JP2013078421A - 串焼き機 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱調理の能率を向上しつつ、省スペース性を有効に利用できる串焼き機を提供する。
【解決手段】食材を串刺しにした焼き串3の持ち手部をエンドレスチェーン10に取り付け、このエンドレスチェーン10を挟んで対向配置した熱源12−1、12−2間を上方向から下方向に搬送し、食材を加熱して焼き上げる串焼き装置において、当該串焼き装置の筐体1上面の前記熱源12−1、12−2の排気経路ABに、前記熱源12−1、12−2の排熱を利用して加熱調理を行うための調理部6を設けたことを特徴とする。串焼き機で下加熱処理をしながら調理部6で仕上げ加熱処理できるので、加熱調理の能率を向上し、焼き台が不要になるので省スペース性を有効に利用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、串に刺した食材を加熱して焼き上げる串焼き機に関する。
従来、焼き鳥などのような串に刺した食材を焼くための串焼き機は、焼き串の持ち手部をエンドレスチェーンに装着されている串受け金具に取り付け、このエンドレスチェーンを挟むように対向配置した熱源間に順次搬送して食材を加熱し、焼き上げるようになっている(例えば特許文献1、2参照)。上記熱源にはガスや電気が用いられており、ガス赤外線バーナーユニットや遠赤外線ヒータなどの熱源を縦型に配置するものと横型に配置するものが知られている。そして、熱源の温度と焼き串の搬送速度を調整することで、食材に応じた最適な温度で連続的に焼き上げる。
上記特許文献1、2に開示されている串焼き機は、炉内に熱源として赤外線ヒータが縦型に対向配置され、この赤外線ヒータ間をエンドレスチェーンにより上方向から下方向に焼き串が順次搬送されるように構成されている。縦型は赤外線ヒータから発生して上昇する上昇熱を利用して上部で予備的に加熱してから下部で本焼きを行うので、上部の肉汁を下部の肉の上に落として肉汁の皮膜を作ることができ、ふっくらと焼き上げることができる、とされている。しかも、肉汁を熱源に落とすことがないので無煙状態で焼き上げることができる点で横型に比べて優れている。
また、エンドレスチェーンが上下方向に架設されているので、串焼き機を大型化する際には高さ方向に拡張すれば良いので、横型に比べて省スペース化でき、狭い店舗でも採用できる、という利点もある。
特公昭63−55329号公報 特開平09−70359号公報
ところで、上記串焼き機を焼き鳥店や大型の店舗などで使用する際には、多種類の食材を串刺しにした焼き串を大量かつ連続して焼き上げる必要がある。しかし、食材毎に最適な焼き上げ温度や加熱時間が異なるため、異なる種類の食材を一定の温度や時間で調理すると焼きムラが発生し、焦げ付いたり生焼けになったりする。
このため、通常、同時に焼く食材の中で焼き時間の短いものや、加熱温度の比較的低いものに合わせて串焼き機の焼き上げ温度や串の搬送速度を調整して加熱している。そして、加熱時間の長い食材や強火で焼く必要がある食材は、再度串焼き機を通して焼き上げるか、串焼き機に隣接して焼き台を設置しておき、この焼き台で仕上げの加熱をしている。
あるいは、食材を串刺しにした焼き串を加熱温度や加熱時間に応じて予め分類して串焼き機に投入し、加熱温度と搬送速度を調整しながら焼き分けている。
また、縦型の串焼き機は、上部の串の肉から出た肉汁が下部の串の肉にかかって肉汁の皮膜ができることで、肉がふっくらと焼き上がるという長所があるが、野菜やキノコなどは肉汁がかかってしまうと食材本来の風味を損ねるため、肉汁やタレを付着させたくない食材は分別して焼き台で焼き上げる必要がある。
上記のように、従来の縦型の串焼き機は、横型の串焼き機に比べて多くの利点があるものの、多種類の焼き串を大量かつ連続して焼き上げる場合には、焼き台と併用する、低い温度で下処理後に再加熱して仕上げる、あるいは食材の加熱温度や加熱時間に応じて予め分別して焼くなどといった手間をかける必要がある。このため、加熱調理の能率低下を招いたり、装置本体の省スペース性が十分に生かせなかったりする、という課題がある。
