JP2013060357A - コンクリート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】産業廃棄物の有効利用及び耐久性悪化の抑制を共に実現可能にする。
【解決手段】Grain 0.6は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する細骨材として、水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを用いた、本発明の第1実施形態に係るコンクリートの一例である。細骨材として製鋼スラグを用いずに天然骨材のみを用いた供試体(Plain Concrete)及びGrain n (n=0.6, 0.3)にはポップアウトが生じず、Grain n(n=5.0, 2.5, 1.2)にはポップアウトが生じた。また、AE減水剤の添加量について、Grain n (n=0.6, 0.3)とPlain Concreteとで略同じである。
【選択図】図4

Description

本発明は、製鋼スラグを細骨材として用いたコンクリート及びその製造方法に関する。
コンクリートは、セメント、粗骨材、細骨材等からなる。細骨材としては、川砂、川砂利、海砂、海砂利、山砂、山砂利、砕砂、砕石等が用いられるが、これらの採取による環境破壊を抑制し、産業廃棄物を有効利用する観点から、製鋼スラグを細骨材として用いる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−097079号公報
特許文献1では、製鋼スラグを細骨材として用いた場合における、強度発現性の低下を抑制するための種々の提案がなされているものの、乾燥収縮によるひび割れ等の耐久性悪化の問題及びその対策については何ら示されていない。産業廃棄物の有効利用を実現する
ために製鋼スラグを細骨材として用いた場合においても、耐久性悪化を抑制することが望まれる。
本発明の目的は、産業廃棄物の有効利用及び耐久性悪化の抑制を共に実現可能な、コンクリート及びその製造方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の第1観点によると、粗骨材として、天然骨材を用い、
細骨材として、天然骨材と、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグと、を用いたことを特徴とする、コンクリートが提供される。
この第1観点において、細骨材として用いる天然骨材は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいにとどまる天然骨材であり、細骨材として用いる前記製鋼スラグは、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいにとどまる水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを含むものであってよい。
また、第1観点に係る製鋼スラグは、エージング処理が行われていないものであってよい。
また、第1観点に係る製鋼スラグは、当該製鋼スラグの配合量の上限値(単位:質量)が、ポルトランドセメントの配合量(単位:質量)とされていてもよい。
本発明の第2観点によると、粗骨材として、天然骨材を用い、細骨材として、天然骨材と、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%以下の製鋼スラグと、を用いたことを特徴とする、コンクリートが提供される。
第2観点に係る製鋼スラグは、エージング処理が行われたものであってよい。
本発明の第3観点によると、天然骨材からなる粗骨材、天然骨材からなる細骨材、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグからなる細骨材、ポルトランドセメント、及び水を混合する混合工程と、前記混合工程の後、常温常圧で湿潤養生を行う養生工程と、を備えたことを特徴とする、コンクリートの製造方法が提供される。
この第3観点において、細骨材として用いる天然骨材として、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいにとどまる天然骨材を用い、細骨材として用いる前記製鋼スラグは、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいにとどまる水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを含むものであってよい。
また、第3観点では、前記製鋼スラグとして、エージング処理が行われていないものを用いてよい。
また、前記混合工程において、製鋼スラグの配合量の上限値(単位:質量)を、ポルトランドセメントの配合量(単位:質量)としてもよい。
