JP2013046752A - 医薬品注射器用プランジャーキット - Google Patents
医薬品注射器用プランジャーキット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013046752A JP2013046752A JP2012163786A JP2012163786A JP2013046752A JP 2013046752 A JP2013046752 A JP 2013046752A JP 2012163786 A JP2012163786 A JP 2012163786A JP 2012163786 A JP2012163786 A JP 2012163786A JP 2013046752 A JP2013046752 A JP 2013046752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- flank
- piston
- thread
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003814 drug Substances 0.000 title abstract description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 4
- 239000000825 pharmaceutical preparation Substances 0.000 claims description 2
- 229940127557 pharmaceutical product Drugs 0.000 claims description 2
- 230000007480 spreading Effects 0.000 claims description 2
- 239000000470 constituent Substances 0.000 abstract 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 8
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 8
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 6
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 6
- 229920005556 chlorobutyl Polymers 0.000 description 5
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 5
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 5
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 5
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 4
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 3
- VSKJLJHPAFKHBX-UHFFFAOYSA-N 2-methylbuta-1,3-diene;styrene Chemical compound CC(=C)C=C.C=CC1=CC=CC=C1.C=CC1=CC=CC=C1 VSKJLJHPAFKHBX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 2
- 229920002367 Polyisobutene Polymers 0.000 description 2
- 229920005557 bromobutyl Polymers 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 2
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- HIBWGGKDGCBPTA-UHFFFAOYSA-N C=CC1=CC=CC=C1.C=CC1=CC=CC=C1 Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1.C=CC1=CC=CC=C1 HIBWGGKDGCBPTA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N Ethene Chemical compound C=C VGGSQFUCUMXWEO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000005977 Ethylene Substances 0.000 description 1
- 239000005062 Polybutadiene Substances 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000002174 Styrene-butadiene Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 229920000800 acrylic rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N butadiene-styrene rubber Chemical compound C=CC=C.C=CC1=CC=CC=C1 MTAZNLWOLGHBHU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010828 elution Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000008155 medical solution Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N olefin Natural products CCCCCCCC=C JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 229920000058 polyacrylate Polymers 0.000 description 1
