JP4773188B2 - 新規エーテル型化合物及び該化合物を含有する液体柔軟剤組成物 - Google Patents
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さらに、液体柔軟剤組成物がその柔軟化効果等の性能を有効に発揮する為には、その基剤である水難溶性第4級アンモニウム塩を水媒体中に安定に分散し、洗濯機中で水道水へ溶解分散し易い状態に保っておく必要がある。特に、柔軟仕上げ剤はボトル充填後、搬送や保存の際に低温に曝されることにより凍結する場合があるが、一旦凍結後に室温で解凍される際に、水難溶性第4級アンモニウム塩の初期の分散状態が破壊されることに起因して、異常な粘度上昇やゲル化乃至相分離を生じ易い。よって、商品価値上できるだけ配合初期に近い粘度と分散状態を維持させる必要がある。
上記の(IV)で表わされる従来からの生分解性柔軟化基剤の一例として、トリエタノーアミンと部分水素添加パーム脂肪酸メチルエステルから誘導される末端OH型エステル基含有ジ長鎖第4級アンモニウム塩の製造プロセスは、上記の特許文献によれば、およそ下記の通りである。
本発明はまた、該柔軟化基剤を含有する液体柔軟剤組成物を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)で表される化合物を提供する。
R1は、エステル基を1つ含む総炭素数10〜26のアルキル基又はアルケニル基を表す;
R2は、メチル基、エチル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、CpH2pOR3で表される基又はエステル基を1つ含む総炭素数10〜26のアルキル基又はアルケニル基を表す;
R3及びR4は、各々独立してメチル基又はエチル基を表す;
pは、2〜4の整数を表す。)
本発明はまた、上記化合物の少なくとも1種を含有する液体柔軟剤組成物を提供する。
一般式(I)において、R1は、エステル基を1つ含む総炭素数10〜26、好ましくは14〜20のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルケニル基を表す。
R2は、メチル基、エチル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、CpH2pOR3で表される基又はエステル基を1つ含む総炭素数10〜26、好ましくは14〜20のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルケニル基を表す。
R3及びR4は、各々独立してメチル基又はエチル基を表す。R3及びR4がいずれもメチル基であるのが好ましい。
pは、2〜4の整数、好ましくは2を表す。
一般式(I)の化合物の原料として使用できる脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、オレイン酸、エライジン酸、部分水添パーム油脂肪酸(ヨウ素価10〜60)、部分水添牛脂脂肪酸(ヨウ素価10〜60)などが挙げられる。
中でも好ましいのは、植物油脂由来のステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、オレイン酸、エライジン酸を所定量組み合わせ、飽和/不飽和比率が95/5〜50/50、特に85/15〜50/50(質量比)でそのヨウ素価が10〜50のものである。特に、シス体/トランス体の質量比が40/60〜80/20、炭素数18の比率が75質量%以上且つ炭素数16の比率が15質量%以上であり、炭素数20の脂肪酸が2質量%以下、炭素数22の脂肪酸が1質量%以下となるように調整した脂肪酸組成がより好ましい。
一般式(I)で表される化合物のうち(A)成分として好適な化合物の例としては以下のものがあげられる。
上記エステルアミン合成時に副生するHClの捕捉剤として、トリエチルアミン N(CH2CH3)3等のアルカリ剤を適量共存させることが好ましい。
尚、該第4級アンモニウム塩を製造する際に、色調が良好で臭気の発生度合いが小さい反応生成物を得ることを目的として、特開2002−167366号公報で開示されるように、ヒドロキシエタンジホスホン酸の様な安定化剤を添加しても良い。
また、前記一般式(II)で示される(B)成分としてのメチルエーテル型エステル基含有モノ長鎖第4級アンモニウム塩を合成する場合は、上記プロセスにおいて、高級脂肪酸塩化物/メトキシジエタノールアミンのモル比を約1/1に調整することにより得られる。
又、いずれの第4級アンモニウム塩を製造する際も、前記反応プロセスにおいては、通常モノ長鎖/ジ長鎖第4級アンモニウム塩に加え、副生物のモノエステルもしくはジエステルのアミン硫酸塩の混合物として得られる場合が多いので、その場合はガスクロマトグラフィー乃至は高速液体クロマトグラフィーなど所定の分析方法を用いて、本発明の液体柔軟剤組成物中における各物質の含有量が、以下に示す好ましい範囲になるよう予め定量しておくのが望ましい。なお、該副生物は、目的化合物に対して通常5〜10%程度含まれる。モノ長鎖第4級アンモニウム塩及びジ長鎖第4級アンモニウム塩は、それぞれ、当業界において慣用の方法により単離することができる。
