JP2013083832A - 着色インキ組成物およびそれを用いた視認性向上シート - Google Patents

着色インキ組成物およびそれを用いた視認性向上シート Download PDF

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Abstract

【課題】楔形の溝の幅が5〜15μmであるような視認性向上シートを製造する場合であっても、筋状のむらを発生させることなく、均一な光吸収部を形成することができる着色インキ組成物を提供する。
【解決手段】光を透過可能な複数のプリズム部の間に並列して設けられた幅が5〜15μmの楔形の溝に着色インキ組成物を充填し、硬化させて光吸収部とした視認性向上シート、に用いられる着色インキ組成物であって、前記プリズム部を構成する材料よりも屈折率の小さい透明な電離放射線硬化型樹脂組成物と、平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子と、を含んでなり、前記着色微粒子の分散度が、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、15μm以下であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、着色インキ組成物に関し、より詳細には、表示装置の前面に設置し、表示装置の性能、とりわけ、表示装置に外光が当たった時のコントラスト低下や、ぎらつき、像の映り込み等による性能の低下を防止する機能や、表示装置の有効光を好適に拡散させて視野角を広くする機能等、を有する視認性向上シートを作製する際に用いられる着色インキ組成物に関する。
液晶表示装置では、通常、観察者がどのような位置から見ても良好な画像が得られるように、視野角が広いことが好まれる。一方、例えば通勤電車の中で仕事をする場合やATM等の公共の場に設置された液晶表示装置では、周りの人から画面を覗かれては困ることがあり、このような場合には液晶表示装置の観察者のみに見え、他人からは見えないようにプライバシーを保護するための覗き見防止機能が求められている。また、カーナビゲーションシステム等の車載型の液晶表示装置においては、夜間などに液晶表示装置の画面が窓ガラスに映り込み、視界を遮る現象がおこるため、映り込み防止機能が求められており、光線出光角度の制御が望まれている。
このような要求に対して、例えば、例えば、特開2006−119365号公報(特許文献1)には、光透過層と遮光層とを交互に並べた構造であるルーバータイプの視認性向上シートが提案されており、遮光層として、光透過層を構成する材料にカーボンブラックやカーボンファイバー等の充填材を混合したものを用いることが開示されている。
一方、上記のようなルーバー型の視認性向上シートは、斜め方向の映像光を単純にカットするものであるため、表示装置の種類によっては、観察者に到達させるべき映像光の拡散光源を減少させてしまうことにもなるため、表示画面の輝度が低下する場合があった。
上記の問題を解消するため、外光を遮光してコントラストを向上させ、かつ二重像の発生も減少させることができる視認性向上シートを液晶表示装置の光源と液晶パネルの間に設置することが提案されている。このような視認性向上シートとして種々の構造のものが提案されており、例えば、断面形状が台形のレンズ部を所定の間隔で配列するとともに、隣り合うレンズ部間の楔形部には、レンズ部よりも屈折率の低い材料とカーボン顔料等とを充填した構造を有するものが提案されている(例えば、特開2006−85050号公報等:特許文献2)。
そして、楔形部を構成する材料として、電離放射線硬化性樹脂等のレンズ材料に着色樹脂ビーズを混合した組成物を用い、この組成物を楔形部に充填し、電離放射線を照射して硬化させて楔形部を形成することが行われており、組成物を楔形部へ充填する際のプロセス上の制約から、実際は、粒子径が3.5μm〜20μmの着色樹脂ビーズが使用されている(例えば、国際出願公開公報WO2006/090784:特許文献3)。
上記したように、楔形の溝に、樹脂ビーズを混合したインキ組成物を充填して光吸収部を形成する場合、樹脂ビーズとして、実際は平均粒子径が3.5μm〜20μm程度のものが用いられていた。近年、表示装置の高精細化により、より線幅の狭い、即ち、楔形の溝の幅(すなわち略三角形の光吸収部の底辺の長さ)が狭い視認性向上シートが希求されており、従来のインキ組成物を用いると、楔形の溝に着色樹脂ビーズが十分に充填されずにコントラストが低下する問題があった。また、着色樹脂ビーズを楔形の溝へ充填した際の充填率が低くなるため、光吸収部の黒色濃度が不十分とされる場合があった。
上記した問題に対して、平均粒子径が1〜3μm程度の着色ビーズを着色微粒子として含む着色インキを用いて光吸収部を形成した視認性向上シートが提案されている(特許文献4)。
特開2006−119365号公報 特開2006−85050号公報 国際出願公開公報WO2006/090784 特開2011−170344号公報
