JP2013119041A - 微細凹凸構造の形成方法、該形成方法を用いた構造体の製造方法および構造体 - Google Patents

微細凹凸構造の形成方法、該形成方法を用いた構造体の製造方法および構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】2つ以上の構造を有する微細凹凸構造を、簡便に、かつ構造の制御性よく微細凹凸構造を形成する。
【解決手段】基材10の表面にレジスト12を塗布し、レジスト12を所望の形状にパターニングし、パターン化されたレジスト12をマスクとして基材10の表面をエッチングすることにより、基材10の表面に第1の凹凸構造13を形成すると共に、第1の凹凸構造13表面に分散配置された微粒子11をマスクとして、さらなるエッチングを行うことにより、第1の凹凸構造13の少なくとも凸部13a領域に、第1の凹凸構造13の凸部13aよりも小さい凸部15aを有する第2の凹凸構造15を形成する。
【選択図】図1C

Description

本発明は、物質の表面に撥水性や反射防止性を付与するための表面処理方法に関するものであり、特に、微細凹凸構造を表面に形成する微細凹凸構造の形成方法、その形成方法を用いた微細凹凸構造を表面に有する構造体の製造方法および構造体に関するものである。
固体表面を凹凸化するといった構造的処理によって表面の撥水性が変化することが従来から知られている。さらに、2つの異なる構造形態を表面に有する、あるいは複数の表面構造を有することにより、撥水性が向上することも知られている(特許文献1、2など)。
特許文献1には、少なくとも2つの異なる構造形態を有する表面の種々の形状や用途について開示されている。
特許文献2は、フラクタル構造(複数の表面構造を有する構造体)が撥水性に効果的に寄与する事をサポートする文献である。特許文献2は、AKD(アルキルケテンダイマー)等の強度が低い材料からなるフラクタル構造表面を強化するために、それらを薄膜コートして機械的、熱的耐性の高い表面を形成する方法が開示されている。
また、特許文献3、4には、透明基板上に使用波長以下のピッチの微細凹凸構造を備えることにより反射防止機能を有する光学素子、あるいは反射防止膜を形成するための微細凹凸構造を有するスタンパ(モールド)について開示されている。これらの特許文献3、4には、微細凹凸構造を陽極酸化と孔径拡大処理を繰り返すことにより形成する方法が開示されている。
特表2005−537034号公報 特開2006−181486号公報 国際公開第2006/059686号パンフレット 特開2010−281876号公報
しかしながら、特許文献1には、具体的に凹凸構造を作製する方法については記載がない。
また、特許文献2には、フラクタル構造をAKDを用いる以外に、切削、研削、あるいはリソグラフィで形成可能と記載されているが、それらの方法での具体的な作製方法については開示がない。また、現実には切削、研削あるいはリソグラフィなどでμm、あるいはnmオーダーの微細凹凸構造を作製するは困難である。また、腐食・析出等による作製方法も構造の制御性は著しく悪く困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、2つ以上の構造を有する微細凹凸構造を、簡易に、かつ構造の制御性を向上させることが可能な微細凹凸構造の形成方法を提供することを目的とする。さらに、その形成方法を用いて微細凹凸構造を形成する構造体の製造方法、および微細凹凸構造を有する構造体を提供することを目的とする。
本発明の微細凹凸構造の形成方法は、基材の表面にレジストを塗布し、該レジストを所望の形状にパターニングし、パターン化された前記レジストをマスクとして前記基材の表面をエッチングすることにより、該基材の表面に第1の凹凸構造を形成すると共に、
前記第1の凹凸構造中又は表面に分散配置された微粒子をマスクとして、さらなるエッチングを行うことにより、該第1の凹凸構造の少なくとも凸部領域に、該第1の凹凸構造の凸部よりも小さい凸部を有する第2の凹凸構造を形成する工程とを含むことを特徴とする。
すなわち、本発明の微細凹凸構造の形成方法は、少なくとも第1の凹凸構造とそれより小さい第2の凹凸構造の2つの構造との2つの構造を有する微細凹凸構造を形成する方法であり、第1の凹凸構造および第2の凹凸構造を、それぞれレジストパターンおよび微粒子をマスクとして連続的に基材をエッチングすることにより形成することを特徴とする。
ここで、前記エッチングは、基材の深さ方向へ進行する異方性エッチングである。特にはドライエッチングが好ましい。
また、凸部領域とは、凸部を構成する領域全体を指すものとする。
前記レジストとして、予め前記微粒子を多数分散させたレジストを用いることが好ましい。
あるいは、前記基材として、少なくとも表層部に前記微粒子が多数分散して埋め込まれた基材を用いてもよい。
前記微粒子として、異なる複数のサイズの微粒子を用いることが好ましい。
前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズを100μm以下となるように、前記レジストのパターニングをすることが好ましい。
