JP2002290493A - データ転送システム並びにその送信側及び受信側装置 - Google Patents
データ転送システム並びにその送信側及び受信側装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ転送システム並びにその送信側及び受
信側装置に関し、1つの転送データが回線を占有するこ
となく、複数のデータ転送を併行して行うことを可能に
する。また、データの再送を効率良く行い、転送システ
ム全体の効率を向上させる。 【解決手段】 送信側装置1−1は、各転送データD
1,D2毎に送信管理領域1−11,1−12を設定
し、各転送データを所定のサイズに分割し、各送信管理
領域に設定した送信管理情報に基づいて、各分割転送デ
ータを順次送信する。受信側装置1−2は、各転送デー
タ毎に受信管理領域1−21,1−22及び受信バッフ
ァ領域B1,B2をメモリに設定し、各分割転送データ
を各受信管理領域に設定した受信管理情報に基づいて、
各受信バッファ領域に格納する。転送データD1を転送
しているときに発生した他の転送データD2を、その転
送データの種別に応じて適宜割り込ませて転送する。
信側装置に関し、1つの転送データが回線を占有するこ
となく、複数のデータ転送を併行して行うことを可能に
する。また、データの再送を効率良く行い、転送システ
ム全体の効率を向上させる。 【解決手段】 送信側装置1−1は、各転送データD
1,D2毎に送信管理領域1−11,1−12を設定
し、各転送データを所定のサイズに分割し、各送信管理
領域に設定した送信管理情報に基づいて、各分割転送デ
ータを順次送信する。受信側装置1−2は、各転送デー
タ毎に受信管理領域1−21,1−22及び受信バッフ
ァ領域B1,B2をメモリに設定し、各分割転送データ
を各受信管理領域に設定した受信管理情報に基づいて、
各受信バッファ領域に格納する。転送データD1を転送
しているときに発生した他の転送データD2を、その転
送データの種別に応じて適宜割り込ませて転送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送システ
ム並びにその送信側及び受信側装置に関する。最近のイ
ンターネット通信網やLAN(Local Area Network)等
のリアルタイムデータ転送システムは、音声データや画
像データなどの大量のデータを含むデータ通信を扱うよ
うになり、年々更に大量のデータ転送を扱うよう要請さ
れている。
ム並びにその送信側及び受信側装置に関する。最近のイ
ンターネット通信網やLAN(Local Area Network)等
のリアルタイムデータ転送システムは、音声データや画
像データなどの大量のデータを含むデータ通信を扱うよ
うになり、年々更に大量のデータ転送を扱うよう要請さ
れている。
【0002】しかし、大量の通信データのために新たに
回線を敷設することは膨大な経費が掛かることからあま
り行われることはなく、従来から使用されている回線を
利用してできるだけ多くのデータ通信が可能となるよう
工夫を凝らしている。このような状況において、一つの
大量の通信データが長時間に亙って回線を占有すること
なく、多種多様のデータ転送の要求に応じて、各種のデ
ータ転送に回線を有効に割当て、かつ回線の使用効率を
高めることが要求されている。
回線を敷設することは膨大な経費が掛かることからあま
り行われることはなく、従来から使用されている回線を
利用してできるだけ多くのデータ通信が可能となるよう
工夫を凝らしている。このような状況において、一つの
大量の通信データが長時間に亙って回線を占有すること
なく、多種多様のデータ転送の要求に応じて、各種のデ
ータ転送に回線を有効に割当て、かつ回線の使用効率を
高めることが要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来のデータ転送システムは、送信側装
置と受信側装置とがデータ転送に関して1対1で接続さ
れ、送信側装置と受信側装置間の回線を、同一データ構
造のデータ転送のみに使用し、種別の異なる複数のデー
タ転送に使用することはなかった。
置と受信側装置とがデータ転送に関して1対1で接続さ
れ、送信側装置と受信側装置間の回線を、同一データ構
造のデータ転送のみに使用し、種別の異なる複数のデー
タ転送に使用することはなかった。
【0004】しかし、回線使用の効率化のため、同一回
線を使用して種別の異なる複数のデータ転送を行うため
のデータ転送制御技術が次第に実現化されつつあるが、
それらは送信側で転送データのデータ構造毎に固有な識
別情報(ID)を付して送信し、受信側で該識別情報を
基に、受信データを振り分けるといった制御を行う。
線を使用して種別の異なる複数のデータ転送を行うため
のデータ転送制御技術が次第に実現化されつつあるが、
それらは送信側で転送データのデータ構造毎に固有な識
別情報(ID)を付して送信し、受信側で該識別情報を
基に、受信データを振り分けるといった制御を行う。
【0005】また、低品質の回線を経由した転送データ
は、データの抜け落ち等の転送誤りが多発するが、この
ような場合、従来のデータ転送制御技術は、抜け落ちた
データのシーケンス番号を送信側に通知し、送信側は該
シーケンス番号以降のデータを全て再送し、抜け落ちた
データの復元を行っている。
は、データの抜け落ち等の転送誤りが多発するが、この
ような場合、従来のデータ転送制御技術は、抜け落ちた
データのシーケンス番号を送信側に通知し、送信側は該
シーケンス番号以降のデータを全て再送し、抜け落ちた
データの復元を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のデータ
転送システムは、一つの転送データの送信中は他の転送
データを送信することができず、サイズの大きいデータ
の転送時には、回線を長時間占有してしまい、その間、
他の転送データを送信することができず、緊急性や即時
性を要求されるデータ転送を有効に行うことができない
という問題があった。
転送システムは、一つの転送データの送信中は他の転送
データを送信することができず、サイズの大きいデータ
の転送時には、回線を長時間占有してしまい、その間、
他の転送データを送信することができず、緊急性や即時
性を要求されるデータ転送を有効に行うことができない
という問題があった。
【0007】また、従来のデータ転送システムは、転送
データに抜け落ち等が発生した場合、それらが発生した
データ以降の転送データを全て再送する必要があり、品
