JP2013106501A - 自動車用ワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長方形状の主ハーネス搭載部10と、幅方向の側縁から突設する追加ハーネス搭載部12、13と、主ハーネス搭載部裏面から突設する車体係止用のクランプ11を一体成形している基板型クランプ2を設け、主ハーネス搭載部に幹線ハーネス3を搭載し、クランプを挟む位置で幹線ハーネスを主ハーネス搭載部にテープ巻き固定し、追加ハーネス5,6に幹線ハーネスのテープ巻き位置S1と対応する位置に位置決め用テープとして同色テープを予め巻き付けておき、追加ハーネスのテープ位置S2,S3を幹線ハーネスのテープ位置に合わせて追加ハーネス搭載部に追加ハーネスを搭載し固定する構成。
【選択図】図1
Description
また、追加ワイヤハーネス101、102を取り付ける際に、これら追加ワイヤハーネスを支持する部分が無く、追加結束作業が容易に行えない。
前記主ハーネス搭載部の表面に幹線ハーネスを搭載し、前記クランプを挟む両側位置で前記幹線ハーネスを主ハーネス搭載部にテープ巻き固定し、
前記基板型クランプに搭載する追加ハーネスに、前記幹線ハーネスのテープ巻き位置と対応する位置に同色の位置決め用テープを予め巻き付けておき、該追加ハーネスの位置決め用テープを前記幹線ハーネスのテープ位置に合わせて前記追加ハーネス搭載部に追加ハーネスを搭載し、該追加ハーネスを前記幹線ハーネスおよび基板型クランプの基板にテープ巻き固定する構成としていることを特徴とする自動車用ワイヤハーネスを提供している。
前記主ハーネス搭載部の長さ方向の中央部の一側縁から1つの平板を突設して形成し、あるいは前記主ハーネス搭載部の長さ方向の中央部および該中央部と間隔をあけた両側の一側縁から突設する3つの平板から形成している。
この主ハーネス搭載部の両側縁からそれぞれ追加ハーネス搭載部を突設している場合には、主ハーネス搭載部の裏面中央にクランプを突設すると、クランプは長さ方向および幅方向の中央に位置することになる。
このように、ハーネスを基板型クランプの基板に巻き付ける位置を主ハーネス搭載部の側縁から突出する追加ハーネス搭載部の長さ方向の端縁で囲まれた位置とすると、テープ巻き位置を窪みに明確に規定でき、テープ巻き作業性を高めることができる。かつ、巻き付けたテープの離脱を防止することもできる。
図1乃至図4に第1実施形態を示す。
第1実施形態では図1に示す基板型クランプ2を用い、ワイヤハーネス・メーカで図1(C)に示すように幹線ハーネス3に基板型クランプ2を取り付けている。自動車組立工程で追加ハーネス5、6をテープ巻きで基板型クランプ2に固定すると共に幹線ハーネス3と結束し、幹線ハーネス3、追加ハーネス5、6を基板型クランプ2の取付位置で結束したワイヤハーネス1としている。
このように、第1追加ハーネス5を幹線ハーネス3に位置合わせした状態とした後に、テープ巻き位置S2で固定用の粘着テープT4を幹線ハーネス3、第1追加ハーネス5および主ハーネス搭載部10の長さ方向両端の裏面側へと巻き付け、第1追加ハーネス5を幹線ハーネス3に結束すると共に基板型クランプ2に固定する。
このように、第2追加ハーネス6を幹線ハーネス3に位置合わせした状態とした後に、テープ巻き位置S3で固定用の粘着テープT5を幹線ハーネス3、第1追加ハーネス5、第2追加ハーネス6および第2追加ハーネス搭載部13の裏面側へと巻き付け、第2追加ハーネス6を幹線ハーネス3および第1追加ハーネス5に結束すると共に基板型クランプ2に固定する。
かつ、第1、第2追加ハーネス5、6を追加結束するとき、基板型クランプ2の基板に第1追加ハーネス搭載部12、第2追加ハーネス搭載部13を設けているため、これらの追加ハーネス搭載部に追加ハーネスを搭載した状態でテープ巻き作業ができる。よって、追加作業が容易となり、かつ、前記位置決めテープT2、T3を位置合わせした後に位置ずれ発生を防止できる。
第2実施形態は基板型クランプ20を取り付けた幹線ハーネス3に追加するハーネスは1本の第1追加ハーネス5のみとしている。