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001195 polyisoprene Polymers 0.000 description 1
- QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N propylene Natural products CC=C QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 125000004805 propylene group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([*:1])C([H])([H])[*:2] 0.000 description 1
- 239000000565 sealant Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
- 238000009864 tensile test Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/315—Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
- A61M5/31511—Piston or piston-rod constructions, e.g. connection of piston with piston-rod
- A61M5/31515—Connection of piston with piston rod
Abstract
【解決手段】医薬品用途に使用される注射器の構成部品であるプランジャーキットであって、弾性体からなるピストンとピストンより硬い材質からなるプランジャーロッドとが螺合することによって構成され、雌ねじの基準溝形と、該雌ねじと螺合する雄ねじの基準山形との形状が互いに異なることを特徴とし、それらを螺合したときに対峙する雌ねじの基準溝形の一平面と雄ねじの基準山形の一平面とが、それぞれ摺動方向となす角を有し、それらのなす角が互いに異なる組み合わせを少なくとも一つ有するか、それらを螺合したときに対峙する雌ねじの基準溝形の一面と雄ねじの基準山形の一面とが、平坦面と曲面との組み合わせ有する注射器用プランジャーキット。
【選択図】図2D
Description
このような問題を解決するため、既に本出願人は、注射器用プランジャーを提案している(特許文献1)。このプランジャーキットにおいて、ピストンは基準溝形の幅が狭くかつ各ねじ溝山部の幅が広い雌ねじを備え、プランジャーロッドは基準山形の幅が広くかつ各ねじ山谷部の幅が狭い雄ねじを備えている。このプランジャーキットは、プランジャーロッドを引くとき、プランジャーロッドがピストンから離脱するおそれがなく、成果を上げている。
本発明は、さらに別の一態様において、注射筒と、螺合させた状態で摺動自在に該注射筒内に嵌入された前記医薬品注射器用プランジャーキットとからなることを特徴とする医薬品注射器も提供する。
また、本発明でいう雄ねじの各ねじ山の「進み側フランク」とは、注射筒内においてピストンをそれに螺合させたプランジャーロッドを介して押すとき、押す方向に向いている該ねじ山の側面をいうものとする。一方、各ねじ山の「追い側フランク」とは、前記進み側フランクの反対側の側面をいうものとする。言い換えると、各ねじ山の「追い側フランク」とは、注射筒内においてピストンをそれに螺合させたプランジャーロッドを介して引くとき、引く方向に向いている該ねじ山の側面をいうものとする。したがって、ピストンを押す方向とピストンを引く方向は、注射筒内におけるピストンの摺動方向と同様の意味を有するが、方向が特定されている点において摺動方向と異なる。本明細書においてはピストンを押す方向と引く方向のうちのどちらの方向に摺動させているのかを特定することなく、単に「摺動方向」という表現を使用する場合もある。
しかし、注射器用プランジャーキットのように、組み合わされるねじの一方の材質が柔らかく、他方の材質が硬い場合には、必ずしもそうではないことを本発明者は見いだし、かかる知見に基づき検討を重ねた結果、本発明を完成させた。すなわち、ピストンの雌ねじとプランジャーロッドの雄ねじの基準溝形と基準山形を互いに非相補的にし、前記ピストンと前記プランジャーロッドを螺合させてから注射筒内に摺動自在に嵌入させた状態で前記プランジャーロッドを介して前記ピストンを引く方向に摺動させたときに、前記雄ねじの各ねじ山の追い側フランクが、前記雌ねじの対応するねじ溝の、前記追い側フランクに対峙する溝フランクに対して第1の部分において第2の部分におけるよりも強く接触し、第2の部分において第1の部分におけるよりも弱く接触するように前記追い側フランクと該追い側フランクに対峙する溝フランクを形成することによって、前記ピストンを引く方向に摺動させたときに、雄ねじが雌ねじとピストンを実質的に押し広げることなく、前記雄ねじと前記雌ねじとの間における螺合強度を増加させることを可能にした。また、前記注射筒内において前記プランジャーロッドを介して前記ピストンを押す方向に摺動させたときに、前記雄ねじの各ねじ山の進み側フランクが、前記雌ねじの前記対応するねじ溝の、前記進み側フランクに対峙する反対側の溝フランクに対して第3の部分において強く接触し、第4の部分において第3の部分におけるよりも弱く接触するように前記進み側フランクと該進み側フランクに対峙する溝フランクを形成することによって、前記ピストンを押す方向に摺動させたときに、雄ねじが雌ねじとピストンを実質的に押し広げることなく、前記螺合強度を増加させることを可能にした。なお、前記ピストンを押す方向に摺動させるときは、前記ピストンを引く方向に摺動させるときに必要とされるような強い螺合強度は通常必要とされないことが多い。そのような場合には、前記雄ねじの各ねじ山の進み側フランクと、前記雌ねじの対応するねじ溝の前記進み側フランクに対峙する溝フランクは前記関連技術と同様に形成してもよい。なぜなら、それらの進み側フランクと溝フランクは、前記ピストンを押す方向に摺動させたときに前記螺合強度に関わるからである。