質の悪い回線が使用された場合、転送誤り等が多発する
ため、データの再送回数が増加し、回線のトラフィック
負荷が増大し、回線上の転送効率が低下し、益々データ
転送の終了までに多くの時間が掛かり、特に、緊急デー
タを直ちに転送したいときに、既に大量データの転送中
であり、そのデータ転送に転送誤りが多発しているよう
な場合、緊急データの転送開始が大幅に遅れてしまうと
いった問題を生じていた。
データに抜け落ち等が発生した場合、それらが発生した
データ以降の転送データを全て再送する必要があり、品
質の悪い回線が使用された場合、転送誤り等が多発する
ため、データの再送回数が増加し、回線のトラフィック
負荷が増大し、回線上の転送効率が低下し、益々データ
転送の終了までに多くの時間が掛かり、特に、緊急デー
タを直ちに転送したいときに、既に大量データの転送中
であり、そのデータ転送に転送誤りが多発しているよう
な場合、緊急データの転送開始が大幅に遅れてしまうと
いった問題を生じていた。
【0008】本発明は、一つの転送データが回線を占有
することなく、種別の異なる複数のデータ転送を有効的
に行い、緊急データを即時に遅滞なく転送可能にすると
共に、データの抜け落ち等の転送誤りに対する再送を効
率良く行い、回線の負荷を軽減し、転送システム全体の
効率を向上させ、転送データの遅延を減少させることが
できるデータ転送システム並びにその送信側及び受信側
装置を提供することを目的とする。
することなく、種別の異なる複数のデータ転送を有効的
に行い、緊急データを即時に遅滞なく転送可能にすると
共に、データの抜け落ち等の転送誤りに対する再送を効
率良く行い、回線の負荷を軽減し、転送システム全体の
効率を向上させ、転送データの遅延を減少させることが
できるデータ転送システム並びにその送信側及び受信側
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ転送シス
テムは、(1)発生した各転送データ毎に送信管理領域
をメモリに設定し、各転送データを所定のサイズに分割
し、該転送データ対応の送信管理領域に設定した送信管
理情報に基づいて、各転送データの分割転送データを順
次送信する送信側装置と、送信側装置から送信される各
転送データ毎に、受信管理領域及び受信バッファ領域を
メモリに設定し、送信側装置から送信される各転送デー
タの分割転送データを、該転送データ対応の受信管理領
域に設定した受信管理情報に基づいて、それぞれの受信
バッファ領域に格納する受信側装置とを備え、前記送信
側装置から前記受信側装置へ第1の転送データを転送し
ているときに発生した他の第2の転送データを、その転
送データの種別に応じて該第1の転送データの転送に割
り込ませ、前記送信管理領域及び受信管理領域の設定情
報に従って転送するものである。
テムは、(1)発生した各転送データ毎に送信管理領域
をメモリに設定し、各転送データを所定のサイズに分割
し、該転送データ対応の送信管理領域に設定した送信管
理情報に基づいて、各転送データの分割転送データを順
次送信する送信側装置と、送信側装置から送信される各
転送データ毎に、受信管理領域及び受信バッファ領域を
メモリに設定し、送信側装置から送信される各転送デー
タの分割転送データを、該転送データ対応の受信管理領
域に設定した受信管理情報に基づいて、それぞれの受信
バッファ領域に格納する受信側装置とを備え、前記送信
側装置から前記受信側装置へ第1の転送データを転送し
ているときに発生した他の第2の転送データを、その転
送データの種別に応じて該第1の転送データの転送に割
り込ませ、前記送信管理領域及び受信管理領域の設定情
報に従って転送するものである。
【0010】また、(2)前記受信側装置は、送信側装
置から送信された各転送データの分割転送データのう
ち、受信されなかった分割転送データに対してのみ再送
要求を行う手段を備え、前記送信側装置は、受信側装置
から再送要求された分割転送データのみを再送する手段
を備えたものである。
置から送信された各転送データの分割転送データのう
ち、受信されなかった分割転送データに対してのみ再送
要求を行う手段を備え、前記送信側装置は、受信側装置
から再送要求された分割転送データのみを再送する手段
を備えたものである。
【0011】また、本発明のデータ転送送信側装置は、
(3)発生した各転送データ毎に送信管理領域をメモリ
に設定し、各転送データを所定のサイズに分割し、該転
送データ対応の送信管理領域に設定した送信管理情報に
基づいて、各転送データの分割転送データを順次送信す
る送信側装置であって、送信側装置から送信される各転
送データの分割転送データを、各転送データ対応に管理
して受信する受信側装置に対し、第1の転送データを転
送しているときに発生した他の第2の転送データを、そ
の転送データの種別に応じて該第1の転送データの転送
に割り込ませ、前記送信管理領域の設定情報に従って転
送するものである。また、(4)前記データ転送送信側
装置は、受信側装置から再送要求された分割転送データ
のみを再送するものである。
(3)発生した各転送データ毎に送信管理領域をメモリ
に設定し、各転送データを所定のサイズに分割し、該転
送データ対応の送信管理領域に設定した送信管理情報に
基づいて、各転送データの分割転送データを順次送信す
る送信側装置であって、送信側装置から送信される各転
送データの分割転送データを、各転送データ対応に管理
して受信する受信側装置に対し、第1の転送データを転
送しているときに発生した他の第2の転送データを、そ
の転送データの種別に応じて該第1の転送データの転送
に割り込ませ、前記送信管理領域の設定情報に従って転
送するものである。また、(4)前記データ転送送信側
装置は、受信側装置から再送要求された分割転送データ
のみを再送するものである。
【0012】また、本発明のデータ転送受信側装置は、
(5)所定サイズの分割転送データに分割され、該分割
転送データが各転送データ対応に管理されて順次送信さ
れる各転送データを受信する受信側装置であって、各転
送データ毎に、受信管理領域及び受信バッファ領域をメ
モリに設定し、送信側装置から送信された各転送データ
の分割転送データを、該転送データ対応の受信管理領域
に設定した受信管理情報に基づいて、それぞれの受信バ
ッファに格納する手段を備え、前記受信バッファに分割
転送データを格納する際に、受信されずに抜け落ちた分
割転送データに対して未受信領域として空き領域とした
まま、順次受信される分割転送データを受信バッファ領
