JP2011200752A - 振動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】電力効率の良い振動モータを提供する。
【解決手段】振動モータ1は、筒型形状の本体部分6Aと、その両開口面を塞ぐ側面6Bとからなる筐体6と、筐体6内に収容され、筐体6に対して相対的に移動する可動部4と、筺体6の軸上に配置された磁性材料からなる棒状の鉄心7と、鉄心7に巻きつけられたコイル3とを備える。可動部4は、筒型形状であり、筒の内側と外側とで異なる磁極を有する磁石10Aおよび磁石10Bを含み、磁石の内側には鉄心7およびコイル3が配置されている。磁石10Aおよび磁石10Bは、その軸が同一線上に位置するように可動部4の進行方向に沿って配置され、隣接する各磁石の内側の磁極面が異なる極性を有することを特徴としている。
【選択図】図1
【解決手段】振動モータ1は、筒型形状の本体部分6Aと、その両開口面を塞ぐ側面6Bとからなる筐体6と、筐体6内に収容され、筐体6に対して相対的に移動する可動部4と、筺体6の軸上に配置された磁性材料からなる棒状の鉄心7と、鉄心7に巻きつけられたコイル3とを備える。可動部4は、筒型形状であり、筒の内側と外側とで異なる磁極を有する磁石10Aおよび磁石10Bを含み、磁石の内側には鉄心7およびコイル3が配置されている。磁石10Aおよび磁石10Bは、その軸が同一線上に位置するように可動部4の進行方向に沿って配置され、隣接する各磁石の内側の磁極面が異なる極性を有することを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、振動モータに関する。
近年、PDAや携帯電話機等の携帯機器の小型化により、携帯機器を振動させるための装置にも小型化が要求されている。このような装置は、小型化に伴い振動量の低下が問題となる。携帯機器を振動させるための装置としては、一般に、コイルが発生する磁界により振動する可動部を備えた振動モータが用いられている。
従来の振動モータとして、特許文献1には振動アクチュエータの構成が開示されている。特許文献1に記載された振動アクチュエータは、固定部と、マグネットおよびヨークから構成される可動部と、可動部を固定部に対して可動自在に保持するM字型の弾性部材と、マグネットの磁束と鎖交する矩形状に巻かれたコイルとを備えており、コイルに電流を流すことにより可動部が直線移動する。
特開2002−200460号公報
しかしながら、特許文献1に記載された振動アクチュエータでは、矩形状のコイルのうち、可動部の移動方向と平行な方向に電流が流れる領域は可動部の移動に寄与しないため、電力効率が悪いという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力効率の良い振動モータを提供することである。
本発明の振動モータは、上記課題を解決するために、筒型形状の本体部分と、その両開口面を塞ぐ側面部分とからなる筐体と、筐体内に収容され、筐体に対して相対的に移動する可動部と、筺体の軸上に配置された磁性材料からなる棒状の軸部材と、軸部材に巻きつけられたコイルとを備え、可動部は、筒型形状であり、筒の内側と外側とで異なる磁極を有する少なくとも2つの磁石を含み、磁石の内側には軸部材およびコイルが配置されており、各磁石は、その軸が同一線上に位置するように可動部の進行方向に沿って配置され、隣接する各磁石の内側の磁極面が異なる極性を有することを特徴としている。
本発明の振動モータは、電力効率の良い振動モータを得ることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る振動モータ1の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1(a)は振動モータ1の構成を示す断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’断面を矢印の方向から見た断面図である。
本発明の第1実施形態に係る振動モータ1の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1(a)は振動モータ1の構成を示す断面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’断面を矢印の方向から見た断面図である。
