JP2013092097A - 始動発電機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リレー48は、バッテリ46の正極端子を、インバータINVの正極側入力端子と始動発電機40の中性点Nとのいずれかに選択的に接続する。エンジン10の始動に際しては、バッテリ46の正極を中性点Nに接続してインバータINVの入力電圧を昇圧し、インバータINVの入力電圧がバッテリ46の端子電圧Vbであるときよりも生成可能なトルクを増大させる。これにより、始動性を向上させたり、燃料カット制御からの復帰回転速度を低下させて燃費を改善したりすることができる。
【選択図】 図1
Description
以下、本発明にかかる始動発電機の制御装置を自動2輪車に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図5に、本実施形態にかかる発電処理の手順を示す。この処理は、制御装置56によってたとえば所定周期で繰り返し実行される。
図6に、本実施形態にかかる始動アシスト処理の手順を示す。この処理は、制御装置56によってたとえば所定周期で繰り返し実行される。
この処理は、ユーザによって車両を駆動するトルクの増大要求がなされる場合に、それに迅速に応えるために始動発電機40を電動機として利用するものである。なお、加速アシスト処理は、先の図1に示したキャンセルスイッチ62が操作される場合には、実行されない。
(ア)エンジン10の回転速度NEの変動量ΔNEが規定量Δth以下である状態が規定時間T1以上継続していること。
(イ)スロットルバルブ16の開口度θが閾値開度θth以上である状態が規定時間T2以上継続していること。
(ウ)スロットルバルブ16の開口度θの変化速度Δθが閾値速度Δθth以上である状態が規定時間T3以上継続していること。
(エ)回転速度NEが「Ni−δ」以上であって且つ規定速度NEinv以下である状態が既定時間T4以上継続していること。
この処理は、燃料カット制御からの復帰(燃焼制御の再開)に際してクランク軸30に始動発電機40のトルクを付与するものである。この処理は、燃焼制御を再開させる回転速度を低下させ、燃料消費率を低減するためのものである。すなわち、燃料復帰アシスト処理を行わない場合、エンジン10の応答性等を考慮し、再開させる回転速度をアイドル時の目標回転速度Niよりも十分に高くする必要が生じる。なお、燃料復帰アシスト処理は、先の図1に示したキャンセルスイッチ62が操作される場合には、実行されない。
「チェンジオブマインドアシスト処理」
これは、アイドルストップ制御によってエンジン10の燃焼制御が停止された直後にユーザによる再発進の意思が確認される場合にこれに速やかに応じるためのものである。この処理を説明するに先立って、まず本実施形態にかかるアイドルストップ制御について説明する。
上記チェンジオブマインドアシスト処理によれば、アイドルストップ制御によってエンジン10の燃焼制御が停止された直後にユーザによる再発進の意思が確認される場合、始動発電機40によるトルクによってクランク軸30の回転速度NEが目標回転速度Niにて安定化される。この処理は、インバータINVの入力電圧を端子電圧Vbとした場合にトルクが生成できなくなる回転速度領域におけるものであることから、昇圧制御を行わない場合にはなしえなかったものである。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
トルクアシストを実施する場合の復帰回転速度N4としては、アイドリング時の目標回転速度Ni以下の回転速度に限らず、たとえば目標回転速度Niよりも僅かに高い回転速度であってもよい。また、復帰回転速度を1段階で変化させる代わりに、充電率に応じて連続的に変更してもよい。この際、充電率が低い場合には、燃料復帰アシスト処理を要求しない値まで復帰回転速度を上昇させることが望ましい。
また、駆動トルクに関するユーザの要求が所定以下であるか否かの判断としては、スロットルバルブ16の開口度θに基づくものに限らず、たとえば先の図1に示すブレーキ62の操作によって判断するものであってもよい。
実行条件としては、車速がゼロとなることを条件とすることなく、ゼロよりも大きい規定速度以下となることを条件としてもよい。