域に格納するものである。
(5)所定サイズの分割転送データに分割され、該分割
転送データが各転送データ対応に管理されて順次送信さ
れる各転送データを受信する受信側装置であって、各転
送データ毎に、受信管理領域及び受信バッファ領域をメ
モリに設定し、送信側装置から送信された各転送データ
の分割転送データを、該転送データ対応の受信管理領域
に設定した受信管理情報に基づいて、それぞれの受信バ
ッファに格納する手段を備え、前記受信バッファに分割
転送データを格納する際に、受信されずに抜け落ちた分
割転送データに対して未受信領域として空き領域とした
まま、順次受信される分割転送データを受信バッファ領
域に格納するものである。
【0013】また、(6)前記受信側装置は、送信側装
置から送信された各転送データの分割転送データのう
ち、受信されなかった分割転送データに対してのみ再送
要求を行うものである。また、(7)前記受信側装置
は、前記受信バッファ内に複数に分かれた未受信領域
を、各未受信領域の一部にリンク情報を格納して互いに
リンクさせたものである。
置から送信された各転送データの分割転送データのう
ち、受信されなかった分割転送データに対してのみ再送
要求を行うものである。また、(7)前記受信側装置
は、前記受信バッファ内に複数に分かれた未受信領域
を、各未受信領域の一部にリンク情報を格納して互いに
リンクさせたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のデータ転送システ
ム全体の主要部を示す。本発明のデータ転送システムは
図1の(a)に示すように、送信側装置1−1と受信側
装置1−2とにより構成され、送信側装置1−1と受信
側装置1−2は、公衆回線又は専用線等による回線1−
3により接続される。
ム全体の主要部を示す。本発明のデータ転送システムは
図1の(a)に示すように、送信側装置1−1と受信側
装置1−2とにより構成され、送信側装置1−1と受信
側装置1−2は、公衆回線又は専用線等による回線1−
3により接続される。
【0015】送信側装置1−1はその内部のメモリ上
に、不規則に発生する各転送データ毎に送信管理領域を
生成し、図示の例のように、発生した第1及び第2の転
送データD1,D2毎に第1及び第2の送信管理領域1
−11,1−12を生成する。また、受信側装置1−2
はその内部のメモリ上に、該第1及び第2の転送データ
D1,D2毎に第1及び第2の受信管理領域1−21,
1−22を生成する。
に、不規則に発生する各転送データ毎に送信管理領域を
生成し、図示の例のように、発生した第1及び第2の転
送データD1,D2毎に第1及び第2の送信管理領域1
−11,1−12を生成する。また、受信側装置1−2
はその内部のメモリ上に、該第1及び第2の転送データ
D1,D2毎に第1及び第2の受信管理領域1−21,
1−22を生成する。
【0016】送信側装置1−1は、転送データD1に対
して、送信開始を通知する制御パケットcp1を送信
し、続いて転送データD1を幾つかに分割し、制御パケ
ットを付した分割転送データd11を受信側装置1−2
へ転送する。また、受信側装置1−2図は、回線1−3
を介して制御パケットcp1及び分割転送データd11
を順次受信し、受信完了の制御パケットcp2を送信側
装置1−1へ返信する。
して、送信開始を通知する制御パケットcp1を送信
し、続いて転送データD1を幾つかに分割し、制御パケ
ットを付した分割転送データd11を受信側装置1−2
へ転送する。また、受信側装置1−2図は、回線1−3
を介して制御パケットcp1及び分割転送データd11
を順次受信し、受信完了の制御パケットcp2を送信側
装置1−1へ返信する。
【0017】図1の(b)は送信側装置1−1内の送信
管理領域のデータ構成を示す。送信管理領域は、自装置
アドレス、相手装置アドレス、転送識別子、全転送バイ
ト数、転送済バイト数及び転送バッファポインタの各格
納領域を有する。自装置アドレスの領域には送信側装置
1−1自身のアドレスを格納し、相手装置アドレスの領
域には、通信相手装置のアドレスを格納する。転送識別
子の領域には、発生する転送データの種別(例えば、通
常データ又は緊急データ等の種別)を格納し、転送識別
子は発生する転送データの種別毎にユニークに定義され
る。
管理領域のデータ構成を示す。送信管理領域は、自装置
アドレス、相手装置アドレス、転送識別子、全転送バイ
ト数、転送済バイト数及び転送バッファポインタの各格
納領域を有する。自装置アドレスの領域には送信側装置
1−1自身のアドレスを格納し、相手装置アドレスの領
域には、通信相手装置のアドレスを格納する。転送識別
子の領域には、発生する転送データの種別(例えば、通
常データ又は緊急データ等の種別)を格納し、転送識別
子は発生する転送データの種別毎にユニークに定義され
る。
【0018】全転送バイト数の領域には転送データ全体
の総バイト数を格納する。転送済バイト数の領域には、
全転送データのうち受信側へ転送が済んだバイト数を格
納する。転送バッファポインタの領域には、転送データ
が格納された送信側装置1−1のメモリ上の次に転送す
べきデータのアドレスを格納する。
の総バイト数を格納する。転送済バイト数の領域には、
全転送データのうち受信側へ転送が済んだバイト数を格
納する。転送バッファポインタの領域には、転送データ
が格納された送信側装置1−1のメモリ上の次に転送す
べきデータのアドレスを格納する。
【0019】図1の(c)は受信側装置1−2内の受信
管理領域のデータ構成を示す。受信管理領域は、自装置
アドレス、相手装置アドレス、転送識別子、全転送バイ
ト数、転送済バイト数、受信バッファポインタ、未受信
リンクポインタの各格納領域を有する。
管理領域のデータ構成を示す。受信管理領域は、自装置
アドレス、相手装置アドレス、転送識別子、全転送バイ
ト数、転送済バイト数、受信バッファポインタ、未受信
リンクポインタの各格納領域を有する。
【0020】自装置アドレス、相手装置アドレス、転送
識別子、全転送バイト数、転送済バイト数の各格納領域
は、前述の送信管理領域におけるものと同様であるので
説明を省略する。受信バッファポインタの領域には、受
信データが格納される受信バッファ領域の先頭アドレス
を格納する。未受信リンクポインタの領域には、前述の
受信バッファ領域内のリンクさせた未受信領域の先頭ポ
インタを格納する。
識別子、全転送バイト数、転送済バイト数の各格納領域
は、前述の送信管理領域におけるものと同様であるので
