JP2013063003A - ブースト回路とそれを備えるdc−dcコンバータ、電源装置及びブースト回路の動作方法 - Google Patents

ブースト回路とそれを備えるdc−dcコンバータ、電源装置及びブースト回路の動作方法 Download PDF

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徹 芳野
Shigeji Yamashita
茂治 山下
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Abstract

【課題】入力電圧の瞬断や低下等があった場合でも、入力平滑コンデンサに残存する電圧に拘わらず、ブースト回路の補償動作を迅速に開始させるブースト回路等を実現することを目的とする。
【解決手段】出力電圧が出力設定値より低下したことを検出してDC−DCコンバータに供給する電圧を補償するブースト回路において、入力電圧または入力電流を検出する入力検出部を備え、入力検出部が入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路の補償動作を開始するブースト回路とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、迅速に動作補償を開始するブースト回路とそれを備えるDC−DCコンバータ、電源装置及びブースト回路の動作方法とに関する。
従来、ノートパソコン等の移動端末機のACアダプタには、スイッチング方式を用いた電源装置が用いられている。例えば、携帯電話等の充電装置に用いられるハーフブリッジ回路を有したスイッチング電源装置は、下記特許文献1に開示されている。
図5は、従来のスイッチング方式を用いた電源装置の構成概要を説明する図である。図5において、電源装置5000は、交流電源からブリッジ整流された直流電圧VinをDC/DC変換して負荷R1に供給する。また、電源装置5000は、PFC(Power Foctor Correction)回路510、DC−DCコンバータ530、およびスイッチング駆動制御部520を備える。
PFC回路510は、電源から供給される入力電力の力率を改善し、DC−DCコンバータ530に供給する。
図5に示すようにPFC回路510は、昇圧型PFC回路であり、第1のインダクタL1、第1のスイッチS1、第1のダイオードD1および第1の容量C1を備える。また、PFC回路510は、第1のスイッチS1に高周波スイッチング制御信号を出力し、第1のスイッチS1を高周波でオン・オフ制御する。これにより、第1のインダクタL1に流れる電流が高周波でオン・オフされて力率が改善されるとともに、PFC回路510の出力電圧が昇圧される。
また、PFC回路510の出力電圧は、第1の容量C1により平滑化されて、DC−DCコンバーク530へと出力される。図5から理解できるようにDC−DCコンバータ530は、スイッチング方式のDC−DCコンバータである。
また、DC−DCコンバータ530は、第2のスイッチS2、第3のスイッチS3、第4のスイッチS4、第5のスイッチS5、第1のトランスT1、第2のトランスT2、第6のスイッチS6、第7のスイッチS7、第2のインダクタL2および第2の容量C2を備える。第2のスイッチS2と第3のスイッチS3と第4のスイッチS4と第5のスイッチS5とは、MOSFET等のトランジスタを用いることができ、フルブリッジ回路を形成する。
これらの第2〜第5のスイッチS2〜S5には、スイッチング駆動制御部520からスイッチ制御信号が入力される。第2のスイッチS2および第5のスイッチS5がオンで、第3のスイッチS3および第4のスイッチS4がオフに駆動される状態においては、第1のトランスT1の一次巻線に順方向電流が流れる一方、第2のスイッチS2および第5スイッチS5がオフで、第3スイッチS3および第4スイッチS4がオンに制御される状態においては、第1のトランスT1の一次巻線に逆方向電流が流れる。
第1のトランスT1の二次巻線側には、第6のスイッチS6および第7のスイッチS7が設けられている。また、図5から理解できるように、第6のスイッチS6および第7のスイッチS7は、第1のトランスT1の二次巻線に発生する電圧により駆動される自己駆動型の同期整流素子である。
第6のスイッチS6および第7のスイッチS7により整流された、第1のトランスT1の二次巻線の出力電圧は、第2のインダククL2および第2の容量C2により平滑化されて、電源装置5000の出力電圧として負荷R1に供給される。
