JP2009281525A - ハイブリッド建設機械の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 旋回モータRMの単独操作におけるブレーキ時に、そのエネルギーを回収して発電をし、エネルギーの有効活用を図る。
【解決手段】コントローラCは、中立状況検出手段(6,8,9,11および16,18,19,21)の検出信号に基づいて上記回路系統のすべての操作弁1〜5,12〜15が中立位置にあると認識し、かつ、ブレーキ圧検出用の圧力センサー49の圧力信号があらかじめ設定された圧力に達したとき、通路抵抗制御手段(51)を介して安全弁50による通路抵抗を少なくする機能と、傾角制御器36を介して流体モータHMの傾転角を制御する機能と、通路抵抗制御手段を制御して保った通路抵抗と流体モータの傾転角との両者を相対的に制御して旋回モータのブレーキ圧を維持する機能とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えばパワーショベル等の建設機械のエネルギー回収を制御する制御装置に関する。
従来から、アクチュエータの戻り流体等を利用して発電機を回転して発電するものは散見されるところである。その中には、旋回モータのブレーキ時のエネルギーを回収して発電機を回すものもあった。
特開2000−136806号公報
旋回モータのブレーキ時のエネルギーは、すべて慣性エネルギーであるが、旋回モータを逸走させずに、上記慣性エネルギーを回収するのが難しいという問題があった。なぜなら旋回モータの慣性エネルギーは大きいので、その回収時に制御がうまくいかないと、旋回モータが逸走しやすく、危険性が高くなるからである。一方で、旋回モータの逸走防止に重きを置きすぎると、今度は、エネルギーの回収が不十分になるという別の問題が発生してしまう。
この発明の目的は、旋回モータのブレーキ時のエネルギーを回収するときに、当該旋回モータの逸走を防止しつつ、エネルギーの回収を効率的にできるハイブリッド建設機械の制御装置を提供することである。
この発明は、可変容量型のメインポンプと、このメインポンプに接続するとともに旋回モータを含めた複数のアクチュエータを制御するための複数の操作弁を設けた回路系統と、この回路系統に設けたすべての操作弁が中立位置にあるか否かを検出する中立状況検出手段とを備えたハイブリッド建設機械の制御装置を前提にする。
上記の装置を前提にしつつ、第1の発明は、傾角制御器で傾転角が制御される可変容量型の流体モータと、流体モータに連係した発電機と、旋回モータに接続した一対の通路に接続した流体モータ系通路と、この流体モータ系通路に設け、旋回モータのブレーキ圧を検出するブレーキ圧検出用の圧力センサーと、上記流体モータ系通路に設けた安全弁と、この安全弁による通路抵抗を低くするための制御をする通路抵抗制御手段と、上記傾角制御器、上記中立状況検出手段、ブレーキ圧検出用の圧力センサーおよび通路抵抗制御手段のそれぞれに接続したコントローラとを備えている。
そして、上記コントローラは、中立状況検出手段の検出信号に基づいて上記回路系統のすべての操作弁が中立位置にあると認識し、かつ、ブレーキ圧検出用の圧力センサーの圧力信号があらかじめ設定された圧力に達したとき、通路抵抗制御手段を介して安全弁による通路抵抗を少なくする機能と、上記傾角制御器を介して流体モータの傾転角を制御する機能と、通路抵抗制御手段を制御して保った通路抵抗と流体モータの傾転角との両者を相対的に制御して旋回モータのブレーキ圧を維持する機能とを備えている。
第2の発明の中立状況検出手段は、上記回路系統の中立流路に設けるとともに当該回路系統に設けたすべての操作弁が中立位置にあって上記中立流路に流れる流量が最大のとき最高圧を生成するパイロット圧生成機構と、このパイロット圧生成機構の圧力を、メインポンプに設けたレギュレータに導くパイロット流路と、このパイロット流路に設けるとともに検出信号をコントローラに入力するパイロット圧検出用の圧力センサーとを備えている。そして、上記コントローラは、パイロット圧検出用の上記圧力センサーからの検出信号に基づき、当該回路系統に設けたすべての操作弁が中立位置にあると判定する機能を備えている。
第3の発明は、流体モータと同軸回転するとともにコントローラからの制御信号によって自由回転状態を維持したり動力を出力したりする発電機兼用の電動モータと、上記流体モータと同軸回転する可変容量型のサブポンプと、コントローラからの信号に応じてサブポンプの傾転角を制御する傾角制御器と、このサブポンプの吐出流体を上記メインポンプの吐出側に導く合流通路とを備えている。そして、上記コントローラは、中立状況検出手段の検出信号に基づいて上記回路系統のすべての操作弁が中立位置にあると認識したとき、上記傾角制御器を介してサブポンプの傾転角をゼロに設定する機能を備えている。
第4の発明の通路抵抗制御手段は、安全弁と並列に設けた比例電磁絞り弁からなり、この比例電磁絞り弁はコントローラの制御信号に応じて開度が制御される構成にしている。
第5の発明の通路抵抗制御手段は、安全弁を主要素にしてなり、この安全弁は、その一方の側に当該安全弁の上流側の圧力を導くメインパイロット圧室を設けるとともにコントローラで制御されるパイロット圧を導くサブパイロット圧室を設け、さらに上記両パイロット圧室におけるパイロット圧の作用力に対向する他方の側にスプリングを設けた構成にしている。
第6の発明の通路抵抗制御手段は、安全弁とコントローラの制御信号に応じて開閉する電磁開閉弁とからなる。そして、上記安全弁は、その一方の側に当該安全弁の上流側の圧力を導くメインパイロット圧室を設け、このメインパイロット圧室のパイロット圧の作用力に対向する他方の側にスプリングを設けるとともに、絞りを経由して上記安全弁の上流側の圧力を導くサブパイロット圧室とを設けている。また、上記電磁開閉弁は閉位置においてサブパイロット圧室とタンクとの連通を遮断し、開位置においてサブパイロット圧室をタンクに連通させる構成にしている。
