JP4800349B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、吐出量可変の油圧ポンプが吐出する圧油により油圧アクチュエータを作動させながらブーム、アーム、バケット等の腕体を動作させる建設機械に関し、特に、腕体の自重によりその腕体を降下(以下、「自重降下」とする。)させる際にその腕体自身が有する位置エネルギーを効率的に回生する建設機械に関する。
図1は、従来から知られている油圧ショベルの構成例を示す図である。図1において、油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2の上に、旋回機構を介して、上部旋回体3をX軸周りに旋回自在に搭載している。
また、上部旋回体3は、前方中央部に、ブーム4、アーム5及びバケット6、並びに、これらをそれぞれ駆動するアクチュエータとしてのブームシリンダ7、アームシリンダ8及びバケットシリンダ9から構成される掘削アタッチメントを備える。
図2は、このような油圧ショベル1に搭載されるポンプ制御回路の油圧回路図であり、ポンプ制御回路100は、エンジンによって駆動される、一回転当たりの吐出量(cc/rev)が可変である二つの油圧ポンプ10L、10Rから、切換弁12L、16及び17を連通するセンターバイパス管路30L、又は、切換弁11、12R、13、14及び15を連通するセンターバイパス管路30Rを経て圧油タンク22まで圧油を循環させる。
なお、圧油管路における圧油の流れを示す黒色の太線は、その流量が比較的大きいことを表し、圧油管路における圧油の流れを示す灰色の点線は、その流量が比較的小さいことを表す。
切換弁11は、走行直進弁であり、下部走行体2を駆動する走行用油圧モータ42L、42Rと、上部旋回体3の何れかの油圧アクチュエータ(例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9等である。)とが同時に操作された場合に、下部走行体2の直進性を高めるために一方の油圧ポンプ10Lから左右双方の走行用油圧モータ42L、42Rに圧油を循環させるために圧油の流れを切り換えるスプール弁である。
また、切換弁12L、12Rは、それぞれ、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油を走行用油圧モータ42L、42Rで循環させるために圧油の流れを切り換えるスプール弁であり、切換弁13は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油のバケットシリンダ9への給排状態を切り換えるスプール弁である。
また、切換弁14は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油のブームシリンダ7への給排状態を切り換えるスプール弁であり、保持弁43は、ブームシリンダ7の予期せぬ降下を防止すべく、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油の流れを止めるためのバルブである。
また、切換弁15は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油のアームシリンダ8(図示せず。)への給排状態を切り換えるスプール弁である。
更に、切換弁16は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油の切換弁14によるブームシリンダ7への給排に加え、油圧ポンプ10Lが吐出する圧油のブームシリンダ7への給排状態を切り換えるための追加的なスプール弁であり、切換弁17は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油の切換弁15によるアームシリンダ8への給排に加え、油圧ポンプ10Lが吐出する圧油のアームシリンダ8への給排状態を切り換えるための追加的なスプール弁である。
切換弁12R、13、14及び15には、切換弁11の上流側のセンターバイバス管路30Rから分岐したパラレル管路が、それぞれの切換弁の入力側管路に合流するように構成されている。
同様に、切換弁16及び17には、切換弁12Lの上流側のセンターバイパス管路30Lから分岐したパラレル管路が、切換弁11を経由して、それぞれの切換弁の入力側管路に合流するように構成されている。
このような構成においては、各切換弁のそれぞれに接続されているアクチュエータが複合操作される場合、例えば、ブームシリンダ7とバケットシリンダ9とが同時に駆動されるような場合、切換弁13のスプール弁の変位によりセンターバイパス管路30Rが閉じられるため、切換弁14にはパラレル管路経由で圧油が供給されることになる。このとき、ブームシリンダ7とバケットシリンダ9に掛かる負荷が異なると、負荷の低い方のアクチュエータ(例えば、ブームシリンダ7である。)に圧油がとられてしまい、負荷の高い方のアクチュエータ(例えば、バケットシリンダ9である。)に圧油が供給できなくなって作業に支障をきたすため、負荷の低い方のアクチュエータに接続される切換弁(この場合、切換弁14である。)のスプール開口に絞りSQを設けたり、パラレル管路の合流部に絞りを設けたりして、負荷の低い方のアクチュエータへの圧油の供給量を規制し、負荷の高い方のアクチュエータへの圧油の供給を確保している。