なお、加熱中の食材の温度を検知するセンサを設け、センサの検知温度に基づいて加熱温度や搬送速度を制御することで、食材に応じた最適な状態に焼き分けることも考えられるが、センサを高温の炉内に配置しなければならず、かつタレや食材から出る肉汁、煙などによる汚れがセンサ表面に付着しやすいため、故障の原因になったり、誤検知によりかえって焼きムラが発生したりする。
本発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、加熱調理の能率を向上しつつ、省スペース性を有効に利用できる串焼き機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、食材を串刺しにした焼き串3の持ち手部をエンドレスチェーン10に取り付け、このエンドレスチェーンを挟んで対向配置した熱源12−1、12−2間を上方向から下方向に搬送し、食材を加熱して焼き上げる串焼き装置において、当該串焼き装置の筐体1上面の前記熱源12−1、12−2の排気経路ABに、前記熱源12−1、12−2の排熱を利用して加熱調理を行うための調理部6を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の串焼き機において、前記焼き串3の持ち手部をエンドレスチェーン10に取り付ける串受け金具2を更に備え、前記串受け金具2は、一方の面が前記エンドレスチェーン10に装着される取り付け板2aと、各々が前記焼き串3の持ち手部が嵌合される複数の串受け溝2e、2f、2g、2jを有し、前記取り付け板2aの他方の面から突出した複数の支持片2b、2c、2dとを備え、前記エンドレスチェーン10に交換可能に装着されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の串焼き機において、前記エンドレスチェーン10の外周に沿って配置され、前記串受け金具2の串受け溝2e、2f、2g、2jに嵌合された焼き串3の持ち手部を保持する保持部材15、16を更に備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の串焼き機において、前記串受け金具2は、前記取り付け板2aの他方の面から突出した第1乃至第3の支持片2b、2c、2dを備え、前記保持部材は、前記第1、第2の支持片2b、2c、2d間の串受け溝2e、2f、2g、2jに嵌合された焼き串3の持ち手部を一辺に沿って保持する第1のガイド板15、16と、前記第2、第3の支持片2c、2d間の串受け溝2e、2f、2g、2jに嵌合された焼き串3の持ち手部を一辺に沿って保持する第2のガイド板とを含むことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4いずれか1項に記載の串焼き機において、前記エンドレスチェーン10の回転方向と交差するねじれ方向の揺動を抑える揺動防止部材18−1、18−2を更に具備し、前記揺動防止部材18−1、18−2は前記エンドレスチェーン10の少なくとも一辺、または前記串受け金具2における取り付け板2aの一方の面を支持することにより前記エンドレスチェーン10の揺動を抑制するものであることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の串焼き機において、前記揺動防止部材18−1、18−2は、前記エンドレスチェーン10の少なくとも一辺、または前記串受け金具2における取り付け板2aの一方の面を少なくとも一辺で支持する板状であり、支持力を調整する調整機構18a−1、18b−1、18c−1、18d−1、18a−2、18b−2、18c−2、18d−2を備えることを特徴とする。
請求項1〜6に係る本発明によれば、串焼き機の筐体の上面に、熱源の排熱を利用して食材を加熱する調理部を設けたので、下加熱処理と仕上げ加熱処理を1台で行うことができ、この調理部で野菜やキノコなどのように肉汁を付着させたくない食材を分けて加熱することもできる。よって、焼き台を不要できるので、縦型串焼き機の省スペース性を有効に生かすことができる。また、調理部で仕上げの加熱をしている時に、本体側で次の下加熱処理を行うことができるので、加熱調理の能率を向上できる。しかも、調理部は熱源の排熱を利用するので、省エネルギー化も図れる。
