JP2013065922A - 情報処理システム、送信装置、受信装置、及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の経路を介してパケットデータを送信する送信装置10と、複数の経路を介して送信されたパケットデータを受信する受信装置20とを有する情報処理システム。受信装置の複数の受信部221のいずれかが、受信した分割パケットデータのエラーを検出した場合に、正常に受信できなかった分割データの再送信を送信装置に要求すると共に、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知する。受信装置から分割データの再送信の要求を受けると、送信装置の複数の送信部121の各々が、分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信する。受信部の各々は、分割データの再送信を要求した後に、送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信処理を再開する。
【選択図】図1
Description
例えば、下記の特許文献1および2では、エラーとなったパケット全体を再転送する。
このようなデータパケット再送にかかる遅延は、特に、高速な半導体データ記憶装置へのデータの書き込みにおいて顕著となる。
本発明は、1つの側面では、データパケットの再送が発生した場合に、データパケット再送に要する時間を短縮させることを目的とする。
図1は、実施形態の一例としての情報処理システム1の構成を模式的に示す図である。
本情報処理システム1は、情報処理装置(送信装置)10と、記憶装置(System Storage Unit:SSU)(受信装置)20とを有し、情報処理装置10と記憶装置20とが、ケーブル30で接続されている。
メモリ14は、データを記憶する記憶装置であり、例えば、デュアルインラインメモリモジュール(dual inline memory module:DIMM)である。メモリ14へのデータの読み出しおよび書き込みが、上述したMAC13によって制御される。
CPU16は、演算処理を行なう装置である。なお、図1には複数のCPU16が図示されているが、CPU16は単一でも複数でもよい。
CH17は、チャネル制御装置であり、図示しない各種装置が接続され、その各種装置との間の入出力を行なうためのチャネルを制御している。
記憶装置20は、ポート22、メモリアクセス制御装置(MAC)23、メモリ24、優先度決定部25、および処理部26を備える。
ポート22は、高速シリアルデータ伝送を行なうインタフェースであり、3個のモジュール221を有する。そして、これらの3個のモジュール221が、情報処理装置10のポート12のモジュール121と、ケーブル30を介してそれぞれ接続されている。このポート22は、システムチップ上に実装されている。また、MAC23、メモリ24、優先度決定部25、および処理部26もシステムチップ上に実装されていてもよい。
メモリ24は、データを記憶する記憶装置であり、例えば、DIMMである。メモリ24へのデータの読み出しおよび書き込みがメモリアクセス制御装置23によって制御される。
処理部26は、記憶装置20の構成に係わる処理を行なう。
ケーブル30は、高速シリアル伝送技術を採用したシリアル線(レーン;経路)31−0,31−1,31−2を束ねたものである。各シリアル線31−0,31−1,31−2は、電気ケーブルまたは光ケーブルであり、例えば、10Gbpsを超える高い伝送速度を実現する。
情報処理装置10と、記憶装置20とは、パケット化されたデータ(データパケット300)を、ケーブル30を介して送受信することにより、情報処理装置10と記憶装置20との間でデータの読み出し及び/又は書き込みを行なっている。また、データパケット300にエラーが検出された場合、記憶装置20から情報処理装置10に対して、当該データパケットの再送を要求する再送要求コマンドパケット400(図4参照)も送信される。
なお、ここで定義するモジュール121,221とは、高速伝送の送受信処理を行なう回路(機能ブロック)であり、1対の冗長モジュールを含む。このような冗長モジュールが存在することにより、3個のモジュールのうちの1個のモジュールが破損しても、情報処理システム1の動作を継続することが可能となる。ここでは、後述するようにモジュール121−2,221−2を冗長モジュールとしている。
図2は、実施形態の一例としての情報処理システム1におけるポート12,22の構成を模式的に示す図である。
図2の左側には、情報処理装置10のポート12が、図2の右側には、記憶装置20のポート22が、それぞれ図示されている。
