JP2013055714A - 振動発電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定的かつ効率的に発電を行うことが可能な振動発電機を提供する。
【解決手段】振動発電機1は、筐体11内に、第一集合磁石12、第二集合磁石14、第一集合コイル16、および第二集合コイル18を備えている。第一集合磁石12および第二集合磁石14は、複数の永久磁石が同極対向構造を有するように並べられている。第一集合磁石12は、第二集合磁石14の周りに設けられている。第一集合磁石12の外側に、第一集合コイル16が設けられている。第一集合磁石12と第二集合磁石14との間に、第二集合コイル18が設けられている。第一集合コイル16および第二集合コイル18は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向に移動可能である。第一集合コイル16および第二集合コイル18が移動することによって、コイルを横切る磁束が変化し、電流が誘起する。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動によって発電する振動発電機に関する。
従来、振動による運動エネルギーを電気エネルギーに変換する振動発電機が提案されている。このような振動発電機では、コイル内を通過する磁束が変動することによって、コイルに誘導電流が発生するようになっており、この発生した誘導電流を外部負荷に供給できる。このような振動発電機の一例として、例えば特許文献1に記載された振動発電機では、コイル内に磁場を発生させるための一対の永久磁石が、コイルを挟んで両側に設けられる。一対の永久磁石は、反対極性の磁極が対向するように配置されている。一方側の永久磁石が振動することによって磁場の様子が変化し、コイル内を通過する磁束は変動する。これによってコイルに誘導電流が発生する。
特開2008−259264号公報
しかしながら特許文献1に記載された振動発電機では、永久磁石が振動する過程で、永久磁石を支持する支持部や、他の永久磁石に永久磁石が吸着してしまう可能性があり、安定的に発電を行うことができないという問題点がある。
また特許文献1に記載された振動発電機では、一対の永久磁石の間にコイルが設けられているので、一方の永久磁石から他方の永久磁石に向かう方向の磁束が、コイルにおける誘導電流の発生に寄与することになる。しかしながら、一方の永久磁石から、他方の永久磁石に向かう方向と反対側にも磁束は発生する。このため、反対側に発生する磁束を有効に活用することができず、振動発電機の発電効率を向上させることができないという問題点がある。
本発明の目的は、安定的かつ効率的に発電を行うことが可能な振動発電機を提供することにある。
本発明の振動発電機は、筒状で軸線方向に着磁した永久磁石が、前記軸線が一致するように複数並べられ、且つ、隣接する前記永久磁石と他の前記永久磁石との近接部分で同極同士が対向配置した構造を有する、筒状の第一集合磁石と、筒状または棒状で軸線方向に着磁した永久磁石が、前記第一集合磁石の軸線と一致するように複数並べられ、且つ、隣接する前記永久磁石と他の前記永久磁石との近接部分で同極同士が対向配置した構造を有する、筒状または棒状の第二集合磁石であって、前記第一集合磁石で囲まれた部分に、前記第一集合磁石の軸線と前記第二集合磁石の軸線とが一致する向きに設けられ、前記第一集合磁石の前記近接部分に対して最も近い位置にある前記第二集合磁石の前記近接部分が、前記第一集合磁石の前記近接部分と異なる極性を有するように配置された第二集合磁石と、前記第一集合磁石の周囲に、前記第一集合磁石の軸線方向と直交する直交方向に巻回されたコイルであって、前記第一集合磁石の軸線方向に移動可能に設けられた第一コイルと、前記第一コイルを移動可能に支持するバネであって、第一バネ定数を有する第一バネと、前記第二集合磁石の周囲且つ前記第一集合磁石で囲まれた部分に、前記直交方向に巻回されたコイルであって、前記第二集合磁石の軸線方向に振動可能に設けられた第二コイルと、前記第二コイルを振動可能に支持するバネであって、前記第一バネ定数とは異なる第二バネ定数を有する第二バネとを備えている。
本発明によれば、振動発電機は、同極対向構造を有する第一集合磁石および第二集合磁石を使用することによって、近接部分間の磁束密度を高めることができる。これによって、第一集合磁石と第一コイルとの相対的な位置関係、および、第二集合磁石と第二コイルとの相対的な位置関係が変動した場合に、第一コイルおよび第二コイルに誘起する電流は大きくなるので、振動発電機の発電効率を向上させることができる。また、第一集合磁石および第二集合磁石に対して第一コイルおよび第二コイルを移動させることによって、第一コイルおよび第二コイルを安定的に移動させることができる。これによって、振動発電機を安定的に発電させることができる。また、第一集合磁石の外周方向に発生する磁束によって、第一コイルに電流を誘起させることができる。従って、第一集合磁石から発生する磁束を有効に活用することによって、振動発電機の発電効率を向上させることができる。さらに、第一バネの第一バネ定数と、第二バネの第二バネ定数とが異なるので、第一コイルおよび第二コイルは、異なる共振周波数に基づいて振動する。このため、振動発電機が良好に発電可能な振動時の周波数が広帯域化されたことになり、振動時に共振しやすく、発電効率が良くなる。