また、図6は、従来のブーストコンバータの構成例を説明する概要図である。図6に示すようにブーストコンバータ6000は、コイル6200とスイッチング素子であるトランジスタ6500との直列回路が、電源6100の両端に接続される。また、コイル6200とダイオード6800とコンデンサ6110との直列回路が、電源6100の両端に接続される。
また、抵抗6300とコンデンサ6400との直列回路が、トランジスタ6500の両端に接続され、抵抗6600とコンデンサ6700との直列回路がダイオード6800の両端に接続される。
また、コンデンサ6110の両端電圧が、ブーストコンバータ6000の出力電圧として負荷6111に印加される。また、PWM制御回路6900は、出力電圧に応じたスイッチング周波数でトランジスタ6500をオン・オフ駆動し、ブーストコンバータ6000の出力電圧が一定となる様に制御する。
すなわち、ブーストコンバータ6000は、トランジスタ6500がオンのときに、電源6100からコイル6200へ電力を蓄積し、トランジスタ6500がオフのときに、ダイオード6800を介して出力コンデンサ6110及び負荷6111へとコイル6200の蓄積電力を供給する。
この場合に、コイル6200の蓄積電力は入力電源6100に重畳されて出力コンデンサ6110へと供給される。従って、ブーストコンバータ6000は、電源6100の入力電圧を補って、入力電圧よりも高い出力電圧を供給することができる。ブーストコンバータ6000の出力電圧値は、コイル6200の放出電力と負荷抵抗値とにより定まるので、スイッチングトランジスタ6500のオン・オフ周波数を小さくすれば放出エネルギーが大きくなって出力電圧が上昇することとなる。
また、抵抗6300,6600及びコンデンサ6400,6700は、スイッチングトランジスタ6500のターンオン・ターンオフ時におけるサージ電圧を抑制してサージを緩衝する。
また、ブーストコンバータ6000は、トランジスタ6500の負荷が誘導負荷であり、ターンオン時及びターンオフ時に急激な大電流を生じる。従って、トランジスタ6500及びダイオード6800のスイッチング損失が大きいという欠点がある。また、スイッチング動作時にコイル6200の蓄積電力によって発生するサージ電圧及び出力ノイズを低減するために、抵抗、コンデンサからなるサージ緩衝機能が必要である。ブーストコンバータ6000が上述のデメリットを有すること等は、下記特許文献2に記載されている。
すなわち、下記特許文献2は、高周波化、高効率化、低ノイズ化を図り、かつサージアブゾーバを不要として小形化を図ったブーストコンバータを提供することを目的とし、電源の両端に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、第1のスイッチング素子の両端に直列に接続された第1のダイオード、第1のコンデンサ及びコイルと、第1のコンデンサに並列に接続された第2のダイオードと、第1のコンデンサ、コイル及び第2のスイッチング素子からなる直列回路の両端に直列に接続された第3のダイオード及び第2のコンデンサと、第1及び第2のスイッチング素子を出力電圧に応じた周波数で相補的にオン・オフ制御する制御回路とを有し、第2のコンデンサの両端電圧を出力電圧として導出するブーストコンバータとすることにより、サイクルA,Bの始点、終点ではコイルを流れる電流が0であるため、スイッチング動作によって発生するノイズ及びスイッチング損失が極小となるという効果があることを開示している。
特開2003−158873号公報 特開平05−122926号公報
従来、広い入力電圧範囲に対応する電源装置においては、DC−DCコンバータの高効率化を企図して、その前段にブースト回路を配置する。ブースト回路は、そのブースト電圧が定格入力より少し小さい電圧に設定されており、定格電圧が入力されて電源装置が通常動作する場合には、電圧補償動作を遂行しない。
これにより、電源装置の通常動作時には、ブースト回路による電力損失を低減し、電源装置の効率を高めている。
しかし、従来、ブースト回路をDC−DCコンバータの前段に備える電源装置に入力電圧の低下が生じると、ブースト回路前段に配される入力平滑コンデンサの電圧がブースト電圧に低下するまでの間はブースト回路が動作しない。このため、ブースト回路による補償動作が遅延傾向となり、出力電圧の低下を生じる懸念があった。
本発明は、上述した問題点に鑑み為された発明であって、入力電圧の瞬断や低下等があった場合でも、入力平滑コンデンサに残存する電圧に拘わらず、ブースト回路の補償動作を迅速に開始させるブースト回路等を実現することを目的とする。
