JP2008255712A - ドア施解錠制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自身所有の携帯機の管理記号をユーザに覚えさせることが可能なドア施解錠制御装置を提供すること。
【解決手段】ドアに対して8個の携帯機2(2A〜2H)が登録されている。CPU41は、登録済の携帯機2を携帯機2毎に個別の管理記号を用いて管理する。例えば、携帯機2Aは、管理記号「1」で管理される。CPU41は、携帯機2Aが供されてドアが解錠されたとき、室内操作盤50の7セグメントLED53を通じて、携帯機2Aの管理記号「1」を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドアの施解錠を制御するドア施解錠制御装置に関する。
特許文献1には、ユーザが所持する携帯機とドア側に設けられる送受信機との間で双方向通信を行うとともに、それを通じてドアの解錠を許可する、いわゆるスマートシステムに関する技術が開示されている。尚、特許文献1のスマートシステムは、ドアに適合する携帯機がドア周辺の所定領域に持ち込まれたとき、ドアの解錠を許可することに留まらず、ドアを自動的に解錠するとともにドアを自動的に開ける自動ドアに適用されている。
そして、こうしたシステムでは、1枚のドアに対して複数の携帯機が登録されるとともに、ドア側では、その登録順に割り振られた管理番号を用いて携帯機がドアに適合するものとして管理されるようになっている。そして、ユーザ側では、家族を構成する複数の人が1人1個ずつ携帯機を所有するとともに、それらの携帯機をドアに対して登録して以後、各自が自身所有の携帯機を用いることで、ドアを介した入退室を行えるようになっている。
特開2003−307078号公報(段落番号0006)
しかしながら、登録済の携帯機のいずれかを紛失した場合、その携帯機の登録を抹消する必要があるが、ユーザにしてみれば、その携帯機の管理番号が分からず、よって一旦全ての携帯機の登録を抹消しなければならない。また、その後で、残りの携帯機を登録し直さなくてはならない。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、自身所有の携帯機の管理記号をユーザに覚えさせることが可能なドア施解錠制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ドアに対して携帯機が登録されて以後、登録済の携帯機が利用されたとき、ドアの施解錠を許可するドア施解錠制御装置において、ドアに対して複数の携帯機が登録されるとともに、当該ドア施解錠制御装置は、登録済の携帯機を携帯機毎に個別の管理記号を用いて管理し、当該ドア施解錠制御装置は、登録済の携帯機が利用されたとき、その携帯機の管理記号を報知する報知手段を備えていることをその要旨としている。
同構成によると、登録済の携帯機が利用されたとき、その携帯機の管理記号が報知手段により報知される。このため、ユーザは、登録済の自身所有の携帯機を利用する際、報知手段による報知を通じて、その携帯機の管理記号を知ることができる。従って、自身所有の携帯機の管理記号をユーザに覚えさせることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のドア施解錠制御装置において、登録済の携帯機が利用されることでドアの解錠が許可されたとき、そのドアを介した室外から室内への進入が許容されるとともに、こうした入室後に室内側から前記ドアを施錠する目的でユーザが用いる室内側施錠用途手段に前記報知手段が設けられ、前記報知手段は、該入室に先立って登録済の携帯機が利用されたとき、その携帯機が利用されてから前記室内側施錠用途手段が用いられるまでの期間に亘って、その携帯機の管理記号を報知することをその要旨としている。
同構成によると、ユーザは、登録済の携帯機を利用することで解錠が許可されたドアを介して室外から室内へ進入するとともに、こうした入室後には、室内側施錠用途手段を用いてドアを施錠する。そして、こうした一連の動作の中で、ドアの解錠に供した自身所有の携帯機の管理記号が、ドアの施錠に供する室内側施錠用途手段に設けられる報知手段により報知され、しかも室内側施錠用途手段を用いるまで報知され続けられる。つまり、解錠後には施錠が伴うことを考えると、ユーザは、解錠に供した自身所有の携帯機の管理記号に関する報知を、ドアを施錠する段階で受けることになる。従って、このような機会を与えることで、自身所有の携帯機の管理記号をユーザに確実に覚えさせることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のドア施解錠制御装置において、前記室内側施錠用途手段に設けられる前記報知手段は、前記携帯機の管理記号を表示により報知する表示手段であることをその要旨としている。
同構成によると、携帯機の管理記号が音ではなく表示により報知されることから、室外に存在する第三者にその情報が漏れるようなことを防止できる。従って、秘匿性を向上できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のドア施解錠制御装置において、登録済の携帯機によるドアの施解錠を許容、つまり登録済の携帯機の登録を有効にするとともに、登録済の携帯機によるドアの施解錠を一時的に禁止、つまり登録済の携帯機の登録を一時的に無効にする登録有効/無効設定手段を備えていることをその要旨としている。
同構成によると、例えば、登録済の携帯機を紛失したような場合、その携帯機の登録を一時的に無効にするとともに、その携帯機が後に見付かったような場合、その携帯機の登録をすぐさま有効にすることが可能となる。従って、紛失した携帯機の登録を抹消した後でその携帯機が見付かったような場合において登録をし直す必要がなく、よって簡便である。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、自身所有の携帯機の管理記号をユーザに覚えさせることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態について説明する。