本発明において、前記第一コイルと前記第一バネとが電気的に接続されてもよい。前記第一コイルが移動することによって前記第一コイルに誘導した電流は、前記第一バネを伝導してもよい。これによって、第一コイルに誘起した電流を、配線を別途設けることなく取り出すことができるので、振動発電機内の構造をシンプルにすることができる。従って、製造時の工程を簡素化することができるので、振動発電機を容易に製造することができる。
本発明において、前記第二コイルと前記第二バネとが電気的に接続されてもよい。前記第二コイルが移動することによって前記第二コイルに誘導した電流は、前記第二バネを伝導してもよい。これによって、第二コイルに誘起した電流を、配線を別途設けることなく取り出すことができるので、振動発電機内の構造をシンプルにすることができる。従って、製造時の工程を簡素化することができるので、振動発電機を容易に製造することができる。
本発明において、前記第一集合磁石、前記第二集合磁石、前記第一コイル、および前記第二コイルを覆うように軟磁性体の筒状部材を備えてもよい。これによって、第一集合磁石および第二集合磁石が発生する磁束を、筐体内に閉じ込めることができる。従って、振動発電機から漏れた磁束が周囲に影響を及ぼすことを抑止することができる。また、軟磁性体の筒状部材を備えることにより、第一集合磁石との間に磁気回路が形成される。これにより、第一コイルを通過する磁束密度を更に高めることができるので、振動発電機の発電効率を更に高めることができる。
本発明において、前記第一コイルの巻き数を、前記第二コイルの巻き数と比較して多くしてもよい。第一集合磁石の外周方向に発生する磁束密度は、第一集合磁石および第二集合磁石の間に発生する磁束密度よりも小さい。ここで、第一コイルの巻き数を第二コイルの巻き数よりも多くし、第一コイルに誘起する電流を大きくすることによって、第一コイルに誘起する電流と第二コイルに誘起する電流とを近似させることができる。これによって、振動発電機が異なる周波数で振動した場合であっても、振動発電機を安定的に発電させることができる。
振動発電機1の内部構造を示す断面図である。 図1のI−I線矢視方向断面図である。 振動周波数と起電力との関係を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態である振動発電機1について、図1〜図3を参照して説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている機器の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下、図1の上側、下側、左側、および右側を、其々、振動発電機1の上側、下側、左側、および右側という。
振動発電機1は筐体11を備えている。筐体11の形状は、上下方向を軸線方向とする円筒形である(図2参照)。筐体11の材料として、鉄、パーマロイ等の軟磁性体材料を使用することができる。筐体11は、上壁11A、側壁11B、下壁11C、および仕切り壁11Dを備えている。仕切り壁11Dは、上壁11A、側壁11B、および下壁11Cで囲まれた筒内に設けられている。仕切り壁11Dの形状は円形板状である。仕切り壁11Dは、上壁11Aおよび下壁11Cと並行に、且つ、筒内の上下方向略中央よりも上壁11A側に設けられている。仕切り壁11Dは、上壁11A、側壁11B、および下壁11Cで囲まれた筒内の空間を上下に仕切っている。仕切り壁11Dによって、筒内上側の上空間11Eと、筒内下側の下空間11Fとが形成されている。
上空間11Eについて説明する。上空間11E内に、整流回路41および蓄電回路42が設けられている。整流回路41は、後述する第一集合コイル16および第二集合コイル18に誘起した交流電流を整流する。蓄電回路42は、整流回路41によって整流された電流を蓄電する。蓄電回路42に蓄電された電流は、図示外の電極を介して外部に出力される。外部に出力された電流は、外部装置の負荷に供給される。これによって振動発電機1は、外部装置を駆動することができる。整流回路41は、例えばトランスやダイオードブリッジを含んでいる。蓄電回路42は、例えば電解コンデンサを含んでいる。