トルクアシストの実行期間の長さを可変設定する可変手段としては、実行期間を継続時間(カウンタT)にて設定するものに限らず、回転速度NEにて設定するものであってもよい。
上記実施形態では、回転速度の変動量ΔNEが規定量Δth以下である旨の条件と、スロットルバルブ16の開口度θが閾値開度θth以上である旨の条件と、開口度の変化速度Δθが閾値速度Δθth以上である旨の条件との論理積が真であることを、加速要求ありと判断したがこれに限らない。たとえば、開口度の変化速度Δθが閾値速度Δθth以上である旨の条件のみによって加速要求があると判断し、これに基づき加速アシスト処理を実行してもよい。
上記第1の実施形態では、始動アシスト処理の実行期間を時間にて定めたが、エンジン10の回転速度NEにて定めてもよい。この場合、回転速度NEの閾値を高くするほど実行期間が長くなる。
上記第2の実施形態において、昇圧処理の開始タイミングを、圧縮上死点に起因してクランク軸30に加わる負荷トルクが最大となる直前(たとえば360°BTDC)としてもよい。また、「始動発電機のトルクの上限値Tmaxについて」の欄に記載したものであってもよい。
バッテリ46の正極および負極の双方をインバータINVの入力端子に接続して且つ120°通電処理や180°通電処理(PWM処理による電流制限を含む)によって始動発電機40を駆動するものに限らない。たとえば、120°通電処理(PWM処理による電流制限を含む)を採用するものの、180°通電処理(PWM処理による電流制限を含む)についてはこれを採用しないものであってもよい。またたとえば、180°通電処理(PWM処理による電流制限を含む)を採用するものの、120°通電処理(PWM処理による電流制限を含む)についてはこれを採用しないものであってもよい。さらにたとえば、バッテリ46を始動発電機40の中性点に接続したとしても、昇圧処理のためのDutyの値によっては、昇圧によるトルクの増大効果よりもPWM処理によるトルクの低減効果が大きくなることに鑑み、Duty制限によってトルクを上限値Tmax以下に制限しつつトルクアシストを実行してもよい。
キャンセルスイッチ62によってキャンセル可能なものとしては、加速アシスト処理および燃料復帰アシスト処理に限らない。たとえばこれらのうちのいずれか一方のみとしてもよい。また、チェンジオブマインドアシスト処理を加えたり、始動アシスト処理を始動に必要な最小限の期間よりも長くする処理を加えたりしてもよい。もっとも、キャンセル可能な構成自体必須ではない。
上記発明では、180°通電処理(または昇圧処理)または120°通電処理(PWM処理による電流制限を含む)によって実現されるトルクに制御したが、これに限らない。たとえば正弦波制御を実行してもよい。この場合、昇圧制御としては、たとえば特開2010−28941に記載されているように、下側アームの短絡期間と上側アームの短絡期間との合計期間に対する下側アームの短絡期間の時比率によって昇圧率を制御すればよい。
昇圧制御手法としては、上記実施形態で例示したものに限らないことについては、「始動発電機のトルク制御について」の欄に記載したとおりである。
たとえば、バッテリ46の正極をインバータINVの正極側の入力端子に接続し、バッテリ46の負極側を中性点に接続するとともに、中性点とインバータINVの負極側の入力端子との間にコンデンサを接続してもよい。この場合、コンデンサ42を削除することができ、インバータINVの一対の入力端子間に接続される直流電圧源は、バッテリ46とコンデンサとの直列接続体となり、昇圧制御によってコンデンサの充電電圧を増大させることで直流電圧源の電圧を昇圧する。なお、この場合、上側アームのスイッチング素子S¥pのオンとすべき期間において昇圧のためのPWM処理を実行する。
バッテリ46の正極および負極の双方をインバータINVの入力端子に接続する第2接続状態を実現する構成(切替手段)を備えなくてもよい。この場合、インバータINVの一対の入力端子のいずれかおよび中性点間にバッテリ46の一対の端子を接続する第1接続状態によってバッテリ46の充電処理を実行すればよい。
また、切替手段としては、リレー48に限らず、半導体スイッチ等であってもよい。
