JP2013070545A - ワイヤレス電力伝送装置およびそれを用いた車載システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤレス電力伝送を行いながら、干渉なく、スマートキーシステムを正常に動作させる車両用のワイヤレス電力伝送装置およびそれを用いた車載システムを提供する。
【解決手段】1次コイルまたは1次アンテナにより電力を送出する送電手段を有し、前記1次コイルまたは1次アンテナと電磁結合可能な2次コイルまたは2次アンテナにより電力を受電する受電手段を備える携帯機器に、前記1次コイルまたは1次アンテナを介して無線で電力を伝送する車両用のワイヤレス電力伝送装置であって、前記送電手段は、前記電力伝送による給電の対象となる携帯機器以外の車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用のワイヤレス電力伝送装置およびそれを用いた車載システムに関する。
携帯電話などの携帯機器への充電装置として、ワイヤレス電力伝送装置(無接点電力伝送装置)が知られている。
ワイヤレス電力伝送装置は、ある周波数の交流電力を電力伝送装置から、携帯機器に内蔵または付帯された電力受電装置に、電磁誘導などを用いて電力を伝送する。例えば、特許文献1には、車両に搭載されたワイヤレス電力伝送装置の技術が開示されている。
米国特許出願公開第2008/0001572号明細書
これまでの車両に搭載されたワイヤレス給電装置によって携帯機器を充電しているときに、電力伝送の周波数の電力の一部、またはその高調波あるいは低調波の電力成分が、電磁波または交流磁界、交流電界となって、空中や接続ケーブルを経由して周辺の車両用機器にノイズとして飛び込み、自動車のスマートキーシステムなど外部との無線通信や、車両内との無線通信にて情報を送受信する装置に対して、電磁干渉が発生し動作不具合などを起こすという問題があった。
そこで、本発明は前記した問題を解決するためになされたものであり、ワイヤレス電力伝送を行いながら、スマートキーシステムを正常に動作させる車両用ワイヤレス電力伝送装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、各発明を以下のような構成にした。
すなわち、本発明のワイヤレス電力伝送装置は、1次コイルまたは1次アンテナにより電力を送出する送電手段を有し、前記1次コイルまたは1次アンテナと電磁結合可能な2次コイルまたは2次アンテナにより電力を受電する受電手段を備える携帯機器に、前記1次コイルまたは1次アンテナを介して無線で電力を伝送する車両用のワイヤレス電力伝送装置であって、前記送電手段は、前記電力伝送による給電の対象となる携帯機器以外の車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信可能であることを特徴とする。
また、本発明の車載システムは、1次コイルまたは1次アンテナにより電力を送出する送電手段を有し、前記1次コイルまたは1次アンテナと電磁結合可能な2次コイルまたは2次アンテナにより電力を受電する受電手段を備える携帯機器に、前記1次コイルまたは1次アンテナを介して無線で電力を伝送する車両用のワイヤレス電力伝送装置と、スマートキー(FOB)に対してLF波を送信するLFアンテナ、および、前記LF波を受信した前記スマートキーが送信するRF波を受信するRFアンテナを備え、車両の制御を行うスマートキーシステムとを含んでなる車載システムであって、前記車両用のワイヤレス伝送装置の前記送電手段は、前記電力伝送による給電の対象となる携帯機器以外の車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信可能であり、前記送電手段が、前記スマートキーシステムが備えるLFアンテナとして機能することを特徴とする。
本発明によれば、ワイヤレス電力伝送を行いながら、スマートキーシステムを正常に動作させる車両用のワイヤレス電力伝送装置を提供することができる。また、ワイヤレス電力伝送装置をLFアンテナとして使用することにより、LFアンテナの数を減らすことも可能となる。
本発明のワイヤレス電力伝送装置を含む電波の干渉源となりうる与干渉システムと、車両に搭載された電波の干渉を被るスマートキーシステムなどの被干渉システムとの関連についての概略を示した図である。 本発明のワイヤレス電力伝送装置における電力伝送15WにASK信号を重畳したときの波形例を示すものであり、(a)は、通常の電力伝送波形で一定の振幅と一定の周波数の波形を示す図であり、(b)は、スマートキーシステムのLF帯通信信号を重畳したASK波形を示す図である。 本発明のワイヤレス電力伝送装置と車両のスマートキーシステムとの関連を示すシステム図である。 本発明のワイヤレス電力伝送装置のスマートキーシステムへの干渉の有無に関わらず、ワイヤレス電力伝送装置の1次側をスマートキーシステムのLFアンテナとして使用する場合のフローチャートである。 本発明のワイヤレス電力伝送装置において、干渉の有無に関わらず、ワイヤレス電力伝送装置の1次側をスマートキーシステムのLFアンテナとして使用する場合のタイムチャートであり、(a)は電力伝送波にASK信号を重畳する場合であり、(b)はASK信号を送信するときには電力伝送を中断する場合のタイムチャート例である。 本発明のワイヤレス電力伝送装置のスマートキーシステムへの干渉が発生するときのみ、ワイヤレス電力伝送装置の1次側をスマートキーシステムのLFアンテナとして使用する場合のフローチャートである。 本発明のワイヤレス電力伝送装置のスマートキーシステムへの干渉が発生するときのみ、ワイヤレス電力伝送装置の1次側をスマートキーシステムのLFアンテナとして使用する場合のタイムチャートであり、(a)は電力伝送波にASK信号を重畳する場合であり、(b)はASK信号を送信するときには電力伝送を中断する場合のタイムチャートである。 本発明のワイヤレス電力伝送装置10の詳しい構成例を示すブロック図である。 本発明のワイヤレス電力伝送装置10におけるドライブ回路82の詳しい構成例を示す回路図である。 本発明のワイヤレス電力伝送装置が搭載された車両におけるワイヤレス電力伝送システムとLFアンテナ、RFアンテナの配置例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の車両用のワイヤレス電力伝送装置10を含む電波の干渉源となりうる与干渉システム100と、車両に搭載された電波の干渉を被るスマートキーシステム200などの被干渉システムとの関連についての概略を示した図である。
なお、「車両用のワイヤレス電力伝送装置」を「ワイヤレス電力伝送装置」と適宜、表記する。
また、以下に述べることは、車両用のワイヤレス電力伝送装置の説明であるとともに、このワイヤレス電力伝送装置が搭載された車両の車載システムの説明でもある。