また、このようなポンプ制御回路と組み合わせて、ブームを倒す場合にブームシリンダから流出する圧油で回生モータを回転させ電力を回収できるようにした建設機械の流体圧回路が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の流体圧回路は、メインポンプから切り離した状態でブームシリンダにおける圧油の循環を制御可能なブーム用制御回路を備え、そのブーム用制御回路は、回生モータ、ブームの自重による予期しない降下を防止するための落下防止弁(保持弁)、及び、ブームを自重降下させる際にヘッド側チャンバ(収縮する側のチャンバである。)から流出する圧油の一部をロッド側チャンバ(伸張する側のチャンバである。)に戻す(以下、「再生」とする。)ための再生回路を備える。
この構成により、特許文献1に記載の流体圧回路は、ブームを自重降下させる際にブームシリンダから流出する圧油で回生モータを回転させてブームが有する位置エネルギーを電気エネルギーとして回生し、回生で得た電気エネルギーによりアシストポンプを駆動しながらそのアシストポンプが吐出する圧油で各種油圧アクチュエータを作動させることでその位置エネルギーを有効に利用できるようにする。
特開2006−336848号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気エネルギー回生システムは、確かに、ブームを自重降下させるときのそのブームの位置エネルギーを回生モータで回生することができるが、従来のポンプ制御回路と組み合わせた場合、複合操作用の絞りSQによる圧力損失を何ら解消できるものではないことから、より一層の省エネルギー化のためにこのような圧力損失を低減する必要がある。
上述の課題を解決するために、第一の発明に係る建設機械は、吐出量可変の油圧ポンプが吐出する圧油により複数の油圧アクチュエータを同時に作動させながら複数の腕体を同時に動作させる建設機械であって、第一腕体を自重方向に動作させる操作と第二腕体の操作とが同時に行われたことを検出する操作検出手段と、前記第一腕体に対応する第一油圧アクチュエータから、前記第一腕体の自重方向への動作に応じて流出する圧油によって回転させられる回生モータと、前記第一腕体を自重方向に動作させる操作と前記第二腕体の操作とが同時に行われたことを検出した場合に、前記油圧ポンプの吐出量を増大させる吐出量制御手段と、前記回生モータにおける回転負荷を制御して前記第一油圧アクチュエータから流出する圧油の流量を制御することで、前記油圧ポンプから前記第二腕体に対応する第二油圧アクチュエータに流入する圧油の流量を制御する流量制御手段とを備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係る建設機械であって、前記吐出量制御手段は、前記第一腕体を自重方向に動作させる操作と前記第二腕体の操作とが同時に行われたことを検出した場合に、前記油圧ポンプの吐出量を前記第一腕体の操作量と前記第二腕体の操作量とに応じて設定することを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係る建設機械であって、前記回生モータは、回転負荷が調節される発電機と共に回転し、前記第一油圧アクチュエータから流出する圧油の流量を制御することを特徴とする。
また、第四の発明は、第一乃至第三の何れかの発明に係る建設機械であって、前記第一腕体は、ブームであり、前記第二腕体は、バケット又はアームであることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、従来のポンプ制御回路とエネルギー回生システムとの組み合わせにおいて、より省エネルギー化を達成し得る建設機械を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(ブームの単独操作時における処理について)
図3〜図7は、本発明に係る建設機械に搭載されるポンプ制御回路の油圧回路図であり、ポンプ制御回路200の構成は、図2のポンプ制御回路100の構成と比較すると、保持弁44、コントロールポンプ50、電磁弁51L、51R、53、シャトル弁52L、52R、比例絞り弁54、回生ポンプモータ55、発電電動機56、逆止弁57、圧力センサ58、59、メインコントローラ60、並びに、これら構成要素に関連する制御圧管路35L、35R、36L、36R、38、39、圧油管路70、71、及び、電力線を有する点で相違し、その他の点で共通する。
また、切換弁14のスプール開口に絞りSQが設けられない点で相違する。従って、共通する構成要素については同じ参用符号を用いて参照することとし、それらの説明を省略することとしながら、相違点を中心に説明する。
