JP2006233659A - 作動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セキュリティレベルを向上することが可能な作動制御装置を提供すること。
【解決手段】 電子キーシステム1は、有効通信端末(携帯機2A,2B)が利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。扉アンロック制御装置4のマイコン45のメモリ45aには、有効通信端末毎に個別に設定されたIDコードである有効IDコードと同一のIDコードが記憶されている。受信手段(受信アンテナ43、受信回路44)は、携帯機2A〜2Cから送信されてくる信号を受信する。マイコン45は、メモリ45aに記憶されているIDコードと一致する有効IDコードを含むIDコード信号が受信手段により受信されたとき、有効通信端末が利用された旨を認識して金庫の扉のアンロックを許可する。マイコン45は、複数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、金庫の扉のアンロックを許可する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対応する通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供される作動制御装置に関する。
近年、対応する通信端末(電子キー)が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムが提案されている。特許文献1には、対応する電子キー(携帯機)の所持者が車外の所定領域に進入してきた場合に、作動制御装置(車両側の送受信装置)により車載ドアのアンロックを自動的に許可する電子キーシステム(車両用遠隔操作装置)が開示されている。尚、車載ドアのアンロックが許可されている状態でドアアウトサイドハンドルに触れると車載ドアがアンロックされる。
この種の電子キーシステムによれば、電子キーの所持者は、乗車時にメカニカルキーを用いた煩雑な操作を行う必要がない。従って、電子キーシステムは、利便性に優れる。しかも、電子キーシステムによれば、メカニカルキーと比較して複製が格段に困難な電子キーを利用しなければ、車載ドアのアンロックが許可されない。従って、電子キーシステムは、セキュリティレベルが高い。
このように有用な電子キーシステムは、車両のみならず建物にも応用されている。特許文献2には、対応する電子キー(携帯用送信機)の所持者が屋外の所定領域に進入してきた場合に、作動制御装置(建物側のドア自動開閉装置)により建物ドアのアンロックを自動的に許可する電子キーシステムが開示されている。尚、特許文献2の電子キーシステムは、対応する電子キーの所持者が屋外の所定領域に進入してきたとき、建物ドアのアンロックを自動的に許可することに留まらず、建物ドアを自動的にアンロックした後、建物ドアを自動的に開ける自動ドア制御システムに供されている。
特開2002−029385号公報(段落番号0002〜0007) 特開2003−307078号公報(段落番号0006)
上記したように従来の電子キーシステムでも、十分に高いセキュリティレベルが確保されていたが、さらなるセキュリティレベルの向上が求められている。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、セキュリティレベルを向上することが可能な作動制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、対応する通信端末である有効通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供され、有効通信端末毎に個別に設定されたIDコードである有効IDコードと同一のIDコードを記憶する記憶手段と、通信端末から送信されてくる信号を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶されているIDコードと一致する有効IDコードを含む信号が前記受信手段により受信されたとき、有効通信端末が利用された旨を認識して制御対象の作動を許可する制御手段とを備えた作動制御装置において、前記制御手段は、複数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の作動制御装置において、前記制御手段は、予め定められた所定の順序に従って複数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の作動制御装置において、前記制御手段は、予め定められた所定の個数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置において、前記制御手段は、複数の有効通信端末の1つが利用された旨を認識して以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に残りの全ての有効通信端末がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置において、前記制御手段は、複数の有効通信端末の1つが利用された旨を認識して以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に利用された有効通信端末の個数が、予め定められた所定の個数である旨を認識したときに限り、制御対象の作動を許可することを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