<ワイヤレス電力伝送装置とスマートキーシステムとの関連の概略>
図1において、ワイヤレス電力伝送装置10は、電力伝送部(送電手段)11とLF帯通信信号発生部13を備えている。電力伝送部11は1次側コイル(1次コイル)101を備えている。またLF帯通信信号発生部13はASK(Amplitude Shift Keying、振幅偏移変調)信号を発生する。
携帯機器12は電力を受電する電力受電部(受電手段)を備え、この電力受電部は2次側コイル(2次コイル)102を備えている。なお、電力受電部は図1において表記していない。また、携帯機器12は図示しない2次電池を持っていて、この2次電池の充電用に上記の電力受電部を含むワイヤレス電力伝送システムを利用する。
ワイヤレス電力伝送装置10は、電力伝送部11に備えられた1次側コイル101から携帯機器12の電力受電部に備えられた2次側コイル102へ電磁力によって電力を送る(電力伝送15W)。
このときに電力伝送15Wの一部(基本波)またはその高調波が、ノイズ経路18Wなどによって周囲に電磁波または交流磁界、交流電界として発生するので、ワイヤレス電力伝送装置10と携帯機器12とによって与干渉システム100が形成される可能性があることを示している。
また、自動車などの車両20にLFアンテナ21とRFアンテナ22とが搭載され、車両20に帰属するキー(ユーザが携帯するキー)であるスマートキー(FOB)23を認証(FOB認証:fob authentication)して、ドアロックの解除やエンジンスタートの許可などを行うスマートキーシステム(車両用ワイヤレス作動機器)200が示されている。
なお、スマートキーシステム200は、LFアンテナ21の用いるLF帯通信21Wが前記した電力伝送15Wの一部または高調波の影響を受ける可能性があるので被干渉システム(200)でもある。
スマートキーシステム200において、車両に備えられたLFアンテナ21がLF帯通信21WでLF信号(ASK信号)21Wを発信(送信)する。
例えば、車両外の者(運転者など)の携帯するスマートキー23が、前記したLF信号21Wを感知したとする。
LFアンテナ21は、図10で後述するように車両20に複数個所設置されているが、LFアンテナ21から発信された電磁波が届く範囲(および方向)は限定されている。したがって、スマートキー23が受信したLF信号21Wに含まれるアンテナID(identification)を確認することで、どこのLFアンテナ21からの信号を受信したかを、この場合は後記のアンテナ21Oからの信号を受信したことを特定することができる。
スマートキー23は、この情報(アンテナID)を含めて、RF帯通信23Wの信号を発信する。
このRF信号(23W)を車両20のRFアンテナ22が検知し、車両20のスマートキー23であることを認証すると、車両20のドアロックが解除する。また、このRF信号(23W)には、前記したように、LF信号21WがどこのLFアンテナ21から発信されたかの情報(アンテナID)も含まれているので、スマートキー23の位置にあわせた車両の制御(ドアの開閉など)が可能となる。
また、例えば車両内の者(運転者など)の携帯するスマートキーが、前記したLF信号21Wを感知すると、この場合は、後記のアンテナ21Iからの信号21Wを感知することに相当して、スマートキー23は、RF帯通信23Wの信号を発信し、車両20のRFアンテナ22が検知して、車両20のスマートキー23であることを認証すると、エンジンスタートキー(不図示)によるエンジンスタートが可能となる。
なお、LF帯通信21W(ASK信号)は概ね125kHzであり、RF帯通信23Wは概ね312MHzで行われる。
しかしながら、前記したように、スマートキーシステム200は、ワイヤレス電力伝送装置10の電力伝送15Wにともなうノイズを受けて干渉される可能性がある。
この干渉を回避するために、車両用ワイヤレス電力伝送装置10に備えられたLF帯通信信号発生部13の発生するASK信号を電力伝送15Wに重畳させる方法をとる。
≪電力伝送15WにASK信号を重畳したときの波形例≫
図2は、電力伝送15WにASK信号を重畳したときの波形例を示すものであり、(a)は、通常の電力伝送波形で一定の振幅と一定の周波数の波形を示す図であり、(b)は、スマートキーシステム200のLF帯通信信号を重畳したASK波形を示す図である。
図2(a)の通常の電力伝送波形は、電力伝送のみを行う場合の波形であって、一定の振幅と一定の周波数で電力伝送を行う。周波数は概ね100KHz〜500KHzが選択される。この周波数範囲は、スマートキーシステム200のLF帯通信21W(図1)が例えば前記したように125KHzで行われる場合には、両者の周波数が近いので、スマートキーシステム200(図1)が電力伝送のノイズをノイズ経路18W(図1)によって影響を受ける。
図2(b)の波形は、ワイヤレス電力伝送装置10の電力伝送15Wにスマートキーシステム200のLF帯通信信号を重畳したASK波形を示している。(b)に示す波形において、振幅は所定の低い値または所定の高い値のどちらかをとる。
所定の区間で振幅が所定の低い値(略0)のときは信号が「0」の場合を示し、振幅が所定の高い値をとるときは信号が「1」であることを意味している。この信号「0」と「1」との時系列信号で情報を伝達する。
また、振幅が所定の高い値「1」をとる場合の周波数は(a)で示した電力伝送の際の周波数である。また、信号「0」と「1」との間で振幅(Amplitude)を偏移させるのでASK信号となっている。
なお、図2(b)で単純に「0」と「1」が交互に繰り返している例を示しているが、伝達すべき情報、もしくは方式によって、「0」と「1」の占める区間の長さと出現の仕方が異なる。これによって0、1の時系列信号として情報を伝達する。
<ワイヤレス電力伝送装置とスマートキーシステムとの関連の詳細>
図3は、車両用のワイヤレス電力伝送装置10と車両のスマートキーシステム200との関連を示すシステム図である。
図3において、ワイヤレス電力伝送1次側310は、ワイヤレス電力伝送装置10(図1)もしくは電力伝送部11に相当する。
ワイヤレス電力伝送2次側312は、携帯機器12(図1)の電力受電部に相当する。
ワイヤレス電力伝送1次側310からワイヤレス電力伝送2次側312へ前述した電力伝送15Wが行われる。
また、ワイヤレス電力伝送1次側310とワイヤレス電力伝送2次側312との間では、電力の伝送の必要性や充電が完了したなどの情報のやりとりが通信12W(2方向)を介して行われる。
また、スマートキーシステム200は、車両20側にスマートキー制御ユニット330、ドアスイッチ(ドアSW)331、エンジンスタートキー332、ドアロック333、LFアンテナ(21A、21B、・・・、21*)、RFアンテナ22を、ユーザ携帯用にスマートキー(FOB)23を備えている。
