JP2013044160A - 電気錠システム及び制御ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】手動により解錠して退出した利用者が、施錠のために非接触電子鍵装置を翳すことを忘れた場合であっても、その後に、入室しようとする第2の利用者の入室に影響を与えないようにできる電気錠システムを提供する。
【解決手段】制御ユニット100は、ドア屋内面に設けられた電動サムターン200aから、手動による解錠の検出を示す検出信号を受信する電気錠駆動回路111aと、前記検出信号を受信した場合に、屋外に備えられたリーダ300に対して、一定期間、施錠のため、ICカード400に対して返答を促す要求信号を繰り返し出力するように制御する制御部112を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドアの施錠及び解錠を制御する技術に関する。
従来、利用者が所持する非接触型の電子鍵装置と、ドアに設けられた送受信機との間で通信を行い、ドアの施錠及び解錠を制御する電気錠システムが知られている。
特許文献1は、ドアの施解錠を制御する技術について開示している。この技術によると、在室する利用者が、外出のために、手動により電動サムターンを解錠側へ動かして解錠し、室外に出た後、室外アンテナユニットに非接触型の電子鍵装置を翳す。そうすると、電子鍵装置から、室外アンテナユニットを介して、IDコード信号がコントローラへ送信される。IDコード信号を受け取ったコントローラは、ドアを施錠すべく、施錠指令信号を出力し、電動サムターンが施錠側へ駆動され、ドアが施錠される。こうして、退出後、利用者が室外アンテナユニットに電子鍵装置を翳すだけで、ドアが施錠される。
特開2008−255712号公報
このように、特許文献1により開示された技術によると、利用者が退出後、電子鍵装置を室外アンテナユニットに翳すだけで、ドアが施錠される。しかし、退出した利用者が電子鍵装置を室外アンテナユニットに翳すことを忘れた場合に、その後に、第2の利用者が入室しようとして、自身の電子鍵装置を室外アンテナユニットに翳すと、上記に説明した手順に従って、ドアが施錠される。このため、入室しようとする第2の利用者が入室できないという問題がある。
このような問題を解決するために、本発明は、手動により解錠して退出した利用者が、施錠のため、非接触型の電子鍵装置を翳すことを忘れた場合であっても、その後に、部屋に入ろうとする第2の利用者の入室に影響を与えないようにできる電気錠システム及び制御ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ドアの施解錠を制御する制御ユニットであって、電動サムターンから、手動による解錠の検出を示す検出信号を受信した場合に、屋外に備えられたリーダに対して、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置に対して返答を促す要求信号を出力するように制御することを特徴とする。
ここで、前記一定期間の経過後、前記リーダに対して、前記要求信号の出力を停止するよう制御するとしてもよい。
また、本発明は、電動サムターン、制御ユニット、リーダ及び非接触電子鍵装置から構成される電気錠システムであって、前記電動サムターンは、手動により解錠された場合、手動による解錠の検出を示す検出信号を出力し、前記制御ユニットは、前記電動サムターンから、前記検出信号を受信した場合、前記リーダに対して、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置に対して返答を促す要求信号を出力するように制御することを特徴とする。
これらの構成によると、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置に対して返答を促す要求信号を出力するように制御するので、前記一定期間の経過後に、入室しようとする第2の利用者が非接触電子鍵装置を翳した場合であっても、第2の利用者の入室に影響を与えることがないという優れた効果を奏する。
電気錠システム10の外観を示す。 制御ユニット100並びに電動サムターン200a及び200bの構成を示すブロック図である。 リーダ300及びICカード400の構成を示すブロック図である。 電気錠システム10の動作を示すシーケンス図である。
1.実施の形態
本発明に係る一の実施の形態としての電気錠システム10について説明する。
1.1 電気錠システム10
電気錠システム10は、図1に示すように、制御ユニット100、電動サムターン200a及び施解錠機構220a、電動サムターン200b及び施解錠機構220b(図示していない)、リーダ300並びにICカード400から構成されている。