なお、以下、送信側モジュールを示す符号としては、複数の送信側モジュールのうち1つを特定する必要があるときには符号121−0〜121−2を用いるが、任意の送信側モジュールを指すときには符号121を用いる。
RD−CT格納部113は、記憶装置20に記憶すべきデータをパケットに分割した際の、パケットのシーケンス番号である読み出しカウンタ(RD−CT)値を記憶する領域である。このRD−CT値は、送信側モジュール121の後述するRAM122から読み出されるデータのアドレスに対応している。RD−CT格納部113に格納されているRD−CT値は、RAM122からデータが読み出される毎にインクリメントされる。
再送要求受信レジスタ115は、記憶装置20から受信した再送要求コマンドパケットを一時記憶するレジスタ群であり、レジスタ115−1〜115−5の5つのレジスタを有する。これらのレジスタは、図9を参照して後述する再送処理において、RD−CT格納部113および再送フラグ格納部114の値の書き換え、並びに再送データの読み出し再開のタイミングを調整するために使用される。
送信側モジュール121は、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM;送信バッファ)122と、データパケット生成部123とを有する。
RAM122は、分割部111によって分割されたのち送信側モジュール121に送られた送信データを記憶する記憶領域である。
一方、記憶装置20のポート22は、図2の右側に示すように、受信側モジュール(受信部)221−0,221−1,221−2と、再送要求処理部222とを有する。これらのうち、受信側モジュール221−2は冗長用の受信側モジュールである。
受信側モジュール221の個数は、情報処理装置10のポート12の送信側モジュール121の個数に対応している。具体的には、送信側モジュール121−0と受信側モジュール221−0とが、図1に示したシリアル線31−1により接続されており、送信側モジュール121−1と受信側モジュール221−1とが、シリアル線31−1により接続されている。更に、冗長用の送信側モジュール121−2と受信側モジュール221−2とが、シリアル線31−2により接続されている。
なお、図2には、受信側モジュール221−0の内部構成のみが図示されているが、受信側モジュール221−0,221−1,221−2は同様の構成を有する。このため、図2には便宜上、受信側モジュール221−0の構成のみを示し、受信側モジュール221−1,221−2についての構成の図示を省略し、かつここでの説明も省略する。
コピー部218は、後述するWT−CT格納部216の値を、後述するWT−CT−CP格納部219にコピーする。
データパケット抑止フラグ格納部214は、送信側ポート12からの後続のパケットの受信を抑止するかどうかを示すフラグを記憶する領域である。後続のパケットの受信を抑止する場合にはデータパケット抑止フラグ格納部214に値“1”がセットされる。一方、後続のパケットの受信を抑止しない場合には値“1”はセットしない。すなわち値は”0”のままである。
WT−CT格納部216は、RAM217にデータを書き込む際に使用される書き込みカウンタ(WT−CT)値を記憶する領域である。このWT−CT値は、受信側モジュール221の後述するRAM217に書き込まれるデータのアドレスに対応している。WT−CT格納部216のWT−CT値は、RAM217にデータが書き込まれる毎にインクリメントされる。
WT−CT−CP格納部219は、情報処理装置1から正常に受信できた最後のデータを示す情報であるWT−CT値を記憶する領域である。WT−CT−CP格納部219には、情報処理装置1から正常に受信できた最後のデータを示すWT−CT格納部216のカウンタ値のコピーが格納される。WT−CT−CP格納部219にフラグ値を設定する具体的な処理に関しては、図6,図7を参照して後述する。
図3は、実施形態の一例としての情報処理システム1で使用されるデータパケット300の構成例を示す。
データパケット300は、例えば、ヘッダ部301、ペイロード部302およびターミネータ部303を有する。
開始バイト310は、パケットの開始を示すバイトであり、図中“/s”で示されている。KIND/再送フラグ311は、パケットの種類を示す情報と共に、当該データパケットが再送パケットかどうかを示す情報を格納している。READ−ADRS312は、RAM122の読み出し開始のアドレスを示す。装置ADRS313は、記憶装置20のデータ格納先アドレスを示す。
図4は、実施形態の一例としての情報処理システム1で使用される再送要求コマンドパケット400のデータ構成例を示す。