ドアスイッチ(ドアSW)331は、車両のドアの開閉が指示されたか、または開閉されたか、あるいは開閉の状態をスマートキー制御ユニット330に信号(331S、332S)を送り、入力する。
エンジンスタートキー332は、エンジンスタートの指示がされたことをスマートキー制御ユニット330に入力する。
ドアロック333は、スマートキー制御ユニット330の指示する制御信号333Sによって車両20のドアロック解除あるいは施錠が行われる。
LFアンテナ(21A、21B、・・・、21*)は、スマートキー制御ユニット330から送信された信号(21AS、21BS、・・・、21*S)を受けて、順番に、または同時に、LF信号(21AW、21BW、・・・、21*W)を送信する。そして、その一部がスマートキー(FOB)23に受信される。
スマートキー23に備えられた内部システムが、LFアンテナ(21A、21B、・・・、21*)のLF信号(21AW、21BW、・・・、21*W)を受信すると、内部システム、すなわちスマートキー23は、RF信号23Wを発信(送信)する。
スマートキー23から発信されたRF信号23Wの一部がRFアンテナ22に到達すると、RFアンテナ22はRF信号23Wを受信して、信号22Sをスマートキー制御ユニット330に送る。
RFアンテナ22からの信号22Sを受信したスマートキー制御ユニット330は、信号22Sが車両20に帰属したスマートキー(FOB)23からのものか否かを検証して、スマートキー23からの信号であれば、認証し、その信号に応じた状況の所定の動作を指示する信号(333S)を出す。
ワイヤレス電力伝送1次側310は、スマートキー制御ユニット330との間で、制御信号172Sと制御信号173Sとによって、相互に制御している。
スマートキー制御ユニット330がLFアンテナ21とスマートキー(FOB)23との間で適切なLF帯通信21Wが、いずれのLFアンテナ(21A、21B、・・・、21*)においても行われていないと判定した場合には、電波の干渉によってLFアンテナ21が充分に機能しないと判定する。このときスマートキー制御ユニット330は、制御信号173Sによって、ワイヤレス電力伝送1次側310(ワイヤレス電力伝送装置10に含まれる)にLF信号(ASK信号)を電力伝送の電磁波に重畳させるか、もしくは単独で(すなわち電力伝送をその区間停止して)LF信号を発信するように制御する。
この結果、ワイヤレス電力伝送1次側310からASK信号(18W)が電力伝送15Wに重畳され、もしくは単独で発信される。そして、その一部がスマートキー(FOB)23に受信される。つまり、ワイヤレス電力伝送1次側310は、スマートキーシステム200の追加のLFアンテナとして機能する。
スマートキー(FOB)23に受信されたワイヤレス電力伝送1次側310からのLF信号(ASK信号)18Wは、LFアンテナ21から受信されたLF信号と同様にスマートキー(FOB)23で処理される。その後の工程は、前述したLFアンテナ21から受信されたLF信号21Wの場合と同様である。
<干渉の有無に関わらず、1次側をLFアンテナとして使用する場合のフローチャート>
図4は、ワイヤレス電力伝送装置10(図1)のスマートキーシステム200(図1)への干渉の有無に関わらず、ワイヤレス電力伝送装置10の1次側(310、図3)をスマートキーシステム200のLFアンテナ21(図1)として使用(代用)する場合のフローチャートである。
《ステップS41》
ステップS41において、まず、ドアスイッチ331、エンジンスタートキー332(図3)などが運転者などにより操作されると、その操作がトリガとなって、スマートキー制御ユニット330に前述の操作がされたことが信号(331S、332S)として伝達される。
するとワイヤレス電力伝送装置10のスマートキーシステム200への干渉の有無にかかわらず、LFアンテナ21に係るステップS42とワイヤレス電力伝送装置10に係るステップS43が併せて開始される。次に、まずステップS42を先に説明する。
なお、図4においては、ステップS41を「開始(トリガあり)」と表記している。
《ステップS42》
ステップS42では、LFアンテナ21からLF帯通信21W(21AW、21BW、・・・、21*W)の信号を送信する。この動作は、スマートキー制御ユニット330から複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)に信号(21AS、21BS、・・・、21*S)を送信することによって行われる。
後述する図10に示すように、このLFアンテナ21は車両の車内(21I)、車外(21O)にそれぞれ複数個所備えられている。なお、複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)は、車内(21I)、車外(21O)に複数個所備えられたLFアンテナ21(21I、21O)のいずれかに対応している。
そして、スマートキー(FOB)23の反応を待つステップ45へ進む。
なお、図4においては、ステップS42を「LFアンテナからLF帯信号送信」と表記している。
《ステップS43》
ステップS43では、ワイヤレス電力伝送装置10にスマートキー制御ユニット330から制御信号173Sによって、ワイヤレス電力伝送1次側310(ワイヤレス電力伝送装置10に含まれる)にLF信号(ASK信号)を電力伝送の電磁波に重畳させるか、もしくは単独で(すなわち電力伝送をその区間停止して)LF信号を発信するように制御する。そしてステップS44に進む。
なお、図4においては、ステップS43を「ワイヤレス充電装置にLF帯通信指令」と表記している。
《ステップS44》
ステップS44では、ワイヤレス電力伝送装置10の電力伝送部11の電力伝送15Wの電磁信号にLF帯通信波形(ASK波形)を重畳する。もしくは一時的に電力伝送を中断し、LF帯通信波形を送信する。この結果、電力伝送部11がスマートキーシステム200の追加のLFアンテナとして機能する。
そして、スマートキー23の反応を待つステップS45へ進む。
なお、図4においては、ステップS44を「LF帯通信波形を重畳or電力伝送中断し、LF帯通信波形を送信」と表記している。
また、ステップS44はワイヤレス電力伝送装置10の処理であるので、図4のS44が示すブロック枠のみを破線で表記している。
また、ステップS44において、ワイヤレス電力伝送装置10がLF帯通信波形を送信しているときに、ステップS42のLFアンテナ21からもLF帯信号が送信されており、これらの2箇所(以上)からLF帯信号が送信されていることになる。
ちなみに、この例では干渉の有無は問題としない。
《ステップS45》
ステップS45では、スマートキー23からのRF信号23Wを検出する。