特許文献4において提案されているように、光吸収部の線幅が狭い、即ち、光吸収部の略三角形断面の底辺の長さが5〜15μm程度である視認性向上シートを製造する場合、着色ビーズとして1〜3μm程度の平均粒子径を有する微粒子を使用すれば、光吸収部の略三角形断面の頂部(換言すれば、楔形の溝の底)まで着色ビーズが入り込むと考えられる。しかしながら、平均粒子径が1〜3μm程度の着色微粒子を含む着色インキを用いた場合であっても、光吸収部を形成する際の楔形の溝への着色ビーズの充填不良により、視認性向上シートの光吸収部に筋状の模様が発生する場合があった。
本発明者らは、たとえ1〜5μm程度の平均粒子径を有する微粒子を使用した場合であっても、微粒子どうしが凝集して、光吸収部を形成する際の楔形の溝の幅程度の大きさとなることに気づいた。そして、着色インキを充填した後の余剰インキを掻き取る際に、楔形の溝に充填されなかった凝集物が、ドクターブレードに引きずられることにより筋状の模様が発生することが判明した。この知見に基づき、使用する着色インキの着色ビーズが、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、15μm以下であれば、筋状の模様が発生することなく、均一な視認性向上シートを作製することができるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、光を透過可能な複数のプリズム部の間に並列して設けられた楔形の溝に着色インキ組成物を充填し、硬化させて光吸収部とした視認性向上シートにおいて、楔形の溝の幅(即ち、光吸収部の略三角形断面の底辺の長さ)が5〜15μmであるような高精細表示装置用の視認性向上シートを、筋状の模様を発生させることなく、均一な光吸収部を形成することができる着色インキ組成物を提供することである。
また、本発明の別の目的は、上記着色インキ組成物を用いて光吸収部を形成した視認性向上シートを提供するものである。
本発明による視認性向上シート用着色インキ組成物は、光を透過可能な複数のプリズム部の間に並列して設けられた幅が5〜15μmの楔形の溝に着色インキ組成物を充填し、硬化させて光吸収部とした視認性向上シート、に用いられる着色インキ組成物であって、
前記プリズム部を構成する材料よりも屈折率の小さい透明な電離放射線硬化型樹脂組成物と、
平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子と、
を含んでなり、
前記着色微粒子の分散度が、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、15μm以下であることを特徴とするものである。
また、本発明の態様として、前記着色微粒子が、樹脂中にカーボンブラックを練り込んだ樹脂ビーズからなることが好ましい。
また、本発明の態様として、前記樹脂が着色樹脂であることが好ましい。
また、本発明の態様として、前記着色樹脂が黒色に着色された樹脂であることが好ましい。
また、本発明の態様として、前記電離放射線硬化型樹脂組成物に対し、前記着色微粒子を質量基準において10〜50%含むことが好ましい。
また、本発明の態様として、前記カーボンブラックの平均粒子径が10〜500nmであることが好ましい。
また、本発明の態様として、前記電離放射線硬化性樹脂組成物が、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、及び多価アルコールから選択される多官能化合物の(メタ)アルリレート等のオリゴマーまたはプレポリマーからなることが好ましい。
また、本発明の別の態様による着色インキ組成物の製造方法は、電離放射線硬化型樹脂組成物と、平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子とを含む混合物を調製し、
前記混合物を、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、および高速撹搾型分散機から選択されるいずれか1種の混練機によって、前記着色微粒子の分散度が、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、5〜15μmの範囲となるまで混練を行うことを特徴とするものである。
また、本発明の別の態様として、上記着色インキ組成物を用いて作製された視認性向上シートも提供される。
本発明によれば、着色インキ組成物中に含まれる着色微粒子として、平均粒子径1〜5μmのものを使用し、かつ、その着色微粒子の分散度を15μm以下とすることにより、楔形の溝の幅(即ち、光吸収部の略三角形断面の底辺の長さ)が5〜15μmであるような視認性向上シートを製造する場合であっても、筋状のむらを発生させることなく、均一な光吸収部を形成することができる。
本発明の第一の実施形態における視認性向上シートの一方向の断面を示す図。 視認性向上シートの一方向の断面の拡大図。 実施例で得られた視認性向上シートのプリズム部4および光吸収部5の一部を拡大した模式断面図である。