本発明の第4観点によると、天然骨材からなる粗骨材、天然骨材からなる細骨材、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%以下の製鋼スラグからなる細骨材、ポルトランドセメント、及び水を混合する混合工程と、前記混合工程の後、常温常圧で湿潤養生を行う養生工程と、を備えたことを特徴とする、コンクリートの製造方法が提供される。
第4観点では、前記製鋼スラグとして、エージング処理が行われたものを用いてよい。
なお、本発明において、「天然骨材」とは、川砂、川砂利、海砂、海砂利、山砂、山砂利、砕砂、砕石、及び、コンクリート廃材から取り出した骨材のことをいう。「エージング処理」とは、長期間屋外に放置して遊離石灰の水和反応を進行させる自然エージング処理、蒸気や温水を用いて短期間で遊離石灰の水和反応を促進する蒸気又は温水エージング処理等をいう。また、水浸膨張比は、JIS A 5015に規定されている水浸膨張試験に基づいて求められる。
細骨材として製鋼スラグを用いることで、産業廃棄物の有効利用が実現される。さらに、細骨材として用いる材料の粒径及び水浸膨張比の限定により、耐久性悪化の抑制をも実現可能である。
本発明の実施例1a・1b及び比較例1a〜1dに係る供試体の配合を示す表である。 本発明の実施例1a・1b及び比較例1a〜1dに係る供試体の圧縮強度を示すグラフである。 本発明の実施例1a・1b及び比較例1a〜1dに係る供試体の乾燥収縮ひずみ量を示すグラフである。 (a)は、本発明の実施例1a・1b及び比較例1a〜1dに係る供試体のポップアウトの発生個数及びAE減水剤の添加量を示すグラフである。(b)は、本発明の実施例1a・1b及び比較例1b〜1dに係る供試体のポップアウトの状況を示す画像である。 本発明の実施例2a〜2c及び比較例2a〜2cに係る供試体の配合を示す表である。 本発明の実施例2a〜2c及び比較例2a〜2cに係る供試体の圧縮強度を示すグラフである。 本発明の実施例2a〜2c及び比較例2a〜2cに係る供試体の乾燥収縮ひずみ量を示すグラフである。 (a)は、本発明の実施例2a〜2c及び比較例2a〜2cに係る供試体のポップアウトの発生個数及びAE減水剤の添加量を示すグラフである。(b)は、本発明の比較例2bに係る供試体のポップアウトの状況を示す画像である。 本発明の実施例3a〜3h及び比較例3a〜3fに係る供試体の配合、ならびに圧縮強度を示す表である。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
本発明に係るコンクリートは、粗骨材として天然骨材を用い、細骨材として天然骨材及び製鋼スラグを用いたものである。天然骨材としては、川砂、川砂利、海砂、海砂利、山砂、山砂利、砕砂、砕石、及び、コンクリート廃材から取り出した骨材等が用いられる。製鋼スラグとしては、転炉スラグ、電気炉スラグ、混銑予備処理スラグ、混銑炉スラグ等、製鋼工程で生成される様々なスラグが用いられる。
本発明に係るコンクリートを製造するには、先ず、天然骨材からなる粗骨材、天然骨材及び製鋼スラグを含む細骨材、ポルトランドセメント、及び水を混合する(混合工程)。その後、常温常圧で湿潤養生を行う(養生工程)。これにより、本発明に係るコンクリートが完成する。
混合工程では、混和材料(AE剤、減水剤、AE減水剤等)を適宜添加してよく、各骨材、セメント、水の割合も任意である。混練方法、打設・成形方法等も任意である。
養生工程では、常温常圧で、湿潤養生(湛水養生、散水養生、湿砂養生、養生マットや水密シートによる被覆・被膜養生等)を行う。
本発明の第1実施形態に係るコンクリートは、粗骨材として天然骨材を用い、細骨材として天然骨材及び製鋼スラグを用いたものであって、上述のような方法で製造され、さらに細骨材の構成が下記のように限定されている。
即ち、細骨材として、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグが用いられる。なお、水浸膨張比は、JIS A 5015に規定されている水浸膨張試験に基づいて求められる(他の実施形態においても同様)。
本発明の第1実施形態に係るコンクリートにおいて、細骨材として用いる天然骨材は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいにとどまる天然骨材であり、細骨材として用いる前記製鋼スラグは、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいにとどまる水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを含むことが好ましい。
また、本発明の第1実施形態に係るコンクリートにおいて、製鋼スラグは、エージング処理が行われていないものであることが好ましい。
本発明の第2実施形態に係るコンクリートは、粗骨材として天然骨材を用い、細骨材として天然骨材及び製鋼スラグを用いたものであって、上述のような方法で製造され、さらに細骨材の構成が下記のように限定されている。