図1に示すように、住宅のドアに適用されるドア施解錠制御システム1は、家人が所有する携帯機2と、住宅側に設けられるドア施解錠制御装置3とを備えるとともに、両者間での双方向通信が可能である。
携帯機2はトランスポンダ21を備えるとともに、そのトランスポンダ21は、ドア施解錠制御装置3から送信されてくる起動用電波から電力を賄うことによって、トランスポンダ21毎、つまり携帯機2毎に個別に設定されたIDコード(携帯機2のIDコード)を含む信号(IDコード信号)を所定周波数の電波に変調してそれを送信する。
ドア施解錠制御装置3は、ドアの室外側の面に設けられる室外アンテナユニット30、ドアに内蔵されるコントローラ40、室内側のドア近くに設けられる室内操作盤50を備えている。
室外アンテナユニット30は、送受信回路31、送受信アンテナ32を備えている。送受信回路31は、コントローラ40からトランスポンダ起動用信号が入力されたとき、それを基にした所定周波数の電波(起動用電波)を生成するとともに、送受信アンテナ32は、この起動用電波を送信するための媒体として機能する。尚、起動用電波は、ドアの室外側において室外アンテナユニット30を中心とした半径約2cm〜5cmの領域内という極めて狭い領域内に及ぶように送信される。そして、この領域内において、携帯機2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信が可能となっている。
つまり、この領域内に起動用電波が送信されている状態で、その領域内に携帯機2が持ち込まれたとき、言い換えると、室外アンテナユニット30に対して携帯機2が翳されたとき、その携帯機2により起動用電波が受信されて同携帯機2からIDコード信号が送信されるようになっている。尚、このような極めて狭い領域内において、双方向通信が適切に行われるようにするべく、室外アンテナユニット30には、携帯機2を翳すときの目安となる意匠部が設けられている。
前記送受信アンテナ32は、携帯機2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体としても機能するとともに、前記送受信回路31は、送受信アンテナ32により受信されたIDコード信号を復調して受信信号を生成しそれをコントローラ40に出力する。
コントローラ40は、CPU41、EEPROM42を備えるとともに、EEPROM42には、コントローラ40が内蔵されているドアに適合する携帯機2(=正規の携帯機2)のIDコードと同一のIDコード(基準IDコード)が記憶されている。本実施形態では、正規の携帯機2として複数(本実施形態では8個)の携帯機2が用意されている。尚、説明の便宜上、これら8個の携帯機2を携帯機2A〜2Hと規定するとともに、携帯機2AのIDコードと同一のIDコードを第1の基準IDコードと規定し、以下、同様に、携帯機2B(2C〜2H)のIDコードと同一のIDコードを第2(第3〜第8)の基準IDコードと規定する。
そして、CPU41は、第1の基準IDコードと同一のIDコードが設定されている携帯機2、つまり携帯機2Aを管理記号「1」を用いて管理するとともに、以下、同様に、第2(第3〜第8)の基準IDコードと同一のIDコードが設定されている携帯機2、つまり携帯機2B(2C〜2H)を管理記号「2(3〜8)」を用いて管理する。
CPU41は、ドアの近くに正規の携帯機2が存在しているかどうかを監視するため、ドアが閉まっている旨がドア開閉検知スイッチ43で検出されていることを条件として、送受信回路31にトランスポンダ起動用信号を出力する。つまり、この場合、CPU41は、携帯機存在有無監視制御を実行する。その結果、送受信アンテナ32から起動用電波が送信される。
CPU41は、携帯機存在有無監視制御を実行したことに伴って、送受信回路31からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと第1の基準IDコード〜第8の基準IDコードのいずれかとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、CPU41は、IDコード照合を実行する。そして、CPU41は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、正規の携帯機2が利用された旨を認識するとともに、ドアが施錠されていればドアを解錠するべく、モータドライバ44,45に解錠指令信号を出力し、ドアが解錠されていればドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力する。
その結果、モータドライバ44は、CPU41から解錠指令信号が入力されたとき、メイン電動サムターン46を解錠側へ駆動するとともに、CPU41から施錠指令信号が入力されたとき、メイン電動サムターン46を施錠側へ駆動する。また、モータドライバ45は、CPU41から解錠指令信号が入力されたとき、サブ電動サムターン47を解錠側へ駆動するとともに、CPU41から施錠指令信号が入力されたとき、サブ電動サムターン47を施錠側へ駆動する。
尚、CPU41は、前記IDコード照合により両IDコードが一致したとき、送受信回路31から入力された受信信号に含まれているIDコードが、どの基準IDコード(第1の基準IDコード〜第8の基準IDコードのいずれか)と一致したのかを特定することで、正規の携帯機2として携帯機2A〜2Hのいずれが利用されたのかを特定する。
そして、CPU41は、メイン電動サムターン46に内蔵されている解錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている解錠状態検出スイッチがいずれもONしているとき、ドアが完全に解錠されている旨を認識する。そして、CPU41は、このように認識したとき、ドアの解錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の解錠状態報知用LED33を5秒間点灯するとともに、施錠状態から解錠状態へ移行した旨及び解錠に供された正規の携帯機2の管理記号を室内操作盤50に通知する。