下空間11Fについて説明する。下空間11F内に、第一集合磁石12、第二集合磁石14、第一集合コイル16、および、第二集合コイル18が設けられている。第一集合磁石12は、保持部材21、23によって保持されている。第二集合磁石14は、保持部材20、22によって保持されている。第一集合コイル16は、第一バネ35、36によって保持されている。第二集合コイル18は、第二バネ37、38によって保持されている。以下詳説する。
仕切り壁11Dの下面且つ円形中心から、下方且つ下空間11F内に向けて、保持部材20が延びている。下壁11Cの上面且つ円形中心から、上方且つ下空間11F内に向けて、保持部材22が延びている。保持部材20、22は、後述する第二集合磁石14を上下方向から挟持することによって、第二集合磁石14を下空間11Fの上下方向略中央部分に保持している。保持部材20、22の形状は円柱形である。保持部材20、22の外径は、側壁11Bの内径の略1/4である。保持部材20、22は、軸線方向を上下方向に向けている。保持部材20、22の軸線方向と、筐体11の軸線方向とは同一である。保持部材20の軸線に沿って、貫通穴201が上下方向に延びている。保持部材22の軸線に沿って、貫通穴221が上下方向に延びている。貫通穴201、221は、其々、保持部材20、22を上下方向に貫通する穴である。
第二集合磁石14は、永久磁石15A、15B、15Cを備えている。以下、永久磁石15A〜15Cを区別しない場合、または総称する場合、永久磁石15という。永久磁石15の形状は、円筒形状である(図2参照)。永久磁石15の外径は、保持部材20、22の径と略同一である。永久磁石15A〜15Cの形状は同一である。第二集合磁石14は、軸線方向を上下方向に向けている。第二集合磁石14の軸線方向および軸線位置は、保持部材20、22の軸線方向および軸線位置と同一である。第二集合磁石14および保持部材20、22は、一体の円柱形となって下空間11F内を上下方向に延びている。永久磁石15の軸線に沿って、貫通穴151が上下方向に延びている。貫通穴151は、円筒形状の永久磁石15の内径部であり、保持部材20の貫通穴201および保持部材22の貫通穴221に繋がっている。貫通穴151、201、221に非磁性且つ筒状の保持部材25を挿入することにより、永久磁石15が左右側に動かないように保持される。
永久磁石15は、上から下方向に向けて、永久磁石15A、15B、15Cの順で並んでいる。永久磁石15は、上下方向に隣接する他の永久磁石15と端部で接触している。永久磁石15は、軸線方向である上下方向に着磁している。永久磁石15A、15Cは、上側がN極に着磁し、下側がS極に着磁している。永久磁石15Bは、上側がS極に着磁し、下側がN極に着磁している。永久磁石15Aの下端と永久磁石15Bの上端は、其々S極に着磁しており、S極同士が対向配置している。同様に、永久磁石15Bの下端と永久磁石15Cの上端は、其々N極に着磁しており、N極同士が対向配置している。以下、上述した構造を同極対向構造ともいう。永久磁石15Aの下端と永久磁石15Bの上端との接触部分、および、永久磁石15Bの下端と永久磁石15Cの上端との接触部分を、其々、接触部分15D、15Eという。
仕切り壁11Dの下面から、下方且つ下空間11F内に向けて、保持部材21が延びている。下壁11Cの上面から、上方且つ下空間11F内に向けて、保持部材23が延びている。保持部材21、23は、後述する第一集合磁石12を上下方向から挟持することによって、第一集合磁石12を下空間11Fの上下方向略中央部分に保持している。保持部材21、23の形状は円筒形である。保持部材21、23の内径は、側壁11Bの内径の略1/2である。また、保持部材21、23の内径側には、非磁性且つ筒状の保持部材26が挿入され、永久磁石12が左右側に動かないように保持されている。保持部材26の外径は保持部材21、23の内径と略同一である。保持部材21、23は、軸線方向を上下方向に向けている。保持部材21、23の軸線方向と、筐体11の軸線方向とは同一である。保持部材21は、保持部材20の側面の周囲を囲んでいる。保持部材23は、保持部材22の側面の周囲を囲んでいる。保持部材20と保持部材21との間、および、保持部材22と保持部材23との間に、隙間が設けられている。同様に、保持部材21と側壁11Bとの間、および、保持部材23と側壁11Bとの間に、隙間が設けられている。
