JP2013049352A - 小型電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の持ち上げ時における介助者の負担を軽減し、バスケットの支持強度を向上可能な小型電動車両を提供する。
【解決手段】本発明は、車両下部に設けられる車体フレーム2と、車体フレーム2の前部上方に設けられるバスケット13と、を備えた小型電動車両であって、車体フレーム2に固定され、バスケット13を下側から支持する支持部材27と、バスケット13の下方において支持部材27に固定される前側持ち上げハンドル37と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、高齢者や足の不自由な人などが利用する小型電動車両に関し、特に、この小型電動車両を持ち上げるためのハンドルの設置構造に関する。
従来、高齢者や足の不自由な人などが安全且つ容易に移動するための小型電動車両(例えば、電動車いす)が開発されている。
このような小型電動車両において、車輪が道路脇の溝に嵌まってしまった際や、車両の方向転換をする際には、一時的、緊急避難的に介助者が車両を持ち上げる場合があり、この持ち上げ位置を明示することが規格上求められている(「JIS T9208」参照)。そのため、小型電動車両には、車両を持ち上げるためのハンドル(以下、「持ち上げハンドル」と称する。)が車両の前部及び後部に設置されている場合が多い。
例えば、特許文献1には、車両下端部の前輪付近に前側持ち上げハンドル(特許文献1の「ガード部材32」参照。)を配置し、車両下端部の後輪付近に後側持ち上げハンドル(特許文献1の「リアバンパ86」参照。)を配置する構成が開示されている。
特開2007−131140号公報
しかしながら、上記のように車両下端部の車輪付近に持ち上げハンドルを配置する構成を採用した場合、車両を持ち上げる際、持ち上げハンドルを掴むために介助者が屈まなくてはならず、介助者の負担が大きい。
また、従来の小型電動車両の多くは、前側持ち上げハンドルの方が後側持ち上げハンドルよりも低い位置に設置されており、前後の持ち上げハンドルの設置高さが異なる。そのため、車両を持ち上げた際に車両姿勢を略水平で安定させることが困難になるとともに、前側持ち上げハンドルを掴む介助者にかかる負荷と後側持ち上げハンドルを掴む介助者にかかる負荷が不均等となる。
なお、このような不具合を解消するために、前側持ち上げハンドルを通常よりも上方に配置しようとすると、小型電動車両の前部に設けられた多数の可動部品(例えば、ステアリング部品、前輪、ステアリングハンドル)や固定部品(例えば、バスケット、フロントフェンダ、風よけカバー)との干渉が問題となり、部品設置位置の確保が難しいという問題がある。
そこで、本発明は上記の事情を考慮し、車両の持ち上げ時における介助者の負担を軽減し、バスケットの支持強度を向上可能な小型電動車両を提供することを目的とする。
本発明は、車両下部に設けられる車体フレームと、該車体フレームの前部上方に設けられるバスケットと、を備えた小型電動車両であって、前記車体フレームに固定され、前記バスケットを下側から支持する支持部材と、前記バスケットの下方において前記支持部材に固定される前側持ち上げハンドルと、を備えていることを特徴とする。
このようにバスケットの下方において支持部材に前側持ち上げハンドルを固定することで、従来よりも高い位置に前側持ち上げハンドルを配置することが可能となる。そのため、介助者が前側持ち上げハンドルを掴み易くなり、車両の持ち上げ時における介助者の負担を軽減することが可能となる。また、支持部材によってバスケットを下側から支持することで、バスケットの支持強度が向上し、バスケットにかかる下方向荷重に対する耐荷重性を確保することが可能となる。
また、前記車体フレームの後部上方には、前記前側持ち上げハンドルと略同一の高さに、後側持ち上げハンドルが設けられていても良い。
このように前後の持ち上げハンドルの高さを揃えることで、車両を持ち上げた際の車両姿勢を略水平で安定させることが可能となり、特定の介助者に大きな負荷が掛かるのを防止することが可能となる。
また、前記前側持ち上げハンドルは、車体幅方向に延び、該前側持ち上げハンドルの全幅は、前記バスケットの下面の幅より広く、車体前部の最大幅よりも狭くても良い。
このように前側持ち上げハンドルの全幅をバスケットの下面の幅よりも広くすることで、前側持ち上げハンドルをバスケットよりも側方に突出させることが可能となる。これに伴って、介助者が前方及び側方から容易に前側持ち上げハンドルを掴むことが可能となり、車両の運び易さが向上する。また、前側持ち上げハンドルの全幅を車体前部の最大幅よりも狭くすることで、前側持ち上げハンドル周辺の見栄えを良くすることができる。
