JP2013087382A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】カプセル香料の浮遊を抑制し、かつ製品の香りを良好に保つ柔軟仕上げ剤を提供すること。
【解決手段】(A)アミド基、エステル基及び/又はエーテル基で分断されていても良い炭素数10〜24の炭化水素基を分子内に1以上有する3級アミン及びそれらの中和物、もしくはそれらの4級化物、(B) (B−1) 芯物質が香料組成物であり、(B−2) 壁物質が高分子物質から構成されるものであるマイクロカプセル、(C)1種または2種以上の水溶性溶剤を含有し、組成物中の水溶性溶剤が5質量%以上であることを特徴とする液体柔軟剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、液体柔軟剤組成物に関する。
近年、柔軟仕上げ剤は衣類への柔軟性や静電気防止性の付与のみならず、良好な香り付けを目的として広く使用されている。そして、さらなる香りの持続性向上、香りの変調を目的として、香料を高分子等で被覆したカプセル香料が配合されている。特許文献1の発明によれば、カプセル香料を配合した香りの持続性の高い柔軟仕上げ剤が提案されている。特許文献2〜3の発明によれば、カプセル香料の付着効率を向上させることにより、少ない使用量で効果を発現する技術が提案されている。特許文献4の発明によれば、破壊強度を調整することにより広範囲の場面で香りを実感できる技術が提案されている。
特開2008−7872号公報 特表2009−524723号公報 特表2009−528161号公報 特表2010−509447号公報
しかしながら、香料を内包しているカプセル香料は、香料の密度は低いものが多いために製剤中で浮遊が起こるという問題がある。内包する香料の密度を調整することにより浮遊を抑制することはできるが、香調が大きく制限されるという課題がある。特許文献1はカプセルが衣類上に付着した後の崩壊についての技術であり、製剤中での分散安定化については言及されていない。また、特許文献2〜3はカプセル香料の付着効率を向上させるための技術であり、特許文献4はカプセル香料の破壊強度を調整するための技術であり、これらも製剤中での分散安定化については言及されていない。
そこで、本発明はカプセル香料の浮遊を抑制し、かつ製品の香りを良好に保つ柔軟仕上げ剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、アミド基、エステル基及び/又はエーテル基で分断されていても良い炭素数10〜24の炭化水素基を分子内に1以上有する3級アミン及びそれらの中和物、もしくはそれらの4級化物とともに水溶性溶剤を特定量配合することにより、カプセル香料の浮遊を抑制し、かつ製品の香りを良好に保つことを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明の液体柔軟剤組成物は、(A)アミド基、エステル基及び/又はエーテル基で分断されていても良い炭素数10〜24の炭化水素基を分子内に1以上有する3級アミン及びそれらの中和物、もしくはそれらの4級化物、(B) (B−1) 芯物質が香料組成物であり、(B−2) 壁物質が高分子物質から構成されるものであるマイクロカプセル、(C)1種または2種以上の水溶性溶剤を含有し、組成物中の水溶性溶剤が5質量%以上であることを特徴とする。
本発明によれば、カプセル香料の浮遊を抑制し、かつ製品の香りを良好に保つ液体柔軟剤組成物を提供できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の液体柔軟剤組成物は、(A)アミド基、エステル基及び/又はエーテル基で分断されていても良い炭素数10〜24の炭化水素基を分子内に1以上有する3級アミン及びそれらの中和物、もしくはそれらの4級化物(以下、「(A)成分」という。)、(B)(B−1) 芯物質が香料組成物であり、(B−2) 壁物質が高分子物質から構成されるものであるマイクロカプセル(以下、「(B)成分」という。)、(C) 1種または2種以上の水溶性溶剤(以下、「(C)成分」という。)を含有し、組成物中の水溶性溶剤が5質量%以上であることを特徴とする。
(A)成分:
分子内にエステル基又はアミド基で分断されていてもよい炭素数16〜20の炭化水素基を1〜3個有するアミン化合物、その塩又はその4級化物から選ばれる少なくとも1種の化合物である。本発明において用いることのできる(A)成分としては、下記化学式(1)〜(7)で示されるアミン化合物とその有機または無機酸による中和物、およびその4級化物を例示することができる。これらは、いずれも1種または2種以上の混合物として用いることができる。2種以上を混合する場合、カチオン界面活性剤混合物中の長鎖炭化水素基を2つまたは3つ有するカチオン性界面活性剤の質量比率が50%以上であると、柔軟剤処理した繊維製品の柔軟性を良好にすることができるので好ましい。
Figure 2013087382