説明を省略する。受信バッファポインタの領域には、受
信データが格納される受信バッファ領域の先頭アドレス
を格納する。未受信リンクポインタの領域には、前述の
受信バッファ領域内のリンクさせた未受信領域の先頭ポ
インタを格納する。
【0021】図1の(d)は、送信側装置と受信側装置
との間で送受される制御パケットのデータ構成を示し、
自装置アドレス、相手装置アドレス、転送識別子、転送
制御内容、全転送バイト数、転送開始アドレス、転送終
了アドレスの各格納領域を有する。自装置アドレス、相
手装置アドレス、転送識別子、全転送バイト数の格納領
域は、前述の送信管理領域におけるものと同様である
との間で送受される制御パケットのデータ構成を示し、
自装置アドレス、相手装置アドレス、転送識別子、転送
制御内容、全転送バイト数、転送開始アドレス、転送終
了アドレスの各格納領域を有する。自装置アドレス、相
手装置アドレス、転送識別子、全転送バイト数の格納領
域は、前述の送信管理領域におけるものと同様である
【0022】転送制御内容の領域には、「送信開始」
(送信側→受信側)、「データ送信」(送信側→受信
側)、「受信完了」(受信側→送信側)、「再送要求」
(受信側→送信側)、等の転送制御内容を格納する。転
送開始アドレスの領域には、当該制御パケットを付して
送信する分割転送データが格納されていた送信側装置の
メモリの先頭アドレスを格納し、転送終了アドレスの領
域には、該分割転送データが格納されていたメモリの末
尾アドレスを格納する。
(送信側→受信側)、「データ送信」(送信側→受信
側)、「受信完了」(受信側→送信側)、「再送要求」
(受信側→送信側)、等の転送制御内容を格納する。転
送開始アドレスの領域には、当該制御パケットを付して
送信する分割転送データが格納されていた送信側装置の
メモリの先頭アドレスを格納し、転送終了アドレスの領
域には、該分割転送データが格納されていたメモリの末
尾アドレスを格納する。
【0023】送信側で転送データが発生すると、まず送
信開始の制御パケットのみを受信側に送信する。該制御
パケットには、転送データサイズ(全転送バイト数)が
格納され、受信側でこの送信開始制御パケットを受信す
ると、以降送信される転送データ用に受信バッファ領域
を確保して受信に備える。
信開始の制御パケットのみを受信側に送信する。該制御
パケットには、転送データサイズ(全転送バイト数)が
格納され、受信側でこの送信開始制御パケットを受信す
ると、以降送信される転送データ用に受信バッファ領域
を確保して受信に備える。
【0024】送信側から受信側へ送信する転送データは
幾つかに分割してパケット化され、転送される。受信側
で全ての分割転送データを受信し終えると、受信完了制
御パケットを送信側に返送し、送信側で該受信完了制御
パケットを受信することにより1つの転送データの転送
動作が完了する。
幾つかに分割してパケット化され、転送される。受信側
で全ての分割転送データを受信し終えると、受信完了制
御パケットを送信側に返送し、送信側で該受信完了制御
パケットを受信することにより1つの転送データの転送
動作が完了する。
【0025】図2に本発明によるデータ転送の送信側の
動作例を示す。送信側装置で転送データD1が発生する
と、そのデータに対する送信管理領域1−11を生成す
る。そして、最初に相手装置に対して送信開始用制御パ
ケットcp1を送信し、データ転送の開始を通知し(ス
テップS2−1)、それに続いて転送データD1の送信
を開始するが、転送データD1を予め定められた所定の
サイズに分割し、該所定の大きさの分割転送データd1
1,d12…毎にパケット化して転送する(ステップS
2−2,S2−3)。
動作例を示す。送信側装置で転送データD1が発生する
と、そのデータに対する送信管理領域1−11を生成す
る。そして、最初に相手装置に対して送信開始用制御パ
ケットcp1を送信し、データ転送の開始を通知し(ス
テップS2−1)、それに続いて転送データD1の送信
を開始するが、転送データD1を予め定められた所定の
サイズに分割し、該所定の大きさの分割転送データd1
1,d12…毎にパケット化して転送する(ステップS
2−2,S2−3)。
【0026】ここで、第1の転送データD1を転送中に
別の第2の転送データD2が発生すると、該第2の転送
データD2に対する送信管理領域1−12を作成し、そ
れ以降は、第1及び第2の転送データD1,D2の転送
を併行して行う。ここで、第1及び第2の転送データD
1,Dの種別が同一である場合、第1の転送データD1
の分割転送データd11,d12…に、第2の転送デー
タD2の分割転送データd21,d22…を交互に割り
込ませて相手先の接続装置に転送する。これに対して、
第1及び第2の転送データD1,Dの種別が、一方が緊
急データ、他方が通常データである場合、緊急データを
通常データより優先させて送信する。
別の第2の転送データD2が発生すると、該第2の転送
データD2に対する送信管理領域1−12を作成し、そ
れ以降は、第1及び第2の転送データD1,D2の転送
を併行して行う。ここで、第1及び第2の転送データD
1,Dの種別が同一である場合、第1の転送データD1
の分割転送データd11,d12…に、第2の転送デー
タD2の分割転送データd21,d22…を交互に割り
込ませて相手先の接続装置に転送する。これに対して、
第1及び第2の転送データD1,Dの種別が、一方が緊
急データ、他方が通常データである場合、緊急データを
通常データより優先させて送信する。
【0027】図2の例は後から発生した第2の転送デー
タD2が緊急データである場合を示し、第1の転送デー
タD1の送信を一時中断し、第2の転送データD2の送
信開始用制御パケットcp2を送信し(ステップS2−
4)、第2の転送データD2のデータパケット(分割転
送データd21〜d23)の全てを転送し終えた後(ス
テップS2−5)、第1の転送データD1の残りの分割
転送データd13〜d15を転送し(ステップS2−
6)、送信完了用制御パケットcp3を送信し(ステッ
プS2−7)、相手装置から受信完了用制御パケットc
p4を受信して(ステップS2−8)、第1の転送デー
タD1の転送を終了する。
タD2が緊急データである場合を示し、第1の転送デー
タD1の送信を一時中断し、第2の転送データD2の送
信開始用制御パケットcp2を送信し(ステップS2−
4)、第2の転送データD2のデータパケット(分割転
送データd21〜d23)の全てを転送し終えた後(ス
テップS2−5)、第1の転送データD1の残りの分割
