JP2013116581A - 液体噴射装置及び液体噴射装置の駆動方法 - Google Patents

液体噴射装置及び液体噴射装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一色の液体を複数の液体噴射部H1〜Hnから吐出させる場合に、各液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力を所定の範囲内に維持し、各液体噴射部H1〜Hnの吐出条件を一定に揃える。
【解決手段】液体噴射装置の送液システムを、液体を貯留する液体タンクTと、液体タンクTから液体が供給される第1チューブポンプP1と、第1チューブポンプP1から液体が供給される複数の第2チューブポンプP21〜P2nと、第2チューブポンプP2mから供給される液体を吐出するとともに供給される液体の圧力を検知する圧力検知器Kmが設置される液体噴射部Hmと、圧力検知器Kmから取得した圧力情報に基づいて第2チューブポンプP2mを制御する制御部3とから構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は液体を貯留する液体タンクから複数の液体噴射部に液体を供給する液体噴射装置及び液体噴射装置の駆動方法に関する。
近年、記録紙等にインク滴を吐出して文字、図形を記録する、或いは素子基板の表面に液体材料を吐出して機能性薄膜を形成するインクジェット方式の液体噴射装置が利用されている。この方式は、インクや液体材料(以下、総称して液体という)を液体タンクから供給管を介して液体噴射部に供給し、チャンネルに充填した液体をチャンネルに連通するノズルから吐出させる。液体の吐出の際には、液体噴射部や噴射した液体を記録する被記録媒体を移動させて、文字や図形を記録する、或いは所定形状の機能性薄膜を形成する。
図5は液体噴射装置の液体タンクT1から液体噴射部Hに液体を供給する液体供給システムの模式図である。液体タンクT1から第1チューブポンプP1によりサブタンクT2に液体を送液し、次にサブタンクT2から第2チューブポンプP2により液体噴射部Hに液体を送液する。液体噴射部Hから液体を正常に噴射するためには、液体を吐出するノズルのノズル孔に形成されるメニスカスを適正形状にする必要がある。通常、サブタンクT2の液位をノズル先端の位置よりもΔp低くしてノズル先端の水頭圧が所定の負圧となるように設定する。
図6は、液体噴射装置の液体供給システムに使用されるチューブポンプの断面模式図である(特許文献1の図2)。チューブポンプ108は、ポンプ本体121と、その内周が所定角度の範囲に亘って円弧形状を有する案内部材116と、案内部材116の内周に設置されるチューブ114と、案内部材116の内壁にチューブ114を押圧する2つのローラ115と、円弧形状の中心に回転可能に設置されるポンプ軸118と、ポンプ軸118に軸支され2つのローラ115を回転可能に保持するガイド板122とを備える。チューブ114は案内部材116の内周に逆U字状に湾曲して設置される。案内部材116には、円弧形状の内周の頂部に逃げ部分117が、その他に閉鎖部分120が形成される。逃げ部分117はポンプ軸の中心から開き角θfが30°〜90°である。
ポンプ軸118が回転すると、ローラ115は閉鎖部分120においてチューブ114を押圧しながら回転する。これにより、ローラ115の回転前方のチューブ114に内在する液体はチューブ端119bから押し出され、ローラ115が通過した回転後方のチューブ114は拡張するのでチューブ端119aから液体を吸引する。2つのローラ115はポンプ軸118を中心にして点対称に設置されるので、チューブ114をいずれかのローラ115が押圧し、チューブ端119aと119bとの間の流路は必ず閉止されて閉止状態となる。一方、逃げ部分117ではチューブ114がローラ115により押圧されない。そのため、いずれかのローラ115が逃げ部分117の位置にある時は、チューブ端119aと119bとの間の流路が連通する開放状態となる。
図5の液体供給システムでは、第1チューブポンプP1と第2チューブポンプP2を同時に駆動して液体タンクT1からサブタンクT2に、更にサブタンクT2から液体噴射部Hに送液して流路に液体を充填する。次に、第1チューブポンプP1を閉止状態にし、第2チューブポンプP2を開放状態にしてノズル孔の水頭圧を所定範囲に維持し、吐出動作を行う。サブタンクT2の液体が所定量以下になると第1チューブポンプP1が液体を送液する送液状態となってサブタンクT2に液体を補充する。以降、これを繰り返す。
特開2006−183621号公報