再送要求コマンドパケット400は、例えば、ヘッダ部401、ペイロード部402およびターミネータ部403を有する。
ターミネータ部403は、データパケットの終端を示し、例えば、ターミネータ415とアイドルバイト416とを有する。ターミネータ415は図中“/t”で示されており、アイドルバイト416は図中“/i”で示されている。
(B)システムの動作
次に、上記の情報処理システム1の動作を示す。
図5は、情報処理装置10から記憶装置20に対して、記憶装置20に記憶させるデータのパケットを送信した際に、パケットエラーが発生した場合の概要を示す。
図5のステップSA1において、情報処理装置10は、送信するデータパケット300に、読み出しカウンタ(RD−CT)値に対応するREAD−ADRS312を付加する。このRD−CT値は、例えば、記憶装置20に記憶すべきデータをパケットに分割した際の、パケットのシーケンス番号である。
ステップSA3において、記憶装置20は、情報処理装置10からデータパケット300を受信し、WT−CT格納部216のWT−CT値をインクリメントする。そして、記憶装置20はCRCのチェックを行ない、例えばCRCエラーを検出する。
ステップSA5において、情報処理装置10は、記憶装置20からのデータ再送要求コマンドパケット400を受信する。
ステップSA5と並行して、記憶装置20は、ステップSA6において、再送データを受信する準備を行なう。詳細には、記憶装置20は、受信側モジュール221のWT−CT格納部216のWT−CT値を、正常に受信できた最後のデータのカウンタ値(WT−CT−CP)に戻す(この処理を、「WT−CTを巻き戻す」とも称する)。
最後に、記憶装置20は、情報処理装置10から再送データパケット300を受信する(ステップSA8)。
次に、図6,図7を参照して、情報処理システム1におけるポート12,22の処理を更に詳細に説明する。
この例においては、情報処理装置10から、半導体記憶装置である記憶装置20に記憶させたいデータをパケット転送する。
データパケット生成部123は、読み出したデータをパケット化してデータパケット300を生成する(図7のステップSB3)。データパケット生成部123は、図3に示したパケットのヘッダ部301を生成する(図6の処理(2))。詳細には、データパケット生成部123は、RAM122からデータを読み出すのに使用したRD−CT格納部113の値を、データパケット300のヘッダ部301のREAD−ADRS312にセットする。また、このデータパケット300は再送データパケットではないので、図3のヘッダ部301の再送フラグには値“0”がセットされる。
データパケット生成部123は、このようにして生成したデータパケット300を、相手先の受信側モジュール221に送信する。
一方、受信側モジュール221はパケットを受信する(図7のステップSB4)。
受信パケットが、コマンドパケットである場合(図7のステップSB5の「Cmdパケット」ルート参照)、パケットチェック部212は、受信パケットのチェック(例えば、CRCチェックやパケット抜けチェック)を行なう(図6の処理(3)、図7のステップSB6)。
図7のステップSB6においてエラーが検出されなかった場合(図7のステップSB6の「No」ルート参照)、パケットチェック部212は、コマンドを解析して処理させる(図7のステップSB8)。
その際、受信データパケット300のヘッダ部301の再送フラグ311の値が“1”であり、かつ、ヘッダ部301のREAD−ADRS312と受信側モジュール211のWT−CT−CP格納部219の値とが対応(例えば一致)していれば、再送データパケットであると判定される。
パケットチェック部212がパケットのエラーを検出しなかった場合(図7のステップSB12の「No」ルート参照)、コピー部218は、WT−CT格納部216の値を、WT−CT−CP格納部219にコピーする(図6の処理(8)、図7のステップSB13)。このように、WT−CT格納部216の値をコピーすることにより、WT−CT−CP格納部219に格納されている値が、正常に受信できた最後のデータブロックを示す値となる。
更に、エラーを検出した受信側モジュール221は、他の受信側モジュール221に対して、データパケット抑止フラグ格納部214の値と、WT−CT−CP格納部219の値とを通知する(図6の処理(12)、図7のステップSB16)。
