JP2013049810A - 不可逆性熱変色水性インキ組成物 - Google Patents

不可逆性熱変色水性インキ組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】マイクロカプセルを用いずに擦過等による簡単な加熱で容易に消色でき、一旦消去された筆跡が極低温下(−20℃以下)の環境でも再発色せず、更に筆跡が高温下(約75℃)の環境下に放置されても消色しない不可逆性熱変色インキ組成物を提供する。
【解決手段】少なくともロイコ染料、顕色剤、結晶性物質からなる顕色粒子を着色剤として含有する熱変色インキ組成物であり、更にキシレン樹脂を含有してなることを特徴とする不可逆性熱変色インキ組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ロイコ染料の顕色性能及び消色性能を応用し、擦過熱等による摩擦熱により消色するインキ組成物に関し、更に詳しくは、一旦消去された筆跡が低温環境下(−20℃以下)に置かれた場合でも、再び発色することのない、ボールペンやフェルトペン等の筆記具に使用できる不可逆性熱変色水性インキ組成物に関する。
従来より、ロイコ染料の顕色性能、消色性能を応用した感熱消色性インキ組成物が知られている。
電子供与体であるロイコ染料と電子受容体である顕色剤との相互作用によって発色することを利用したものであるが、これらロイコ染料と顕色剤とを溶解することによりロイコ染料と顕色剤との相互作用を抑制する消色剤として、擦過等の熱で融解してロイコ染料と顕色剤とを溶解させる物質を配合することにより、前記発色性分と消色剤とが含まれる筆跡に擦過等の熱を付与することによって消色剤を融解し、ロイコ染料と顕色剤とを溶解状態とすることで消色させ、筆跡を見えない状態とするものが知られている。
更に、溶解状態の凝固点を下げて融解状態の幅(熱的ヒステリシス)を調整し、擦過で消色した筆跡が再発色する温度を0℃以下の温度とし、それ以上の温度環境では再発色しないようにしたインキ組成物(特許文献1)や、非晶質樹脂のエマルションを配合して、擦過等の熱で融解してロイコ染料と顕色剤とを溶解させる物質(結晶性物質)がロイコ染料や顕色剤を溶解した消色状態のままにエマルションに溶解させ、再発色しないようにしたインキ組成物(特許文献2)が知られている。
特開2005−298746号公報 特開2010−229332号公報
上記特許文献1に記載のインキ組成物は、ロイコ染料と顕色剤とが溶解して消色している状態を、溶解媒体の熱的ヒステリシスの幅によって維持しているので、マイナス20℃などの低温化では溶解媒体である消色剤が凝固して、消色作用を失うため、ロイコ染料、顕色剤の相互作用が発現し再発色してしまう。
特許文献2に記載のインキ組成物では、ロイコ染料、顕色剤、結晶性物質が共に溶解した状態でエマルションに溶解しなくてはならず、擦過付与・停止による瞬間的な温度変化に対応できず、消色が不完全となる場合があった。更に、特許文献2に記載の発明において、結晶性物質として好ましいとして挙げられているものの中には、ステアリン酸やパルミチン酸といった、顕色作用は弱いながらも顕色剤として働くと思われる酸も揚げられており、完全な溶解状態にならなくては樹脂エマルションに取り込まれても発色状態を残したままに固定化され、消色できない筆跡が形成される恐れがあった。また、ロイコ染料などを溶解するとしている樹脂エマルジョンも、そのガラス転移温度(Tg)が30〜90℃としているものの、実際に例示、使用されている樹脂エマルションは、ガラス転移温度45℃〜58℃の樹脂エマルジョンであり、ロイコ染料、顕色剤、結晶性物質を溶解状態のままに瞬時に溶解させることは困難で、樹脂エマルションにこれらが溶解する前に擦過が終了され筆跡温度が低下すると、再発色してしまうものであった。
本発明は、少なくともロイコ染料と、顕色剤と、前記ロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質と、前記ロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質に可溶なキシレン樹脂とをインキ媒体中に含有する不可逆性熱変色水性インキ組成物を要旨とするものである。
本発明の不可逆性変色インキ組成物は、融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤を溶解する物質が融点未満の温度環境で結晶化している状態では、ロイコ染料と顕色剤とが相互作用し顕色状態となっており、この物質が溶解状態ではロイコ染料と顕色剤がこれに溶解することで消色状態となる。ところで、書いた文字などを消去しようとする作業として消しゴムや筆記具本体の樹脂やゴム状弾性体部分による筆跡の擦過作業は、摩擦熱を発生させて、ロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質を融溶させると同時に、溶融状態となった筆跡内のインキ配合物を混合攪拌する作用をも伴う。ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質に可溶なキシレン樹脂は、この混合攪拌作用によって、擦過による摩擦熱で溶融したロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質に溶解し、これら溶解物質同士が均一に相溶する。従って、均一に相溶したキシレン樹脂の分子鎖に存在するエーテル基の酸素原子は、不対電子により電子密度が高く、顕色剤からの電子空孔を有するHを引きつけ、温度降下に伴いHを引きつけたまま、ロイコ染料と顕色剤と消色剤とを取り込み、そのまま固着してしまうので、ロイコ染料と顕色剤は相互作用ができなくなり消色状態を維持できると推察される。また、−50℃に冷却しても、固着されたままなのでロイコ染料と顕色剤との相互作用はできないので消色状態は維持されるものと推察される。
さらに、前記キシレン樹脂は、顕色剤に対する電子供与性物質となるので、ロイコ染料と顕色剤との相互作用を阻害する成分として働き得て、より消色状態の維持が確実になるものと推察される。
また、軟化点が70℃〜200℃のキシレン樹脂は、筆記された用紙が夏場等車中に放置された場合でも、軟化して筆跡中に拡散しないので、ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質で一旦消色されても、通常雰囲気に戻れば、発色状態は維持されるものと推察される。
さらに、ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質が、エステル、ケトンである場合、キシレン樹脂に対して相溶性が良く、溶解性が良いため消色状態の維持が確実になるものと推察される。
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明に用いる着色剤は、少なくともロイコ染料、顕色剤、消色剤からなる色素化合物から構成される。
本発明に用いるロイコ染料としては、無色または淡色の色素であり、電子供与性染料で発色剤としての機能するものであれば、特に限定されものではない。ジフェニルメタンフタリド系色素、フルオラン系色素、インドリルフタリド系色素、スピロピラン系色素、ローダミンラクタム系色素、アザフタリド系色素等がある。以下に具体的なものを例示するが、これらに限定されるものではない。
例えば、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、2′−アニリロ−6′−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−3′−メチルスピロ[フタリド−3,9′−(9H)キサンテン]−3−オン、2′−メチル−6′−(N−p−トリル−Nエチルアミノ)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−(9H)キサンテン]−3−オン、2−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−3−(1−エチル−1H−インドール−3−イル)−4−アザフタリド、9−(ジエチルアミノ)スピロ[12H−ベンゾ(a)キサンテン−12,1′(3′H)−イソベンゾフラン]−3′−オン、2−メチル−6−(N−エチル−N−p−トリルアミノ)フルオラン、5−アミノ−3′,6′−ジヒドロキシスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−(9H)キサンテン]−3−オン、6′−(ジエチルアミノ)−1′,2′−ベンゾフルオラン、6−アミノ−3′,6′−ジヒドロキシスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−(9H)キサンテン]−3−オン、3′,6′−ビス(ジエチルアミノ)−2−(4−ニトロフェニル)スピロ[イソインドール−1,9′−キサンテン]−3−オン、2′−アニリノ−6′−ジブチルアミノ−3′−メチルスピロ[フタリド−3,9′−(9H)キサンテン]−3−オン、2′−(フェニルアミノ)−3−メチル−6−[エチル(p−トリル)アミン]スピロ[9H−キサンテン]−9オン、1′−[3′H−イソベンゾフラン]−3−オン、6−(ジエチルアミン)−2−[3−(トリフルオロメチル)アニリノ]スピロ[9H−キサンテン−9,3′(1′H)−イソベンゾフラン]−1′−オン、3,3−ビス[2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)エテニル]4,5,6,7−テトラクロロイソベンゾフラン−1(3H)−オン、2′−(N−フェニル−N−メチルアミン)−6′,6(N−p−トリル−N−エチルアミノ)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H)]−3−オン、6−ニトロ−3′,6′−ジヒドロキシスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9′−(9H)キサンテン]−3−オン、3−メトキシ−4−ドデコキシスチリノキノリンなどが挙げられ、これらは、単独(1種)で又は2種以上を混合して用いることができる。