本発明のブースト回路は、出力電圧が出力設定値より低下したことを検出してDC−DCコンバータに供給する電圧を補償するブースト回路において、入力電圧または入力電流を検出する入力検出部を備え、入力検出部が入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路の補償動作を開始することを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、好ましくは入力検出部が入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路の出力設定値を定格値よりも高い出力設定値に変更して補償動作を開始することを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、さらに好ましくは入力検出部が入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出しない場合には、ブースト回路の出力設定値を定格値よりも低い出力設定値に維持し、補償動作を遂行しないことを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、さらに好ましくは入力検出部が、入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路の出力電圧検出抵抗を増大させて、ブースト回路の出力設定値を増大させることを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、さらに好ましくは入力検出部が、入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路の出力電圧検出抵抗の少なくとも一部と並列に接続されたフォトカプラをオフとして出力電圧検出抵抗値を増大させることにより、ブースト回路の出力設定値を増大させることを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、さらに好ましくは入力検出部が、入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路の出力電圧検出抵抗の少なくとも一部と並列に接続されたフォトカプラをオフとして出力電圧検出抵抗値を増大させることにより、ブースト回路の出力設定値を定格値よりも高い出力設定値へと増大させることを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、さらに好ましくは電源の両端に接続された入力平滑コンデンサを備え、入力検出部は、入力平滑コンデンサと電源との間における入力電圧または入力電流を検出することを特徴とする。
また、本発明のブースト回路は、さらに好ましくは入力検出部が、入力電圧または入力電流の瞬断を検出することを特徴とする。
また、本発明のDC−DCコンバータは、上述のいずれかに記載のブースト回路を備えることを特徴とする。
また、本発明の電源装置は、上述のDC−DCコンバータを備えることを特徴とする。
また、本発明のブースト回路の動作方法は、上述のいずれかに記載のブースト回路の動作方法において、出力電圧が定格値よりも大きい場合に、ブースト回路の出力設定値が定格値よりも小さい状態で、ブースト回路の補償動作を遂行しない工程と、入力検出部が、入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、ブースト回路が補償動作を開始する工程とを有することを特徴とする。
また、本発明のブースト回路の動作方法は、好ましくはブースト回路が補償動作を開始する工程は、ブースト回路の出力電圧検出抵抗値を増大させて出力設定値を増大させることにより、ブースト回路が補償動作を開始する工程であることを特徴とする。
入力電圧の瞬断や低下等があった場合でも、入力平滑コンデンサに残存する電圧に拘わらず、ブースト回路の補償動作を迅速に開始させるブースト回路等を実現できる。
本発明の実施形態にかかる電源装置1000の概要を説明する回路図である。 (a)は、ブーストコンバータが補償動作を開始する場合における電源装置の各部の電圧の経時変化を概念的に説明する図であり、(b)は、ブーストコンバータが補償動作を開始する場合においてブースト電圧出力設定値を替えない場合の各部の電圧の経時変化を概念的に説明する図である。 ブーストコンバータの電圧補償動作の開始タイミングを従来との比較において説明する図である。 ブーストコンバータが補償動作を開始する場合の動作フローの概要を説明するフローチャートである。 従来のスイッチング方式を用いた電源装置の構成概要を説明する図である。 従来のブーストコンバータの構成例を説明する概要図である。
