JP2013103070A - 吊り戸棚 - Google Patents

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Kazuhisa Tsutsumi
和寿 堤
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Mitsui Kinzoku Instrumentations Technology Corp
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Abstract

【課題】戸棚部を吊り戸棚本体に収納するために、戸棚部を上下方向へ移動する際に、力が不要で、確実に移動でき、システムキッチンの高い場所にある吊り戸棚でも、操作性が良好で、しかも、複雑な構成が不要であり、コストが低減できる吊り戸棚を提供する。
【解決手段】吊り戸棚本体の一部を構成する本体側板と、戸棚部の一部を構成する戸棚側板と、戸棚側板を本体側板に対して上下に案内するガイド部と、戸棚側板を上下に案内する傾斜するように設けられたガイド溝と、一端が戸棚側板に回動可能に軸支されるとともに、他端が本体側板のガイド溝内を案内されるガイドローラーを備えたレバー部材とを備え、戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動させる際に、戸棚側板が、本体側板に対してガイド部に沿って上下方向に案内されるとともに、レバー部材が回動しつつ、他端のガイドローラーが、本体側板のガイド溝の傾斜面に案内されることによって、戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動可能に構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、システムキッチンに用いられ、吊り戸棚本体内に収納可能で、吊り戸棚本体に対して上下に昇降可能に構成された戸棚部を備えた吊り戸棚に関する。
従来、この種の吊り戸棚の昇降構造としては、例えば、特許文献1(実開昭63−115342号公報)に記載されているように、壁面に固定した吊り戸棚本体の下部に、戸棚部を配置し、戸棚部の左右を2本のコネクティングロッドによって吊り戸棚本体に連接したシステムキッチン用の吊り戸棚が開示されている。
また、特許文献2(実開平1−141534号公報)には、吊り戸棚本体に対し、下方に引出し自在な戸棚部を設けたシステムキッチン用の吊り戸棚が開示されている。
これらの特許文献1、特許文献2の吊り戸棚はいずれも、手動で戸棚部を上下方向に移動させるようになっている。
このため、特許文献3(特開平9−75150号公報)では、自動(電動)で吊り戸棚を昇降する機構として、戸棚部の左右側面と固定部の左右側面との間に、戸棚部を上下方向に案内する直動ガイドレールと、戸棚部の上方に配置された両軸モーターの左右の駆動軸に、可撓性を有する回転伝達ケーブルによって結合されて、モーターの駆動力により戸棚部を上下駆動するウオームギアなどの昇降駆動部を有するシステムキッチン用の吊り戸棚が開示されている。
実開昭63−115342号公報 実開平1−141534号公報 特開平9−75150号公報
しかしながら、このような従来の特許文献1、特許文献2のシステムキッチン用の吊り戸棚では、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合には、戸棚部を吊り戸棚本体に収納するために、吊り戸棚を上下方向へ移動するには、かなり力が必要であり、通常、システムキッチンの高い場所にある吊り戸棚では、操作性が良好ではなかった。
また、特許文献3の吊り戸棚では、自動で戸棚部を昇降するように構成しているが、自動であるため、直動ガイドレール、モーター、ウオームギアなど複雑な構成が必要であり、コストが高くつくとともに、電気などの駆動原が必要であった。
本発明は、このような現状に鑑み、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部を吊り戸棚本体に収納するために、戸棚部を上下方向へ移動する際に、力が不要で、確実に移動でき、システムキッチンの高い場所にある吊り戸棚でも、操作性が良好で、しかも、複雑な構成が不要であり、コストが低減できる吊り戸棚を提供することを目的とする。
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の吊り戸棚は、
吊り戸棚本体内に収納可能で、吊り戸棚本体に対して上下に昇降可能に構成された戸棚部を備えた吊り戸棚であって、
前記吊り戸棚本体の一部を構成する本体側板と、
前記戸棚部の一部を構成する戸棚側板と、
前記戸棚側板を本体側板に対して上下に案内するガイド部と、
前記戸棚側板を上下に案内する傾斜するように設けられたガイド溝と、
一端が戸棚側板に回動可能に軸支されるとともに、他端が本体側板のガイド溝内を案内されるガイドローラーを備えたレバー部材とを備え、
前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動させる際に、
前記戸棚側板が、本体側板に対してガイド部に沿って上下方向に案内されるとともに、
前記レバー部材が回動しつつ、他端のガイドローラーが、本体側板のガイド溝の傾斜面に案内されることによって、
