JPH06316292A - 非常操舵装置付き油圧式操舵システム - Google Patents

非常操舵装置付き油圧式操舵システム

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JPH06316292A
JPH06316292A JP13108293A JP13108293A JPH06316292A JP H06316292 A JPH06316292 A JP H06316292A JP 13108293 A JP13108293 A JP 13108293A JP 13108293 A JP13108293 A JP 13108293A JP H06316292 A JPH06316292 A JP H06316292A
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JP
Japan
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steering
hydraulic
emergency
accumulator
pressure oil
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13108293A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Sasaki
数幸 佐々木
Akira Fujimoto
暁 藤本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船舶用油圧式操舵システムにおいて、非常操
舵装置を設けて電源喪失時の操舵を可能にした。 【構成】 船舶用油圧式操舵システムにおける油圧ユニ
ット1の圧油吐出管1aに、チェック弁23を介してアキ
ュムレータ21を接続し、アキュムレータ21の貯蔵圧油取
出管25に、非常用電磁切換弁31,減圧弁32,流量調整弁
33を有するバルブブロック3を介して操舵ユニット6を
接続し、電源喪失時に、操舵スイッチ53の操作でバッテ
リ52により非常用電磁切換弁31を切換えて、アキュムレ
ータ21の貯蔵圧油を第1〜第4の油圧シリンダ61〜64に
選択的に供給し、油圧シリンダ61〜64の作動により舵軸
65を回動して非常時の操舵を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶用油圧式操舵シス
テムに関し、特に電源喪失時に操舵を行なうための非常
操舵装置をそなえた油圧式操舵システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、船舶用油圧式操舵システムは、
電動油圧ポンプの吐出油を電磁切換弁を介して複数の油
圧シリンダに選択的に供給し、同油圧シリンダの作動に
より舵を所望の方向に回動させる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、従来の
船舶用油圧式操舵システムでは、油圧源として電動油圧
ポンプが用いられているため、電動油圧ポンプの電源が
故障すると油圧が喪失して操舵不能となるという問題点
がある。本発明は、このような問題点を解決しようとす
るもので、非常操舵用のアキュムレータを装備してお
き、電源喪失時に同アキュムレータに貯蔵されている圧
油によって操舵が行なえるようにした、非常操舵装置付
き油圧式操舵システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の非常操舵装置付き油圧式操舵システムは、
電動油圧ポンプを有する油圧ユニットと、同油圧ユニッ
トの吐出管に設けられた電磁切換弁とをそなえるととも
に、同電磁切換弁の操作で上記油圧ユニットの圧油を選
択的に供給されて舵を駆動する複数の油圧シリンダを取
付けられた操舵ユニットをそなえ、上記吐出管にチェッ
ク弁とアキュムレータとがこの順に接続され、同アキュ
ムレータと上記チェック弁との間に上記アキュムレータ
の圧油貯蔵取出管が分岐されるとともに、同貯蔵圧油取
出管に非常用電磁切換弁が設けられて、非常時に非常用
電源により同非常用電磁切換弁を操作して上記アキュム
レータの圧油を上記操舵ユニットの上記複数の油圧シリ
ンダに選択的に供給して操舵が行なえるように構成され
ていることを特徴としている。
【0005】
【作用】上述の本発明の非常操舵装置付き油圧式操舵シ
ステムでは、電源喪失時に、非常用電源により非常用電
磁切換弁を切換えて、アキュムレータの貯蔵圧油を操舵
装置の複数の油圧シリンダに選択的に供給することによ
り、船舶の操舵を行なうことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
非常操舵装置付き油圧式操舵システムについて説明する
と、図1はその模式図である。この実施例の船舶用油圧
式操舵システムも、従来の油圧式操舵装置と同様に、電
動油圧ポンプ11と、この電動油圧ポンプ11の吐出油を選
択的に供給される左舷(L)側および右舷(R)側の第1〜
第4の油圧シリンダ61〜64と、左舷側および右舷側の各
舵軸65にそれぞれ固着されると共に油圧シリンダ61〜64
の各油圧ラムに係合する左舷側および右舷側のティラー
66とをそなえている。なお、この実施例では、舵が船体
の左舷側および右舷側にそれぞれ対称的に配置されてい
て、両方の舵には同じ構成の操舵機構が接続されている
が、油圧ユニットは両方の操舵機構に共通である。
【0007】すなわち、符号1で示した油圧ユニットに
は、電動モータ12および電動モータ12で駆動される電動
油圧ポンプ11がそなえられている。符号1aは電動油圧
ポンプ11の吐出管,符号1bは戻り油管,符号13はオイ
ルタンク,符号14はリリーフ弁をそれぞれ示している。
符号2は、チェック弁23を介して吐出管1aに接続され
るアキュムレータユニットを示していて、このアキュム
レータユニット2には、複数基のアキュムレータ21,圧