一般にブーストコンバータは、ブーストコンバータの出力電圧をフィードバックし、出力電圧が設定値より低下した場合に、これを補うように補償動作を開始する。また、ブーストコンバータの設定値は、省電力の観点から、通常動作時にはブーストコンバータが補償動作しないように、定格値よりもやや低い値とされる。
また、サージの発生等予期せぬ障害の招来を防止するため、ブーストコンバータの補償動作を立ち上げる場合には、急激なフル稼働を避けて緩慢に比較的時間をかけて為される。
このため、仮に入力電圧が瞬断や停電等により途絶えた場合または低下した場合に、ブーストコンバータの出力電圧が低下したとしても、予めセットされた出力設定値より低くなるまではブーストコンバータが補償動作を開始しないだけでなく、補償動作の開始立ち上げも緩慢であるため、さらに迅速な出力電圧の保持動作とするための改善の余地があった。
本実施形態において説明する電源装置は、DC−DCコンバータの前段部に配置されたブーストコンバータを備える。このブーストコンバータは、入力電圧の瞬断や停電等を検知する入力検出部を備え、入力電圧が瞬断や停電等により途絶えた場合または低下した場合に、出力電圧の低下有無に拘わらず、迅速にブーストコンバータの補償動作を開始させる。
また、ブーストコンバータの補償動作を開始させる場合には、その設定値を増大させて迅速な立ち上げ動作を遂行する。このような動作により、本実施形態の電源装置は、仮に瞬断等により入力電圧が途絶えた場合等においても、出力電圧を適正に保持することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態にかかる電源装置1000の概要を説明する回路図である。図1に示すように、電源装置1000は、出力電圧を補償するブーストコンバータ100と、ブーストコンバータ100に直流電圧を供給する入力電源(Vin)200と、逆流防止ダイオード300と、入力平滑コンデンサ(Cin)500とを備える。
また、電源装置1000は、ブーストコンバータ100の後段に接続され、ブーストコンバータ100の出力電圧が供給されるDC−DCコンバータ600を備え、DC−DCコンバータ600の出力側には負荷700が接続される。
また、ブーストコンバータ100は、入力電源(Vin)200に直列に接続されたインダクタ(L1)110と、インダクタ(L1)110の次段に入力電源(Vin)200に直列に接続された整流ダイオード(D1)120と、インダクタ(L1)と整流ダイオード(D1)120との間に入力電源(Vin)200に並列に接続されたスイッチング素子(Q1)130と、整流ダイオード(D1)120の次段に入力電源(Vin)200に並列に接続された出力平滑コンデンサ(C1)140とを備える。
ブーストコンバータ100は、出力平滑コンデンサ(C1)140の出力側からブーストコンバータ100の出力電圧がフィードバックされ、正常時においては第一の検出抵抗(R1)160と抵抗(R3)とで分圧されて制御回路150でブースト電圧が検出される。
また、ブースト電圧が設定値をより低下したことを制御回路150が検出した場合には、スイッチング素子(Q1)130に対して設定値の電圧値を出力できるように制御回路150がオン・オフ動作を遂行させ、ブーストコンバータ100の補償動作を遂行させる。
図1から理解できるように本実施形態のブーストコンバータ100は、第一の検出抵抗(R1)160と直列に接続された第二の検出抵抗(R2)170を備える。また、ブーストコンバータ100は、入力電源(Vin)200からの入力電圧及び/または入力電流を検出する入力検出部190を備える。図1に示すように入力電流を検出する場合には、ブーストコンバータ100は電流検出トランス(CT)400を備えてもよい。
また、ブーストコンバータ100は、第二の検出抵抗(R2)170と並列に接続されたフォトカプラ(PI1)180を備える。フォトカプラ(PI1)180は、入力検出部190の指示によりオン(導通)・オフ(非導通)制御される。また、フォトカプラ(PI1)180は、通常動作時にはオン(導通)とされており、第二の検出抵抗(R2)170は、フォトカプラ(PI1)180により通常動作時には短絡される。
一方、フォトカプラ(PI1)180は入力低下時にはオフ(非導通)とされ、第二の検出抵抗(R2)170の短絡が解除されて、第一の検出抵抗(R1)160に直列に追加される。これにより、制御回路150に入力されるブースト電圧検出値は見かけ上、低下することとなる。従って、制御回路150が、スイッチング素子(Q1)130に対して設定されたブースト電圧値が検出されるように速やかにオン・オフ動作を遂行させ、ブーストコンバータ100の出力電圧の補償動作を迅速に開始させる。