室内操作盤50のCPU51は、CPU41からこうした通知を受けたとき、施解錠状態報知用LED52を点灯することでドアが解錠状態であることを報知するとともに、7セグメントLED53を通じて携帯機2の管理記号を表示する。例えば、解錠に供された携帯機2として携帯機2Aが利用されたのであれば、携帯機2Aの管理記号「1」が7セグメントLED53に表示されることになる。同様に、解錠に供された携帯機2として携帯機2B(2C〜2H)が利用されたのであれば、携帯機2B(2C〜2H)の管理記号「2(3〜8)」が7セグメントLED53に表示されることになる。
尚、CPU41は、上記のようにしてドアの解錠が完了されたとき、その旨を音により報知するべく、音声回路48を通じて室外アンテナユニット30のスピーカ35を作動させるようになっている。例えば、玄関ドアの解錠が完了された段階で、スピーカ35から「おかえりなさい」といった音声メッセージを発するようにすれば、帰宅したユーザに対するお迎え機能が実現されることになる。
そして、帰宅したことに伴って室外側において正規の携帯機2を供することでドアの解錠が完了されたとき、ユーザは、そのドアを介した室外から室内への進入が許容されるとともに、こうした入室後には、ドアを施錠するべく、ドアが閉まったことを確認した後、室内操作盤50の「押す」スイッチ54を操作する。
このようにして「押す」スイッチ54が操作されたとき、CPU51は、「押す」スイッチ54が操作された旨をコントローラ40に通知する。
コントローラ40のCPU41は、CPU51からこうした通知を受けたとき、ドアが施錠されていればドアを解錠するべく、モータドライバ44,45に解錠指令信号を出力するとともに、ドアが解錠されていればドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力する。今回の場合は、ドアが解錠されているので、CPU41は、ドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力することになる。その結果、モータドライバ44によりメイン電動サムターン46が施錠側へ駆動されるとともに、モータドライバ45によりサブ電動サムターン47が施錠側へ駆動される。
そして、CPU41は、メイン電動サムターン46に内蔵されている施錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている施錠状態検出スイッチがいずれもONしているとき、ドアが完全に施錠されている旨を認識する。そして、CPU41は、このように認識したとき、ドアの施錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の施錠状態報知用LED34を5秒間点灯するとともに、解錠状態から施錠状態へ移行した旨を室内操作盤50に通知する。
室内操作盤50のCPU51は、CPU41からこうした通知を受けたとき、施解錠状態報知用LED52を消灯することでドアが施錠状態であることを報知するとともに、7セグメントLED53を消灯する。
つまり、7セグメントLED53を通じた携帯機2の管理記号の表示は、正規の携帯機2が供されてドアが解錠されてから「押す」スイッチ54が供されてドアが施錠されるまでの期間に亘って行われるようになっている。そして、7セグメントLED53は、ドアを施錠する目的で操作される「押す」スイッチ54を有する室内操作盤50(室内側施錠用途手段)に設けられていることから、ユーザが「押す」スイッチ54を操作する段階で、そのユーザが7セグメントLED53による表示を必ず目にすることができるように配慮されている。別の言い方をすると、解錠に供した自身所有の携帯機2の管理記号をユーザに覚えさせるための工夫が凝らされていると言える。
尚、CPU41は、上記のようにしてドアの施錠が完了されたとき、その旨を音により報知するべく、音声回路48を通じて室外アンテナユニット30のスピーカ35を作動させるようになっている。例えば、スピーカ35から「施錠しました」といった音声メッセージが発せられるようになっている。
ところで、外出するような場合には、ユーザは、施錠されているドアを解錠するべく、室内操作盤50の「押す」スイッチ54を操作する。
このようにして「押す」スイッチ54が操作されたとき、CPU51は、「押す」スイッチ54が操作された旨をコントローラ40に通知する。
コントローラ40のCPU41は、今回の場合のようにドアが施錠されている状態で、CPU51からこうした通知を受けたとき、ドアを解錠するべく、モータドライバ44,45に解錠指令信号を出力する。その結果、モータドライバ44によりメイン電動サムターン46が解錠側へ駆動されるとともに、モータドライバ45によりサブ電動サムターン47が解錠側へ駆動される。
そして、CPU41は、ドアの解錠が完了されたとき、室外アンテナユニット30の解錠状態報知用LED33を5秒間点灯するとともに、施錠状態から解錠状態へ移行した旨及び「押す」スイッチ54が解錠に供された旨を室内操作盤50に通知する。
室内操作盤50のCPU51は、CPU41からこうした通知を受けたとき、施解錠状態報知用LED52を点灯することでドアが解錠状態であることを報知するとともに、7セグメントLED53を通じて「9」を表示する。つまり、正規の携帯機2(携帯機2A〜2Hのいずれか)が解錠に供された場合には、7セグメントLED53を通じて「1」〜「8」のいずれかが表示されることになるが、「押す」スイッチ54が解錠に供された場合には、「1」〜「8」以外の態様での表示が行われるようになっている。
そして、外出することに伴って室内側において「押す」スイッチ54を供することでドアの解錠が完了されたとき、ユーザは、そのドアを介した室内から室外への進出が許容されるとともに、こうした退室後には、ドアを施錠するべく、ドアが閉まったことを確認した後、室外アンテナユニット30の意匠部に自身所有の正規の携帯機2を翳す。
このようにして正規の携帯機2が翳されたとき、その携帯機2と室外アンテナユニット30との間で双方向通信が行われるとともに、同携帯機2からIDコード信号が送信される。