第一集合磁石12は、永久磁石13A、13B、13Cを備えている。以下、永久磁石13A〜13Cを区別しない場合、または総称する場合、永久磁石13という。永久磁石13の形状は円筒形である(図2参照)。永久磁石13の内径および外径は、保持部材21、23の内径および外径と略同一である。永久磁石13A〜13Cの形状は同一である。永久磁石13の上下方向の長さは、永久磁石15の上下方向の長さと略同一である。永久磁石13A〜13Cの筐体11に対する上下方向の位置は、其々、永久磁石15A〜15Cの筐体11に対する上下方向の位置と略同一である。第一集合磁石12は、軸線方向を上下方向に向けている。永久磁石15A〜15Cは、それぞれの軸線が一致するように並べられている。第一集合磁石12の軸線方向および軸線位置は、保持部材21、23の軸線方向および軸線位置と同一である。また第一集合磁石12の軸線方向は、第二集合磁石14の軸線方向と同一である。第一集合磁石12および保持部材21、23は、一体の円筒形となって下空間11F内を上下方向に延びている。第一集合磁石12は、第二集合磁石14の側面の周囲を囲んでいる。第一集合磁石12と第二集合磁石14との間に、隙間が設けられている。同様に、第一集合磁石12と側壁11Bとの間に、隙間が設けられている。
永久磁石13は、上から下方向に向けて、永久磁石13A、13B、13Cの順で並んでいる。永久磁石13は、上下方向に隣接する他の永久磁石13と端部で接触している。永久磁石13は、軸線方向である上下方向に着磁している。永久磁石13A、13Cは、上側がS極に着磁し、下側がN極に着磁している。永久磁石13Bは、上側がN極に着磁し、下側がS極に着磁している。第一集合磁石12は、第二集合磁石14と同様、同極対向構造を有している。永久磁石13Aの下端と永久磁石13Bの上端は、其々N極に着磁しており、N極同士が対向配置している。永久磁石13Bの下端と永久磁石13Cの上端は、其々S極に着磁しており、S極同士が対向配置している。以下、永久磁石13Aの下端と永久磁石13Bの上端との接触部分、および、永久磁石13Bの下端と永久磁石13Cの上端との接触部分を、其々、接触部分13D、13Eという。
接触部分13D、15Dは、筐体11に対する上下方向の位置が略同一であるため、他の接触部分と比較して互いに最も近接した位置関係となっている。また、接触部分13Dの極性はN極であり、接触部分15Dの極性はS極であるため、互いに異なる極性となっている。さらに、第一集合磁石12および第二集合磁石14は同極対向構造を有しているので、接触部分13D、15D間の磁束密度は、永久磁石13、15其々を単体で使用した場合よりも大きくなっている。なお、接触部分13E、15Eの場合も同様である。
第一集合磁石12および保持部材21、23と、側壁11Bとの間に、ボビン31が設けられている。ボビン31の形状は筒状である(図2参照)。ボビン31は、第一集合磁石12および保持部材21、23の外周面に沿って設けられている。ボビン31は、筒状部31A、延設部31B、31C、31Dを備えている。筒状部31Aは、第一集合磁石12および保持部材21、23の外周面に沿って設けられた筒状体である。延設部31Bは、筒状部31Aの上端から外周方向且つ水平に延びる板体である。延設部31Cは、筒状部31Aの上下方向略中央から外周方向且つ水平に延びる板体である。延設部31Dは、筒状部31Aの下端から外周方向且つ水平に延びる板体である。ボビン31は、第一集合磁石12および保持部材21、23の外周面に沿って上下方向に移動可能である。
ボビン31に第一集合コイル16が巻回されている。第一集合コイル16は、コイル17A、17Bを備えている。以下、コイル17A、17Bを区別しない場合、または総称する場合、コイル17という。コイル17は、ボビン31の筒状部31Aに沿って巻回されている。コイル17は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向である上下方向に直交する直交方向、即ち、図1の左右方向に巻回されていることになる。巻回された状態のコイル17の軸線方向は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向と同一である。
コイル17は、上から下方向に向けて、コイル17A、17Bの順で並んでいる。コイル17Aは、筒状部31Aのうち、延設部31B、31Cによって挟まれる部分に巻回されている。コイル17Bは、筒状部31Aのうち、延設部31C、31Dによって挟まれる部分に巻回されている。筒状部31Aにコイル17が巻回されている部分の上下方向の長さは、永久磁石13、15の上下方向の長さよりも僅かに短い。コイル17Aが巻回されている部分の上端から、コイル17Bが巻回されている部分の上端までの間の長さは、永久磁石13、15の上下方向の長さと同一である。コイル17A、17Bは、其々逆方向に巻回されている。コイル17A、17Bは、直列に接続されている。コイル17の材料として、銅が使用できる。ボビン31の上下方向への移動に伴い、第一集合コイル16は、第一集合磁石12の周囲、且つ、第一集合磁石12と側壁11Bとの間の隙間を、第一集合磁石12の軸線方向である上下方向に移動する。