転送データd13〜d15を転送し(ステップS2−
6)、送信完了用制御パケットcp3を送信し(ステッ
プS2−7)、相手装置から受信完了用制御パケットc
p4を受信して(ステップS2−8)、第1の転送デー
タD1の転送を終了する。
【0028】なお、図示を省略しているが、前述のステ
ップS2−5において、第2の転送データD2の分割転
送データd21〜d23を全て転送し終えたとき、送信
完了用制御パケットを送信し、相手装置から受信完了用
制御パケットを受信して、該第2の転送データD2の転
送を終了するのは、第1の転送データD1の転送の場合
と同様である。
ップS2−5において、第2の転送データD2の分割転
送データd21〜d23を全て転送し終えたとき、送信
完了用制御パケットを送信し、相手装置から受信完了用
制御パケットを受信して、該第2の転送データD2の転
送を終了するのは、第1の転送データD1の転送の場合
と同様である。
【0029】ここで、送信管理領域1−11,1−12
の転送済バイト数の領域には、各分割転送データの送信
が完了する度に更新され、全ての分割転送データを送信
し終え、転送済バイト数が全転送バイト数と一致したと
き、送信完了用制御パケットを送信する。そして、該送
信完了用制御パケットに対する受信側装置からの受信完
了用制御パケットを受け取って転送動作を終了する。
の転送済バイト数の領域には、各分割転送データの送信
が完了する度に更新され、全ての分割転送データを送信
し終え、転送済バイト数が全転送バイト数と一致したと
き、送信完了用制御パケットを送信する。そして、該送
信完了用制御パケットに対する受信側装置からの受信完
了用制御パケットを受け取って転送動作を終了する。
【0030】なお、送信側装置は、分割転送データの送
信中、又は受信完了等の制御パケット受信待ち状態のと
き、受信側装置から再送要求の制御パケットを受信する
と、該再送要求制御パケットにより指定された分割部位
の分割転送データのみを再送する。
信中、又は受信完了等の制御パケット受信待ち状態のと
き、受信側装置から再送要求の制御パケットを受信する
と、該再送要求制御パケットにより指定された分割部位
の分割転送データのみを再送する。
【0031】図3に本発明によるデータ転送の受信側の
動作例を示す。受信側装置で送信開始用制御パケットc
p1を受信すると(ステップS3- 1)、該制御パケッ
ト内の全転送データ数領域に格納されたデータ数の大き
さの受信バッファ領域B1を生成し、生成した受信バッ
ファ領域B1に対する受信管理領域1−21を生成す
る。
動作例を示す。受信側装置で送信開始用制御パケットc
p1を受信すると(ステップS3- 1)、該制御パケッ
ト内の全転送データ数領域に格納されたデータ数の大き
さの受信バッファ領域B1を生成し、生成した受信バッ
ファ領域B1に対する受信管理領域1−21を生成す
る。
【0032】その後、分割転送データd11,d12…
のデータ転送用制御パケットを受信すると(ステップS
3- 2,3−3)、該制御パケット内にある転送開始ア
ドレス及び転送終了アドレスを基に、受信した分割転送
データd11,d12を受信バッファ領域B1の所定の
領域に格納するとともに、受信管理領域1−21の未受
信リンクポインタを設定し直す。なお、未受信リンクポ
インタの設定について図4及び図5を参照して後に詳述
する。
のデータ転送用制御パケットを受信すると(ステップS
3- 2,3−3)、該制御パケット内にある転送開始ア
ドレス及び転送終了アドレスを基に、受信した分割転送
データd11,d12を受信バッファ領域B1の所定の
領域に格納するとともに、受信管理領域1−21の未受
信リンクポインタを設定し直す。なお、未受信リンクポ
インタの設定について図4及び図5を参照して後に詳述
する。
【0033】また、第1の転送データD1を受信中に、
新たに第2の転送データD2の送信開始用制御パケット
cp2を受信すると(ステップS3−4)、第1の転送
データD1の受信の場合と同様に、第2の転送データD
2に対応して受信バッファ領域B2と受信管理領域1−
22とを生成し、第2の転送データD2も併行して受信
する(ステップS3- 5)。
新たに第2の転送データD2の送信開始用制御パケット
cp2を受信すると(ステップS3−4)、第1の転送
データD1の受信の場合と同様に、第2の転送データD
2に対応して受信バッファ領域B2と受信管理領域1−
22とを生成し、第2の転送データD2も併行して受信
する(ステップS3- 5)。
【0034】図3に示した例は第2の転送データD2が
緊急データであるため、先に第2の転送データD2の分
割転送データd21…の受信を完了し、その後、第1の
転送データD1の残りの分割転送データd13…を受信
する(ステップS3- 6)。第1の転送データD1の送
信完了用制御パケットcp3を受信し(ステップS3-
7)、その全ての転送データの受信が完了すると、受信
完了用制御パケットcp4を送信して受信動作を完了す
る(ステップS3- 8)。なお、図3において、第2の
転送データD2の送信完了用制御パケットの受信及び受
信完了用制御パケットの送信については図示を省略して
いるが同様に行われる。
緊急データであるため、先に第2の転送データD2の分
割転送データd21…の受信を完了し、その後、第1の
転送データD1の残りの分割転送データd13…を受信
する(ステップS3- 6)。第1の転送データD1の送
信完了用制御パケットcp3を受信し(ステップS3-
7)、その全ての転送データの受信が完了すると、受信
完了用制御パケットcp4を送信して受信動作を完了す
る(ステップS3- 8)。なお、図3において、第2の
転送データD2の送信完了用制御パケットの受信及び受
信完了用制御パケットの送信については図示を省略して
いるが同様に行われる。
【0035】受信側装置で受信された各転送データD
1、D2の分割転送データd11,d12…、d21…
は、それぞれ受信バッファ領域B1、B2の所定の領域
に格納される。データ転送の異常により抜け落ちた分割
転送データに対しては、その受信バッファ領域を未受信
領域として空けたまま次の分割転送データを所定の受信
領域に格納する。そして、受信バッファ領域に図5
(a)に示すような不連続の未受信領域が生じたとき、
又は送信完了用制御パケットを受信したときに未受信の
分割転送データが存在するとき、それら未受信の分割転
送データを指し示す再送要求制御パケットを送信側装置
に送信する。
1、D2の分割転送データd11,d12…、d21…