より具体的には、スマートキー23がステップS42もしくはステップS44で出力されているLF帯信号を感知(検知)した場合に、スマートキー(FOB)23はRF信号23Wを発信する。例えば、ワイヤレス電力伝送1次側310からのLF信号18Wがスマートキー23に受信された場合も、当然RF信号23Wがスマートキー23から送信される。
なお、前記のLF帯信号が、スマートキー23が帰属する車両20からのLF帯信号であると認証(FOB認証)した場合に、スマートキー(FOB)23はRF信号23Wを発信する方式もある。
車両20に備えられたRFアンテナ22でこのスマートキー23からのRF信号23Wを検出し、スマートキー制御ユニット330に信号22Sを送る。
スマートキー制御ユニット330はRFアンテナ22からの信号22Sを受信すると、車両20に帰属するスマートキー23からのRF信号23Wであるか否かを検証(FOB認証)する。
スマートキー23からのRF信号23Wが検出された場合(Yes)には、ステップS41において述べたトリガに対応する処置をスマートキー制御ユニット330がとり、その後に一連の動作を終了(ステップS47)する。
また、スマートキー23からのRF信号23Wが検出されない場合(No)には、ステップS46に進む。
なお、図4においては、ステップS45を「FOBからのRF信号有り?」と表記している。
《ステップS46》
ステップS46では、規定時間内にスマートキー23からのRF信号23Wが受信(検出)されない場合の所定の動作のリトライ(再試行)回数をカウントしている。
リトライ回数が所定の回数Nに達していない場合(No)には、ステップS43とステップS42に戻り、ワイヤレス電力伝送装置10の1次側およびスマートキーシステム200の複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)から順番にまたは同時にLF信号21Wが送信される一連のフローを再試行する。
また、リトライ(再試行)回数が所定の回数Nに達した場合(Yes)には、RF信号23Wが受信(検出)されなくとも一連の動作を終了(ステップS47)する。
なお、図4においては、ステップS46を「リトライ回数がNに達したか?」と表記している。
<干渉の有無に関わらず、1次側をLFアンテナとして使用する場合のタイムチャート>
図5は、干渉の有無に関わらず、ワイヤレス電力伝送装置10の1次側をスマートキーシステム200のLFアンテナ21として使用する場合のタイムチャートであり、(a)は電力伝送波にASK信号を重畳する場合であり、(b)はASK信号を送信するときには電力伝送を中断する場合のタイムチャートである。
図5(a)において、横軸は時間の流れであり、縦方向には「トリガ」、「LFアンテナA」〜「LFアンテナ*」、「ワイヤレス電力伝送」、「RF」、「ドア開錠など」の項目があり、各項目についての時間上の動作波形が表記されている。
まず、「トリガ」が発生すると、それにともなって「LFアンテナA〜LFアンテナ*」が順にLF信号を発信(送信)している。なお、「LFアンテナA〜LFアンテナ*」はLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)に相当する。
また、「ワイヤレス電力伝送」は干渉の有無に関わらず電力伝送波にLF信号(ASK信号)を重畳して送信している。
スマートキー(FOB)23は、LFアンテナA〜LFアンテナ*、もしくは電力伝送波に重畳されたLF信号のいずれかを検出すると「RF」信号を発生する。
RFアンテナ22(図3)は、RF信号23Wをキャッチすると、スマートキー制御ユニット330(図3)に信号22Sを送る。
スマートキー制御ユニット330(図3)は、送られてきたRF信号23Wに含まれる所定の信号によって、スマートキー(FOB)23が、その車両20に帰属するものか否かを検証して、帰属するものであると判定した場合には認証し、「ドア開錠など」の所定の動作をする信号を関連する装置に送る。ちなみに、ワイヤレス電力伝送装置10は車両内にあることから、ワイヤレス電力伝送装置10からのLF信号18Wでドアが開錠することはない。したがって、図5(a)、(b)において、「ドア開錠など」と記載されているが、ワイヤレス電力伝送装置10からのLF信号18WでRF信号が発生する場合は、ドア開錠以外の動作となる。
以上の信号の流れにおいて、図5(a)の特徴は、「ワイヤレス電力伝送」において、電力伝送波による干渉の有無に関わらず電力伝送波にLF信号(ASK信号)を重畳している点である。
図5(b)においては(a)と同様に、横軸は時間の流れであり、縦方向には「トリガ」、「LFアンテナA」〜「LFアンテナ*」、「ワイヤレス電力伝送」、「RF」、「ドア開錠など」の項目があり、各項目についての時間上の動作波形が表記されている。
また、「トリガ」が発生してからの一連の動作も(a)と同様である。
図5(b)が(a)と異なるのは、ワイヤレス電力伝送波においてLF信号(ASK信号)を送信する区間は、電力伝送波の送信を中断している点である。電力伝送波の送信を中断することによって、干渉の影響が低減され、ワイヤレス電力伝送装置10からのLF信号(ASK信号)がスマートキー(FOB)23により確実に受信、認識される。
<干渉が発生するとき、1次側をLFアンテナとして使用する場合のフローチャート>
図6は、干渉が発生するときのみ、ワイヤレス電力伝送装置10の1次側をスマートキーシステム200のLFアンテナ21として使用する場合のフローチャートである。
《ステップS61》
ステップS61において、まず、ドアスイッチ331、エンジンスタートキー332(図3)などが運転者などにより操作されると、その操作がトリガとなって、スマートキー制御ユニット330に前述の操作がされたことが信号(331S、332S)として伝達される。
なお、図6においては、ステップS61を「開始(トリガあり)」と表記している。
《ステップS62》
ステップS62では、LFアンテナ21からLF帯通信21W(21AW、21BW、・・・、21*W)の信号を送信する。この動作は、スマートキー制御ユニット330から複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)に信号(21AS、21BS、・・・、21*S)を送信することによって行われる。
このLFアンテナ21は車両20の車内(21I)、車外(21O)に複数個所備えられている。なお、複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)は、車内(21I)、車外(21O)に複数個所備えられたLFアンテナ21(21I、21O)のいずれかに対応している。
そして、スマートキー(FOB)23の反応を待つステップS63へ進む。
なお、図6においては、ステップS62を「LFアンテナからLF帯信号送信」と表記している。
《ステップS63》
ステップS63では、スマートキー23からのRF信号23Wを検出する。
