部より上流の位置に設けられた予備クリーニング部とを有し,
前記予備クリーニング部は,
前記中間転写体の像担持面側に配置された金属ローラーと,
前記金属ローラーと前記中間転写体との間に本来の帯電極性のままで前記中間転写体上に付着しているトナーを前記金属ローラーへ向けて吸引するバイアスを印加する予備クリーニングバイアス印加部とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において,前記予備クリーニングバイアス印加部は,
前記中間転写体における,媒体への再転写が行われた位置に対してはバイアスを印加せず,媒体への再転写が行われなかった位置に対してはバイアスを印加するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載の画像形成装置において,
前記予備クリーニングバイアス印加部は,
前記中間転写体から媒体への再転写が開始されてから所定時間経過後にバイアス印加を停止し,
再転写が停止されてから所定時間経過後にバイアス印加を開始するものであり,
前記所定時間は,前記中間転写体が,媒体への再転写位置から前記金属ローラーとの対面位置まで移動するのに要する時間であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において,
前記金属ローラーを前記予備クリーニングバイアス印加部に接続する接続状態と,前記金属ローラーを前記予備クリーニングバイアス印加部に接続せず接地する接地状態とを切り替えるスイッチを有し,
前記スイッチは,
前記予備クリーニングバイアス印加部によるバイアス印加をするときには接続状態とされ,
前記予備クリーニングバイアス印加部によるバイアス印加をしないときには接地状態とされるものであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
前記金属ローラーの表面に高耐摩耗性もしくは低摩擦性のコーティングが施されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
前記ベルトクリーニング部は,
前記中間転写体の像担持面側に配置された1または2以上の発泡ローラーと,
前記発泡ローラーと前記中間転写体との間にバイアスを印加するクリーニングバイアス印加部とを有し,
前記クリーニングバイアス印加部は,前記発泡ローラーのうち少なくとも前記金属ローラーに隣接するものには,前記予備クリーニングバイアス印加部が前記金属ローラーに印加するバイアスと逆向きのバイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011267843A JP2013120269A (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011267843A JP2013120269A (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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JP2013120269A true JP2013120269A (ja) | 2013-06-17 |
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ID=48772926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011267843A Pending JP2013120269A (ja) | 2011-12-07 | 2011-12-07 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104345621A (zh) * | 2013-07-24 | 2015-02-11 | 柯尼卡美能达株式会社 | 清洁装置及图像形成装置 |
JP2015049407A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | コニカミノルタ株式会社 | クリーニング装置および画像形成装置 |
-
2011
- 2011-12-07 JP JP2011267843A patent/JP2013120269A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104345621A (zh) * | 2013-07-24 | 2015-02-11 | 柯尼卡美能达株式会社 | 清洁装置及图像形成装置 |
CN104345621B (zh) * | 2013-07-24 | 2017-06-06 | 柯尼卡美能达株式会社 | 清洁装置及图像形成装置 |
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