即ち、細骨材として、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%以下の製鋼スラグが用いられる。
本発明の第2実施形態に係るコンクリートにおいて、製鋼スラグは、エージング処理が行われたものであることが好ましい。
以上に述べたように、本発明の第1及び第2実施形態に係るコンクリート及びその製造方法によると、細骨材として製鋼スラグを用いることで、産業廃棄物の有効利用が実現される。さらに、細骨材として用いる材料の粒径及び水浸膨張比の限定により、耐久性悪化の抑制をも実現可能である。(耐久性悪化の抑制効果については、以下の実施例において具体的に説明する。)
続いて、本発明を実施例により具体的に説明する。
以下の実施例及び比較例に係る供試体は、全て上述の実施形態に係る製造方法によって製造したものであり、具体的な構成は下記のとおりである。
(実施例1)
先ず、図1〜図4を参照し、本発明の実施例1a・1b及び比較例1a〜1dに係る供試体の構成及びこれらを用いた各種試験の結果について説明する。
Plain Concrete(比較例1a)は、細骨材として製鋼スラグを用いずに天然骨材のみを用いたコンクリート供試体である。Grain n (n=5.0, 2.5, 1.2, 0.6, 0.3)(比較例1b,比較例1c,比較例1d,実施例1a,実施例1b)は、細骨材として粒径n(mm)以下の製鋼スラグを用いたコンクリート供試体である。なお、これら供試体に用いた製鋼スラグはエージング処理が行われていないものである。
図1の細骨材の粒径の欄において、「5.0〜」は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて5.0mmのふるいを通過する、粒径が5.0mm以下の細骨材を意味する。「5.0〜2.5」は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて5.0mmのふるいを通過するが2.5mmのふるいにとどまる、粒径が2.5mmよりも大きく且つ5.0mm以下の細骨材を意味する。「2.5〜1.2」は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて2.5mmのふるいを通過するが1.2mmのふるいにとどまる、粒径が1.2mmよりも大きく且つ2.5mm以下の細骨材を意味する。「1.2〜0.6」は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過するが0.6mmのふるいにとどまる、粒径が0.6mmよりも大きく且つ1.2mm以下の細骨材を意味する。「0.6〜0.3」は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過するが0.3mmのふるいにとどまる、粒径が0.3mmよりも大きく且つ0.6mm以下の細骨材を意味する。「0.3〜」は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいを通過する、粒径が0.3mm以下の細骨材を意味する。
これは図5においても同様である。
Grain n (n=0.6, 0.3)(実施例1a、実施例1b)は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する細骨材として、水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを用いたコンクリート供試体であり、上述の第1実施形態に係るコンクリートに相当する。
このうちのGrain 0.6(実施例1a)は、細骨材として用いる天然骨材を、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいにとどまるものとし、細骨材として用いる前記製鋼スラグを、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいにとどまる水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを含むものとした、コンクリート供試体であり、上述の第1実施形態に係るコンクリートのうちのより好ましい形態に係るコンクリートに相当する。
圧縮強度試験の結果が、図2に示されている。
図2に示すように、Grain n (n=5.0, 2.5, 1.2, 0.6, 0.3)は全て、Plain Concreteに比べて圧縮強度が劣ることはなく、むしろPlain Concreteよりも圧縮強度が大きい。これは材齢7日、28日、及び91日のいずれにおいても言える。
乾燥収縮試験の結果が、図3に示されている。乾燥収縮試験は、温度20℃・湿度60%の環境下で行った。
図3に示すように、Grain n (n=5.0, 2.5, 1.2, 0.6, 0.3)は全て、Plain Concreteに比べて、乾燥収縮ひずみが小さい。これは、水浸膨張比が比較的大きな製鋼スラグが膨張性を発揮し、乾燥収縮を抑制したものと推察される。