あるいは、前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズを1μm以下となるように、前記レジストのパターニングをすることが好ましい。
ここで、凸部の表面サイズとは、角形状であれば1辺の長さを指し、辺の長さが不均一である場合は平均値を指すこととする。円形であればその直径を指すものとする。
本発明の構造体の製造方法は、基材と、該基材の表面に形成された微細凹凸構造とを有する構造体の製造方法であって、
前記基材の表面に、本発明の微細凹凸構造の形成方法を用いて前記微細凹凸構造を形成することを特徴とするものである。
本発明の構造体は、基材と、該基材の表面に、本発明の微細凹凸構造の形成方法により形成された微細凹凸構造とを有することを特徴とするものである。
前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズが100μm以下であり、該微細凹凸構造により表面撥水性を有するものとすることができる。
前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズが1μm以下であり、該微細凹凸構造により反射防止性を有するものとすることができる。
本発明の微細凹凸構造の形成方法によれば、第1の凹凸構造をレジストワークによって作製するため、第1の凹凸構造の配置・形状・サイズ等の制御性が高い。
また、第2の凹凸構造を微粒子をマスクとして作製するため、微粒子のサイズを選択することにより、第2の凹凸構造の大きさの制御を容易に行うことができ、また、微粒子の分散量を選択することにより、第2の凹凸構造の面積率を制御する事ができる。
第1の凹凸構造を作製するためのエッチングと第2の凹凸構造を作製するためのエッチングは連続して一つの工程として行うことができるので、簡便な工程で作製することができ、撥水性を有する表面、あるいは反射防止性を有する表面を容易に得ることができる。
したがって、微細凹凸構造の形成コストを低減することができる。レジストを用いたエッチング工程は1度であるため、レジスト廃材は抑制され環境負荷を低減することができる。
第1の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程1を模式的に示す断面図 第1の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程2を模式的に示す断面図 第1の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程3を模式的に示す断面図 第1の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程4を模式的に示す断面図 第1の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程5を模式的に示す断面図 第1の実施形態の形成方法で形成される微細凹凸構造表面の模式平面図 第2の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程1を模式的に示す断面図 第2の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程2を模式的に示す断面図 第2の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程3を模式的に示す断面図 第2の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程4を模式的に示す断面図 第2の実施形態に係る微細凹凸構造の形成工程5を模式的に示す断面図 第2の実施形態の形成方法で形成される微細凹凸構造表面の模式平面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1A〜図1Eは、本発明の第1の実施形態の微細凹凸構造を形成する方法であり、その形成方法を用いた構造体を製造する方法の工程を模式的に示す断面図である。
まず、基材10と、微粒子11を分散したレジスト材料12を準備する。
基材10は、表面に撥水性、あるいは反射防止性等を付与したい基材であればよい。例えば、Si、石英などを基材として用いる。
微粒子11は、Au,Ag,Cu、Pt、Alなどの金属粒子であってもよいし、TiO、SiO、Alなどの酸化物粒子であってもよい。但し、被加工物である基材をドライエッチングする反応性ガスとは選択比が確保できる材料であることを要する。
微粒子はほぼ同一径のものを用いてもよいが、複数の異なる径の微粒子を用いることが好ましい。異なる径の微粒子を用いることにより、凹凸構造のサイズを多様化する事が可能である。フラクタル構造をはじめ、サイズの多様化は撥水性が向上するため好ましい。
微粒子の形状は、球状、ディスク状、ロッド状などいずれであってもよい。
レジスト12は特に制限なく、ポジ型であってもよいしネガ型であってもよい。
図1Aに示すように、基材10上に微粒子を分散させたレジスト12を塗布し、乾燥させる。
図1Bに示すように、レジスト12をリソグラフィ法により所望の形状にパターニングする。ここでは、島状のレジスト12aが残るようにパターン露光および現像を行っており、図1Bに示す断面において、凸部12aおよび凹部(開口部)12bが交互に配置された凹凸状にレジスト12をパターニングしている。なお、このレジスト凸部12aのサイズは概ね100μm以下とする。