さらに、螺合させた段階で、すなわち、プランジャーロッドに荷重をかけない状態で、雌ねじと雄ねじとの間に荷重がかかるような形状にすることにより、前記螺合強度をさらに増加させることができる。
図2Aに示されているように、プランジャーキット11は、ピストン12とプランジャーロッド13とから構成される。ピストン12は、柔らかいゴムまたは熱可塑性エラストマーなどの弾性体からなり、図示しない注射筒内をその軸方向に摺動して薬液の吸入および射出をするための密封材としての機能を有する。このピストン12は、通常、略円柱形状をしており、摺動性と密封性を両立させるために、その外周面にリング状の溝や突起が1本または複数本形成されたものや、その外周の径が場所によって増減されているもの等、各種の外周形状を有するものが知られている。図2Aおよび2Bに示されているピストン12は、外周の径が場所によって増減されている円柱状ピストンの例である。雌ねじ14は、その様なピストン12としての円柱の底面、すなわちピストン12がプランジャーロッド13と接する側の円柱の面に穿たれて、円柱の中心軸と同軸に設けられる。また、図2Aにおいて、雌ねじ14は、その中央に円柱状を呈すねじ軸空間14Bと、該ねじ軸空間14Bから螺旋状にピストン12の外周方向に広がるねじ溝14Aとから形成される。なお、外見上、ねじ軸空間とねじ溝との境界が明瞭でない雌ねじも存在するが、ねじ溝の形状によってそのように見えるだけなので、その様な雌ねじも本発明に含まれるものとする。
しかし、このように雌ねじ24と雄ねじ25との間の摩擦力を増加させると、ピストンとプランジャーロッドを互いに螺合させるときの螺合抵抗が大きくなるという別の問題が生ずるので、雌ねじ24と雄ねじ25との間の摩擦力は、相反する螺合抵抗と螺合強度とのバランスをとって設定することが好ましい。なお、雄ねじ25と雌ねじ24との間の螺合強度が、ピストンと注射筒内面との摺動抵抗よりも大きければ、摺動時にプランジャーロッドがピストンから不意に抜けることはない。
図4Aは第3実施態様に係わるプランジャーキットのピストンとプランジャーロッドを螺合させたときのねじ部分を示す拡大図である。ピストンの雌ねじ34は隣接する各2つのねじ溝山部38間の基準溝形が台形である台形ねじであり、かつ、プランジャーロッドの雄ねじ35はその対応するねじ山35Aの基準山形が長方形状の角ねじである。なお、本発明で用いる「角ねじ」は長方形ねじを含むものとする。図4Bは第4実施態様に係わるプランジャーキットのピストンとプランジャーロッドを螺合させたときのねじ部分を示す拡大図である。ピストンの雌ねじ44はその隣接する各2つのねじ溝山部48間の基準溝形が台形である台形ねじであり、プランジャーロッドの雄ねじ45はその対応するねじ山45Aの基準山形の先端部分が半円になっている四角形状を有する丸ねじである。
平坦面と曲面との組み合わせにおいては、どちらが雄ねじ側にあっても、雌ねじ側にあっても構わない。しかし、好ましくは、図4Bや後記する図5Bおよび図5Cに示されているように、硬い材質で構成されるプランジャーロッドの雄ねじ側に曲面があることが好ましい。これは、荷重がかかった場合にも曲面が変形しにくく、平坦面と曲面の組み合わせの効果を高く維持するからと思われるからである。
図5Aにおいて、雌ねじ54と雄ねじ55を螺合させたとき、雄ねじ55の各ねじ山55Aの進み側フランク55Gがピストンを押す方向となす角γと、雌ねじ54の対応するねじ溝54Aの前記進み側フランク55Gに対峙する溝フランク54Gがピストンを引く方向となす角δとが、互いに異なる角度の組み合わせ(γ=100度、δ=90度)となっている。よって、図2Dを参照して先におこなった説明と同様に、ピストンを押す方向に摺動させたとき、前記進み側フランク55Gには、それに対峙する溝フランク54Gに対して別の部分(第4の部分)におけるよりも強く接触する部分(第3の部分)と上記部分(第3の部分)におけるよりも弱く接触する別の部分(第4の部分)が生じ、これによって前記雄ねじ55と前記雌ねじ54との間において螺合抵抗を実質的に増加させずに螺合強度を増加させることができる。一方、プランジャーロッドを介してピストンを注射筒内で引く方向に摺動させたときには、雄ねじ55の各ねじ山55Aの追い側フランク55Hには、対峙する溝フランク54Hに対して別の部分(第2の部分)におけるよりも強く接触する部分(第1の部分)と前記部分(第1の部分)におけるよりも弱く接触する別の部分(第2の部分)とが生じる。これによって、前記雄ねじ55と前記雌ねじ54との間において螺合抵抗を実質的に増加させずに螺合強度を増加させることができる。
図5Bにおいては、上記のとおり、角ねじの雌ねじ64と丸ねじの雄ねじ65との組み合わせになっている。雌ねじ64と雄ねじ65を螺合させたとき、雄ねじ65の各ねじ山65Aの進み側フランク65Gは曲面を有し、対応する雌ねじ64のねじ溝64Aの前記進み側フランク65Gに対峙する溝フランク64Gは平坦面を有する。図5Cに示すように注射筒内において矢印の方向、すなわち、押す方向にピストンを摺動させたときには、図2Dに示されている場合と同様に、各ねじ山65Aの進み側フランク65Gの曲面には、対応するねじ溝64Aの前記進み側フランク65Gに対峙する溝フランク64Gの平坦面に対して別の部分(第4の部分)65Dにおけるよりも強く接触する部分(第3の部分)65Cと前記部分(第3の部分)65Cにおけるよりも弱く接触する別の部分(第4の部分)65Dとが生ずることとなる。したがって、図5Aにおける前述の角(γ、δ)が互いに異なる組み合わせと同じく、前記雄ねじ65と前記雌ねじ64との間において螺合抵抗を実質的に増加させずに螺合強度を増加させることができる。一方、プランジャーロッドを介してピストンを注射筒内で引く方向に摺動させたとき、図2Dを参照して先におこなった説明と同様に、雄ねじ65の各ねじ山65Aの追い側フランク65Hには、対峙する溝フランク64Hに対して別の部分(第2の部分)65Jにおけるよりも強く接触する部分(第1の部分)65Iと前記部分(第1の部分)65Iにおけるよりも弱く接触する別の部分(第2の部分)65Jとが生じる。なお、図示しないが、雄ねじの丸ねじが、図4Bに示されているように、雄ねじがその基準山形の先端部分が半円形になっている四角形状を有する丸ねじである場合においても、同様の作用効果を奏することはいうまでもない。また、図示しないが、丸ねじの雌ねじと角ねじの雄ねじの組み合わせについても、同様の作用効果を奏する。