単気筒内燃機関に限らず、たとえば2気筒等、複数気筒を有するものであってもよい。この場合、始動時に要求されるトルクがさらに大きくなりうるが、この場合であっても、始動発電機40の体格を発電性能によって要求される必要最小限の大きさを極力越えないものとしつつも始動処理を実現可能とするうえでは、上記実施形態の要領で昇圧電圧を利用することが有効である。ちなみに、この論理は、内燃機関を筒内噴射式のガソリン機関や圧縮着火式内燃機関(ディーゼル機関等)に変更することに対しても成立する。
上記実施形態では、停止状態から圧縮乗り越えを行なう場合に要するトルクが上限値Tmaxよりも大きいものを採用したが、これに限らず、小さいものであってもよい。また、昇圧を行わない場合に生成可能なトルクがゼロとなる回転速度の最低値が目標回転速度Niよりも小さいものを採用したに限らず、たとえば目標回転速度Niよりも大きいものであってもよい。この場合であっても、発電機のみの要求に応じたものから体格の大型化等を極力抑制しつつ始動性の向上や燃料消費率の低下等を図る上では、昇圧処理を行なうことは有効である。
回転速度比1に限らない。ちなみに、クランク軸40の回転速度に対して回転子の回転速度の方が高くなる設定とするなら、始動発電機の極対数を低減しても、始動アシスト処理等を的確に行なうことが容易となる。
上記実施形態では、始動発電機40に流せる電流(連続定格電流)のために、上限値Tmax以上のトルクを生成できないとしたが、これに限らない。たとえば、上限値Tmaxに対応する電流(連続定格電流)を超えることで、インバータINVを構成するスイッチング素子S¥#が発熱限界に達し信頼性の低下が懸念されることから、上限値Tmax以下に制御する仕様であってもよい。ここでは、インバータINVの連続定格電流が発電時に要求される電流を極力超えないように設定されることが、インバータINVの小型化の観点から望ましい。
なお、いずれにせよ、連続定格電流に基づき上限値Tmaxが定まることに鑑みれば、エンジン10の始動に際し始動発電機40やインバータINVの発熱量が上限値に達する以前の短時間に限って上限値Tmaxを上回るトルクを生成する制御を行なうことも可能となり得る。このため、上限値Tmaxが一定である回転速度領域において、昇圧処理によって上限値Tmaxを超えるトルクを生成することで圧縮上死点を通過させて始動性を向上させるようにしてもよい。なお、この場合、トルクアシストを継続することが困難なため、たとえば圧縮上死点に起因してクランク軸30に加わる負荷トルクが最大となる直前から圧縮上死点を通過するまでの規定期間に限ってトルクアシストを行えばよい。ただし、圧縮上死点を通過する直前の回転速度NEが過度に低いと、燃焼制御を良好に開始することができないおそれがあるため、この場合には、上記規定期間となる都度、トルクアシストを行なうことでクランク軸30を加速し、回転速度NEが燃焼制御を良好に行なうことができる速度となった時点で燃焼制御を開始することが望ましい。
先の図1に例示したものに限らず、たとえば上側アームのスイッチング素子S¥pをPチャネルMOS電界効果トランジスタとしてもよい。また、スイッチング素子S¥#としては、電界効果トランジスタに限らず、たとえば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等であってもよい。
端子電圧Vbを充電率を一義的に定めるパラメータとみなす手法に限らない。たとえば、イグニッションスイッチ52がオンされた直後の端子電圧Vbと、それ以降のバッテリ46の充放電電流量の収支とに基づき充電率を定量化してもよい。ここで、イグニッションスイッチ52がオンされた直後の端子電圧Vbは、開放端電圧とみなすことができ、バッテリ46の分極や内部抵抗による電圧降下の影響をほとんど受けないことから、充電率を高精度に表現するパラメータである。このため、充電率の初期値を上記端子電圧Vbによって定量化して且つ、上記収支に基づきこれを更新することで現在の充電率を見積もることができる。なお、開放端電圧に近似した端子電圧を検出するタイミングとしては、イグニッションスイッチ52がオンされた直後に限らない。たとえばスイングバック制御時やスイングバック制御から正転し始めたときであってもよい。これは、この期間におけるバッテリ46の放電電流が小さいと想定されることによる。また、開放端電圧に近似した端子電圧Vbを直接検出するものに限らず、スイングバック時やスイングバックから正転し始めたときの回転速度NEによって間接的に検出するものであってもよい。これは、120°通電等、電圧利用率が固定された制御を行なう場合、回転速度NEやその変化がインバータINVの入力電圧に応じて変動することに鑑みたものである。