しかも、串受け金具を取り付け板と複数の串受け溝を有する複数の支持片とで構成することにより、種々の形状やサイズの焼き串を保持することができ、大型の串にも対応できる。しかも、タレや肉汁などが付着したり、高温に晒されたりしても故障や誤作動する恐れがほとんどなく信頼性が高い。
また、保持部材を設けることで、串受け金具の串受け溝に嵌合された串を確実に保持できる。
上記串受け金具に第1乃至第3の支持片を設け、第1、第2の支持片間と第2、第3の支持片間をそれぞれ第1、第2のガイド板で保持することで、大型の串であっても確実に保持できる。
更に、エンドレスチェーンの回転方向と交差するねじれ方向の揺動を抑える揺動防止部材を設けることで、焼き串の揺れを小さくして安定に搬送できる。特に、大型の串の場合には食材も大きく重くなる傾向があるので、焼き串を安定して搬送するのに有効である。
更にまた、揺動防止部材の支持力を調整する調整機構を設けることで、支持力の微調整ができる。
従って、本発明によれば、加熱調理の能率を向上でき、かつ省スペース性を有効に利用できる串焼き機を提供することができる。
本発明の実施例に係る串焼き機の外観斜視図である。 本発明の実施例に係る串焼き機の内部構造を示す断面図である。 図1および図2に示した串焼き機の上面図である。 図1および図2に示した串焼き機における調理部の五徳金具を取り外して示す斜視図である。 図1および図2に示した串焼き機における串受け金具を示す図である。 図5に示した串受け金具に種々の串を取り付けた状態の平面図である。 図1および図2に示した串焼き機における串受け金具の他の構成例を示す図である。 図1および図2に示した串焼き機における串受け金具の更に他の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る串焼き機の外観斜視図である。筐体1の正面は開口しており、この開口内にエンドレスチェーンにネジ止めなどで交換可能に装着された串受け金具2−1、2−2、2−3、…が横向きに縦列配置されている。
これらの串受け金具2−1、2−2、2−3、…に、焼き串3の持ち手部を取り付けて、エンドレスチェーンをモータと減速機構を用いて回動することにより、焼き串3を連続的に筐体1の内部に設けた炉内に搬送する。炉内には、本例ではガス赤外線ヒータユニットが対向して配置されており、これらガス赤外線ヒータユニット間を上方向から下方向に焼き串3に刺した食材が搬送されることで加熱調理される。
そして、焼き上がると、正面開口下部に焼き串3が搬送され、串受け金具2−1、2−2、2−3、…から順次外されて落下するようになっており、底板1a上に皿やトレーなどを置いて落下してくる焼き串3を受ける。なお、4は筐体1内部の熱源からの熱を遮断する遮蔽板であり、この遮蔽板4には放熱口4a、4b、4cが設けられている。
この筐体1の前面には操作パネル5が設けられている。操作パネル5には、電源スイッチ5a、焼き串3の搬送速度(エンドレスチェーンの回転速度)を設定する速度調整つまみ5b、電源が投入されていることを示すパイロットランプ5cおよび焼き上げ温度を調整するための温度調整(火力調整)つまみ5dなどが設けられている。
上記筐体1の上面には、五徳金具6aを載置した調理部6が設けられている。この調理部6は、筐体1内部で食材を焼き上げる際に熱源からの排熱を利用して加熱調理を行うもので、熱源からの排気経路に設けられている。ここで、排気熱は百数10℃〜200℃程度であり、十分に調理に利用できる温度である。
上記調理部6を使用しないときには、蓋体7でカバーするようになっている。この蓋体7は金属板で形成されており、排気口7aが設けられ調理部6に蓋体7を装着した状態でも串焼き機を使用可能である。
更に、上記筐体1の一方の側面には、ガスの元栓8が設けられており、他方の側面にはドアパネル9が設けられている。このドアパネル9は、筐体1の側面に着脱自在に設けられており、取っ手(図示せず)を持って取り外すことで、筐体1内部、特に熱源付近の清掃や保守、点検時が容易に行えるようになっている。このドアパネル9にも放熱口9aが設けられている。
図2は、本発明の実施例に係る串焼き機の内部構造を示す断面図である。エンドレスチェーン10は、4つのスプロケット11−1〜11−4の周りに四角形状に架設されている。図示しないが、上記エンドレスチェーン10の奥側に隣接して、別のエンドレスチェーンが4つのスプロケットの周りに同様に四角形状に架設され、連動して回転するようになっている。これらのエンドレスチェーンの対応する位置の各コマには、上記串受け金具2−1、2−2、2−3、…がネジ止めなどで交換可能に装着されている。