振動モータ1は、軸部2と、コイル3と、可動部4と、バネ部材5と、筐体6とから構成されている。筐体6は、円筒形状の本体部分6Aと、その両端の開口部を塞ぐ側面6Bとから構成されている。筺体6の内部には、他の構成要素が収容されている。振動モータ1は、コイル3に電流を流すことにより、筐体6内において軸部2に沿って可動部4を往復移動させ、バネ部材5で可動部4の移動を受け止めて振動する構成である。
軸部2は、磁性材料からなる円柱状の鉄心7と、非磁性材料からなる円筒形状の支持部材8とからなる。鉄心7は、支持部材8の筒内部において、筐体6の軸上に配置される。また、鉄心7および支持部材8は、その両端部が筐体6の側面6Bに固定されている。なお、筐体6の軸とは、筐体6の両側面6Bの中心を結ぶ線のことを指す。
コイル3は、巻き線コイルであり、支持部材8の筒内部において、鉄心7に巻きつけられている。コイル3は、図1(a)の矢印の方向から見た場合、反時計回りに巻かれた領域3Aと、時計回りに巻かれた領域3Bとを含む。領域3Aは筐体6のX方向の中心よりもX2方向に配置されており、領域3BはX1方向に配置されている。コイル3の両端部は、筐体6の外部に引き出されており、図示しない制御装置に接続されている。制御装置は、コイル3に流れる電流の方向を周期的に切り替える。
可動部4は、ヨーク9と、磁石10と、おもり11とからなる。
ヨーク9は、円筒形状をしており、その筒内部を軸部2が貫通するとともに、その内周面上に円筒形状の磁石10が設けられている。このとき、ヨーク9および磁石10は、その軸(両側の開口面の中心を結ぶ線)が筐体6の軸に一致するように配置される。ヨーク9は、磁性材料から構成されており、パーマロイ、炭素鋼、普通鋼、珪素鋼、フェライト系ステンレス、パーメンジュール、マルテンサイト系ステンレス、析出硬化系ステンレス等が好適に用いられる。
磁石10は、磁石10Aおよび磁石10Bの2つの磁石からなり、X方向に沿って並べて配置されている。磁石10Aおよび磁石10Bは、軸部2に面する側の部分(内周部)の磁極と、ヨーク9に面する側の部分(外周部)の磁極とがそれぞれ反対になっている。具体的には、磁石10Aは、内周部101がN極であり、外周部102がS極である。磁石10Bは、内周部103がS極であり、外周部104がN極である。磁石10Aおよび磁石10Bは、各内周部の磁極面がコイル3の領域3Aおよび領域3Bとそれぞれ面するように配置されている。
ここで、磁石10Aおよび磁石10Bは、磁石10AのN極である内周部101からS極である外周部102に対して磁界を形成するとともに、磁石10Aの内周部101から磁石10BのS極である内周部103に対しても磁界を形成する。また、磁石10Aおよび磁石10Bは、磁石10BのN極である外周部104からS極である内周部103に対して磁界を形成するとともに、磁石10Bの外周部104から磁石10AのS極である外
周部102に対しても磁界を形成する。
周部102に対しても磁界を形成する。
磁石10は、その内周面が軸部2の鉄心7と対向しており、外周面がヨーク9と対向している。鉄心7およびヨーク9は、磁性材料から構成されているため、磁石10の磁束が優先的にその内部を通過する。そのため、磁石10Aの内周部101から外周部102へ向かう磁束は、まず、磁石10Aの内周面に対して垂直に、内周部101から鉄心7へ向かう。そして、鉄心7を通過してヨーク9へ向かい、ヨーク9を通過して外周部102へ向かう。また、磁石10Aの内周部101から磁石10Bの内周部103へ向かう磁束は、まず、磁石10Aの内周面に対して垂直に、内周部101から鉄心7へ向かう。そして、鉄心7を通過して、鉄心7の外周面に対して垂直に、鉄心7から内周部103へ向かう。磁石10Bの外周部104から内周部103および磁石10Aの外周部102へ向かう磁束も同様である。
おもり11は、円筒形状をしており、ヨーク9の内周面上であって、磁石10Aと磁石10Bとの間に配置されている。おもり11は、非磁性材料から構成されており、タングステンおよびその合金、鉛、真鋳、銅、モリブデン等が好適である。磁石10およびおもり11の内周面は、軸部2の支持部材8の外周面と摺動可能に接触している。
バネ部材5は、軸部2を中心に円筒形状に巻かれたコイルバネであって、可動部4のX方向の両側端部と筐体6との間に配置されている。バネ部材5の一端は可動部4に接続されており、他端は筐体6に接続されている。なお、バネ部材5の直径は、可動部4の移動を効率良く受け止めるため、可動部4の直径に近い方が好ましい。