コイル17Aに、第一バネ35の一端側が接続されている。第一バネ35の他端側は、仕切り壁11Dの下面近傍に配置されている。第一バネ35は、保持部材21の周囲且つ延設部31Bの上方に設けられている。第一バネ35はコイルバネである。第一バネ35は押しバネである。第一バネ35は、ボビン31を下方に付勢することによって、ボビン31に巻回された第一集合コイル16を下方に付勢する。
コイル17Bに、第一バネ36の一端側が接続されている。第一バネ36の他端側は、下壁11Cの上面近傍に配置されている。第一バネ36は、保持部材23の周囲且つ延設部31Dの下方に設けられている。第一バネ36はコイルバネである。第一バネ36は押しバネである。第一バネ36は、ボビン31を上方に付勢することによって、ボビン31に巻回された第一集合コイル16を上方に付勢する。第一集合コイル16は、第一バネ35、36によって支持されている。
第一バネ35、36は、同一のバネ定数を有している。以下、第一バネ35、36の有するバネ定数を、第一バネ定数ともいう。このため第一集合コイル16は、第一バネ定数に基づいて特定される共振周波数で最も良好に振動する。以下、第一バネ定数に基づいて特定される共振周波数を、f1とも表記する。
第一バネ35の他端側(図1の上端側)は、整流回路41から上空間11E内にて延びる配線(図示外)と電気的に接続している。第一バネ36の他端側(図1の下端側)は、整流回路41から保持部材25内にて延びる配線(図示外)と電気的に接続している。第一集合コイル16に誘起した電流は、第一バネ35、36を介して整流回路41に伝達される。第一バネ35、36は、第一集合コイル16を中心方向に付勢すると同時に、コイル17に誘起した電流の伝送路として機能する。
第一集合磁石12および保持部材21、23と、第二集合磁石14および保持部材20、22との間に、ボビン32が設けられている。ボビン32の形状は筒状である(図2参照)。ボビン32は、第二集合磁石14および保持部材20、22の外周面に沿って設けられている。ボビン32は、筒状部32A、延設部32B、32C、32Dを備えている。ボビン32の形状は、ボビン31の形状と同一である。ボビン32は、第二集合磁石14および保持部材20、22の外周面に沿って上下方向に移動可能である。
ボビン32に第二集合コイル18が巻回されている。第二集合コイル18は、コイル19A、19Bを備えている。以下、コイル19A、19Bを区別しない場合、または総称する場合、コイル19という。コイル19は、ボビン32の筒状部32Aに沿って巻回されている。コイル19は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向である上下方向に直交する直交方向、即ち、図1の左右方向に巻回されていることになる。巻回された状態のコイル19の軸線方向は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向と同一である。
コイル19は、上から下方向に向けて、コイル19A、19Bの順で並んでいる。コイル19Aは、筒状部32Aのうち、延設部32B、32Cによって挟まれる部分に巻回されている。コイル19Bは、筒状部32Aのうち、延設部32C、32Dによって挟まれる部分に巻回されている。筒状部32Aにコイル19が巻回されている部分の上下方向の長さは、永久磁石13、15の上下方向の長さよりも僅かに短い。コイル19Aが巻回されている部分の上端から、コイル19Bが巻回されている部分の上端までの間の長さは、永久磁石13、15の上下方向の長さと同一である。コイル19A、19Bは、其々逆方向に巻回されている。コイル17A、19Aは、同一方向に巻回されている。コイル19A、19Bは、直列に接続されている。ボビン32の上下方向への移動に伴い、第二集合コイル18は、第二集合磁石14の周囲、且つ、第一集合磁石12と第二集合磁石14との間の隙間を、第二集合磁石14の軸線方向である上下方向に移動する。
コイル19Aに、第二バネ37の一端側が接続されている。第二バネ37の他端側は、仕切り壁11Dの下面近傍に配置されている。第二バネ37は、保持部材20の周囲且つ延設部32Bの上方に設けられている。第二バネ37はコイルバネである。第二バネ37は押しバネである。第二バネ37は、ボビン32を下方に付勢することによって、ボビン32に巻回された第二集合コイル18を下方に付勢する。
コイル19Bに、第二バネ38の一端側が接続されている。第二バネ38の他端側は、下壁11Cの上面近傍に配置されている。第二バネ38は、保持部材22の周囲且つ延設部32Dの下方に設けられている。第二バネ38はコイルバネである。第二バネ38は押しバネである。第二バネ38は、ボビン32を上方に付勢することによって、ボビン32に巻回された第二集合コイル18を上方に付勢する。第二集合コイル18は、第二バネ37、38によって支持されている。