第1〜6の発明によれば、当該回路系統のすべての操作弁を中立位置に保持している状況で、旋回モータがブレーキ動作をしているとき、そのブレーキ時の慣性エネルギーを電気エネルギーに変換できる。しかも、流体モータの傾転角を制御することによって、当該流体モータの回転負荷を制御できるし、通路抵抗制御手段を介して安全弁による通路抵抗も制御できる。
したがって、安全弁の通路抵抗および流体モータの回転負荷を制御しながら、旋回モータのブレーキ時のエネルギーを回収できるので、当該旋回モータの逸走を防止しつつ、ブレーキ時のエネルギーを効率よく回収でき、二律背反的な目的を同時に達成できる。
また、ブレーキ圧検出用の圧力センサーの圧力信号があらかじめ設定された圧力に達したとき、通路抵抗制御手段を介して安全弁による通路抵抗を少なくできるので、通路抵抗を少なくした分だけエネルギー効率が向上する。
図1に示した第1実施形態は、パワーショベルの制御装置で、可変容量型の第1,2メインポンプMP1,MP2を備えるとともに、第1メインポンプMP1には第1回路系統を接続し、第2メインポンプMP2には第2回路系統を接続している。
上記第1回路系統には、その上流側から順に、旋回モータRMを制御する旋回モータ用の操作弁1、図示していないアームシリンダを制御するアーム1速用の操作弁2、ブームシリンダBCを制御するブーム2速用の操作弁3、図示していない予備用アタッチメントを制御する予備用の操作弁4および図示していない左走行用である第1走行用モータを制御する第1走行モータ用操作弁5を接続している。
さらに、上記各操作弁1〜5のそれぞれは、中立流路6およびパラレル通路7を介して第1メインポンプMP1に接続している。
上記中立流路6であって、第1走行モータ用操作弁5の下流側にはパイロット圧生成機構8を設けている。このパイロット圧生成機構8はそこを流れる流量が多ければ高いパイロット圧を生成し、その流量が少なければ低いパイロット圧を生成するものである。
また、上記中立流路6は、上記操作弁1〜5のすべてが中立位置もしくは中立位置近傍にあるとき、第1メインポンプMP1から吐出された流体の全部または一部をタンクに導くが、このときにはパイロット圧生成機構8を通過する流量も多くなるので、上記したように高いパイロット圧が生成される。
一方、上記操作弁1〜5がフルストロークの状態で切り換えられると、中立流路6が閉ざされて流体の流通がなくなる。したがって、この場合には、パイロット圧生成機構8を流れる流量がほとんどなくなり、パイロット圧はゼロを保つことになる。
ただし、操作弁1〜5の操作量によっては、ポンプ吐出量の一部がアクチュエータに導かれ、一部が中立流路6からタンクに導かれることになるので、パイロット圧生成機構8は、中立流路6に流れる流量に応じたパイロット圧を生成する。言い換えると、パイロット圧生成機構8は、操作弁1〜5の操作量に応じたパイロット圧を生成することになる。
そして、上記パイロット圧生成機構8にはパイロット流路9を接続するとともに、このパイロット流路9を、第1メインポンプMP1の傾転角を制御するレギュレータ10に接続している。このレギュレータ10は、パイロット圧と逆比例して第1メインポンプMP1の吐出量を制御する。したがって、操作弁1〜5をフルストロークして中立流路6の流れがゼロになったとき、言い換えるとパイロット圧生成機構8が発生するパイロット圧がゼロになったときに第1メインポンプMP1の吐出量が最大に保たれる。
上記のようにしたパイロット流路9にはパイロット圧検出用の第1圧力センサー11を接続するとともに、この第1圧力センサー11で検出した圧力信号をコントローラCに入力するようにしている。そして、パイロット流路9のパイロット圧は、操作弁の操作量に応じて変化するので、第1圧力センサー11が検出する圧力信号は、第1回路系統の要求流量に比例することになる。
そして、上記したようにすべての操作弁1〜5が中立位置にあるときには、パイロット圧生成機構8が生成するパイロット圧が最大になるとともに、この最大パイロット圧を検出するのが上記第1圧力センサー11である。したがって、上記パイロット圧生成機構8および第1圧力センサー11がこの発明の中立状況検出手段を構成するものである。
なお、上記各操作弁1〜5を操作するための操作レバーを備えた操作手段にセンサーを設け、このセンサーを介して各操作弁の操作レバーが中立位置を保っている状況を検出するようにしてもよい。この場合には、上記センサーがこの発明の中立状況検出手段を構成することになる。
一方、上記第2回路系統には、その上流側から順に、図示していない右走行用である第2走行用モータを制御する第2走行モータ用操作弁12、図示していないバケットシリンダを制御するバケット用の操作弁13、ブームシリンダBCを制御するブーム1速用の操作弁14および図示していないアームシリンダを制御するアーム2速用の操作弁15を接続している。
上記各操作弁12〜15は、中立流路16を介して第2メインポンプMP2に接続するとともに、バケット用の操作弁13およびブーム1速用の操作弁14はパラレル通路17を介して第2メインポンプMP2に接続している。
上記中立流路16であって、アーム2速用の操作弁15の下流側にはパイロット圧生成機構18を設けているが、このパイロット圧生成機構18は、先に説明したパイロット圧生成機構8と全く同様に機能するものである。
そして、上記パイロット圧生成機構18にはパイロット流路19を接続するとともに、このパイロット流路19を、第2メインポンプMP2の傾転角を制御するレギュレータ20に接続している。このレギュレータ20は、パイロット圧と逆比例して第2メインポンプMP2の吐出量を制御する。したがって、操作弁12〜15をフルストロークして中立流路16の流れがゼロになったとき、言い換えるとパイロット圧生成機構18が発生するパイロット圧がゼロになったとき、第2メインポンプMP2の吐出量が最大に保たれる。