なお、複数の受信側モジュール221がエラーを検出した場合は、モジュール間スキューの影響により、各受信側モジュール221が報告するWT−CT−CP格納部219の値が一致しないことがある。このような場合、再送要求処理部222は、複数の受信側モジュール221から報告されたWT−CT−CP格納部219の値のうち値が最小なものを選択して、送信側ポート12に送信する再送要求コマンドパケット400を生成する。また、受信側モジュール221は、自モジュール221のWT−CT−CP格納部219の値を、WT−CT−CP格納部219の値のうちの最小値で上書きする。
パケット解析部116は、受信コマンドパケットが再送要求コマンドパケット400かどうかを判定する(図7のステップSB18)。
一方、受信コマンドパケットが再送要求コマンドパケット400である場合(図6の処理(9)、図7のステップSB18の「Yes」ルート参照)、RD−CT格納部113が停止され、データパケット生成部123によるRAM122からのデータの読み出しが一旦抑止される。これにより、以降のデータパケットの送出が阻止される。更に、再送要求コマンドパケット400のWRITE−ADRS412にセットされている、受信側モジュール221のWT−CT−CP格納部219の値が、共通部112のRD−CT格納部113にコピーされる(図6の処理(7))。同時に、再送フラグ格納部114に値“1”がセットされる(図6の処理(10)、図7のステップSB19)。
その際、データパケット生成部123により、再送対象の先頭のデータパケット以降のパケットの生成時に再送フラグ収納部114の値が“0”にセットされ、2つめ以降の再送パケットのヘッダ部の再送フラグの値も“0”にセットされる(後述の図9(10)参照)。
あるいは、再送対象の全データパケットが送信されたときに、再送フラグ収納部114の値が“0”にセットされ、各送信側モジュール121が再送するデータパケット300のヘッダ部の再送フラグの値が“0”に戻されてもよい。
再送フラグ収納部114の値がいずれのタイミングで“0”にセットされても、受信側モジュール221が再送パケットを1つでも受信するとWT−CT格納部216の値が巻き戻されるので、再送データが全てRAM217の正しいアドレスに書き込まれるようになる。
図8と図9とは時間的に連続している。つまり、図8は、情報処理装置10における1τ〜32τの時点、および記憶装置20における0τ〜20τの時点を示し、図9は情報処理装置10における33τ〜74τの時点、および記憶装置20における21τ〜24τの時点を示す。
図8,図9中、上半分は情報処理装置10側の処理を、下半分は記憶装置20側の処理を示す。
更に、上半分の情報処理装置10側は、上から順に、(a)共通部112のRD−CT格納部113の値、(b)送信データパケット300、(c)再送要求コマンドパケット400の受信、(d)共通部112の再送フラグ格納部114の値、および(e)共通部112の再送要求レジスタ115−1〜115−5の値を示す。
情報処理装置10は、図8の1τの時点(符号P1参照)において、データパケット300のヘッダ部301を送信し、(再送ではない)通常のデータパケット300の送出を開始する。このヘッダ部301には、図3の1τ目に示したような情報が入る。このデータパケット300は再送データパケットではないので、再送フラグに値“0”がセットされ、共通部112のRD−CT格納部113の値が“0”であれば、READ−ADRS312にも値“0”がセットされる。
受信側の記憶装置20は、このデータパケット300を受信する(符号P4参照)。そして、受信データパケット300に対してCRCチェックを行ない、エラーが検出されない場合(処理(1))、WT−CT格納部216の値“8”が、WT−CT−C時点P格納部219にコピーされる(符号P5)。この動作は、CRCを正常に受信する都度繰り返される(例えば、符号P6参照)。
受信側の記憶装置20は、再送フラグに値“1”がセットされ、READ−ADRS312が“16”に設定されているデータパケット300を受信する(符号P11参照)。自モジュール内のWT−CT−CP格納部219の値が、データパケット300のREAD−ADRS312と同じ“16”であるので、記憶装置20は、このデータパケット300が再送データパケットであると認識する。
(C)効果
このように、実施形態の一例としての情報処理システム1によれば、パケットデータを分割して、複数の送信側モジュール121と複数の受信側モジュール221を使用して分割データを同時に送信するので、パケットデータ転送を高速化することができる。
また、実施形態の一例としての情報処理システム1においては、1個のパケット内に一定間隔でCRCを埋め込むので、パケット全体を再送信する必要がなく、パケット内のCRCエラーを検出した以降のデータから再送信することができる。これにより、データパケット再送処理を高速化することができる。