センターバイパス管路30L、30Rは、それぞれ、最も下流にある切換弁17、15と圧油タンク22との間にネガティブコントロール絞り20L、20Rを備え、油圧ポンプ10L、10Rが吐出した圧油の流れを制限することにより、ネガティブコントロール絞り20L、20Rの上流において、油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rを制御するための制御圧を発生させる。
破線で示される制御圧管路32L、32Rは、ネガティブコントロール絞り20L、20Rの上流で発生させた制御圧を油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rに伝達するための制御圧管路である。
油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rはそれぞれ、油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を制御すべく、油圧ポンプ10L、10Rのポンプ容量を変化させるための斜板(ヨーク)を傾転駆動する圧油の流れを変化させるためのシリンダとこのシリンダ内を摺動可能に設けられシリンダを二つの室に画成するピストンとからなる駆動機構である。ピストンにはシリンダ軸線に沿って外部に突出するロッドが設けられ、ピストンの変位がこのロッドを介して油圧ポンプ10L、10Rの斜板を傾転駆動する。シリンダの一方の室にはピストンを常時付勢するスプリングが設けられており、他方の室に導入される制御圧とこのスプリングの付勢力とのバランスによりピストンの位置が決定される。
油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rは、導入される制御圧が大きいほど油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を低減させ、導入される制御圧が小さいほど油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を増大させるようにする。
油圧ショベル1における何れの油圧アクチュエータもが利用されていない場合(以下、「待機モード」とする。)、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油は、センターバイパス管路30L、30Rを通ってネガティブコントロール絞り20L、20Rに至り、ネガティブコントロール絞り20L、20Rの上流で発生する制御圧を上昇させる。
その結果、油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rは、油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を低減させ、吐出した圧油がセンターバイパス管路30L、30Rを通過する際の圧力損失(ポンピングロス)を低減させるようにする。
一方、油圧ショベル1における何れかの油圧アクチュエータが利用された場合、油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油は、その油圧アクチュエータに対応する切換弁を介してその油圧アクチュエータに流れ込み、ネガティブコントロール絞り20L、20Rに至る量を低減或いは消滅させ、ネガティブコントロール絞り20L、20Rの上流で発生する制御圧を低下させる。
その結果、油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rは、油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を増大させ、各油圧アクチュエータで十分な圧油を循環させ、各アクチュエータの駆動を確かなものとする。
上述のような構成により、建設機械用ポンプ制御回路200は、待機モードにおいては、油圧ポンプ10L、10Rにおける無駄なエネルギー消費(油圧ポンプ10L、10Rの吐出する圧油がセンターバイパス管路30L、30Rで発生させるポンピングロス)を低減させながらも、各種油圧アクチュエータを作動させる場合には、油圧ポンプ10L、10Rから必要十分な圧油を各種油圧アクチュエータに供給できるようにする。
なお、ブームシリンダ7のヘッド側と保持弁43とを結ぶ管路は途中で分岐しており、分岐した管路は保持弁44を介して回生ポンプモータ55に接続されている。
保持弁44は、保持弁43と同様、ブームシリンダ7の予期せぬ降下を防止すべく、ブームシリンダ7のヘッド側から回生ポンプモータ55に向かって流出する圧油の流れを止めるためのバルブである。
コントロールポンプ50は、制御圧管路35L、35R、38を流れる制御用圧油を吐出するための油圧ポンプであり、所定の吐出圧(例えば、4MPaである。)で制御用圧油を継続的に吐出する固定容量型の油圧ポンプである。
電磁弁51L、51R、53は、それぞれ、制御圧管路35L、35R、38上に配置される電磁比例減圧弁であり、メインコントローラ60から供給される電流の大きさに応じて制御圧管路36L、36R、39内に制御用圧油を流出入させながらそれら制御圧管路内の制御圧を調節する。
シャトル弁52Lは、制御圧管路32L内の制御用圧油及び制御圧管路36L内の制御用圧油のうち圧力が高い方の制御用圧油を油圧ポンプ用レギュレータ40L内に流入させるバルブであり、シャトル弁52Rは、制御圧管路32R内の制御用圧油及び制御圧管路36R内の制御用圧油のうち圧力が高い方の制御用圧油を油圧ポンプ用レギュレータ40R内に流入させるバルブである。