上記のようにしたパイロット流路19にはパイロット圧検出用の第2圧力センサー21を接続するとともに、この第2圧力センサー21で検出した圧力信号をコントローラCに入力するようにしている。そして、パイロット流路19のパイロット圧は、操作弁の操作量に応じて変化するので、第2圧力センサー21が検出する圧力信号は、第2回路系統の要求流量に比例することになる。
そして、上記したすべての操作弁12〜15が中立位置にあるときには、パイロット圧生成機構18が生成するパイロット圧が最大になるとともに、この最大パイロット圧を検出するのが上記第2圧力センサー21である。したがって、上記パイロット圧生成機構18および第2圧力センサー21がこの発明の中立状況検出手段を構成するものである。
なお、上記各操作弁12〜15を操作するための操作レバーを備えた操作手段にセンサーを設け、このセンサーを介して各操作弁の操作レバーが中立位置を保っている状況を検出するようにしてもよい。この場合には、上記センサーがこの発明の中立状況検出手段を構成することになる。
また、上記第1,2メインポンプMP1,MP2は、一つのエンジンEの駆動力で同軸回転するものである。このエンジンEにはジェネレータ22を設け、エンジンEの余剰出力でジェネレータ22を回して発電できるようにしている。そして、ジェネレータ22が発電した電力は、バッテリーチャージャー23を介してバッテリー24に充電される。
なお、上記バッテリーチャージャー23は、通常の家庭用の電源25に接続した場合にも、バッテリー24に電力を充電できるようにしている。つまり、このバッテリーチャージャー23は、当該装置とは別の独立系電源にも接続可能にしたものである。
また、第1回路系統に接続した旋回モータ用の操作弁1のアクチュエータポートには、旋回モータRMに連通する通路26,27を接続するとともに、両通路26,27のそれぞれにはブレーキ弁28,29を接続している。そして、旋回モータ用の操作弁1を図示の中立位置に保っているときには、上記アクチュエータポートが閉じられて旋回モータRMは停止状態を維持する。
上記の状態から旋回モータ用の操作弁1を例えば図面右側位置に切り換えると、一方の通路26が第1メインポンプMP1に接続され、他方の通路27がタンクに連通する。したがって、通路26から圧力流体が供給されて旋回モータRMが回転するとともに、旋回モータRMからの戻り流体が通路27を介してタンクに戻される。
旋回モータ用の操作弁1を上記とは逆に左側位置に切り換えると、今度は、通路27にポンプ吐出流体が供給され、通路26がタンクに連通し、旋回モータRMは逆転することになる。
上記のように旋回モータRMを駆動しているときには、上記ブレーキ弁28あるいは29がリリーフ弁の機能を発揮し、通路26,27が設定圧以上になったとき、ブレーキ弁28,29が開弁して高圧側の流体を低圧側に導く。また、旋回モータRMを回転している状態で、旋回モータ用の操作弁1を中立位置に戻せば、当該操作弁1のアクチュエータポートが閉じられる。このように操作弁1のアクチュエータポートが閉じられても、旋回モータRMはその慣性エネルギーで回転し続けるが、旋回モータRMが慣性エネルギーで回転することによって、当該旋回モータRMがポンプ作用をする。この時には、通路26,27、旋回モータRM、ブレーキ弁28あるいは29で閉回路が構成されるとともに、ブレーキ弁28あるいは29によって、上記慣性エネルギーが熱エネルギーに変換されることになる。
一方、ブーム1速用の操作弁14を中立位置から図面右側位置に切り換えると、第2メインポンプMP2からの圧力流体は、通路30を経由してブームシリンダBCのピストン側室31に供給されるとともに、そのロッド側室32からの戻り流体は通路33を経由してタンクに戻され、ブームシリンダBCは伸長することになる。
反対に、ブーム1速用の操作弁14を図面左側位置に切り換えると、第2メインポンプMP2からの圧力流体は、通路33を経由してブームシリンダBCのロッド側室32に供給されるとともに、そのピストン側室31からの戻り流体は通路30を経由してタンクに戻され、ブームシリンダBCは収縮することになる。なお、ブーム2速用の操作弁3は、上記ブーム1速用の操作弁14と連動して切り換るものである。
上記のようにしたブームシリンダBCのピストン側室31とブーム1速用の操作弁14とを結ぶ通路30には、コントローラCで開度が制御される比例電磁弁34を設けている。なお、この比例電磁弁34はそのノーマル状態で全開位置を保つようにしている。
次に、第1,2メインポンプMP1,MP2の出力をアシストする可変容量型のサブポンプSPについて説明する。
上記可変容量型のサブポンプSPは、発電機兼用の電動モータMGの駆動力で回転するが、この電動モータMGの駆動力によって、可変容量型の流体モータHMも同軸回転する構成にしている。そして、上記電動モータMGにはインバータIを接続するとともに、このインバータIをコントローラCに接続して、このコントローラCで電動モータMGの回転数等を制御できるようにしている。
また、上記のようにしたサブポンプSPおよび流体モータHMの傾転角は傾角制御器35,36で制御されるが、この傾角制御器35,36は、コントローラCの出力信号で制御されるものである。
上記サブポンプSPには吐出通路37を接続しているが、この吐出通路37は、第1メインポンプMP1の吐出側に合流する第1合流通路38と、第2メインポンプMP2の吐出側に合流する第2合流通路39とに分岐するとともに、これら第1,2合流通路38,39のそれぞれには、コントローラCの出力信号で開度が制御される第1,2比例電磁絞り弁40,41を設けている。