自動2輪車に限らず、たとえば後輪が2つある自動3輪車等であってもよい。こうした場合であっても、バッテリ46の充電用の始動発電機を内燃機関の始動等において電動機として併用する用途等において、充電用のものに対する要求以上の要求を極力回避するうえでは、本発明の適用が有効である。
始動発電機40とインバータINVとの間を開閉する開閉手段を備えてもよい。この場合、発電を行わないときには開閉手段を開状態とすることで、始動発電機40からクランク軸30に加えられる負荷トルクを、機械的な要因によるものを除き、ゼロとすることができる。しかしこの場合であっても、始動アシスト処理等において燃焼制御を遅らせることは燃料消費率の大きい領域で燃焼制御がなされることを極力抑制することができるため、燃料消費量を低減するうえで有効ではある。
発電処理を行なう条件としては、先の図5に例示したものに限らない。たとえば図5のステップS10における回転速度NEの条件として、目標回転速度Niよりも高い規定速度以上であることとしてもよい。
Claims (16)
- 内燃機関のクランク軸の回転エネルギを電気エネルギに変換してバッテリに充電するための始動発電機について、該始動発電機を制御対象とする始動発電機の制御装置において、
前記始動発電機は、固定子巻線同士が中性点で接続されたものであり、
前記始動発電機には、コンデンサを備えた直流電圧源の正極および負極のそれぞれと前記始動発電機の各固定子巻線との間を開閉するスイッチング素子を備える直流交流変換回路が接続され、
前記中性点と前記バッテリとが接続された状態で、前記直流交流変換回路を構成する前記スイッチング素子の操作によって前記直流電圧源の電圧を前記バッテリの電圧に対して昇圧する昇圧制御手段と、
前記昇圧制御手段によって前記直流電圧源の電圧が前記バッテリの電圧よりも高くなっている状態で前記直流交流変換回路を構成する前記スイッチング素子を操作することで、前記始動発電機を電動機として利用して前記クランク軸にトルクを付与するトルク付与手段とを備えることを特徴とする始動発電機の制御装置。 - 前記クランク軸の回転速度をアイドリング時の目標値に制御するアイドル回転速度制御手段を備え、
前記直流交流変換回路の入力電圧を前記バッテリの端子電圧とした場合に生成可能な前記始動発電機のトルクが、前記クランク軸の回転速度をゼロから前記目標値まで上昇させるのに要するトルクよりも小さいことを特徴とする請求項1記載の始動発電機の制御装置。 - 車両を駆動するためのトルクに関するユーザの要求が所定以下であることに基づき前記内燃機関の燃焼制御を停止する停止手段と、
該停止手段による停止処理がなされているとき、前記内燃機関の回転速度が復帰回転速度以下となることで前記燃焼制御を開始する復帰手段とを備え、
前記トルク付与手段は、前記復帰手段によって燃焼制御が開始される場合、前記トルクを付与する処理としての燃料復帰アシスト処理を行なう燃料復帰アシスト手段を備えることを特徴とする請求項1または2記載の始動発電機の制御装置。 - 前記復帰手段は、前記バッテリの充電率が高い場合、前記復帰回転速度を低下させるものであることを特徴とする請求項3記載の始動発電機の制御装置。
- 前記クランク軸の回転速度をアイドリング時の目標値に制御するアイドル回転速度制御手段を備え、
前記燃料復帰アシスト手段は、前記クランク軸の回転速度が前記目標値にて安定することと車両の駆動トルクに関するユーザの要求が増大することとの論理和条件が真となることを条件に前記燃料復帰アシスト処理を停止することを特徴とする請求項3または4記載の始動発電機の制御装置。 - ユーザによる車両の停車意思に基づき、前記内燃機関の燃焼制御を停止する自動停止処理を行なう自動停止処理手段と、
前記自動停止処理の後、ユーザによる車両の発進意思に基づき、前記内燃機関の燃焼制御を開始する自動始動処理を行なう自動始動処理手段とを備え、