一方、高級アルコールに付加するアルキレンオキシドはエチレンオキシド(EO)単独が好ましいが、エチレンオキシドにプロピレンオキシド(PO)又はブチレンオキシド(BO)を併用してもよく、これらアルキレンオキシドの平均付加モル数は10〜100が好ましく、より好ましくは20〜80モルである。
本発明の液体柔軟剤組成物に非イオン界面活性剤を配合する場合、好適な配合量は組成物全量に対し0〜10質量%、より好ましくは0.1〜5質量%である。上記一般式(I)で表される化合物に対しては、好ましくは0〜30質量%、より好ましくは3〜25質量%である。
炭素数1〜8の一価又は二価のアルコールは、通常、組成物全量に対し0〜15質量%、好ましくは0.5〜10質量%である。
一方、酸化防止剤の例としては、没食子酸プロピル、BHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール)、p−ヒドロキシアニソール、茶エキスなどが挙げられる。これらの内、BHTが特に好ましい。
酸化防止剤の配合量は、組成物全量に対し0〜1質量%、好ましくは0.0001〜0.5質量%、より好ましくは0.001〜0.1質量%である。配合量が少なすぎるとその効果が弱くなる場合があり、多すぎると製造コストが高くなる。
本発明の液体柔軟剤組成物に用いられる染料としては、特開平6−123081号公報、特開平6−123082号公報、特開平7−18573号公報、特開平8−27669号公報、特開平9−250085号公報、特開平10−77576号公報、特開平11−43865号公報、特開2001−181972号公報、特開2001−348784号公報、に記載されている染料を用いることもできる。
上記香料に含まれる香料成分としては特に限定されるものではなく、使用される香料成分のリストは、例えば「Perfume and Flavor Chemicals」Vol.IandII,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)、「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)などに記載される香料成分を使用することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物はエステル基の加水分解を抑制する目的で、pHを1.0〜6.0の範囲にすることが好ましく、特に、pH2.0〜4.0の範囲が好ましい。pH調整には、任意の無機又は有機の酸及びアルカリを使用することができ、具体的には、塩酸、硫酸、リン酸、アルキル硫酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、リング酸、コハク酸、乳酸、グリコール酸などのカルボン酸、水酸化ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどを例示できる。この中でも、塩酸、メチル硫酸、水酸化ナトリウム、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンが好ましい。
特に、下記一般式(VI)で表わされる分子内にポリオキシアルキレン基を含有するポリエーテル変性シリコーン類が好適である。
シリコーンの25℃における動粘度は100〜10万mm2/sの範囲が好ましく、更に好ましくはは100〜1万mm2/sである。各種シリコーンはオイルとして用いても、エマルジョンとして用いてもよく、分散液として用いてもよい。これらのシリコーン化合物は液体柔軟剤組成物全量に対し、好ましくは0〜10質量%、より好ましくは2〜8質量%配合することができる。
本発明の柔軟剤組成物は、二層式洗濯機、全自動洗濯機、及び乾燥機能付洗濯機等の市販されている全ての洗濯機に使用することができる。
<メトキシジエタノールアミンの合成>
温度計、攪拌機を備えた1L圧力容器にメトキシエチルアミン(関東化学製)300g(4.0モル)を仕込む。雰囲気を窒素置換後、液温が100℃になったところで酸化エチレンを少量ずつ仕込んでいく。液温を徐々に上げていき、150〜170℃に温度制御しながら酸化エチレン(三菱化学製)をトータル349g(7.93モル)圧入した。酸化エチレンの仕込が終わってから170℃に保持したまま1時間熟成させた。熟成終了後、液温を60℃まで冷却した。得られたメトキシエチルアミンのEO付加物をアミン価測定した結果、342mgKOH/gであった。
<エステルアミンの合成>