は、それぞれ受信バッファ領域B1、B2の所定の領域
に格納される。データ転送の異常により抜け落ちた分割
転送データに対しては、その受信バッファ領域を未受信
領域として空けたまま次の分割転送データを所定の受信
領域に格納する。そして、受信バッファ領域に図5
(a)に示すような不連続の未受信領域が生じたとき、
又は送信完了用制御パケットを受信したときに未受信の
分割転送データが存在するとき、それら未受信の分割転
送データを指し示す再送要求制御パケットを送信側装置
に送信する。
【0036】ここで、図4及び図5を基に本発明による
未受信リンクポインタと受信バッファの未受信領域につ
いて説明する。図4の(a)は転送データ受信前の状態
を示し、送信開始用制御パケットの受信直後の、受信管
理領域と受信バッファとが生成された状態を示す。この
とき、受信管理領域の受信バッファポインタ及び未受信
バッファポインタは、受信バッファの先頭アドレスを指
している。未受信リンクポインタの指し示す受信バッフ
ァ領域内には、未受信リンク情報及び当該未受信領域の
連続データ格納サイズ(S0)情報を格納する。
未受信リンクポインタと受信バッファの未受信領域につ
いて説明する。図4の(a)は転送データ受信前の状態
を示し、送信開始用制御パケットの受信直後の、受信管
理領域と受信バッファとが生成された状態を示す。この
とき、受信管理領域の受信バッファポインタ及び未受信
バッファポインタは、受信バッファの先頭アドレスを指
している。未受信リンクポインタの指し示す受信バッフ
ァ領域内には、未受信リンク情報及び当該未受信領域の
連続データ格納サイズ(S0)情報を格納する。
【0037】未受信リンク情報は、受信バッファ領域に
おける未受信領域をリンクさせる情報で、図4(a)の
転送データ受信前の状態では、当該未受信領域(図の網
目模様を付した領域)が最後の未受信領域であることを
示す未受信領域エンド情報を格納する。また、この状態
では、当該未受信領域の連続データ格納サイズ(S0)
と受信バッファ領域のサイズとが一致している。
おける未受信領域をリンクさせる情報で、図4(a)の
転送データ受信前の状態では、当該未受信領域(図の網
目模様を付した領域)が最後の未受信領域であることを
示す未受信領域エンド情報を格納する。また、この状態
では、当該未受信領域の連続データ格納サイズ(S0)
と受信バッファ領域のサイズとが一致している。
【0038】図4の(b)は正常に転送データを受信し
ている状態を示し、分割転送データを受信すると、受信
管理領域の転送済バイト数には、受信した分割転送デー
タの累計バイト数を格納する。受信データは受信バッフ
ァ領域に、受信バッファポインタの指し示す位置から順
に格納される。未受信リンクポインタは、分割転送デー
タを受信する度に更新され、受信データに抜け落ちがな
い場合、次の受信データを格納する未受信領域の先頭ア
ドレスを保持している。
ている状態を示し、分割転送データを受信すると、受信
管理領域の転送済バイト数には、受信した分割転送デー
タの累計バイト数を格納する。受信データは受信バッフ
ァ領域に、受信バッファポインタの指し示す位置から順
に格納される。未受信リンクポインタは、分割転送デー
タを受信する度に更新され、受信データに抜け落ちがな
い場合、次の受信データを格納する未受信領域の先頭ア
ドレスを保持している。
【0039】図5の(a)は転送データに抜け落ちが発
生した場合の状態を示す。今回受信した分割転送データ
の制御パケット内の転送開始アドレスが、前回受信した
分割転送データ5−1の転送終了アドレスの続きでない
とき、データの抜け落ちが発生したと判定される。そし
て、このとき受信した分割転送データ5−3は、その転
送開始アドレスを基に算出した受信バッファ領域内のア
ドレス位置から格納する。また、受信管理領域の転送済
バイト数に、受信された分割転送データのバイト数を加
算して更新する。
生した場合の状態を示す。今回受信した分割転送データ
の制御パケット内の転送開始アドレスが、前回受信した
分割転送データ5−1の転送終了アドレスの続きでない
とき、データの抜け落ちが発生したと判定される。そし
て、このとき受信した分割転送データ5−3は、その転
送開始アドレスを基に算出した受信バッファ領域内のア
ドレス位置から格納する。また、受信管理領域の転送済
バイト数に、受信された分割転送データのバイト数を加
算して更新する。
【0040】そして、未受信リンクポインタは、図5
(a)に示すように、抜け落ちた分割転送データが格納
されるべき受信バッファの未受信領域5−2の先頭アド
レスを格納し、該ポインタの指し示す受信バッファの未
受信領域には、次の未受信領域5−4の先頭アドレス※
1(リンク先未受信領域アドレス)及び当該未受信領域
のサイズS2(連続している空き領域)を格納する。
(a)に示すように、抜け落ちた分割転送データが格納
されるべき受信バッファの未受信領域5−2の先頭アド
レスを格納し、該ポインタの指し示す受信バッファの未
受信領域には、次の未受信領域5−4の先頭アドレス※
1(リンク先未受信領域アドレス)及び当該未受信領域
のサイズS2(連続している空き領域)を格納する。
【0041】前述のリンク先未受信領域5−4は、今回
受信した分割転送データの格納領域5−3に引き続く未
受信領域となり、該未受信領域の先頭部分には、当該未
受信領域が最後の未受信領域であることを示す未受信領
域エンド情報及び当該未受信領域のサイズS3を格納す
る。このようにして、転送途中等で抜け落ちた未受信の
分割転送データに対して、その受信バッファ領域を未受
信領域としたまま、次の受信データを受信バッファに格
納していく。
受信した分割転送データの格納領域5−3に引き続く未
受信領域となり、該未受信領域の先頭部分には、当該未
受信領域が最後の未受信領域であることを示す未受信領
域エンド情報及び当該未受信領域のサイズS3を格納す
る。このようにして、転送途中等で抜け落ちた未受信の
分割転送データに対して、その受信バッファ領域を未受
信領域としたまま、次の受信データを受信バッファに格
納していく。
【0042】図5の(b)は、転送データの全ての分割
転送データが受信され、転送データの全てが受信バッフ
ァ領域に格納された状態を示している。受信管理領域の
受信バッファポインタは、当該転送データが格納される
受信バッファ領域の先頭アドレスを示し、その値は最後
まで変化しない。
転送データが受信され、転送データの全てが受信バッフ
ァ領域に格納された状態を示している。受信管理領域の