前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動させる際に、戸棚側板が、本体側板に対してガイド部に沿って上下方向に案内されるとともに、レバー部材が回動しつつ、他端のガイドローラーが、本体側板のガイド溝の傾斜面に案内されることになる。
これにより、戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に円滑に移動することができ、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部を吊り戸棚本体に収納するために、戸棚部を上下方向へ移動する際にも、レバー部材のてこの作用により、力が不要で、確実に移動でき、システムキッチンの高い場所にある吊り戸棚でも、操作性が良好で、しかも、簡単な構造で、複雑な構成が不要であり、コストが低減できる吊り戸棚を提供することができる。
また、本発明の吊り戸棚は、前記レバー部材の略中間部に一端が連結されるとともに、他端が戸棚側板に連結され、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
このようにレバー部材の略中間部に一端が連結されるとともに、他端が戸棚側板に連結され、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えるので、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部を吊り戸棚本体に収納する際に、戸棚側板を上方向に移動させる場合に大きな力が不要である。
また、逆に、戸棚部を吊り戸棚本体から下方に移動させるには、この付勢部材の付勢力に抗して下方に移動させるだけでよいので移動がスムーズに行える。
また、本発明の吊り戸棚は、前記本体側板のガイド部に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、本体側板のガイド部に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えればよいので、構成が簡単で、デザイン上も余計な付勢部材が外部に露出しないので優れることになる。
しかも、この付勢部材によって、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部を吊り戸棚本体に収納する際に、戸棚側板を上方向に移動させる場合に大きな力が不要である。
また、逆に、戸棚部を吊り戸棚本体から下方に移動させるには、この付勢部材の付勢力に抗して下方に移動させるだけでよいので移動がスムーズに行える。
また、本発明の吊り戸棚は、前記レバー部材の一端の軸支部分に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、レバー部材の一端の軸支部分に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えればよいので、構成が簡単で、デザイン上も余計な付勢部材が外部に露出しないので優れることになる。
しかも、この付勢部材によって、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部を吊り戸棚本体に収納する際に、戸棚側板を上方向に移動させる場合に大きな力が不要である。
また、本発明の吊り戸棚は、
前記本体側板のガイド溝の下端に、レバー部材のガイドローラーが嵌合するストッパー嵌合部が形成され、
前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して下方向に移動した際に、レバー部材のガイドローラーが本体側板のガイド溝のストッパー嵌合部に嵌合して、ストッパーとして機能するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、戸棚部を吊り戸棚本体に対して下方向に移動した際に、レバー部材のガイドローラーが本体側板のガイド溝のストッパー嵌合部に嵌合して、ストッパーとして機能する。
従って、戸棚部を吊り戸棚本体に対して下方向に移動した際に固定することができ、不用意に、戸棚部が上下に移動して、例えば、戸棚部に載置した食器などが破損損傷するのを防止することができる。
また、本発明の吊り戸棚は、
前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して上方向に移動して、戸棚部を吊り戸棚本体に収納した際に、レバー部材の他端のガイドローラーの水平位置が、レバー部材の一端の軸支部分の水平位置よりも下方に位置するように構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、戸棚部を吊り戸棚本体に対して上方向に移動して、戸棚部を吊り戸棚本体に収納する際に、レバー部材の他端のガイドローラーの水平位置が、レバー部材の一端の軸支部分の水平位置と同じ位置を越えて、レバー部材の他端のガイドローラーの水平位置が、レバー部材の一端の軸支部分の水平位置よりも下方に位置することになる。