なお、図中符号42,43は上記第1,2合流通路38,39に設けたチェック弁で、サブポンプSPから第1,2メインポンプMP1,MP2への流通のみを許容するものである。
一方、流体モータHMには接続用通路44を接続しているが、この接続用通路44は、導入通路45およびチェック弁46,47を介して、旋回モータRMに接続した通路26,27に接続している。しかも、上記導入通路45にはコントローラCで開閉制御される電磁切換弁48を設けるとともに、この電磁切換弁48とチェック弁46,47との間に、旋回モータRMの旋回時の旋回圧あるいはブレーキ時のブレーキ圧を検出する圧力センサー49を設け、この圧力センサー49の圧力信号をコントローラCに入力するようにしている。
なお、上記接続用通路44と導入通路45とが相まって、この発明の流体モータ系通路を構成するものである。
また、導入通路45であって、旋回モータRMから接続用通路44への流れに対して、上記電磁切換弁48よりも下流側となる位置には、安全弁50を設けているが、この安全弁50は、例えば電磁切換弁48など、接続用通路44系統に故障が生じたとき、通路26,27の圧力を維持して旋回モータRMがいわゆる逸走するのを防止するものである。
さらに、上記安全弁50に対して並列にして比例電磁絞り弁51を設けているが、この比例電磁絞り弁51はコントローラCの制御信号に応じてその開度が制御されるものである。
そして、上記比例電磁絞り弁51の開度が大きくなればなるほど導入通路45から接続用通路44に流れる流体に対する通路抵抗が小さくなる。このようにした比例電磁絞り弁51はこの発明の通路抵抗制御手段を構成するものである。
一方、上記ブームシリンダBCと上記比例電磁弁34との間には、接続用通路44に連通する導入通路52を設けるとともに、この導入通路52にはコントローラCで制御される電磁開閉弁53を設けている。
さらに、サブポンプSPの傾転角をゼロにするとともに、流体モータHMの傾転角を維持してこの流体モータHMに流体を導けば、流体モータHMが回転して電動モータMGを回転させ、当該電動モータMGに発電機としての機能を発揮させることができる。したがって、この場合には、電動モータMGがこの発明の発電機を構成することになる。
なお、上記流体モータHMは、電動モータMGに対してアシスト力を発揮するとともに、サブポンプSPと相まって増圧機能も発揮するが、次にその増圧機能について説明する。
上記流体モータHMの出力は、1回転当たりの押しのけ容積Qとそのときの圧力Pの積で決まる。また、サブポンプSPの出力は1回転当たりの押しのけ容積Qと吐出圧Pの積で決まる。そして、この実施形態では、流体モータHMとサブポンプSPとが同軸回転するので、Q×P=Q×Pが成立しなければならない。そこで、例えば、流体モータHMの上記押しのけ容積Qを上記サブポンプSPの押しのけ容積Qの3倍すなわちQ=3Qにしたとすれば、上記等式が3Q×P=Q×Pとなる。この式から両辺をQで割れば、3P=Pが成り立つ。
したがって、サブポンプSPの傾転角を変えて、上記押しのけ容積Qを制御すれば、流体モータHMの出力で、サブポンプSPに所定の吐出圧を維持させることができる。言い換えると、旋回モータRMからの流体圧を増圧してサブポンプSPから吐出させることができる。
次にこの実施形態の作用を説明する。
例えば、操作弁1〜5,12〜15のすべてを中立位置に保っているときには、第1,2メインポンプMP1,MP2の全吐出流体は、中立流路6,16およびパイロット圧生成機構8,18を経由してタンクに導かれる。したがって、このときには、パイロット圧生成機構8,18で生成されるパイロット圧が最高になるとともに、このパイロット圧はパイロット流路9,19を経由してレギュレータ10,20に導かれる。そして、この高いパイロット圧を受けたレギュレータ10,20は、第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量をスタンバイ流量に保つ。
このとき、パイロット圧検出用の第1,2圧力センサー11,21が上記パイロット流路9,19のパイロット圧を検出して、その圧力信号をコントローラCに入力する。コントローラCは、第1,2圧力センサー11,21の信号に基づいて、現状ではサブポンプSPのアシストが不要であると判断して、サブポンプSPの出力をゼロにする。サブポンプSPの出力をゼロにするためには、電動モータMGを回転し続けて、サブポンプSPの傾転角をゼロにするか、あるいは電動モータMGの回転を停止するかいずれかであるが、そのいずれを選択するかは、当該建設機械の特性やその時の作業特性等に応じて決めればよい。
操作弁1〜5,12〜15を上記のように中立位置に保っている状態から、いずれかの操作弁を切り換えると、第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量は、当該操作弁その切換量に応じて、その一部がアクチュエータに供給され、残部が中立流路6,16およびパイロット圧生成機構8,18を経由してタンクに導かれる。
したがって、パイロット圧生成機構8,18は、中立流路6,16を流れる流量に応じたパイロット圧を生成する。このときのパイロット圧は、すべての操作弁1〜5,12〜15を中立位置に保っているときよりも、中立流路6,16を流れる流量が少ない分だけ低くなる。このようにパイロット圧が低くなった分だけ第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量が多くなる。
なお、操作弁1〜5,12〜15をフルストロークさせれば、中立流路6,16が当該操作弁で遮断されるので、パイロット圧生成機構8,18には流体が流れない。したがって、パイロット圧生成機構8,18で生成されるパイロット圧はゼロになるとともに、第1,2メインポンプMP1,MP2の吐出量が最大に確保される。
