JP2013050079A - スクロール圧縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーシング外への潤滑オイルの吐出量を低減することができるスクロール圧縮装置を提供する。
【解決手段】ケーシング3の内部に冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構11と、スクロール圧縮機構11と駆動軸15で連結され当該スクロール圧縮機構11を駆動する駆動モータ13とが収容され、スクロール圧縮機構11がメインフレーム21によりケーシング3に支持され、駆動モータ13の駆動軸15がベアリングプレート8によりケーシング3に支持され、駆動モータ15とベアリングプレート8の間で、駆動軸15の周囲を覆うカバー95を備え、カバー95を、絶縁材料を用いて形成し、駆動モータ13のステータコイル18のインシュレータ19に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定スクロールと揺動スクロールの噛み合い部に潤滑オイルを供給し、固定スクロールと揺動スクロールの噛み合いにより圧縮を行うスクロール圧縮装置に関する。
従来、密閉されたケーシング内に、互いに噛合する渦巻き状のラップを有する固定スクロールと揺動スクロールとからなる圧縮機構を備え、この圧縮機構を駆動モータで駆動させて、固定スクロールに対して揺動スクロールを自転することなく円運動させることにより圧縮を行うスクロール圧縮装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のスクロール圧縮装置では、吸入管から吸引した低圧の冷媒を圧縮機構で圧縮し、圧縮された高圧冷媒をケーシングに設けた吐出管からケーシング外に吐出する。また、圧縮機構の各摺動部分、及び、固定スクロールと揺動スクロールの噛み合い部には、潤滑オイルが供給される。供給する潤滑オイルは、ケーシング下部に設けられた油溜めに貯留され、圧縮機構で過剰となった潤滑オイルは、自重で油溜めに戻される構成となっている。
特開2004−60532号公報
しかしながら、駆動モータの駆動軸等の回転体の回転によって潤滑オイルが霧状となることがある。霧状となった潤滑オイルは、高圧のガス冷媒と混合され、混合気体となるが、この混合気体から潤滑オイルをうまく分離することができないため、霧状の潤滑オイルが多量にケーシング内に存在する状態となる事がある。ケーシング内に多量の霧状の潤滑オイルと高圧冷媒との混合気体が存在する状態となった場合には、高圧冷媒とともに、霧状の潤滑オイルが吐出管からケーシング外に多量に排出されてしまう場合がある。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ケーシング外への潤滑オイルの吐出量を低減することができるスクロール圧縮装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ケーシングの内部に冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構と、前記スクロール圧縮機構と駆動軸で連結され当該スクロール圧縮機構を駆動する駆動モータとが収容され、前記スクロール圧縮機構がメインフレームにより前記ケーシングに支持され、前記駆動モータの駆動軸がベアリングプレートにより前記ケーシングに支持され、前記駆動モータと前記ベアリングプレートの間で、前記駆動軸の周囲を覆うカバーを備え、前記カバーを、絶縁材料を用いて形成し、前記駆動モータのステータコイルのインシュレータに設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記スクロール圧縮装置において、前記カバーは、前記インシュレータの内径側の側壁に設けられ、前記カバーの下端は、前記駆動軸が挿入される前記ベアリングプレートのボス部の上端面よりも下方に延びていることを特徴とする。
また本発明は、上記スクロール圧縮装置において、前記カバーの上端を、前記駆動モータのステータ電磁鋼板下端に接近させて設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ケーシングの内部に冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構と、前記スクロール圧縮機構と駆動軸で連結され当該スクロール圧縮機構を駆動する駆動モータとが収容され、前記スクロール圧縮機構がメインフレームにより前記ケーシングに支持され、前記駆動モータの駆動軸がベアリングプレートにより前記ケーシングに支持され、前記駆動モータと前記ベアリングプレートの間で、前記駆動軸の周囲を覆うカバーを備え、前記カバーを、絶縁材料を用いて形成し、前記駆動モータのステータコイルのインシュレータに設けたため、駆動軸の回転によって、駆動モータとベアリングプレートの間の空間で霧状となった潤滑オイルをカバーの内側に閉じ込めて、ガス流路に及ぶのを防止することができ、ケーシングの外への潤滑オイルの吐出量を低減することができる。