より具体的には、スマートキー23がLF信号21Wを感知し、スマートキー23はRF信号23Wを発信する。
車両20に備えられたRFアンテナ22でこのスマートキー23からのRF信号23Wを検出し、スマートキー制御ユニット330に信号22Sを送る。
スマートキー制御ユニット330はRFアンテナ22からの信号22Sを受信すると、車両20に帰属するスマートキー23からのRF信号23Wであるか否かを検証(FOB認証)する。
スマートキー23からのRF信号23Wが検出された場合(Yes)には、ステップS61において述べたトリガに対応する処置をスマートキー制御ユニット330がとり、その後に一連の動作を終了(ステップS69)する。
また、スマートキー23からのRF信号23Wが検出されない場合(No)には、ステップS64とステップS65に併せて進む。スマートキー23からのRF信号23Wが検出されないことは、ワイヤレス電力伝送装置10がスマートキーシステム200に干渉している可能性もあるからである。
このステップS64とステップS65に共に進むことによって、LFアンテナ21に係るステップS64とワイヤレス電力伝送装置10に係るステップS65が併せて開始される。
なお、図6においては、ステップS63を「FOBからのRF信号有り?」と表記している。
《ステップS64》
ステップS64では、ステップS62と同様に、LFアンテナ21からLF帯通信21W(21AW〜21*W)の信号を送信する。この動作は、スマートキー制御ユニット330から複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)に信号(21AS、21BS、・・・、21*S)を送信することによって行われる。
なお、図10に示すように、このLFアンテナ21は車両の車内(21I)、車外(21O)に複数個所備えられている。なお、複数のLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)は、車内(21I)、車外(21O)に複数個所備えられたLFアンテナ21(21I、21O)のいずれかに対応している。
そして、スマートキー(FOB)23の反応を待つステップS67へ進む。
なお、図6においては、ステップS64を「LFアンテナからLF帯信号送信」と表記している。
《ステップS65》
ステップS65では、ワイヤレス電力伝送装置10にスマートキー制御ユニット330から制御信号173Sによって、ワイヤレス電力伝送1次側310(ワイヤレス電力伝送装置10に含まれる)にLF信号(ASK信号)を電力伝送の電磁波に重畳させるか、もしくは単独で(すなわち電力伝送をその区間停止して)LF信号を発信するように制御する。そしてステップS66に進む。
なお、図6においては、ステップS65を「ワイヤレス充電装置にLF帯通信指令」と表記している。
《ステップS66》
ステップS66では、ワイヤレス電力伝送装置10の電力伝送部11の電力伝送15Wの電磁信号にLF帯通信波形(ASK波形)を重畳する。もしくは一時的に電力伝送を中断し、LF帯通信波形を送信する。
そして、スマートキー23の反応を待つステップS67へ進む。
なお、図6においては、ステップS66を「LF帯通信波形を重畳or電力伝送中断し、LF帯通信波形を送信」と表記している。
また、ステップS66はワイヤレス電力伝送装置10の処理であるので、図6のS66が示すブロック枠のみを破線で表記している。
また、ステップS66において、ワイヤレス電力伝送装置10がLF帯通信波形を送信しているときに、ステップS64のLFアンテナからもLF帯信号が送信されており、これらの2箇所(以上)からLF帯信号が送信されていることになる。
《ステップS67》
ステップS67では、スマートキー23からのRF信号23Wを検出する。
より具体的には、スマートキー23がステップS64もしくはステップS66で出力されているLF帯信号を感知し、スマートキー23はRF信号23Wを発信する。
車両20に備えられたRFアンテナ22でこのスマートキー23からのRF信号23Wを検出し、スマートキー制御ユニット330に信号22Sを送る。
スマートキー制御ユニット330はRFアンテナ22からの信号22Sを受信すると、車両20に適合するスマートキー23からのRF信号であるか否かを検証(FOB認証)する。
スマートキー23からのRF信号23Wが検出された場合(Yes)には、ステップS61において述べたトリガに対応する処置をスマートキー制御ユニット330が行い、その後に一連の動作を終了(ステップS69)する。
また、スマートキー23からのRF信号23Wが検出されない場合(No)には、ステップS68に進む。
なお、図6においては、ステップS67を「FOBからのRF信号有り?」と表記している。
《ステップS68》
ステップS68では、規定時間内にスマートキー23からのRF信号23Wが受信(検出)されない場合の所定の動作のリトライ(再試行)回数をカウントしている。
リトライ回数が所定の回数Nに達していない場合(No)には、ステップS65とステップS64に戻り、ワイヤレス電力伝送装置10の1次側および複数のLFアンテナから順番にまたは同時にLF信号が送信される一連のフローを再試行する。
また、リトライ(再試行)回数が所定の回数Nに達した場合(Yes)には、RF信号23Wが受信(検出)されなくとも一連の動作を終了(ステップS69)する。
なお、図6においては、ステップS68を「リトライ回数がNに達したか?」と表記している。
<干渉が発生するとき、1次側をLFアンテナとして使用する場合のタイムチャート>
図7は、干渉が発生するときのみ、ワイヤレス電力伝送装置10の1次側をスマートキーシステム200のLFアンテナ21として使用する場合のタイムチャートであり、(a)は電力伝送波にASK信号を重畳する場合であり、(b)はASK信号を送信するときには電力伝送を中断する場合のタイムチャートである。
図7(a)において、横軸は時間の流れであり、縦方向には「トリガ」、「LFアンテナA」〜「LFアンテナ*」、「ワイヤレス電力伝送」、「RF」、「ドア開錠など」の項目があり、各項目についての時間上の動作波形が表記されている。
まず、「トリガ」が発生すると、それにともなって「LFアンテナA〜LFアンテナ*」が順にLF信号を発信(送信)している。なお、「LFアンテナA〜LFアンテナ*」はLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)に相当する。
しかしながら、スマートキー(FOB)23がLFアンテナA〜LFアンテナ*のLF信号を検出できないために、スマートキー(FOB)23からRF信号23Wが送信されない。
そのため「LFアンテナA〜LFアンテナ*」が繰り返して順にLF信号を発信する。