Figure 2013087382

(A)成分を構成する、分子内にエステル基又はアミド基で分断されていてもよい炭素数16〜20の炭化水素基を構成するR1は炭素数16〜18の脂肪酸からカルボキシル基を除いた残基であり、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、直鎖脂肪酸、分岐脂肪酸のいずれから誘導される。不飽和脂肪酸の場合、シス体とトランス体が存在するが、その質量比率はシス/トランス=25/75〜100/0が好ましく、40/60〜80/20が特に好ましい。R1のもととなる好ましい脂肪酸は以下のものが例示できる。ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、部分水添パーム油脂肪酸(ヨウ素価10〜60)、部分水添牛脂脂肪酸(ヨウ素価10〜60)などが挙げられる。中でも好ましいのは、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸を所定量組み合わせ、飽和/不飽和質量比が95/5〜50/50、シス/トランス体質量比が40/60〜80/20、ヨウ素価が10〜50、炭素数18の比率が80質量%以上であり、リノール酸、リノレン酸の合計量が2質量%以下となるように調整した脂肪酸組成を用いることが好ましい。ここで、式中に存在するR1はすべて同一であっても、またはそれぞれ異なっていても構わない。
上記3級アミンの中和に用いる酸としては、塩酸、硫酸、メチル硫酸、パラトルエンスルホン酸が挙げられ、アミン塩の形で用いることが好ましい。その中和工程は3級アミンを予め中和したものを水に分散してもよいし、酸水溶液中に3級アミン を液状又は固体状で投入してもよい。もちろん3級アミンと酸成分を同時に投入してもよい。
また、上記3級アミンの4級化に用いる4級化剤としては塩化メチルやジメチル硫酸が挙げられる。
式(1)、式(2)の化合物は上記脂肪酸組成物、または脂肪酸メチルエステル組成物とメチルジエタノールアミンとの縮合反応により合成することができる。その際、分散安定性を良好にする観点から、式(2)と式(1)の化合物の存在比率は 式(2)/式(1)質量比で99/1〜50/50となる様に合成することが好ましい。更に、その4級化物を用いる場合には、4級化剤として塩化メチルやジメチル硫酸などを用いるが、低分子量であり4級化に所要する4級化剤重量が少ない点で塩化メチルがより好ましい。その際、式(1)と式(2)で示されるエステルアミンの4級化物の存在比率も、分散安定性の観点から式(2)/式(1)質量比で99/1〜50/50となる様に合成することが好ましい。また、式(1)、式(2)を4級化する場合、一般的に4級化反応後も4級化されていないエステルアミンが残留する。その際、4級化物/4級化されていないエステルアミンの比率は、エステル基の加水分解安定性の観点から、質量比で99/1〜70/30の質量比率であることが好ましい。
一般式式(3)、式(4)、式(5)の化合物は上記脂肪酸組成物、または脂肪酸メチルエステル組成物とトリエタノールアミンとの縮合反応により合成することができる。その際、分散安定性を良好にする観点から、[式(4)+式(5)]と式(3)の化合物の存在比率は質量比で99/1〜50/50となる様に合成することが好ましい。更に、その4級化物を用いる場合には、4級化剤として塩化メチルやジメチル硫酸などを用いるが、反応性の観点からジメチル硫酸がより好ましい。その際、[式(4)+式(5)]と式(3)で示されるエステルアミンの4級化物の存在比率も、分散安定性の観点から質量比で99/1〜50/50となる様に合成することが好ましい。また、式(3)、式(4)、式(5)を4級化する場合、一般的に4級化反応後も4級化されていないエステルアミンが残留する。その際、4級化物/4級化されていないエステルアミンの比率は、エステル基の加水分解安定性の観点から、質量比で99/1〜70/30の質量比率であることが好ましい。
式(6)、式(7)の化合物は上記脂肪酸組成物とN−メチルエタノールアミンとアクリロニトリルの付加物より、「J.Org.Chem.,26,3409(1960)」に記載の公知の方法で合成したN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−1,3−プロピレンジアミンとの縮合反応により合成することができる。その際、式(7)と式(6)の化合物の存在比率は質量比で式(7)/式(6)=99/1〜50/50となる様に合成することが好ましい。更にその4級化物を用いる場合には塩化メチルで4級化するが、式(7)と式(6)で示されるエステルアミンの4級化物の存在比率も質量比で99/1〜50/50となる様に合成することが好ましい。また、式(6)、式(7)を4級化する場合、一般的に4級化反応後も4級化されていないエステルアミンが残留する。その際、4級化物/4級化されていないエステルアミンの比率は、エステル基の加水分解安定性の観点から、質量比で99/1〜70/30の質量比率であることが好ましい。