そして、これらのエンドレスチェーンを挟むように一対の熱源としてのガス赤外線ヒータユニット12−1、12−2が対向して配置され、筐体1の下部に配置されたモータ13(必要に応じて減速機構を介して)によって図示矢印AA方向に連動して回転する。このモータ13は、ガス赤外線ヒータユニット12−1、12−2からの熱を遮断する遮蔽板14で保護されている。これによって、2本のエンドレスチェーン10に装着された串受け金具2−1、2−2、2−3、…が無限軌道を描いて回転する。
上記四角形状に架設されたエンドレスチェーン10の外周に沿って、上記串受け金具2−1、2−2、2−3、…の串受け溝に嵌合された焼き串3を保持する保持部材が設けられている。この保持部材は、上部ガイド板15と背部ガイド板16とで構成されており、それぞれのガイド板15、16のエンドレスチェーン10の外周に沿って対向する一辺と、串受け金具2−1、2−2、2−3、…の串受け溝との間で焼き串3の持ち手部を挟持する。図示しないが、上部ガイド板15にはスリット状のネジ穴が形成され、保持力を微調整するために上下動可能にネジで固定されている。また、背部ガイド板16にもスリット状のネジ穴が形成され、保持力を微調整するために前後動可能にネジで固定されている。
上記エンドレスチェーン10の下部には、焼き串の取り外し板17が設けられている。この取り外し板17は、焼き串3の搬送に伴って串受け溝から焼き串3を取り外すテーパ部17aを備えている。
図示しない奥側のエンドレスチェーンにも、上部ガイド板と背面ガイド板とで構成された同様な保持部材が設けられており、それぞれのガイド板の一辺と串受け金具の串受け溝との間で焼き串の持ち手部を挟持する。これによって、焼き串3の持ち手部は、2箇所で保持されるので焼き串3の脱落を確実に防止でき、大型の串も確実に保持した状態で搬送できる。また、取り外し板も同様な構成で設けられており、下部に搬送された焼き串を2つの取り外し板で取り外すようになっている。
更に、上記エンドレスチェーン10の上辺と下辺にはそれぞれ、串受け金具2−1、2−2、2−3、…を一辺で支持することでエンドレスチェーン10の回転方向と交差するねじれ方向の揺動を抑える揺動防止部材18−1、18−2が設けられている。揺動防止部材18−1は、本例では板状であり、スリット状のネジ穴18a−1、18b−1が形成され、支持力を調整するために上下動可能にネジ18c−1、18d−1で固定されている。揺動防止部材18−2も同様な構成になっており、スリット状のネジ穴18a−2、18b−2が形成され、支持力を調整するために上下動可能にネジ18c−2、18d−2で固定されている。これによって、大型の串に刺した重い食材を焼く場合にもエンドレスチェーン10のねじれ方向の揺動による焼き串3の揺れを防止して確実に搬送できる。
図3は、上記図1に示した串焼き機の上面図であり、図4は調理部6の五徳金具6aを取り外して示す斜視図である。筐体1の上面には排気口1bと調理部6が設けられている。調理部6は、筐体1の上面のガス赤外線ヒータユニット12−1、12−2の排気経路(図2に矢印ABで示す)に設けられており、排熱を利用して加熱調理するようになっている。
調理部6の五徳金具6aは、焼き串3を直接焼くことができるようにストレート焼き網部6bとこの焼き網部6bの両側端に立設された板状の五徳部6c、6cとを組み合わせた形状なっている。これによって、串焼きだけでなく鉄板やフライパン、鍋などを乗せて調理することも可能である。
図5は、上記図1および図2に示した串焼き機における串受け金具2(2−1、2−2、2−3、…)の構成例を示しており、(a)図は斜視図、(b)図は上面図、(c)図は側面図、(d)〜(f)図はそれぞれ各支持片を横方向から見た図である。この串受け金具2は、一方の面がエンドレスチェーン10に装着される取り付け板2aと、この取り付け板2aの他方の面から突出した複数の支持片2b、2c、2dとを備えている。これら支持片2b、2c、2dはそれぞれ、焼き串3の持ち手部が嵌合される複数の串受け溝2e、2f、2gを有している。