しかしながら所定の期間、「LFアンテナA〜LFアンテナ*」が繰り返してLF信号を発信してもスマートキー(FOB)23からのRF信号23Wが発信されないもしくはキャッチできない場合には、「ワイヤレス電力伝送」による干渉の可能性が高いので、「ワイヤレス電力伝送」が電力伝送波にLF信号(ASK信号)を重畳して送信する。
この電力伝送波に重畳したLF信号(ASK信号)によって、スマートキー(FOB)23がLF信号検出すると「RF」信号を発生する。
スマートキー制御ユニット330(図3)は、送られてきたRF信号23Wに含まれる所定の信号によって、スマートキー(FOB)23が、その車両に帰属するものか否かを検証して、帰属するものであると判定した場合には認証し、「ドア開錠など」の所定の動作をする信号を関連する装置に送る。ちなみに、ワイヤレス電力伝送装置10は、車両内にあることから、ドア開錠以外の動作がなされる。
以上の信号の流れにおいて、図7(a)の特徴は、「ワイヤレス電力伝送」において、電力伝送波による干渉がある場合に、電力伝送波にLF信号(ASK信号)を重畳して送信する点である。
したがって、電力伝送波による干渉がない場合、すなわち「LFアンテナA〜LFアンテナ*」つまりLFアンテナ21(21A、21B、・・・、21*)によるLF信号(LF帯通信)21Wでスマートキー(FOB)23への信号伝達が充分に行われているときに、電力伝送波にLF信号(ASK信号)を重畳するという無駄な電力を消費することから回避できる。また、電力伝送の中断や電力伝送効率の低下を回避できる。
図7(b)において、(a)と同様に、横軸は時間の流れであり、縦方向には「トリガ」、「LFアンテナA」〜「LFアンテナ*」、「ワイヤレス電力伝送」、「RF」、「ドア開錠など」の項目があり、各項目についての時間上の動作波形が表記されている。
また、「トリガ」が発生してからの一連の動作も(a)と同様である。
図7(b)が(a)と異なるのは、ワイヤレス電力伝送波においてLF信号(ASK信号)を送信する区間は、電力伝送波の送信を中断している点である。
<ワイヤレス電力伝送装置の詳しい構成>
図8は、ワイヤレス電力伝送装置10の詳しい構成を示すブロック図である。
図8において、ワイヤレス電力伝送装置10は、電圧変換回路81、ドライブ回路82、LF帯通信信号発生部(ASK)13、ドライブ制御回路84、1次側コイル101を備えて構成される。
電圧変換回路81は、電源85から直流電力を供給され、直流電圧を変換(昇圧)してドライブ回路82の電源に供給している。ドライブ回路82はドライブ制御回路84の制御によって、スイッチングされて交流波形を出力し、1次側コイル101を駆動する。
1次側コイル101は電磁結合によって、携帯機器12の2次側コイル102に電力伝送15Wを行う。
なお、携帯機器12にはAC−DC変換回路86が備えられて、2次側コイル102から得られた交流電力を直流電力に変換して携帯機器12の内部に備えられた負荷(不図示)に電力を供給する。
また、ワイヤレス電力伝送装置10に備えられたLF帯通信信号発生部13には、スマートキーシステム200からの制御信号173Sによって、所定の時系列信号のLF信号を発生し、信号83Wによって電圧変換回路81を、制御信号83Sによってドライブ制御回路84を制御し、1次側コイル101からの電力伝送15Wの波形にLF信号を重畳するもしくは電力伝送を一時中断(例えば図5(b)、図7(b))して1次側コイル101からLF信号を発信(送信)する。
<ドライブ回路の詳しい構成>
図9は、ワイヤレス電力伝送装置10におけるドライブ回路82の詳しい構成を示す回路図である。
図9において、ドライブ回路82は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)911、912、913、914と、スイッチ回路920と並列切替回路931と直列切替回路941、942とコンデンサ951とを備えて構成される。
MOSFET(UH)911とMOSFET(UL)912は直列に接続されている。MOSFET911のソースは電圧変換回路81の出力する正電位線961に接続され、MOSFET912のソースは電圧変換回路81の出力する負電位線(アース)962に接続されている。MOSFET911とMOSFET912のそれぞれのドレインは互いに接続されインバータ出力963となっている。
MOSFET(VH)913とMOSFET(VL)914は直列に接続されている。MOSFET913のソースは電圧変換回路81の出力する正電位線961に接続され、MOSFET914のソースは電圧変換回路81の出力する負電位線(アース)962に接続されている。MOSFET913とMOSFET914のそれぞれのドレインは互いに接続されインバータ出力964となっている。
また、MOSFET911〜914(UH、UL、VH、VL)のそれぞれのゲートをドライブ制御回路84が制御している。
ドライブ制御回路84がMOSFET911〜914(UH、UL、VH、VL)のそれぞれのゲートをオン・オフとその期間を所定の制御をすることによって、インバータ出力(インバータ出力線)963とインバータ出力(インバータ出力線)964との間に交流電力を発生させることができる。
また、例えば、MOSFET911〜914において、UHとVLがオンでULとVHがオフの場合はaと図示した方向に電流が流れ、VHとULがオンでUHとVLがオフの場合はbと図示した方向に電流が流れる。
なお、MOSFET(UL)912とMOSFET(VL)914は、N型MOSFETであることが好ましい。ただし、MOSFET(UH)911とMOSFET(VH)913については、P型MOSFETでもN型MOSFETでもドライブ制御回路84の制御信号の極性を適正に対応させればどちらの極性のMOSFETでも使用できる。
インバータ出力(インバータ出力線)963とインバータ出力(インバータ出力線)964との間にトランジスタとインピーダンスZとの直列回路が並列切替回路931として接続されている。
また、インバータ出力963とコンデンサ951の第1端子との間に、スイッチ回路920が接続されている。
また、インバータ出力963とコンデンサ951の第1端子との間に、トランジスタとインピーダンスZとの直列回路が直列切替回路941、942として接続されている。
スイッチ回路920、並列切替回路931、直列切替回路941、942は、それらの中に備えられたトランジスタのゲートをドライブ制御回路84によって制御される。
なお、図9において、ドライブ制御回路84からスイッチ回路920、並列切替回路931、直列切替回路941、942への制御信号は、1本の線で図示されているが、実際には複数本で構成されている。
インバータ出力963にコンデンサ951を介してコンデンサ951の第2端子と、インバータ出力964との間に1次側コイル101を接続して、1次側コイル101を電力伝送のみの通常の電力伝送波形(図2(a))や、LF帯通信信号を電力伝送の波形に重畳した波形(図2(b))で1次側コイル101を駆動することができる。