更に、前記支持部材は、前記車体フレームに着脱自在に固定されていても良い。
このような構成を採用することにより、小型電動車両の分解搬送時に、支持部材を車体フレームから取り外して輸送することが可能となる。そのため、車体フレームが嵩張らず、小型電動車両の可搬性が向上する。
本発明によれば、車両の持ち上げ時における介助者の負担を軽減し、バスケットの支持強度を向上可能な小型電動車両を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両の左側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両において、支持部材が固定された車体フレームを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両において、バスケットの周辺部を示す左側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両において、バスケットの周辺部を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両において、バスケットの周辺部を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る小型電動車両を複数の介助者が持ち上げようとしている状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る小型電動車両において、バスケットの周辺部を示す左側面図である。
<第1の実施形態>
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、上下、左右、前後の方向は、小型電動車両1に乗車する運転者から見た方向を示す。また、特に指定する場合を除き、「外側」と記載した場合には、車体幅方向(左右方向)の外側を示し、「内側」と記載した場合には、車体幅方向(左右方向)の内側を示す。
まず、小型電動車両1の構成の概略について、図1、図2を用いて説明する。小型電動車両1は、例えば、セニアカー(登録商標)と称されるハンドル型の電動車いすである。図1に示されるように、小型電動車両1の車両下部には、プラットフォーム型の車体フレーム2が設けられている。
車体フレーム2の前部にはステアリングシャフト3が後傾姿勢で立設されている。ステアリングシャフト3の上端には操作ボックス9が設けられ、操作ボックス9の左右両側部にはステアリングハンドル4が設けられている。そして、このステアリングハンドル4を操作することにより、車体フレーム2の前部に軸支された左右一対の前輪5が左右に操舵されるように構成されている。操作ボックス9の前部には左右一対のバックミラー6が立設されている。
車体フレーム2の後部には、例えば燃料電池からの電力によって稼働する駆動ユニット(図示せず)が搭載されており、この駆動ユニットが、車体フレーム2の後部に軸支された左右一対の後輪7に接続されている。そして、駆動ユニットの稼働に伴って後輪7が回転することで、小型電動車両1が走行するように構成されている。
図2に最も良く示されるように、小型電動車両1は、車両カバー8によって全体を覆われている。車両カバー8は、ステアリングシャフト3の外周を覆うフロントカバー10と、フロントカバー10の下端に接続されて前輪5の上方を覆うフロントフェンダ11と、フロントカバー10やフロントフェンダ11よりも後方に設けられ、前記した駆動ユニットを覆うリヤカバー12と、を備えている。なお、図1において、フロントカバー10及びフロントフェンダ11は記載が省略されている。
フロントカバー10の上部前方には、荷物を積載するためのバスケット13が設けられている。バスケット13は、車体フレーム2の前部上方に設けられている。フロントカバー10の下部前方には、補助カバー14が設けられている。なお、図1において、補助カバー14は記載が省略されている。フロントフェンダ11とリヤカバー12の間には、運転者が足を載置するための低床状のフロアステップ15が設けられている。
リヤカバー12の上方には、運転者シート16が設けられている。運転者シート16は、略水平方向に設けられるシートクッション17と、シートクッション17の後端側からやや後傾姿勢で上方に向かって延びるシートバック18と、シートバック18の左右両側に設けられるアームレスト20と、を備えている。