近年、同一の液体を複数の液体噴射部から吐出するラインプリンタ、あるいは複数の液体噴射部をドットピッチをずらして配置する高密度プリンタ等の高速プリンタが導入されてきている。図7は、同一の液体を2つの液体噴射部から吐出させる液体供給システムの模式図である。サブタンクT2から第2チューブポンプP21を介して第1液体噴射部H1に液体が供給され、サブタンクT2から第2チューブポンプP22を介して液体噴射部H2に液体が供給される。第1液体噴射部H1はサブタンクT2に対して所定の高さに設定してノズル孔の水頭圧を所定値に設定する。同様に、液体噴射部H2はサブタンクT2に対して所定の高さに設定してノズル孔の水頭圧を所定値に設定する。
しかしながら、サブタンクT2の液体が2つの液体噴射部H1、H2により消費されると、各液体噴射部H1、H2のノズル孔における水頭圧を所定範囲に維持することが困難となる。その結果、2つの液体噴射部H1、H2は同一の条件で液滴を吐出することができなくなり、記録品質が低下する。実際は1つのサブタンクT2から2以上の複数の液体噴射部に液体を供給することになるので、各液体噴射部の水頭圧の管理がますます困難となる。本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を講じた。
本発明の液体噴射装置は、液体を貯留する液体タンクと、前記液体タンクから液体が供給される第1チューブポンプと、前記第1チューブポンプから液体が供給される複数の第2チューブポンプと、前記第2チューブポンプから供給される液体を吐出するとともに供給される液体の圧力を検知する圧力検知器が設置される液体噴射部と、前記圧力検知器から取得した圧力情報に基づいて前記第2チューブポンプを制御する制御部と、を備えることとした。
また、前記第1及び第2チューブポンプは、液体を送液する送液状態と流路を連通する開放状態とを有し、前記液体噴射部が液体を吐出する駆動状態において前記第1チューブポンプは開放状態が維持されることとした。
また、前記液体噴射部に液体を充填する又前記液体噴射部の液体を置換する際に、前記第1及び第2チューブポンプが同時に開放状態とならない位相で同時に駆動されることとした。
また、前記液体噴射部が液体を吐出する駆動状態を終了した後は、前記第1及び第2チューブポンプは開放状態が維持されることとした。
また、前記チューブポンプは、弾性体からなるチューブと、前記チューブを案内する円弧状の案内部材と、前記案内部材に前記チューブを押圧する少なくとも1個以上の押圧部材と、前記案内部材の一部に前記チューブが押圧されない逃げ部と、を有することとした。
また、前記液体噴射部は、前記第2チューブポンプから液体が供給される圧力緩衝器と、前記圧力緩衝器から液体が供給されるヘッドチップとを備え、前記圧力検知器は前記圧力緩衝器に設置されることとした。
本発明の液体噴射装置の駆動方法は、液体を貯留する液体タンクと、前記液体タンクから液体が供給される第1チューブポンプと、前記第1チューブポンプから液体が供給される複数の第2チューブポンプと、前記第2チューブポンプから供給される液体を吐出するとともに液体の圧力を検知する圧力検知器が設置される液体噴射部と、前記第1及び第2チューブポンプと前記液体噴射部とを制御する制御部とを備え、前記第1チューブポンプを流路が連通する開放状態に設定する第1チューブポンプ設定ステップと、前記液体噴射部に設置される圧力検知器からの圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲を超えたときに、前記液体噴射部に接続する第2チューブポンプを液体が送液される送液状態に設定し、前記圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲内であるときに、前記第2チューブポンプを流路が閉止する閉止状態に設定する設定ステップを全ての第2チューブポンプについて実行する第2チューブポンプ設定ステップと、前記液体噴射部から液体を吐出させる液体吐出ステップと、を備えることとした。
また、前記第1及び第2チューブポンプを送液状態に設定するチューブポンプ送液設定ステップと、前記液体噴射部に設置される圧力検知器からの圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲内であるときに、前記液体噴射部に接続する第2チューブポンプを閉止状態に設定し、前記圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲を超えたときに、前記第2チューブポンプを送液状態に設定し、これを全ての第2チューブポンプについて実行するチューブポンプ初期設定ステップと、を備えることとした。