図5(d)、(e)に示すように、支持片2b、2cには、同一形状の串受け溝2e、2fが形成されている。串受け溝2eは2fより幅が広く、底部に丸串を受けるための半円形の切欠部が形成されている。また、図5(f)に示すように、支持片2dには串受け溝2eと、鉄砲串を受けるために串受け溝2e、2fよりも幅の広い串受け溝2gが形成されている。
本例では、上記串受け金具2を、一端に串受け溝2e、2f、他端側にネジ穴2h、2iを形成してL字型に折曲した金属板に、両端に複数の串受け溝2e、2f、2gを形成してコの字型に折曲した金属板を溶接などで接合して形成している。
そして、上記取り付け板2aに設けられたネジ穴2h、2iにより、隣接して配置された2本のエンドレスチェーン10の各コマに交換可能に装着される。
この際、図5(c)に示すように、上部ガイド板15のエンドレスチェーン10の外周に沿って対向する一辺が支持片2bと2cとの間に配置され、奥側の上部ガイド板のエンドレスチェーンの外周に沿って対向する一辺が支持片2cと2dとの間に配置される。これによって、焼き串3は串受け溝の底部とガイド板との間で挟持される。また、揺動防止部材18−1の上端で串受け金具2の取り付け板2aの下面が、揺動防止部材18−2の下端で串受け金具2の取り付け板2aの下面がそれぞれ支持されることで、エンドレスチェーン10のねじれによる揺動が抑制される。
図6は、図5に示した串受け金具2に異なる種々の串を取り付けた状態を示している。(a)図は丸串を取り付けた状態、(b)図は平串を取り付けた状態、(c)図は鉄砲串を取り付けた状態、(d)図はいかだ串を取り付けた状態、および(e)図は大串焼きと呼ばれる大型の串を取り付けた状態をそれぞれ示している。このように、単純で破損などの恐れがほとんどない構成でありながら種々の形状やサイズの串に対応できる。
図7は、上記図1および図2に示した串焼き機における串受け金具の他の構成例を示しており、(a)図は斜視図、(b)図は上面図、(c)図は側面図、(d)〜(f)図はそれぞれ支持片を横方向から見た図である。この串受け金具2は、基本的には図5と同様な構成であるが、串受け溝の配置と形状が異なっている。すなわち、(d)図に示すように支持片2bには幅の狭い2つの串受け溝2f、2fが並んで形成されており、(e)図、(f)図に示すように支持片2c、2dには幅の狭い串受け溝2fと幅の広い串受け溝2gが並んで形成されている。他の部分は、図5と同様であるので同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。このような構成であっても、上記図5に示した串受け金具2と同様に種々の形状やサイズの串を保持できる。
図8は、上記図1および図2に示した串焼き機における串受け金具の更に他の構成例を示しており、(a)図は斜視図、(b)図は上面図、(c)図は側面図、(d)〜(f)図はそれぞれ支持片を横方向から見た図である。この串受け金具2も基本的には図5と同様な構成であるが、串受け溝の配置と形状が異なっている。すなわち、(d)〜(f)図に示すように、支持片2b、2c、2dは同一構成になっており、幅の広い串受け溝2gと幅が狭く底部に丸串を受けるための半円形の切欠部を有する串受け溝2jが形成されている。他の部分は、図5と同様であるので同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。このような構成であっても、上記図5に示した串受け金具2と同様に種々の形状やサイズの串を保持できる。
上記のような構成の串焼き機において、筐体1の正面開口内の串受け金具2−1、2−2、2−3、…に焼き串3を順次取り付け、電源を投入してガス赤外線ヒータユニット12−1、12−2に点火するとモータ13が回動し、減速機構を回してエンドレスチェーン10が回転して焼き串3が連続的に筐体1内部の炉内に搬送される。そして、対向配置したガス赤外線ヒータユニット12−1、12−2間で加熱されて食材が焼き上げられ、焼き上がると正面開口下部に焼き串3が搬送され、取り外し板17により串受け金具2−1、2−2、2−3、…から順次外されて落下する。