また、6つの供試体全てにおいて、乾燥収縮ひずみ量が材齢91日までに(材齢28日で)安定している。
Grain 0.6(実施例1a)は、Grain 0.3(実施例1b)に比べて、乾燥収縮ひずみが小さい。
ポップアウトの観察結果が、図4に示されている。当該観察は、各供試体を180℃・0.9MPaの雰囲気中に8時間おいた後に、行った。
図4(a),(b)に示すように、Plain Concrete及びGrain n (n=0.6, 0.3)にはポップアウトが生じず、Grain n(n=5.0, 2.5, 1.2)にはポップアウトが生じた。
この結果から、エージング処理が行われていない製鋼スラグを用いる場合、製鋼スラグの粒径が0.6mmを超えると(Grain n(n=5.0, 2.5, 1.2))、当該製鋼スラグが、コンクリートの表面を損傷させるだけの膨張性を発揮し、ポップアウト発生の要因となると推察される。
図4(a)には、各供試体におけるAE減水剤の添加量も示されている。
AE減水剤は、一般に、コンクリートのワ−カビリティーや耐凍害性を改善するために添加される。本実験では、フレッシュコンクリートのスランプを10cmにすることを目的として、AE減水剤を各供試体に添加した。
図4(a)に示すように、AE減水剤の添加量(フレッシュコンクリートのスランプを10cmにするための必要量)は、Grain n (n=0.6, 0.3)とPlain Concreteとで略同じである。
(実施例2)
次いで、図5〜図8を参照し、本発明の実施例2a〜2c及び比較例2a〜2cに係る供試体の構成及びこれらを用いた各種試験の結果について説明する。
Plain Concrete(比較例2a)は、細骨材として製鋼スラグを用いずに天然骨材のみを用いたコンクリート供試体である。Grain n (n=5.0, 2.5, 1.2, 0.6, 0.3)(比較例2b,比較例2c,実施例2a,実施例2b,実施例2c)は、細骨材として粒径n(mm)以下の製鋼スラグを用いたコンクリート供試体である。なお、これら供試体に用いた製鋼スラグはエージング処理が行われたものである。
Grain n (n=1.2, 0.6, 0.3)(実施例2a〜2c)は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過する細骨材として、水浸膨張比が1%以下の製鋼スラグを用いたコンクリート供試体であり、上述の第2実施形態に係るコンクリートに相当する。
圧縮強度試験の結果が、図6に示されている。
図6に示すように、Grain n (n=5.0, 2.5, 1.2, 0.6, 0.3)は全て、Plain Concreteに比べて圧縮強度が劣ることはなく、むしろPlain Concreteよりも圧縮強度が大きい。これは材齢7日、28日、及び91日のいずれにおいても言える。
乾燥収縮試験の結果が、図7に示されている。乾燥収縮試験は、温度20℃・湿度60%の環境下で行った。
図7に示すように、Grain n (n=5.0, 2.5, 1.2, 0.6, 0.3)は全て、Plain Concreteに比べて、乾燥収縮ひずみが若干小さい。
また、6つの供試体全てにおいて、乾燥収縮ひずみ量が材齢91日までに(材齢28日で)安定している。
ポップアウトの観察結果が、図8に示されている。当該観察は、各供試体を180℃・0.9MPaの雰囲気中に8時間おいた後に、行った。
図8(a),(b)に示すように、Plain Concrete及びGrain n (n=1.2, 0.6, 0.3)にはポップアウトが生じず、Grain n(n=5.0, 2.5)にはポップアウトが生じた。
この結果から、エージング処理が行われた製鋼スラグを用いる場合、製鋼スラグの粒径が1.2mmを超えると(Grain n(n=5.0, 2.5))、当該製鋼スラグが、コンクリートの表面を損傷させるだけの膨張性を発揮し、ポップアウト発生の要因となると推察される。
ポップアウトの試験結果が図1の供試体と図5の供試体とで異なった理由としては、図1の実施例1a・1b,比較例1b〜1dではエージング処理が行われていない製鋼スラグを用いたのに対し、図5の実施例2a〜2c,比較例2b〜2cではエージング処理が行われた製鋼スラグを用いたことが、1つの理由として考えられる。即ち、エージング処理によって製鋼スラグの膨張性が低減されるが、粒径が1.2mm以下の製鋼スラグは、内部にまでエージング処理効果が及び、全体として膨張性が低減される一方、粒径が1.2mmを超える製鋼スラグは、内部にまではエージング処理効果が及ばず、内部に膨張性を発揮する部分が残留するため、ポップアウト発生の要因となると推察される。
図8(a)には、各供試体におけるAE減水剤の添加量も示されている。
AE減水剤は、一般に、コンクリートのワ−カビリティーや耐凍害性を改善するために添加される。本実験では、フレッシュコンクリートのスランプを10cmにすることを目的として、AE減水剤を各供試体に添加した。