レジストのパターンは、島状の他凹部と凸部が二次元状に交互に配置された市松パターンなどであってもよい。凸部が島状あるいは市松状に配置されている場合には、凸部サイズは平面視における凸部の面積が全体の10%以上であることが好ましい。
パターニングの際の露光方法は、コンタクト露光方式、フォトマスクを利用したUV露光方式、電子ビーム(EB)描画あるいはレーザー描画いずれの方法であってもよい。
このレジストの凹凸パターンが後工程で形成される第1の凹凸構造に転写される。レジストパターンは自由に配置、形状、サイズを設計することができるので、第1の凹凸構造の配置、形状、サイズの制御性は非常に高い。
パターン化されたレジスト12をマスクとして基材10を深さ方向に異方性エッチングとして、ドライエッチングを行う。これにより図1Cに示すように、レジスト12およびレジストの開口部12bに露出する基材表面がエッチングされ、基材10の表面に凹部13bおよび凸部13aからなる第1の凹凸構造13が形成される。凹凸構造13の表面、ここでは凸部13a表面にはエッチングに用いられる反応性ガスに対して基材10に比較して耐性が高い微粒子11が残留している。
ドライエッチングの反応性ガスは被加工材料である基材10の材質により選択すればよい。例えば、基材10がSiであればAr/O/CHFあるいはSF/Oなどを用いればよい。
この微粒子11をマスクとして、引き続き、異方性エッチングを行うことにより、図1Dに示すように、微粒子11が配置されている部分を除く基材11の凸部13aはさらにエッチングされる。これにより、第1の凹凸構造13の凸部13a表面には微粒子11の分散配置を反映した凸部15aおよび凹部15b(凸部13a表面)からなる第2の凹凸構造15が形成される。
なお、図中では模式的に凹凸構造の凸部および凹部を構成する面は平面としているが、凹凸構造はエッチングにより形成されるため、通常は曲面状となっている。
図1Cから図1Dに示す第1の凹凸構造13および第2の凹凸構造15を形成するエッチング工程は1つのエッチング工程として連続的に行うので、工程数が少なく容易な微細凹凸構造の形成方法を実現できる。
最後に基材10上に残留している微粒子11を除去する。微粒子11の除去方法としては、超音波洗浄、UV洗浄が好適に用いられるが、その他、微粒子11が金属粒子の場合は酸性溶液など金属をエッチングする溶液で溶解することにより除去してもよい。微粒子11を除去することにより、図1Eに示すように、第1の凹凸構造13の少なくとも凸部13a領域に、第1の凹凸構造13の凸部13aよりも小さい凸部15aを有する第2の凹凸構造15を形成することができる。
図1Fは、上記方法により形成された凹凸構造の模式平面図であり、凹凸構造が形成された構造体の表面の一部を模式的に示すものである。なお、図1F中の1E−1E断面が図1Eである。
第1の凹凸構造13の凸部13aはレジストの凸部形状が転写されたものとなる。この凸部13aのサイズ、ここでは、ほぼ正方形の平面形状であり、その一辺が100μm以下程度であれば、表面撥水性を有するものとなる。なお、凸部のサイズは、50μm以下、さらには30μm以下とすることが好ましい。さらに第1の凹凸構造よりも小さい凸部を有する第2の凹凸構造15を備えているため、十分に高い撥水性を示すものと考えられる。
例えば、第1の凹凸構造が3μm周期の凹凸であり、凸部のアスペクト比が2(すなわち、凸部高さが6μm)のとき、高い撥水性が得られることが確認されている。
なお、第2の凹凸構造の凸部のサイズは、第1の凹凸構造よりも小さければよいが、数百nmオーダー以下とすることが好ましい。上述の製造方法においては、第2の凹凸構造のサイズは微粒子のサイズに応じたものとなるため、所望の大きさの微粒子を用いればよい。例えば、80nm径のAu粒子を用いれば、約80nmサイズの凸部を有する第2の凹凸構造を形成することができる。
また、第1の凹凸構造13の凸部13aのサイズを1μm以下の数百nmオーダーとすることにより、反射防止機能を有するものとすることができる。反射したい光の波長λに対し、第1の凹凸構造13の凸部の高さ(あるいは凹部の深さ)がλ/2以下とすることが望ましい。また、第2の凹凸構造13の凹凸の凸部の高さ(あるいは凹部の深さ)もλ/2以下とすることが望ましい。
なお、上記のような微細凹凸構造を表面に有する構造体は、それ自体を撥水性を有するデバイス、あるいは反射防止デバイスとして利用することができるほか、微細凹凸構造を作製するためのモールドとして利用することもできる。
図2A〜図2Eは、本発明の第2の実施形態の微細凹凸構造を形成する方法であり、その形成方法を用いた構造体を製造する方法の工程を模式的に示す断面図である。
なお、以下において、特に記載していない点については、上記第1の実施形態の場合と同様である。
本実施形態においては、基材20として、基材の少なくとも表層部に予め微粒子21が埋め込まれているものを用いる。例えば、高屈折材料として硝子内にTiO粒子を混在させる方法が一般的に知られており、そのような基材を用いればよい。
図2Aに示すように、微粒子21が埋め込まれている基材20上にレジスト22を塗布し、乾燥させる。