更に、黄色〜赤色の発色を発現させるピリジン系化合物、キナゾリン系化合物、ビスキナゾリン系化合物等も用いることができる。
これらのロイコ染料は、電子空孔を有するHにより、ラクトン環等が開環し共鳴構造をとることで発色を発現するものである。
本発明に用いる顕色剤は、ロイコ染料を発色させるものであり、約75℃の環境下でも昇華や揮散しない化合物である。
具体的に用いることができる顕色剤としては、フェノール性水酸基を有する化合物やフェノール性水酸基を有する化合物の金属塩等が挙げられる。
例えば、ターシャリーブチルカテコール、n−ステアリルフェノール、o−フェニルフェノール、ヘキサフルオロビスフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸n−ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸n−オクチル、没食子酸ドデシル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1−フェニル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−オクタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ノナン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−デカン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ドデカン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチルプロピオネート、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)n−ヘプタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)n−ノナンなどが挙げられ、これらは、少なくとも1種用いることができる。
本発明に用いる融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質は、融点が50℃〜85℃であるので、擦過熱程度の温度で溶融し、ロイコ染料と顕色剤と、後述するキシレン樹脂とを溶解させるものである。
この融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質は、Hを引きつけるδ分極している酸素原子をもつエステル基、ケトン基などの極性基を少なくとも1つ以上有する化合物である。脂肪族アルコール系やエーテル系は、キシ樹脂と相溶性が劣るため好ましくない。
エステル基を有する化合物としては、アセチルサリチル酸メチル(融点;50℃)、ネオペンチルグリコールモノ(ヒドロキシピバレート)(融点;51℃)、2−ベンゾイル安息香酸メチル(同;52℃)、サリチル酸4−tert−ブチルフェニル(同;63℃)、4−ブチル安息香酸4−エトキシフェニル(同;63℃)、フタル酸ジシクロヘキシル(同;65℃)、ペンタエリトリトールテトラステアラート(同;66℃)、トリパルミチン(同;68℃)、イソフタル酸ジメチル(同;69℃)、安息香酸フェニル(同;70℃)、フタル酸ジフェニル(同;75℃)、フェニル酢酸2−フェニルエチル(同;75℃)、フェニル酢酸p−トリル(同;75℃)、サリチル酸4−オクチルフェニル(同;75℃)、炭酸ジフェニル(同;80℃)、4−アセトキシ安息香酸メチル(同;82℃)等が例示できる。
ケトン基を有する化合物としては、4−tert−ブチルシクロヘキサノン(融点;50℃)、ベンジルフェニルケトン(同;56℃)、フタリド(同;75℃)、1.3−ジフェニル−1.3−プロパンジオン(同;78℃)等が例示できる。
これらは、少なくとも1種、または、2種以上混合して用いることができる。
これらのロイコ染料、顕色剤、融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質とが混合されたものを微粒子化して色素化合物粒子とすると、配合等で取り扱い易くなり好ましい。
その調製方法としては、例えば、ロイコ染料、顕色剤、融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質を配合して60〜90℃の条件にて加熱攪拌した後、冷却し、粉砕機で粉砕後、水、分散剤を加えボールミルにて調整したり、ロイコ染料、顕色剤、融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質、乳化剤、水を配合して加熱後、60〜90℃の条件下で高速ホモジナイザーなどの乳化機等で撹拌した後、冷却することにより調製することができる。