本発明の実施形態に係るスクロール圧縮装置の断面図である。 ステータを下方から視た斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1において、1は内部高圧となるスクロール圧縮装置を示し、このスクロール圧縮装置1は、冷媒が循環して冷凍サイクル運転動作を行う図外の冷媒回路に接続されて、冷媒を圧縮するものである。
このスクロール圧縮装置1は、縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング3を有し、ケーシング3は、上下方向に延びる軸線を有する円筒状の胴部であるケーシング本体5と、ケーシング本体5の下端部に気密状に溶接されて一体接合され、下方に突出した凸面を有する椀状の下キャップ9と、図示は省略したが、ケーシング本体5の上端部に気密状に溶接されて一体接合され、上方に突出した凸面を有する椀状の上キャップと、を備え、圧力容器に構成され、その内部は空洞とされている。ケーシング3の外周面には、ターミナルカバー52が設けられ、このターミナルカバー52の内部には、後述のステータ37に電源を供給する電源供給端子53が備えられる。
ケーシング3の内部には、冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構11と、このスクロール圧縮機構11の下方に配置される駆動モータ13とが収容されている。これらのスクロール圧縮機構11と駆動モータ13とは、ケーシング3内を上下方向に延びるように配置される駆動軸15によって連結されている。また、これらのスクロール圧縮機構11と駆動モータ13との間には間隙空間17が形成されている。
ケーシング3の内部上方には、メインフレーム21が収納され、このメインフレーム21には中央にラジアル軸受部28とボス収容部26とが形成されている。ラジアル軸受部28は、駆動軸15の先端(上端)側を軸支するためのものであり、当該メインフレーム21の一方の面(下側の面)の中央から下方に突出して形成されている。ボス収容部26は後述する揺動スクロール25のボス25Cを収容するためのものであり、メインフレーム21の他方の面(上側の面)の中央を下方に凹陥することにより形成されている。駆動軸15の先端(上端)には、偏心軸部15Aが形成されている。この偏心軸部15Aは、中心が駆動軸15の軸心と偏心して設けられると共に、旋回軸受け24を介して、ボス25Cに旋回駆動可能に挿入されている。
上記スクロール圧縮機構11は、固定スクロール23と揺動スクロール25とで構成されている。固定スクロール23は、メインフレーム21の上面に密着して配置される。メインフレーム21は、ケーシング本体5の内面に取り付けられ、固定スクロール23は、メインフレーム21にねじ34で締結され固定されている。揺動スクロール25は、固定スクロール23に噛合し、固定スクロール23と、メインフレーム21との間に形成される揺動空間12内に配置される。ケーシング3内は、メインフレーム21の下方の高圧空間27と、メインフレーム21の上方の吐出空間29とに区画される。各空間27,29は、メインフレーム21及び固定スクロール23の外周に縦に延びて形成された縦溝71を介して連通している。
ケーシング3の上キャップには、冷媒回路の冷媒をスクロール圧縮機構11に導く吸入管31が接続される。またケーシング本体5には、ケーシング3内の冷媒をケーシング3外に吐出させる吐出管33が貫通固定されている。吸入管31は、吐出空間29を上下方向に延び、その内端部はスクロール圧縮機構11の固定スクロール23を貫通して、圧縮室35に連通し、この吸入管31により圧縮室35内に冷媒が吸入される。
駆動モータ(DC駆動モータ)13は、直流電源からの入力を受けて駆動するDC(Direct Current)モータであり、環状のステータ37と、このステータ37の内側に回転自在に構成されたロータ39とを備える。駆動モータ13は、一定の入力電圧を受け、パルス波のデューティ比、つまり、パルス波を出す周期と出した時のパルス幅と、を制御するPWM(Pulse Width Modulation)インバータによって回転トルクが制御され駆動する。