<着色インキ組成物>
本発明による着色インキ組成物は、光を透過可能な複数のプリズム部の間に並列して設けられた楔形の溝に着色インキ組成物を充填し、硬化させて光吸収部とした視認性向上シート、に用いられるものであって、前記プリズム部を構成する材料よりも屈折率の小さい透明な電離放射線硬化型樹脂組成物と、平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子と、を必須成分として含む。なお、本明細書において「平均粒子径」とは、体積基準で測定した粒径分布の統計的平均値として定義され、公知の粒子径分布測定装置(例えば、LA−920、株式会社堀場製作所製)によって測定された値を意味する。
上記したような平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子は、表面エネルギーが大きいため、着色微粒子間には引力が働く。着色微粒子を着色インキ組成物中で安定的に分散させるためには、着色微粒子間に生じる引力に反発しうるだけの斥力が生じるときに得られると考えられている。この斥力は、着色微粒子の表面電位によるものと、着色微粒子の表面に吸着し、表面から広がる吸着層による立体障害によるものとがあるとされている。これらの斥力が大きく、また斥力が着色微粒子の表面からより遠くまで及ぶとき、安定な分散が得られると考えられる。本発明においては、この分散が、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、15μm以下であれば、楔形の溝の幅(即ち、光吸収部の略三角形断面の底辺の長さ)が5〜15μmであるような視認性向上シートを製造する場合であっても、筋状のむらを発生させることなく、均一な光吸収部を形成することができる。分散度が15μmを超えると、着色微粒子の凝集物によって、視認性向上シートを製造する場合に筋状のむらを発生させてしまう。
着色微粒子が上記したような分散度を有するような着色インキ組成物は、特定の混練を行ったり、インキ組成物に界面活性剤を添加する等の手段により、得ることができる。例えば、着色微粒子と、後記する電離放射線硬化型樹脂組成物と適当な溶剤とを、アンカー翼やタービン翼等の通常の混合撹搾装置を用いて混合した後、ニーダー等を用いて混合物の混練を行い、さらに、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、高速撹梓型分散機等を用いて、着色微粒子の分散処理を行うことが好ましい。具体的には、上記のような分散装置を用いて、分散時間を長く、かつ分散工程において加えるせん断応力を高くすることにより、着色微粒子の分散度が15μm以下であるような着色インキ組成物を調製することができる。なお、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験とは、ゲージの天面にインキを塗布し、スクレイパーを用いて余剰インキを掻き取り、ゲージ天面の粒状痕のまたは線状痕の位置を観察して、ゲージを読み取ることにより分散度(μm)を測定するものである。
また、分散処理の後、必要に応じて粗大粒子を除去しても良い。例えば、上述のようにして得られた着色インキ組成物をフィルターにより加圧濾過したり、遠心分離器で処理して、15μmを超える大きさの粒子またはその凝集物を除去することもできる。
以下、本発明による着色インキ組成物を構成する各成分について説明する。本発明による着色インキ組成物には、光吸収部を構成するバインダー樹脂成分として、視認性向上シートのプリズム部を構成する材料よりも屈折率の小さい透明な電離放射線硬化型樹脂組成物が含まれる。このような電離放射線硬化型樹脂組成物としては、従来公知の視認性向上シートや視野角向上シート等に用いられる電離放射線硬化型樹脂組成物を用いることができる。例えば、アクリレート系の官能基を有するものを好適に使用することができ、具体的には、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール等の多官能化合物の(メタ)アルリレート等のオリゴマー又はプレポリマーを挙げることができる。なお、視認性向上シートのプリズム部を構成する材料にもよるが、これらの樹脂のなかならプリズム部を構成する材料よりも屈折率の小さい樹脂を選択すればよい。
また、上記樹脂組成物中には、反応性希釈剤を添加してもよく、このような反応性希釈剤としては、エチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドン等の単官能モノマー並びに多官能モノマーを使用してもよく、具体的は、リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂組成物を紫外線硬化型樹脂組成物とするには、組成物中に光重合開始剤としてアセトフェノン類、ベンゾフェノン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキシムエステル、テトラメチルチュウラムモノサルファイド、チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホソフィン等を混合して用いることができる。特に本発明では、オリゴマーとしてウレタンアクリレート、モノマーとしてジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等を混合するのが好ましい。