図2(a)は、ブーストコンバータ100が補償動作を開始する場合における電源装置1000の各部位の電圧等の経時変化を概念的に説明する図であり、図2(b)は、ブーストコンバータが補償動作を開始する場合においてブースト電圧出力設定値を替えない場合の各部の電圧の経時変化を比較して説明する図である。
図2(a)に示すように、例えば入力電源(Vin)が定格値380Vであるとし、これに入力瞬断が生じた場合には、入力平滑コンデンサ(Cin)500の電圧値(Vcin)が、満充電された定格値380Vから次第に低下する。
ここで、ブースト電圧の出力設定値が通常時には定格値380Vより若干低い375Vであるとすると、入力電源(Vin)の瞬断が生じた時点で入力検出部190が瞬断を検出し、フォトカプラ(PI1)180をオフ(非導通)として第二の検出抵抗(R2)170を追加する。この動作により、ブーストコンバータ100は、見かけ上のブースト電圧出力設定値が、例えば390Vに増大されることとなる。
すなわち、第二の検出抵抗(R2)170の追加による電圧降下増大分により、フィードバックされたブースト電圧検出値は見かけ上小さくなるので、ブースト電圧出力設定値が例えば390Vと増大されることとなり、現実の出力電圧が380Vで維持された状態であってもブーストコンバータ100が補償動作を開始する。
このようなブーストコンバータ100の動作処理により、入力電源の瞬断が生じた場合には、出力側に設けられた出力平滑コンデンサ(C1)140の電圧(Vc1)は、増大して390Vとされる。従って、負荷700に供給される出力電圧(Vout)は低下しない。
また、これと比較して説明する図3(b)から理解できるように、仮に、ブースト電圧出力設定の増大処理が遂行されず375Vのままであるブーストコンバータである場合には、フィードバックされるブーストコンバータの出力電圧が、設定値である375V以下に現実に低下するまでは、補償動作が開始されない。
このため、図3(b)に説明する動作を遂行する従来のブーストコンバータは、出力電圧が現実に低下することとなるので、迅速かつ出力電圧を低下させない補償動作との観点からブーストコンバータ100に劣るものとなる。
また、図3は、ブーストコンバータ100の電圧補償動作の開始タイミングを従来との比較において説明する図である。図3(a)に示すように、入力電源(Vin)の瞬断が生じるとブーストコンバータ100は、瞬断を速やかに検出し増大された設定値で補償動作を開始する。従って、ブーストコンバータ100の出力電圧(Vout)は定格値の380Vから390Vへと遅滞無く増大される。
一方、図3(b)に示すように、従来のブーストコンバータは、出力電圧(Vout)が、ブーストコンバータの設定値である375Vに現実に降圧するまでは補償動作を開始しない。このため、補償動作すなわちブースト動作開始のタイミングが遅れることとなる。
図4は、ブーストコンバータ100が補償動作を開始する場合の動作フローの概要を説明するフローチャートである。そこで、図4に示す各ステップに基づいて、ブーストコンバータ100が補償動作を開始する場合の動作フローを以下に説明する。
(ステップS410)
ブーストコンバータ100の定格運転時のブースト出力電圧設定値を、定格値380Vよりやや小さい375Vに予め設定する。定格値が380Vである場合に、仮にブースト出力電圧設定値を380V以上とすれば、定格運転時においてもブーストコンバータ100の補償動作が遂行されることとなる。
ブーストコンバータ100が定格時においても常時補償動作を遂行すれば、ブーストコンバータ100での電力損失が常に生じることとなるので、電力効率の観点からは好ましくない。このため、ブーストコンバータ100のブースト出力電圧設定値は、定格運転時には補償動作を遂行しない程度に、定格値380Vよりもやや小さな値に設定し、本実施形態のように例えば375Vとしてもよい。
また、このステップS410におけるブースト出力電圧設定値のプリセットは、オペレータが遂行してもよいし、上位の制御装置(パソコン等)からの指示によりブーストコンバータ100に設定してもよい。また、図1に示す第一及び第二の検出抵抗(R1),(R2)に代替して、例えば可変抵抗等を用いてディジタル処理としてもよい。
(ステップS420)
入力検出部190は、入力電源(Vin)の瞬断があるか否かを判断する。入力検出部190が入力電源(Vin)の瞬断があると判断すれば、ステップS430へと進み、入力検出部190が入力電源(Vin)の瞬断がないと判断すれば、ステップS420で待機する。