これらロイコ染料、顕色剤、融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質の含有量は、ロイコ染料1に対して、重量比で顕色剤2〜5、融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質30〜75である。顕色剤と融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する物質の含有量は、顕色剤の顕色能力の差(フェノール性水酸基のHの遊離は、置換基の電気陰性度の影響を受ける)による。その能力が大きければ少なくてよい。また、濃度を高めるため、顕色能力の大きい顕色剤を用いると、消色剤の量を多くする必要がある。
得られる色素化合物粒子の平均粒子径は、発色性、ボールペンペン先からの吐出性を考慮すると、100〜1000nmが望ましい。
また、本発明において、色素化合物粒子の含有量は、インキ組成物全量に対して3〜10重量%が望ましい。この色素化合物粒子の含有量が3重量%未満であると、着色力、発色性が不十分となり、一方、10重量%を超えると、樹脂などの他の配合物を増量することとなり、結果としてインキ組成物の粘度が高くなりインキ吐出性が低下したり筆跡がかすれるなどの問題となることがある。
本発明に用いるキシレン樹脂は、分子鎖に少なくとも1つ以上のエーテル基を有し、軟化点が70℃〜200℃で、擦過等により加えられた熱で溶解する前記融点が50℃〜85℃の前記ロイコ染料及び顕色剤とを溶解するエステルやケトンの物質に、ロイコ染料や顕色剤と共に溶解する。
具体的には、アルキルフェノールで変性した固体状で、ニカノールHP−150(軟化点160〜170℃)、同120(同125〜135℃)、同100(同105〜125℃)、同210(同90〜110℃)、同70(同70〜90℃)(以上、フドー(株)製)などが例示できる。これらは、単独あるいは複数混合して使用できる。
上記キシレン樹脂は、エーテル基の酸素原子の電子密度が高いため、電子供与性物質として働き、消色剤としても機能し得るので好ましい。但し、フェノールで変性したノボラックタイプのキシレン樹脂は、エーテル基を持たないため、むしろフェノール性水酸基の影響で顕色剤として機能する。
該樹脂の含有量は、インキ組成物全量に対して、固形分量で0.4〜2.0重量%とすることが望ましい。含有量が0.4重量%未満であると、消色維持が不十分となり復色する虞があり、一方、2重量%を超えると、溶解性が劣り消去性能が低下する傾向となる。
夏場の車内など、室温等の環境温度が上がった場合にもロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質は溶融状態となり、ロイコ染料及び顕色剤が溶解状態となるので、筆記者の意図とは無関係に筆跡が消色する。しかしこれは環境温度が高い状態のみで起こる一時的な現象であり、本発明の不可逆性熱変色水性インキ組成物では、配合中のキシレン樹脂は、実際には環境温度の上昇のみでは混合攪拌されないので、ダマのように継粉状態となるだけで溶解はしない。よって、キシレン樹脂とロイコ染料とは分子レベルで混ざり合うことはなく、再度温度が室温程度に低下した場合には、ロイコ染料及び顕色剤とを溶解する融点が50℃〜85℃の物質が固化し、ロイコ染料及び顕色剤の析出に伴い再び発色する。環境温度上昇による意図しない消色が一時的に起こったとしても実使用状の問題がないものである。但し、軟化点が70℃以下になると、環境温度の上昇で、軟化して筆跡中に拡散しやすくなるので消色が維持されやすくなる傾向となる場合がある。また軟化点が200℃以上となると、ロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質に溶解し難い傾向となり消色が維持されにくい場合がある。
本発明の不可逆性熱変色インキ組成物では、上記必須成分の他に、筆記具用インキと成すため、水と必要に応じて水溶性有機溶剤、色素化合物の沈降防止やペン先からのインキ漏れ防止や適切な吐出量等のため剪断減粘性付与剤、色素化合物や、樹脂の分散乳化剤や定着剤、ボール受座の摩耗防止のための潤滑剤、防腐・防黴剤、防錆剤、消泡剤、染料、顔料などを適宜含有することができる。染料、顔料などの着色成分が添加された場合には、顕色時に混色された状態から消色インキ成分が消色して筆跡は変色した状態となる。
剪断減粘性付与剤としては、水溶性高分子化合物を用いることができる。例えば、アラビアガム、トラガカントガム、グァーガム、ローカストビーンガム、アルギン酸、カラギーナン、ゼラチン、カゼイン、キサンテンガム、デキストラン、ウェランガム、ラムザンガム、アルカシーガム、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプングリコール酸ナリウム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ヒドロキシプロピル化グァーガム、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンオキサイド、酢酸ビニルとポリビニルピロリドンの共重合体、アクリル樹脂塩、アクリル酸とアルキルメタクリレートの共重合体又はそれらの塩を1種または2種以上を併用して使用できる。