そして、このIDコード信号が送受信アンテナ32で受信されるとともに、送受信回路31からコントローラ40のCPU41にIDコード信号に関する受信信号が出力される。そして、CPU41は、IDコード照合を通じて正規の携帯機2が利用された旨を認識したとき、今回の場合は、ドアが解錠されているので、ドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力する。その結果、モータドライバ44によりメイン電動サムターン46が施錠側へ駆動されるとともに、モータドライバ45によりサブ電動サムターン47が施錠側へ駆動される。
そして、CPU41は、メイン電動サムターン46に内蔵されている施錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている施錠状態検出スイッチがいずれもONしているとき、ドアが完全に施錠されている旨を認識する。そして、CPU41は、このように認識したとき、ドアの施錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の施錠状態報知用LED34を5秒間点灯するとともに、解錠状態から施錠状態へ移行した旨を室内操作盤50に通知する。
室内操作盤50のCPU51は、CPU41からこうした通知を受けたとき、施解錠状態報知用LED52を消灯することでドアが施錠状態であることを報知するとともに、7セグメントLED53を消灯する。
尚、メイン電動サムターン46及びサブ電動サムターン47は、いずれもユーザによる手動操作により解錠側へ動かすことができるようになっている。そこで、外出するような場合において、ユーザが、施錠されているドアを解錠するべく、室内操作盤50の「押す」スイッチ54を操作する代わりに、メイン電動サムターン46及びサブ電動サムターン47を手動操作により解錠側へ動かす場合を想定する。
このようにしてメイン電動サムターン46及びサブ電動サムターン47が手動操作により解錠側へ動かされたとき、やがて、メイン電動サムターン46に内蔵されている解錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている解錠状態検出スイッチがいずれもONされることになる。こうしたときCPU41は、手動操作による解錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の解錠状態報知用LED33を5秒間点灯するとともに、施錠状態から解錠状態へ移行した旨及び手動操作により解錠された旨を室内操作盤50に通知する。
室内操作盤50のCPU51は、CPU41からこうした通知を受けたとき、施解錠状態報知用LED52を点灯することでドアが解錠状態であることを報知するとともに、7セグメントLED53を通じて「H」を表示する。つまり、正規の携帯機2(携帯機2A〜2Hのいずれか)や「押す」スイッチ54が解錠に供された場合には、7セグメントLED53を通じて「1」〜「9」のいずれかが表示されることになるが、手動操作により解錠された場合には、「1」〜「9」以外の態様での表示が行われるようになっている。
そして、外出することに伴って室内側において手動操作によるドアの解錠が完了されたとき、ユーザは、そのドアを介した室内から室外への進出が許容されるとともに、こうした退室後には、ドアを施錠するべく、ドアが閉まったことを確認した後、室外アンテナユニット30の意匠部に自身所有の正規の携帯機2を翳す。これ以後の動作は、既に説明した内容と同様であるため割愛する。
ちなみに、室外側において正規の携帯機2を供することに代えて、メカニカルキーを用いた手動操作によりドアを解錠できるようになっている。そこで、帰宅したような場合において、ユーザが、施錠されているドアを解錠するべく、自身所有の正規の携帯機2を室外アンテナユニット30の意匠部に翳す代わりに、普段は目隠しされているキー穴にメカニカルキーを差し込んでそれを解錠側へ回動させる場合を想定する。
このようにしてメカニカルキーが解錠側へ回動されたとき、やがて、メイン電動サムターン46に内蔵されている解錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている解錠状態検出スイッチがいずれもONされることになる。こうしたときCPU41は、手動操作による解錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の解錠状態報知用LED33を5秒間点灯するとともに、施錠状態から解錠状態へ移行した旨及び手動操作により解錠された旨を室内操作盤50に通知する。
室内操作盤50のCPU51は、CPU41からこうした通知を受けたとき、施解錠状態報知用LED52を点灯することでドアが解錠状態であることを報知するとともに、7セグメントLED53を通じて「H」を表示する。これ以後の動作は、既に説明した内容と同様であるため割愛する。
次に、ドアに対して携帯機2を登録する方法について説明する。
例えば8個の携帯機2(2A〜2H)を登録したい場合、まず室内操作盤50の8連ディップスイッチ55を構成する8つのスイッチを全て有効側に設定した後、コントローラ40の登録スイッチ49を操作する。尚、8連ディップスイッチ55を構成する8つのスイッチの各々は、有効側と無効側とに選択的に設定できるようになっている。
さて、登録スイッチ49を操作すると、室外アンテナユニット30のスピーカ35から「1番のキーを翳して下さい」との音声メッセージが流れる。そして、これに従って、管理記号「1」として登録したい携帯機2(携帯機2A)を室外アンテナユニット30の意匠部に翳すと、今度は「2番のキーを翳して下さい」との音声メッセージが流れる。そして、これに従って、管理記号「2」として登録したい携帯機2(携帯機2B)を室外アンテナユニット30の意匠部に翳すと、今度は「3番のキーを翳して下さい」との音声メッセージが流れる。
そして、こうしたことを順に繰り返すことで、やがて管理記号「7」として登録したい携帯機2(携帯機2G)を室外アンテナユニット30の意匠部に翳すと、今度は「8番のキーを翳して下さい」との音声メッセージが流れる。そして、これに従って、管理記号「8」として登録したい携帯機2(携帯機2H)を室外アンテナユニット30の意匠部に翳すと、今度は「登録スイッチを押して下さい」との音声メッセージが流れる。