また、入力検出部190が入力電源(Vin)の瞬断を検出する場合に、入力電圧の瞬断を検出してもよく、入力電流の瞬断を検出してもよい。入力電流を検出する場合には、電流検出トランス(CT)400からの検出信号に基づいて入力検出部190が瞬断の有無を判断できる。
(ステップS430)
入力検出部190は、フォトカプラ(PI1)180をオフ(非導通)として第二の検出抵抗(R2)170を検出抵抗に追加する。これによりブーストコンバータ100の出力電圧が現実には低下していなくても、制御回路150のブースト検出電圧を低減させることとなるので、ブースト出力電圧設定値が例えば390Vに増大されることに相当する。
(ステップS440)
ブースト出力電圧設定値が390Vであるのに対して出力電圧(Vout)は380Vであるので、ブーストコンバータ100が補償動作を開始する。入力低下時の補償動作は、追加された第二の検出抵抗(R2)170の電圧降下分に対応する増大された出力(本実施形態では390V)となるまで継続されることとなる。
(ステップS450)
出力電圧(Vout)がブーストコンバータ100により補償されて、380Vより低下することはなく、380V以上に維持される。
上述のようにブーストコンバータ100が補償動作することにより、入力電源(Vin)の瞬断が生じた場合でも、出力低下有無に拘わらず迅速にブーストコンバータ100が補償動作を開始する。このため、入力電源(Vin)の瞬断の時間が長かったり瞬断の程度が大きかったりした場合でも、出力電圧(Vout)が低下することを防止できる。
また、入力検出部190は、入力電圧が定格値380Vに復帰した場合には、速やかにフォトカプラ(PI1)180をオン(導通)として第二の検出抵抗(R2)170を検出抵抗から除外する。これにより、ブーストコンバータ100のブースト出力電圧設定値が、定格運転時のプリセット値である375Vへと戻され、ブーストコンバータ100の補償動作が速やかに停止される。
従って、ブーストコンバータ100の補償動作の開始は、出力がプリ設定値(375V)より低下した場合か入力が定格値(380V)より低下した場合かに限定されることとなるので、電力効率の観点からも好ましい。
入力電圧範囲の広い電源装置ではDC−DCコンバータの確実な出力補償を企図して、その前段にブースト回路を配置する。また、通常動作時には定格入力電圧における高効率化を企図して、ブースト電圧を定格入力より少し低く設定して、通常動作時にブースト回路が動作しないようにする。これにより、ブースト回路による電力損失を抑制する。
このような従来の電源装置では入力電圧の低下(入力停電や入力瞬断)が生じると、入力コンデンサの電圧がブースト電圧の設定値に低下するまでブースト回路が動作しないので、出力電圧が維持されない場合が生じることが懸念される。
本実施形態で説明する電源装置1000は、入力電圧または入力電流の低下が生じると、速やかにブースト回路を動作するので、出力電圧の低下をより確実に防止することができる。
実施形態で説明した定格値や設定値及び回路構成は、本発明を具体的に説明するための例示であって、本発明の技術思想に反しない限り、上述した具体的な値に限定されないことは当業者に理解されるものである。
また、電源装置1000は、実施形態での説明に限定されるものではなく、本実施形態で説明する技術思想の範囲内かつ自明な範囲内で、適宜その構成や動作及び駆動方法等を変更することができる。また、DC−DCコンバータとして、フルブリッジ方式を用いてもよくハーフブリッジ方式を用いてもよい。また、DC−DCコンバータとして、プッシュプル方式やフォワード方式やフライバック方式を用いてもよい。
本発明のブーストコンバータやDC−DCコンバータや電源装置は、各種の電源装置等に広く適用できる。
100・・ブーストコンバータ、110・・インダクタ(L1)、120・・整流ダイオード(D1)、130・・スイッチング素子(Q1)、140・・出力平滑コンデンサ(C1)、150・・制御回路、160・・第一の検出抵抗(R1)、170・・第二の検出抵抗(R2)、180・・フォトカプラ(PI1)、190・・入力検出部、200・・入力電源(Vin)、300・・逆流防止ダイオード、400・・電流検出トランス(CT)、500・・入力平滑コンデンサ(Cin)、600・・DC−DCコンバータ、700・・負荷、1000・・電源装置。

Claims (12)

  1. 出力電圧が出力設定値より低下したことを検出してDC−DCコンバータに供給する電圧を補償するブースト回路において、
