JP2013107447A - 舵取機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電動油圧方式の舵取機1において、油圧回路をクローズ回路に構成するとともに、両方向に回転可能な電動機10と、電動機の回転方向および回転数に応じて、作動油の吐出方向および吐出量が制御される油圧ポンプ12を採用した。また、一方側油圧回路30および他方側油圧回路32と夫々接続され、これらに不足分の作動油を供給する蓄圧回路40と、蓄圧回路と戻り側の油圧回路とを連通する一方側リターン回路62および他方側リターン回路64とを備えている。
【選択図】図5
Description
図7に示したように、従来の舵取機100は、電動機110、油圧ポンプ112、ブーストポンプ114、油圧タンク116、操舵機120、一方側油圧回路130、他方側油圧回路132、一方側リターン回路134、他方側リターン回路136、および制御装置150などから構成されている。
船体に回動可能に支持される舵軸を回動させることで、該舵軸に連結されている舵を回動させる舵取機において、
両方向に回転可能な電動機と、
電動機の回転方向および回転数を制御する制御装置と、
電動機の回転方向および回転数に応じて、作動油の吐出方向および吐出量が制御される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプの一方側と接続された一方側油圧回路と、
前記油圧ポンプの他方側と接続された他方側油圧回路と、
前記一方側油圧回路および他方側油圧回路と接続され、前記一方側油圧回路から作動油が供給された場合には、前記他方側油圧回路に作動油を排出するとともに、前記舵軸を所定方向に回動させ、前記他方側油圧回路から作動油が供給された場合には、前記一方側油圧回路に作動油を排出するとともに、前記舵軸を前記所定方向とは反対方向に回動させる操舵機と、を備えたことを特徴とする。
前記一方側油圧回路および他方側油圧回路と夫々接続された蓄圧回路を備え、
前記蓄圧回路は、前記一方側油圧回路および他方側油圧回路から蓄圧回路への作動油の流れを防止する逆流防止手段と、所定圧力に加圧された作動油を蓄圧回路に供給可能な状態で保持する蓄圧手段とを有することが望ましい。
前記一方側油圧回路と前記蓄圧回路とを前記逆流防止手段を迂回して接続する一方側リターン回路と、
前記他方側油圧回路と前記蓄圧回路とを前記逆流防止手段を迂回して接続する他方側リターン回路とを備え、
前記一方側リターン回路は、一方側リターン回路を開放または閉止する一方側開閉手段を有するとともに、
前記他方側リターン回路は、他方側リターン回路を開放または閉止する他方側開閉手段を有し、
前記油圧ポンプから前記一方側油圧回路に作動油が吐出されている場合は、前記一方側開閉手段によって一方側リターン回路が閉止されるとともに、前記他方側開閉手段によって他方側リターン回路が開放され、
前記油圧ポンプから前記他方側油圧回路に作動油が吐出されている場合は、前記他方側開閉手段によって他方側リターン回路が閉止されるとともに、前記一方側開閉手段によって一方側リターン回路が開放されるように構成されていることが望ましい。
前記一方側油圧回路および前記他方側油圧回路内の圧力が所定圧力を上回らないように構成されたリリーフ手段が設けられていることが望ましい。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の舵取機が船体の装備されている一例を示した図である。図1は、船体2の後尾部分を示した図であり、船体2には舵取機1が収容されているとともに、舵取機1によって回動される舵軸22が回動自在に支持されている。また、舵軸22には舵板6(舵)が連結されており、舵取機1によって舵軸22を回動することで、これと一体化している舵板6が回動する。そして、舵板6を回動させて、プロペラ4の回転によって生成された水流を所定方向に導流することで、船舶の進行方向を変化させる。
図3は、本発明の第2の実施形態の舵取機の構成を示した構成図である。
なお、本実施形態の舵取機1は、上述した実施形態と基本的には同一の構成であり、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図4は、本発明の第3の実施形態の舵取機の構成を示した構成図である。
なお、本実施形態の舵取機1は、上述した実施形態と基本的には同一の構成であり、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5は、本発明の第4の実施形態の舵取機の構成を示した構成図である。
なお、本実施形態の舵取機1は、上述した実施形態と基本的には同一の構成であり、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
Q=a+b+c=d ・・・ (1)
d=a+h ・・・ (2)
h=g−e=b+c ・・・ (3)
g=b+c+f ・・・ (4)
2 船体
4 プロペラ
6 舵板(舵)
10 電動機
12 油圧ポンプ
20 操舵機
26A、26B ラム
28A、28B、28C、28D シリンダ
30 一方側油圧回路
32 他方側油圧回路
40 蓄圧回路
42 アキュームレータ(蓄圧手段)
44、46 逆止弁(逆流防止手段)
50 制御装置
54 ステアリング
67、69、82 逆止弁
62 一方側リターン回路
64 他方側リターン回路
66 電磁切換弁(一方側開閉手段)
68 電磁切換弁(他方側開閉手段)
70 リリーフ回路
72、74 リリーフ弁
80 リーク回路
Claims (4)
- 船体に回動可能に支持される舵軸を回動させることで、該舵軸に連結されている舵を回動させる舵取機において、
両方向に回転可能な電動機と、
電動機の回転方向および回転数を制御する制御装置と、
電動機の回転方向および回転数に応じて、作動油の吐出方向および吐出量が制御される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプの一方側と接続された一方側油圧回路と、
前記油圧ポンプの他方側と接続された他方側油圧回路と、
前記一方側油圧回路および他方側油圧回路と接続され、前記一方側油圧回路から作動油が供給された場合には、前記他方側油圧回路に作動油を排出するとともに、前記舵軸を所定方向に回動させ、前記他方側油圧回路から作動油が供給された場合には、前記一方側油圧回路に作動油を排出するとともに、前記舵軸を前記所定方向とは反対方向に回動させる操舵機と、を備えたことを特徴とする舵取機。 - 前記一方側油圧回路および他方側油圧回路と夫々接続された蓄圧回路を備え、
前記蓄圧回路は、前記一方側油圧回路および他方側油圧回路から蓄圧回路への作動油の流れを防止する逆流防止手段と、所定圧力に加圧された作動油を蓄圧回路に供給可能な状態で保持する蓄圧手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の舵取機。 - 前記一方側油圧回路と前記蓄圧回路とを前記逆流防止手段を迂回して接続する一方側リターン回路と、
前記他方側油圧回路と前記蓄圧回路とを前記逆流防止手段を迂回して接続する他方側リターン回路とを備え、
前記一方側リターン回路は、一方側リターン回路を開放または閉止する一方側開閉手段を有するとともに、
前記他方側リターン回路は、他方側リターン回路を開放または閉止する他方側開閉手段を有し、
前記油圧ポンプから前記一方側油圧回路に作動油が吐出されている場合は、前記一方側開閉手段によって一方側リターン回路が閉止されるとともに、前記他方側開閉手段によって他方側リターン回路が開放され、
前記油圧ポンプから前記他方側油圧回路に作動油が吐出されている場合は、前記他方側開閉手段によって他方側リターン回路が閉止されるとともに、前記一方側開閉手段によって一方側リターン回路が開放されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の舵取機。 - 前記一方側油圧回路および前記他方側油圧回路内の圧力が所定圧力を上回らないように構成されたリリーフ手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の舵取機。
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