比例絞り弁54は、回生ポンプモータ55と圧油タンク22とを接続する圧油管路70内を流れる圧油の流量を調節するためのバルブであり、制御圧管路39内の制御圧をパイロットポートで受けて絞りを調節しながら圧油管路70内を流れる圧油の流量を無段階に調節する。
回生ポンプモータ55は、油圧ポンプ又は油圧モータとして機能する装置であり、その回転軸が発電電動機56の回転軸に連結されている。
回生ポンプモータ55は、例えば、ブーム4の自重降下の際にブームシリンダ7から流出する圧油によって回転させられ油圧モータとして機能し、同時に、発電電動機56の回転軸を回転させ発電電動機56を発電機として機能させながら、発電させた電気エネルギーをインバータ経由で蓄電器(図示せず。)に蓄電させるようにする。
また、回生ポンプモータ55は、電動機として機能する発電電動機56の回転によって回転させられることで油圧ポンプとして機能しながら、圧油タンク22の圧油を汲み上げてブームシリンダ7にその圧油を流入させるようにしてもよい。
なお、回生ポンプモータ55は、油圧モータとしての機能のみを備える装置であってもよく、固定容量モータ又は可変容量モータの何れであってもよい。
発電電動機56は、発電機又は電動機として機能する装置であり、発電した電気エネルギーをインバータ経由で蓄電器に蓄電し、また、蓄電器に蓄電された電気エネルギーを利用して回転する。
また、発電電動機56は、ブーム4の降下速度が後述するブーム操作レバーの操作量に応じた降下速度となるようにメインコントローラ60が出力する制御電流に応じて発電機として機能する際の回転数が制御される。
逆止弁57は、ブームシリンダ7から圧油管路71へ圧油が流れるのを防止するためのバルブである。
圧力センサ58、59はそれぞれ、ブームシリンダ7のヘッド側又はロッド側のシリンダ圧を測定するためのセンサであり、測定結果をメインコントローラ60に対して出力する。
メインコントローラ60は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータを含み、操作検出手段、流量制御手段及び吐出流量制御手段のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
操作検出手段は、圧力センサ58、59の出力、及び、ブーム操作レバー、アーム操作レバー、バケット操作レバー、旋回操作レバー、走行操作レバー等の各種操作レバー(リモコン弁)の出力を受信しながら、腕体の操作内容を検出するための手段である。
また、流量制御手段は、操作検出手段の検出結果に基づいて、保持弁43、44、電磁弁53、発電電動機56、及び、各種切換弁に供給する制御電流を制御しながらポンプ制御回路200の各圧油管路を流れる圧油の流量を制御し、操作検出手段の検出結果に応じた建設機械の動作を実現するための手段である。
また、吐出流量制御手段は、操作検出手段の検出結果に基づいて、電磁弁51L、51Rに供給する制御電流を制御しながら油圧ポンプ10L、10Rが吐出する圧油の流量を制御し、操作検出手段の検出結果に応じた建設機械の動作を実現するための手段である。
図3は、待機モードにおけるポンプ制御回路200の状態を示し、油圧ポンプ10L、10Rは、ネガティブコントロール絞り20L、20Rの上流で制御圧を発生させ、矢印Aで示されるように、制御圧管路32L、32Rを介してその制御圧で油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rに制御用圧油を流入させる。
その結果、油圧ポンプ用レギュレータ40L、40Rは、制御用圧油に応じて自身のピストンを移動させ、油圧ポンプ10L、10Rの斜板を傾転駆動し、油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を最少レベルまで低減させるようにする(油圧ポンプ10Lの吐出量が低減した状態を図4に示す。)。
図4は、ブーム4を自重降下させる場合におけるポンプ制御回路200の状態を示し、メインコントローラ60は、例えば、操作検出手段によりブーム操作レバーが降下側に操作されたことを検出した場合に、流量制御手段及び吐出流量制御手段により、保持弁43にブーム操作レバーの操作に応じて生成される開放用の信号圧を供給しないようにし(関連する電力線を灰色で表す。)、一方で、電磁弁53に圧力センサ59の検出値に応じた制御電流を供給しつつ電磁弁51Rに制御電流を供給すると共に保持弁44にその開放用の信号圧を供給するようにし、かつ、発電電動機56にブーム操作レバーの操作量に応じた制御電流を供給することで(関連する電力線を黒色で表す。)、油圧ポンプ10Rのポンピングロスを低減させながら、ブーム4が有する位置エネルギーを電気エネルギーとして回生できるようにする。
また、図4〜図7は、簡略化のため、制御圧管路35L、36L、電磁弁51L、シャトル弁52L及び関連する電力線を省略することとする。