電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法としては、前記電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法は通常の硬化方法、即ち、電子線又は紫外線の照射によって硬化することができる。
例えば、電子線硬化の場合には、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速機から放出される50〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーを有する電子線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線等が利用できる。
本発明による着色インキ組成物には、平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子が含まれる。平均粒子径が上記の範囲にある着色微粒子を用い、かつ、インキ組成物中での分散度を上記したような15μm以下とすることにより、プリズム部の間に並列して設けられた光吸収部の幅(即ち、略三角形の光吸収部の底辺の長さ)が5〜15μmであるような線幅の細い視認性向上シートであっても、筋状のむらのない均一な光吸収部を形成することができる。着色微粒子の平均粒子径が5μmを超えると、着色微粒子が溝の底まで充填されにくくなり、着色微粒子の充填率が低下する。一方、平均粒子径が1μm未満であると、単位体積あたりの微粒子の表面積が増加するため、着色インキ組成物が増粘する傾向にあり、楔形の溝へ着色インキ組成物を充填するのが困難となる。また、上記したように平均粒子径が小さいと、着色微粒子が凝集する傾向にあるため、上記着色インキ組成物を調製する際の微粒子の取り扱いが煩雑となる。
着色微粒子の平均粒子径は、1.5〜2.5μmが好ましい。また、平均粒子径の異なる着色微粒子を2種以上混合して使用しても良い。
本発明において用いられる着色微粒子としては、樹脂ビーズやガラスビーズにカーボンブラックを練り込んだものを使用することができるが、カーボンブラックの練り込み易さの観点からは、樹脂ビーズを用いることが好ましい。樹脂ビーズとしては、メラミンビーズ、アクリルビーズ、アクリル−スチレンビーズ、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズ、ポリスチレンビーズ、塩ビビーズ等を好適に使用することができる。また、ウレタン架橋微粒子やシリコン系ビーズも好適に使用できる。これらの樹脂ビーズは、上記した電離放射線硬化型樹脂組成物の屈折率差が0.1程度のものを用いることが好ましい。
本発明において使用できるカーボンブラックとしては、ファーネスブラック、チャネルブラック、アセチレンブラック、サーマルブラックなど公知の炭素材料を使用することができる。これらのなかでも、特に、粒子径や構造を制御しやすいファーネスブラックが好適である。
カーボンブラックは、平均粒子径が5〜600nm程度のものを使用することが好ましく、より好ましくは10〜500nmである。なお、平均粒子径とは、カーボンブラック粒子を電子顕微鏡で観察して求めた算術平均径を意味する。
樹脂ビーズへのカーボンブラックの練り込み量は、樹脂ビーズ1質量部に対してカーボンブラック0.1〜0.7質量部程度であり、好ましくは0.15〜0.5質量部、より好ましくは0.2〜0.35質量部である。カーボンブラックの練り込み量が0.7質量部よりも多と樹脂ビーズが割れやすくなる場合があり、一方、0.1質量部よりも少ないと、所望の黒色性を有する着色微粒子を得られない場合がある。
カーボンブラックを練り込む前の樹脂としては、透明なものも使用できるが、顔料または染料等で着色された樹脂を用いることが好ましいく、映像光の特性に合わせて特定の波長を選択的に吸収するものであってよいが、好ましくは黒色に着色された樹脂ビーズが用いられる。
電離放射線硬化型樹脂組成物への着色微粒子の分散性を向上させるために、着色微粒子を表面処理しておくこともできる。表面処理としては、従来公知のシリカコーティングによる親水処理、およびプラズマ処理やコロナ処理等による表面改質が挙げられる。
上記した着色微粒子は、電離放射線硬化型樹脂組成物に対し質量基準において10〜50%含まれることが好ましい。10%未満であると、楔形溝の光遮光性が不十分となり場合があり、一方、50%を超えると、樹脂ビーズどうしの割れや欠けの問題が発生し易くなる。