そして、これに従って、登録スイッチ49を操作すると、「8本の登録を終了しました」との音声メッセージが流れる。そして、これにてドアに対する8個の携帯機2(2A〜2H)の登録が完了する。
その結果、CPU41により携帯機2Aが管理記号「1」で管理されるとともに、以下、同様に、携帯機2B(2C〜2H)が管理記号「2(3〜8)」で管理されるようになっている。そして、こうした登録済の携帯機2A〜2Hを利用することで、上記した流れに沿ってドアの施解錠を行えるようになっている。そして、解錠に供された携帯機2の管理記号が7セグメントLED53を通じて表示されるようになっている。
次に、登録済の携帯機2の登録を一時的に無効にする方法について説明する。
上記したように解錠に供された携帯機2の管理記号が7セグメントLED53を通じて表示されることから、ユーザは、自身所有の携帯機2を利用してドアを解錠したとき、その携帯機2の管理記号を知ることができる。
そして、こうしたことを前提として、自身所有の携帯機2(例えば携帯機2A)を紛失した場合、ユーザは、携帯機2Aの管理記号「1」に対応するスイッチ(8連ディップスイッチ55を構成する8つのスイッチのうちの第1番目のスイッチ)を無効側に設定する。
すると、CPU51は、こうした設定内容をコントローラ40に通知する。
コントローラ40のCPU41は、CPU51からこうした通知を受けたとき、8連ディップスイッチ55を構成する8つのスイッチのうちの第1番目のスイッチに関連付けされている携帯機2、つまり携帯機2Aの登録を一時的に無効にする。即ち、この場合、CPU41は、EEPROM42に記憶されている第1の基準IDコードを消去する訳ではなく、それを記憶したまま維持するも、携帯機2Aによるドアの施解錠を一時的に禁止する。これにより、携帯機2Aを拾得した第三者が携帯機2Aを利用したところで、ドアの施解錠ができないようになっている。
尚、携帯機2Aを紛失したことに伴って、上記のように携帯機2Aの登録を一時的に無効にした後、その携帯機2Aが見付かったような場合には、8連ディップスイッチ55を構成する8つのスイッチのうちの第1番目のスイッチを無効側から有効側に切替設定する。そうすることにより、登録が一時的に無効となっていた携帯機2Aの登録が再び有効となり、よって携帯機2Aによるドアの施解錠が許容されることとなる。
次に、登録済の携帯機2の登録を抹消する方法について説明する。
例えば、携帯機2Aだけの登録を抹消したい場合、まず8連ディップスイッチ55を構成する8つのスイッチのうちの第1番目のスイッチのみを有効側に設定した後、コントローラ40の登録スイッチ49を操作する。
すると、室外アンテナユニット30のスピーカ35から「1番のキーを翳して下さい」との音声メッセージが流れる。そして、これに従って携帯機2を翳した場合、その携帯機2が登録されてしまうので、ここでは携帯機2を翳さず、もう一度登録スイッチ49を操作する。
すると、「1本の抹消を終了しました」との音声メッセージが流れる。そして、これにて、それまで登録されていた携帯機2Aの登録の抹消が完了する。即ち、この場合、CPU41は、EEPROM42に記憶されている第1の基準IDコードを消去する。これにより、携帯機2Aによるドアの施解錠ができないようになっている。
尚、上記のように携帯機2Aの登録を抹消した後、その携帯機2Aを再び登録すれば、携帯機2Aによるドアの施解錠が許容されることとなる。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)登録済の携帯機2が利用されたとき、その携帯機2の管理記号が7セグメントLED53により報知される。このため、ユーザは、登録済の自身所有の携帯機2を利用する際、7セグメントLED53による報知を通じて、その携帯機2の管理記号を知ることができる。従って、自身所有の携帯機2の管理記号をユーザに覚えさせることができる。
(2)ユーザは、登録済の携帯機2を利用することで解錠が許可されたドアを介して室外から室内へ進入するとともに、こうした入室後には、室内操作盤50を用いてドアを施錠する。そして、こうした一連の動作の中で、ドアの解錠に供した自身所有の携帯機2の管理記号が、ドアの施錠に供する室内操作盤50に設けられる7セグメントLED53により報知され、しかも室内操作盤50を用いるまで報知され続けられる。つまり、解錠後には施錠が伴うことを考えると、ユーザは、解錠に供した自身所有の携帯機2の管理記号に関する報知を、ドアを施錠する段階で受けることになる。従って、このような機会を与えることで、自身所有の携帯機2の管理記号をユーザに確実に覚えさせることができる。
(3)携帯機2の管理記号が音ではなく7セグメントLED53を通じた表示により報知されることから、室外に存在する第三者にその情報が漏れるようなことを防止できる。従って、秘匿性を向上できる。
(4)例えば、登録済の携帯機2を紛失したような場合、その携帯機2の登録を8連ディップスイッチ55を通じて一時的に無効にするとともに、その携帯機2が後に見付かったような場合、その携帯機2の登録を8連ディップスイッチ55を通じてすぐさま有効にすることが可能となる。従って、紛失した携帯機2の登録を抹消した後でその携帯機2が見付かったような場合において登録をし直す必要がなく、よって簡便である。
(5)ユーザにしてみれば、自身所有の携帯機2の管理記号を知るための特別な操作を何ら行うことなく、普段通りの施解錠に関する一連の動作の中でそれを自然な形で知ることができる。従って、自身所有の携帯機2を紛失したような場合でも、その携帯機2の登録を一時的に無効にしたり、登録を抹消したりすることを容易に行うことができる。
(6)7セグメントLED53による報知を通じて、ドアを解錠したときに用いた手段(携帯機2A〜2H、「押す」スイッチ54、手動操作)が明確になるため、ユーザによる解錠手段に関する勘違いを防止できるとともに、これによりメーカや販売店に対する問い合わせの頻度が減少することが予想され、よってメーカ側や販売店側の負担を軽減できる。