上記各実施態様においては基準溝形および基準山形はいずれも左右対称である。すなわち、基準溝形の両側の溝フランクおよび基準山形の両側の山フランク、具体的には、進み側フランクと追い側フランクは左右対称であるが、本発明においてはこれらの基準溝形および基準山形は左右非対称であってもよい。したがって、台形ねじ形状の場合、その台形は等脚であっても、不等脚であってもよい。
なお、ねじ山の高さをねじ山空間の深さよりも大きくするような形状変更は、プランジャーロッドの雄ねじでピストンの雌ねじを押し広げることとなり、ピストンの摺動抵抗の増加が懸念されるので好ましくないことはいうまでもない。
また、ねじ山はねじ軸を少なくとも1周、好ましくは2〜4周するよう設けられることが好ましい。ねじ溝についても同様である。
[実施例1]
塩素化ブチルゴム(エクソンモービル社製「HT1066」、商品名)を用いて、直径約13mm、高さ約10mm、底部分が半円になっている四角形状の基準溝形を有する丸ねじ状の雌ねじを設けた、図2A〜2Dに示した形状のピストンを作成した。ピストンの注射筒との摺動面および薬液と接する天面には、PTFEフィルム(デュポン製「テフロン(登録商標)7A」、商品名)をラミネートした。前記雌ねじの寸法として、雌ねじのねじ軸空間の直径を5.0mm、長さを7.0mm、ねじ溝は、基準溝形においてねじ軸空間からの深さが最も深い部分で深さ2.0mm、ねじ軸空間からの深さが最も浅い部分で幅1.0mmとした。
また、そのピストンに組み合わせるための、直径約10mm、長さ約50mm、基準山形が台形の雌ねじを設けた、図2A〜2Dに示した形状のプランジャーロッドを、ポリプロピレン(三井化学社製「ハイゼックス」、商標名)を用いて作成した。前記雄ねじの寸法として、ねじ軸の直径を4.9mm、長さを7.0mm、ねじ山は、基準山形においてねじ軸表面からの高さが最も高い部分(頂(クレスト))で2.0mm、頂(クレスト)の幅が0.8mm、付け根の幅を1.2mmとした。ねじ山はねじ軸の長さ全体に亘って均一のピッチで3周するように設けた。ねじ山空間も同様とした。
図4Aに示されているように、雌ねじの基準溝形を台形、雄ねじの基準山形を長方形にし、雌ねじと雄ねじの寸法を以下の通りとした以外は、実施例1と同様の方法でピストンとプランジャーロッドを作成した。雌ねじの寸法として、ねじ軸空間の直径を7.0mm、ねじ溝は、ねじ軸空間からの深さが最も深い部分で深さ2.0mm、ねじ軸空間から最も深い部分で幅0.8mm、最も浅い部分で幅1.2mmとした。一方、雄ねじの寸法として、ねじ軸の長さを6.7mm、ねじ山の高さを2.0mm、ねじ山の幅を1.0mmとした。
図4Bに示されているように、実施例2と同様のピストンを用い、これと組み合わせるプランジャーロッドの基準山形を先端部分が半円になっている長方形状とし、各寸法を以下の通りとした以外は、実施例1と同様の方法でプランジャーロッドを作成した。プランジャーキットの雄ねじの寸法として、ねじ軸の長さを6.7mm、ねじ山の高さを2.0mm、ねじ山の先端部分以外の幅を1.0mmとした。なお、ねじ山の先端部分は直径1.0mmの半円となるよう角を丸めた。
実施例3と同様のプランジャーロッドを用い、これと組み合わせるピストンの基準溝形を長方形とし、各寸法を以下の通りとした以外は、実施例1と同様の方法でプランジャーキットを作成した。ピストンの雌ねじの寸法として、ねじ軸空間の直径を7.0mm、長さを7.0mm、ねじ溝の深さを2.0mm、幅を1.0mmとした。
実施例1〜3のプランジャーロッドの雄ねじのねじ山の幅を全体的にそれぞれ0.2mm太くした以外は実施例1〜3と全く同じ方法でプランジャーロッドをそれぞれ作成し、これらのプランジャーロッドを実施例1〜3に使用したピストンと同様のものとそれぞれに組み合わせたて実施例5〜7のプランジャーキットを用意した。
基準溝形および基準山形をともに台形としたピストンとプランジャーロッドを実施例1と同様の方法で作成し、比較例1のプランジャーキットとして用意した。雌ねじと雄ねじの寸法は、ねじ軸空間の直径が7.0mm、ねじ軸の直径が6.7mmである点を除き同一であり、ねじ山の高さおよびねじ溝の深さは2.0mm、ねじ溝の最も深い部分およびねじ山の最も高い部分の幅を0.8mm、ねじ溝の最も浅い部分およびねじ山の付け根側部分の幅を1.2mmとした。
比較例1と同様に、基準溝形および基準山形をともに正方形としたピストンとプランジャーロッドを作成し、比較例2のプランジャーキットを用意した。雌ねじと雄ねじの寸法は、ねじ軸空間の直径が7.0mm、ねじ軸の直径が6.7mmである点を除き同一であり、ねじ山の高さおよびねじ溝の深さは2.0mm、ねじ溝およびねじ山の幅をいずれも1.0mmとした。
比較例1、2のプランジャーロッドの雄ねじのねじ山の幅を全体的にそれぞれ0.2mm太くした以外は比較例1、2と全く同じ寸法でプランジャーロッドをそれぞれ作成し、比較例1、2に使用したピストンと同様のものと組み合わせたものを比較例3、4のプランジャーキットとした。
[螺合抵抗試験]
上記により作成した各ピストンを内径約12mmの注射筒に挿入した。注射筒を固定して、手で注射筒内のピストンに対応するプランジャーロッドを螺合させたときの抵抗を測定し、表1および表2に示す。なお各プランジャーキットの評価は、抵抗が小さい場合はA、使用上の問題はないがやや抵抗が大きい場合はB、使用上問題となるほど抵抗が大きい場合はCとした。供験サンプル数は10とし、その平均で評価した。評価結果も表1および表2に示す。
容量5mL用の注射筒(内径約12mm、株式会社大協精工製「CZ樹脂」、商品名)に、上記により作成した各ピストンを挿入し、規定量である5mLの水を注射筒に充填した。注射筒をその中に挿入したピストンと充填した水と共に、12時間静置した。その後、注射筒内のピストンを対応する上記プランジャーロッドと螺合させ、また注射筒のノズルに21Gの注射針を取り付けた。プランジャーロッドを100mm/minの速度で押し込み、その時の摺動抵抗の最大値(N)を測定した。そのようにして得られた摺動抵抗の最大値(N)も表1および表2に示す。また、その後、同速度でプランジャーロッドを試験開始前の位置まで引き出した場合と、200mm/minの速度で引き出した場合について、それぞれピストンとプランジャーロッドとの螺合が維持されるかどうかについて確認を行った。評価は螺合が維持されたサンプルの本数を計数して実施した。測定には島津製作所製精密万能試験機(「オートグラフ AG−5kNIS MS」、商品名;ロードセル:100N)を引張試験機として使用した。供試サンプル数は各引き出し速度につき10とし、その平均で評価した。評価結果も表1および表2に示す。