温度計、冷却装置、滴下ロート、攪拌機を取り付けた1L容4つ口フラスコに得られたメトキシエチルアミンのEO付加物32.8g(0.2モル)、乾燥アセトニトリル(関東化学製)250g、トリエチルアミン(関東化学製)44.5g(0.44モル)を仕込んだ。雰囲気を窒素置換し、液温が30℃に到達後、ステアリン酸クロリド(関東化学製)121.1g(0.4モル)を約1時間かけて滴下した。滴下中は液を35〜45℃範囲内で制御した。滴下終了後、45℃で30分間熟成しメトキシジステアリルトリエタノールアミンの粗製物を得た。副生した沈殿物は桐山ロート(No.5A)を用いて濾過し、濾液をロータリーエバポレータで溶媒分を減圧留去してペースト状の液体を得た。さらにアセトン150mlを添加して析出した不溶物を同様の方法で処理し、最終的にペースト状のメトキシジステアリルトリエタノールアミンを得た。この物質のアミン価は80.4mgKOH/gであった。
温度計、冷却装置、攪拌機を取り付けた1L容4つ口フラスコに、前段階で得られたアミン(100.3g、0.144モル)、乾燥アセトニトリル30gを仕込み、雰囲気を窒素置換後、液温が50℃に達したら滴下ロートを介してジメチル硫酸(17.8g、0.141モル)を20分かけて滴下した。反応温度は60℃を超えないように制御した。滴下終了後、60℃で30分間熟成し、粗製物(黄褐色粘稠液体)148.1gを得た。得られた粗製物はエタノールに溶媒置換して、下記式で表されるメチルエーテル型エステル基含有モノステアリル/ジエステル4級アンモニウム塩を含有する固形分を濃度60%で得た。なお、下記式において、丸数字は化学シフトの位置を示す。固形分の分析結果は以下の通りであった。メチルエーテル型エステル基含有モノステアリル/ジステアリル4級アンモニウム塩:52.7%、遊離アミン:2.9%、アミン硫酸塩:2.4%、遊離脂肪酸:2.0%。また、プロトンNMRにより、モノエステル4級アンモニウム塩/ジエステル4級アンモニウム塩の比率を計算した結果、17/83であった。
1H-NMR(300MHz,CDCl3)スペクトルを図1に、13C-NMR(300MHz,CDCl3)スペクトルを図2に、夫々示す。
カラム:CAPCELLPAK-SCX(TYPE UG80 5μm)2.0φ×250mmを使用した。
移動相:メタノールに0.08%ギ酸アンモニウム,0.3%モノクロロ酢酸を溶解させたもの
カラム温度:50℃
流速:0.2mL/min
検出器:ESI/MS
13C-NMR(300MHz,CDCl3)δ=14.0-14.2,22.6-22.8,24.5-24.7,29.0-32.0,31.6-32.0,33.8-34.0,49.7-49.9,54.2-54.5(CH3SO4 -),55.7-56.5(モノステアリル),57.2-57.7,58.7-58.9,62.1-62.3,62.8-63.1,64.8-65.3(モノステアリル),65.8-66.0,172.5-173.5。
LC-MS 溶出時間:13.0-14.5分(ジステアリル),21.0-25.3分(モノステアリル)
LC-MS(ESI):m/z711〔M〕+,311〔CH3(CH2)16COOCH2CH2〕+(ジステアリル)。
:m/z444〔M〕+,311〔CH3(CH2)16COOCH2CH2〕+(モノステアリル)。
IR(ATR)1733cm-1 エステル基
表−1に記載の、柔軟剤配合に供した(A)成分であるa−1〜a−5及び(B)成分であるb−1〜b−4として示す、メチルエーテル型エステル基含有モノ長鎖もしくはジ長鎖第4級アンモニウム塩は実施例1記載の方法に準じて製造した。なお、原料として、表−1に記載の各天然油脂由来の脂肪酸もしくは脂肪酸メチルエステルを用いた。実施例1に記載の方法と同様にして目的化合物が得られたことを確認した。
表−1〜4に示す成分を用い、液体柔軟剤組成物1kgを配合した。まず、油相混合物と水相混合物を調製した。但し、油相混合物、第1の水相混合物及び油相混合物と第1の水相混合物を混合後最後に添加する第2の水相混合物の合計が990gになるように第1及び第2の水相混合物は精製水でバランスした。その後、必要に応じ、塩酸(試薬5mol/L、関東化学(株)製)、または水酸化ナトリウム(試薬5mol/L、関東化学(株)製)を添加してpH3.0に調製し、更に全体質量が1000gになるようにイオン交換水を添加して、表−5及び表−6に示す液体柔軟剤組成物を得た。特に断りの無い限り、配合量はいずれの場合も柔軟剤組成物全体に対する質量%として示すが、ここでは%と略記する。
(1)柔軟剤による柔軟処理