分散乳化剤としては、高級アルコール硫酸エステル類、液体脂肪酸硫酸エステル類、アルキルアリルスルホン酸類などのアニオン系界面活性剤や、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ソルビタンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類などの非イオン系界面活性剤や、カチオン系界面活性剤や両性界面活性剤などである。
防腐・防黴剤としては、クロロアセトアミド、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、チアベンダゾール、フェノキシエタノール、フッ化ナトリウム、4−(2−ニトロブチル)モルホリン、1,3−ジモルホリノ−2−エチル−2−ニトリプロパン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオールなどである。
表面張力調整や消泡剤としては、シリコン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等を挙げることができる。
本発明のインキは、少なくとも水、水溶性有機溶剤、潤滑剤等の成分から成る液中に、分散された色素化合物、分散乳化されたキシレン樹脂、剪断減粘性樹脂を加え充分混合攪拌することで得られる。少なくとも上記ロイコ染料、顕色剤、消色剤からなる色素化合物の調製方法としては、例えば、ロイコ染料、顕色剤、消色剤を配合して60〜90℃の条件にて加熱攪拌した後、冷却し、粉砕機で粉砕後、水、分散剤を加えボールミルにて調整したり、ロイコ染料、顕色剤、消色剤、乳化剤、水を配合して加熱後、60〜90℃の条件下で高速ホモジナイザーなどの乳化機等で撹拌した後、冷却することにより調製することができる。
キシレン樹脂の分散乳化方法として、粉砕機で粉砕後、水、分散剤を加えボールミルやビーズミル等で調整する。
次に、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例等に限定されるものではない。
色素化合物1の調整
CVL(ロイコ染料、3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、山田化学工業(株)製) 2.0重量部
ビスフェノールA(顕色剤、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、東京化成工業(株)製) 6.0重量部
フタル酸ジフェニル(消色剤、融点75℃、東京化成工業(株)製)
50.0重量部
以上の配合を80℃で1時間攪拌した後、冷却し、色素化合物1を得た。
色素化合物2の調整
RED520(ロイコ染料、2’−メチル−6’−(N−p−トリル−Nエチルアミノ)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),9’−[9H]キサンテン]−3−オン、山田化学工業(株)製) 1.5重量部
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン(顕色剤、東京化成工業(株)製) 3.0重量部
ベンジルフェニルケトン(消色剤、融点56℃、東京化成工業(株)製)
40.0重量部
ニューコール220−L(ドデシルベンゼンスルホン酸塩、日本乳化剤(株)製)
2.0重量部
イオン交換水 53.5重量部
以上の配合を80℃でプロペラ攪拌機を用い1時間攪拌した後、高速ホモジナイザーに交換して、13500rpmで15分間攪拌した後、氷にて急冷し、色材化合物2を得た。
色素化合物3の調整
CVL 1.5重量部
ビスフェノールA 4.5重量部
フタル酸ジフェニル 34.5重量部
PVA205(ポリビニルアルコール、(株)クラレ製) 2.0重量部
イオン交換水 57.5重量部
以上の配合を80℃でプロペラ攪拌機を用い1時間攪拌した後、高速ホモジナイザーに交換して、13500rpmで15分間攪拌した後、氷にて急冷し、色材化合物3を得た。
キシレン樹脂の分散液1の調整
ニコールHP−70(アルキルフェノール変性キシレン樹脂、フドー(株)製)
20.0重量部
ニューコール220−L 2.0重量部
イオン交換水 78.0重量部
以上の配合物を遊星型ボールミルにて1時間分散処理し、取り出し、キシレン樹脂の分散液1を得た。
キシレン樹脂の分散液2の調整
ニコールHP−210(アルキルフェノール変性キシレン樹脂、フドー(株)製)
20.0重量部
PVA205(ポリビニルアルコール、(株)クラレ製) 5.0重量部
イオン交換水 75.0重量部
以上の配合物を遊星型ボールミルにて1時間分散処理し、取り出し、キシレン樹脂の分散液2を得た。
キシレン樹脂の分散液3の調整
ニコールHP−100(アルキルフェノール変性キシレン樹脂、フドー(株)製)
20.0重量部
PVA205(ポリビニルアルコール、(株)クラレ製) 5.0重量部