基板型クランプ20は長方形状の平板からなる主ハーネス搭載部10の一側縁10aに第1追加ハーネス搭載部21を突設している。該第1追加ハーネス搭載部21は前記一側縁の中央部から突設した中央搭載部21aと両側から突設した両側搭載部21b、21cからなる。該両側搭載部21bと21cは主ハーネス搭載部10の長さ方向両端縁10c、10dから第1追加ハーネス5のテープ巻き位置S4となる寸法分だけ長さ方向の外方へ突出している。
さらに、中央搭載部21aの長さ方向両端縁と両側搭載部21b、21cの内側縁との間に幹線ハーネス3のテープ巻き位置S1となる寸法をあけている。
これにより、第1追加ハーネス5を第1追加ハーネス搭載部21に搭載し、幹線ハーネス3のテープT1と色合わせ及び位置合わせをして、テープ巻き位置S4にテープS7を巻き付けて、第1追加ハーネス5を幹線ハーネス3および基板型クランプ20に固定する。
これにより、第1追加ハーネス5の車体固定位置とクランプ11の突出位置を一致させることができる。
第3実施形態は第2実施形態と同様に追加ハーネスは第1追加ハーネス5のみであり、該第3実施形態の基板型クランプ30は、第1実施形態の基板型クランプ2の主ハーネス搭載部10の一側縁10aから第1追加ハーネス搭載部12を突設しているだけで、他側縁から第2追加ハーネス搭載部を突設していない形状としている。
該第3実施形態の基板型クランプ30を幹線ハーネス3に取り付け、第1追加ハーネス5を追加結束する方法は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
2 基板型クランプ
3 幹線ハーネス
5、6 追加ハーネス
10 主ハーネス搭載部
11 クランプ
12 第1追加ハーネス搭載部
13 第2追加ハーネス搭載部
S1 幹線ハーネスのテープ巻き位置
S2、S3 追加ハーネスのテープ巻き位置
T1〜T7 粘着テープ
Claims (4)
- 長方形状の主ハーネス搭載部と、該主ハーネス搭載部の長さ方向と直交する幅方向の側縁から突設する追加ハーネス搭載部と、前記主ハーネス搭載部の長さ方向の中央部の裏面から突設する車体係止用のクランプを一体成形している基板型クランプを設け、
前記主ハーネス搭載部の表面に幹線ハーネスを搭載し、前記クランプを挟む両側位置で前記幹線ハーネスを主ハーネス搭載部にテープ巻き固定し、
前記基板型クランプに搭載する追加ハーネスに、前記幹線ハーネスのテープ巻き位置と対応する位置に同色の位置決め用テープを予め巻き付けておき、該追加ハーネスの位置決め用テープを前記幹線ハーネスのテープ位置に合わせて前記追加ハーネス搭載部に追加ハーネスを搭載し、該追加ハーネスを前記幹線ハーネスおよび基板型クランプの基板にテープ巻き固定する構成としていることを特徴とする自動車用ワイヤハーネス。 - 前記基板型クランプは前記主ハーネス搭載部の一側縁に1つの追加ハーネス搭載部を設けており、該追加ハーネス搭載部は、
前記主ハーネス搭載部の長さ方向の中央部の一側縁から1つの平板を突設して形成し、あるいは前記主ハーネス搭載部の長さ方向の中央部および該中央部と間隔をあけた両側の一側縁から突設する3つの平板から形成している請求項1に記載の自動車用ワイヤハーネス。 - 前記基板型クランプは前記主ハーネス搭載部の両側縁から2つの追加ハーネス搭載部を設けており、
前記主ハーネス搭載部の長さ方向の中央部の一側縁から突設する1つの平板を第1追加ハーネス搭載部とし、前記主ハーネス搭載部の他側縁の長さ方向の両側から突設する2つの平板を第2追加ハーネス搭載部としている請求項1に記載の自動車用ワイヤハーネス。 - 前記主ハーネス搭載部に対する前記幹線ハーネスのテープ巻き位置および前記追加ハーネス搭載部に対する前記追加ハーネスのテープ巻き位置は、前記主ハーネス搭載部から幅方向に突出する追加ハーネス搭載部の側縁で規制する位置としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用ワイヤハーネス。
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