(D)その他
なお、上述した実施形態に関わらず、実施形態の一例としての趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、上記の実施形態においては、データを2つに分割して各モジュールに送信しているが、データを3つ以上に分割して、転送効率を更に向上させることも可能である。
例えば、上記の実施形態においては送信側モジュール121,受信側モジュール221が3個存在するが、送信側モジュール121,受信側モジュール221の個数は3以上のどのような数でもよい。
また、上記の実施形態においては、ポート12,22が、システムチップ上に実装されているが、ポート12,22の各構成要素が、コンピュータ上に読み込まれたソフトウェアによって実装されていてもよい。
また、上記の実施形態においては、データ転送効率を上げるために、パケットデータを分割して、それぞれの分割パケットデータを、複数のモジュール121,221間で送受信していたが、複数のモジュール121,221が同一のデータパケットを送受信してもよい。この場合、パケットデータ転送に冗長性を持たせることができる。
同様に、上記の実施形態においては、カウンタ値であるWT−CT値を、再送要求パケット400中のアドレス値WRITE−ADRS412にセットしているが、WT−CT値に変換を施したのち、変換した値をWRITE−ADRS412にセットしてもよい。
(付記1)
複数の経路を介してパケットデータを送信する送信装置と、前記複数の経路を介して送信されたパケットデータを受信する受信装置とを有する情報処理システムであって、
前記送信装置は、
パケットデータを分割して分割データを生成する分割部と、
前記分割データをそれぞれ格納する送信バッファを有し、前記送信バッファに格納された分割データを前記複数の経路のうちの対応する経路を介して送信する複数の送信部と、
前記受信装置から分割データの再送信の要求があった場合に、前記複数の送信部の各々に対して、前記送信バッファに格納されている分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信させる制御を行なう制御部と、を備え、
前記受信装置は、
前記複数の経路のうちの対応する経路から受信した分割データのエラーを検出すると、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知する複数の受信部と、
前記複数の受信部のいずれかが受信した分割データのエラーを検出した場合に、正常に受信できなかった分割データの再送信を前記送信装置に要求する再送信要求部とを備え、
前記受信部の各々は、前記再送信要求部が分割データの再送信を要求した後に、前記送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信処理を再開する
ことを特徴とする情報処理システム。
前記パケットデータは、前記分割データが格納される送信バッファのアドレスと、再送信であるか否かを示す情報と、前記分割部により分割される複数のデータブロックとを含み、
前記再送信要求部は、前記複数の受信部のいずれかがエラーを検出した場合に、前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報と共に、前記送信装置に分割データの再送信を要求し、
前記制御部は、前記再送信の要求と共に受信した前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報に基づいて、前記受信装置が正常に受信できなかったデータブロック以降の分割データを、前記各送信部に再送信させる
ことを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
複数の経路を介して受信装置にパケットデータを送信する送信装置であって、
送信されるパケットデータを分割して分割データを生成する分割部と、
前記分割データをそれぞれ格納する送信バッファを有し、前記送信バッファに格納された分割データを前記複数の経路のうちの対応する経路を介して送信する複数の送信部と、
前記受信装置から分割データの再送信の要求があった場合に、前記複数の送信部の各々に対して、前記送信バッファに格納されている分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信させる制御を行なう制御部と、を備える
ことを特徴とする送信装置。
前記パケットデータは、前記分割データが格納される送信バッファのアドレスと、再送信であるか否かを示す情報と、前記分割部により分割される複数のデータブロックとを含み、