の作動制御装置において、前記制御手段は、有効IDコードとは別のIDコードである無効IDコードを含む信号が前記受信手段により受信されたとき、有効通信端末とは別の通信端末である無効通信端末が利用された旨を認識して制御対象の作動を禁止することを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の作動制御装置において、前記制御手段は、有効通信端末と無効通信端末とがいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を禁止することを特徴とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、複数の有効通信端末の各々がいずれも利用されたとき、制御対象の作動が許可される。つまり、単一の有効通信端末が利用されるだけでは制御対象の作動が許可されない。
請求項2に記載の発明によると、予め定められた所定の順序に従って複数の有効通信端末の各々がいずれも利用されたとき、制御対象の作動が許可される。ここで、該所定の順序を解析し難いものとすれば高いセキュリティレベルが得られる。一方、該所定の順序を解析し易いものとすれば優れた利便性が得られる。要するに、作動制御装置に要求されるセキュリティレベルや利便性に応じた適切な順序を所望に応じて任意に設定することが可能である。従って、柔軟に対処できる。
請求項3に記載の発明によると、予め定められた所定の個数の有効通信端末の各々がいずれも利用されたとき、制御対象の作動が許可される。ここで、該所定の個数を多くすれば高いセキュリティレベルが得られる。一方、該所定の個数を少なくすれば優れた利便性が得られる。要するに、作動制御装置に要求されるセキュリティレベルや利便性に応じた適切な個数を所望に応じて任意に設定することが可能である。従って、柔軟に対処できる。
請求項4に記載の発明によると、複数の有効通信端末の1つが利用されて以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に残りの全ての有効通信端末がいずれも利用されたとき、制御対象の作動が許可される。ここで、該所定の時間を短いものとすれば高いセキュリティレベルが得られる。一方、該所定の時間を長いものとすれば優れた利便性が得られる。要するに、作動制御装置に要求されるセキュリティレベルや利便性に応じた適切な時間を所望に応じて任意に設定することが可能である。従って、柔軟に対処できる。
請求項5に記載の発明によると、該期間内に有効通信端末が所定の個数未満しか利用されない場合は勿論のこと、該期間内に有効通信端末が所定の個数を超えて利用された場合にも、制御対象の作動が許可されない。従って、セキュリティレベルを一層向上できる。
請求項6に記載の発明によると、無効通信端末が利用されたとき、制御対象の作動が禁止される。従って、高いセキュリティレベルを維持できる。
請求項7に記載の発明によると、たとえ有効通信端末が利用されようとも、無効通信端末もが併せて利用されたとき、制御対象の作動が禁止される。従って、セキュリティレベルを格段に向上できる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明によれば、セキュリティレベルを向上することができる。
以下、本発明を住宅の電子キーシステムに具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、携帯機2とドアアンロック制御装置3とを備えている。携帯機2は、住宅に居住する家人によって所持されるものである。ドアアンロック制御装置3は、住宅側に設けられるものである。電子キーシステム1は、携帯機2とドアアンロック制御装置3との間で双方向通信が可能である。そして、電子キーシステム1は、対応する携帯機2が利用されたときにドアアンロック制御装置3により玄関ドアのアンロックを許可する。
本実施形態の電子キーシステム1は、携帯機2として携帯機2A〜2Cが存在する。携帯機2Aは、家人A(世帯主=大人)によって所持される。携帯機2Bは、家人B(家人Aの配偶者=大人)によって所持される。携帯機2Cは、家人C(10歳の長男=子供)によって所持される。従って、本実施形態の電子キーシステム1は、携帯機2A〜2Cの各々とドアアンロック制御装置3との間で双方向通信が可能である。
尚、携帯機2A〜2Cの各々の構成は、互いに同様である。従って、携帯機2A〜2Cの各々の特徴点の説明を除いて、携帯機2A〜2Cの各々の共通点の説明を携帯機2の説明で代用する。
携帯機2は、受信機能及び送信機能を有している。携帯機2は、受信アンテナ21、受信回路22、マイコン23、送信回路24、送信アンテナ25を備えている。受信アンテナ21は、ドアアンロック制御装置3から送信されてくるリクエスト信号を受信するための媒体である。受信回路22は、受信アンテナ21によりリクエスト信号が受信されたとき、そのリクエスト信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン23に出力する。
マイコン23は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットである。マイコン23は、不揮発性のメモリ23aを備えている。メモリ23aには、対応する携帯機2毎に個別に設定されたIDコード(携帯機2のIDコード)が記憶されている。ここで、携帯機2Aのメモリ23aには、第1IDコードが記憶されている。携帯機2Bのメモリ23aには、第2IDコードが記憶されている。携帯機2Cのメモリ23aには、第3IDコードが記憶されている。