図8(a)に示すように、AE減水剤の添加量(フレッシュコンクリートのスランプを10cmにするための必要量)は、Grain n (n=1.2, 0.6, 0.3)とPlain Concreteとで略同じである。
以上の試験結果から、本発明によると、耐久性悪化の抑制効果が得られることが分かった。具体的には、下記のとおりである。
先ず、本発明の第1実施形態に係るコンクリート(実施例1a・1b:Grain n (n=0.6, 0.3))は、Plain Concreteに比べて、大きな圧縮強度が得られる(図2参照)と共に、乾燥収縮ひずみ量が低減される(図3参照)。また、実施例1a・1bは、Plain Concreteと同様に、ポップアウトが生じず、AE減水剤の添加量もPlain Concreteと略同じである(図4参照)。さらには、実施例1aは、実施例1bに比べて乾燥収縮ひずみがより小さい。
本発明の第2実施形態に係るコンクリート(実施例2a〜2c:Grain n (n=1.2, 0.6, 0.3))においても、Plain Concreteに比べて、大きな圧縮強度が得られる(図6参照)と共に、乾燥収縮ひずみ量が低減される(図7参照)。また、実施例2a〜2cは、Plain Concreteと同様に、ポップアウトが生じず、AE減水剤の添加量もPlain Concreteと略同じである(図8参照)。
さらに、本発明の第1実施形態に係るコンクリート(実施例1a・1b)によれば、エージング処理が行われていない製鋼スラグを用いることで、以下のような効果が得られる。
製鋼スラグは、生石灰(遊離石灰)を元来含有しており、遊離石灰が水と反応して膨張し、コンクリートにひび割れを生じさせることがある。そのため、ひび割れの要因となる製鋼スラグの体積膨張を抑制すべく、製鋼スラグにエージング処理を行い、膨張性を低減した後に、コンクリートの材料として用いることが考えられる。しかし、本発明の第1実施形態に係るコンクリート(実施例1a・1b)のように、あえてエージング処理が行われていない(即ち、膨張性が低減されていない)製鋼スラグを細骨材として用いることで、エージング処理に係る作業を省略できると共に、製鋼スラグが元来有する膨張性を利用して乾燥収縮ひずみを抑制することができる。
なお、製鋼スラグの水浸膨張比をサンプル調査したところ、エージング処理が行われた製鋼スラグの水浸膨張比は0.11%、0.18%、0.22%、0.30%、0.43%、0.56%、0.75%、0.82%、0.97%であり、エージング処理が行われていない製鋼スラグの水浸膨張比は3.3%、3.6%、3.8%、3.9%、4.4%、5.0%、11.1%、13.6%、19.4%であり、いずれも水浸膨張比の数値にバラツキがあった。
(実施例3)
前記したように、各骨材、セメント、水の割合(配合)は原則、任意でよいが、製鋼スラグの配合量とセメント(ポルトランドセメント)の配合量との間には、好適な関係がある。すなわち、製鋼スラグの配合量の上限値(単位:質量)は、ポルトランドセメントの配合量(単位:質量)とされることが好ましい。以下、説明する。
図9、ならびに以下の表1および表2を参照し、本発明の実施例3a〜3h及び比較例3a〜3fに係る供試体の構成及びこれらを用いた各種試験の結果について説明する。表1は、製作した各供試体の乾燥収縮ひずみを示す。表2は、製鋼スラグの成分表である。
Plain Concrete(比較例3a)は、細骨材として製鋼スラグを用いずに天然骨材のみを用いたコンクリート供試体である。Grain n (n=0.6, 0.3,0.15)は、細骨材として粒径n(mm)以下の製鋼スラグを用いたコンクリート供試体である。また、HE−C(比較例3b)は、市販の石灰系膨張剤(太平洋ハイパーエクスパン)を混和したコンクリート供試体である。なお、これら供試体に用いた製鋼スラグはエージング処理が行われていないものである。ただし、エージング処理が行われた製鋼スラグを用いてもよい。
細骨材として天然骨材及び製鋼スラグを用いた各コンクリート供試体は、すべて、水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを用いたものである。
供試体から型枠を外したのは、材齢7日のときである。24時間後では硬化していない供試体があったため、安全側に見て、型枠を付けたまま7日間の水中養生を行った。
通常、セメントの配合量とコンクリートの圧縮強度との間には線形関係があるが、図9に示した圧縮強度の試験結果からわかるように、製鋼スラグを細骨材として混和した供試体では、セメントと製鋼スラグの比率において、製鋼スラグの割合が増加しても1:1までは顕著な強度低下は認められない(実施例3a〜3h)。しかし、セメントの配合量よりも製鋼スラグの配合量が上回った場合、圧縮強度が顕著に低下する場合がある(比較例3c〜3f)。