上記した各成分を含む着色インキ組成物は、電離放射線硬化型樹脂組成物に、所定量の着色微粒子を混合し、所望により重合開始剤等を添加することにより調製される。着色インキ組成物の調製においては、後記するように、インキ粘度が500〜5000mPa・sとなるように各成分の配合量および各成分の種類を適宜選択することができる。
<視認性向上シート>
次に、上記した着色インキ組成物を用いて製造された視認性向上シートについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第一の実施形態における視認性向上シートの一方向の断面を示す図である。図1に示すように、本発明による視認性向上シート1は、基材層2と光学機能シート層3を少なくとも備えている。光学機能シート層3は、図2に示すように、層厚方向断面において略台形のプリズム部4と、そのプリズム部4の間に並列して配置された楔形の溝からなる光吸収部5とを備えている。
プリズム部4は、一方のシート面側が上底、他方のシート面側が下底となるように配置された略台形断面を有する要素である。また、プリズム部は、光透過性樹脂で構成されている。このような樹脂としては、種々の透明熱可塑性樹脂等を用いることができるが、後記するように、本発明においては、上記した電離放射線硬化性樹脂が好適に使用できる。
光吸収部5は、プリズム部の間に形成された楔形の溝5に、上記した着色インキ組成物を充填して硬化することにより形成される、略三角形断面を有する要素である。三角形断面の底辺に相当する面がプリズム部の上底側のシート面に面するように並列に配置されている。これにより光吸収部5(楔形の溝)の底辺およびプリズム部の上底により、光学機能シート層3の一方の面が構成されている。略三角形断面における斜辺は、光学機能シート層3のシート面の法線方向に対して、0〜10度の範囲の角度を有していることが好ましい。なお、斜辺の角度が0度に近い場合は、実質的に三角形断面ではなく台形断面または矩形断面となる。
光吸収部5は、上記したような着色インキ組成物により形成されるため、プリズム部4の屈折率と同じかまたは小さい屈折率を有する。プリズム部4と光吸収部5との屈折率が上記のような関係となることにより、所定条件でプリズム部に入射した光源からの映像光を光吸収部5とプリズム部4との境界面で適切に反射させ、観察者に明るい映像を提供することができる。また、観察者側からの外光の一部を吸収するため、コントラストも向上する。
光吸収部5は、上記した着色インキ組成物を充填することにより形成される。すなわち、電離放射線硬化性樹脂組成物6中に所定平均粒子径を有する着色微粒子7が分散した状態で硬化したものである。これにより、光吸収部5とプリズム部4との境界面で反射せずに、光吸収部5の内側に入射した映像光が、光吸収部5中の着色微粒子7によって吸収される。また、所定角度で入射した観察者側からの外光を適切に吸収することができるため、コントラストを向上させることもできる。
上記した実施形態では、光吸収部5の断面形状が、直線上の二つの斜辺を有する略三角形である形態について説明したが、本発明においてはかかる形態に限定されるものではなく、光吸収部が上記の光学的機能を有するものであれば、どのような形状を有していてもよい。
基材層2は、映像光の入射側に配置されるものであり、上記したプリズム部4や光吸収部5を形成するためのベースとなる層である。基材層としては、透明樹脂フィルム、透明樹脂板、透明樹脂シートや透明ガラスを用いることができる。透明樹脂フィルムとしては、トリアセテートセルロース(TAC)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系フィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリルロニトリルフィルム等を好適に使用できるが、これらの中でも、ポリエステル系フィルムが好ましく用いられる。ポリエステル系フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートの他、ポリブチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等が挙げられる。
本発明による視認性向上シートは、上記のように光学機能層3を一層のみ備える形態としてもよいが、二層以上を重ね合わせて積層させてもよい。光学機能層3を二層重ね合わせる場合には、粘着剤等を介して各光学機能性を積層したり、基材層の両面に光学機能層を形成することができる。
また、光学機能層を二層重ね合わせる場合には、それぞれの光学機能層で異なった構造となるようにしてもよい。例えば、一層目の光学機能層と二層目の光学機能層とで、光吸収部の幅やピッチ、深さ(楔形部の深さ)、形状を変えたり、光吸収部の厚み方向の向きを変えたり、映像光に対する光吸収部のバイアス角度(水平方向に対する光吸収部の傾斜角度)を変えたりすることができる。また、光吸収部を形成する材料(樹脂の種類や着色微粒子の濃度)を変えることもできる。例えば、二層目は効率良く外光をカットし、コントラストの向上を重視した設計とし、二層目は反射を利用した正面輝度向上効果を重視した設計とするような、各層で作用効果を変えることが好ましい。