マイコン23は、受信回路22から受信信号が入力されたとき、リクエスト信号に応答するために、携帯機2のIDコードを含む信号(IDコード信号)を送信回路24に出力する。送信回路24は、マイコン23から入力されたIDコード信号を所定周波数(本実施形態では300MHz)の電波に変調する。送信アンテナ25は、送信回路24により変調されたIDコード信号を外部に送信するための媒体である。
ちなみに、携帯機2Aから送信されるIDコード信号は、第1IDコードを含む第1IDコード信号である。一方、携帯機2Bから送信されるIDコード信号は、第2IDコードを含む第2IDコード信号である。他方、携帯機2Cから送信されるIDコード信号は、第3IDコードを含む第3IDコード信号である。
ドアアンロック制御装置3は、送信回路31、送信アンテナ32、受信アンテナ33、受信回路34、マイコン35を備えている。送信回路31は、マイコン35から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調する。送信アンテナ32は、送信回路31により変調されたリクエスト信号を外部に送信するための媒体である。ここで、該リクエスト信号は、玄関ドアの周辺の所定領域A32の範囲内に送信される。その結果、所定領域A32の範囲内において、携帯機2とドアアンロック制御装置3との間での双方向通信が可能となる。
受信アンテナ33は、携帯機2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体である。受信回路34は、受信アンテナ33によりIDコード信号が受信されたとき、そのIDコード信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン35に出力する。
マイコン35は、図示しないCPU、ROM、RAM、タイマ等からなるCPUユニットである。マイコン35は、不揮発性のメモリ35aを備えている。メモリ35aには、対応する携帯機2のIDコードと同一のIDコード(住宅側のIDコード)が記憶されている。本実施形態においてメモリ35aには、携帯機2Aの第1IDコード、携帯機2Bの第2IDコード、携帯機2Cの第3IDコード、の各々と同一のIDコード(住宅側の第1IDコード、住宅側の第2IDコード、住宅側の第3IDコード)が記憶されている。
ここで、マイコン35は、対応する携帯機2の所持者による玄関ドアに対する接近を監視するため、玄関ドアがロックされている状態において、送信回路31にリクエスト信号を出力する。マイコン35は、リクエスト信号を出力したことに基づいて、受信回路34から受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと住宅側の各IDコードのいずれかとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、マイコン35は、IDコード照合を実行する。
マイコン35には、ドア制御ユニット36が電気的に接続されている。マイコン35は、IDコード照合により両IDコードが一致したとき、ドア制御ユニット36にドアアンロック許可信号を出力する。
ドア制御ユニット36は、玄関ドアを自動的にアンロックするとともに、玄関ドアを自動的に開けるためのものである。ドア制御ユニット36は、マイコン35からドアアンロック許可信号が入力されたとき、ドアアンロック用のアクチュエータを駆動して玄関ドアを自動的にアンロックする。その後、ドア制御ユニット36は、ドア開閉用のアクチュエータを駆動して玄関ドアを自動的に開ける。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、対応する携帯機2A〜2Cの少なくとも1つが利用されたときにドアアンロック制御装置3により玄関ドアのアンロックを許可する。要するに、電子キーシステム1は、対応する携帯機2A〜2Cのいずれか1つが単独で利用されたときでも、ドアアンロック制御装置3により玄関ドアのアンロックを許可する。
次に、電子キーシステム1の特徴点について説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、扉アンロック制御装置4をさらに備えている。扉アンロック制御装置4は、住宅の家人が所有する金庫側に設けられるものである。言うまでもなく、金庫は、貴重品を保管しておくためのものである。電子キーシステム1は、携帯機2と扉アンロック制御装置4との間で双方向通信が可能である。要するに、電子キーシステム1は、ドアアンロック制御装置3との間での双方向通信に供される携帯機2が、扉アンロック制御装置4との間での双方向通信にも供される。そして、電子キーシステム1は、対応する携帯機2が利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。
ここで、本実施形態の電子キーシステム1は、複数の携帯機2の各々がいずれも利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。詳しくは、電子キーシステム1は、携帯機2A,2Bの各々がいずれも利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。具体的には、電子キーシステム1は、携帯機2Bが利用されて以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に携帯機2Aが利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。換言すれば、電子キーシステム1は、複数の有効通信端末の1つが利用されて以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に残りの全ての有効通信端末が利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。