第二バネ37、38は、同一のバネ定数を有している。以下、第二バネ37、38の有するバネ定数を、第二バネ定数ともいう。第二バネ定数は、第一バネ定数とは異なっている。このため第二集合コイル18は、第二バネ定数に基づいて特定される共振周波数、且つ共振周波数f1とは異なる共振周波数で最も良好に振動する。以下、第二バネ定数に基づいて特定される共振周波数を、f2とも表記する。
第二バネ37の他端側(図1の上端側)は、整流回路41から上空間11E内にて延びる配線(図示外)と電気的に接続している。第二バネ38の他端側(図1の下端側)は、整流回路41から保持部材25内にて延びる配線(図示外)と電気的に接続している。第一集合コイル16および第二集合コイル18は、並列に接続されることになる。第二集合コイル18に誘起した電流は、第二バネ37、38を介して整流回路41に伝達される。第二バネ37、38は、第二集合コイル18を中心方向に付勢すると同時に、コイル19に誘起した電流の伝送路として機能する。
振動発電機1の発電動作について説明する。振動発電機1が上下方向に振動したとする。筐体11に加わった運動エネルギーは、第一集合コイル16および第二集合コイル18に伝達する。第一集合コイル16は、側壁11Bと第一集合磁石12との間の空間を、上下方向に往復移動する。第二集合コイル18は、第一集合磁石12と第二集合磁石14との間の空間を、上下方向に往復移動する。
第二集合コイル18が往復移動する際、接触部分13D、15D間、および、接触部分13E、15E間に形成された磁束であって、第二集合コイル18が横切る磁束密度が変化する。これによって、第二集合コイル18に電流が誘起する。第二集合コイル18が往復移動を繰り返すことで、第二集合コイル18に交流電流が発生する。ここで、第一集合磁石12および第二集合磁石14は同極対向構造を有しているため、接触部分13D、15D間、および、接触部分13E、15E間の磁束密度は、永久磁石13、15が単体で使用された場合よりも大きくなっている。従って、第二集合コイル18に誘起する電流は大きくなり、振動発電機1の発電効率は向上する。第二集合コイル18に誘起した電流は、第二バネ37、38を介して整流回路41に伝達する。
また、第一集合コイル16が往復移動する際、接触部分13D、13Eに形成される磁束であって、第一集合コイル16が横切る磁束密度が変化する。これによって、第一集合コイル16に電流が誘起する。第一集合コイル16が往復移動を繰り返すことで、第一集合コイル16に交流電流が発生する。ここで、第一集合磁石12は同極対向構造を有しているため、接触部分13D、13Eに起因する磁束密度は、第一集合磁石12が同極対向構造を有さない場合よりも大きくなっている。従って、第一集合コイル16に誘起する電流は大きくなり、振動発電機1の発電効率は向上する。第一集合コイル16に誘起した電流は、第一バネ35、36を介して整流回路41に伝達する。
第一集合コイル16および第二集合コイル18に誘起し、整流回路41に伝達した交流電流は、整流回路41において全波整流される。全波整流された電流は、蓄電回路42に蓄電される。蓄電された電流は、図示外の電極を介して外部に出力される。外部に出力された電流は、外部装置の負荷に供給される。外部装置は、供給された電流によって駆動する。
なお、接触部分13D、15D間と、接触部分13E、15E間とでは、極性の配置が逆になっているため、磁束の方向は反対向きになる。これに対し、第二集合コイル18のコイル19A、19Bは、巻回される向きが反対向きになっている。さらに、コイル19A、19Bの上端の間隔は、永久磁石15A〜15Cの上下方向の長さと同一である。このため、第二集合コイル18の移動によりコイル19A、19Bに同時に誘起する電流の方向は同一方向になる。これによって、誘起した電流同士が打ち消し合ってしまうことを抑止できるので、第二集合コイル18に発生した電流を効率的に取り出すことができる。
同様に、接触部分13D、13Eでは、極性の配置が逆になっているため、磁束の方向は反対向きになる。これに対し、第一集合コイル16のコイル17A、17Bは、巻回される向きが反対向きになっている。さらに、コイル17A、17Bの上端の間隔は、永久磁石13A〜13Cの上下方向の長さと同一である。このため、第一集合コイル16の移動によりコイル17A、17Bに同時に誘起する電流の方向は同一方向になる。これによって、誘起した電流同士が打ち消し合ってしまうことを抑止できるので、第一集合コイル16に発生した電流を効率的に取り出すことができる。