(7)7セグメントLED53及び「押す」スイッチ54は、いずれも室内操作盤50に設けられていることから、ユーザは、「押す」スイッチ54を操作してドアを施錠する段階で、7セグメントLED53による表示を必ず目にすることができる。従って、解錠に供した自身所有の携帯機2の管理記号をユーザに確実に覚えさせることができる。
(8)携帯機2の登録を一時的に無効にしたい場合、登録スイッチ49を操作しなくてもよく、8連ディップスイッチ55を構成するスイッチを無効側に設定するだけで事が足りるので、極めて簡単である。同様に、携帯機2の登録を無効から有効に復活させたい場合にも、登録スイッチ49を操作しなくてもよく、8連ディップスイッチ55を構成するスイッチを有効側に設定するだけで事が足りるので、これまた極めて簡単である。
(9)外出する場合において、室外アンテナユニット30の意匠部に携帯機2を翳すことでドアを施錠するようにし、いわば携帯機2の持ち出しを義務付けているので、携帯機2を室内に置いたままドアを施錠して外出してしまう、いわゆるインロック(携帯機2の置き忘れ)を防止できる。
(10)室外側からドアを解錠する場合において携帯機2(電子キー)に代えてメカニカルキーを用いるとき、普段は目隠しされているキー穴にメカニカルキーを差し込むことになる。つまり、こうしたとき、ユーザのみがキー穴の存在を知っている訳であり、よって高いセキュリティレベルを得ることができる。
(11)室外アンテナユニット30には、携帯機2を翳すときの目安となる意匠部が設けられているので、そこに向けて携帯機2を翳せばよいことをユーザは一瞥して理解できる。
(12)「おかえりなさい」等のお迎え機能を実現することで、ユーザに対して自分だけが特別扱いされているような印象を与えることができる。尚、基準IDコードとユーザ名とを関連付けして記憶しておけば、「Aさんおかえりなさい」等という音声メッセージが発せられるようにすることも可能であり、こうしたとき更なる好印象を与えることができる。
(13)液晶による大画面での表示手法を用いれば、携帯機2の管理記号に加えて他の情報(ユーザ名等)を表示することも可能であるが、本実施形態では、7セグメントLED53による必要最小限度の表示に留めている。従って、室内操作盤50の小型軽量化に貢献できるとともに、よってドア周辺に圧迫感のようなものは生まれない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図2に示すように、本実施形態のドア施解錠制御システム1は、携帯機2(図1に示される第1実施形態の携帯機2と同様)とドア施解錠制御装置3とを備えるとともに、両者間での双方向通信が可能である。
本実施形態のドア施解錠制御装置3は、室外アンテナユニット30(第1実施形態の室外アンテナユニット30と同様)、コントローラ40、第1実施形態の室内操作盤50に代わるものとしてドアの室内側の面に設けられる室内アンテナユニット60を備えている。
室内アンテナユニット60は、送受信回路61、送受信アンテナ62、第1実施形態の7セグメントLED53と同様の7セグメントLED63を備えている。送受信回路61は、コントローラ40からトランスポンダ起動用信号が入力されたとき、それを基にした所定周波数の電波(起動用電波)を生成するとともに、送受信アンテナ62は、この起動用電波を送信するための媒体として機能する。尚、起動用電波は、ドアの室内側において室内アンテナユニット60を中心とした半径約2cm〜5cmの領域内という極めて狭い領域内に及ぶように送信される。そして、この領域内において、携帯機2とドア施解錠制御装置3との間での双方向通信が可能となっている。
つまり、この領域内に起動用電波が送信されている状態で、その領域内に携帯機2が持ち込まれたとき、言い換えると、室内アンテナユニット60に対して携帯機2が翳されたとき、その携帯機2により起動用電波が受信されて同携帯機2からIDコード信号が送信されるようになっている。尚、このような極めて狭い領域内において、双方向通信が適切に行われるようにするべく、室内アンテナユニット60には、携帯機2を翳すときの目安となる意匠部が設けられている。
前記送受信アンテナ62は、携帯機2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体としても機能するとともに、前記送受信回路61は、送受信アンテナ62により受信されたIDコード信号を復調して受信信号を生成しそれをコントローラ40に出力する。
本実施形態においてコントローラ40のCPU41は、ドアの近くに正規の携帯機2が存在しているかどうかを監視するため、ドアが閉まっている旨がドア開閉検知スイッチ43で検出されていることを条件として、送受信回路31にトランスポンダ起動用信号を出力するとともに、送受信回路61にもトランスポンダ起動用信号を出力する。つまり、この場合、CPU41は、携帯機存在有無監視制御を実行する。その結果、送受信アンテナ32や送受信アンテナ62から起動用電波が送信される。
CPU41は、携帯機存在有無監視制御を実行したことに伴って、送受信回路31や送受信回路61からIDコード信号に関する受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと第1の基準IDコード〜第8の基準IDコードのいずれかとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、CPU41は、IDコード照合を実行する。そして、CPU41は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、正規の携帯機2が利用された旨を認識するとともに、ドアが施錠されていればドアを解錠するべく、モータドライバ44,45に解錠指令信号を出力し、ドアが解錠されていればドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力する。
その結果、モータドライバ44は、CPU41から解錠指令信号が入力されたとき、メイン電動サムターン46を解錠側へ駆動するとともに、CPU41から施錠指令信号が入力されたとき、メイン電動サムターン46を施錠側へ駆動する。また、モータドライバ45は、CPU41から解錠指令信号が入力されたとき、サブ電動サムターン47を解錠側へ駆動するとともに、CPU41から施錠指令信号が入力されたとき、サブ電動サムターン47を施錠側へ駆動する。