従って、この位置で固定することができ、戸棚部を下方に移動するには、再び、レバー部材の他端のガイドローラーの水平位置が、レバー部材の一端の軸支部分の水平位置と同じ位置を越える必要があるので、ストッパーとして機能し、下方への移動に力が必要で、不用意に、戸棚部が下方に移動して、例えば、戸棚部に載置した食器などが破損損傷するのを防止することができる。
本発明によれば、戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に円滑に移動することができ、例えば、戸棚部に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部を吊り戸棚本体に収納するために、戸棚部を上下方向へ移動する際にも、レバー部材のてこの作用により、力が不要で、確実に移動でき、システムキッチンの高い場所にある吊り戸棚でも、操作性が良好で、しかも、簡単な構造で、複雑な構成が不要であり、コストが低減できる吊り戸棚を提供することができる。
図1は、本発明の吊り戸棚の斜視図であり、戸棚部を吊り戸棚本体に収納した状態を示す斜視図である。 図2は、図1のA方向の側面図である。 図3は、図1のB方向の正面図である。 図4は、本発明の吊り戸棚の斜視図であり、戸棚部を吊り戸棚本体から下方に移動した状態を示す斜視図である。 図5は、図4のA方向の側面図である。 図6は、図4のB方向の正面図である。 図7は、図2の部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の吊り戸棚の斜視図であり、戸棚部を吊り戸棚本体に収納した状態を示す斜視図、図2は、図1のA方向の側面図、図3は、図1のB方向の正面図、図4は、本発明の吊り戸棚の斜視図であり、戸棚部を吊り戸棚本体から下方に移動した状態を示す斜視図、図5は、図4のA方向の側面図、図6は、図4のB方向の正面図、図7は、図2の部分拡大図である。
図1〜図6において、符号10は、全体で本発明の吊り戸棚を示している。
図1、図4に示したように、本発明の吊り戸棚10は、図示しないが、例えば、システムキッチンの戸棚として壁に取り付けて使用したり、システムキッチンの固定式の戸棚の下方に取り付けて使用されるものである。
吊り戸棚10は、吊り戸棚本体12と、吊り戸棚本体12に対して上下に昇降可能に構成され、例えば、食器、調味料などを載置するための戸棚部14とを備えている。
吊り戸棚本体12は、一対の略矩形状の本体側板16を備えており、この本体側板16の上部には、上部固定フランジ18が内側に突設されている。また、本体側板16の背面側にも、背面固定フランジ20が内側に突設されている。
そして、本体側板16の上部の背面固定フランジ20に形成された取り付け用ネジ孔22に、図示しない、ボルトなどの締結部材によって、上板部24と、前板部26とが一体に構成された断面略L字形状の遮蔽板28が固定されている。
なお、図示しないが、背面固定フランジ20に形成された取り付け用ネジ孔30に、図示しない、ボルトなどの締結部材によって、背面板が固定されている。
これにより、吊り戸棚本体12は、下方が開口した状態で、その内部に、戸棚部14を収容する空間Sが形成されている。
さらに、本体側板16の前方側の下方側の一部には。略矩形状に突設された突設部32が形成されており、この突設部32には、図示しない蛍光灯などを取り付けるための開口部34と、取り付け用ネジ孔36が形成されている。
また、図4、図5に示したように、本体側板16には、略三角形で傾斜するように設けられたガイド溝38が形成されている。
一方、戸棚部14は、一対の略矩形板形状の戸棚側板40を備えており、これらの戸棚側板40の間を、棚板42が固定されている。すなわち、この棚板42は、断面略L字形状であって、背面部44と、棚板部46とから構成されており、図1〜図6に示したように、これらの背面部44、棚板部46の裏面に形成されたネジ固定部48によって、図示しないボルトなどの締結部材によって、戸棚側板40の間に固定されている。
また、戸棚側板40の外側表面には、ガイド用凹設部50が形成されており、このガイド用凹設部50の後端側に、ピボット軸52によって一端が回動可能に軸支されたレバー部材54が連結されている。
このレバー部材54の他端には、ガイドローラー56が回転軸56aによって回転可能に軸支されており、ガイドローラー56は、本体側板16に形成されたガイド溝38に装着されて、ガイド溝38の案内傾斜面38aに沿って案内されて移動するように構成されている。
また、レバー部材54の略中間部には、付勢部材を構成するコイルスプリング58が連結されている。
すなわち、コイルスプリング58の一端60が、レバー部材54の略中間部に設けられたスプリング支持部62に連結されている。そして、コイルスプリング58の他端61が、戸棚側板40のガイド用凹設部50の中央に形成された、略三角形のコイルガイド部50aの下端に設けられたスプリング支持部64に連結されている。
これにより、戸棚側板40を上方に、すなわち、本体側板16の方向に付勢するように構成されており、これにより、戸棚部14が、吊り戸棚本体12内に収容される方向に付勢されるようになっている。
さらに、本体側板16の後端側には、上下方向に延びるように形成されたガイド部材66が設けられるとともに、これに対応して、戸棚側板40の後端側には、上下方向に延びるように形成されたガイド部材68が構成されており、これらのガイド部材66、68によって、戸棚側板40を本体側板16に対して上下に案内するガイド部が構成されている。