力スイッチ22および圧力計24がそなえられている。さら
に、チェック弁23とアキュムレータ21との間にアキュム
レータ21の貯蔵圧油取出管25が分岐されている。
【0008】符号3は、貯蔵圧油取出管25と操舵ユニッ
ト6との間に介設されたバルブブロックを示しており、
このバルブブロック3には、操舵指令装置5の操舵スイ
ッチ53により切換え駆動される一組みの非常用電磁切換
弁31,貯蔵圧油取出管25に接続された減圧弁32および戻
り油管1bに接続された流量調整弁33がそなえられてい
る。各非常用電磁切換弁31は、アキュムレータ21から供
給される圧油を減圧弁32を経て第1〜第4の油圧シリン
ダ61〜64に選択的に供給および排出する位置と、電源正
常時、すなわちアキュムレータ21の圧油を必要としない
ときにアキュムレータ21の圧油が第1〜第4の油圧シリ
ンダ61〜64に供給されるのを防止する中立位置とに、電
磁コイルによって選択的に切換え駆動されるようになっ
ている。
【0009】操舵指令装置5には、非常用電源としての
バッテリ52および操舵パネル51がそなえられており、操
舵パネル51に、ラダーアングルリミッタ4を介して非常
用電源としてのバッテリ52を電磁切換弁31の電磁コイル
に選択的に接続する操舵スイッチ53が取付けられてい
る。なお上述の構成のうち、アキュムレータユニット
2,バルブブロック3,ラダーアングルリミッタ4およ
びバッテリ52,操舵スイッチ53が非常操舵装置の構成部
材であり、圧油ユニット1および操舵ユニット6は通常
の油圧式操舵システムのものであり、図1における吐出
管1aおよび戻り油管1bと第1〜第4油圧シリンダ61
〜64との間に、操舵パネル51上の通常用操舵スイッチ
(図示せず)によって切換え駆動される電磁式切換弁
(図示せず)が介装されていて、電源正常時はこの通常
の油圧式操舵システムによって操舵されるようになって
いる。
【0010】上述の構成において、電源正常時、操舵は
通常の油圧式操舵システムにより行なわれる。一方電源
正常時に、電動ポンプ11により圧油がアキュムレータ21
に蓄えられる。アキュムレータ21の圧油が規定値に達す
ると、圧力スイッチ22が作動し電動ポンプ11は停止す
る。そしてこのとき、チェック弁23と非常用電磁切換弁
31(非常用電磁切換弁31は図示の中立位置にある)とに
より、油圧は保持される。なお、油のリーク等によりア
キュムレータ21内の油圧が規定値以下に下がると、圧力
スイッチ22がこれを検出し、電動ポンプ11が起動して再
チャージが行なわれる。電源喪失時の操舵、つまり非常
操舵は、操舵スイッチ53を操作してバッテリ52を電源と
して非常用電磁切換弁31を切換えることにより、行なわ
れる。
【0011】すなわち非常用電磁切換弁31が切換えられ
ると、アキュムレータ21の貯蔵圧油が第1〜第4の油圧
シリンダ61〜64に選択的に供給され、これにより操舵が
行なわれる。このとき、減圧弁32が電磁切換弁31から先
に高圧がかからないように作用し、また流量調整弁33が
転舵時間の安定を計るように作用する。また、ラダーア
ングルリミッタ4が、第1〜第4の油圧シリンダ61〜64
の各油圧シリンダの底にラムが当接するのを防止して操
舵装置6を保護する作用を行なう。このようにして、電
源喪失時でも非常操舵を行なうことが可能となり、しか
もこの非常操舵が、アキュムレータの貯蔵圧油を用いて
行なわれるため、電源故障をカバーするために非常用電
源装置を装備しなくてもよいのでコスト面で有利であ
る。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の非常操舵
装置付き油圧式操舵システムによれば、次のような効果
ないし利点が得られる。 (1) 電源喪失時に安定した非常操舵を行なうことができ
る。 (2) 電源故障をカバーするための大規模な非常電源装置
の装備を必要としないため、コスト面で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての非常操舵装置付き油
圧式操舵システムを示す模式図である。
【符号の説明】
1 油圧ユニット 1a 吐出管 2 アキュムレータユニット 3 バルブブロック 4 ラダーアングルリミッタ 5 操舵指令装置 6 操舵ユニット 11 電動油圧ポンプ 12 電動モータ 13 オイルタンク 14 リリーフ弁 21 アキュムレータ 22 圧力スイッチ 23 チェック弁 25 貯蔵圧油取出管 31 非常用電磁切換弁 32 減圧弁 33 流量調整弁 51 操舵パネル 52 非常用電源としてのバッテリ 53 操舵スイッチ 61〜64 油圧シリンダ 65 舵軸 66 ティラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧式操舵システムにおいて、電動油圧
    ポンプを有する油圧ユニットと、同油圧ユニットの吐出
    管に設けられた電磁切換弁とをそなえるとともに、同電
    磁切換弁の操作で上記油圧ユニットの圧油を選択的に供
    給されて舵を駆動する複数の油圧シリンダを取付けられ
    た操舵ユニットをそなえ、上記吐出管にチェック弁とア
    キュムレータとがこの順に接続され、同アキュムレータ
    と上記チェック弁との間に上記アキュムレータの貯蔵圧
    油取出管が分岐されるとともに、同貯蔵圧油取出管に非
    常用電磁切換弁が設けられて、非常時に非常用電源によ
    り同非常用電磁切換弁を操作して上記アキュムレータの
    圧油を上記操舵ユニットの上記複数の油圧シリンダに選
    択的に供給して操舵が行なえるように構成されているこ
    とを特徴とする、非常操舵装置付き油圧式操舵システ
    ム。
JP13108293A 1993-05-07 1993-05-07 非常操舵装置付き油圧式操舵システム Withdrawn JPH06316292A (ja)

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