また振動発電機1では、第一集合コイル16は共振周波数f1で良好に振動し、第二集合コイル18は共振周波数f2で良好に振動する。従って図3に示すように、振動発電機1が振動する場合の振動周波数がf1の場合、第一集合コイル16に誘起する電流は最も大きくなるので、この電流に基づいて算出される起電力も最も大きくなる(曲線46)。一方、振動発電機1が振動する場合の振動周波数がf2の場合、第二集合コイル18に誘起する電流は最も大きくなるので、この電流に基づいて算出される起電力も最も大きくなる(曲線47)。なお、第一集合コイル16に作用する磁束密度の方が、第二集合コイル18に作用する磁束密度よりも小さいため、図3では、曲線46のピーク値は、曲線47のピーク値よりも小さくなっている。振動発電機1の起電力は、曲線48に示すように、双方の起電力(曲線46、47)を加算した値になる。振動発電機1を効率的に発電させることが可能な振動周波数は、第一バネ35、36の第一バネ定数と、第二バネ37、38の第二バネ定数とを同一とした場合、即ち双方の共振周波数f1、f2を同一とした場合と比較して、広帯域化する。
以上説明したように、振動発電機1は、同極対向構造を有する第一集合磁石12および第二集合磁石14を使用することによって、接触部分13D、15D間、および、接触部分13E、15E間の磁束密度を高めることができる。これによって、第一集合磁石12および第二集合磁石14と第二集合コイル18との相対的な位置関係が変動した場合にコイル19に誘起する電流を大きくすることができるので、振動発電機1の発電効率を向上させることができる。
また、第一集合磁石12および第二集合磁石14を筐体11に固定し、第一集合コイル16および第二集合コイル18を移動させるので、第一集合コイル16および第二集合コイル18を安定的に移動させることができる。第一集合磁石12および第二集合磁石14を移動させた場合、振動発電機1内に設けられた機構部、例えば、筐体11内壁や保持部材20〜23等に永久磁石13、15が吸着してしまう可能性があるためである。このため振動発電機1は、安定的に発電を行うことができる。
また、第一集合磁石12の外周方向に発生する磁束によって、第一集合コイル16に電流を誘起させることができる。従って、第一集合磁石12から外周方向に向けて発生する磁束を有効に活用することができるので、振動発電機1の発電効率を更に向上させることができる。
また、第一バネ35、36の第一バネ定数と、第二バネ37、38の第二バネ定数とが異なるので、第一集合コイル16および第二集合コイル18は、異なる共振周波数f1、f2で良好に振動する。このため、振動発電機1を良好に発電させることが可能な振動周波数を広帯域化することができる。
また、第一集合コイル16に誘起した電流は、第一バネ35、36を介して整流回路41に伝達する。同様に、第二集合コイル18に誘起した電流は、第二バネ37、38を介して整流回路41に伝達する。従って、第一集合コイル16および第二集合コイル18に誘起した電流を取り出すための配線を別途設けることなく、誘起した電流を取り出すことができる。従って、振動発電機1内の構造をシンプルにすることができるので、振動発電機1の製造工程を簡素化し、振動発電機1の製造を容易化できる。
さらに、筐体11を軟磁性体材料とすることによって、第一集合磁石12および第二集合磁石14間に発生する磁束密度を、筐体11内に閉じ込めることができる。従って、振動発電機1から漏れた磁束が周囲に影響を及ぼすことを抑止することができる。また、筐体11が軟磁性体材料であるため、第一集合磁石12との間に磁気回路が形成される。これにより、第一集合コイル16を横切る磁束密度を更に高めることができるので、振動発電機1の発電効率を更に高めることができる。
なお、筐体11が本発明の「筒状部材」に相当する。第一集合コイル16が本発明の「第一コイル」に相当する。第二集合コイル18が本発明の「第二コイル」に相当する。接触部分13D、13E、15D、および15Eが本発明の「近接部分」に相当する。
本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。第一集合磁石12を構成する永久磁石13と、上下方向に隣接する他の永久磁石13とは接触していなくてもよく、所定間隔を空けて配置されていてもよい。同様に、第二集合磁石14を構成する永久磁石15と、上下方向に隣接する他の永久磁石15とは接触していなくてもよく、所定間隔を空けて配置されていてもよい。第二集合磁石14を構成する永久磁石15に貫通穴151は設けられていなくてもよい。第二集合磁石14は棒状であってもよい。第一集合コイル16および第二集合コイル18と電気的に接続される配線は、下空間11F内を上下方向に通っていてもよい。第一集合磁石12および第二集合磁石14は、仕切り壁11Dおよび下壁11C間に直接保持されてもよい。整流回路41から延びる配線を、第一集合コイル16および第二集合コイル18に直接接続してもよい。筐体11内に、上下方向に亙る共通の空間を設けてもよい。第一集合磁石12および第二集合磁石14は、筐体11の上下方向に亙って設けられていてもよい。第一集合コイル16および第二集合コイル18は、筐体11の上下方向に亙って移動可能に設けられていてもよい。