さらに、図5に示したように、本体側板16に形成されたガイド溝38の下端部には、レバー部材54のガイドローラー56が嵌合して、後述するように下方ストッパーの機能を構成するストッパー嵌合部38bが形成されている。
このように構成された本発明の吊り戸棚10の使用方法について、以下に、図1〜図6に基づいて説明する。
先ず、図1〜図3に示したように、通常の状態では、コイルスプリング58の縮む方向への付勢力によって、レバー部材54が、ピボット軸52中心に回動して、略水平方向の位置にある。この際、レバー部材54の他端のガイドローラー56が、ガイド溝38の案内傾斜面38aに沿って案内されて移動して、ガイド溝38の上端38cに位置するようになっている。
この状態では、戸棚側板40が本体側板16に対して上方向に移動した位置にあって、戸棚部14が、吊り戸棚本体12内の空間Sに収容された状態となっている。
これにより、戸棚部14に載置された、例えば、食器、調味料などが、吊り戸棚本体12の本体側板16、上板部24と前板部26からなる遮蔽板28、図示しない背面板によって取り囲まれて、埃などによって、食器、調味料などが汚染されないようになっている。
また、この状態では、図2、図7の鎖線で示したように、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置(回転軸56a)が、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)の水平位置よりも下方に位置するように構成されている。
すなわち、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)と、レバー部材54の他端のガイドローラー56の回転軸56aを結ぶ線と、水平線とのなす角度が、傾斜角度αを有するように構成されている。
このように構成することによって、戸棚部14を吊り戸棚本体12に対して上方向に移動して、戸棚部14を吊り戸棚本体12の空間Sに収納する際に、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置(回転軸56a)が、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)の水平位置と同じ位置を越えて、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置(回転軸56a)が、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)よりも下方に位置することになる。
従って、この位置で固定することができ、戸棚部14を下方に移動するには、再び、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置(回転軸56a)が、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)の水平位置と同じ位置を越える必要があるので、上方ストッパーとして機能し、下方への移動に力が必要で、不用意に、戸棚部14が下方に移動して、例えば、戸棚部14に載置した食器などが破損損傷するのを防止することができる。
この状態から、戸棚部14に載置した食器などを取り出す際には、別途図示しない、例えば、戸棚部14の棚板42の下面などに設けた操作ハンドルを手で把持して、戸棚部14を、コイルスプリング58付勢力に抗して、下方に引き下げる。
これにより、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置(回転軸56a)が、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)の水平位置と同じ位置を越えて、上方ストッパーが解除される。
この状態で、さらに、戸棚部14を、コイルスプリング58の付勢力に抗して、さらに下方に引き下げることによって、図4〜図6に示したように、戸棚側板40が、本体側板16に対して、ガイド部(本体側板16に形成されたガイド部材66と戸棚側板40に形成されたガイド部材68)に沿って、下方向に案内される(図5の矢印C参照)。
これと同時に、図5の矢印Dで示したように、レバー部材54が上方向に回動しつつ、他端のガイドローラー56が、本体側板16に形成されたガイド溝38の案内傾斜面38aに沿って下方に案内されて、図5の矢印Eで示したように、ガイドローラー56が、下方ストッパーの機能を構成するストッパー嵌合部38bに嵌合する。これにより、コイルスプリング58の付勢力によって、戸棚側板40が、本体側板16に対して不用意に上方向に移動して、戸棚部14に載置した食器などが破損損傷するのが防止されるようになっている。
この状態では、戸棚側板40が本体側板16に対して下方向に移動した位置にあって、戸棚部14が、吊り戸棚本体12内の空間Sから取り出した状態となっている。
この状態から、再び、戸棚部14を、吊り戸棚本体12内の空間Sに収容するには、戸棚部14を上方に押し上げればよい。
これにより、図5の矢印Eの方向とは逆方向に、ガイドローラー56が、下方ストッパーの機能を構成するストッパー嵌合部38bとの嵌合状態から解除される。これにより、下方ストッパーの機能が解除されて、コイルスプリング58の付勢力によって、戸棚側板40が、本体側板16に対して上方向に移動することになる。
