JP2002248538A - 雄ネジ製造用ダイス及び雄ネジ - Google Patents

雄ネジ製造用ダイス及び雄ネジ

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JP2002248538A
JP2002248538A JP2001102096A JP2001102096A JP2002248538A JP 2002248538 A JP2002248538 A JP 2002248538A JP 2001102096 A JP2001102096 A JP 2001102096A JP 2001102096 A JP2001102096 A JP 2001102096A JP 2002248538 A JP2002248538 A JP 2002248538A
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male screw
male thread
screw
shape
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JP2001102096A
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Koji Okai
晃司 岡井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術が抱えていた構造が複雑で製造単
価が高くつくという欠点を取り除き、簡単で安価な緩み
にくい雄ネジを提供しようとするものである。具体的に
は、そのための雄ネジ製造用ダイス及びその雄ネジ製造
用ダイスで作られた雄ネジの提供を目的とするものであ
る。 【解決手段】 プレートタイプのダイスの下部に、雄
ネジの先端部を形成するV字型の溝を刻み、その上部
に、丸みをつけたV字型に形成されたダイスの溝を刻
む。また、そのダイスを用いてネジを作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじ山の特別な形
成によってゆるみ止めをする雄ネジ製造用ダイス及びそ
の雄ネジ製造用ダイスを用いて製造される雄ネジに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ねじ山の特別な形成によってゆるみ止め
をするネジの従来技術としては、特開平5−71524
号公報(弛み防止ねじ)、特開平5−196025号公
報(戻り止めねじ)、特開平6−330928号公報
(不等ピッチネジ)、特開平8−303444号公報
(緩み止めネジ及びその成形方法)、特開平9−100
825号公報(雄ねじ)、などがある。従来の雄ネジ製
造用ダイスに刻まれる溝はV字型に形成され、これによ
って作られる雄ネジのネジ山の断面は逆V字型であっ
た。一方、これを受けるナットに刻まれる溝の断面もV
字型に形成されている。また、雄ネジのネジ山とナット
の溝とには、スムースにネジが締まるよう若干の間隙が
ある。この間隙がネジの緩む原因でもある。ネジが緩む
ことによる弊害はいうまでもなく、従来から緩まないた
めの創意工夫がなされている。例えば、雄ネジの軸方向
に溝を切り、ここにプラスチック製のインサートを圧入
したものが実用化されているが、構造が複雑で製造単価
が高くつくという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が
抱えていた構造が複雑で製造単価が高くつくという欠点
を取り除き、簡単で安価な緩みにくい雄ネジを提供しよ
うとするものである。具体的には、そのための雄ネジ製
造用ダイス及びその雄ネジ製造用ダイスで作られた雄ネ
ジの提供を目的とするものである。発明者は試行錯誤の
末、従来の雄ネジ製造用ダイスの構造に変更を加えるこ
とにより、緩みにくい雄ネジを得ることのテスト結果を
得たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の雄ネジ製造用ダイスは、溝を外側に丸みを
つけたV字型に形成する。
【0005】また、上記雄ネジ製造用ダイスにおいて、
雄ネジの先端部を形成する部分の溝を従来のようにV字
型に形成する。
【0006】また、本発明の雄ネジ製造用ダイスを用い
て、外側に丸みをつけた逆V字型に形成したネジ山を有
する雄ネジを造る。
【0007】また、外側に丸みをつけた逆V字型に形成
したネジ山を有する雄ネジにおいて、先端部だけ従来の
ように逆V字型に形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を述べるにあ
たり、不確定な用語についての説明をする。外側に丸み
をつけたV字型とは、V字が形成する上部開口部の間隔
(幅)やV字が形成する高さを変えることなく、V字を
形成する斜線部分が外側に膨らむ曲線で形成された形状
を表現するものである。また、「雄ネジの先端部を形成
する部分の溝」というのは、プレートタイプのダイスで
はダイスの下部の溝を意味するものである。このダイス
に刻まれる溝の形状を変える場合、溝の途中から変える
ことは技術的に困難であり、溝単位に変更されるもので
ある。なお、外側に丸みをつけたV字型の溝を設けたダ
イスを用いることにより、外側に丸みをつけた逆V字型
に形成したネジ山を有する雄ネジが造られる。また、雄
ネジ製造用ダイスには、プレートタイプのダイス(平ダ
イス)とローラー型ダイス(丸ダイス)などがある。プ