ただし、電子キーシステム1は、携帯機2Bが利用されて以後、該期間内において携帯機2Aが利用されるのに先立って携帯機2Cが利用されたときには、扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを禁止する。換言すれば、電子キーシステム1は、有効通信端末と無効通信端末とがいずれも利用されたときには、金庫の扉のアンロックを禁止する。
このように本実施形態において携帯機2A,2Bの各々は、対応する通信端末である有効通信端末に相当する。一方、携帯機2Cは、有効通信端末とは別の通信端末である無効通信端末に相当する。
さて、扉アンロック制御装置4は、送信回路41、送信アンテナ42、受信アンテナ43、受信回路44、マイコン45を備えている。送信回路41は、マイコン45から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では134KHz)の電波に変調する。送信アンテナ42は、送信回路41により変調されたリクエスト信号を外部に送信するための媒体である。ここで、該リクエスト信号は、金庫の周辺の所定領域A42の範囲内に送信される。その結果、所定領域A42の範囲内において、携帯機2と扉アンロック制御装置4との間での双方向通信が可能となる。
受信アンテナ43は、携帯機2から送信されてくるIDコード信号を受信するための媒体である。受信回路44は、受信アンテナ43によりIDコード信号が受信されたとき、そのIDコード信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン45に出力する。
マイコン45は、図示しないCPU、ROM、RAM、タイマ等からなるCPUユニットである。マイコン45は、不揮発性のメモリ45aを備えている。メモリ45aには、携帯機2のIDコードと同一のIDコード(金庫側のIDコード)が記憶されている。本実施形態においてメモリ45aには、携帯機2Aの第1IDコード(有効IDコード)、携帯機2Bの第2IDコード(有効IDコード)、携帯機2Cの第3IDコード(無効IDコード)、の各々と同一のIDコード(金庫側の第1IDコード、金庫側の第2IDコード、金庫側の第3IDコード)が記憶されている。
ここで、マイコン45は、金庫の扉をアンロックするのに際して最初に利用されるべき携帯機2Bの所持者による金庫に対する接近を監視するため、金庫の扉がロックされている状態において、送信回路41にリクエスト信号を出力する。マイコン45は、リクエスト信号を出力したことに基づいて、受信回路44から受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと金庫側の第2IDコードとが一致しているか否かを判断する。マイコン45は、両IDコードが一致したとき、携帯機2Bが利用された旨を認識する。
加えて、マイコン45は、リクエスト信号を出力したことに基づいて、受信回路44から受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと金庫側の第1IDコードとが一致しているか否かを判断する。マイコン45は、両IDコードが一致したとき、携帯機2Aが利用された旨を認識する。
マイコン45には、扉制御ユニット46が電気的に接続されている。マイコン45は、携帯機2Bが利用された旨を認識して以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に携帯機2Aが利用された旨を認識したとき、扉制御ユニット46に扉アンロック許可信号を出力する。
扉制御ユニット46は、金庫の扉を自動的にアンロックするとともに、金庫の扉を自動的に開けるためのものである。扉制御ユニット46は、マイコン45から扉アンロック許可信号が入力されたとき、扉アンロック用のアクチュエータを駆動して金庫の扉を自動的にアンロックする。その後、扉制御ユニット46は、扉開閉用のアクチュエータを駆動して金庫の扉を自動的に開ける。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、予め定められた所定の順序に従って携帯機2B,2Aの各々がいずれも利用されたときに扉アンロック制御装置4により金庫の扉のアンロックを許可する。
次に、図2に示すフローチャートを参照しながら、扉アンロック制御装置4のマイコン45による金庫の扉のアンロック制御について説明する。
さて、マイコン45は、送信回路41にリクエスト信号を出力したことに基づいて、受信回路44から受信信号が入力されたとき、その受信信号に含まれているIDコードと金庫側の第2IDコードとが一致しているか否かを判断する(ステップS1)。マイコン45は、ステップS1において、両IDコードが一致したとき、ステップS2に移行する。マイコン45は、ステップS2において、携帯機2Bが利用された旨を認識する。