開放用の信号圧が供給されない保持弁43は、ブームシリンダ7のヘッド側から切換弁14に向う圧油の流れを遮断し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が回生ポンプモータ55に向かうようにする。
一方、開放用の信号圧が供給されている保持弁44は、ブームシリンダ7のヘッド側から回生ポンプモータ55に向う圧油の流れを開放し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が回生ポンプモータ55に向かうようにする。
また、圧力センサ59の検出値に応じた制御電流の供給を受けた電磁弁53は、制御圧管路39内の制御圧をその制御電流に対応した状態に調節し(図中の矢印C参照。)、圧油管路70、71の圧力がキャビテーションを生じない範囲となるように比例絞り弁54の絞りを制御して、圧油管路70の圧油を圧油管路71に分配することによりその圧油をブームシリンダ7のロッド側に再生させる。
また、制御電流の供給を受けた電磁弁51Rは、制御圧管路36R内の制御圧を所定レベル以上に維持し、油圧ポンプ10Rの吐出量が最小となるように油圧ポンプ用レギュレータ40Rを制御する(図中の矢印B参照。)。油圧ポンプ10Rのポンピングロスを低減させるためである。
また、ブーム操作レバーの操作量に応じた制御電流の供給を受けた発電電動機56は、発電電動機56の回転負荷を、ブーム操作レバーの操作量に応じたレベルに調節しながら、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油を回生ポンプモータ55に流入させ、かつ、その流量(ブーム4の降下速度に相当する。)をブーム操作レバーの操作量に応じたレベルに調節する。
ブーム操作レバーに応じたブーム4の降下速度を維持するためであり、ブーム4が有する位置エネルギーを最大限電気エネルギーとして回生できるようにするためである。
更に、ポンプ制御回路200は、回生ポンプモータ55から流出した圧油の一部をブームシリンダ7のロッド側に戻す(再生させる)ので、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油を低流量に維持させながらもブーム操作レバーの操作量に応じたブーム4の自重降下を実現でき、油圧ポンプ10Rのポンピングロスを低減させながらもブーム4が有する位置エネルギーを電気エネルギーとして回生することができる。
このようにして、ポンプ制御回路200は、回生ポンプモータ55から流出した圧油の一部と油圧ポンプ10Rが吐出する低流量の圧油とをブームシリンダ7のロッド側に流入させブーム操作レバーの操作量に応じたブーム4の自重降下を実現させるようにする。
図5は、図4の場合よりも速くブーム4を自重降下させる場合におけるポンプ制御回路200の状態を示し、メインコントローラ60は、例えば、操作検出手段により、ブーム操作レバーが降下側に大きく操作されたことを検出した場合にも、流量制御手段及び吐出流量制御手段により、保持弁43に開放用の信号圧を供給しないようにし(関連する電力線を灰色で表す。)、一方で、電磁弁53に圧力センサ59の検出値に応じた制御電流を供給しつつ、電磁弁51Rに制御電流を供給すると共に保持弁44に開放用の信号圧を供給するようにし、かつ、発電電動機56にブーム操作レバーの操作量に応じた制御電流を供給することで(関連する電力線を黒色で表す。)、油圧ポンプ10Rのポンピングロスを低減させながら、ブーム4が有する位置エネルギーを電気エネルギーとして回生できるようにする。
開放用の信号圧が供給されない保持弁43は、ブームシリンダ7のヘッド側から切換弁14に向う圧油の流れを遮断し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が回生ポンプモータ55に向かうようにする。
一方、開放用の信号圧が供給されている保持弁44は、ブームシリンダ7のヘッド側から回生ポンプモータ55に向う圧油の流れを開放し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が回生ポンプモータ55に向かうようにする。
また、制御電流の供給を受けた電磁弁51Rは、制御圧管路36R内の制御圧を所定レベル以上に維持し、油圧ポンプ10Rの吐出量が最小となるように油圧ポンプ用レギュレータ40Rを制御する(図中の矢印B参照。)。油圧ポンプのポンピングロスを低減させるためである。
また、圧力センサ59の検出値に応じた制御電流の供給を受けた電磁弁53は、制御圧管路39内の制御圧をその制御電流に対応した状態に調節し(図中の矢印C参照。)、圧油管路70、71の圧力がキャビテーションを生じない範囲となるように比例絞り弁54の絞りを制御して、圧油管路70の圧油を圧油管路71に分配することによりその圧油をブームシリンダ7のロッド側に再生させる。
また、ブーム操作レバーの操作量に応じた制御電流の供給を受けた発電電動機56は、発電電動機56の回転負荷をブーム操作レバーの操作量に応じたレベルに調節しながら、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油を、図4の状態より多く回生ポンプモータ55に流入させる。