尚、CPU41は、前記IDコード照合により両IDコードが一致したとき、送受信回路31から入力された受信信号に含まれているIDコードが、どの基準IDコード(第1の基準IDコード〜第8の基準IDコードのいずれか)と一致したのかを特定することで、正規の携帯機2として携帯機2A〜2Hのいずれが利用されたのかを特定する。
そして、CPU41は、メイン電動サムターン46に内蔵されている解錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている解錠状態検出スイッチがいずれもONしているとき、ドアが完全に解錠されている旨を認識する。そして、CPU41は、このように認識したとき、ドアの解錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の解錠状態報知用LED33を5秒間点灯するとともに、解錠に供された正規の携帯機2の管理記号を室内アンテナユニット60の7セグメントLED63を通じて表示する。
例えば、解錠に供された携帯機2として携帯機2Aが利用されたのであれば、携帯機2Aの管理記号「1」が7セグメントLED63に表示されることになる。同様に、解錠に供された携帯機2として携帯機2B(2C〜2H)が利用されたのであれば、携帯機2B(2C〜2H)の管理記号「2(3〜8)」が7セグメントLED63に表示されることになる。
尚、CPU41は、上記のようにしてドアの解錠が完了されたとき、その旨を音により報知するべく、音声回路48を通じて室外アンテナユニット30のスピーカ35を作動させるようになっている。例えば、玄関ドアの解錠が完了された段階で、スピーカ35から「おかえりなさい」といった音声メッセージを発するようにすれば、帰宅したユーザに対するお迎え機能が実現されることになる。
そして、帰宅したことに伴って室外側において正規の携帯機2を供することでドアの解錠が完了されたとき、ユーザは、そのドアを介した室外から室内への進入が許容されるとともに、こうした入室後には、ドアを施錠するべく、ドアが閉まったことを確認した後、今度は室内アンテナユニット60の意匠部に自身所有の正規の携帯機2を翳す。
このようにして正規の携帯機2が翳されたとき、その携帯機2と室内アンテナユニット60との間で双方向通信が行われるとともに、同携帯機2からIDコード信号が送信される。
そして、このIDコード信号が送受信アンテナ62で受信されるとともに、送受信回路61からコントローラ40のCPU41にIDコード信号に関する受信信号が出力される。そして、CPU41は、IDコード照合を通じて正規の携帯機2が利用された旨を認識したとき、今回の場合は、ドアが解錠されているので、ドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力する。その結果、モータドライバ44によりメイン電動サムターン46が施錠側へ駆動されるとともに、モータドライバ45によりサブ電動サムターン47が施錠側へ駆動される。
そして、CPU41は、メイン電動サムターン46に内蔵されている施錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている施錠状態検出スイッチがいずれもONしているとき、ドアが完全に施錠されている旨を認識する。そして、CPU41は、このように認識したとき、ドアの施錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の施錠状態報知用LED34を5秒間点灯するとともに、室内アンテナユニット60の7セグメントLED63を消灯する。
つまり、7セグメントLED63を通じた携帯機2の管理記号の表示は、正規の携帯機2が供されてドアが解錠されてから正規の携帯機2が供されてドアが施錠されるまでの期間に亘って行われるようになっている。そして、7セグメントLED63は、ドアを施錠する目的で正規の携帯機2が翳される室内アンテナユニット60(室内側施錠用途手段)に設けられていることから、ユーザが正規の携帯機2を室内アンテナユニット60の意匠部に翳す段階で、そのユーザが7セグメントLED63による表示を必ず目にすることができるように配慮されている。別の言い方をすると、解錠に供した自身所有の携帯機2の管理記号をユーザに覚えさせるための工夫が凝らされていると言える。
尚、CPU41は、上記のようにしてドアの施錠が完了されたとき、その旨を音により報知するべく、音声回路48を通じて室外アンテナユニット30のスピーカ35を作動させるようになっている。例えば、スピーカ35から「施錠しました」といった音声メッセージが発せられるようになっている。
ところで、外出するような場合には、ユーザは、施錠されているドアを解錠するべく、室内アンテナユニット60の意匠部に自身所有の正規の携帯機2を翳す。
このようにして正規の携帯機2が翳されたとき、その携帯機2と室内アンテナユニット60との間で双方向通信が行われるとともに、同携帯機2からIDコード信号が送信される。
そして、このIDコード信号が送受信アンテナ62で受信されるとともに、送受信回路61からコントローラ40のCPU41にIDコード信号に関する受信信号が出力される。そして、CPU41は、IDコード照合を通じて正規の携帯機2が利用された旨を認識したとき、今回の場合は、ドアが施錠されているので、ドアを解錠するべく、モータドライバ44,45に解錠指令信号を出力する。その結果、モータドライバ44によりメイン電動サムターン46が解錠側へ駆動されるとともに、モータドライバ45によりサブ電動サムターン47が解錠側へ駆動される。
そして、CPU41は、ドアの解錠が完了されたとき、室外アンテナユニット30の解錠状態報知用LED33を5秒間点灯するとともに、解錠に供された正規の携帯機2の管理記号を室内アンテナユニット60の7セグメントLED63を通じて表示する。
そして、外出することに伴って室内側において正規の携帯機2を供することでドアの解錠が完了されたとき、ユーザは、そのドアを介した室内から室外への進出が許容されるとともに、こうした退室後には、ドアを施錠するべく、ドアが閉まったことを確認した後、今度は室外アンテナユニット30の意匠部に自身所有の正規の携帯機2を翳す。