次に、振動モータ1の駆動方法について、図2を参照して説明する。図2(a)〜(c)は、振動モータ1の駆動方法を説明するための断面図である。ここでは、可動部4をまずX1方向に移動させる場合について説明する。
可動部4をX1方向に移動させる場合、制御回路は、コイル3に対し図2(a)に示すA方向に電流を供給する。これにより、コイル3の領域3Aには、矢印の方向から見て反時計回りに電流が流れる。また、コイル3の領域3Bには、矢印の方向から見て時計回りに電流が流れる。
ここで、磁石10Aの筒内部に形成される磁界の方向は、磁石10Aの内周面に対して垂直に、内周部101から鉄心7に向かった方向となる。また、磁石10Bの筒内部に形成される磁界の方向は、鉄心7の外周面に対して垂直に、鉄心7から内周部103に向かった方向となる。このように、磁石10Aおよび磁石10Bにおいて発生する磁界は、コイル3の領域3Aおよび領域3Bの電流の流れる方向と直交することとなる。
そのため、コイル3の領域3Aを流れる電流は、磁石10Aの磁界からX2方向への力を受ける。また、コイル3の領域3Bを流れる電流は、磁石10Bの磁界からX2方向への力を受ける。すなわち、コイル3には、X2方向への力が作用する。
しかし、コイル3は固定されているので、磁石10は反作用によりX1方向への力を受けることになる。したがって、可動部4は、図2(b)に示すように、X1方向に移動する。このとき、可動部4は、X1方向においてバネ部材5に支持されているために、バネ部材5が圧縮されて可動部4の移動を受け止める。
次に、制御回路は、コイル3に供給する電流の向きを、図2(c)に示すB方向に切り替える。これにより、コイル3の領域3Aには、矢印の方向から見て時計回りに電流が流れる。また、コイル3の領域3Bには、矢印の方向から見て反時計回りに電流が流れる。
そのため、コイル3の領域3Aを流れる電流は、磁石10Aの磁界からX1方向への力を受ける。また、コイル3の領域3Bを流れる電流は、磁石10Bの磁界からX1方向への力を受ける。これにより、可動部4は、図2(c)に示すように、X2方向に移動する。このとき、可動部4は、X2方向においてバネ部材5に支持されているために、バネ部材5が可動部4の移動を受け止める。
以上のように、振動モータ1は、制御回路によりコイル3に供給する電流の方向を切り替えることにより、可動部4をX1方向及びX2方向に往復移動させる。このとき、制御回路がコイル3に電流を供給するタイミングを調節することにより、可動部4を共振させることができ、大きな振動量を得ることが可能である。
なお、可動部4をX1方向に最大に移動させたとき、磁石10Aがコイル3の領域3Bと重畳してしまうと、領域3Bを流れる電流が磁石10Aの磁界からX1方向の力を受け、磁石10にX2方向への力が作用してしまう。すなわち、可動部4が移動しようとする方向とは逆方向に力が作用し、振動モータ1の振動量が低下してしまう。
そこで、磁石10は、可動部4をX1方向に最大に移動させたとき、磁石10Aがコイル3の領域3Aと重畳する領域が領域3Bと重畳する領域よりも大きくなるように、おもり11の幅が調整されている。また、可動部4をX2方向に最大に移動させた場合も同様に、磁石10Bがコイル3の領域3Bと重畳する領域が領域3Aと重畳する領域よりも大きくなるように、おもり11の幅が調節されている。
以下に、本実施形態の振動モータ1の効果について説明する。
(1)振動モータ1は、筐体6と、可動部4と、筺体6の軸上に配置された磁性材料からなる棒状の鉄心7と、鉄心7に巻きつけられたコイル3とを備える。可動部4は、筒型形状をしており、筒の内側と外側とで異なる磁極を有する磁石10Aおよび磁石10Bを含み、これらの内側には鉄心7およびコイル3が配置されている。また、磁石10Aおよび磁石10Bは、その軸が同一線上に位置するように可動部4の進行方向に沿って配置され、各磁石の内側の磁極面が異なる極性を有している。
上記構成により、磁石10の磁束は、磁性材料からなる鉄心7を優先的に通過するため、磁石10の内周面に対して垂直に、磁石10から鉄心7へ向かった方向に形成される。そのため、磁石10の磁束は、鉄心7に巻かれたコイル3の電流が流れる方向と直行する。すなわち、磁石10と対向しているコイル3の領域全体が、コイル3に電流を供給した場合に可動部4を移動させる駆動力を生じるために寄与する。その結果、磁石に対向しているコイルの領域の一部しか駆動力を生じるために寄与しない従来の構成と比較して、振動モータ1の電力効率を著しく向上させることができ、振動量を増大させることができる。