多種類の焼き串を大量かつ連続して焼き上げる際には、串受け金具2−1、2−2、2−3、…に焼き串3を取り付ける際、同時に焼く食材の中で焼き時間の短いものや、加熱温度の比較的低いものに合わせて串焼き機の焼き上げ温度や串の搬送速度を調整する。そして、焼き上がった食材の中で加熱時間の長い食材は、調理部6で仕上げの加熱処理を行う。この仕上げの加熱処理中に、別の焼き串の下加熱処理を行うことで能率良く調理ができる。また、肉汁を付けたくない野菜やキノコなどの食材は、串焼き機を通さずに調理部6で焼き上げることで食材本来の風味を損なわずに焼き上げることができる。
上述したように、串焼き機の筐体1の上面に、排熱を利用して食材を加熱する調理部6を設けたので、下加熱処理と仕上げ加熱処理を1台で行うことができ、野菜やキノコなどのように、肉汁を付着させたくない食材を分けて加熱することもできる。よって、焼き台を不要できるので、縦型串焼き機の省スペース性を生かすことができる。また、調理部6で仕上げ処理している時に、次に焼く串の下加熱処理を行うことができるので、加熱調理の能率を向上できる。しかも、調理部6は排熱を利用するので、省エネルギー化も図れる。
また、串受け金具2を取り付け板2aと複数の串受け溝2e、2f、2g、2jを有する複数の支持片2b、2c、2dとで構成することにより、種々の形状やサイズの焼き串を保持することができる。しかも、この串受け金具2はタレや肉汁などが付着したり、高温に晒されたりしても故障や誤作動する恐れがほとんどなく信頼性が高い。
更に、上部ガイド板15と背部ガイド板16からなる保持部材を設けることで、串受け金具2の串受け溝2e、2f、2g、2jに嵌合された焼き串の持ち手部を確実に保持できる。
上記串受け金具2に第1乃至第3の支持片2b、2c、2dを設け、第1、第2の支持片2b、2c間と第2、第3の支持片2c、2d間をそれぞれ第1、第2のガイド板で保持することで、大型の串であっても確実に保持できる。
更に、エンドレスチェーン10の回転方向と交差するねじれ方向の揺動を抑える揺動防止部材18−1、18−2を設けることで、焼き串3の揺れを小さくして安定に搬送できる。特に、大型の串の場合には食材も大きく重くなる傾向があるので、安定した搬送に有効である。
更にまた、揺動防止部材18−1、18−2を板状にして、支持力を調整する調整機構18a−1、18b−1、18c−1、18d−1、18a−2、18b−2、18c−2、18d−2を設けることで、大型の焼き串であっても更に揺動を小さくして安定に搬送できる。
従って、本発明によれば、加熱調理の能率を向上でき、かつ省スペース性を有効に利用できる串焼き機を提供することができる。
なお、上記実施例では、調理部を焼き加減の調整や仕上げ処理、肉汁を付着させたくない食材を分別して加熱する場合を例に取って説明した。しかし、他の食材を焼くのにも利用できるのはもちろんであり、鍋やフライパンを乗せて加熱することもできる。さらに、鉄板などを乗せても良く、調理部の下に鉄板を介在させることで、筐体内部に肉汁が垂れるのを防止できる。調理部の上に保温蓋を被せることで、蒸し焼きや一時的な保温にも利用できる。
また、上記実施例では熱源としてガス赤外線ヒータユニットを用いる場合を例に取って説明したが、熱源には、遠赤外線ヒータ、近赤外線ヒータ、シーズヒータ、セラミックヒータなどの種々のものが利用でき、これらを組み合わせても良い。
更に、揺動防止部材を上記エンドレスチェーン10の上辺と下辺の両方に設ける例を示したが、必要に応じて一方に設けても良い。また、揺動防止部材で串受け金具における取り付け板の一方の面を支持する場合を例に取って説明したが、エンドレスチェーンの内側を支持しても同様にエンドレスチェーンの回転方向と交差するねじれ方向の揺動を抑えることができる。また、揺動防止部材の支持力をネジ止めで調整する例を示したが、バネなどの弾性部材を介在して支持力を調整する調整機構を設けても良いのはもちろんである。
更にまた、串受け金具が、3枚の串受け溝付き支持片を有する場合を例に取って説明したが、串が短い場合には2枚でも良く、串が長い場合には4枚以上にすることで安定に串を保持できる。串受け金具の支持片が2枚の場合には2枚の支持片間を1枚のガイド板でガイドすれば良く、4枚以上の場合には各支持片間を3枚以上のガイド板でガイドすると良い。
1 筐体
1a 底板
1b 排気口
2、2−1、2−2、2−3、… 串受け金具
2a 取り付け板
2b、2c、2d 支持片
2e、2f、2g、2j 串受け溝
2h、2i ネジ穴
3 焼き串