本発明において用いられる(A)成分としては、前記一般式(3)、(4)、(5)の4級化物がより好ましい。前記した通り、一般式(3)、(4)、(5)の化合物は上記脂肪酸組成物、または脂肪酸メチルエステル組成物とトリエタノールアミンとの縮合反応により合成することができる。その際、式(3)、式(4)、式(5)の合計質量に対する個々の成分の含有比率は、柔軟性の観点から式(3)は5〜98質量%、式(4)は1〜60質量%、式(5)は0.1〜40質量%の比率で存在することが好ましく、式(3)は10〜55質量%、式(4)は30〜60質量%、式(5)は5〜35質量%の比率で存在することが更に好ましい。更に、その4級化物を用いる場合には、4級化剤として塩化メチルやジメチル硫酸などを用いるが、4級化反応を十分に進行させる点で、ジメチル硫酸がより好ましい。その際、式(3)、式(4)、式(5)で示されるエステルアミンの4級化物の存在比率も、柔軟性の観点から質量比で式(3)は5〜98質量%、式(4)が1〜60質量%、式(5)は0.1〜40質量%の比率で存在することが好ましく、式(3)は10〜55質量%、式(4)は30〜60質量%、式(5)は5〜35質量%の比率で存在することが更に好ましい。
なお、(A)成分を使用する際にはハンドリング向上等の理由から(C)成分であるエチルアルコールやイソプロピルアルコールなどとの混合物とすることがある。多くの場合、(A)成分を含有する原料中には5〜30質量%の(C)成分が混合される。
(A)成分の配合量は5〜30質量%、好ましくは5〜20質量%。配合量が多すぎると柔軟剤の液粘度が高くなりハンドリング性が低下する。少なすぎると柔軟剤を付与するために多量の柔軟剤を使用しなくてはならない。
(B)成分:
(b−1)芯物質として香料組成物を含み、(b−2)壁物質が高分子物質から構成されるカプセル化香料である。(b−1)成分の香料組成物は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、衣類用柔軟仕上げ剤や衣類用の洗剤などに一般的に使用されるエッセンシャルオイル、アブソリュート、ならびに、炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、エーテル類、アセタール類、ケタール類、ニトリル類などの合成香水成分などが挙げられる。好ましい成分の例は、特開2010−520928号に記載の成分を例示できる。
(b−2)の壁物質はメラミンーホルムアルデヒド樹脂或いは尿素―ホルムアルデヒド樹脂からなるア
ミノプラストポリマーであることが、カプセル化香料が破壊された際の発香性の観点から好ましく、特
に特開2010−520928号に記載されているようなアミノプラストポリマーが好ましい。具体的
には、ポリアミン由来の部分/芳香族ポリフェノール由来の部分/メチレン単位、ジメトキシメチレン
及びジメトキシメチレンを有するアルキレンおよびアルキレンオキシ部分からなるターポリマーである
ことが好ましい。
(C)成分:
(C)成分は水溶性溶剤である。(C)成分は、本発明の(B)成分の分散安定性を向上されるために必要である。
ここで、「水溶性」とは、25℃の水1Lに10g以上溶解することを意味する。
(C)成分としては、エタノール、イソプロパノールなどの、炭素数2〜5の1価アルコール;ヘキシレングリコールなどの炭素数6〜8の多価アルコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどの炭素数3〜10の多価アルコール誘導体、アセトニトリルなどの窒素含有溶剤などが挙げられる。(B)成分の分散安定性や香気や価格の点からエタノール、1−プロパノール、イソプロピルアルコールが好ましく、エタノールが特に好ましい。
(C)成分としては、これらのいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の液体柔軟剤組成物中、(C)成分の含有量は、(A)成分からの持ち込み分も含めて液体柔軟剤組成物の全量を基準として、5〜12質量%未満であり、5〜10質量%が好ましく、5〜8質量%がより好ましい。この範囲内とすることで、液体柔軟剤組成物の香気を悪化させることなく、(B)成分の分散安定性を向上させることができる。(C)成分を過剰に用いるとそれ自体の臭気が支配的になり、液体柔軟剤組成物の香気を悪化させることがある。例えば、エタノールでは12質量%未満が好ましく、1−プロパノールでは10質量%未満が好ましい。
さらに、他成分からの持ち込み分も含めた(C)成分と任意成分を含めた配合成分の残分となる水の比率を全(C)/水とすると、0.05以上、0.06以上が好ましく、0.07以上がさらに好ましい。この範囲内とすることで、(B)成分の分散安定性を向上させることができる。
さらに、他成分からの持ち込み分も含めた(C)成分と(B)成分の比率を(B)/(C)とすると、1.0以下、0.1以下が好ましく、0.03以下がさらに好ましい。この範囲内とすることで、(B)成分の分散安定性を向上させることができる。