上記のようにして第1,2メインポンプMP1,MP2が吐出量を確保するとともに、コントローラCが、上記のように第1,2圧力センサー11,21からの圧力信号を受信し、第1,2メインポンプMP1,MP2から吐出量が確保されていると判定したときには、サブポンプSPのアシスト流量を確保するように制御する。ただし、この実施形態では、当該サブポンプSPのアシスト流量をあらかじめ設定しているが、コントローラCは、その設定流量を確保するのに、サブポンプSPの傾転角を制御するのが効率的か、あるいは電動モータMGの回転数を制御するのが効率的かを判断し、最も効率的な制御を実施するようにしている。
特に、後で説明するように、流体モータHMが、ブームシリンダBCの戻り流体、あるいは旋回モータRMの作動流体等で回転しているときには、その回転力を利用しながら、最も効率的にサブポンプSPのアシスト力を発揮させるように、コントローラCが判断できるようにその制御ソフトを設定している。
また、上記したように操作弁の操作量に応じて、中立流路6,16を流れる流量が相違するので、パイロット圧生成機構8,18が生成する圧力によって、当該回路系統が求めている要求流量を把握することができる。そこで、コントローラCは、第1,2圧力センサー11,21で検出した圧力に応じて、当該回路系統の要求流量を判定するとともに、この要求流量に応じて第1,2比例電磁絞り弁40,41の開度を制御し、サブポンプSPの吐出量を両回路系統に按分して供給する。
次に、旋回モータ用の操作弁1を操作してモータRMを旋回させる場合について説明する。
先ず、操作弁1を図示の中立位置に保っているときには、アクチュエータポートが閉じられて旋回モータRMは停止状態を維持する。
上記の状態から旋回モータ用の操作弁1を例えば図面右側位置に切り換えると、一方の通路26が第1メインポンプMP1に接続され、他方の通路27がタンクに連通する。したがって、通路26から圧力流体が供給されて旋回モータRMが回転するとともに、旋回モータRMからの戻り流体が通路27を介してタンクに戻される。
旋回モータ用の操作弁1を上記とは逆に左側位置に切り換えると、今度は、通路27にポンプ吐出流体が供給され、通路26がタンクに連通し、旋回モータRMは逆転することになる。
上記のように旋回モータRMを駆動しているときには、上記ブレーキ弁28あるいは29がリリーフ弁の機能を発揮し、通路26,27が設定圧以上になったとき、ブレーキ弁28,29が開弁して高圧側の流体を低圧側に導く。また、旋回モータRMを回転している状態で、旋回モータ用の操作弁1を中立位置に戻せば、当該操作弁1のアクチュエータポートが閉じられる。このように操作弁1のアクチュエータポートが閉じられても、旋回モータRMはその慣性エネルギーで回転し続けるが、旋回モータRMが慣性エネルギーで回転することによって、当該旋回モータRMがポンプ作用をする。この時には、通路26,27、旋回モータRM、ブレーキ弁28あるいは29で閉回路が構成されるとともに、ブレーキ弁28あるいは29によって、上記慣性エネルギーが熱エネルギーに変換され、旋回モータRMにブレーキがかけられることになる。
今、例えば、旋回モータRMを単独操作で旋回させている状態から、旋回モータ用の操作弁1を中立位置に復帰させれば、旋回モータRMにブレーキがかけられるとともに、両回路系統のすべての操作弁1〜5,12〜15が中立位置に保たれることになる。このようにすべての操作弁1〜5,12〜15が中立位置に保たれていて、しかも、旋回モータRMが制動力を発揮している状況は、第1,2圧力センサー11,21の圧力信号および圧力センサー49の圧力信号によってコントローラCは把握することができる。この時、コントローラCは、上記ブレーキ弁28,29が開弁する直前の圧力を、圧力センサー49の検出信号で検出する。なお、上記のようにブレーキ弁28,29が開弁する直前の圧力の基準値は、コントローラCに予め記憶させておくものである。
上記のように圧力センサー49からの信号圧力が、ブレーキ弁28,29の開弁圧に近い圧力に達して、旋回モータRMの制動力に影響を及ぼさない範囲にあるとき、コントローラCは、電磁切換弁48を閉位置から開位置に切り換えるとともに、電動モータMGを自由回転状態に保ち、比例電磁絞り弁51の開度を開く方向に制御する。また、これと同時に、コントローラCは、サブポンプSPの傾転角をゼロにするとともに、流体モータHMの傾転角を制御する。
以上のように制御することによって、旋回モータRMの制動時の戻り流体が、導入通路45および接続用通路44を経由して流体モータHMに供給され、当該流体モータHMを回転させるとともに、この流体モータHMの回転力で電動モータMGを発電機として回転させることができる。
なお、図中符号54,55は、タンクから通路26,27への流通のみを許容するチェック弁で、旋回モータRMの制動時に、流体モータHMへの供給流量が不足した場合には、このチェック弁54,55を介してタンクの流体を吸い上げる。
上記のように旋回モータRMの制動時の戻り流体を利用して流体モータHMを回転させることができるが、このように流体モータHMを回転させているときにも、導入通路45および接続用通路44の圧力は、旋回モータRMが制動力を発揮できる圧力に保たれていなければならない。そこで、コントローラCは、上記圧力センサー49の圧力信号が、旋回モータRMの制動力を発揮するのに必要な圧力に保たれるように、比例電磁絞り弁51の開度および流体モータHMの傾転角を制御する。
すなわち、比例電磁絞り弁51の開度を小さくすれば、その通路抵抗を大きくでき、その分、導入通路45側の圧力を上げることができる。また、流体モータHMの傾転角を小さくすれば、当該流体モータRMの負荷圧を大きくすることができ、結果的に導入通路45の圧力を高く維持することができる。なお、コントローラCの制御ソフトは、比例電磁絞り弁51の開度と流体モータHMの傾転角とを相対的に制御して、最も効率的な制御ができるように設定されている。