イオン交換水 75.0重量部
以上の配合物を遊星型ボールミルにて1時間分散処理し、取り出し、キシレン樹脂の分散液3を得た。
色素化合物分散液1の調整
色素化合物1を58.0重量部、ニコールHP−70(アルキルフェノール変性キシレン樹脂、フドー(株)製)を10.0重量部を配合し、粉砕機にて粒度0.5mm以下に粉砕した。この配合物を25.0重量部、デモールN(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩、花王(株)製)を3.0重量部、イオン交換水を51.8重量部、プロピレングリコールを20.0重量部、TSA739(消泡剤、シリコーンエマルジョン、GE東芝シリコーン(株)製)を0.2重量部を遊星型ボールミルにて1時間分散処理し、取り出し、色素化合物分散液1を得た。
色素化合物分散液2の調整
色素化合物1を58.0重量部、ニコールHP−210(アルキルフェノール変性キシレン樹脂、フドー(株)製)を10.0重量部配合し、粉砕機にて粒度0.5mm以下に粉砕した。この配合物を25.0重量部、PVA205(ポリビニルアルコール、(株)クラレ製)を5.0重量部、イオン交換水を49.8重量部、プロピレングリコールを20.0重量部、TSA739(消泡剤、シリコーンエマルジョン、GE東芝シリコーン(株)製)を0.2重量部を遊星型ボールミルにて1時間分散処理し、取り出し、色素化合物分散液2を得た。
粘度調整剤溶液1の調整
イオン交換水 68.5重量部
エチレングリコール 25.0重量部
プロクセルGXL(防黴剤、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、ICIジャパン(株)製) 0.5重量部
ケルザンAR(三晶(株)製) 6.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで30分撹拌溶解後、取り出し、粘度調整剤溶液1を得た。
粘度調整剤溶液2の調整
イオン交換水 73.5重量部
エチレングリコール 25.0重量部
プロクセルGXL(防黴剤、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、ICIジャパン(株)製) 0.5重量部
アルカシーガム(伯東(株)製) 1.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、2800rpmで30分撹拌溶解後、取り出し、粘度調整剤溶液2を得た。
実施例1
イオン交換水 43.4重量部
色素化合物分散液1 20.0重量部
グリセリン 10.0重量部
エチレングリコール 10.0重量部
10%ベンゾトリアゾールのエチレングリコール溶液 4.0重量部
コートサイドS(防黴剤、武田薬品工業(株)製) 0.1重量部
20%フォスファノールRB410水溶液(水酸化ナトリウムで中和、4オキシエチレンオレイルエーテルリン酸、東邦化学工業(株)製) 4.0重量部
粘度調整剤溶液1 8.5重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで30分間攪拌後、取り出した。その後、濾過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して青色のボールペン用不可逆性熱変色水性インキ組成物を得た。
実施例2
イオン交換水 33.9重量部
色素化合物2 10.0重量部
キシレン樹脂分散液1 5.0重量部
グリセリン 10.0重量部
エチレングリコール 10.0重量部
10%ベンゾトリアゾールのエチレングリコール液 4.0重量部
コートサイドS 0.1重量部
20%フォスファノールRB410水溶液 7.0重量部
粘度調整剤溶液2 20.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで60分間攪拌後、取り出した。その後、濾過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して赤色のボールペン用不可逆性熱変色水性インキ組成物を得た。
実施例3
イオン交換水 33.9重量部
色素化合物3 10.0重量部
キシレン樹脂分散液2 5.0重量部
グリセリン 10.0重量部
エチレングリコール 10.0重量部
10%ベンゾトリアゾールのエチレングリコール液 4.0重量部
コートサイドS 0.1重量部
20%フォスファノールRB410水溶液 7.0重量部
粘度調整剤溶液2 20.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで60分間攪拌後、取り出した。その後、濾過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して青色のボールペン用不可逆性熱変色水性インキ組成物を得た。
実施例4
イオン交換水 43.4重量部
色素化合物分散液2 20.0重量部
グリセリン 10.0重量部
エチレングリコール 10.0重量部