また、前記チューブポンプ送液設定ステップにおいて、第1チューブポンプといずれかの前記第2チューブポンプが同時に開放状態とならない位相で駆動することとした。
また、前記液体吐出ステップの後に、前記第1及び第2チューブポンプを開放状態に設定するチューブポンプ終了設定ステップを備えることとした。
本発明の液体噴射装置は、液体を貯留する液体タンクと、液体タンクから液体が供給される第1チューブポンプと、第1チューブポンプから液体が供給される複数の第2チューブポンプと、第2チューブポンプから供給される液体を吐出するとともに供給される液体の圧力を検知する圧力検知器が設置される液体噴射部と、圧力検知器から取得した圧力情報に基づいて第2チューブポンプを制御する制御部と、を備える。これにより、各液体噴射部の液体圧力が対応するチューブポンプによりそれぞれ独立に制御でき、ノズル孔に形成されるメニスカスを他の液体噴射部の吐出状態に影響を受けることなく独立して制御することができ、記録品質を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る液体噴射装置の給液システムの構成を表す図である。 本発明の液体噴射装置に使用されるチューブポンプの構造を示す概念図である。 本発明の液体噴射装置に使用される液体噴射部の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る液体噴射装置の駆動方法を説明するための流れ図である。 従来公知の液体噴射装置の液体供給システムの模式図である。 従来公知の液体噴射装置の液体供給システムに使用されるチューブポンプの断面模式図である。 従来公知の同一の液体を2つ以上液体噴射部から吐出させる液体供給システムの模式図である。
(液体噴射装置)
図1は本発明の実施形態に係る液体噴射装置の給液システム1の構成を表す図である。給液システム1は、液体貯留用の液体タンクTと、液体タンクTから液体が供給される第1チューブポンプP1と、第1チューブポンプP1から液体が並列に供給されるn(nは2以上の整数)台の第2チューブポンプP21〜P2nと、各第2チューブポンプP21〜P2nのそれぞれから供給される液体をそれぞれ吐出するn台の液体噴射部H1〜Hnと、第1チューブポンプP1、n台の第2チューブポンプP21〜P2n、及びn台の液体噴射部H1〜Hnを制御する制御部3とを備えている。液体噴射部Hm(mは1以上、n以下の整数)は圧力検知器Kmを備える。制御部3は、圧力検知器Kmが検出した圧力情報に基づいて対応する第2チューブポンプP2mを制御する。
この構成により、液体噴射部Hmの液体圧力を対応する第2チューブポンプP2mにより制御することができるので、各液体噴射部H1〜Hnのノズル孔に形成されるメニスカスを他の液体噴射部の影響を受けることなく独立して制御することができ、記録品質を向上させることができる。
図2は本発明の液体噴射装置に使用されるチューブポンプPの構造を示す断面模式図である。チューブポンプPは、弾性体からなるチューブ8と、チューブ8を案内する円弧状の案内部材9と、案内部材9にチューブ8を押圧する2個の押圧部材10と、案内部材9の一部にチューブ8が押圧されない逃げ部11とを備える。2つの押圧部材10は回転中心Oを中心に点対称に設置され、図示しない保持部材に回転可能に保持される。逃げ部11の回転中心Oからの開き角θは30°〜40°である。
2つの押圧部材10が回転中心Oを中心に回転すると、破線で示すようにいずれかの押圧部材10がチューブ8を押圧しチューブ8に内在する液体を送液する。時計回りに回転すれば液体をチューブ端12aから吸引しチューブ端12bから送液する。回転中心Oを中心に反時計回りに回転すれば液体をチューブ端12bから吸引しチューブ端12aから送液する。2つの押圧部材10が回転中心Oを中心に時計回りに回転することと、反時計回りに回転することの両方を含めて、これらの状態を送液状態とする。いずれかの押圧部材10が逃げ部11に位置するときはチューブ端12aと12bとの間の流路が連通する。この状態を開放状態とする。また、いずれかの押圧部材10が逃げ部11以外の位置で停止すればチューブ8は押圧され、チューブ端12aと12bとの間の流路が閉止する。この状態を閉止状態とする。
なお、図2において2個の押圧部材10を使用し一箇所の逃げ部11を設けているが、本発明はこの構造に限定されない。要は、送液状態、開放状態及び閉止状態を設定できるチューブポンプであればよい。