12:ピストン
13:プランジャーロッド
14:雌ねじ
14A:ねじ溝
15:雄ねじ
15A:ねじ山
15B:ねじ軸
6:基準溝形
7:基準山形
8:ねじ溝山部
9:ねじ山谷部
13A:プランジャーロッド本体
13B:フランジ
Claims (13)
- 注射筒を備えて医薬品を注射するために使用される医薬品注射器の構成部品としてのプランジャーキットであって、弾性体からなり、雌ねじ(14;24;34;44;54;64)を有するピストン(12)と、ピストンより硬い材質からなり、該雌ねじに螺合される雄ねじ(15;25;35;45;55;65)を有するプランジャーロッド(13)とからなるプランジャーキットにおいて、前記雌ねじと前記雄ねじは互いに非相補的な基準溝形と基準山形をそれぞれ有し;かつ、前記ピストンと前記プランジャーロッドを螺合させてから前記注射筒内に摺動自在に嵌入させた状態で前記プランジャーロッドを介して前記ピストンを引く方向に摺動させたときに、前記雄ねじの各ねじ山(15A;25A;35A;45A;55A;65A)の追い側フランク(15H;25H;35H;45H;55H;65H)は、前記雌ねじの対応するねじ溝(14A;24A;34A;44A;54A;64A)の、前記追い側フランクに対峙する溝フランク(14H;24H;34H;44H;54H;64H)に対して第1の部分(15I;65I)において第2の部分におけるよりも強く接触し、第2の部分(15J;65J)において第1の部分におけるよりも弱く接触し、前記雄ねじが前記ピストンを実質的に押し広げることなく前記雄ねじと前記雌ねじとの間の螺合強度を増加させ得るように、前記追い側フランクと該追い側フランクに対峙する前記溝フランクとが形成されていることを特徴とする医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記追い側フランク(15H;25H;35H;45H;55H)が前記ピストンを引く方向となす角(α)と前記追い側フランクに対峙する前記溝フランク(14H;24H;34H;44H;54H)が前記ピストンを押す方向となす角(β)とが共に180度ではなく、それらの角が互いに異なる請求項1に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記追い側フランクが前記ピストンを引く方向となす角(α)と前記溝フランクが前記ピストンを押す方向となす角(β)とがそれぞれ90〜150度である請求項2に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記雌ねじの前記基準溝形と前記雄ねじの前記基準山形のうちの一方(15A;25A;34A;44A;55A)が台形ねじ形状を有し、他方(14A;24A;45A;35A;54A)が丸ねじ形状、角ねじ形状または前記の台形ねじ形状と台形の傾斜部分の傾斜角が異なる別の台形ねじ形状のいずれかを有する請求項2または3に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記追い側フランクと該追い側フランクに対峙する前記溝フランクの一方(15H;25H;44H;64H)が平坦面を有し、他方(14H;24H;45H;65H)が曲面を有する請求項1に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記曲面が前記追い側フランク(45H;65H)の少なくとも一部に形成されている請求項5に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記雌ねじの前記基準溝形と前記雄ねじの前記基準山形のうちの一方(14A;24A;45A;65A)が丸ねじ形状を有し、他方(15A;25A;44A;64A)が台形ねじ形状または角ねじ形状を有する請求項5または6に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記注射筒内において前記プランジャーロッド(13)を介して前記ピストン(12)を押す方向に摺動させたときに、前記雄ねじ(15;25;35;45;55;65)の各ねじ山(15A;25A;35A;45A;55A;65A)の進み側フランク(15G;25G;35G;45G;55G;65G)は、前記雌ねじ(14;24;34;44;54;64)の前記対応するねじ溝(14A;24A;34A;44A;54A;64A)の、前記進み側フランクに対峙する反対側の溝フランク(14G;24G;34G;44G;54G;64G)に対して第3の部分(15C;65C)において第4の部分におけるよりも強く接触し、第4の部分(15D;65D)において第3の部分におけるよりも弱く接触し、前記雄ねじが前記ピストンを実質的に押し広げることなく前記雄ねじと前記雌ねじとの間の螺合強度を増加させ得るように、前記進み側フランクと該進み側フランクに対峙する前記反対側の溝フランクとが形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記雄ねじ(25)の隣接する各2つのねじ山(25A,25A)の付け根部分(25B,25B)が、前記2つのねじ山の間に位置する、前記雌ねじ(24)のねじ溝山部(28)の先端部を挟み込む形で接触して該雌ねじと該雄ねじとの間に挟み込み荷重が生じるように、前記雄ねじと雌ねじの形状および寸法が定められている請求項1〜8のいずれか1項に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記雄ねじ(25;35)の各ねじ山(25A;35A)の頂(クレスト)と進み側フランク(25G;35G)および追い側フランク(25H;35H)との間にそれぞれ位置する先端角部(25F,25F;35