制御ユニット100は、ドア20の屋内面に設置されている。また、ドア20には、電動サムターン200a及び施解錠機構220a並びに電動サムターン200b及び施解錠機構220bが設けられている。リーダ300は、ドア20の屋外面に設置されている。
電動サムターン200a、200b及びリーダ300は、それぞれ、制御ユニット100に接続されている。また、電動サムターン200aは、施解錠機構220aの施錠及び解錠を行い、電動サムターン200bは、施解錠機構220bの施錠及び解錠を行う。
ICカード400を所持する利用者が、入室するために、ドア20の屋外側で、ICカード400をリーダ300に翳すと、リーダ300は、ICカード400に記憶されているカード識別子を読み取り、読み取ったカード識別子を制御ユニット100へ出力する。制御ユニット100は、予め、1個以上のカード識別子を記憶しており、受け取ったカード識別子と記憶しているカード識別子とを比較し、一致するカード識別子があれば、電動サムターン200a及び200bに対して、解錠指示信号を出力する。解錠指示信号を受信すると、電動サムターン200a及び200bは、それぞれ、施解錠機構220a及び220bの解錠を行う。
ICカード400を所持する利用者が、退出するために、ドア20の屋内側で、電動サムターン200a及び200bの両方に対して、手動により、解錠の操作をすると、電動サムターン200a及び200bは、それぞれ、手動解錠検出信号を制御ユニット100に対して出力する。制御ユニット100は、電動サムターン200a及び電動サムターン200bから、手動解錠検出信号を受け取ると、リーダ300に対して、施錠待機指示信号を出力する。リーダ300は、制御ユニット100から施錠待機指示信号を受け取ると、施錠のため、ICカード400に対して返答を促す要求信号である認証コマンドを、一定期間、繰り返し出力する。認証コマンドが出力されている一定期間中に、ICカード400がリーダ300に翳されると、ICカード400は、カード識別子を含む返信コマンドを出力する。返信コマンドを受け取ると、リーダ300は、施錠指示信号を生成し、生成した施錠指示信号を制御ユニット100へ出力する。施錠指示信号を受け取ると、制御ユニット100は、施錠指示信号を、それぞれ、電動サムターン200a及び電動サムターン200bへ出力する。電動サムターン200a及び電動サムターン200bは、それぞれ、施錠指示信号を受け取ると、施解錠機構220a及び220bの施錠を行う。
1.2 制御ユニット100
制御ユニット100は、図2に示すように、電気錠駆動回路111a、電気錠駆動回路111b、制御部112、メモリ113及び入出力部114から構成され、ドア20の施解錠を制御する。
(1)電気錠駆動回路111a及び電気錠駆動回路111b
電気錠駆動回路111aは、電動サムターン200aに接続され、電気錠駆動回路111bは、電動サムターン200bに接続されている。
電気錠駆動回路111aは、受信部(図示していない)を備える。受信部は、制御部112から、施錠の指示を示す施錠指示信号及び解錠の指示を示す解錠指示信号を受け取り、また、電動サムターン200aから、手動による解錠を検出したことを示す手動解錠検出信号を受け取る。
施錠指示信号及び解錠指示信号を受け取ると、電気錠駆動回路111aは、電動サムターン200aに対して、それぞれ、施錠指示信号及び解錠指示信号を出力する。手動解錠検出信号を受け取ると、電気錠駆動回路111aは、制御部112に対して、手動解錠検出信号を出力する。
なお、電気錠駆動回路111bは、電気錠駆動回路111aと同一の構造を有しているので、詳細の説明を省略する。
(2)制御部112
制御部112は、以下に示すようにして、手動解錠検出信号を受信した場合に、屋外に備えられたリーダ300に対して、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置であるICカード400に対して、返答を促す要求信号である認証コマンドを出力するように制御する。
制御部112は、電気錠駆動回路111a及び電気錠駆動回路111bから、それぞれ、手動解錠検出信号を受け取る。また、リーダ300から、入出力部114を介して、施錠指示信号及び解錠指示信号を受け取る。