図3は本発明の液体噴射装置に使用される液体噴射部Hの構成を示す説明図である。液体噴射部Hは圧力緩衝器4とヘッドチップ7とこれらを支持するベース基板13とを備え、圧力緩衝器4は圧力検知器Kを備える。圧力緩衝器4は、図示しない第2チューブポンプP2から流入接続部5に液体を流入し、流出接続部6からヘッドチップ7に圧力変動が緩和された液体を流出する。圧力緩衝器4は内部に圧力検知器Kを備え、液体の圧力を検知して図示しない制御部3に圧力情報を出力する。例えば、液体の圧力変動に伴って変位する圧力緩衝器4に設置される可撓性膜を感圧部材として利用し、その変位量を電気的又は磁気的に検出して圧力検知器Kとすることができる。また、圧力検知器Kを圧力緩衝器4に設置することに代えて、ヘッドチップ7やその他の場所に設置してもよい。
液体噴射装置は、液体噴射部H1〜Hnに液体を充填する初期時や液体を交換する交換時においては、第1チューブポンプP1と第2チューブポンプP21〜P2nを同時に送液状態に設定する。単独のチューブポンプでは送液能力が低く、液体噴射部H1〜Hnに短時間で液体を充填できないためである。この場合に、第1チューブポンプP1といずれかの第2チューブポンプP21〜P2nが同時に開放状態とならないように位相差を設けて駆動する。例えば、第1チューブポンプP1に対して第2チューブポンプP21〜P2nの各押圧部材10の位相を90°ずらす。第1チューブポンプP1といずれかの第2チューブポンプP21〜P2nが同時に開放状態となると液体が重力により液体タンクT側に戻されて、液体噴射部H1〜Hnに液体を充填するのに長時間かかる、或いは充填できなくなるからである。
また、液体噴射装置は、液体を吐出する駆動時において第1チューブポンプP1を開放状態に設定し、第2チューブポンプP2mは対応する液体噴射部Hmに設置した圧力検知器Kmの圧力情報に基づいて制御する。即ち、圧力検知器Kmからの圧力情報に基づいて、液体の圧力が所定範囲を超える場合は対応する第2チューブポンプP2mを送液状態に設定し、液体の圧力が所定範囲内である場合は対応する第2チューブポンプP2mを閉止状態に設定する。これにより、液体噴射部H1〜Hnの各ノズルに形成されるメニスカスを一定に維持することができる。各液体噴射部H1〜Hnから液滴を吐出する吐出条件を一定に揃えることができるので記録品質が向上する。
また、液体噴射装置は、液体を吐出する駆動状態を終了した後は、第1チューブポンプP1及び第2チューブポンプP21〜P2nのすべてのチューブポンプを開放状態に設定し、保管時はこの開放状態が維持される。これにより、第1及び第2チューブポンプP21〜P2nのチューブが潰れた状態で貼りつくことを防止することができる。
(液体噴射装置の駆動方法)
図4は、本発明の実施形態に係る液体噴射装置の駆動方法を説明するための流れ図である。ポンプ設定ステップS1からポンプ初期設定ステップS6までが液体噴射装置の電源ON時、又は液体の充填時或いは置換時のステップであり、圧力検出ステップS7から終了判定ステップS12までが液体吐出時のステップである。
ポンプ設定ステップS1において、制御部3は第1チューブポンプP1と第2チューブポンプP21〜P2nの位相をずらして送液を行う(チューブポンプ送液設定ステップ)。つまり、第1チューブポンプP1といずれかの第2チューブポンプP2が同時に開放状態とならない位相で駆動する。これにより、液体タンクTに対して液体噴射部H1〜Hnが重力方向に対して高い位置に設置される場合でも、液体噴射部H1〜Hnに液体を充填することができる。なお、位相をずらして送液するポンプ設定ステップS1をある規定時間の間行い、液体噴射部H1〜Hnへの液体の充填を完了させることができる。次に、圧力検出ステップS2において、圧力検知器Kmは液体噴射部Hmの液体の圧力を検知して制御部3に圧力情報を出力する。
次に、圧力判定ステップS3において、制御部3は、液体噴射部Hmの圧力検知器Kmから取得した圧力情報に基づいて液体の圧力が所定の範囲内であると判定したときは(Yes)、ポンプ設定ステップS4において、第2チューブポンプP2mを閉止状態に設定する。制御部3は、取得した圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲を超えていると判定したときは(No)、ポンプ設定ステップS1に戻して圧力検出ステップS2及び圧力判定ステップS3を実行する。
次に、圧力初期設定終了判定ステップS5において、制御部3は、全ての第2チューブポンプP21〜P2nの設定を終了し、全ての液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力が所定の範囲内であると判定したときは(Yes)、ポンプ初期設定ステップS6に進む。いずれかの第2チューブポンプP2mが未設定であると判定したときは(No)、未設定の第2チューブポンプP2mについてポンプ設定ステップS1から繰り返す。