ただし、原則的には、比例電磁絞り弁51の圧力損失を小さくして、旋回モータRMの制動時のすべてのエネルギーを流体モータHMに利用するのが最も効率がよい。しかし、慣性エネルギーが大きくて、そのエネルギーを流体モータHMの回転負荷だけで吸収しきれないときには、比例電磁絞り弁51の開度を小さくすればよい。
いずれにしても、コントローラCは、ブレーキ圧検出用の圧力センサー49からの圧力信号を監視しながら、比例電磁絞り弁51の開度と、流体モータHMの傾転角とを制御して流体モータHMを回転させ、電動モータMGを発電機として機能させることができる。
しかも、上記したように旋回モータRMのブレーキ時の戻り流体を利用して電動モータMGを発電機として利用するときには、安全弁50と並列にした比例電磁絞り弁51を介して流体を流せるので、安全弁50による圧力損失はほとんどなくなる。
なお、操作弁1〜5,12〜15のすべてを中立位置に保っているときに旋回モータRMの制動時のエネルギーを回収する場合について説明したが、操作弁1〜5,12〜15のすべてを中立位置に保っていないときにも、上記と同様の原理のもとで、旋回モータRMのエネルギーを回収することができることは当然である。
すなわち、上記第1回路系統に接続した旋回モータRMを駆動するために、旋回モータ用の操作弁1を左右いずれか、例えば図面右側位置に切り換えると、一方の通路26が第1メインポンプMP1に連通し、他方の通路27がタンクに連通して、旋回モータRMを回転させるが、このときの旋回圧はブレーキ弁28の設定圧に保たれる。また、上記操作弁1を図面左方向に切り換えれば、上記他方の通路27が第1メインポンプMP1に連通し、上記一方の通路26がタンクに連通して、旋回モータRMを回転させるが、このときの旋回圧もブレーキ弁29の設定圧に保たれる。
また、旋回モータRMが旋回している最中に旋回モータ用の操作弁1を中立位置に切り換えると、前記したように通路26,27間で閉回路が構成されるとともに、ブレーキ弁28あるいは29が当該閉回路のブレーキ圧を維持して、慣性エネルギーを熱エネルギーに変換する。
そして、圧力センサー49は上記旋回圧あるいはブレーキ圧を検出するとともに、その圧力信号をコントローラCに入力する。コントローラCは、旋回モータRMの旋回あるいはブレーキ動作に影響を及ぼさない範囲内であって、ブレーキ弁28,29の設定圧よりも少し低い圧力を検出したとき、電磁切換弁48を閉位置から開位置に切り換える。このように電磁切換弁48が開位置に切り換れば、旋回モータRMに導かれた圧力流体は、導入通路45に流れるとともに比例電磁絞り弁51および接続用通路44を経由して流体モータHMに供給される。
このときコントローラCは、圧力センサー49からの圧力信号に応じて、前記したと同様に比例電磁絞り弁51の開度および流体モータHMの傾転角を制御する。
上記のようにして流体モータHMが回転力を得れば、その回転力は、同軸回転する電動モータMGに作用するが、この流体モータHMの回転力は、電動モータMGに対するアシスト力として作用する。したがって、流体モータHMの回転力の分だけ、電動モータMGの消費電力を少なくすることができる。
また、上記流体モータHMの回転力でサブポンプSPの回転力をアシストすることもできるが、このときには、流体モータHMとサブポンプSPとが相まって圧力変換機能を発揮させる。
つまり、接続用通路44に流入する流体圧はポンプ吐出圧よりも低いことが多い。この低い圧力を利用して、サブポンプSPに高い吐出圧を維持させるために、流体モータHMおよびサブポンプSPによって前記したように増圧機能を発揮させるようにしている。
したがって、旋回モータRMからの流体圧を増圧してサブポンプSPから吐出させることができる。
なお、上記通路44,45系統の圧力が何らかの原因で、旋回圧あるいはブレーキ圧よりも低くなったときには、圧力センサー49からの圧力信号に基づいてコントローラCは、電磁切換弁48を閉じて、旋回モータRMに影響を及ぼさないようにする。
また、接続用通路44に流体の漏れが生じたときには、コントローラCは、比例電磁絞り弁51を閉じて安全弁50を機能させ、通路26,27の圧力が必要以上に低くならないようにして、旋回モータRMの逸走を防止する。
次に、ブーム1速用の操作弁14およびそれに連動して第1回路系統のブーム2速用の操作弁3を切り換えて、ブームシリンダBCを制御する場合について説明する。
ブームシリンダBCを作動させるために、ブーム1速用の操作弁14およびそれに連動する操作弁3を切り換えると、その切換状況を検出する図示していないセンサーによって、上記操作弁14の操作方向とその操作量が検出されるとともに、その操作信号がコントローラCに入力される。
上記センサーの操作信号に応じて、コントローラCは、オペレータがブームシリンダBCを上昇させようとしているのか、あるいは下降させようとしているのかを判定する。ブームシリンダBCを上昇させるための信号がコントローラCに入力すれば、コントローラCは比例電磁弁34をノーマル状態に保つ。言い換えると、比例電磁弁34を全開位置に保つ。
一方、ブームシリンダBCを下降させる信号が上記センサーからコントローラCに入力すると、コントローラCは、操作弁14の操作量に応じて、オペレータが求めているブームシリンダBCの下降速度を演算するとともに、比例電磁弁34を閉じて、電磁開閉弁53を開位置に切り換える。