そして、図4〜図6に示したように、戸棚側板40が、本体側板16に対して、ガイド部(本体側板16に形成されたガイド部材66と戸棚側板40に形成されたガイド部材68)に沿って、上方向に(図5の矢印Cと反対方向に)案内される。
これと同時に、図5の矢印Dの方向とは逆方向に、レバー部材54が下方向に回動しつつ、他端のガイドローラー56が、本体側板16に形成されたガイド溝38の案内傾斜面38aに沿って上方に案内されて移動して、ガイド溝38の上端38cに位置するようになり、再び、図1〜図3に示したように、戸棚側板40が本体側板16に対して上方向に移動した位置にあって、戸棚部14が、吊り戸棚本体12内の空間Sに収容された状態となる。
以上のように構成することによって、本発明の吊り戸棚10によれば、戸棚部14を吊り戸棚本体12に対して、上下に円滑に移動することができ、例えば、戸棚部14に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部14を吊り戸棚本体12内の空間Sに収納するために、戸棚部14を上下方向へ移動する際にも、レバー部材54のてこの作用により、力が不要で、確実に移動でき、システムキッチンの高い場所にある吊り戸棚でも、操作性が良好で、しかも、簡単な構造で、複雑な構成が不要であり、コストが低減できる吊り戸棚を提供することができる。
また、レバー部材54の略中間部に一端が連結されるとともに、他端が戸棚側板40に連結され、戸棚側板40を上方向に付勢する付勢部材であるコイルスプリング58を備えるので、例えば、戸棚部14に食器などを多量に積載した場合にも、戸棚部14を吊り戸棚本体12に収納する際に、戸棚側板40を上方向に移動させる場合に大きな力が不要である。
また、逆に、戸棚部14を吊り戸棚本体12から下方に移動させるには、この付勢部材の付勢力に抗して下方に移動させるだけでよいので移動がスムーズに行える。
さらに、戸棚部14を吊り戸棚本体12に対して下方向に移動した際に、レバー部材54のガイドローラー56が本体側板のガイド溝38のストッパー嵌合部38bに嵌合して、ストッパーとして機能する。
従って、戸棚部14を吊り戸棚本体12に対して下方向に移動した際に固定することができ、不用意に、戸棚部14が上下に移動して、例えば、戸棚部14に載置した食器などが破損損傷するのを防止することができる。
また、戸棚部14を吊り戸棚本体12に対して上方向に移動して、戸棚部14を吊り戸棚本体12に収納する際に、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置が、レバー部材54の一端の軸支部分の水平位置と同じ位置を越えて、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置が、レバー部材54の一端の軸支部分の水平位置よりも下方に位置することになる。
従って、この位置で固定することができ、戸棚部14を下方に移動するには、再び、レバー部材54の他端のガイドローラー56の水平位置が、レバー部材54の一端の軸支部分の水平位置と同じ位置を越える必要があるので、ストッパーとして機能し、下方への移動に力が必要で、不用意に、戸棚部14が下方に移動して、例えば、戸棚部14に載置した食器などが破損損傷するのを防止することができる。
なお、上記のような上方ストッパーの作用を奏するためには、図2、図7に示したように、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)と、レバー部材54の他端のガイドローラー56の回転軸56aを結ぶ線と、水平線とのなす傾斜角度αは、1°〜10°、好ましくは、3〜8°の範囲とするのが望ましい。
また、ガイドローラー56が、下方ストッパーの機能を構成するストッパー嵌合部38bとの嵌合状態を維持して、下方ストッパーの機能を奏するためには、図2、図7に示したように、ストッパー嵌合部38bの幅方向の長さTが、ガイドローラー56の直径Rよりも僅かに小さく、ストッパー嵌合部38bの上下方向の長さLが、ガイドローラー56の直径Rに対して、1/1〜1/5、好ましくは、、1/2〜1/3の範囲にあるのが望ましい。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、本体側板16には、略三角形で傾斜するように設けられたガイド溝38を形成したが、の案内傾斜面38aと、ストッパー嵌合部38b、上端38cを有すればよく、図示しないが、単なる傾斜する略長溝形状とすることもできる。
また、上記実施例では、レバー部材54の略中間部に一端が連結されるとともに、他端が戸棚側板40に連結され、戸棚側板40を上方向に付勢する付勢部材であるコイルスプリング58を備えるように構成したが、図示しないが、本体側板16のガイド部((本体側板16に形成されたガイド部材66と戸棚側板40に形成されたガイド部材68))に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えてもよい。
このように構成することによって、本体側板16のガイド部(ガイド部材66、68)に、戸棚側板40を上方向に付勢する付勢部材を備えればよいので、構成が簡単で、デザイン上も余計な付勢部材が外部に露出しないので優れることになる。