次に、主に図3〜図6を用いて、車体フレーム2の周辺部分について詳細に説明する。なお、図3の矢印Frは、小型電動車両1の前方を示している。
図3に示されるように、車体フレーム2は、前後方向に延びる左右一対のメインフレーム21と、左右方向に延びてメインフレーム21を連結する複数の連結フレーム22と、を備えている。
メインフレーム21は、前後方向中央部付近においてV字状に屈曲しており、この屈曲部分の前側と後側に、それぞれ前部フレーム23と後部フレーム24が形成されている。
まず、前部フレーム23及びその周辺について説明すると、前部フレーム23は、前方に向かって僅かに上方に傾斜するとともに、前方に向かって内側に傾斜している。そのため、前部フレーム23の前端部の対向間隔は、前部フレーム23の後端部(即ち、後部フレーム24との境界部)の対向間隔よりも狭くなっている。前部フレーム23の後部には、フロアステップ15を構成するためのフロアプレート25が架設されている。
各前部フレーム23の前端部には、取付板26が後傾姿勢で配置されている。取付板26は、各前部フレーム23の上部から上方に向かって先細り形状で延びており、側面視略三角形状を成している。各前部フレーム23の取付板26の上端には、左右の取付板26を連結する連結板26aが架設されている(図5参照)。
各前部フレーム23の取付板26の間、且つ、連結板26aの前方には、断面略コ字状を成す支持部材27が固定されている。支持部材27は、後傾姿勢で上下方向に延びる側辺部28と、この側辺部28の上端から前方に向かって湾曲する接続部30と、この接続部30の前端から前方に向かって延びる上辺部31と、を備えており、側面視略逆L字状を成している。
側辺部28においては、支持部材27の後面側が開放されている。側辺部28は、各前部フレーム23の取付板26の間に着脱自在に固定されている。この固定は、例えば、左右の取付板26の間に側辺部28を挿入した状態で、側辺部28の左右両側部に設けられたボルト孔28a(図5参照)と各取付板26の後端部に穿設されたボルト孔26b(図5参照)にボルト46(図4参照)を挿通し、このボルト46にナット47(図4参照)を締結させることで行う。
図5に示されるように、連結板26aには、シャフトホルダ32が取り付けられ、このシャフトホルダ32に前述のステアリングシャフト3が回転可能に支持されている。シャフトホルダ32は、例えば、ボルト等の締結手段29によって連結板26aの後部に着脱自在に固定されている。
上辺部31においては、支持部材27の上面側が開放されている。上辺部31にはバスケット13が載置されており、これにより、バスケット13が支持部材27に下側から支持されている。図3に最も良く示されるように、上辺部31には、その左右両側部の上縁から外側に向かって前後一対の舌片33が突設されている。各舌片33には取付穴34が穿設され、各取付穴34に貫挿される取付ボルト(図示せず)によって、支持部材27にバスケット13が着脱自在に固定されている。上辺部31の下方には、前輪5との間に空間35が形成されている。
支持部材27の上辺部31には、バスケット13の下方において、固定片36を介して前側持ち上げハンドル37が固定されている。
固定片36は、上辺部31の下面(底面)の前端部と後端部に固定されている。各固定片36は、下面側が開放されて側面視コ字状を成している。図6に最も良く示されるように、各固定片36の下縁部は外側に向かって上方に傾斜しており、これに伴って、固定片36の上下幅は外側に向かって次第に狭くなっている。各固定片36の外側部分は、上辺部31の下面(底面)よりも外側に突出している。
前側持ち上げハンドル37は左右一対で設けられており、平面視略U字状又はコ字状を成している。各前側持ち上げハンドル37の両端部は、各固定片36に外側から挿入され、固定されている。これにより、各前側持ち上げハンドル37が略水平に支持されている。
各前側持ち上げハンドル37は、車体幅方向に延びており、前側持ち上げハンドル37の全幅(本実施形態では、左側の前側持ち上げハンドル37の左端部から右側の前側持ち上げハンドル37の右端部までの長さ)が、バスケット13の下面の幅より広く、且つ、フロントカバー10の最大幅(車体前部の最大幅に相当)よりも小さくなるように調節されている。なお、前側持ち上げハンドル37の全幅は、フロントカバー10の最大幅よりも狭くなる範囲内で極力広くしており、これに伴って、前側持ち上げハンドル37の全幅がフロントカバー10の最大幅と略同一になっている。