上記のように比例電磁弁34を閉じて電磁開閉弁53を開位置に切り換えれば、ブームシリンダBCの戻り流体の全量が流体モータHMに供給される。しかし、流体モータHMで消費する流量が、オペレータが求めた下降速度を維持するために必要な流量よりも少なければ、ブームシリンダBCはオペレータが求めた下降速度を維持できない。このようなときには、コントローラCは、上記操作弁14の操作量、流体モータHMの傾転角や電動モータMGの回転数などをもとにして、流体モータHMが消費する流量以上の流量をタンクに戻すように比例電磁弁34の開度を制御し、オペレータが求めるブームシリンダBCの下降速度を維持する。
一方、流体モータHMに流体が供給されると、流体モータHMが回転するとともに、その回転力は、同軸回転する電動モータMGに作用するが、この流体モータHMの回転力は、電動モータMGに対するアシスト力として作用する。したがって、流体モータHMの回転力の分だけ、消費電力を少なくすることができる。
一方、電動モータMGに対して電力を供給せず、上記流体モータHMの回転力だけで、サブポンプSPを回転させることもできるが、このときには、流体モータHMおよびサブポンプSPが、上記したと同様にして圧力変換機能を発揮する。
次に、旋回モータRMの旋回作動とブームシリンダBCの下降作動とを同時に行う場合について説明する。
上記のように旋回モータRMを旋回させながら、ブームシリンダBCを下降させるときには、旋回モータRMからの流体と、ブームシリンダBCからの戻り流体とが、接続用通路44で合流して流体モータHMに供給される。
このとき、接続用通路44の圧力が上昇すれば、それにともなって導入通路45側の圧力も上昇するが、その圧力が旋回モータRMの旋回圧あるいはブレーキ圧よりも高くなったとしても、チェック弁46,47があるので、旋回モータRMには影響を及ぼさない。
また、前記したように導入通路45側の圧力が旋回圧あるいはブレーキ圧よりも低くなれば、コントローラCは、圧力センサー49からの圧力信号に基づいて電磁切換弁48を閉じる。
したがって、旋回モータRMの旋回動作とブームシリンダBCの下降動作とを上記のように同時に行うときには、上記旋回圧あるいはブレーキ圧にかかわりなく、ブームシリンダBCの必要下降速度を基準にして流体モータHMの傾転角を決めればよい。
いずれにしても、流体モータHMの出力で、サブポンプSPの出力をアシストできるとともに、サブポンプSPから吐出された流量を、第1,2比例電磁絞り弁40,41で按分して、第1,2回路系統に供給することができる。
一方、流体モータHMを駆動源として電動モータMGを発電機として使用するときには、前記したようにサブポンプSPの傾転角をゼロにしてほぼ無負荷状態にし、流体モータHMには、電動モータMGを回転させるために必要な出力を維持しておけば、流体モータHMの出力を利用して、電動モータMGに発電機能を発揮させることができる。
また、この実施形態では、エンジンEの出力を利用してジェネレータ22で発電したり、流体モータHMを利用して電動モータMGに発電させたりすることができる。そして、このように発電した電力をバッテリー24に蓄電するが、この実施形態では家庭用の電源25を利用してバッテリー24に蓄電できるようにしているので、電動モータMGの電力を多岐にわたって調達することができる。
図2に示した第2実施形態は、通路抵抗制御手段を上記第1実施形態と相違さたもので、その他は第1実施形態と同様である。この第2実施形態の通路抵抗制御手段は安全弁50を主要素にするもので、その一方の側に当該安全弁の上流側の圧力を導くメインパイロット圧室56と、コントローラCで制御されるパイロット圧を導くサブパイロット圧室57とを設けている。さらに、上記安全弁50の一方の側とは反対側である他方の側にはスプリング58を設け、このスプリング58のばね力を、上記メインパイロット圧室56およびサブパイロット圧室57におけるパイロット圧の作用力に対向させるようにしている。
上記のようにした安全弁50は、サブパイロット圧室57にコントローラCで制御されたパイロット圧を作用させることによって、導入通路45の圧力が当該安全弁50の設定圧以下であっても、安全弁50を開弁させることができる。つまり、サブパイロット圧室57の圧力が、メインパイロット圧室56の圧力に加算されるので、メインパイロット圧室56の圧力が設定圧以下でも、当該安全弁50が開弁することになる。そして、導入通路45の圧力に異変が生じたときには、コントローラCは、サブパイロット圧室57に作用する圧力を低くするか、もしくはゼロにして、当該安全弁50が導入通路45の圧力とスプリング58のばね力とで制御されるようにする。
図3に示した第3実施形態は、通路抵抗制御手段を上記第1実施形態と相違させたもので、その他は第1実施形態と同様である。この第3実施形態の通路抵抗制御手段は安全弁50を主要素にするもので、その一方の側に当該安全弁50の上流側の圧力を導くメインパイロット圧室59を設け、このメインパイロット圧室59と対向する他方の側にはサブパイロット圧室60とスプリング61とを設けている。そして、サブパイロット圧室60には、オリフィス62を介して当該安全弁50の上流側の圧力を導くとともに、このオリフィス62の下流側を閉じたりあるいはタンクに連通させたりする電磁開閉弁63を設けている。
そして、上記電磁開閉弁63は、その一方の側にスプリング63aを設け、このスプリング63aのばね力に対向する他方の側にソレノイド63bを設けるとともに、このソレノイド63bをコントローラCに接続している。このようにした電磁開閉弁63は、通常は、スプリング63aのばね力で図示の閉位置を保ち、コントローラCの制御信号によってソレノイド63bが励磁したとき、開位置に切り換わるものである。
したがって、電磁開閉弁63が図示の閉位置にあるときには、サブパイロット圧室60の作用力とスプリング61のばね力とを合計した力が、メインパイロット圧室59の作用力と対向するので、安全弁50の設定圧は高くなる。