第一集合コイル16および第二集合コイル18は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向と同一方向に巻回されてもよい。この場合、巻回された状態の第一集合コイル16および第二集合コイル18の軸線方向は、第一集合磁石12および第二集合磁石14の軸線方向と直交することになる。例えば振動発電機1が下方向に重力が加わる状態で、振動する外部機器に取り付けて使用される場合、第一バネ36、および第二バネ38のみ設けられた構成としてもよい。
第一集合コイル16を構成するコイル17の巻総数と、第二集合コイル18を構成するコイル19の巻総数とは、同一であっても良いし、異なっていてもよい。双方の巻総数を異ならせる場合、第一集合コイル16を構成するコイル17の巻総数を、第二集合コイル18を構成するコイル19の巻総数よりも大きくしてもよい。理由は以下のとおりである。
第一集合コイル16には、第一集合磁石12の接触部分13D、13Eの磁力に起因した外周方向の磁束が作用する。一方、第二集合コイル18には、第一集合磁石12の接触部分13D、13E、および、第二集合磁石14の接触部分15D、15Eの磁力に起因した磁束が作用する。従って、第一集合コイル16に作用する磁束は、第二集合コイル18に作用する磁束と比較して、密度が小さくなる。このため、第一集合コイル16を構成するコイル17の巻総数と、第二集合コイル18を構成するコイル19の巻総数とを同一とした場合、図3に示すように、磁束の変化に伴って誘起される電流は、第二集合コイル18よりも第一集合コイル16の方が小さくなる。これに対し、第一集合コイル16を構成するコイル17の巻総数を、第二集合コイル18を構成するコイル19の巻総数よりも多くすることによって、第一集合コイル16に作用する磁束密度が小さい場合でも、より大きな電流を第一集合コイル16に誘起させることができる。これによって、第一集合コイル16に誘起する電流と、第二集合コイル18に誘起する電流とを近似させることができる。従って、振動発電機1が異なる周波数で振動した場合であっても、振動発電機1を安定的に発電させることができる。
1 振動発電機
11 筐体
12 第一集合磁石
14 第二集合磁石
16 第一集合コイル
18 第二集合コイル
35、36 第一バネ
37、38 第二バネ

Claims (5)

  1. 筒状で軸線方向に着磁した永久磁石が、軸線が一致するように複数並べられ、且つ、隣接する前記永久磁石と他の前記永久磁石との近接部分で同極同士が対向配置した構造を有する、筒状の第一集合磁石と、
    筒状または棒状で軸線方向に着磁した永久磁石が、前記第一集合磁石の軸線と一致するように複数並べられ、且つ、隣接する前記永久磁石と他の前記永久磁石との近接部分で同極同士が対向配置した構造を有する、筒状または棒状の第二集合磁石であって、前記第一集合磁石で囲まれた部分に、前記第一集合磁石の軸線と前記第二集合磁石の軸線とが一致する向きに設けられ、前記第一集合磁石の前記近接部分に対して最も近い位置にある前記第二集合磁石の前記近接部分が、前記第一集合磁石の前記近接部分と異なる極性を有するように配置された第二集合磁石と、
    前記第一集合磁石の周囲に、前記第一集合磁石の軸線方向と直交する直交方向に巻回されたコイルであって、前記第一集合磁石の軸線方向に移動可能に設けられた第一コイルと、
    前記第一コイルを移動可能に支持するバネであって、第一バネ定数を有する第一バネと、
    前記第二集合磁石の周囲且つ前記第一集合磁石で囲まれた部分に、前記直交方向に巻回されたコイルであって、前記第二集合磁石の軸線方向に振動可能に設けられた第二コイルと、
    前記第二コイルを振動可能に支持するバネであって、前記第一バネ定数とは異なる第二バネ定数を有する第二バネと
    を備えた振動発電機。
  2. 前記第一コイルと前記第一バネとが電気的に接続されており、前記第一コイルが移動することによって前記第一コイルに誘導した電流は前記第一バネを伝導することを特徴とする請求項1に記載の振動発電機。
  3. 前記第二コイルと前記第二バネとが電気的に接続されており、前記第二コイルが移動することによって前記第二コイルに誘導した電流は前記第二バネを伝導することを特徴とする請求項1または2に記載の振動発電機。
  4. 前記第一集合磁石、前記第二集合磁石、前記第一コイル、および前記第二コイルを覆う軟磁性体の筒状部材を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の振動発電機。
  5. 前記第一コイルの巻き数が、前記第二コイルの巻き数と比較して多いことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の振動発電機。
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