ロータ39には、駆動軸15を介してスクロール圧縮機構11の揺動スクロール25が駆動連結されている。ステータ37は、ステータコア37Aと、ステータコイル18とから成る。ステータコア37Aは、薄い鉄板(電磁鋼板)を重ね合わせて形成され、内部には、図示は省略したが、複数の溝を有する。ステータコイル18は、複数相のステータ巻線が巻回されて形成され、ステータコア37Aの内部に形成された溝に嵌入されて、ステータコア37Aの上下に備えられる。ステータコイル18は、インシュレータ19の内部に収容されている。ステータコイル18は、不図示の導線を介して電源供給端子53に接続される。
ロータ39は、フェライト磁石、或いは、ネオジウム磁石から形成され着磁によって磁化される。ロータ39は、外部着磁によって着磁され、外部の着磁装置を用いて着磁させた後にステータ37に内挿される。ステータ37は、環状のスペーサリング38によってケーシング3の内壁面に支持される。スペーサリング38はケーシング3の内壁面に焼き嵌めによって固定され、ステータ37はスペーサリング38の内壁面に焼き嵌めによって固定される。スペーサリング38の上端面は、ステータ37の上端面よりも下方に設けられる。
駆動モータ13の下方には、駆動軸15の下端部を回転可能に嵌入支持するベアリングプレート8が備えられる。ベアリングプレート8は、円筒状に形成され、駆動軸15が嵌入されるボス部8Aと、このボス部8Aに略等間隔に周設され4方向に延び、ケーシング本体5に固定されるアーム部8Bとを備える。つまり、駆動軸15は、ベアリングプレート8によってケーシング3に支持される。ベアリングプレート8は、各アーム部8Bの間に形成されて、ベアリングプレート8の上下の空間を連通する開口部(不図示)を有する。
ベアリングプレート8の下方の下部空間(油溜め)40は、高圧に保たれており、その下端部に相当する下キャップ9の内底部には油が貯留される。ベアリングプレート8と、油溜め40の間には、環状プレート59がベアリングプレート8に固定されて備えられる。駆動軸15内には、高圧油供給手段の一部としての給油路41が形成され、この給油路41は、駆動軸15の内部を上下に延び、揺動スクロール25の背面の油室43に連通している。この給油路41は、駆動軸15の下端に設けたオイルピックアップ45に連結される。
オイルピックアップ45は、下端に設けられた吸込口42と、この吸込口42の上方に形成されたパドル44とを備える。オイルピックアップ45の下端は、油溜め40に貯留された潤滑オイルに浸漬されて、当該給油路41の吸込口42が潤滑オイル内にて開口している。駆動軸15が回転すると、油溜め40に貯留された潤滑オイルがオイルピックアップ45の吸込口42から給油路41に入り、この給油路41のパドル44に沿って上方に汲み上げられる。そして、汲み上げられた潤滑オイルは、給油路41を通じ、ラジアル軸受部28、及び、旋回軸受24等のスクロール圧縮機構11の各摺動部分に供給される。さらに、潤滑オイルは、給油路41を通じて揺動スクロール25背面の油室43に供給され、この油室43から、揺動スクロール25に設けられた連通路51を介して、圧縮室35へ供給される。
メインフレーム21には、ボス収容部26からメインフレーム21を径方向に貫通し、縦溝71に開口する戻し油路47が形成される。給油路41を通じ、スクロール圧縮機構11の各摺動部分、及び、圧縮室35に供給される潤滑オイルのうち、過剰となった潤滑オイルは、この戻し油路47を通って油溜め40に戻される。戻し油路47の下方には、オイルコレクター46が設けられ、オイルコレクター46は、スペーサリング38の上端近傍まで延在する。ステータ37の外周面には、ステータ37の上下に亘る複数の切欠き54が形成される。戻し油路47、オイルコレクター46を通じて給油路41から戻された潤滑オイルは、この切欠き54、及び、ベアリングプレート8の各アーム部8Bの間を通って油溜め40に戻される。なお、図1の断面図において、吐出管33が説明の便宜上破線で示されているが、吐出管33は、オイルコレクター46とは、位相をずらして配置される。
固定スクロール23は、鏡板23Aと、この鏡板23Aの下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ23Bとで構成されている。一方、揺動スクロール25は、鏡板25Aと、この鏡板25Aの上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ25Bとで構成されている。そして、固定スクロール23のラップ23Bと、揺動スクロール25のラップ25Bとは互いに噛合しており、このことにより固定スクロール23と揺動スクロール25との間において、両ラップ23B,25Bで複数の圧縮室35が形成されている。