手動解錠検出信号を受け取ると、制御部112は、施錠待機指示信号を生成する。施錠待機指示信号は、リーダ300に対して、認証コマンドを、一定期間、繰り返し出力するように指示するための信号である。ここで、認証コマンドは、施錠のため、ICカード400に対して返答を促す要求信号である。生成した施錠待機指示信号を入出力部114を介して、リーダ300へ出力する。この構成により、一定期間、施錠のため、ICカード400に対して返答を促す要求信号を出力するように制御するので、前記一定期間の経過後に、入室しようとする第2の利用者がICカードを翳した場合であっても、第2の利用者の入室に影響を与えることがない。
制御部112は、一定期間の経過を監視する。一定期間内に、施錠指示信号を受け取ると、制御部112は、電気錠駆動回路111a及び電気錠駆動回路111bへ、それぞれ、施錠指示信号を出力する。
ここで、制御部112は、一定期間の経過後、リーダ300に対して、前記要求信号の出力を停止するように、制御してもよい。この構成により、前記一定期間の経過後に、前記要求信号は出力されず、第2の利用者の入室に影響を与えることがない。
また、解錠指示信号を受け取ると、制御部112は、解錠指示信号とともに受け取ったカード識別子が、メモリ113に記憶されているカード識別子と一致するか否かを判断し、一致するカード識別子が存在する場合に、電気錠駆動回路111a及び電気錠駆動回路111bへ、それぞれ、解錠指示信号を出力する。一致するカード識別子が存在しない場合には、解錠指示信号を出力しない。
(3)メモリ113
メモリ113は、1個以上のメモリカードのカード識別子を記憶している。
(4)入出力部114
入出力部114は、制御部112とリーダ300との間で情報を中継する。
1.3 電動サムターン200a及び施解錠機構220a並びに電動サムターン200b及び施解錠機構220b
図1に示すように、ドア20には、施解錠機構220a(錠前)が埋設され、施解錠機構220aには、デッドボルト221aがドア20の端面から突没自在となるように収容されている。また、施解錠機構220aには、キーシリンダー(図示していない)と電動サムターン200aが取り付けられている。
電動サムターン200aは、ドアを施解錠するために、ドア20の屋内面に設けられており、図2に示すように、モータ211a、施解錠センサ212a、ハンドル213a、動力伝達機構214aなどから構成されている。
モータ211aは、動力伝達機構214aを介して、施解錠機構220aが備えるデッドボルト221aを突没させる。
施解錠センサ212aは、動力伝達機構214aを介して、施解錠機構220aの施錠及び解錠を検出する。ハンドル213aの操作による手動の施錠又は解錠を検出すると、それぞれ、手動施錠検出信号又は手動解錠検出信号を、制御ユニット100へ出力する。なお、施解錠センサについては、例えば、特開2009−203653号公報に開示されているように、公知であり、詳細の説明を省略する。
ハンドル213aは、施解錠機構220aの施錠及び解錠をするために、利用者により操作される。
動力伝達機構214aは、モータ211aによる駆動力を施解錠機構220aに伝達し、また、利用者のハンドル213aに対する手動操作による駆動力を施解錠機構220aに伝達する。
電動サムターン200bも、ドア20の屋内面に設けられている。電動サムターン200b及び施解錠機構220bは、それぞれ、電動サムターン200a及び施解錠機構220aと同一の構成を有しているので、詳細の説明を省略する。
1.4 リーダ300
リーダ300は、図3に示すように、入出力部301、制御部302、メモリ303、LF帯送信回路304、アンテナ305、UHF帯受信回路306及びアンテナ307から構成されている。
(1)制御部302
制御部302は、制御ユニット100から、入出力部301を介して、施錠待機指示信号を受け取る。また、ICカード400から、アンテナ307、UHF帯受信回路306を介して、返信コマンドを受け取る。
施錠待機指示信号を受け取ると、制御部302は、一定期間、例えば、10秒間、施錠待機モードに設定する。制御部302は、一定期間の経過を監視する。一定期間が経過すると、施錠待機モードの設定を解除する。
施錠待機モードの期間中、制御部302は、繰り返し、認証コマンドを送信するように、LF帯送信回路304を制御する。ここで、認証コマンドは、施錠のため、ICカード400に対して返答を促す要求信号である。また、制御部302は、一例として、500ミリ秒に1回、認証コマンドを送信するように、制御する。
施錠待機モードの設定が解除されると、制御部302は、LF帯送信回路304に対して前記認証コマンドの出力を停止する。
返信コマンドを受け取ると、制御部302は、施錠指示信号を生成し、生成した施錠指示信号を、入出力部301を介して、制御ユニット100へ出力する。
(2)入出力部301及びメモリ303