これに対して電磁開閉弁63が開いたときには、スプリング61のばね力のみが、メインパイロット圧室59の作用力と対向するので、安全弁50の設定圧は低くなる。したがって、そのときの通路抵抗も小さくなる。
この発明の実施形態を示す回路図である。 第2実施形態の通路抵抗制御手段を示す記号図である。 第3実施形態の通路抵抗制御手段を示す記号図である。
符号の説明
MP1 第1メインポンプ
MP2 第2メインポンプ
RM 旋回モータ
1 旋回モータ用の操作弁
2 アーム1速用の操作弁
3 ブーム2速用の操作弁
4 予備用の操作弁
5 第1走行モータ用の操作弁
6 中立流路
8 パイロット圧生成機構
9 パイロット流路
10 レギュレータ
11 パイロット圧検出用の第1圧力センサー
C コントローラ
12 第2走行モータ用の操作弁
13 バケット用の操作弁
14 ブーム1速用の操作弁
15 アーム2速用の操作弁
16 中立流路
17 パラレル通路
18 パイロット圧生成機構
19 パイロット流路
20 レギュレータ
SP サブポンプ
35,36 傾角制御器
HM 流体モータ
MG 発電機兼用の電動モータ
44 接続用通路
45 導入通路
51 比例電磁絞り弁
56 メインパイロット圧室
57 サブパイロット圧室
58 スプリング
59 メインパイロット圧室
60 サブパイロット圧室
61 スプリング
63 電磁開閉弁

Claims (6)

  1. 可変容量型のメインポンプと、このメインポンプに接続するとともに旋回モータを含めた複数のアクチュエータを制御するための複数の操作弁を設けた回路系統と、この回路系統に設けたすべての操作弁が中立位置にあるか否かを検出する中立状況検出手段とを備えたハイブリッド建設機械の制御装置において、傾角制御器で傾転角が制御される可変容量型の流体モータと、流体モータに連係した発電機と、旋回モータに接続した一対の通路に接続した流体モータ系通路と、この流体モータ系通路に設け、旋回モータのブレーキ圧を検出するブレーキ圧検出用の圧力センサーと、上記流体モータ系通路に設けた安全弁と、この安全弁による通路抵抗を低くするための制御をする通路抵抗制御手段と、上記傾角制御器、上記中立状況検出手段、ブレーキ圧検出用の圧力センサーおよび通路抵抗制御手段のそれぞれに接続したコントローラとを備え、コントローラは、中立状況検出手段の検出信号に基づいて上記回路系統のすべての操作弁が中立位置にあると認識し、かつ、ブレーキ圧検出用の圧力センサーの圧力信号があらかじめ設定された圧力に達したとき、通路抵抗制御手段を介して安全弁による通路抵抗を少なくする機能と、上記傾角制御器を介して流体モータの傾転角を制御する機能と、通路抵抗制御手段を制御して保った通路抵抗と流体モータの傾転角との両者を相対的に制御して旋回モータのブレーキ圧を維持する機能とを備えたハイブリッド建設機械の制御装置。
  2. 上記中立状況検出手段は、上記回路系統の中立流路に設けるとともに当該回路系統に設けたすべての操作弁が中立位置にあって上記中立流路に流れる流量が最大のとき最高圧を生成するパイロット圧生成機構と、このパイロット圧生成機構の圧力を、メインポンプに設けたレギュレータに導くパイロット流路と、このパイロット流路に設けるとともに検出信号をコントローラに入力するパイロット圧検出用の圧力センサーとを備え、コントローラは、パイロット圧検出用の上記圧力センサーからの検出信号に基づき、当該回路系統に設けたすべての操作弁が中立位置にあると判定する機能を備えた請求項1記載の建設機械の制御装置。
  3. 流体モータと同軸回転するとともにコントローラからの制御信号によって自由回転状態を維持したり動力を出力したりする発電機兼用の電動モータと、上記流体モータと同軸回転する可変容量型のサブポンプと、コントローラからの信号に応じてサブポンプの傾転角を制御する傾角制御器と、このサブポンプの吐出流体を上記メインポンプの吐出側に導く合流通路とを備え、コントローラは、中立状況検出手段の検出信号に基づいて上記回路系統のすべての操作弁が中立位置にあると認識したとき、上記傾角制御器を介してサブポンプの傾転角をゼロに設定する機能を備えた請求項1または2記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
  4. 上記通路抵抗制御手段は、安全弁と並列に設けた比例電磁絞り弁からなり、この比例電磁絞り弁はコントローラの制御信号に応じて開度が制御される構成にした請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
  5. 上記通路抵抗制御手段は、安全弁を主要素にしてなり、この安全弁は、その一方の側に当該安全弁の上流側の圧力を導くメインパイロット圧室を設けるとともにコントローラで制御されるパイロット圧を導くサブパイロット圧室を設け、さらに上記両パイロット圧室におけるパイロット圧の作用力に対向する他方の側にスプリングを設けた請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
  6. 上記通路抵抗制御手段は、安全弁とコントローラの制御信号に応じて開閉する電磁開閉弁とからなり、上記安全弁は、その一方の側に当該安全弁の上流側の圧力を導くメインパイロット圧室を設け、このメインパイロット圧室のパイロット圧の作用力に対向する他方の側にスプリングを設けるとともに、絞りを経由して上記安全弁の上流側の圧力を導くサブパイロット圧室とを設ける一方、上記電磁開閉弁は閉位置においてサブパイロット圧室とタンクとの連通を遮断し、開位置においてサブパイロット圧室をタンクに連通させる構成にした請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド建設機械の制御装置。
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