揺動スクロール25は、オルダムリング61を介して固定スクロール23に支持され、その鏡板25Aの下面の中心部には有底円筒状のボス25Cが突設されている。一方、駆動軸15の上端には偏心軸部15Aが設けられ、この偏心軸部15Aは、揺動スクロール25のボス25Cに回転可能に嵌入されている。
さらに、駆動軸15には、メインフレーム21の下側に、カウンタウェイト部(上バランサ)63が設けられ、ロータ39の下部には、下バランサ77が設けられている。駆動軸15は、これらの上バランサ63、及び、下バランサ77によって揺動スクロール25や偏心軸部15A等と動的バランスを取っている。これらのカウンタウェイト部63、及び、下バランサ77により重さのバランスを取りながら駆動軸15が回転することで、揺動スクロール25を公転させるようになっている。そして、この揺動スクロール25の公転に伴い、圧縮室35は、両ラップ23B,25B間の容積が中心に向かって収縮することで吸入管31より吸入された冷媒を圧縮するように構成されている。ロータ39、及び、下バランサ77が一体にリベット91でカシメられる。
メインフレーム21の下側には、カウンタウェイト部63の周りを囲うようにカップ48がボルト49で固定されている。カップ48は、メインフレーム21と、駆動軸15との間のクリアランスから漏れ出た潤滑オイルが、カウンタウェイト部63の回転によって吐出管側に飛散されるのを防ぐ。
固定スクロール23の中央部には吐出孔73が設けられており、この吐出孔73から吐出されたガス冷媒は、吐出弁75を通って吐出空間29に吐出され、メインフレーム21及び固定スクロール23の各外周に設けた縦溝71を介して、メインフレーム21の下方の高圧空間27に流出し、この高圧冷媒は、ケーシング本体5に設けた吐出管33を介してケーシング3外に吐出される。
このスクロール圧縮装置1の運転動作について説明する。
駆動モータ13を駆動すると、ステータ37に対してロータ39が回転し、それによって駆動軸15が回転する。駆動軸15が回転すると、スクロール圧縮機構11の揺動スクロール25が固定スクロール23に対して自転せずに公転のみ行う。このことにより、低圧の冷媒が吸入管31を通して圧縮室35の周縁側から圧縮室35に吸引され、この冷媒は圧縮室35の容積変化に伴って圧縮される。そして、この圧縮された冷媒は、高圧となって圧縮室35から吐出弁75を通って吐出空間29に吐出され、メインフレーム21及び固定スクロール23の各外周に設けた縦溝71を介して、メインフレーム21の下方の高圧空間27に流出し、この高圧冷媒は、ケーシング本体5に設けた吐出管33を介してケーシング3外に吐出される。ケーシング3外に吐出された冷媒は、図示を省略した冷媒回路を循環した後、再度吸入管31を通してスクロール圧縮装置1に吸入されて圧縮され、このような冷媒の循環が繰り返される。
潤滑オイルの流れを説明すると、ケーシング3における下キャップ9の内底部に貯留された潤滑オイルが、オイルピックアップ45により吸い上げられ、この潤滑オイルが、駆動軸15の給油路41を通じ、スクロール圧縮機構11の各摺動部分、及び、圧縮室35へ供給される。スクロール圧縮機構11の各摺動部分、及び、圧縮室35で過剰となった潤滑オイルは、戻し油路47から、オイルコレクター46に集められ、ステータ37の外周に設けられた切欠き54を通って駆動モータ13の下方に戻される。
ステータコア37A下側のインシュレータ19には、インシュレータ19の内径側の側壁19Aに樹脂などの絶縁材料を用いて形成されたカバー95が設けられる。カバー95は、駆動軸15の軸方向の周囲を囲んで設けられ、下端95Aがベアリングプレート8のボス部8Aの上端面より下方に延びている。カバー95は、インシュレータ19とは、別体に形成されて、インシュレータ19の内径側に嵌め込まれて、インシュレータ19に一体に取り付けられる構成であっても良いし、或いは、インシュレータ19の内径側の側壁19Aを下方に伸ばして、インシュレータ19と一体に形成されている構成であっても良い。
この構成によれば、駆動軸15の軸方向の周囲をカバー95で覆うことができる。そのため、駆動軸15の回転によって霧状となった潤滑オイルを、カバ−95の内側に閉じ込めて、霧状の潤滑オイルがガス流路に及ぶのを防止することができ、オイルをベアリングプレート8の開口部からオイル溜め40に戻すことができ、ケーシング外への潤滑オイルの吐出量を低減することができる。