次に、上記した視認性向上シートの製造方法について説明する。先ず、基材層2上にプリズム部4を形成する。このプリズム部4の形成は、使用する樹脂の種類によって異なる。例えば、プリズム部を透明な熱可塑性樹脂を用いて形成する場合には、加熱した金型を熱可塑性樹脂に押圧する熱プレス法や、金型内に熱可塑性樹脂を注入して固化させるキャスティング法、射出成型法等によって、所望の形状のプリズム部を形成することができる。また、電離放射線硬化性樹脂、特に紫外線硬化性樹脂を用いる場合には、当該樹脂を成形型内に注入して紫外線を照射して硬化させる、いわゆるUV法によって、所望の形状のプリズム部を形成することができる。これらの方法の中でも、本発明においては、量産性に優れるUV法が好適に使用できる。UV法によれば、ロール状の成形型を用いて、配列したプリズム単位を連続的に製造することができる。
次に、光吸収部5を形成するための着色インキ組成物の調製を行う。着色インキ組成物の調製は、上記した各成分を混合し、着色微粒子のインキ中での分散度が15μm以下となるように分散工程に付す。具体的には上記したような分散装置を用いることにより実施することができる。本発明においては、インキ粘度が500〜5000mPa・sとなるように各成分の配合量および各成分の種類を適宜選択することが好ましい。この着色インキ組成物を、基材層2上に形成した複数のプリズム部4の間に配置される楔形の溝5に充填する。着色インキ組成物の充填方法としては、ディスペンサーによる滴下、ダイヘッドによる塗布、あるいはフィニッシャーロールにより着色インキ組成物を楔形の溝に充填することができる。これらの中でも、インキ組成物の流動性が悪くインキ跡が目立つような場合には、ダイヘッドによる塗布が適している。
着色インキ組成物を楔形の溝、すなわち複数のプリズム部の間の窪みに充填した後、余剰の着色インキ組成物を掻き取って、楔形の溝に着色インキ組成物が充満するようにする。本発明においては、平均粒子径が1〜5μmの範囲にある着色微粒子を含む着色インク組成物を溝幅が5〜15μmに充填した場合であっても、着色インキを掻き取る際に、着色微粒子の凝集物が引きずられて、光吸収部に筋状の斑を発生させることはない。着色インキの掻き取り性を向上させるためには、ドクターブレードやワイピングロールによる連続拭き取り装置などにより行うことが好ましい。インキ粘度が500mPa・s未満の場合、インキの掻き取り性は良好であるものの、楔形の溝に着色インキ組成物が充満させることが困難となり、一方、インキ粘度が5000mPa・sを超える場合には、インキの流動性が悪くインキの掻き取り性が低下したりインキ跡が目立ち、所望の光吸収部を形成することが困難となる場合がある。
楔形の溝に着色インキ組成物を充填した後、着色インキ組成物を硬化させることにより、光吸収部を形成する。硬化方法としては、電離放射線硬化型樹脂組成物の硬化方法で通常用いられる硬化方法、即ち、電子線又は紫外線の照射によって硬化することができる。例えば、電子線硬化の場合には、コックロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速機から放出される50〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーを有する電子線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線等が利用できる。
上記のようにして、基材層2上にプリズム部4と光吸収部5とを形成することにより、図1に示すような視認性向上シート1を製造することができる。本発明による視認性向上シートは、従来の視認性向上シートや視野角拡大部材に採用されている他の機能層を含んでいてもよい。具体的には、反射防止層、粘着層、電磁波遮蔽層、波長フィルター層、防眩層、ハードコート層などを適宜組み合わせてもよい。これらの各機能層の積層順や積層数は、使用する視認性向上シートの用途に応じて適宜決定することができる。
実施例1
<着色インキ組成物の調製>
平均粒子径が24nmのカーボンブラック(RCF#45、三菱化学株式会社製)をアクリル樹脂(ハイパール、根本工業株式会社製)に練り込んだ樹脂ビーズを用いた。カーボンブラックの練り込み量は、アクリル樹脂に対して質量基準で35%であった。この樹脂ビーズの平均粒子径を粒子径分布測定装置(LA−920、株式会社堀場製作所製)によって測定したところ、1.0μmであった。
電離放射線硬化性樹脂として、ウレタンアクリレート33.6質量部、エポキシアクリレート14.4質量部、トリプロピレングリコールジアクリレート28質量部、およびメトキシトリエチレングリコールアクリレート4質量部と、光重合開始剤としてイルガキュアー184を4質量部とを混合し、さらに、上記の樹脂ビーズを16質量部を混合して、混合物を調製した。
上記のようにして得られた混合物を分散処理に付すことにより、着色インキ組成物を得た。