なお、図9において、電圧変換回路81、LF帯通信信号発生部13、ドライブ制御回路84、電源(直流電源)85については、図8と同じであるので重複する説明は省略する。
≪ドライブ回路の使用例1≫
図9のドライブ回路82の第1の使用例(使用例1)について説明する。
図8において説明したように、スマートキーシステム200からの制御信号173S(図8)によって、LF帯通信信号発生部13で所定の時系列信号のLF信号を発生し、信号83Wによって電圧変換回路81を、制御信号83Sによってドライブ制御回路84を制御することにより、1次側コイル101からの電力伝送15Wの波形にLF信号を重畳するもしくは電力伝送を一時中断して1次側コイル101からLF信号を発信(送信)することができる。この方法がドライブ回路82の使用例1である。
なお、この場合には、並列切替回路931、直列切替回路941、942、スイッチ回路920は使用しないので、当初から削除してもよい。また、スイッチ回路920を削除する場合は、スイッチ回路920が備えられた間を短絡する。
≪ドライブ回路の使用例2≫
また、図9において、並列切替回路931をオン・オフすることにより、振幅を変化させることができて、図2(a)で示したLF帯通信信号を重畳したASK波形を形成することができる。この方法がドライブ回路82の使用例2である。
なお、この場合には、直列切替回路941、942、スイッチ回路920は使用しないので、当初より削除してもよい。また、スイッチ回路920を削除する場合は、スイッチ回路920が備えられた間を短絡する。
≪ドライブ回路の使用例3≫
また、図9において、直列切替回路941、942をオン・オフすることにより、振幅を変化させることができて、図2(a)で示したLF帯通信信号を重畳したASK波形を形成することができる。なお、コンデンサ951の作用により、1次側コイル101には直流分が除去される。この方法がドライブ回路82の使用例3である。
また、この場合には、並列切替回路931は使用しないので、当初より削除してもよい。また、スイッチ回路920が接続された箇所を切り離したままでスイッチ回路920を開閉することなしに用いてもよい。
<車両におけるワイヤレス電力伝送システムとLF、RFアンテナの配置>
図10は、車両におけるワイヤレス電力伝送システム(10)とLFアンテナ(21I、21O)、RFアンテナ22の配置を示す図である。
車両(自動車)20において、ワイヤレス電力伝送システム(ワイヤレス電力伝送装置)10が車内に装備され、ワイヤレス電力伝送装置10においてワイヤレス(無接点)電力伝送による携帯機器12の充電が可能である。
また、この例ではスマートキー(FOB)23が運転者によって車内に持ち込まれている。ただし、スマートキー23は運転者などが所有し携帯するものであるから、運転者とともに車内でも車外にでも存在することがある。そして、このようなことから、スマートキー23の位置に応じた制御が必要となる。
LFアンテナ21Iが車内の複数個所に設置されている。また、LFアンテナ21Oが車外の車体(20)の複数個所に設置されている。LFアンテナ21IとLFアンテナ21Oが様々な場所に設置されているのは、運転者などが携帯するスマートキー(FOB)23が車両近くであれば何処に位置してもLF信号21Wがキャッチしやすいようにするためであり、またスマートキー(FOB)23の位置を把握しやすいようにするためである。
また、RFアンテナ22が車体(20)に設置されている。この位置に設置されているのはスマートキー(FOB)23が車両近くであれば何処に位置しても、そのRF信号23WをRFアンテナ22がキャッチしやすいようにするためである。
LFアンテナ21(21I、21O)は、LF帯信号を発信する。それぞれのLFアンテナ21(21I、21O)の周囲に付した複数の破線の輪は、LF信号21Wが電波として発信されている様子を模式的に表記している。
スマートキー23がLFアンテナ21(21I、21O)のいずれかが送信したLF信号21Wをキャッチすると、スマートキー23はRF信号23Wを発信する。
RFアンテナ22は、スマートキー23からのRF信号23Wをキャッチするとスマートキーシステム200(図3)のスマートキー制御ユニット330(図3)に信号を送る。
ワイヤレス電力伝送装置10においてワイヤレス(無接点)電力伝送による携帯機器12の充電が開始されると、ワイヤレス電力伝送装置10は電力伝送にともなう電磁波を発生する。ワイヤレス電力伝送装置10の周囲に付した複数の破線の輪は、LF信号が電波として発信されている様子を模式的に表記している。
ワイヤレス電力伝送装置10の周囲に付した複数の破線の輪とLFアンテナ21(21I、21O)の周囲に付した複数の破線の輪が交差しているように、ワイヤレス電力伝送装置10の電力伝送にともなう電磁波が、LFアンテナ21(21I、21O)のLF帯信号と干渉することがあり、干渉が激しいとスマートキー23は、LFアンテナ21(21I、21O)のLF信号21Wを認識できなくなる。
このとき、ワイヤレス電力伝送装置10の電力伝送部11(図1)からもLF信号18Wを発信する。
(その他の実施形態)
次に、ワイヤレス電力伝送装置とワイヤレス電力伝送システムのその他の実施形態について、説明する。
これまでの実施形態の説明で、送電手段および受電手段にそれぞれ1次コイル、2次コイルを用いてきたが、電力を送電・受電できるもの、すなわちアンテナであれば、平板やループなどを用いてもよい。
また、図5、図7において、LFアンテナA〜LFアンテナ*は、LF信号を発信するタイミングを順にずらしているが、同時にLF信号を発信してもよい。
また、図10において、LFアンテナ21(21I、21O)の数と設置場所は様々に選択可能である。
また、図10において、RFアンテナ22は、1箇所のみに設置されているが、複数個を設置してもよい。このときには、スマートキー(FOB)23との連携がさらによくなる。
また、図1において、LFアンテナ21のLF帯通信21Wは、125KHzのASK信号の場合で説明したが、他の周波数であってもよく、またASK以外の通信方式を用いてもよい。このとき、ワイヤレス電力伝送装置10において電力伝送15Wに重畳する信号は、LFアンテナ21のLF帯通信21Wの周波数と通信方式に合わせる。
図9において、ドライブ回路82にMOSFET911〜914を用いた例を示したが、スイッチング素子としてはMOSFETに限定されない。例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やバイポーラトランジスタ(Bipolar Transistor)やBiCMOS(Bipolar Complementary Metal Oxide Semiconductor)の素子を用いてもよい。