インシュレータ19は、図2に示すように、内径側の側壁19Aが、複数の板体19Bに分割されて備えられ、各板体19Bの下端は、かまぼこ形状に形成されている。各板体19Bは、ステータ37の電磁鋼板37Bから下方に延在している。カバー95は、カバー95の上端95Bと、電磁鋼板37Bの下端37Cとをできるだけ接近させて設けられる。つまり、カバー95は、電磁鋼板37Bとの間隙ができるだけ小さくなるように、板体19Bの内側に設けられる。これにより、隣り合う板体19Bの間と、電磁鋼板37Bの下端37Cとの間に形成される隙間Aを、カバー95で覆うことができる。この構成によれば、ステータ37の巻線工程の関係で形成される板体19B間の隙間を覆うようにカバー95を設けて、駆動軸15の回転によって霧状となった潤滑オイルが板体19Bの間隙からガス流路に及ぶのを防止することができ、ケーシング外への潤滑オイルの吐出量を低減することができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、ケーシング3の内部に冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構11と、スクロール圧縮機構11と駆動軸15で連結され当該スクロール圧縮機構11を駆動する駆動モータ13とが収容され、スクロール圧縮機構11がメインフレーム21によりケーシング3に支持され、駆動モータ13の駆動軸15がベアリングプレート8によりケーシング3に支持され、駆動モータ13とベアリングプレート8の間で、駆動軸15の周囲を覆うカバー95を備え、カバー95を、絶縁材料を用いて形成し、駆動モータ13のステータコイル18のインシュレータ19に設けた。これにより、駆動軸15の回転によって、駆動モータ13とベアリングプレート8の間の空間で霧状となった潤滑オイルをカバー95の内側に閉じ込めて、ガス流路に及ぶのを防止することができ、ケーシング3の外への潤滑オイルの吐出量を低減することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、カバー95は、インシュレータ19の内径側の側壁19Aに設けられ、カバー95の下端95Aは、駆動軸15が挿入されるベアリングプレート8のボス部8Aの上端面よりも下方に延びているため、カバー95の内側に閉じ込めた霧状となった潤滑オイルがガス流路に及ぶのを防止して、ベアリングプレート8のアーム部8B間の開口部から貯留部40に戻しやすくすることができ、ケーシング3の外への潤滑オイルの吐出量を低減することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、カバー95の上端95Bを、駆動モータ15のステータ37の電磁鋼板下端37Cに接近させて設けたため、ステータ37の巻線工程の関係でインシュレータ19の内径側の側壁19Aに形成される隙間をカバー95で覆うことができ、駆動軸15の回転によって霧状となった潤滑オイルが側壁19Aに形成される隙間からガス流路に及ぶのを防止して、ケーシング外への潤滑オイルの吐出量を低減することができる。
1 スクロール圧縮装置
3 ケーシング
8 ベアリングプレート
8A ボス部
8B アーム部
11 スクロール圧縮機構
13 駆動モータ
15 駆動軸
18 ステータコイル
21 メインフレーム
37 ステータ
39 ロータ
80 第1カバー(カバー)
80A カバー部材
81 カバー部
82 取付部
84 絶縁シート(絶縁体)
87 ラップ部
95 カバー

Claims (3)

  1. ケーシングの内部に冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構と、前記スクロール圧縮機構と駆動軸で連結され当該スクロール圧縮機構を駆動する駆動モータとが収容され、
    前記スクロール圧縮機構がメインフレームにより前記ケーシングに支持され、
    前記駆動モータの駆動軸がベアリングプレートにより前記ケーシングに支持され、
    前記駆動モータと前記ベアリングプレートの間で、前記駆動軸の周囲を覆うカバーを備え、前記カバーを、絶縁材料を用いて形成し、前記駆動モータのステータコイルのインシュレータに設けたことを特徴とするスクロール圧縮装置。
  2. 前記カバーは、前記インシュレータの内径側の側壁に設けられ、前記カバーの下端は、前記駆動軸が挿入される前記ベアリングプレートのボス部の上端面よりも下方に延びていることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮装置。
  3. 前記カバーの上端を、前記駆動モータのステータ電磁鋼板下端に接近させて設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のスクロール圧縮装置。
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