次に、ポンプ初期設定ステップS6において、制御部3は、第1チューブポンプP1を開放状態に設定し(第1チューブポンプ設定ステップ)、第2チューブポンプP2mの閉止状態を維持する(チューブポンプ初期設定ステップ)。
次に、圧力検出ステップS7において、圧力検知器Kmが液体噴射部Hmの液体の圧力を検知して制御部3に圧力情報を出力する。圧力判定ステップS9において、制御部3は、取得した圧力情報に基づいて液体の圧力が所定の範囲内であると判定したときは(Yes)、ポンプ設定ステップS10において、第2チューブポンプP2mを閉止状態に設定し閉止状態を維持する。制御部3は、取得した圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲を超えていると判定したときは(No)、ポンプ設定ステップS8において第2チューブポンプP2mを送液状態に設定し、圧力検出ステップS7を実行する。
次に、圧力設定終了判定ステップS11において、制御部3は、全ての第2チューブポンプP21〜P2nの設定を終了し、全ての液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力が所定の範囲内であると判定したときは(Yes)、終了判定ステップS12に進む。制御部3は、いずれかの第2チューブポンプP2mが未設定であると判定したときは(No)、未設定の第2チューブポンプについて圧力検出ステップS7から繰り返す(第2チューブポンプ設定ステップ)。制御部3は、圧力設定終了判定ステップS11において、全ての液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力が所定の範囲内であると判定した以降に液体噴射部H1〜Hnから液体を吐出させる(液体吐出ステップ)。
次に、終了判定ステップS12において、制御部3は、液体噴射装置の動作が終了していないと判定したときは(No)、圧力検出ステップS7に戻り、全ての液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力を所定の範囲内に設定する動作を繰り返して行う。なお、“終了していない”の判定には、基体噴射装置が待機状態である場合も含まれる。終了判定ステップS12において、制御部3は、動作が終了したと判定したときは(Yes)、ポンプ設定ステップS13を実行する。なお、“終了した”の判定には液体噴射装置の電源OFFの場合も含まれる。ポンプ設定ステップS13において、制御部3は、第1チューブポンプP1と第2チューブポンプP21〜P2nの全てを開放状態に設定する(チューブポンプ終了設定ステップ)。開放状態に設定することにより、第1及び第2チューブポンプP1、P21〜P2nのチューブが潰れた状態で貼りつくことを防止することができる。
なお、上記圧力判定ステップS2、S7において、“液体の圧力が所定範囲を超える”とは、液体の圧力が所定範囲を下回る場合と上回る場合を含めている。圧力情報に基づく液体の圧力が所定範囲を下回る場合、制御部3は第2チューブポンプP2mを液体噴射部Hmに液体を送液するように駆動し、圧力情報に基づく圧力が所定範囲を上回る場合、制御部3は第2チューブポンプP2mを液体噴射部Hmから液体を吸引するように駆動する。
また、上記ポンプ設定ステップS11において、全ての液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力が所定の範囲内となり全ての第2チューブポンプP21〜P2nを閉止状態とした後に、液体噴射部H1〜Hnから吐出する吐出動作を実行する。しかし、本発明はこれに限定されず、全ての液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力が所定の範囲内であれば、いずれかの第2チューブポンプP21〜P2nが送液状態を維持していてもよい。液体噴射部H1〜Hnの液体の圧力が所定の範囲内であれば、吐出条件が一定となるからである。
このように、各液体噴射部Hmの液体圧力が対応する第2チューブポンプP2mによりそれぞれ独立に制御でき、ノズルに形成されるメニスカスを他の液体噴射部の吐出状態に影響を受けることなく独立して制御することができ、記録品質を向上させることができる。
1 給液システム
3 制御部
4 圧力緩衝器
5 流入接続部
6 流出接続部
7 ヘッドチップ
T 液体タンク
P1 第1チューブポンプ、P21〜P2n 第2チューブポンプ
H1〜Hn 液体噴射部
K1〜Kn 圧力検知器

Claims (10)

  1. 液体を貯留する液体タンクと、