[任意成分]
更に本発明の柔軟剤組成物には、機能付与、製造性向上、保存安定性向上などの目的で、必要に応じて繊維用柔軟剤組成物に配合される公知の成分を本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。これらの成分としては、例えば香料、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性活性剤、シリコーン化合物、無機又は有機の塩類、酸化防止剤、植物水抽出物、紫外線吸収剤、抗菌剤、pH調整剤、染料、キレート剤等が挙げられる。
[任意成分:香料組成物]
組成物の芳香のために香料を添加することができる。
使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals 」,Vol.Iand II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)および「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin 」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)および「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)および「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)および「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
[任意成分:非イオン界面活性剤]
非イオン界面活性剤は、主に分散性を向上する目的で使用し、具体的にはアルコール又はアミン又は脂肪酸のアルキレンオキシド付加物を用いることができる。炭素鎖部分は、分岐していても直鎖でもよく、不飽和があってもよい。また、炭素鎖に分布があってもよい。炭素鎖は短鎖でも長鎖でも構わないが、好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは8〜18である。炭素鎖が直鎖である場合には炭素数6〜14のものが好ましく,より好ましくは8〜12、最も好ましくは8〜10である。炭素鎖が分岐鎖である場合には、炭素数6〜18のものが好ましく、より好ましくは9〜18、最も好ましくは13である。原料としては、エクソン化学製エクサール、BASF社製LUTENSOLシリーズ、協和発酵工業製オキソコール、HoechstAG社製GENAPOLシリーズ、Shell社製DOBANOLシリーズなどを使用することができる。また、特にアルコールのアルキレンオキシド付加物の場合には1級アルコールでも2級アルコールでも使用できるが1級アルコールを用いたほうが仕上げ剤組成物の分散性が良好である。炭素数が13のアルコールは、例えばドデセンを原料に製造されるが、その出発原料としてはブチレンでもプロピレンでもよい。一方、炭素鎖が不飽和基を含む場合には、炭素数は18であるものが特に好ましく、不飽和基の立体異性体構造は、シス体又はトランス体であっても、両者の混合物であってもよいが、特にシス体/トランス体の比率が25/75〜100/0(質量比)であることが好ましい。アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド(EO)が好ましいが、エチレンオキサイドとともにプロピレンオキサイド(PO)またはブチレンオキサイド(BO)を付加したものであってもよい。EOの平均付加モル数としては10〜100モルが好適であり、より好ましくは20〜80モル、特に好ましくは40〜70モルである。また、EOとともに付加するPO又はBOの平均付加モル数としては1〜5が好適であり、より好ましくは1〜3モルである。この際、EOを付加した後、PO又はBOを付加しても、あるいはPO又はBOを付加した後、EOを付加してもよい。

より具体的には、例えばノニルアルコールの平均EO9PO1付加物、一級イソノニルアルコールの平均EO40モル付加物、一級イソデシルアルコールの平均EO20モル付加物、ラウリルアルコールの平均EO20モル付加物、一級イソへキサデシルアルコールの平均EO60モル付加物、一級イソトリデシルアルコールの平均EO60モル付加物、トリデシルアルコールの平均EO50モル付加物、牛脂アルキルアミンの平均EO60付加物、牛脂アルキルアミンの平均EO60付加物、オレイルアミンの平均EO50付加物、ラウリン酸の平均EO20モル付加物などが挙げられる。日本エマルジョン製エマレックスシリーズ、三洋化成製エマルミンシリーズ、ライオン化学製TDAシリーズ、エソミンシリーズ、日本触媒製ソフタノールシリーズ、BASF社製LUTESOLシリーズなどを使用することができる。非イオン界面活性剤の配合量は、組成物全体に対して0〜10質量%、好ましくは0.5〜8質量%、より好ましくは1〜5質量%である。