    入力電圧または入力電流を検出する入力検出部を備え、
    前記入力検出部が前記入力電圧または入力電流が定格値よりも低下したことを検出した場合に、前記ブースト回路の補償動作を開始する
    ことを特徴とするブースト回路。
  2. 請求項1に記載のブースト回路において、
    前記入力検出部が前記入力電圧または入力電流が前記定格値よりも低下したことを検出した場合に、前記ブースト回路の前記出力設定値を前記定格値よりも高い出力設定値に変更して補償動作を開始する
    ことを特徴とするブースト回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のブースト回路において
    前記入力検出部が前記入力電圧または入力電流が前記定格値よりも低下したことを検出しない場合には、前記ブースト回路の前記出力設定値を前記定格値よりも低い出力設定値に維持し、補償動作を遂行しない
    ことを特徴とするブースト回路。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のブースト回路において、
    前記入力検出部は、前記入力電圧または入力電流が前記定格値よりも低下したことを検出した場合に、前記ブースト回路の出力電圧検出抵抗を増大させて、前記ブースト回路の前記出力設定値を増大させる
    ことを特徴とするブースト回路。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のブースト回路において、
    前記入力検出部は、前記入力電圧または入力電流が前記定格値よりも低下したことを検出した場合に、前記ブースト回路の出力電圧検出抵抗の少なくとも一部と並列に接続されたフォトカプラをオフとして出力電圧検出抵抗値を増大させることにより、前記ブースト回路の前記出力設定値を増大させる
    ことを特徴とするブースト回路。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のブースト回路において、
    前記入力検出部は、前記入力電圧または入力電流が前記定格値よりも低下したことを検出した場合に、前記ブースト回路の出力電圧検出抵抗の少なくとも一部と並列に接続されたフォトカプラをオフとして出力電圧検出抵抗値を増大させることにより、前記ブースト回路の前記出力設定値を前記定格値よりも高い出力設定値へと増大させる
    ことを特徴とするブースト回路。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のブースト回路において、
    電源の両端に接続された入力平滑コンデンサを備え、
    前記入力検出部は、前記入力平滑コンデンサと前記電源との間における前記入力電圧または入力電流を検出する
    ことを特徴とするブースト回路。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のブースト回路において、
    前記入力検出部は、前記入力電圧または入力電流の瞬断を検出する
    ことを特徴とするブースト回路。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のブースト回路を備える
    ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  10. 請求項9に記載のDC−DCコンバータを備える
    ことを特徴とする電源装置。
  11. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のブースト回路の動作方法において、
    前記出力電圧が前記定格値よりも大きい場合に、前記ブースト回路の前記出力設定値が前記定格値よりも小さい状態で、前記ブースト回路の補償動作を遂行しない工程と、
    前記入力検出部が、前記入力電圧または入力電流が前記定格値よりも低下したことを検出した場合に、前記ブースト回路が補償動作を開始する工程とを有する
    ことを特徴とするブースト回路の動作方法。
  12. 請求項11に記載のブースト回路の動作方法において、
    前記ブースト回路が補償動作を開始する工程は、
    前記ブースト回路の出力電圧検出抵抗値を増大させて前記出力設定値を増大させることにより、前記ブースト回路が補償動作を開始する工程である
    ことを特徴とするブースト回路の動作方法。
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