上記構成により、磁石10の磁束は、磁性材料からなる鉄心7を優先的に通過するため、磁石10の内周面に対して垂直に、磁石10から鉄心7へ向かった方向に形成される。そのため、磁石10の磁束は、鉄心7に巻かれたコイル3の電流が流れる方向と直行する。すなわち、磁石10と対向しているコイル3の領域全体が、コイル3に電流を供給した場合に可動部4を移動させる駆動力を生じるために寄与する。その結果、磁石に対向しているコイルの領域の一部しか駆動力を生じるために寄与しない従来の構成と比較して、振動モータ1の電力効率を著しく向上させることができ、振動量を増大させることができる。
(2)振動モータ1では、磁性材料からなる円筒形状のヨーク9の内周面上に、磁石10が形成されている。これにより、磁石10の磁束が優先的にヨーク9を通過するため、振動モータ1の外部に磁束が漏出することを抑制することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
(3)振動モータ1は、磁石10とコイル3との間に配置され、非磁性材料からなる円筒形状の支持部材8を備える。これにより、磁石10とコイル3とが直接接触することを防止することができる。
(4)振動モータ1では、支持部材8の外周面と磁石10の内周面とが摺動可能に接触している。これにより、可動部4を移動させた場合、可動部4はX方向に移動することは
できるが、Y方向に移動することができない。そのため、可動部4がY方向に動くことにより筐体6と接触することを防止することができる。
できるが、Y方向に移動することができない。そのため、可動部4がY方向に動くことにより筐体6と接触することを防止することができる。
以上のように、本実施形態の振動モータ1の構成について説明してきたが、本発明の振動モータは上述した構成に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。以下に、振動モータ1の変形例及びその効果について説明する。
本実施形態では、磁石10は円筒形状の磁石10Aおよび磁石10Bから構成されているが、本発明はこれに限られない。図3は、磁石10の変形例を示す断面図である。磁石10Aおよび磁石10Bは、それぞれY方向およびZ方向に4分割された4つの磁石から構成されていてもよい。また、磁石10は、円筒形状であり、その軸が同一線上に位置するように可動部4の進行方向に配置された3つ以上の磁石から構成されていてもよい。この場合、隣接する磁石の鉄心7と対向する磁極面は互いに異なる極性を有する。
本実施形態では、ヨーク9のX方向の長さは、磁石10のX方向の長さと略同一であるが、本発明はこれに限られない。図4は、ヨーク9の変形例を示す断面図である。ヨーク9は、X方向の長さが磁石10のX方向の長さよりも長い構成であってもよい。これにより、磁石10の磁束をより多くヨーク9内に閉じ込めることができるため、磁束漏れを抑制することができる。そのため、振動モータ31の外部に磁束が漏出することを抑制することができ、装置の信頼性を向上させることができる。
本実施形態では、鉄心7のX方向の両端は、筐体6に固定されている構成であるが、本発明はこれに限られない。図5は、鉄心7の変形例を示す断面図である。鉄心7は、可動部4のX方向の長さと略同一であり、その両端が筐体6に固定されていない構成であってもよい。これにより、可動部4を移動させた場合、磁石10との磁気引力により鉄心7も移動するため、可動部4の質量を増大することができる。そのため、振動モータ1の振動量を増大させることができる。
本実施形態では、支持部材8は、磁石10の内周面上に、磁石10と摺動可能に配置されているが、本発明はこれに限られない。図6は、支持部材8の変形例を示す断面図である。支持部材8は、筐体6の内周面上に設けられており、可動部4の外周面と摺動可能に接触している構成であってもよい。これにより、可動部4を移動させた場合、可動部4はX方向に移動することはできるが、Y方向に移動することができない。そのため、可動部4がY方向に動くことにより筐体6と衝突することを防止することができる。