本発明の柔軟剤組成物が上記界面活性剤を含有する場合、組成物の分散安定性、(B)成分の分散安定性を良好にする点から、本発明の柔軟剤組成物への配合量は0〜10質量%、好ましくは0.5〜8質量%、より好ましくは1〜5質量%である。
[任意成分:抗菌剤]
本発明の液体柔軟剤組成物には、抗菌効果を付与する目的で、有機系防菌防黴剤、無機系防菌防黴剤の中から1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
有機系防菌防黴剤としては、アルコール系、フェノール系、アルデヒド系、カルボン酸系、エステル系、エーテル系、ニトリル系、過酸化物・エポキシ系、ハロゲン系、ピリジン・キノリン系、トリアジン系、イソチアゾロン系、イミダゾール・チアゾール系、アニリド系、ビグアナイド系、ジスルフィド系、チオカーバメート系、糖質系、トロポロン系、界面活性剤系、有機金属系のものが含まれる。また、無機系防菌防黴剤としては、金属酸化物、銀系が含まれる。
この中でも、効果と保存安定性の観点から、イソチアゾロン系の有機硫黄化合物、イミダゾール・チアゾール系の有機硫黄化合物、安息香酸類、フェノール系のフェノール化合物、界面活性剤系のカチオン系化合物が好ましく、この化合物1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、3−イソチアゾロン基を含む抗微生物性の有機系防菌防黴剤が好ましい。これらの化合物は、1981年5月5日発行のLewisらの米国特許第4,265,899号明細書に開示されている。その例としては、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、及びそれらの混合物が挙げられる。より好ましい抗菌剤は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの水溶性混合物であり、更に好ましくは約77質量%の5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと約23質量%の2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの水溶性混合物である。イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、ローム・アンド・ハース社のケーソンCG/ICP(約1.5質量%水溶液)、純正化学製のジュンサイド5(約5質量%エチレングリコール溶液)などのジュンサイドシリーズに例示される市販されているものを使用することができる。
イミダゾール・チアゾール系の有機硫黄化合物としては、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンなどが挙げられ、類縁化合物として、ジチオ−2,2−ビス(ベンズメチルアミド)なども使用でき、それらを任意の混合比で使用することができる。このような化合物としては、アビシア製のプロキセルシリーズ〔BDN(有効分33質量%)、BD20(有効分20質量%)、XL−2(有効分10質量%)、GXL(有効分20質量%)、LV(有効分20質量%)、TN(有効分60質量%)〕、デニサイドBIT・NIPAなどの市販品を用いることができる。
安息香酸類、フェノール化合物としては、安息香酸又はその塩、サリチル酸又はその塩、パラヒドロキシ安息香酸又はその塩、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸ベンジル、3−メチル−3−イソプロピルフェノール、o−フェニルフェノール、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、レゾルシン、クレゾール、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾールなどを使用することができる。
カチオン系化合物としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルキノリニウム塩、アルキルアミノプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、ポリオキシアルキレントリアルキルアンモニウム塩、アルキルフェノキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ポリオキシエチレントリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルフェノキシエチルアンモニウム塩、アルキルイミダゾリウム塩、クロルヘキシジングルコン酸塩などが挙げられる。
これらの抗菌剤は、組成物に対して0〜10質量%配合されるのが好ましく、更に好ましい配合量は、0.00001〜5質量%、より好ましくは0.00005〜3質量%である。