前記トルク付与手段は、前記自動停止処理によって前記クランク軸の回転速度がゼロに向けて低下している状況下、前記自動始動処理が要求される場合、前記トルクを付与する処理としてのチェンジオブマインドアシスト処理を行なうチェンジオブマインドアシスト手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の始動発電機の制御装置。 - 前記チェンジオブマインドアシスト手段は、前記クランク軸の回転速度が規定速度以上であることを条件に、前記昇圧制御手段によって昇圧された前記直流電圧源の電圧を利用するものであって且つ、前記クランク軸の回転速度が規定速度未満である場合、前記チェンジオブマインドアシスト処理として、前記直流電圧源の電圧を制限しつつ前記始動発電機を電動機として利用することで、前記クランク軸にトルクを付与する制限トルク付与処理を行なう制限トルク付与手段を備えることを特徴とする請求項6記載の始動発電機の制御装置。
- 前記チェンジオブマインドアシスト手段は、前記バッテリの充電率が高いほど前記チェンジオブマインドアシスト処理の実行期間を長く設定する可変手段を備えることを特徴とする請求項6または7記載の始動発電機の制御装置。
- 車両を駆動するトルクの増大要求の有無を判断する加速要求判断手段を備え、
前記トルク付与手段は、前記トルクの増大要求があると判断される場合、前記トルクを付与する処理としての加速アシスト処理を行なう加速アシスト手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の始動発電機の制御装置。 - 前記バッテリの充電率が低い場合、前記加速アシスト処理を禁止する禁止手段を備えることを特徴とする請求項9記載の始動発電機の制御装置。
- 前記トルク付与手段は、前記内燃機関の始動要求に応じて前記トルクを付与する処理としての始動アシスト処理を行なう始動アシスト手段を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の始動発電機の制御装置。
- 前記始動アシスト手段は、前記クランク軸の回転速度が規定速度以上であることを条件に、前記昇圧制御手段によって昇圧された前記直流電圧源の電圧を利用するものであって且つ、前記クランク軸の回転速度が規定速度未満である場合、前記始動アシスト処理として、前記直流電圧源の電圧を制限しつつ前記始動発電機を電動機として利用することで、前記クランク軸にトルクを付与する制限トルク付与処理を行なう制限トルク付与手段を備えることを特徴とする請求項11記載の始動発電機の制御装置。
- 前記始動アシスト手段は、前記始動アシスト処理の実行期間の長さを前記バッテリの充電率が高いほど長く設定する可変手段を備えることを特徴とする請求項11または12記載の始動発電機の制御装置。
- 前記内燃機関は、4ストロークエンジンであり、
前記始動アシスト手段は、圧縮行程に起因して前記クランク軸に加わる負荷トルクが極大となる期間を通過したことを前記始動アシスト処理の終了条件とすることを特徴とする請求項11または12記載の始動発電機の制御装置。 - 前記直流交流変換回路の正極側および負極側の一対の入力端子のいずれかおよび前記中性点と前記バッテリの正極および負極の一対の端子とを接続する第1接続状態と、前記直流交流変換回路の一対の入力端子と前記バッテリの一対の端子とを接続する第2接続状態とを切り替える切替手段と、
前記クランク軸の回転エネルギを電気エネルギに変換してバッテリに充電する場合、前記第2接続状態として且つ、前記昇圧制御手段による制御の開始に先立ち前記第1接続状態とすべく前記切替手段を操作する切替制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の始動発電機の制御装置。 - 前記昇圧制御手段は、前記直流交流変換回路を構成するスイッチング素子のうち前記直流電圧源の正極側に接続されるものおよび負極側に接続されるもののそれぞれについてのオン状態となりうる期間であるベースオン期間が、前記固定子巻線のそれぞれで互いに等しい長さとされて且つ、前記固定子巻線毎に各別の位相に設定されるに際し、前記正極側に接続されるスイッチング素子および前記負極側に接続されるスイッチング素子のいずれかを前記ベースオン期間において周期的にオンオフ操作するものであることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の始動発電機の制御装置。
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