本実施形態では、鉄心7が円柱形状、その他の部材が円筒形状となっているが、本発明はこれに限られない。振動モータ1は、鉄心7が角柱形状、鉄心7および磁石10以外の部材が直方体の筒型形状であってもよい。図7および図8は、振動モータ1が角型の場合の磁石の配置を示す断面図である。振動モータ1を角型にした場合、図7に示すように、磁石10Aは、支持部材8とヨーク9との間において、Y方向の両側に配置された直方体形状の磁石201および磁石202から構成されていてもよい。さらに、磁石10Aは、図8に示すように、支持部材8とヨーク9との間において、X方向の両側に配置された直方体形状の磁石203および磁石204を含んでいてもよい。また、磁石10Bも同様である。
本実施形態では、振動モータ1の各構成要素は、鉄心7を軸として同心円上に設けられているが、本発明はこれに限られない。図9は、振動モータ1の変形例を示す断面図である。振動モータ1は、鉄心7に対して筐体6のみを同心円上に配置し、その他の構成要素については軸が鉄心7の位置とは異なるように配置してもよい。上記構成により、筐体6の内周面とヨーク9の外周面とが接触する。その結果、制御回路がコイル3への電流の供給を停止した場合に、筐体6の内周面とヨーク9の外周面との摩擦により、可動子4の移動を迅速に止めることが可能である。なお、振動モータ1では、鉄心7に対し、コイル3、磁石10、ヨーク9および筐体6の少なくとも1つの軸を異ならせることにより、上記効果を得ることが可能である。
本実施形態では、バネ部材5は円筒形状に巻かれたコイルバネを用いているが、本発明はこれに限られない。例えば、バネ部材5として、その直径が可動部4側から筐体6側に向かって小さくなるように円錐形状に巻かれたコイルバネを用いてもよい。また、バネ部材5の直径が筐体6側から可動部4側に向かって小さくなるように円錐形状に巻かれたコイルバネを用いてもよい。上述した構成のバネ部材5を用いることにより、可動部4が移動することにより可動部4と筐体6との間でバネ部材5が圧縮された場合であっても、バネの線同士が重ならない。そのため、可動部4の移動量を確保したまま、振動モータ1を小型化することが可能となる。
1 振動モータ
2 軸部
3 コイル
4 可動部
5 バネ部材
6 筐体
7 鉄心
8 支持部材
9 ヨーク
10 磁石
11 おもり
2 軸部
3 コイル
4 可動部
5 バネ部材
6 筐体
7 鉄心
8 支持部材
9 ヨーク
10 磁石
11 おもり
Claims (7)
- 筒型形状の本体部分と、その両開口面を塞ぐ側面部分とからなる筐体と、
前記筐体内に収容され、前記筐体に対して相対的に移動する可動部と、
前記筺体の軸上に配置された磁性材料からなる棒状の軸部材と、
前記軸部材に巻きつけられたコイルとを備え、
前記可動部は、筒型形状であり、筒の内側と外側とで異なる磁極を有する少なくとも2つの磁石を含み、前記磁石の内側には前記軸部材および前記コイルが配置されており、
前記各磁石は、その軸が同一線上に位置するように前記可動部の進行方向に沿って配置され、隣接する前記各磁石の内側の磁極面が異なる極性を有することを特徴とする振動モータ。 - 前記可動部は、磁性材料からなる筒型形状のヨークをさらに備え、前記磁石は前記ヨークの内周面上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の振動モータ。
- 前記磁石と前記コイルとの間に配置され、非磁性材料からなる筒型形状の支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の振動モータ。
- 前記支持部材は、その外周面と前記磁石の内周面とが摺動可能に接触していることを特徴とする請求項3に記載の振動モータ。
- 前記筐体の内周面に設けられた非磁性材料からなる筒型形状の支持部材をさらに備え、
前記可動部は、その外周面が前記支持部材の内周面と摺動可能に接触していることを特徴とする請求項1または2に記載の振動モータ。 - 前記ヨークの両端の開口部間の長さは、前記磁石の両端の開口部間の長さよりも長いことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の振動モータ。
- 前記軸部材に対し、前記コイル、前記可動部および前記筐体の少なくとも1つの軸の位置が異なることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動モータ。
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