受信バッファポインタは、当該転送データが格納される
受信バッファ領域の先頭アドレスを示し、その値は最後
まで変化しない。
【0043】図6〜図8はデータ転送動作のシーケンス
を示す。図6は1つの転送データの通常の転送シーケン
スを示す。送信側装置は、転送データが発生すると送信
管理用領域を生成し、制御パケット(送信1開始)を送
信し(ステップS6−1)、受信側装置からの制御パケ
ット(受信1開始)を受信し(ステップS6−2)、転
送データを分割して分割転送データd11〜d1nを送
信する(ステップS6−3〜S6−6)。全ての転送デ
ータの転送を終えると、制御パケット(送信1完了)を
送信し(ステップS6−7)、受信側装置からの制御パ
ケット(受信1完了)を受信(ステップS6−8)後、
データ転送を完了する。
を示す。図6は1つの転送データの通常の転送シーケン
スを示す。送信側装置は、転送データが発生すると送信
管理用領域を生成し、制御パケット(送信1開始)を送
信し(ステップS6−1)、受信側装置からの制御パケ
ット(受信1開始)を受信し(ステップS6−2)、転
送データを分割して分割転送データd11〜d1nを送
信する(ステップS6−3〜S6−6)。全ての転送デ
ータの転送を終えると、制御パケット(送信1完了)を
送信し(ステップS6−7)、受信側装置からの制御パ
ケット(受信1完了)を受信(ステップS6−8)後、
データ転送を完了する。
【0044】一方、受信側装置は、送信側装置からの制
御パケット(送信1開始)を受信する(ステップS6−
1)と、該制御パケットから受信バッファ領域及び受信
管理領域を生成後、送信側装置に対して制御パケット
(受信1開始)を送信する(ステップS6−2)。以
後、受信管理領域に設定した情報を基に、分割転送デー
タd11…d1nを受信バッファ領域の各領域に格納す
る(ステップS6−3〜S6−6)。そして、送信側装
置から制御パケット(送信1完了)を受信し(ステップ
S6−7)、未受信領域が発生していないとき、制御パ
ケット(受信1完了)を送信し(ステップS6−8)、
受信動作を完了する。
御パケット(送信1開始)を受信する(ステップS6−
1)と、該制御パケットから受信バッファ領域及び受信
管理領域を生成後、送信側装置に対して制御パケット
(受信1開始)を送信する(ステップS6−2)。以
後、受信管理領域に設定した情報を基に、分割転送デー
タd11…d1nを受信バッファ領域の各領域に格納す
る(ステップS6−3〜S6−6)。そして、送信側装
置から制御パケット(送信1完了)を受信し(ステップ
S6−7)、未受信領域が発生していないとき、制御パ
ケット(受信1完了)を送信し(ステップS6−8)、
受信動作を完了する。
【0045】図7はデータ転送中に他の緊急データを転
送する転送シーケンスを示す。送信側装置で、第1の転
送データを送信するための制御パケット(送信1開始)
を送信した後、他の第2の転送データ(緊急データ)が
発生した場合、該第2の転送データに対する送信管理領
域を生成し、通常データである第1の転送データd11
〜d14より優先的に緊急データである第2の転送デー
タd21〜d23を送信する。該該第2の転送データ
(緊急データ)の転送を全て完了した後、第1の転送デ
ータ(通常データ)の残りのデータを転送する。
送する転送シーケンスを示す。送信側装置で、第1の転
送データを送信するための制御パケット(送信1開始)
を送信した後、他の第2の転送データ(緊急データ)が
発生した場合、該第2の転送データに対する送信管理領
域を生成し、通常データである第1の転送データd11
〜d14より優先的に緊急データである第2の転送デー
タd21〜d23を送信する。該該第2の転送データ
(緊急データ)の転送を全て完了した後、第1の転送デ
ータ(通常データ)の残りのデータを転送する。
【0046】図8は転送データの抜け落ち等の転送異常
が発生時の転送シーケンスを示す。同図は、転送データ
のうち、分割転送データd12,d13,d14及びd
16に転送異常が発生し、受信側装置で受信されなかっ
た場合を示している。受信側装置で制御パケット(送信
1完了)を受信したときに、未受信領域が存在するかど
うかを調べ、分割転送データd12,d13,d14及
びd16の格納領域が未受信領域と成っているため、該
分割転送データのみの再送を要求する再送要求制御パケ
ットを送信する。
が発生時の転送シーケンスを示す。同図は、転送データ
のうち、分割転送データd12,d13,d14及びd
16に転送異常が発生し、受信側装置で受信されなかっ
た場合を示している。受信側装置で制御パケット(送信
1完了)を受信したときに、未受信領域が存在するかど
うかを調べ、分割転送データd12,d13,d14及
びd16の格納領域が未受信領域と成っているため、該
分割転送データのみの再送を要求する再送要求制御パケ
ットを送信する。
【0047】送信側装置では制御パケット(送信完了)
を送信後、制御パケット(再送要求)を受信すると、再
送要求された分割転送データのみを受信側装置に送信す
る。受信側装置では、再送データを受信し、全てのデー
タが受信されると、送信側装置に対して、制御パケット
(受信完了)を送信し、受信動作を停止する。送信側装
置では、制御パケット(受信完了)を受信することによ
り送信動作を完了する。
を送信後、制御パケット(再送要求)を受信すると、再
送要求された分割転送データのみを受信側装置に送信す
る。受信側装置では、再送データを受信し、全てのデー
タが受信されると、送信側装置に対して、制御パケット
(受信完了)を送信し、受信動作を停止する。送信側装
置では、制御パケット(受信完了)を受信することによ
り送信動作を完了する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発生した複数の転送データ毎に送信管理領域及び受信管
理領域を生成し、各転送データ毎に該送信管理領域及び
受信管理領域に管理情報を設定して個別にそれぞれの転
送を管理制御することにより、複数の転送データを併行
して転送し、各転送データが回線を占有することなく、
分割転送データを適宜割り込ませて転送することができ
るため、或る転送データが大量のデータであっても、他
の転送データが長時間遅延することなく即時的に転送さ
れ、有効的なデータ転送を行うことができる。
発生した複数の転送データ毎に送信管理領域及び受信管
理領域を生成し、各転送データ毎に該送信管理領域及び
受信管理領域に管理情報を設定して個別にそれぞれの転