さらに、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)に、戸棚側板40を上方向に付勢する(図5の矢印Dと反対方向に付勢する)付勢部材を備えても良い。
このように構成することによって、レバー部材54の一端の軸支部分(ピボット軸52)に、戸棚側板40を上方向に付勢する付勢部材を備えればよいので、構成が簡単で、デザイン上も余計な付勢部材が外部に露出しないので優れることになる。
また、上記実施例では、付勢部材を、戸棚側板40を上方向に付勢する付勢部材としたが、逆に、付勢部材を、戸棚側板40を下方向に付勢する付勢部材とすることも可能である。
さらに、上記実施例では、本発明の吊り戸棚10を、例えば、システムキッチンの戸棚として壁に取り付けて使用したり、システムキッチンの固定式の戸棚の下方に取り付けて使用される例について説明したが、本発明は何らこれに限定されるものではなく、例えば、商品の陳列棚、オフィス、医療現場での事務用の吊り戸棚、工場での部品用の吊り戸棚など、吊り戸棚本体12に対して上下に昇降可能に構成された戸棚部14を有するものであれば、適用可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、例えば、システムキッチンに用いられ、吊り戸棚本体内に収納可能で、吊り戸棚本体に対して上下に昇降可能に構成された戸棚部を備えた吊り戸棚に適用することができる。
10 吊り戸棚
12 吊り戸棚本体
14 戸棚部
16 本体側板
18 上部固定フランジ
20 背面固定フランジ
22 取り付け用ネジ孔
24 上板部
26 前板部
28 遮蔽板
30 取り付け用ネジ孔
32 突設部
34 開口部
36 取り付け用ネジ孔
38 ガイド溝
38a 案内傾斜面
38b ストッパー嵌合部
38c 上端
40 戸棚側板
42 棚板
44 背面部
46 棚板部
48 ネジ固定部
50 ガイド用凹設部
50a コイルガイド部
52 ピボット軸
54 レバー部材
56 ガイドローラー
56a 回転軸
58 コイルスプリング
60 一端
62、64 スプリング支持部
66、68 ガイド部材

Claims (6)

  1. 吊り戸棚本体内に収納可能で、吊り戸棚本体に対して上下に昇降可能に構成された戸棚部を備えた吊り戸棚であって、
    前記吊り戸棚本体の一部を構成する本体側板と、
    前記戸棚部の一部を構成する戸棚側板と、
    前記戸棚側板を本体側板に対して上下に案内するガイド部と、
    前記戸棚側板を上下に案内する傾斜するように設けられたガイド溝と、
    一端が戸棚側板に回動可能に軸支されるとともに、他端が本体側板のガイド溝内を案内されるガイドローラーを備えたレバー部材とを備え、
    前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動させる際に、
    前記戸棚側板が、本体側板に対してガイド部に沿って上下方向に案内されるとともに、
    前記レバー部材が回動しつつ、他端のガイドローラーが、本体側板のガイド溝の傾斜面に案内されることによって、
    前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して、上下に移動可能に構成されていることを特徴とする吊り戸棚。
  2. 前記レバー部材の略中間部に一端が連結されるとともに、他端が戸棚側板に連結され、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の吊り戸棚。
  3. 前記本体側板のガイド部に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の吊り戸棚。
  4. 前記レバー部材の一端の軸支部分に、戸棚側板を上方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の吊り戸棚。
  5. 前記本体側板のガイド溝の下端に、レバー部材のガイドローラーが嵌合するストッパー嵌合部が形成され、
    前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して下方向に移動した際に、レバー部材のガイドローラーが本体側板のガイド溝のストッパー嵌合部に嵌合して、ストッパーとして機能するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の吊り戸棚。
  6. 前記戸棚部を吊り戸棚本体に対して上方向に移動して、戸棚部を吊り戸棚本体に収納した際に、レバー部材の他端のガイドローラーの水平位置が、レバー部材の一端の軸支部分の水平位置よりも下方に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の吊り戸棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105487714A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 天津大行道动漫文化发展有限公司 一种具有定位功能的数位板
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