4 遮蔽板
4a、4b、4c 放熱口
5 操作パネル
5a 電源スイッチ
5b 速度調整つまみ
5c パイロットランプ
5d 温度調整つまみ
6 調理部
6a 五徳金具
6b 焼き網部
6c 五徳部
7 蓋体
7a 排気口
8 ガスの元栓
9 ドアパネル
9a 放熱口
10 エンドレスチェーン
11−1〜11−4 スプロケット
12−1、12−2 ガス赤外線ヒータユニット(熱源)
13 モータ
14 遮蔽板
15 上部ガイド板(保持部材)
16 背部ガイド板(保持部材)
17 取り外し板
17a テーパ部
18−1、18−2 揺動防止部材
18a−1、18b−1、18a−2、18b−2 スリット状のネジ穴(調整機構)
18c−1、18d−1、18c−2、18d−2 ネジ(調整機構)
AA 矢印
AB 矢印(排気経路)

Claims (6)

  1. 食材を串刺しにした焼き串(3)の持ち手部をエンドレスチェーン(10)に取り付け、このエンドレスチェーン(10)を挟んで対向配置した熱源(12−1、12−2)間を上方向から下方向に搬送し、食材を加熱して焼き上げる串焼き装置において、
    当該串焼き装置の筐体(1)上面の前記熱源(12−1、12−2)の排気経路(AB)に、前記熱源(12−1、12−2)の排熱を利用して加熱調理を行うための調理部(6)を設けたことを特徴とする串焼き機。
  2. 前記焼き串(3)の持ち手部をエンドレスチェーン(10)に取り付ける串受け金具(2)を更に備え、前記串受け金具(2)は、一方の面が前記エンドレスチェーン(10)に装着される取り付け板(2a)と、各々が前記焼き串(3)の持ち手部が嵌合される複数の串受け溝(2e、2f、2g、2j)を有し、前記取り付け板(2a)の他方の面から突出した複数の支持片(2b、2c、2d)とを備え、前記エンドレスチェーン(10)に交換可能に装着されることを特徴とする請求項1に記載の串焼き機。
  3. 前記エンドレスチェーン(10)の外周に沿って配置され、前記串受け金具(2)の串受け溝(2e、2f、2g、2j)に嵌合された焼き串(3)の持ち手部を保持する保持部材(15、16)を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の串焼き機。
  4. 前記串受け金具(2)は、前記取り付け板(2a)の他方の面から突出した第1乃至第3の支持片(2b、2c、2d)を備え、前記保持部材は、前記第1、第2の支持片(2b、2c、2d)間の串受け溝(2e、2f、2g、2j)に嵌合された焼き串(3)の持ち手部を一辺に沿って保持する第1のガイド板(15、16)と、前記第2、第3の支持片(2c、2d)間の串受け溝(2e、2f、2g、2j)に嵌合された焼き串(3)の持ち手部を一辺に沿って保持する第2のガイド板とを含むことを特徴とする請求項3に記載の串焼き機。
  5. 前記エンドレスチェーン(10)の回転方向と交差するねじれ方向の揺動を抑える揺動防止部材(18−1、18−2)を更に具備し、前記揺動防止部材(18−1、18−2)は前記エンドレスチェーン(10)の少なくとも一辺、または前記串受け金具(2)における取り付け板(2a)の一方の面を支持することにより前記エンドレスチェーン(10)の揺動を抑制するものであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の串焼き機。
  6. 前記揺動防止部材(18−1、18−2)は、前記エンドレスチェーン(10)の少なくとも一辺、または前記串受け金具(2)における取り付け板(2a)の一方の面を少なくとも一辺で支持する板状であり、支持力を調整する調整機構(18a−1、18b−1、18c−1、18d−1、18a−2、18b−2、18c−2、18d−2)を備えることを特徴とする請求項5に記載の串焼き機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105747907A (zh) * 2016-03-31 2016-07-13 于守东 一种高效环保多功能烤涮机
KR101852496B1 (ko) 2017-08-10 2018-04-27 김병철 구이장치

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