送を管理制御することにより、複数の転送データを併行
して転送し、各転送データが回線を占有することなく、
分割転送データを適宜割り込ませて転送することができ
るため、或る転送データが大量のデータであっても、他
の転送データが長時間遅延することなく即時的に転送さ
れ、有効的なデータ転送を行うことができる。
【0049】また、受信側装置では受信されなかった分
割転送データに対して受信バッファを未受信領域として
空けておき、該未受信データのみを再送要求し、送信側
装置は再送要求されたデータのみを再送し、受信側装置
で再送データを該未受信領域に格納することにより、再
送動作を効率良く行うことができ、回線の負荷軽減を図
ることができ、回線使用効率を向上させて転送システム
全体の効率を向上させ、転送データの遅延を減少させる
ことができる。
割転送データに対して受信バッファを未受信領域として
空けておき、該未受信データのみを再送要求し、送信側
装置は再送要求されたデータのみを再送し、受信側装置
で再送データを該未受信領域に格納することにより、再
送動作を効率良く行うことができ、回線の負荷軽減を図
ることができ、回線使用効率を向上させて転送システム
全体の効率を向上させ、転送データの遅延を減少させる
ことができる。
【図1】本発明のデータ転送システム全体の主要部を示
す図である。
す図である。
【図2】本発明によるデータ転送の送信側の動作例を示
す図である。
す図である。
【図3】本発明によるデータ転送の受信側の動作例を示
す図である。
す図である。
【図4】本発明による未受信リンクポインタと未受信領
域についての説明図である。
域についての説明図である。
【図5】本発明による未受信リンクポインタと未受信領
域についての説明図である。
域についての説明図である。
【図6】1つの転送データの通常の転送シーケンスを示
す図である。
す図である。
【図7】データ転送中に他の緊急データを転送する転送
シーケンスを示す図である。
シーケンスを示す図である。
【図8】転送データの抜け落ち等の転送異常発生時の転
送シーケンスを示す図である。
送シーケンスを示す図である。
1−1 送信側装置 1−11 第1の送信管理領域 1−12 第2の送信管理領域 1−2 受信側装置 1−21 第1の受信管理領域 1−22 第2の受信管理領域 1−3 回線 D1 第1の転送データ B1 第1の受信バッファ領域 D2 第2の転送データ B2 第2の受信バッファ領域 cp1 送信開始制御パケット d11 分割転送データ cp2 受信完了制御パケット
Claims (7)
- 【請求項1】 発生した各転送データ毎に送信管理領域
をメモリに設定し、各転送データを所定のサイズに分割
し、該転送データ対応の送信管理領域に設定した送信管
理情報に基づいて、各転送データの分割転送データを順
次送信する送信側装置と、 送信側装置から送信される各転送データ毎に、受信管理
領域及び受信バッファ領域をメモリに設定し、送信側装
置から送信される各転送データの分割転送データを、該
転送データ対応の受信管理領域に設定した受信管理情報
に基づいて、それぞれの受信バッファ領域に格納する受
信側装置とを備え、 前記送信側装置から前記受信側装置へ第1の転送データ
を転送しているときに発生した他の第2の転送データ
を、その転送データの種別に応じて該第1の転送データ
の転送に割り込ませ、前記送信管理領域及び受信管理領
域の設定情報に従って転送することを特徴とするデータ
転送システム。 - 【請求項2】 前記受信側装置は、送信側装置から送信
された各転送データの分割転送データのうち、受信され
なかった分割転送データに対してのみ再送要求を行う手
段を備え、前記送信側装置は、受信側装置から再送要求
された分割転送データのみを再送する手段を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載のデータ転送システム。 - 【請求項3】 発生した各転送データ毎に送信管理領域
をメモリに設定し、各転送データを所定のサイズに分割
し、該転送データ対応の送信管理領域に設定した送信管
理情報に基づいて、各転送データの分割転送データを順
次送信する送信側装置であって、 送信側装置から送信される各転送データの分割転送デー
タを、各転送データ対応に管理して受信する受信側装置
に対し、第1の転送データを転送しているときに発生し
た他の第2の転送データを、その転送データの種別に応
じて該第1の転送データの転送に割り込ませ、前記送信
管理領域の設定情報に従って転送することを特徴とする
データ転送送信側装置。 - 【請求項4】 前記データ転送送信側装置は、受信側装
置から再送要求された分割転送データのみを再送するこ
とを特徴とする請求項3に記載のデータ転送送信側装
置。 - 【請求項5】 所定サイズの分割転送データに分割さ
れ、該分割転送データが各転送データ対応に管理されて
順次送信される各転送データを受信する受信側装置であ
って、 各転送データ毎に、受信管理領域及び受信バッファ領域
をメモリに設定し、送信側装置から送信された各転送デ
ータの分割転送データを、該転送データ対応の受信管理
領域に設定した受信管理情報に基づいて、それぞれの受
信バッファに格納する手段を備え、 前記受信バッファに分割転送データを格納する際に、受
信されずに抜け落ちた分割転送データに対して未受信領
域として空き領域としたまま、順次受信される分割転送
データを受信バッファ領域に格納することを特徴とする
データ転送受信側装置。 - 【請求項6】 前記受信側装置は、送信側装置から送信
された各転送データの分割転送データのうち、受信され
なかった分割転送データに対してのみ再送要求を行うこ
とを特徴とする請求項5に記載のデータ転送受信側装
置。 - 【請求項7】 前記受信側装置は、前記受信バッファ内
に複数に分かれた未受信領域を、各未受信領域の一部に
リンク情報を格納して互いにリンクさせたことを特徴と
する請求項5に記載のデータ転送受信側装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082967A JP2002290493A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | データ転送システム並びにその送信側及び受信側装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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