前記制御部は、前記再送信の要求と共に受信した前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報に基づいて、前記受信装置が正常に受信できなかったデータブロック以降の分割データを、前記各送信部に再送信させる
ことを特徴とする付記3に記載の送信装置。
複数の経路を介して送信装置から送信されるパケットデータを受信する受信装置であって、
前記複数の経路のうちの対応する経路から受信した、パケットデータを分割して生成された分割データのエラーを検出すると、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知する複数の受信部と、
前記複数の受信部のいずれかが受信した分割データのエラーを検出した場合に、正常に受信できなかった分割データの再送信を前記送信装置に要求する再送信要求部とを備え、
前記受信部の各々は、前記再送信要求部が分割データの再送信を要求した後に、前記送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信処理を再開する
ことを特徴とする受信装置。
前記パケットデータは、前記分割データが格納される送信バッファのアドレスと、再送信であるか否かを示す情報と、前記分割部により分割される複数のデータブロックとを含み、
前記再送信要求部は、前記複数の受信部のいずれかがエラーを検出した場合に、前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報と共に、前記送信装置に分割データの再送信を要求する、
ことを特徴とする付記5に記載の受信装置。
複数の経路を介して、前記複数の経路のいずれかに接続され、送信バッファを有する複数の送信部を有する送信装置から、前記複数の経路のいずれかに接続された受信部とを有する受信装置にパケットデータを送信する情報処理方法であって、
前記送信装置により、パケットデータを分割して分割データを生成し、
前記分割データを、前記複数の送信部の前記送信バッファに格納し、
前記送信バッファに格納された分割データを、接続された経路を介して前記複数の送信部により送信し、
前記複数の受信部により、接続された経路から分割データを受信し、
受信した分割データのエラーを検出すると、エラーを検出した受信部により、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知し、
前記受信装置から前記送信装置に、分割データの再送信を前記送信装置に要求し、
前記受信装置から分割データの再送信の要求を受信すると、前記複数の送信部の各々から、前記送信バッファに格納されている前記分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信し、
前記送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信を停止していた前記受信部の各々により受信処理を再開する
ことを特徴とする情報処理方法。
前記パケットデータは、前記分割データが格納される送信バッファのアドレスと、再送信であるか否かを示す情報と、前記分割部により分割される複数のデータブロックとを含み、
分割データの再送信を前記送信装置に要求する際に、前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報と共に、前記送信装置に分割データの再送信を要求し、
前記各送信部は、前記再送信の要求と共に受信した前記情報に基づいて、前記受信装置が正常に受信できなかったデータブロック以降の分割データを再送信する
ことを特徴とする付記7に記載の情報処理方法。
10 情報処理装置(送信装置)
111 分割部
112 共通部(制御部)
121 送信側モジュール(送信部)
122 RAM(送信バッファ)
20 記憶装置(受信装置)
221 受信側モジュール(受信部)
222 再送要求部
31 シリアル線(経路)
301 ヘッダ部
302 データ(データブロック)
311 再送フラグ(再送信であることを示す情報)
412 WRITE−ADRS(正常に受信できた分割データを示す情報)
Claims (5)
- 複数の経路を介してパケットデータを送信する送信装置と、前記複数の経路を介して送信されたパケットデータを受信する受信装置とを有する情報処理システムであって、
前記送信装置は、
パケットデータを分割して分割データを生成する分割部と、
前記分割データをそれぞれ格納する送信バッファを有し、前記送信バッファに格納された分割データを前記複数の経路のうちの対応する経路を介して送信する複数の送信部と、