また、抗菌力を向上する目的で、更に以下の化合物の1種又は2種以上を、組成物に対して0〜0.5質量%、好ましくは0.00001〜0.1質量%用いることができる。化合物としては、ピリチオンナトリウム、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチル−2,4−イミダゾリジンジオン、ジメチロールジメチルヒダントイン、DMDMヒダントイン(Lonza社製Glydant、又はGlydan Plus)、N−[1,3−ビス(ヒドロキシメチル)2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル]−N,
N'−ビス(ヒドロキシメチル)尿素(一般にジアゾリジニル尿素名で発売されている)、N,N''−メチレンビス{N'−[1−(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−4−イミダゾリジニル]尿素}、一般にイミダゾリジニル尿素として知られているものなどのイミダゾリジンジオン化合物、ポリメトキシド二環性オキサゾリジン化合物、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒドなどの低分子量アルデヒド、一般式HCl・NH2−(CH2)3−[−(CH2)3−NH−C(=NH)−NH−C(=NH・HCl)−NH−(CH2)3−]x−(CH2)3−NH−C(=NH)−NH・CNを有するポリヘキサメチレンビグアニドとしても知られているポリアミノプロピルビグアニド、ポリアミノプロピルビグアニド、クロルヘキシジンとして一般に知られている1,1’−ヘキサメチレンビス(5−(p−クロロフェニル)ビグアニド)、酢酸及びジグルコン酸などの塩である二グルコン酸塩やその二酢酸塩、アビシア製Proxel IB、1−(3−クロラリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド(例えばDow ChemicalからDowicil 200の商品名で発売)、デヒドロ酢酸、一般にプロパミジンイセチオネートとして知られている4,4'−ジアミジノ−α,ω−ジフェノキシプロパンジイセチオネート、一般にヘキサミジンイセチオネートとして知られている4,4'−ジアミジノ−α,ω−ジフェノキシヘキサンジイセチオネート、12−(4'−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾール、メチル−2−ベンズイミダゾールカルバミドなどのイミダゾール系又はチアゾール系抗菌剤、クロロブタノールとして一般に知られている1,1,1−トリクロロ−2−メチルプロパン−2−オール、クロロブタノール、4,4'−(トリメチレンジオキシ)ビス−(3−ブロモベンズアミジン)ジイセチオネート、ジブロモプロパミジン、ジブロモプロパミジン、3,4,4'−トリクロロカルバニリド、トリクロカルバンとしても知られているN−(4−クロロフェニル)−N'−(3,4−ジクロロフェニル)尿素、トリクロサンとして一般的に知られている2,4,4'−トリクロロ−2'−ヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'−ジクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル、チバスペシャルティケミカルズ製チノサンHP100(商品名)、塩化亜鉛などの亜鉛化合物が挙げられる。
[任意成分:染料]
本発明では、組成物の着色のために染料を添加することができる。染料は特に限定されないが、添加の容易さから水溶性染料が好ましく、中でも酸性染料、直接染料から選ばれる水溶性染料の1種又は2種以上であることが好ましい。添加できる染料の具体例は、例えば染料便覧(有機合成化学協会編,昭和45年7月20日発行,丸善)、染料ノート第22版(色染社)、法定色素ハンドブック(日本化粧品工業連合会編、1988年11月28日発行、薬事日報社)等に記載されており、それらを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。染料の配合量は、組成物の全質量をベースとして、好ましくは0.005〜25ppm、より好ましくは0.05〜15ppmとすることができる。このような配合量とすることにより、液体柔軟剤組成物に着色された色が非常に薄くなるのを防止でき、着色効果を充分なものとすることができる一方で、液体柔軟剤組成物に着色された色が濃くなりすぎるのを防止できる。
[任意成分:酸化防止剤]