マイコン45は、携帯機2Bが利用された旨を認識して以後(ステップS2)、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に(ステップS3においてNO)、携帯機2Cが利用されることなく(ステップS4においてNO)、携帯機2Aが利用された旨を認識したとき(ステップS6)、ステップS7に移行する。つまり、マイコン45は、該期間内に受信回路44から入力された受信信号に、金庫側の第1IDコードと一致するIDコードが含まれているとき(ステップS5においてYES)、携帯機2Aが利用された旨を認識して(ステップS6)、ステップS7に移行する。
マイコン45は、ステップS7において、扉制御ユニット46に扉アンロック許可信号を出力する。その結果、扉制御ユニット46により、金庫の扉が自動的にアンロックされるとともに、金庫の扉が自動的に開けられる。
ところで、マイコン45は、携帯機2Bが利用された旨を認識して以後(ステップS2)、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に(ステップS3においてNO)、金庫側の第3IDコードと一致するIDコードを含む受信信号が受信回路44から入力されたとき(ステップS4においてYES)、ステップS8に移行する。マイコン45は、ステップS8において、携帯機2Cが利用された旨を認識して、ステップS9に移行する。
マイコン45は、ステップS9において、金庫の扉のアンロックを禁止する。つまり、マイコン45は、扉制御ユニット46に扉アンロック許可信号を出力しない。その結果、金庫の扉がロックされたまま維持される。
ちなみに、マイコン45は、携帯機2Bが利用された旨を認識して以後(ステップS2)、携帯機2Cが利用されることなく(ステップS4においてNO)、また携帯機2Aも利用されることなく(ステップS5においてNO)、予め定められた所定の時間が経過したときにも(ステップS3においてYES)、ステップS9に移行する。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)複数の有効通信端末(携帯機2B,2A)の各々がいずれも利用されたとき、金庫の扉のアンロックが許可される。つまり、単一の有効通信端末(携帯機2Bのみ、又は携帯機2Aのみ)が利用されるだけでは金庫の扉のアンロックが許可されない。従って、セキュリティレベルを向上することができる。
(2)予め定められた所定の順序に従って複数の有効通信端末(携帯機2B,2A)の各々がいずれも利用されたとき、金庫の扉のアンロックが許可される。ここで、該所定の順序を解析し難いものとすれば高いセキュリティレベルが得られる。一方、該所定の順序を解析し易いものとすれば優れた利便性が得られる。要するに、扉アンロック制御装置4に要求されるセキュリティレベルや利便性に応じた適切な順序を所望に応じて任意に設定することが可能である。従って、柔軟に対処できる。
(3)上記(2)に関連して、本実施形態において金庫の扉を開けたい場合、世帯主である家人Aによって所持される携帯機2Aよりも先に、配偶者である家人Bによって所持される携帯機2Bを利用する必要がある。ここで、金庫のような家庭にとって大切とも言える制御対象の作動を許可する場合、家庭の中で最も権限のある世帯主(家人A)によって所持される携帯機2Aを真っ先に利用することが一般的に行われるものと考えられる。しかし、それに倣って携帯機2A、携帯機2Bの順に利用すれば金庫の扉のアンロックが許可される構成を採用した場合、その構成は第三者が容易に思い付く構成となって、第三者によって比較的容易に金庫の扉を開けられてしまう可能性が高くなる。要するに、本実施形態では、第三者が容易に思い付かない構成(解析し難い順序を有する構成)を採用することによって、高いセキュリティレベルを得ることができる。
(4)複数の有効通信端末の1つ(携帯機2B)が利用されて以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に残りの全ての有効通信端末(携帯機2A)が利用されたとき、金庫の扉のアンロックが許可される。ここで、該所定の時間を短いものとすれば高いセキュリティレベルが得られる。一方、該所定の時間を長いものとすれば優れた利便性が得られる。要するに、扉アンロック制御装置4に要求されるセキュリティレベルや利便性に応じた適切な時間を所望に応じて任意に設定することが可能である。従って、柔軟に対処できる。
(5)無効通信端末(携帯機2C)が利用されたとき、金庫の扉のアンロックが禁止される。従って、高いセキュリティレベルを維持できる。
(6)上記(5)に関連して、金庫のような家庭にとって大切とも言える制御対象は、家人Aや家人B等の大人によって厳重に管理することが好ましい。ここに、本実施形態では、子供である家人Cによって所持される携帯機2Cが単独で利用されようとも、金庫の扉のアンロックは許可されない。要するに、居住を共にする子供とはいえ、金庫を容易に開けることはできない。従って、高いセキュリティレベルを維持できる。
(7)上記(5)や(6)に関連して、家人Cは子供であることから、家人Aや家人B等の大人と比較して、携帯機2Cを紛失する可能性が高い。しかし、第三者が何らかの理由で携帯機2Cを入手して該携帯機2Cを単独で利用しようとも、金庫の扉のアンロックは許可されない。従って、高いセキュリティレベルを維持できる。