前記受信装置から分割データの再送信の要求があった場合に、前記複数の送信部の各々に対して、前記送信バッファに格納されている分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信させる制御を行なう制御部と、を備え、
前記受信装置は、
前記複数の経路のうちの対応する経路から受信した分割データのエラーを検出すると、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知する複数の受信部と、
前記複数の受信部のいずれかが受信した分割データのエラーを検出した場合に、正常に受信できなかった分割データの再送信を前記送信装置に要求する再送信要求部とを備え、
前記受信部の各々は、前記再送信要求部が分割データの再送信を要求した後に、前記送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信処理を再開する
ことを特徴とする情報処理システム。 - 前記パケットデータは、前記分割データが格納される送信バッファのアドレスと、再送信であるか否かを示す情報と、前記分割部により分割される複数のデータブロックとを含み、
前記再送信要求部は、前記複数の受信部のいずれかがエラーを検出した場合に、前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報と共に、前記送信装置に分割データの再送信を要求し、
前記制御部は、前記再送信の要求と共に受信した前記受信装置が正常に受信できた分割データを示す情報に基づいて、前記受信装置が正常に受信できなかったデータブロック以降の分割データを、前記各送信部に再送信させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 複数の経路を介して受信装置にパケットデータを送信する送信装置であって、
送信されるパケットデータを分割して分割データを生成する分割部と、
前記分割データをそれぞれ格納する送信バッファを有し、前記送信バッファに格納された分割データを前記複数の経路のうちの対応する経路を介して送信する複数の送信部と、
前記受信装置から分割データの再送信の要求があった場合に、前記複数の送信部の各々に対して、前記送信バッファに格納されている分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信させる制御を行なう制御部と、を備える
ことを特徴とする送信装置。 - 複数の経路を介して送信装置から送信されるパケットデータを受信する受信装置であって、
前記複数の経路のうちの対応する経路から受信した、パケットデータを分割して生成された分割データのエラーを検出すると、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知する複数の受信部と、
前記複数の受信部のいずれかが受信した分割データのエラーを検出した場合に、正常に受信できなかった分割データの再送信を前記送信装置に要求する再送信要求部とを備え、
前記受信部の各々は、前記再送信要求部が分割データの再送信を要求した後に、前記送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信処理を再開する
ことを特徴とする受信装置。 - 複数の経路を介して、前記複数の経路のいずれかに接続され、送信バッファを有する複数の送信部を有する送信装置から、前記複数の経路のいずれかに接続された受信部とを有する受信装置にパケットデータを送信する情報処理方法であって、
前記送信装置により、パケットデータを分割して分割データを生成し、
前記分割データを、前記複数の送信部の前記送信バッファに格納し、
前記送信バッファに格納された分割データを、接続された経路を介して前記複数の送信部により送信し、
前記複数の受信部により、接続された経路から分割データを受信し、
受信した分割データのエラーを検出すると、エラーを検出した受信部により、他の受信部に後続の分割データの受信を停止させるよう通知し、
前記受信装置から前記送信装置に、分割データの再送信を前記送信装置に要求し、
前記受信装置から分割データの再送信の要求を受信すると、前記複数の送信部の各々から、前記送信バッファに格納されている前記分割データを、再送信であることを示す情報と共に再送信し、
前記送信装置から再送信であることを示す情報を含む分割データが送信されると、受信を停止していた前記受信部の各々により受信処理を再開する
ことを特徴とする情報処理方法。
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