市販の綿タオル((株)(株)東進)とアクリルジャージ(染色試材(株)(株)谷頭商店)及びポリエステルサテン(染色試材(株)(株)谷頭商店)を市販洗剤「トップ」(ライオン(株)製)により電気洗濯機(CW−C30A1−H、三菱電機製、以下同様)を用いて40〜50℃で2回繰り返し洗濯を行なった後、常温の水道水で充分すすぎ、室温で乾燥後試験布として用いた(洗剤標準使用量、浴比30倍、40〜50℃の水道水、洗濯10分→注水すすぎ10分を2回)。次いで、綿タオルとアクリルジャージ及びポリエステルサテン合計1.5kg(綿/アクリル/ポリエステル布質量比=7/1.5/1.5)を電気洗濯機を用いて、市販洗剤「トップ」(ライオン(株)製)で洗浄し(標準使用量、浴比30倍、25℃の水道水使用、10分)、すすぎ2回目に表−5及び表−6に示す柔軟剤組成物を水量45Lに対して10mL加えて、衣料の柔軟処理(浴比30倍、25℃の水道水使用、3分)を行った。その後、25℃、45%RHの条件で24時間乾燥し、柔軟性及び滑り性の評価を行った。
柔軟性は綿タオルとアクリルジャージで評価し、滑り性はポリエステルサテンを用いて評価した。尚、柔軟性及び滑り性の評価は、比較例3に記載の柔軟剤組成物を用いて、柔軟剤濃度0.022質量%(水道水45Lに対して柔軟剤組成物として10mLを溶解した濃度)で仕上げ処理した綿タオル、アクリルジャージもしくはポリエステルサテンを対照として、夫々専門パネラー10名による官能による一対比較評価を、以下に示す基準で行った。
<評価基準>
+2:対照よりはっきり良い、+1:対照よりやや良い、0:対照と同等、−1:対照の方がやや良い、−2:対照の方がはっきり良いが、僅かながら柔軟化効果を有する。結果は10人のパネラーの平均値を示した。
商品価値の点からは、柔軟性と滑り性は0点(前記対照品とほぼ同等)以上であることが望ましい。
柔軟剤組成物の初期粘度は、組成物を調製後、室温保存1日の試料500mLを容量500mLのトールビーカーに入れ、25℃恒温水槽にて1時間調温した後、B型粘度計(TOKIMEC社製BL粘度計、回転数30回転/分、10回転目の粘度を読み取る、粘度1000mPa・s以下の場合はNo.2ロータ、1000mPa・sを超える場合はNo.3ロータを使用)を用いて測定した。尚、実施例及び比較例に示す組成物の初期粘度は30〜80mPa・sの範囲に入るように、主として(C)成分及び(D)成分の配合量を調整した。
実施例及び比較例に記載する液体柔軟剤組成物の凍結復元安定性は、試料約100mLを内容量約100mLのガラスビンに充填し、−15℃で40時間保存して凍結させた後、25℃で8時間の条件で復元させて、その繰り返しを合計5サイクル行い、夫々1サイクル、3サイクル、5サイクル後の試料の粘度変化及び相分離などの液外観の異常の有無を、下記の基準で評価した。粘度測定は(3)に記載した方法に準拠した。
<評価基準>
◎:5サイクル後でも粘度は300mPa・s以下であり、液外観も変化しない。
○:3サイクル後の粘度は300超〜800mPa・s以下であり、液外観の異常は認められない。
△:3サイクル後の粘度は800超〜1500mPa・s以下である。但し、ゲル化などの兆候は認められない。
×:1サイクル後で、粘度は2000mPa・sを超え、しかもゲル化などの異常が認められる。
尚、商品価値の点からは、凍結復元安定性は○以上であることが望ましい。
1)(A)成分単独だと、綿と化繊の柔軟性及び化繊の滑り性は比較対照品と同等〜優れている。一方、(B)成分単独だと凍結復元安定性は良好である。
2)これに対して、(A)成分と(B)成分を併用すると、綿の柔軟性は比較対照品と同等レベルであるが、化繊の柔軟性と滑り性は比較対照品より優れ、且つ凍結復元安定性が一層改善される。
1)(C)成分であるアルキレンオキシド付加型非イオン界面活性剤が配合されていると、優れた凍結復元安定性を付与できる。評価したC−1〜4の(C)成分は、いずれも良好な凍結復元安定性を付与できる。
2)本発明の(A)成分と(B)成分に加えて、ポリエーテル変性シリコーンを添加すると、凍結復元安定性を阻害することなく、柔軟性及び滑り性を一層改善できる。
Claims (6)
- 式(I)において、R2が-C 2 H 4 -OCOR(Rは炭素数7〜23のアルキル基又はアルケニル基を表す)を表す請求項1記載の化合物。
- 式(I)において、R2がメチル基、エチル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、CpH2pOR3で表される基を表す請求項1記載の化合物。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物の少なくとも1種を含有する液体柔軟剤組成物。
- 式(I)において、R1及びR2が各々独立して-C 2 H 4 -OCOR(Rは炭素数7〜23のアルキル基又はアルケニル基を表す)を表す化合物と、
式(I)において、R1が-C 2 H 4 -OCOR(Rは炭素数7〜23のアルキル基又はアルケニル基を表す)を表し、R2がメチル基又はエチル基を表す化合物とを含有する請求項4記載の液体柔軟剤組成物。 - さらに、(C)アルキレンオキサイド付加型非イオン界面活性剤を含有する請求項4又は5記載の液体柔軟剤組成物。
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