入出力部301は、制御部302と制御ユニット100との間で情報の送受信を中継する。
メモリ303は、制御部302の動作のために必要なデータ及びプログラムを記憶している。
(3)LF帯送信回路304、アンテナ305、UHF帯受信回路306及びアンテナ307
LF帯送信回路304は、制御部302から受信した信号を、LF帯(長波帯:30〜300kHz)の信号に変調する。アンテナ305は、例えば、コイルであり、LF帯送信回路304により変調された信号を外部へ出力する。
アンテナ307及びUHF帯受信回路306は、UHF帯(極超短波帯:300MHz〜3GHz)を用いて、信号を受信し、受信した信号を復調して制御部302へ出力する。
1.5 ICカード400
ICカード400は、ドアの施錠及び解錠のために用いられる非接触型の電子鍵装置である。ICカード400は、図3に示すように、制御部401、メモリ402、LF帯受信回路403、アンテナ404、UHF帯送信回路405及びアンテナ406から構成されている。
(1)メモリ402
メモリ402は、ICカード400を識別するためのカード識別子を記憶している。
(2)制御部401
制御部401は、リーダ300から、アンテナ404及びLF帯受信回路403を介して、認証コマンドを受け取る。
認証コマンドを受け取ると、制御部401は、メモリ402からカード識別子を読み出し、読み出したカード識別子を付加した返信コマンドを生成し、生成した返信コマンドを、UHF帯送信回路405及びアンテナ406を介して、リーダ300へ出力する。
(3)LF帯受信回路403、アンテナ404、UHF帯送信回路405及びアンテナ406
アンテナ404及びLF帯受信回路403は、LF帯を用いて、リーダ300から信号を受信し、受信した信号を復調して、制御部401へ出力する。
UHF帯送信回路405は、制御部401から受信した信号をUHF帯の信号に変調する。アンテナ406は、UHF帯送信回路405に接続され、UHF帯送信回路405により変調された信号を外部へ出力する。
1.6 電気錠システム10の動作
ここでは、電気錠システム10の動作について、図4に示すシーケンス図を用いて説明する。
ICカード400を所持する利用者が、退出するために、ドア20の屋内側で、電動サムターン200a及び200bの両方に対して、手動により、解錠の操作をすると(ステップS101)、電動サムターン200a及び200bは、それぞれ、手動解錠検出信号を制御ユニット100に対して出力する(ステップS102)。
制御ユニット100は、電動サムターン200a及び電動サムターン200bから、手動解錠検出信号を受け取ると(ステップS102)、リーダ300に対して、施錠待機指示信号を出力する(ステップS103)。
リーダ300は、制御ユニット100から施錠待機指示信号を受け取ると(ステップS103)、施錠のために、ICカード400に対し返答を促す要求信号である認証コマンドを、一定期間、繰り返し出力し続ける(ステップS104、S105、S106、S107、・・・)。
認証コマンドが出力されている一定期間中に、ICカード400がリーダ300に翳されると、ICカード400は、カード識別子を含む返信コマンドを出力する(ステップS108)。
返信コマンドを受け取ると(ステップS108)、リーダ300は、施錠指示信号を生成し、生成した施錠指示信号を制御ユニット100へ出力する(ステップS109)。
施錠指示信号を受け取ると(ステップS109)、制御ユニット100は、施錠指示信号を、それぞれ、電動サムターン200a及び電動サムターン200bへ出力する(ステップS110)。
電動サムターン200a及び電動サムターン200bは、それぞれ、施錠指示信号を受け取ると(ステップS110)、施解錠機構220a及び220bの施錠を行う(ステップS111)。
1.7 まとめ
上記に説明したように、本発明によると、電動サムターンから、手動による解錠の検出を示す手動解錠検出信号を受信した場合に、屋外に備えられたリーダ300に対して、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置であるICカード400に対して返答を促す要求信号を出力するように制御する。
このように、これらの構成によると、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置に対して返答を促す要求信号を出力するように制御するので、前記一定期間の経過後に、入室しようとする第2の利用者が非接触電子鍵装置を翳した場合であっても、第2の利用者の入室に影響を与えず、第2の利用者は入室することができる。