本発明では、組成物の香気安定性や色調安定性向上のため、酸化防止剤を添加することができる。酸化防止剤としては、一般に知られている天然系酸化防止剤、合成系酸化防止剤ともに使用できる。具体的には、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミテート、没食子酸プロピルの混合物、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、没食子酸プロピル、及びクエン酸の混合物、ハイドロキノン、三級ブチルハイドロキノン、天然のトコフェロール系化合物、没食子酸の長鎖エステル(C8〜C22)、例えば没食子酸ドデシル、チバスペシャルティケミカルから入手可能なイルガノックス系化合物、クエン酸及び/またはクエン酸イソプロピル、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(エチドロン酸)、4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンスルホン酸/ナトリウム塩、ジメトキシフェノール、カテコール、メトキシフェノール、カロチノイド、フラン類、アミノ酸類等が挙げられる。
この中で、組成物の外観や保存安定性の観点から、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、メトキシフェノール、トコフェロール系化合物等が好ましい。
酸化防止剤の配合量は、0.005〜0.5質量%の範囲で使用されることが好ましい。
[任意成分:消泡剤]
本発明では、消泡剤を配合することができる。消泡剤としては、例えばアルコール系消泡剤、エステル系消泡剤、鉱油系消泡剤、植物油系消泡剤、及び合成油系消泡剤等が挙げられる。消泡剤の配合量は特に限定されないが、組成物の全質量をベースとして、0.05ppm〜0.5質量%とすることができ、さらに好ましくは0.5ppm〜0.03質量%とすることができる。
本発明の液体柔軟剤組成物には、本発明の効果を妨げない範囲で、通常の家庭用仕上げ剤に使用されている添加剤などを使用することができる。そのような添加剤として、具体的には、カチオン性界面活性剤、流動パラフィン、高級アルコールなどの油剤、尿素、炭化水素、非イオン性セルロース誘導体、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、後述するpH調整剤等が挙げられる。なお、アニオン性界面活性剤、アニオン性高分子化合物は、配合する場合には、シリコーン化合物の吸着効果を考慮して、(A)成分のカチオン性を有する水溶性高分子化合物の含有量よりも少ない量で配合するのがよい。
[任意成分:pH調整剤]
本発明の液体柔軟剤組成物のpHは特に限定されないが、2〜10の範囲であることが好ましく、3〜7の範囲であることがより好ましい。必要に応じて、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸、ヒドロキシエタンジホスホン酸、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミン、N−メチルエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン等の短鎖アミン化合物、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩などのpH調整剤を用いることができる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、上記(A)〜(C)成分及び場合により任意成分を含有し、通常、残部は水である。本発明の液体柔軟剤組成物の製造は、上記各成分を容器に充填し、これを十分に撹拌した後に水を添加して均一になるまで十分に撹拌することにより行うことができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
[実施例1〜20及び比較例1〜4]
下記成分を表1〜3に示す種類・量の組合せで用い柔軟剤組成物を製造した。なお、残部は水である。この後、下記方法で(B)成分の分散安定性と柔軟剤組成物の香気を評価した。結果は表1〜3に併記する。
本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。以下、「質量%」は「%」と略記する。
(A)成分
A−1:カチオン界面活性剤(特開2003−12471 実施例4に記載の化合物 エタノール15.9%含有)
A−2:カチオン界面活性剤(特開2002−167366 実施例1に記載の化合物 エタノール14.7%含有)
A−3:カチオン界面活性剤(ステアリン酸に代えて硬化牛脂脂肪酸を使用し、4級化しなかったこと以外は特開平5−230001号公報の実施例1の記載に従って3級アミン300gを得た。得られた反応物の酸価、ケン化価、水酸基価、全アミン価、3級アミン価を測定し、反応物の組成を調べた結果、ジアルキル体が86重量%、モノアルキルアミド体が10重量%、未反応脂肪酸が4重量%であった。また、ガスクロマトグラフィーによる分析から、未反応のN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチル−1,3−プロピレンジアミンが反応物中に0.1重量%含有されていた。最後に53gの99%合成エタノール(日本エタノール(株))を加え、固形分が85質量%のエタノール溶液を調製した。(エタノール15.0%含有)

(B)成分
B−1:GREEN BREEZE CAPS:GIVAUDAN製