F,35F)が該ねじ山に対応する前記雌ねじ(24;34)のねじ溝(24A;34A)の対峙する溝フランク(24G,24H;34G,34H)にそれぞれ接触して該雌ねじと該雄ねじとの間に挟み込み荷重が生じるように、前記雄ねじ(24;34)のねじ山と雌ねじのねじ溝の形状および寸法が定められている請求項1〜8のいずれか1項に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記雄ねじ(45)の各ねじ山(45A)の進み側フランク(45G)と追い側フランク(45H)の中間部に肩部(45K,45K)がそれぞれ形成され、該肩部が前記ねじ山に対応するねじ溝(44A)の対峙する溝フランク(44G,44H)にそれぞれ接触して該雌ねじと該雄ねじとの間に挟み込み荷重が生じるように、前記雄ねじのねじ山と雌ねじのねじ溝の形状および寸法が定められている請求項1〜8のいずれか1項に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 前記ピストン(12)は前記プランジャーロッド(13)と螺合しうる前記雌ねじ(14)を有し、該雌ねじは、円柱状のねじ軸空間(14B)と該ねじ軸空間から螺旋状に前記ピストンの外周方向に広がるねじ溝(14A)とを有し、かつ、前記プランジャーロッドは前記ピストンと螺合しうる前記雄ねじ(15)を有し、該雄ねじは、円柱状のねじ軸(15B)と該ねじ軸から螺旋状かつ径方向外側に広がる前記ねじ山(15A)とを有する請求項1〜11のいずれか1項に記載の医薬品注射器用プランジャーキット。
- 注射筒と、螺合させた状態で摺動自在に該注射筒内に嵌入された請求項1〜12のいずれか1項に記載の医薬品注射器用プランジャーキットとからなることを特徴とする医薬品注射器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012163786A JP6072453B2 (ja) | 2011-07-25 | 2012-07-24 | 医薬品注射器用プランジャーキット |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011162321 | 2011-07-25 | ||
JP2011162321 | 2011-07-25 | ||
JP2012163786A JP6072453B2 (ja) | 2011-07-25 | 2012-07-24 | 医薬品注射器用プランジャーキット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013046752A true JP2013046752A (ja) | 2013-03-07 |
JP6072453B2 JP6072453B2 (ja) | 2017-02-01 |
Family
ID=46826180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012163786A Active JP6072453B2 (ja) | 2011-07-25 | 2012-07-24 | 医薬品注射器用プランジャーキット |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20130030382A1 (ja) |
EP (1) | EP2550985B1 (ja) |
JP (1) | JP6072453B2 (ja) |
DK (1) | DK2550985T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016077354A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 住友ゴム工業株式会社 | プレフィルドシリンジ用ガスケット |
CN105999483A (zh) * | 2016-06-17 | 2016-10-12 | 上海宝舜医疗器械有限公司 | 一种注射器推液柱塞组件 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2998801B1 (fr) * | 2012-12-05 | 2015-11-20 | Guerbet Sa | Ensemble a usage medical pour l'administration d'un produit a un patient |
JP6446042B2 (ja) | 2013-07-01 | 2018-12-26 | クレデンス メドシステムズ インコーポレイテッド | 安全注射器 |
BR112016011085B1 (pt) | 2013-11-15 | 2022-09-20 | Credence Medsystems Inc | Sistema de injeção |
IL298454A (en) * | 2014-04-24 | 2023-01-01 | Credence Medsystems Inc | System and method for a safety syringe |
JP6858758B2 (ja) * | 2015-10-01 | 2021-04-14 | ノボ・ノルデイスク・エー/エス | ピストンワッシャーアセンブリ、組み立ての方法、および、そのようなピストンワッシャーアセンブリを組み込む薬剤送達装置 |
SE1750881A1 (en) * | 2017-07-05 | 2019-01-06 | Krui Ab | Syringe |
CN112638450A (zh) * | 2018-06-21 | 2021-04-09 | 西医药服务有限公司 | 具有改进的螺纹几何形状的柱塞杆和组件 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171457A (en) * | 1974-11-15 | 1976-06-21 | Litton Industries Inc | Serufutatsupingunejitsukikochakukumitatetai |
JPS5923117A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | 株式会社佐賀鉄工所 | 緩み止めナツト |