(8)たとえ有効通信端末(携帯機2B)が利用されようとも、無効通信端末(携帯機2C)もが併せて利用されたとき、金庫の扉のアンロックが禁止される。従って、セキュリティレベルを格段に向上できる。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・予め定められた所定の順序に従って複数の有効通信端末の各々がいずれも利用されたときに金庫の扉のアンロックを許可する構成に代えて又は加えて、予め定められた所定の個数の有効通信端末の各々がいずれも利用されたときに金庫の扉のアンロックを許可する構成を採用してもよい。このように構成すれば、予め定められた所定の個数の有効通信端末の各々がいずれも利用されたとき、金庫の扉のアンロックが許可される。ここで、該所定の個数を多くすれば高いセキュリティレベルが得られる。一方、該所定の個数を少なくすれば優れた利便性が得られる。要するに、扉アンロック制御装置4に要求されるセキュリティレベルや利便性に応じた適切な個数を所望に応じて任意に設定することが可能である。従って、柔軟に対処できる。
例えば、有効通信端末として5個の携帯機2(便宜上、携帯機2A〜2E)が存在する構成において、予め定められた所定の個数が3個である場合を想定する。この場合において、携帯機2が利用される順序を考慮しないとき、5個の携帯機2のうち任意の3個の携帯機2(例えば、携帯機2A,2C,2D)が順不問で利用されたときに金庫の扉のアンロックを許可する。
或いは、5個の携帯機2のうち所定の個数(例えば、1個)の携帯機2(例えば、携帯機2A)が利用されることを必須とし、利用されるべき残りの2個の携帯機2に関して、4個の携帯機2(携帯機2B〜2E)のうち任意の2個の携帯機2(例えば、携帯機2C,2D)が利用されたときに金庫の扉のアンロックを許可する。
・複数の有効通信端末の1つが利用されて以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に利用された有効通信端末の個数が、予め定められた所定の個数であるときに限り、金庫の扉のアンロックを許可する構成を採用してもよい。このように構成すれば、該期間内に有効通信端末が所定の個数未満しか利用されない場合は勿論のこと、該期間内に有効通信端末が所定の個数を超えて利用された場合にも、金庫の扉のアンロックが許可されない。従って、セキュリティレベルを一層向上できる。
この場合、マイコン45は、複数の有効通信端末の1つが利用されて以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間に亘って時間をカウントする。また、マイコン45は、該期間内に利用された有効通信端末の個数をカウントする。そして、マイコン45は、該カウントした個数が、予め定められた所定の個数であるときに限り、扉制御ユニット46に扉アンロック許可信号を出力する。
電子キーシステムの構成を示すブロック図。 扉アンロック制御装置のマイコンによる金庫の扉のアンロック制御を説明するためのフローチャート。
符号の説明
1…電子キーシステム、2(2A,2B,2C)…携帯機(通信端末)、2A,2B…携帯機(有効通信端末)、2C…携帯機(無効通信端末)、4…扉アンロック制御装置(作動制御装置)、43…受信アンテナ(受信手段)、44…受信回路(受信手段)、45…マイコン(制御手段)、45a…メモリ(記憶手段)。

Claims (7)

  1. 対応する通信端末である有効通信端末が利用されたときに作動制御装置により制御対象の作動を許可する電子キーシステムに供され、有効通信端末毎に個別に設定されたIDコードである有効IDコードと同一のIDコードを記憶する記憶手段と、通信端末から送信されてくる信号を受信する受信手段と、前記記憶手段に記憶されているIDコードと一致する有効IDコードを含む信号が前記受信手段により受信されたとき、有効通信端末が利用された旨を認識して制御対象の作動を許可する制御手段とを備えた作動制御装置において、
    前記制御手段は、複数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
  2. 請求項1に記載の作動制御装置において、
    前記制御手段は、予め定められた所定の順序に従って複数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の作動制御装置において、
    前記制御手段は、予め定められた所定の個数の有効通信端末の各々がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置において、
    前記制御手段は、複数の有効通信端末の1つが利用された旨を認識して以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に残りの全ての有効通信端末がいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置において、
    前記制御手段は、複数の有効通信端末の1つが利用された旨を認識して以後、予め定められた所定の時間が経過するまでの期間内に利用された有効通信端末の個数が、予め定められた所定の個数である旨を認識したときに限り、制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の作動制御装置において、
    前記制御手段は、有効IDコードとは別のIDコードである無効IDコードを含む信号が前記受信手段により受信されたとき、有効通信端末とは別の通信端末である無効通信端末が利用された旨を認識して制御対象の作動を禁止することを特徴とする作動制御装置。
  7. 請求項6に記載の作動制御装置において、
    前記制御手段は、有効通信端末と無効通信端末とがいずれも利用された旨を認識したとき、制御対象の作動を禁止することを特徴とする作動制御装置。
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