各前側持ち上げハンドル37の外側部分は、補助カバー14の左右両側部に前後一対で穿設された挿通穴39(図2参照)を介して、補助カバー14よりも外側に突出している。なお、小型電動車両1の組み立て時には、例えば、各前側持ち上げハンドル37の両端部を挿通穴39に挿通してから各固定片36に各前側持ち上げハンドル37を固定する。
次に、後部フレーム24及びその周辺について説明すると、後部フレーム24は、後方に向かって僅かに上方に傾斜している。図3に示されるように、各後部フレーム24の前後方向中央部には、上方に向かってシートパイプ44が突設されている。各シートパイプ44の上部は、内側に湾曲してシートポスト45に固定されている。シートポスト45には、前述の運転者シート16が回転可能に支持されている。
図1に示されるように、後部フレーム24の上方(つまり、車体フレーム2の後部上方)には、前側持ち上げハンドル37と略同一の高さに、後側持ち上げハンドル41が設けられている。後側持ち上げハンドル41は、運転者シート16のシートクッション17の左右両側に設けられて前後方向に延びる左右一対の直管部42と、直管部42の後端部同士を連結し、後方に向かって湾曲する曲管部43と、を備えている。直管部42が略水平方向に延びているのに対して、曲管部43は後方に向かって僅かに上方に傾斜している。曲管部43の高さは、曲管部43の前端部の位置(直管部42との境界の位置)や、曲管部43の傾斜の度合いを調節することで、適宜変更可能である。
上記の如く構成されたものにおいて、前輪5と後輪7の一方又は両方が道路脇の溝に嵌まってしまった際や、小型電動車両1の方向転換をする際には、一時的、緊急避難的に介助者が小型電動車両1を持ち上げる。その時には、例えば、図7に示されるように、各前側持ち上げハンドル37を一人の介助者(図中に二点鎖線Aで示す。)が掴み、後側持ち上げハンドル41の右側部分と左側部分を二人の介助者(図中に二点鎖線B、Cで示す。)がそれぞれ掴む。
その際に、本実施形態では前述の如く、バスケット13の下方で支持部材27に前側持ち上げハンドル37が固定されており、従来よりも高い位置に前側持ち上げハンドル37が配置されているため、介助者は屈まなくても前側持ち上げハンドル37を掴むことができ、介助者が前側持ち上げハンドル37を掴み易くなる。そのため、小型電動車両1の持ち上げ時における介助者の負担を軽減することが可能となる。
また、高強度の支持部材27でバスケット13を下側から支持する構成であるため、バスケット13の支持強度が向上し、バスケット13にかかる下方向荷重に対する耐荷重性を確保することが可能となる。
また、側面視略逆L字状を成す支持部材27の上辺部31の下面(底面)に前側持ち上げハンドル37を取り付けることで、上辺部31と前輪5の間に形成される空間35の上端に前側持ち上げハンドル37が配置される。このようなレイアウトを採用することで、本実施形態のように前側持ち上げハンドル37を従来よりも高い位置に配置する場合でも、前側持ち上げハンドル37と他の部品との干渉を抑制することが可能となる。このように、本実施形態の構成によれば、バスケット13の支持強度を向上させつつ、スペース上の問題も解決することができる。
更に、前後の持ち上げハンドル37、41の高さを揃えることで、小型電動車両1を持ち上げた際の車両姿勢を略水平で安定させることが可能となり、特定の介助者に大きな負荷が掛かるのを防止することが可能となる。また、支持部材27によってバスケット13を下側から支持する構成を採用することで、バスケット13の使い勝手や意匠性を損なうことなく、支持部材27を配置することが可能となる。
また、前側持ち上げハンドル37の全幅をバスケット13の下面の幅よりも広くすることで、前側持ち上げハンドル37をバスケット13よりも側方に突出させることが可能となる。これに伴って、介助者が前方及び側方から容易に前側持ち上げハンドル37を掴むことが可能となり、車両の運び易さが向上する。また、前側持ち上げハンドル37の全幅をフロントカバー10の最大幅よりも狭くすることで、前側持ち上げハンドル37周辺の見栄えを良くすることができる。
更に、前側持ち上げハンドル37の全幅は、フロントカバー10の最大幅よりも狭くなる範囲内で極力広くしており、これに伴って、前側持ち上げハンドル37の全幅がフロントカバー10の最大幅と略同一になっている。そのため、前側持ち上げハンドル37をフロントカバー10の側面付近まで突出させることが可能となり、介助者が小型電動車両1を側方から持ち上げる際に、身体に近い位置で前側持ち上げハンドル37を掴むことができ、小型電動車両1の運び易さが向上する。