図2Bに示すように、第1の実施形態と同様にして、図2Bに示す断面図において、凸部22aおよび凹部(開口部)22bが交互に配置された凹凸状にレジスト22をパターニングする。
さらに、第1の実施形態と同様に、パターン化されたレジスト22をマスクとして基材20を深さ方向にエッチングする。このとき、図2Cに示すように、レジストの開口部22bに露出した基材のエッチングが進行し、概ねレジストの凹凸パターンに応じた凸部23a、凹部23bを有する第1の凹凸構造23が形成されるが、微粒子21が表面に露出すると、微粒子21が存在する部分については、それ以上エッチングが進行しない。
さらに、エッチングし続けると図2Dに示すように、第1の凹凸構造23の凸部23aの表面にも微粒子21の位置を反映した凸部25aが形成される。
最後に基材20表面に残留している微粒子21を除去することにより、図2Eに示すように、第1の凹凸構造23の凸部23aおよび凹部23b領域に、第1の凹凸構造23の凸部23aよりも小さい凸部25aを有する第2の凹凸構造25を形成することができる。
図2Fは、上記方法により形成された凹凸構造の模式平面図であり、凹凸構造が形成された構造体の表面の一部を模式的に示すものである。なお、図2F中の2E−2E断面が図2Eである。
図2Fに示すように、第1の実施形態と異なり、第2の実施形態の微細凹凸構造の形成方法では、第1の凹凸構造23の凸部23aのみならず、凹部23bにも第2の凹凸構造25が形成されたものとなる。
上述の通り、本実施形態の場合にも、第1の凹凸構造23の凸部の形成周期、サイズ等を制御することにより、撥水性あるいは反射防止性を有する構造体を容易に得ることができる。
10、20 基板
11、21 微粒子
12、22 レジスト
13、23 第1の凹凸構造
13a、23a 第1の凹凸構造の凸部
13b、23b 第1の凹凸構造の凹部
15、25 第2の凹凸構造
15a、25a 第2の凹凸構造の凸部
15b、25b 第2の凹凸構造の凹部

Claims (10)

  1. 基材の表面にレジストを塗布し、該レジストを所望の形状にパターニングし、パターン化された前記レジストをマスクとして前記基材の表面をエッチングすることにより、該基材の表面に第1の凹凸構造を形成すると共に、
    前記第1の凹凸構造中又は表面に分散配置された微粒子をマスクとして、さらなるエッチングを行うことにより、該第1の凹凸構造の少なくとも凸部領域に、該第1の凹凸構造の凸部よりも小さい凸部を有する第2の凹凸構造を形成する工程とを含むことを特徴とする微細凹凸構造の形成方法。
  2. 前記レジストとして、予め前記微粒子を多数分散させたレジストを用いることを特徴とする請求項1記載の微細凹凸構造の形成方法。
  3. 前記基材として、少なくとも表層部に前記微粒子が多数分散して埋め込まれた基材を用いることを特徴とする請求項1記載の微細凹凸構造の形成方法。
  4. 前記微粒子として、異なる複数のサイズの微粒子を用いることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の微細凹凸構造の形成方法。
  5. 前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズを100μm以下となるように、前記レジストのパターニングをすることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の微細凹凸構造の形成方法。
  6. 前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズを1μm以下となるように、前記レジストのパターニングをすることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の微細凹凸構造の形成方法。
  7. 基材と、該基材の表面に形成された微細凹凸構造とを有する構造体の製造方法であって、
    前記基材の表面に、請求項1から6いずれか1項記載の微細凹凸構造の形成方法を用いて前記微細凹凸構造を形成することを特徴とする構造体の製造方法。
  8. 基材と、
    該基材の表面に、請求項1から6いずれか1項記載の微細凹凸構造の形成方法により形成された微細凹凸構造とを有することを特徴とする構造体。
  9. 前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズが100μm以下であり、該微細凹凸構造により表面撥水性を有することを特徴とする請求項8記載の構造体。
  10. 前記微細凹凸構造における前記第1の凹凸構造の凸部の表面サイズが1μm以下であり、該微細凹凸構造により反射防止性を有することを特徴とする請求項8記載の構造体。
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KR102326875B1 (ko) * 2020-10-12 2021-11-17 (주)유티아이 항균 커버 윈도우의 제조방법 및 그에 의해 제조된 항균 커버 윈도우

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