これは、製鋼スラグに含まれるSiOが、製鋼スラグ中のf-CaO、セメントによってアルカリ刺激を受けることで、ポゾラン反応を呈したものと考えられる。製鋼スラグのみでも弱い水硬性を発現するため、コンクリート中でもこの水硬性を発現したものと考えられ、特に、長期強度(材齢91日)において、水硬性の効果は顕著である。
各供試体の乾燥収縮ひずみを表1に示す。配合した製鋼スラグの量が多いほど、乾燥収縮ひずみは低減されることがわかる。
以上の試験結果から、十分な圧縮強度を発現させながら、乾燥収縮ひずみを低減させるための製鋼スラグの配合量の上限値は、セメント(ポルトランドセメント)の配合量と同量であることが明らかになった。
すなわち、細骨材として用いる製鋼スラグの配合量の上限値(単位:質量)を、ポルトランドセメントの配合量(単位:質量)とすることで、十分な圧縮強度の発現と乾燥収縮ひずみの低減とを両立させることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態や実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
本発明に係るコンクリートは、鉄筋コンクリート部材(柱、梁、床材等)を含む、様々なコンクリート成形体に適用可能である。

Claims (12)

  1. 粗骨材として、天然骨材を用い、
    細骨材として、天然骨材と、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグと、を用いたことを特徴とする、コンクリート。
  2. 細骨材として用いる天然骨材は、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいにとどまる天然骨材であり、
    細骨材として用いる前記製鋼スラグは、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいにとどまる水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを含むことを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート。
  3. 前記製鋼スラグはエージング処理が行われていないものであることを特徴とする、請求項1または2に記載のコンクリート。
  4. 前記製鋼スラグの配合量の上限値(単位:質量)が、ポルトランドセメントの配合量(単位:質量)とされたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のコンクリート。
  5. 粗骨材として、天然骨材を用い、
    細骨材として、天然骨材と、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%以下の製鋼スラグと、を用いたことを特徴とする、コンクリート。
  6. 前記製鋼スラグはエージング処理が行われたものであることを特徴とする、請求項5に記載のコンクリート。
  7. 天然骨材からなる粗骨材、天然骨材からなる細骨材、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグからなる細骨材、ポルトランドセメント、及び水を混合する混合工程と、
    前記混合工程の後、常温常圧で湿潤養生を行う養生工程と、を備えたことを特徴とする、コンクリートの製造方法。
  8. 細骨材として用いる天然骨材として、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.6mmのふるいにとどまる天然骨材を用い、
    細骨材として用いる前記製鋼スラグは、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて0.3mmのふるいにとどまる水浸膨張比が1%より大きく20%以下の製鋼スラグを含むことを特徴とする、請求項7に記載のコンクリートの製造方法。
  9. 前記製鋼スラグとして、エージング処理が行われていないものを用いることを特徴とする、請求項7または8に記載のコンクリートの製造方法。
  10. 前記混合工程において、前記製鋼スラグの配合量の上限値(単位:質量)を、ポルトランドセメントの配合量(単位:質量)とすることを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載のコンクリートの製造方法。
  11. 天然骨材からなる粗骨材、天然骨材からなる細骨材、JIS A 1102に準拠したふるい分けにおいて1.2mmのふるいを通過する水浸膨張比が1%以下の製鋼スラグからなる細骨材、ポルトランドセメント、及び水を混合する混合工程と、
    前記混合工程の後、常温常圧で湿潤養生を行う養生工程と、を備えたことを特徴とする、コンクリートの製造方法。
  12. 前記製鋼スラグとして、エージング処理が行われたものを用いることを特徴とする、請求項11に記載のコンクリートの製造方法。
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