このようにして正規の携帯機2が翳されたとき、その携帯機2と室外アンテナユニット30との間で双方向通信が行われるとともに、同携帯機2からIDコード信号が送信される。
そして、このIDコード信号が送受信アンテナ32で受信されるとともに、送受信回路31からコントローラ40のCPU41にIDコード信号に関する受信信号が出力される。そして、CPU41は、IDコード照合を通じて正規の携帯機2が利用された旨を認識したとき、今回の場合は、ドアが解錠されているので、ドアを施錠するべく、モータドライバ44,45に施錠指令信号を出力する。その結果、モータドライバ44によりメイン電動サムターン46が施錠側へ駆動されるとともに、モータドライバ45によりサブ電動サムターン47が施錠側へ駆動される。
そして、CPU41は、メイン電動サムターン46に内蔵されている施錠状態検出スイッチ及びサブ電動サムターン47に内蔵されている施錠状態検出スイッチがいずれもONしているとき、ドアが完全に施錠されている旨を認識する。そして、CPU41は、このように認識したとき、ドアの施錠が完了されたものとして扱い、室外アンテナユニット30の施錠状態報知用LED34を5秒間点灯するとともに、室内アンテナユニット60の7セグメントLED63を消灯する。
尚、メイン電動サムターン46及びサブ電動サムターン47が室内側から手動操作により解錠側へ動かされた場合や、メカニカルキーが供されて室外側から手動操作による解錠が行われた場合、CPU41は、室内アンテナユニット60の7セグメントLED63を通じて「H」を表示する。そして、こうした表示は、ドアが施錠されるまでの期間に亘って行われる。
次に、ドアに対して携帯機2を登録する方法、登録済の携帯機2の登録を一時的に無効にする方法、登録済の携帯機2の登録を抹消する方法について説明する。
これらを行う場合、本実施形態では、第1実施形態の8連ディップスイッチ55に代えてコントローラ40の8連ディップスイッチ75が用いられる。従って、これらに関する第1実施形態の説明のうち「8連ディップスイッチ55」の記載を「8連ディップスイッチ75」の記載に読み替えれば事が足りるため、ここでは詳しい説明を割愛する。
以上、詳述したように本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
尚、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・携帯機2の管理記号を報知するに際して、7セグメントLED53,63を通じた表示による報知に代えて又は加えて、音による報知を行ってもよい。つまり、報知手段は、表示手段に限定されず、スピーカのような鳴動手段であってもよい。
・携帯機2に表示部や鳴動部等といった報知部を設けるとともに、その携帯機2が供されてドアが解錠されたとき、携帯機2がドア施解錠制御装置3からアンサーバック信号を受けることで、携帯機2の管理記号が携帯機2の報知部により報知されるようにしてもよい。
・例えば、液晶による大画面での表示手法を用いて、携帯機2の管理記号に加えて他の情報(ユーザ名等)を表示するようにしてもよい。このようにすれば、表示画面を大型化することで多くの情報を表示できるとともに、これにより、携帯機2の管理記号をユーザにとって分かり易い態様で報知できるようになり、よって自身所有の携帯機2の管理記号をユーザに確実に覚えさせることができる。
・携帯機2の管理記号として、前記各実施形態のような数字(管理番号)に代えて、アルファベットやカタカナ等を用いてもよい。尚、これに伴って、8連ディップスイッチ55,75を構成する8つのスイッチに同様のアルファベットやカタカナ等の表記が施されていると都合がよい。
第1実施形態のドア施解錠制御システムの構成を示すブロック図。 第2実施形態のドア施解錠制御システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
2(2A〜2H)…携帯機、3…ドア施解錠制御装置、50…室内操作盤(室内側施錠用途手段)、53,63…7セグメントLED(報知手段、表示手段)、55,75…8連ディップスイッチ(登録有効/無効設定手段)、60…室内アンテナユニット(室内側施錠用途手段)。

Claims (4)

  1. ドアに対して携帯機が登録されて以後、登録済の携帯機が利用されたとき、ドアの施解錠を許可するドア施解錠制御装置において、
    ドアに対して複数の携帯機が登録されるとともに、当該ドア施解錠制御装置は、登録済の携帯機を携帯機毎に個別の管理記号を用いて管理し、
    当該ドア施解錠制御装置は、登録済の携帯機が利用されたとき、その携帯機の管理記号を報知する報知手段を備えていることを特徴とするドア施解錠制御装置。
  2. 請求項1に記載のドア施解錠制御装置において、
    登録済の携帯機が利用されることでドアの解錠が許可されたとき、そのドアを介した室外から室内への進入が許容されるとともに、こうした入室後に室内側から前記ドアを施錠する目的でユーザが用いる室内側施錠用途手段に前記報知手段が設けられ、
    前記報知手段は、該入室に先立って登録済の携帯機が利用されたとき、その携帯機が利用されてから前記室内側施錠用途手段が用いられるまでの期間に亘って、その携帯機の管理記号を報知することを特徴とするドア施解錠制御装置。
  3. 請求項2に記載のドア施解錠制御装置において、
    前記室内側施錠用途手段に設けられる前記報知手段は、前記携帯機の管理記号を表示により報知する表示手段であることを特徴とするドア施解錠制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のドア施解錠制御装置において、
    登録済の携帯機によるドアの施解錠を許容、つまり登録済の携帯機の登録を有効にするとともに、登録済の携帯機によるドアの施解錠を一時的に禁止、つまり登録済の携帯機の登録を一時的に無効にする登録有効/無効設定手段を備えていることを特徴とするドア施解錠制御装置。
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