2.その他の変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態では、ドアの施錠及び解錠のために、非接触型の電子鍵装置であるICカード400が用いられるとしているが、これには限定されない。
上記のICカード400が備える構成を携帯電話機が備えており、非接触型の電子鍵装置であるこの携帯電話機を用いて、ドアの施錠及び解錠を行うとしてもよい。また、非接触型の電子鍵装置として、非接触型のICタグを用いてもよい。
(2)上記の実施の形態では、制御ユニット100の制御部112は、施錠待機指示信号をリーダ300へ出力するとしている。また、リーダ300の制御部302は、施錠待機指示信号を受け取ると、一定期間の経過を監視し、一定期間中に、繰り返し、認証コマンドを送信するように、LF帯送信回路304を制御するとしている。
しかし、これには限定されない。
制御ユニット100の制御部112は、一定期間の経過を監視し、一定期間中に、繰り返し、認証コマンドをリーダ300へ出力してもよい。一定期間が経過すると、制御部112は、認証コマンドのリーダ300への出力を停止する。この場合に、リーダ300の制御部302は、一定期間の経過を監視することなく、制御部112から認証コマンドを受け取ると、その都度、認証コマンドを送信するように、LF帯送信回路304を制御する。
(3)上記の実施の形態では、制御ユニット100とリーダ300とは、別の装置により構成されている。しかし、これには限定されない。制御ユニット100とリーダ300とが一体となり、一つの装置により構成されているとしてもよい。
(4)制御ユニット100は、一定期間の経過を監視し、一定期間中に、ICカード400からの返信コマンドが無かった場合に、前記一定期間の経過後、施錠指示信号を生成してもよい。制御ユニット100は、生成した施錠指示信号を電動サムターン200a及び200bへ出力し、電動サムターン200a及び200bは、施解錠機構200a及び200bの施錠を行う。
(5)上記の実施の形態においては、ドア20には、電動サムターン200a及び施解錠機構200a並びに電動サムターン200b及び施解錠機構200bが設けられているとしている。
しかし、これには限定されない。ドア20には、一組の電動サムターン及び施解錠機構のみが設けられているとしてもよい。また、ドア20には、三組以上の電動サムターン及び施解錠機構が設けられているとしてもよい。
(6)制御ユニット100の制御部112、リーダ300の制御部302及びICカード400の制御部401は、マイクロプロセッサから構成されているとしてもよい。各装置が備えるメモリには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、各制御部は、その機能を達成する。ここで、コンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(7)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよい。さらに、コンピュータプログラムは、記録媒体に記録されているとしてもよい。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
10 電気錠システム
100 制御ユニット
111a、111b 電気錠駆動回路
112 制御部
200a、200b 電動サムターン
300 リーダ
400 ICカード

Claims (3)

  1. ドアの施解錠を制御する制御ユニットであって、
    電動サムターンから、手動による解錠の検出を示す検出信号を受信した場合に、屋外に備えられたリーダに対して、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置に対して返答を促す要求信号を出力するように制御する
    ことを特徴とする制御ユニット。
  2. 前記一定期間の経過後、前記リーダに対して、前記要求信号の出力を停止するよう制御する
    ことを特徴とする制御ユニット。
  3. 電動サムターン、制御ユニット、リーダ及び非接触電子鍵装置から構成される電気錠システムであって、
    前記電動サムターンは、手動により解錠された場合、手動による解錠の検出を示す検出信号を出力し、
    前記制御ユニットは、前記電動サムターンから、前記検出信号を受信した場合、前記リーダに対して、一定期間、施錠のため、非接触電子鍵装置に対して返答を促す要求信号を出力するように制御する
    ことを特徴とする電気錠システム。
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