ブーム操作レバーに応じたブーム4の降下速度を図4の状態より大きくするためであり、ブーム4が有する位置エネルギーを最大限電気エネルギーとして回生できるようにするためである。
その結果、ポンプ制御回路200は、圧油管路70内の圧油の圧力を適宜調節し、回生ポンプモータ55から流出した圧油を必要な流量だけブームシリンダ7のロッド側に戻す(再生させる)ので、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油を低流量に維持しながらもブーム4のより高速な自重降下を実現でき、油圧ポンプ10Rのポンピングロスを低減させることができる。
このようにして、ポンプ制御回路200は、回生ポンプモータ55から流出した高流量の圧油と油圧ポンプ10Rが吐出する低流量の圧油とをブームシリンダ7のロッド側に流入させブーム操作レバーの操作量に応じたブーム4のより高速な自重降下を実現させるようにする。
図6は、掘削アタッチメントを地面に接触させブーム4を降下させながら掘削を行う場合におけるポンプ制御回路200の状態を示し、メインコントローラ60は、例えば、操作検出手段によりブーム操作レバーが降下側に操作されたことを検出して図4で説明する制御を行った後、圧力センサ58が出力するブームシリンダ7のヘッド側の圧力の値が所定レベル未満となり、地面に掘削アタッチメントを接触させながらブーム4を降下させようとしている状態を検知した場合、流量制御手段及び吐出流量制御手段により、電磁弁51R、53に制御電流を供給しないようにすると共に発電電動機56を無負荷状態(フリーラン状態)にし(関連する電力線を灰色で表す。)、一方で、保持弁43及び保持弁44に開放用の信号圧を供給することで(関連する電力線を黒色で表す。)、ブーム4の降下を妨げない(降下に対して負荷抵抗にならない)ようにする。
開放用の信号圧が供給されている保持弁43は、ブームシリンダ7のヘッド側から切換弁14に向う圧油の流れを基本的には妨げない状態となる。
制御電流の供給を受けない電磁弁51Rは、制御圧管路36R内の制御圧を所定レベル未満(例えば、タンク圧であり、最小レベルとなっている。)に維持し、これにより制御圧管路32R内の制御用圧油が制御圧管路36R内の制御用圧油よりも圧力が高くなるので、シャトル弁52Rにより制御圧管路32R内の制御用圧油が油圧ポンプ用レギュレータ40Rに流入することになり、この制御圧管路32R内の制御用圧油に応じて油圧ポンプ10Rの吐出量が調整される。
また、制御電流の供給を受けない電磁弁53は、制御圧管路39内の制御圧を所定レベル未満に維持し、比例絞り弁54の絞りを最大(最も流れやすい状態である。)のまま維持させる。
また、開放用の信号圧が供給されている保持弁44は、ブームシリンダ7のヘッド側から回生ポンプモータに向う圧油の流れを開放し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が無負荷状態(フリーラン状態)となっている回生ポンプモータ55経由で圧油タンク22に排出されるようにする。
このようにして、ポンプ制御回路200は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油をブームシリンダ7のロッド側に流入させブーム4による掘削を実現させるようにする。
なお、メインコントローラ60は、操作検出手段によりブーム操作レバーが降下側に操作されたことを検出して図4で説明する制御を行った後、圧力センサ59が出力するブームシリンダ7のロッド側の圧力の値が所定レベル以上で維持される場合に、地面に掘削アタッチメントを接触させながらブーム4を降下させようとしている状態(ブーム4を自重降下させることができない状態)を検知するようにしてもよく、ブームシリンダ7のロッドの変位を変位センサで検出しながらブーム4を自重降下させることができない状態を検知するようにしてもよい。
以上の構成により、ポンプ制御回路200を搭載した建設機械は、ブーム4が自重降下する際にブームシリンダ7のヘッド側から流出する高圧の圧油で再生を行う前に回生ポンプモータ55を回転させるので、ブーム4が有する位置エネルギー(ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油の運動エネルギー)をより効率的に電気エネルギーとして回生することができる。
また、ポンプ制御回路200を搭載した建設機械は、界磁電流や電機子電流の大きさを調節しながら発電電動機56の回転数を制御し、ブーム操作レバーの操作量に応じた速度となるようにブーム4を自重降下させる際にブームシリンダ7から流出する圧油の流量とその発電電動機56の発電量とを制御するので、ブーム4が有する位置エネルギーをより効率的に回生することができる。
また、ポンプ制御回路200を搭載した建設機械は、回生ポンプモータ55と圧油タンク22との間の圧油管路70における流量を比例絞り弁54で制限することで、回生ポンプモータ55とブームシリンダ7との間の圧油管路71における流量を調節するので、ブーム4を何れの速度で自重降下させる場合にも必要十分な圧油をブームシリンダ7のロッド側に戻す(再生させる)ことができ、油圧ポンプ10Rの吐出量を低く維持しながら油圧ポンプ10Rのポンピングロスを低減させることができる。