    前記液体タンクから液体が供給される第1チューブポンプと、
    前記第1チューブポンプから液体が供給される複数の第2チューブポンプと、
    前記第2チューブポンプから供給される液体を吐出するとともに供給される液体の圧力を検知する圧力検知器が設置される液体噴射部と、
    前記圧力検知器から取得した圧力情報に基づいて前記第2チューブポンプを制御する制御部と、を備える液体噴射装置。
  2. 前記第1及び第2チューブポンプは、液体を送液する送液状態と流路が連通する開放状態とを有し、
    前記液体噴射部が液体を吐出する駆動状態において前記第1チューブポンプは開放状態が維持される請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体噴射部に液体を充填する又前記液体噴射部の液体を置換する際に、前記第1及び第2チューブポンプが同時に開放状態とならない位相で同時に駆動される請求項1又は2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記液体噴射部が液体を吐出する駆動状態を終了した後は、前記第1及び第2チューブポンプは開放状態が維持される請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第1及び第2チューブポンプは、弾性体からなるチューブと、前記チューブを案内する円弧状の案内部材と、前記案内部材に前記チューブを押圧する少なくとも1個以上の押圧部材と、前記案内部材の一部に前記チューブが押圧されない逃げ部と、を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 前記液体噴射部は、前記第2チューブポンプから液体が供給される圧力緩衝器と、前記圧力緩衝器から液体が供給されるヘッドチップとを備え、
    前記圧力検知器は前記圧力緩衝器に設置される請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 液体を貯留する液体タンクと、前記液体タンクから液体が供給される第1チューブポンプと、前記第1チューブポンプから液体が供給される複数の第2チューブポンプと、前記第2チューブポンプから供給される液体を吐出するとともに液体の圧力を検知する圧力検知器が設置される液体噴射部と、前記第1及び第2チューブポンプと前記液体噴射部とを制御する制御部とを備え、
    前記第1チューブポンプを流路が連通する開放状態に設定する第1チューブポンプ設定ステップと、
    前記液体噴射部に設置される前記圧力検知器からの圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲を超えたときに、前記液体噴射部に接続する前記第2チューブポンプを液体が送液される送液状態に設定し、前記圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲内であるときに、前記第2チューブポンプを流路が閉止する閉止状態に設定する設定ステップを全ての第2チューブポンプについて実行する第2チューブポンプ設定ステップと、
    前記液体噴射部から液体を吐出させる液体吐出ステップと、を備える液体噴射装置の駆動方法。
  8. 前記第1及び第2チューブポンプを送液状態に設定するチューブポンプ送液設定ステップと、
    前記液体噴射部に設置される前記圧力検知器からの前記圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲内であるときに、前記液体噴射部に接続する前記第2チューブポンプを閉止状態に設定し、前記圧力情報に基づいて液体の圧力が所定範囲を超えたときに、前記第2チューブポンプを送液状態に設定し、これを全ての第2チューブポンプについて実行するチューブポンプ初期設定ステップと、を備える請求項7に記載の液体噴射装置の駆動方法。
  9. 前記チューブポンプ送液設定ステップにおいて、前記第1チューブポンプといずれかの前記第2チューブポンプが同時に開放状態とならない位相で駆動する請求項8に記載の液体噴射装置の駆動方法。
  10. 前記液体吐出ステップの後に、前記第1及び第2チューブポンプを開放状態に設定するチューブポンプ終了設定ステップを備える請求項7〜9のいずれか一項に記載の液体噴射装置の駆動方法。
JP2011264697A 2011-12-02 2011-12-02 液体噴射装置及び液体噴射装置の駆動方法 Pending JP2013116581A (ja)

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