B−2:ORCHARD GARDEN CAPS:GIVAUDAN製
B−3:RAINBOW CAPS:GIVAUDAN製
B−4:VELVET CAPS:GIVAUDAN製
B−1,B−2,B−3,B−4ともGIVAUDANから入手できるメラミン−ホルムアルデヒド系樹脂をカプセル壁とするカプセル化香料。

(C)成分
C−1:1−プロパノール (関東化学(1級))
C−2:イソプロピルアルコール(関東化学(1級))
C−3:エチルアルコール (関東化学(1級)、99.5%)
C−4:t−ブチルアルコール (関東化学(1級))
C−5:アセトニトリル (関東化学(1級))
C−6:ヘキサン (純正化学(1級))

<柔軟剤の調製方法>
(A)成分をその融点以上に加温し、表中の組成に従って所定量を内径100mm、高さ150mmのガラス容器に計り取った。ついで共通成分であるポリオキシエチレンイソトリデシルエーテル60EO、カプセル化されていない香料組成物を所定量加えて均一になるように攪拌し、油性混合物を調製した。
また、所定量のイオン交換水に共通成分であるダイレクトブルー86を溶解させ、50℃に加温し、水性混合物を調製した。
次に、(A)成分を含む油性混合物に、加温した水性混合物を2回に分割して添加した。水性混合物の1回目添加/2回目添加の分割比率は30/70(質量比)とし、攪拌はスリーワンモーター(新東科学株式会社製)を用い回転速度1,000rpmで、1回目の水性混合物添加後に3分間、2回目の水性混合物添加後に3分間撹拌した。攪拌羽としては、長さが100mmの羽を30mm間隔で3本有するパドル羽を用いた。
その後、生成物を回転速度200rpmで攪拌しながら、(C)成分を混合した後、(B)成分を混合し、柔軟剤組成物を得た。得られた柔軟剤組成物のpH(25℃、原液)は2.0〜3.0の値であった。

[液体柔軟剤組成物の評価方法]
<(B)成分の分散性評価>
上記〔柔軟剤組成物の調製方法〕に基づき調製した柔軟剤組成物を軽量PSガラスビン(PS−No.11、田沼硝子工業所製)に100mL入れて密栓し、(B)成分の分散性を以下に示す5段階評価法により評価を行った。評価サンプルは同様に密栓したサンプルを25℃条件下で1ヶ月保管し、専門パネル10名により下記の基準に基づき目視評価を行った。結果を10名の平均値で表した。商品価値上、平均点で2.5以上が好ましい。

4:保存前のサンプルと同等と認められるもの
3:わずかに浮遊が認められるもの
2:浮遊が認められるが、軽い振とうにより容易に再分散するもの
1:浮遊が認められ、ガラスビンへの付着もあり軽い振とうでは再分散が困難なもの

<柔軟剤組成物の香気評価>
上記〔柔軟剤組成物の調製方法〕に基づき調製した柔軟剤組成物を軽量PSガラスビン(PS−No.11、田沼硝子工業所製)に100mL入れて密栓し、柔軟剤組成物の香気を以下に示す5段階評価法により評価を行った。評価サンプルは専門パネル10名により下記の基準に基づき官能評価を行った。結果を10名の平均値で表した。商品価値上、平均点で3.0以上が好ましい。
5点:香り立ちが非常に良い。
4点:香り立ちが良い。
3点:どちらともいえない。
2点:香り立ちがわるい。
1点:香り立ちが非常にわるい。
Figure 2013087382


Figure 2013087382
Figure 2013087382
*B成分、ダイレクトブルー86、イソチアゾロン液は有り姿での配合量を記載、その他の成分は有効成分の配合量を記載。











Claims (3)

  1. (A)アミド基、エステル基及び/又はエーテル基で分断されていても良い炭素数10〜24の炭化水素基を分子内に1以上有する3級アミン及びそれらの中和物、もしくはそれらの4級化物、
    (B)(B-1) 芯物質が香料組成物であり、(B−2) 壁物質が高分子物質から構成されるものであるマイクロカプセル、
    (C)1種または2種以上の水溶性溶剤
    を含有し、組成物中の(C)水溶性溶剤が5質量%以上である液体柔軟剤組成物
  2. (B)/(C)が1以下である請求項1記載の液体柔軟剤組成物
  3. (C)水溶性溶剤が炭素数2〜5アルコールである請求項1記載の液体柔軟剤組成物

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JP2015004145A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 ライオン株式会社 液体柔軟剤組成物
JP2015034371A (ja) * 2013-07-12 2015-02-19 ライオン株式会社 液体柔軟剤組成物
JP2015224414A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 ライオン株式会社 繊維製品用処理剤組成物

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