(ブーム及びバケットの複合操作時における処理について)
図7は、ブーム4を降下させながら同時にバケット6を閉じる(抱き込む)場合におけるポンプ制御回路200の状態を示し、メインコントローラ60は、例えば、操作検出手段によりブーム操作レバーが降下側に操作され、かつ、バケット操作レバーが閉じ側に操作されたことを検出した場合に、流量制御手段及び吐出量制御手段により、保持弁43に開放用の信号圧を供給せず、かつ、電磁弁53に制御電流を供給しないようにしながら(関連する電力線を灰色で表す。)、保持弁44に開放用の信号圧を供給し、かつ、電磁弁51Rと発電電動機56とにブーム操作レバー及びバケット操作レバーの操作量に応じた制御電流を供給することで(関連する電力線を黒色で表す。)、ブーム4及びバケット6の複合操作を実現させるようにする。
具体的には、ブーム4を降下させながら同時にバケット6を抱き込む場合であって、油圧ポンプ10Rの吐出する圧油をブームシリンダ7のロッド側に流入させるときの抵抗(以下、「ブームシリンダ流入抵抗」とする。)が、油圧ポンプ10Rの吐出する圧油をバケットシリンダ9のロッド側に流入させるときの抵抗(以下、「バケットシリンダ流入抵抗」とする。)より小さくなるとき、メインコントローラ60は、流量制御手段により、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油の流量を調整し、それによってブームシリンダ流入抵抗を増大させる。
油圧ポンプ10Rの吐出する圧油のほとんどがブームシリンダ7のロッド側に流入してしまい、バケットシリンダ9のロッド側にその圧油を流入させることができず、バケット6を円滑に抱き込む(動作させる)ことができなくなってしまうからである。
この場合、開放用の信号圧が供給されている保持弁44は、ブームシリンダ7のヘッド側から回生ポンプモータ55に向う圧油の流れを開放し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が回生ポンプモータ55に向かうようにする。
なお、電磁弁51Rの制御電流は、油圧ポンプ10Rの吐出量がブーム4及びバケット6を同時に動作させるために必要十分な量となるよう設定される。
また、制御電流の供給を受けない電磁弁53は、制御圧管路39内の制御圧を所定レベル未満に維持し、比例絞り弁54の絞りを最大(最も流れやすい状態である。)のまま維持する。
一方、開放用の信号圧が供給されない保持弁43は、ブームシリンダ7のヘッド側から切換弁14に向う圧油の流れを遮断し、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油が回生ポンプモータ55に向かうようにする。
また、ブーム操作レバー及びバケット操作レバーの操作量に応じた制御電流の供給を受けた発電電動機56は、発電電動機56の回転負荷を、ブーム操作レバー及びバケット操作レバーの操作量に応じたレベルに調節しながら、ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油を回生ポンプモータ55に流入させ、かつ、その流量をブーム操作レバー及びバケット操作レバーの操作量に応じたレベルに調節する。
ブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油の流量(ブーム4の降下速度に相当する。)を回生ポンプモータ55の回転数によって制御することで、バケット駆動圧をそのままブームシリンダ7に流入させつつブームシリンダ流入抵抗を増大させ、油圧ポンプ10Rの吐出する圧油を円滑にバケットシリンダ9に流入させるためである。
このとき、メインコントローラ60は、ブームシリンダ7のヘッド側の圧力の値を測定する圧力センサ58の出力と、ブームシリンダ7のロッド側の圧力の値を測定する圧力センサ59の出力とに基づいて、ブームシリンダ7のロッドが円滑に収縮するよう(ブームシリンダ7のロッド側に流入する圧油の量とブームシリンダ7のヘッド側から流出する圧油の量が等しくなるよう)、発電電動機56に対して供給する制御電流の大きさを決定するようにしてもよい。
発電電動機56を速度制御することにより、ブームシリンダ流入抵抗は、バケット駆動圧に応じた値となる。
その結果、ポンプ制御回路200は、切換弁14における絞りSQによってブームシリンダ流入抵抗を増大させる必要が無く(切換弁14で無駄な圧力損失を発生させることなく)、また、絞りSQの代わりとして機能する発電電動機56の回転負荷を電気エネルギーとして回生することができる。
また、ポンプ制御回路200は、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油の流量とブームシリンダ7のロッド側に流入する圧油の流量(ブーム4の降下速度に相当する。)との間の差を、バケットシリンダ9に流入する圧油の流量(バケット6の動作速度に相当する。)とすることができ、ブームシリンダ7のロッド側に流入する圧油の流量を調節することで、バケットシリンダ9に流入する圧油の流量を調節することができる。