また、支持部材27が車体フレーム2の取付板26に着脱自在に固定されているため、小型電動車両1の分解搬送時に、支持部材27を車体フレーム2から取り外して輸送することが可能となる。そのため、車体フレーム2が嵩張らず、小型電動車両1の可搬性が向上する。
また、従来から用いられていたバスケット13の保持部品の形状を変えて、前側持ち上げハンドル37を固定可能な支持部材27としているため、十分な強度を持った前側持ち上げハンドル37の支持構造を、部品点数を増加させることなく製造することが可能となる。
本実施形態では、左右一対の前側持ち上げハンドル37を平面視でU字状又はコ字状に形成する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、前側持ち上げハンドル37を円環状の部材で一体に形成しても良い。
本実施形態では、車体フレーム2と支持部材27、支持部材27とバスケット13をそれぞれ着脱自在に固定する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、溶接等によって上記した各部材同士を着脱不能に固定しても良い。
本実施形態では、支持部材27の全部を断面コ字状(開放断面形状)としたが、他の異なる実施形態では、支持部材27の一部又は全部を断面ロ字状(閉断面形状)としても良い。この場合には、小型電動車両1の持ち上げ時にかかる上方向荷重に対する耐荷重性及びバスケット13にかかる下方向荷重に対する耐荷重性の両方を確保することが可能となる。
本実施形態では、断面コ字状の支持部材27について、上辺部31の下面(底面)に固定片36を介して各前側持ち上げハンドル37を固定する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、上片部31の両側部の上縁に固定片36を介して各前側持ち上げハンドル37を固定しても良い。この場合には、上辺部31の上面側の一部が固定片36で覆われて、略ロ字状の閉断面が形成される。これに伴って、上記の場合と同様に、小型電動車両1の持ち上げ時にかかる上方向荷重に対する耐荷重性及びバスケット13にかかる下方向荷重に対する耐荷重性の両方を確保することが可能となる。
<第2の実施形態>
上記した第1の実施形態の支持部材27は、側辺部28と、接続部30と、上辺部31と、を備えており、側面視略L字状を成している。これに対して、第2の実施形態の支持部材27は、図8に示されるように、上記した側辺部28と、接続部30と、上辺部31とに加えて、側辺部28から上方に向かって延びる延出部48を備えており、側面視略ト字状を成している。そして、上辺部31によってバスケット13を下側から支持するとともに、延出部48によってバスケット13を後側から支持している。
延出部48の上部は、バスケット13の後面に沿って僅かに後傾している。延出部48は、ボルト等によってバスケット13の後面と着脱可能に固定されていても良いし、溶接等によりバスケット13の後面に着脱不能に固定されていても良い。
上記のようにバスケット13を下側からだけでなく後側からも支持することで、バスケット13の支持強度を一層向上させることが可能となる。このような構成は、大型のバスケット13を使用する場合や、変形しやすい樹脂製のバスケット13を使用する場合に、特に好適である。
1 小型電動車両
2 車体フレーム
13 バスケット
27 支持部材
37 前側持ち上げハンドル
41 後側持ち上げハンドル

Claims (4)

  1. 車両下部に設けられる車体フレームと、該車体フレームの前部上方に設けられるバスケットと、を備えた小型電動車両であって、
    前記車体フレームに固定され、前記バスケットを下側から支持する支持部材と、
    前記バスケットの下方において前記支持部材に固定される前側持ち上げハンドルと、を備えていることを特徴とする小型電動車両。
  2. 前記車体フレームの後部上方には、前記前側持ち上げハンドルと略同一の高さに、後側持ち上げハンドルが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の小型電動車両。
  3. 前記前側持ち上げハンドルは、車体幅方向に延び、
    該前側持ち上げハンドルの全幅は、前記バスケットの下面の幅より広く、車体前部の最大幅よりも狭いことを特徴とする請求項1又は2に記載の小型電動車両。
  4. 前記支持部材は、前記車体フレームに着脱自在に固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小型電動車両。
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