(本願発明と実施形態の補足)
本実施形態のワイヤレス電力伝送装置によれば、ワイヤレス電力伝送を行いながら、干渉なくスマートキーシステムを正常に動作させることが可能となる。
また、車両におけるスマートキーシステムはトリガが発生したときに、その信号を落とすことがあっては商品性の低下を招く。したがって、本実施形態のワイヤレス電力伝送装置によって、スマートキーシステムのLFアンテナが充分に機能しない状況においても高い確度でトリガの発生をスマートキーシステムに伝達することは商品性を確保する上で高い効果がある。
また、ワイヤレス電力伝送装置の1次側コイルをスマートキーシステムのLFアンテナとして用いることができるので、スマートキーシステムのLFアンテナを削減できる。この削減によって、コストダウンを図ることができる。
10、310 車両用ワイヤレス電力伝送装置、ワイヤレス電力伝送装置、ワイヤレス電力伝送システム
11 電力伝送部
12 携帯機器
12W 通信
13 LF帯通信信号発生部
15W 電力伝送
18W ノイズ経路、通信信号
100 与干渉システム
101 1次側コイル(1次コイル)
102 2次側コイル(2次コイル)
172S、173S 制御信号
20 車両、自動車
21 LFアンテナ
21A、21B、・・・、21* LFアンテナ
21AS、21BS、・・・、21*S 信号
21AW、21BW、・・・、21*W LF信号
21I LFアンテナ、車内のLFアンテナ
21O LFアンテナ、車外のLFアンテナ
21W LF帯通信、LF信号、ASK信号
22 RFアンテナ
22S 信号
23 スマートキー、FOB(車両用ワイヤレス作動機器)
23W RF帯通信、RF信号
200 スマートキーシステム、被干渉システム(車両用ワイヤレス作動機器)
310 ワイヤレス電力伝送1次側
312 ワイヤレス電力伝送2次側
330 スマートキー制御ユニット
331 ドアスイッチ、ドアSW
331S 信号
332 エンジンスタートキー
332S 信号
333 ドアロック
333S 制御信号
81 電圧変換回路
82 ドライブ回路
83S 制御信号
83W 信号
84 ドライブ制御回路
84S 制御信号
85 電源
911、912、913、914 MOSFET
920 スイッチ回路
931 並列切替、並列切替回路
941、942 直列切替、直列切替回路
951 コンデンサ
961 正電位線
962 負電位線(アース)
963、964 インバータ出力、インバータ出力線

Claims (10)

  1. 1次コイルまたは1次アンテナにより電力を送出する送電手段を有し、
    前記1次コイルまたは1次アンテナと電磁結合可能な2次コイルまたは2次アンテナにより電力を受電する受電手段を備える携帯機器に、前記1次コイルまたは1次アンテナを介して無線で電力を伝送する車両用のワイヤレス電力伝送装置であって、
    前記送電手段は、
    前記電力伝送による給電の対象となる携帯機器以外の車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信可能であることを特徴とするワイヤレス電力伝送装置。
  2. 前記送電手段による電力送信出力に前記車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を重畳して送信することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス電力伝送装置。
  3. 前記送電手段による電力送信出力を中断し前記車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤレス電力伝送装置。
  4. 前記車両用ワイヤレス作動機器は車両用スマートキーシステムの携帯機器であり、前記送電手段の前記1次コイルまたは1次アンテナをスマートキーシステムの車両側送信アンテナとして使用することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のワイヤレス電力伝送装置。
  5. 前記車両用ワイヤレス作動機器と前記車両との通信が前記送電手段の出力によって妨げられる場合において、前記車両用ワイヤレス作動機器に対する信号を前記送電手段により送信することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のワイヤレス電力伝送装置。
  6. 1次コイルまたは1次アンテナにより電力を送出する送電手段を有し、
    前記1次コイルまたは1次アンテナと電磁結合可能な2次コイルまたは2次アンテナにより電力を受電する受電手段を備える携帯機器に、前記1次コイルまたは1次アンテナを介して無線で電力を伝送する車両用のワイヤレス電力伝送装置と、
    スマートキーに対してLF波を送信するLFアンテナ、および、前記LF波を受信した前記スマートキーが送信するRF波を受信するRFアンテナを備え、車両の制御を行うスマートキーシステムと、
    を含んでなる車載システムであって、
    前記車両用のワイヤレス伝送装置の前記送電手段は、
    前記電力伝送による給電の対象となる携帯機器以外の車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信可能であり、
    前記送電手段が、前記スマートキーシステムが備えるLFアンテナとして機能することを特徴とする車載システム。
  7. 前記送電手段による電力送信出力に前記車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を重畳して送信することを特徴とする請求項6に記載の車載システム。
  8. 前記送電手段による電力送信出力を中断し前記車両用ワイヤレス作動機器に対する通信信号を送信することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車載システム。
  9. 前記車両用ワイヤレス作動機器は車両用スマートキーシステムの携帯機器であり、前記送電手段の前記1次コイルまたは1次アンテナをスマートキーシステムの車両側送信アンテナとして使用することを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の車載システム。
  10. 前記車両用ワイヤレス作動機器と前記車両との通信が前記送電手段の出力によって妨げられる場合において、前記車両用ワイヤレス作動機器に対する信号を前記送電手段により送信することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の車載システム。
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