このようにして、ポンプ制御回路200は、切換弁14でポンピングロスを発生させる代わりに、油圧ポンプ10Rが吐出する圧油の運動エネルギーを回生ポンプモータ55により電気エネルギーとして回生しながら、ブームシリンダ流入抵抗とバケットシリンダ流入抵抗とをバランスさせ、ブームシリンダ7及びバケットシリンダ9のそれぞれに必要十分な圧油を供給し、ブーム4及びバケット6の複合操作を円滑に実行させるようにする。
また、ポンプ制御回路200は、ブーム4を降下させながら同時にアーム5を動作させる場合や、アーム5を降下させながら同時にバケット6を動作させる場合に上述の処理を適用するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上述の実施例において、ポンプ制御回路200は、ブーム4を自重降下させる際にブーム4が有する位置エネルギーを電気エネルギーとして回生するが、アーム5やバケット6を自重降下させる際にアーム5やバケット6が有する位置エネルギーを電気エネルギーとして回生するようにしてもよい。
また、上述の実施例において、ポンプ制御回路200は、ブーム4を単独で自重降下させる際に油圧ポンプ10Rの吐出量を低減させそのポンピングロスを低減させるようにするが、アーム5やバケット6を単独で自重降下させる際に油圧ポンプ10Rの吐出量を低減させそのポンピングロスを低減させるようにしてもよく、複数の腕体を同時に自重降下させる際に油圧ポンプ10L、10Rの吐出量を低減させそのポンピングロスを低減させるようにしてもよい。
油圧ショベルの構成例を示す図である。 従来のポンプ制御回路の油圧 本発明に係る建設機械に搭載されるポンプ制御回路の油圧回路図である。 ブームを自重降下させる場合におけるポンプ制御回路の状態を示す図(その1)である。 ブームを自重降下させる場合におけるポンプ制御回路の状態を示す図(その2)である。 掘削アタッチメントを地面に接触させながらブームを降下させる場合におけるポンプ制御回路の状態を示す図である。 ブームを降下させながら同時にバケットを閉じる場合におけるポンプ制御回路の状態を示す図である。
符号の説明
1・・・油圧ショベル 2・・・下部走行体 3・・・上部旋回体 4・・・ブーム 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ブームシリンダ 8・・・アームシリンダ 9・・・バケットシリンダ 10L、10R・・・油圧ポンプ 11・・・走行直進弁 12L、12R、13、14、15、16、17・・・切換弁 20L、20R・・・ネガティブコントロール絞り 22・・・圧油タンク 30L、30R・・・センターバイパス管路 32L、32R、36L、36R、38、39・・・制御圧管路 40L、40R・・・油圧ポンプ用レギュレータ 42L、42R・・・走行用油圧モータ 43、44・・・保持弁 50・・・コントロールポンプ 51L、51R、53・・・電磁比例減圧弁 52L、52R・・・シャトル弁 54・・・比例絞り弁 55・・・回生ポンプモータ 56・・・発電機 57・・・逆止弁 58、59・・・圧力センサ 60・・・メインコントローラ 200・・・ポンプ制御回路 SQ・・・絞り

Claims (4)

  1. 吐出量可変の油圧ポンプが吐出する圧油により複数の油圧アクチュエータを同時に作動させながら複数の腕体を同時に動作させる建設機械であって、
    第一腕体を自重方向に動作させる操作と第二腕体の操作とが同時に行われたことを検出する操作検出手段と、
    前記第一腕体に対応する第一油圧アクチュエータから、前記第一腕体の自重方向への動作に応じて流出する圧油によって回転させられる回生モータと、
    前記第一腕体を自重方向に動作させる操作と前記第二腕体の操作とが同時に行われたことを検出した場合に、前記油圧ポンプの吐出量を増大させる吐出量制御手段と、
    前記回生モータにおける回転負荷を制御して前記第一油圧アクチュエータから流出する圧油の流量を制御することで、前記油圧ポンプから前記第二腕体に対応する第二油圧アクチュエータに流入する圧油の流量を制御する流量制御手段と、
    を備えることを特徴とする建設機械。
  2. 前記吐出量制御手段は、前記第一腕体を自重方向に動作させる操作と前記第二腕体の操作とが同時に行われたことを検出した場合に、前記油圧ポンプの吐出量を前記第一腕体の操作量と前記第二腕体の操作量とに応じて設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記回生モータは、回転負荷が調節される発電機と共に回転し、前記第一油圧アクチュエータから流出する圧油の流量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械。
  4. 前記第一腕体は、ブームであり、前記第二腕体は、バケット又はアームである、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の建設機械。
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