レートタイプのダイスは横長の長方形のプレートに左肩
下がりの溝が等間隔で刻まれる。この溝の間隔がネジの
ピッチを形成する。プレートタイプのダイスを用いて雄
ネジを造る場合、共に溝が刻まれた固定ダイスと移動ダ
イスを組み合わせ、この間にリベットと呼ばれるネジの
原材料が挟み込まれる。移動ダイスを固定ダイスと平行
方向に移動させることにより雄ネジが出来上がる。ロー
ラー型ダイスは円板の側面に溝が刻まれる。この溝が刻
まれた側面を対向させる形に2個のローラー型ダイスが
セットされる。回転させたローラー型ダイスの間に材料
を挟み入れてネジが造られる。いずれのダイスを用いる
場合にも、外側に丸みをつけたV字型の溝を、ダイスに
刻まれる溝の一部分、又はダイスに刻まれる溝の総ての
部分に形成する実施形態がある。
【0009】
【実施例】発明の実施例を図面に基づいて説明する。図
1は、プレートタイプの雄ネジ製造用ダイス(固定ダイ
ス)を示す斜視図である。プレートタイプの雄ネジ製造
用ダイス(固定ダイス)1の下部に、雄ネジの先端部を
形成する部分(2〜3ピッチ)にV字型の溝2が刻まれ
ており、前記ダイス1の下部以外の部分には外側に丸み
をつけたV字型に形成された溝3が刻まれている。図2
は、V字型に形成されたダイスの溝2の断面図であり、
図3は、外側に丸みをつけたV字型に形成されたダイス
の溝3の断面図である。ダイス1の全面に、外側に丸み
をつけたV字型に形成された溝3を刻むことにより、請
求項1記載の雄ネジ製造用ダイスが得られる。なお、上
記請求項1記載の雄ネジ製造用ダイスにおいて、ダイス
1の下部に、従来どおり、V字型の溝2を刻むことによ
り、請求項2記載の雄ネジ製造用ダイスが得られる。な
お、ダイス1の下部に、従来どおりV字型の溝2を刻む
のは、雄ネジの先端部を形成する部分であり、ナットへ
の食いつきをよくするための工夫である。図4は、雄ネ
ジとナットの隙間を表す部分断面図である。雄ネジ4の
逆V字型に形成したネジ山5とナット6との隙間Aは大
きくなり、雄ネジ4の外側に丸みをつけた逆V字型に形
成したネジ山7とナット6との隙間Bは小さくなる。図
5は、本発明請求項4の雄ネジの正面図であり、雄ネジ
4の先端部が逆V字型に形成したネジ山5になってい
て、その上部が外側に丸みをつけた逆V字型に形成した
ネジ山7となっている。
【0010】
【発明の効果】本発明の、ネジ山の特別な形成によって
ゆるみ止めを図るネジは、先願の従来技術に比較し、構
造が簡単である分設計どおりにネジ山の形成ができるの
で、ナットとの噛み合わせがよく不良品の発生が少な
い。本発明の、外側に丸みをつけた逆V字型に形成した
ネジ山を有する雄ネジは、従来の雄ネジに比べナットと
の隙間が少なくなる分、緩みにくくなるという効果を得
る。本発明の、外側に丸みをつけた逆V字型に形成した
ネジ山を有する雄ネジは、従来の雄ネジに比べナットと
の隙間が少なくなるものの、なおナットとの隙間を有す
るよう形成されるので、その隙間が製造時の誤差による
噛み合わせ不良を吸収することが出来るので不良品の発
生率を抑えることができる。また、上記雄ネジにおい
て、先端部のネジ山を従来どおりの逆V字型とすること
により、ナットへの食い付きがよくなり、ネジをナット
に容易にねじ込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレートタイプの雄ネジ製造用ダイス(固定ダ
イス)を示す斜視図である。
【図2】V字型に形成されたダイスの溝2を示す断面図
である。
【図3】外側に丸みをつけたV字型に形成されたダイス
の溝3を示す断面図である。
【図4】雄ネジとナットの隙間を表す部分断面図であ
る。
【図5】本発明による雄ネジの正面図である。
【符号の説明】
1 プレートタイプの雄ネジ製造用ダイス(固定ダイ
ス) 2 V字型の溝 3 外側に丸みをつけたV字型に形成された溝 4 雄ネジ 5 逆V字型に形成したネジ山 6 ナット 7 外側に丸みをつけた逆V字型に形成したネジ山 A ネジ山5とナット6との隙間 B ネジ山7とナット6との隙間 C ネジの先端部側

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイスに刻まれた溝が、外側に丸みをつけ
    たV字型に形成されたことを特徴とする雄ネジ製造用ダ
    イス。
  2. 【請求項2】雄ネジの先端部を形成する部分の溝が、V
    字型に形成された請求項1記載の雄ネジ製造用ダイス。
  3. 【請求項3】外側に丸みをつけた逆V字型に形成したネ
    ジ山を有することを特徴とする雄ネジ。
  4. 【請求項4】雄ネジの先端部が逆V字型に形成したネジ
    山を有する請求項3記載の雄ネジ。
JP2001102096A 2001-02-22 2001-02-22 雄ネジ製造用ダイス及び雄ネジ Pending JP2002248538A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013046752A (ja) * 2011-07-25 2013-03-07 Daikyo Seiko Ltd 医薬品注射器用プランジャーキット
KR101583479B1 (ko) * 2014-11-28 2016-01-11 이진숙 자체 잠금 나사

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