得られた着色インキ組成物について、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験を行ったところ、分散度は15μmであった。
<視認性向上シートの作製>
厚みが100μmのPET基材(A4300、東洋紡製)上に、硬化後の屈折率が1.55のウレタン系紫外線硬化性樹脂を用いて、成形金型を用いてそれぞれ連続賦型加工を行い、複数のプリズム部と、そのプリズム部間に並列して設けられた楔形の溝を形成した。次いで、上記で得られた着色インキ組成物を、楔形の溝に充填し、金属製のドクターブレードで余剰の着色インキ組成物を掻き取った後、紫外線を照射して着色インキ組成物を硬化させることにより、光吸収部を形成した。この時、目視によって、形成した光吸収部を確認したところ、筋状のむらは確認できなかった。また、得られた視認性向上シートの厚さ方向の断面を光学顕微鏡観察したところ、図3に示される通りであった。図3は、プリズム部4および光吸収部5の一部を拡大した模式断面図である。
比較例1
分散処理を行わなかった以外は、実施例1と同様にしてインキ組成物を調製した。得られた着色インキ組成物について、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験を行ったところ、分散度は、25〜30μmであった。
また、実施例1と同様にして視認性向上シートを作製した。この時、目視によって、形成した光吸収部を確認したところ、筋状のむらが確認された。
1 視認性向上シート
2 基材層
3 光学機能層
4 プリズム部
5 光吸収部(楔形の溝)
6 電離放射線硬化性樹脂組成物
7 着色微粒子

Claims (10)

  1. 光を透過可能な複数のプリズム部の間に並列して設けられた幅が5〜15μmの楔形の溝に着色インキ組成物を充填し、硬化させて光吸収部とした視認性向上シート、に用いられる着色インキ組成物であって、
    前記プリズム部を構成する材料よりも屈折率の小さい透明な電離放射線硬化型樹脂組成物と、
    平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子と、
    を含んでなり、
    前記着色微粒子の分散度が、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、15μm以下であることを特徴とする、着色インキ組成物。
  2. 前記着色微粒子が、樹脂中にカーボンブラックを練り込んだ樹脂ビーズからなる、請求項1に記載の着色インキ組成物。
  3. 前記カーボンブラックがファーネスブラックである、請求項2に記載の着色インキ組成物。
  4. 前記樹脂が着色樹脂である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の着色インキ組成物。
  5. 前記着色樹脂が黒色に着色された樹脂である、請求項4に記載の着色インキ組成物。
  6. 前記電離放射線硬化型樹脂組成物に対し、前記着色微粒子を質量基準において10〜50%含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の着色インキ組成物。
  7. 前記カーボンブラックの平均粒子径が10〜500nmである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の着色インキ組成物。
  8. 前記電離放射線硬化性樹脂組成物が、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジェン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、及び多価アルコールから選択される多官能化合物の(メタ)アルリレート等のオリゴマーまたはプレポリマーからなる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の着色インキ組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の着色インキ組成物を製造する方法であって、
    電離放射線硬化型樹脂組成物と、平均粒子径が1〜5μmの着色微粒子とを含む混合物を調製し、
    前記混合物を、ボールミル、ロールミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー、および高速撹搾型分散機から選択されるいずれか1種の混練機によって、前記着色微粒子の分散度が、JIS K5600−2−5に準拠した分散度試験において、15μm以下となるまで混練を行うことを特徴とする、方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の着色インキ組成物を用いて製造された視認性向上シート。
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