JPS6058913U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | 川嶋 将夫 | 弾力ねじ |
JPS62151615A (ja) * | 1986-11-29 | 1987-07-06 | 奥本 松博 | 緩み止めナツトおよびその製造方法 |
JPH0942261A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-10 | Iwata Bolt Kk | 雄ねじ |
JPH09512727A (ja) * | 1994-05-06 | 1997-12-22 | ナイコムド イメージング エーエス | 高さの低い薬剤注射器及びカートリッジ |
US5738472A (en) * | 1995-10-18 | 1998-04-14 | Honeybee Robotics Inc. | Modified locking thread form for fastener |
JP2002248538A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-03 | Koji Okai | 雄ネジ製造用ダイス及び雄ネジ |
JP2003072572A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Kayaba Ind Co Ltd | パワーステアリング装置 |
JP2009165524A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Nihon Medi Physics Co Ltd | プレフィルドシリンジ用プランジャおよびそのガスケットからの抜け防止方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2902034A (en) * | 1954-05-14 | 1959-09-01 | American Med Prod | Plastic syringe plunger |
US5160327A (en) * | 1991-05-31 | 1992-11-03 | Vance Products Incorporated | Rotational pressure drive for a medical syringe |
US5411489A (en) * | 1994-05-06 | 1995-05-02 | Sterling Winthrop Inc. | Pre-filled syringe and pre-filled cartridge having actuating cylinder/plunger rod combination for reducing syringing force |
US5411488A (en) * | 1994-05-06 | 1995-05-02 | Sterling Winthrop Inc. | Pre-filled syringe and pre-filled cartridge having an improved plunger and plunger rod for reducing syringing force |
UA66876C2 (uk) * | 1998-09-07 | 2004-06-15 | Валлурек Маннесманн Ойл Енд Гес Франс | Різьбове з'єднання двох металевих труб з пазом, виконаним в різьбі |
JP2000140103A (ja) | 1998-11-05 | 2000-05-23 | Daikyo Seiko Ltd | 注射器用プランジャ |
UA87334C2 (ru) * | 2004-10-04 | 2009-07-10 | Санофи-Авентис Дойчланд Гмбх | Приводной механизм для применения в устройстве введения лекарств, устройство введения лекарств, применение приводного механизма (варианты) и способ сборки устройства введения лекарств |
JP5066973B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2012-11-07 | 株式会社ジェイ・エム・エス | プランジャーロッドとガスケットとの結合構造及びシリンジ |
DE102007008369A1 (de) * | 2007-02-16 | 2008-08-21 | Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag | Einweginjektor mit mindestens einem zentralen Zugstab |
WO2010103919A1 (ja) * | 2009-03-09 | 2010-09-16 | テルモ株式会社 | ガスケットおよびシリンジ |
EP2484393B1 (en) * | 2009-09-30 | 2014-07-30 | Terumo Kabushiki Kaisha | Pre-filled syringe |
-
2012
- 2012-07-24 EP EP12005389.7A patent/EP2550985B1/en active Active
- 2012-07-24 US US13/556,859 patent/US20130030382A1/en not_active Abandoned
- 2012-07-24 DK DK12005389.7T patent/DK2550985T3/da active
- 2012-07-24 JP JP2012163786A patent/JP6072453B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5171457A (en) * | 1974-11-15 | 1976-06-21 | Litton Industries Inc | Serufutatsupingunejitsukikochakukumitatetai |