10%ベンゾトリアゾールのエチレングリコール溶液 4.0重量部
コートサイドS(防黴剤、武田薬品工業(株)製) 0.1重量部
20%フォスファノールRB410水溶液(水酸化ナトリウムで中和、4オキシエチレンオレイルエーテルリン酸、東邦化学工業(株)製) 4.0重量部
粘度調整剤溶液1 8.5重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで30分間攪拌後、取り出した。その後、濾過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して青色のボールペン用不可逆性熱変色水性インキ組成物を得た。
実施例5
イオン交換水 33.9重量部
色素化合物3 10.0重量部
キシレン樹脂分散液3 5.0重量部
グリセリン 10.0重量部
エチレングリコール 10.0重量部
10%ベンゾトリアゾールのエチレングリコール液 4.0重量部
コートサイドS 0.1重量部
20%フォスファノールRB410水溶液 7.0重量部
粘度調整剤溶液2 20.0重量部
これらの配合物をヘンシェルミキサーに入れ、1400rpmで60分間攪拌後、取り出した。その後、濾過を行い、減圧脱泡機にて脱泡して青色のボールペン用不可逆性熱変色水性インキ組成物を得た。
比較例1
実施例1の色素化合物分散液1の調整工程において、キシレン樹脂(ニコールHP−70)を除き、その分イオン交換水を増やした以外は、実施例1と同様に行い、青色のボールペン用水性インキ組成物を得た。
比較例2
実施例1の色素化合物分散液1の調整工程において、キシレン樹脂(ニコールHP−70)の代わりに、ステアリルアミン(塩基性物質)を加え、実施例1と同様に行い、青色のボールペン用水性インキ組成物を得た。
比較例3
実施例2のキシレン樹脂分散液1を除き、ジョンクリル734(スチレンアクリル系樹脂エマルジョン、BASFジャパン(株)製)を7.0重量部、イオン交換水を10.0重量部にした以外は、実施例2と同様に行い、赤色のボールペン用水性インキ組成物を得た。
上記で得られた実施例1〜5及び比較例1〜3のボールペン用水性インキ組成物を筆記具(ぺんてる(株)製の水性ゲルボールペンBLN25、製品名エナージェル)に充填し、下記評価方法で、消し具による消色性、熱による消色性、復色性を評価した。
上記インキを充填した筆記具で、上質紙2枚に「水性インキ組成物」と手書き筆記し、1枚目の筆跡を消し具(曲率半径Rが1〜10mmの凸面を有す低密度ポリエチレン製ブロック)にて、10往復のうち、局所的な温度が75〜80℃になるように擦過し(赤外線カメラにより確認)、消色性を目視確認後、−50℃の冷凍庫に3時間放置する。また、2枚目の筆記した用紙を、消し具による擦過試験をせずに、恒温槽75℃条件下に3時間放置後、取り出しその筆跡の状態を目視確認した後、室温まで冷却しその筆跡の状態変化を目視確認する。また、各々の水性インキ組成物を上質紙(JIS P3201筆記用紙A)にゴムベラ引きを行い、各試験についてカラーコンピュータでY値を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2013049810
上記表1の結果から明らかなように、実施例1〜5のインキ組成物の筆跡を消し具による擦過により消去された筆跡は、−50℃の環境下においても復色せず、しかも75℃という環境下に放置された場合でも殆ど筆跡に変化がなく、筆跡が消去してしまうような不都合はないという極めて良好な結果を得ることができた。
実施例1、2では、キシレン樹脂の軟化点が70℃〜90℃のため、擦過により充分混ざり合い消去される結果、−50℃の環境下でも復色する部分が全くない。
これに対して比較例1、3は、消し具で擦過し消去した筆跡は、擦過を停止すると、すぐに復色し始めてしまう。比較例2は、75℃という環境下に筆跡を放置すると、消去してしまう、復元しようと−50℃に放置しても元の筆跡に復元しない。

Claims (3)

  1. 少なくともロイコ染料と、顕色剤と、前記ロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質と、前記ロイコ染料及び顕色剤を溶解する融点が50℃〜85℃の物質に可溶なキシレン樹脂とをインキ媒体中に含有する不可逆性熱変色水性インキ組成物。
  2. 前記キシレン樹脂が分子鎖にエーテル基を少なくとも1つ以上有し、軟化点が70〜200℃である請求項1に記載の不可逆性熱変色水性インキ組成物。
  3. 前記融点が50℃〜85℃の物質がエステルあるいはケトンである請求項1又は2記載の不可逆性熱変色水性インキ組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002177A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 三夫 木本 消去性インク組成物及びその製造方法並びにその定着液

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