JPS5923117A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | 株式会社佐賀鉄工所 | 緩み止めナツト |
JPS6058913U (ja) * | 1983-09-28 | 1985-04-24 | 川嶋 将夫 | 弾力ねじ |
JPS62151615A (ja) * | 1986-11-29 | 1987-07-06 | 奥本 松博 | 緩み止めナツトおよびその製造方法 |
JPH09512727A (ja) * | 1994-05-06 | 1997-12-22 | ナイコムド イメージング エーエス | 高さの低い薬剤注射器及びカートリッジ |
JPH0942261A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-10 | Iwata Bolt Kk | 雄ねじ |
US5738472A (en) * | 1995-10-18 | 1998-04-14 | Honeybee Robotics Inc. | Modified locking thread form for fastener |
JP2002248538A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-03 | Koji Okai | 雄ネジ製造用ダイス及び雄ネジ |
JP2003072572A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-12 | Kayaba Ind Co Ltd | パワーステアリング装置 |
JP2009165524A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Nihon Medi Physics Co Ltd | プレフィルドシリンジ用プランジャおよびそのガスケットからの抜け防止方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016077354A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 住友ゴム工業株式会社 | プレフィルドシリンジ用ガスケット |
CN105999483A (zh) * | 2016-06-17 | 2016-10-12 | 上海宝舜医疗器械有限公司 | 一种注射器推液柱塞组件 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2550985A3 (en) | 2017-01-18 |
EP2550985B1 (en) | 2020-09-09 |
US20130030382A1 (en) | 2013-01-31 |
DK2550985T3 (da) | 2020-09-28 |
EP2550985A2 (en) | 2013-01-30 |
JP6072453B2 (ja) | 2017-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6072453B2 (ja) | 医薬品注射器用プランジャーキット | |
JP6199604B2 (ja) | 医療用ガスケット | |
JPH0534669Y2 (ja) | ||
JP4460278B2 (ja) | 注射器用密封栓及びプレフィルド注射器 | |
EP2103320A1 (en) | Piston for syringe | |
JP2009119171A (ja) | プランジャロッドおよび注射器 | |
EP2174681A1 (en) | Plunger assembly for injector | |
JP6091612B2 (ja) | 注射器およびプレフィルドシリンジ | |
US20150148751A1 (en) | Piston member for syringe | |
JP5048472B2 (ja) | 注射器およびプレフィルドシリンジ | |
JP2000152989A (ja) | 注入器、カ―トリッジ及びそれらのプランジャリング | |
JPWO2011040522A1 (ja) | プレフィルドシリンジ | |
US9333299B2 (en) | Two-chamber type combined container syringe | |
US10137250B2 (en) | Syringe and prefilled syringe | |
JP2013070789A (ja) | シリンジ用プランジャー、シリンジおよびプレフィルドシリンジ | |
JP2013111165A (ja) | 医療用シリンジ | |
JP5634695B2 (ja) | 注射器およびプレフィルドシリンジ | |
JP5784438B2 (ja) | プレフィルドシリンジ | |
JP2012205931A (ja) | シリンジ | |
JP6867029B2 (ja) | 注射器用ガスケット | |
JP5999404B2 (ja) | 医療用シリンジ | |
JP7193887B2 (ja) | ピストン | |
US20240001036A1 (en) | Stoppers and methods of translating the same through a tube | |
JP2011072670A (ja) | プレフィルドシリンジ | |
JP6527463B2 (ja) | シリンジおよび流動性物質移送具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160316 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20160510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160708 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6072453 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |