JP2005194834A - 建物用ドア錠制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 付加価値の高い建物用ドア錠制御装置を提供する。
【解決手段】 通信制御部13は、携帯機11との間で相互通信を行い、該相互通信によって携帯機11から取得したIDコードと、メモリ16aに記録されたIDコードとの照合を行い、それらIDコード同士が一致したことを条件としてドア錠を自動的に解錠させる。また、作動制御装置21は、通信制御部13によるIDコードの照合結果と人検知センサ9による検知結果とに基づいて、第1カメラ10、第2カメラ34及び屋外モニタ35の作動を制御する。詳しくは、作動制御装置21は、IDコードの照合が成立した場合、該成立したIDコードと対応した態様で屋外モニタ35を表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物用ドア錠制御装置に関し、例えば住宅のドア錠を電気的に施解錠する装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、住宅に配設された通信制御装置と、家人によって所持される携帯機との間で相互通信を行い、その相互通信の成立の有無に基づいてドア錠を自動的に施解錠させる建物用ドア錠の遠隔操作装置が提案されている。
詳しくは、この遠隔操作装置を構成する通信制御装置は、携帯機に設定されたIDコードと自身に予め設定されたIDコードとが一致したことを条件としてドア錠を自動的に解錠させ、該IDコード同士が一致しなくなったことを条件としてドア錠を自動的に施錠させるようになっている。つまり、この種の遠隔操作装置では、IDコードを用いた電気的な照合を携帯機と通信制御装置との間で行うことにより、ドア錠の施解錠を制御するようになっている。このため、こうした遠隔操作操作装置では、ドアに設けられた鍵穴に機械的なキーを挿入・回動してドア錠の施解錠を行う機械式ドア錠装置に比べて、セキュリティレベルを向上させることができる。
また、特許文献1に記載の建物用ドア錠の遠隔操作装置は、屋外側におけるドアへの人の近接または接触を検出する人検知手段と、警告を発して注意を促す警告手段とを備えている。そして、この遠隔操作装置は、IDコードの照合が成立していない状態で人検知手段によって人の存在を検知した際には、警告手段を作動させて注意を促すようになっている。つまり、こうした警告を建物内への泥棒の侵入の抑止力として機能させることができ、セキュリティレベルをより向上させることができる。
特開2001−241228号公報
ところで、近年では、さらなる付加価値を持たせて、ユーザビリティの向上やより高いセキュリティレベルの向上を図ることができる建物用ドア錠制御装置が要望されている。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、付加価値の高い建物用ドア錠制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、建物用ドアへの屋外側からの人の近接を検知する人検知手段と、前記ドアの屋外側に配設され、該ドアの周辺を撮像する撮像手段と、前記ドアの屋外側に配設され、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する画像表示手段と、携帯機に設定されたIDコードを取得するIDコード取得手段と、所定のIDコードを記録する記録手段と、前記携帯機から取得したIDコードと前記記録手段に記録されたIDコードとの照合を行い、それらIDコード同士が一致したことを条件としてドア錠を施解錠制御するドア錠制御手段と、該ドア錠制御手段による前記IDコードの照合結果と前記人検知手段による検知結果とに基づいて、前記撮像手段及び前記画像表示手段のうちの少なくとも一方の作動を制御する作動制御手段とを備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の建物用ドア錠制御装置において、前記記録手段は複数のIDコードを記録可能であり、前記作動制御手段は、前記ドア錠制御手段による前記IDコードの照合が成立した場合、該成立したIDコードと対応した態様で前記画像表示手段を表示させることを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の建物用ドア錠制御装置において、前記作動制御手段は、前記人検知手段によって人の存在を検知したことを条件として、前記撮像手段を作動させて検知対象者を撮像するとともに、その画像を前記画像表示手段に表示させることを要旨とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の建物用ドア錠制御装置において、前記撮像手段によって撮像された画像を記録する画像記録手段を備え、前記作動制御手段は、前記ドア錠制御手段による前記IDコードの照合が成立したことを条件として、前記画像記録手段に記録された画像を前記画像表示手段に表示させることを要旨とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置において、前記記録手段は、第1グループと第2グループとに区分した状態で複数のIDコードを記録可能であり、前記ドア錠制御手段は、前記第1グループに属するIDコードに基づいて前記IDコードの照合が成立した場合には前記ドア錠の施解錠制御を行い、前記第2グループに属するIDコードに基づいて前記IDコードの照合が成立した場合には該施解錠制御を行わないことを要旨とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置において、屋外側における前記ドアの近傍に設けられた警報手段を備え、前記作動制御手段は、前記IDコードの照合が成立していない状態で屋外側からドア錠が解錠操作された際に、前記警報手段を作動させるとともに、前記画像表示手段に警告の旨を示す画像を表示させることを要旨とする。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置において、家人に所持される携帯通信機器との通信を行う外部通信手段を備え、
前記作動制御手段は、前記IDコードの照合が成立していない状態で屋外側からドア錠が解錠操作された際に、前記外部通信手段により前記携帯通信機器に対して該解錠操作された旨を通報する通報制御を行うことを要旨とする。
以下、本発明の「作用」について説明する。
請求項1に記載の発明によると、携帯機から取得したIDコードと記録手段に記録されたIDコードとが一致したことを条件としてドア錠の施解錠が行われる。つまり、IDコードを用いた電気的な照合に基づいてドア錠の施解錠が行われる。このため、機械キーを用いてドア錠の施解錠を行う機械式ドア錠制御装置に比べて、セキュリティレベルが向上する。また、該IDコードの照合結果と人検知手段による検知結果とに基づいて、撮像手段や画像表示手段が作動される。よって、該IDコードの照合結果と人検知手段による検知結果とに応じて撮像手段や画像表示手段の作動態様を変化させれば、例えば家人に対するお出迎え機能、携帯機を所持しない状態でドアに近づいた人物に対する威嚇機能、訪問者履歴を画像表示手段に表示させることによって家人に情報を提供する情報提供機能などを実現可能となる。よって、ユーザビリティの向上やセキュリティレベルの更なる向上を図ることが可能となり、高い付加価値を有するドア錠制御装置の実現が可能となる。
請求項2に記載の発明によると、記録手段には複数のIDコードを記録させることができるため、複数の家人がそれぞれ個別の携帯機を所持することができる。また、照合が成立したIDコードに対応した態様で画像表示装置が表示されるため、各人に対応した自動応対が可能となり、例えば各人に対応したお出迎え機能を実現可能となる。
請求項3に記載の発明によると、撮像されていることを検知対象者に認識させることができるため、家人に対しては装置が正常に機能している旨を知らせることができ、第三者に対しては威嚇効果を奏する。
請求項4に記載の発明によると、画像表示装置に訪問者履歴を表示させることができる。しかも、携帯機の所持者は屋外側で訪問者を確認することができるため、室内の安全性を事前に確認することができる。また、IDコードの照合が成立した場合にのみ表示が行われるため、プライバシーも確保される。
請求項5に記載の発明によると、例えば、家人が所持する携帯機のIDコードを第1グループとして登録し、知人・友人が所持する携帯機のIDコードを第2グループとして登録すれば、友人・知人の訪問時においてもお出迎え機能を実現することができる。また、友人・知人によるドア錠の施解錠は不可であるため、セキュリティレベルが低下することもない。
請求項6に記載の発明によると、IDコードの照合が成立していない状態で屋外側からドア錠が解錠操作されると、警報手段が作動されるとともに、画像表示手段に警告の旨を示す画像が表示される。このため、携帯機を所持しない第三者による不正なドア錠の解錠を抑止することが可能となる。
請求項7に記載の発明によると、IDコードの照合が成立していない状態で屋外側からドア錠が解錠操作されると、外部通信手段により携帯通信機器に対して該解錠操作された旨が通報される。このため、不正な解錠操作が行われたことを、家人は即座に認識することが可能となる。
以上詳述したように、本発明によれば、建物用ドア錠制御装置に高い付加価値をもたせることができる。
以下、本発明を住宅用ドア錠制御システムに具体化した一実施形態を図1〜図9に基づき詳細に説明する。
図1に示すように、住宅用ドア錠制御システム1は、住宅2の所有者(家人)等に所持される携帯機11と、住宅2に配設され、携帯機11と相互通信可能なドア錠制御装置12とを備えている。
携帯機11は通信機能を有し、ドア錠制御装置12から送信されたリクエスト信号を受信すると、自身に予め設定されたIDコードを含むIDコード信号を送信するようになっている。なお、本実施形態において携帯機11は、134kHzのリクエスト信号を受信し、300MHzのIDコード信号を送信するようになっている。
図1に示すように、ドア錠制御装置12は、IDコード取得手段及びドア錠制御手段としての通信制御部13、作動制御手段としての作動制御装置21、屋外ユニット31、室内ユニット41、外部通信手段としての外部通報装置51、人検知手段としての人検知センサ9及び撮像手段としての第1カメラ10を備えている。そして、作動制御装置21には、通信制御部13、屋外ユニット31、室内ユニット41、外部通報装置51、人検知センサ9及び第1カメラ10が電気的に接続されている。
一方、図2及び図3に示すように、ドア3には、屋外側に露出する屋外アンテナ部4と、屋内側に露出する屋内アンテナ部5が配設されている。そして、屋外アンテナ部4の内部に送信アンテナ4a及び受信アンテナ4b(図1参照)が配設され、屋内アンテナ部5の内部に送信アンテナ5a及び受信アンテナ5b(図1参照)が配設されている。なお、本実施形態において、送信アンテナ4a,5aは134kHzの電波を送信可能に設定され、受信アンテナ4b,5bは300MHzの電波を受信可能に設定されている。
また、ドア3の閉じ面3aには2つのドア錠6,7が形成されており、同ドア3の屋内側面には、これらドア錠6,7を手動で施解錠可能な手動ロック手段6a,7aが形成されている(図3参照)。これら手動ロック手段6a,7aは、一般的な屋内側施解錠用つまみ(サムターン)である。
さらに、ドア3の屋外側面において各ドア錠6,7と対応する箇所には、カバー部8がそれぞれ設けられている。図4(a)に示すように、両カバー部8は、正面視で略小判状をなしており、その表面には略円形の凹部81が設けられている。凹部81の奥面には、ドア錠6,7と連動するキーシリンダ82が露出しており、その露出した面にはメカキー(図示略)の挿入口82aが設けられている。そして、挿入口82aに対応するメカキーを挿入してシリンダを回動することにより、ドア錠6,7を施解錠できるようになっている。
こうした凹部81には、カバー83が装着されている。カバー83は薄板状をなし、装着状態においてはカバー部8の表面が面一となるようになっている。また、カバー83は、導電性金属によって形成されている。なお、本実施形態においてカバー83の裏面の所定箇所には粘着剤層が形成されている。そして、この粘着剤層が凹部81に粘着されることにより、カバー83がカバー部8に装着される。
また、図4(b)に示すように、凹部81内には、2つの電極84a,84bが露出した状態で形成されている。これら電極84a,84bは、互いに離間した位置、且つカバー83の装着時に同カバー83と接触する位置に形成されている。カバー83の裏面に形成された粘着剤層は、これら電極84a,84bを除く箇所に形成されている。このため、カバー83の装着状態にあっては、カバー83を介して同電極84a,84b同士が導通する。そして、このカバー83及び両電極84a,84bによって、カバー検知部85が構成される。これら各電極84a,84bは、それぞれ電線を介して、通信制御部13を構成するマイコン16(図1参照)に電気的に接続されている。すなわち、カバー部8は、カバー83が凹部81に装着されているか否かを示す信号(装着有無信号)をマイコン16に対して出力するようになっている。
なお、本実施形態においてキーシリンダ82内には公知のトランスポンダ駆動回路(図示略)が配設され、メカキー内には該トランスポンダ駆動回路との相互通信を行う公知のトランスポンダIC(図示略)が配設されている。そして、カバー部8は、マイコン16から駆動指令信号が入力されると、トランスポンダ駆動回路とトランスポンダICとの間で相互通信を行い、その相互通信が確立したことを条件として認証成立信号をマイコン16に対して出力するようになっている。
次に、通信制御部13について詳述する。
図2及び図3に示すように、通信制御部13は、ドア3内に配設されている。図1に示すように、この通信制御部13は、送信回路14、受信回路15、及びマイクロコンピュータ(マイコン)16を備えている。
送信回路14には前記送信アンテナ4a,5aが接続され、受信回路15には前記受信アンテナ4b,5bが接続されている。
送信回路14は、マイコン16から出力されるリクエスト信号を所定周波数の電波に変換し、送信アンテナ4a,5aを介して送信する。したがって、図3に示すように、リクエスト信号は、屋外側送信アンテナ4aを介して屋外側におけるドア3の周辺の所定領域A1に送信されるとともに、屋内側送信アンテナ5aを介して屋内側におけるドア3の周辺の所定領域A2に送信される。すなわち、これらの所定領域A1,A2において携帯機11と通信制御部13との相互通信が可能となる。なお、本実施形態におけるリクエスト信号の周波数は、134kHzに設定されている。また、屋外側に出力されるリクエスト信号の出力領域A1は、後記する人検知センサ9の検知領域A3を含み、且つその検知領域A3よりも広くなるように設定されている。
受信回路15は、携帯機11から送信されたIDコード信号を受信アンテナ4b,5bを介して受信し、そのIDコード信号をパルス信号に復調して受信信号を生成するとともに、その受信信号をマイコン16へ出力する。
マイコン16には、前記カバー部8のカバー検知部85及び前記ドア錠6,7を電気的に作動するドア錠機構17が電気的に接続されている。ドア錠機構17は、各ドア錠6,7を電気的に出没移動させるアクチュエータと、そのアクチュエータを駆動させるためのドライバとからなり、ドア3内におけるドア錠6,7の近傍に配設されている(図示略)。そして、ドア錠機構17は、マイコン16から駆動信号が入力された際にドア錠6,7を突出または埋入させてドア錠の施解錠を電気的に行うようになっている。
マイコン16は、具体的には図示しないCPU、ROM、RAMからなるCPUユニットであり、記録手段としての不揮発性のメモリ16aを備えている。このメモリ16aには、携帯機11と対応するIDコードを複数個記録可能となっている。詳しくは、例えば図6に概念図として示すように、メモリ16aの記録領域は、それぞれ複数(ここでは10個)のIDコードを記録可能な第1記録領域M1と第2記録領域M2とを有している。すなわち、メモリ16aは、第1グループと第2グループとに区分した状態で複数のIDコードを記録可能となっている。そして、本実施形態においてマイコン16は、第1記録領域M1に記録された各IDコードを、ドア錠6,7を解錠すべきIDコードとして判断し、第2記録領域M2に記録された各IDコードを、ドア錠6,7を解錠すべきでないIDコードとして判断するようになっている。このため、第1記録領域M1には家人が所有する携帯機11のIDコード(家人用IDコード)が記録され、第2記録領域M2には知人・友人が所有する携帯機11のIDコード(知人・友人用IDコード)が記録されている。
マイコン16は、送信回路14に対してリクエスト信号を間欠的に出力するようになっている。このマイコン16には、作動制御手段としての作動制御装置21が電気的に接続され、前記受信信号が入力されると、該作動制御装置21から入力されるIDコードと受信信号に含まれるIDコードとの比較(IDコード照合)を行う。そして、それらIDコードが一致した際、すなわちIDコードの照合が成立(確立)した際に、その一致したIDコードに対応して設定された個別コードを含む照合成立信号を作動制御装置21に出力する。例えば、一致したIDコードが図6に示す第1IDコードである場合、マイコン16は、「1」の意を示す個別コードを含む照合成立信号を作動制御装置21に出力する。同様に、一致したIDコードが図6に示す第3IDコードである場合、マイコン16は、「3」の意を示す個別コードを含む照合成立信号を作動制御装置21に出力する。
さらに、マイコン16は、該一致したIDコードが前記家人用IDコードであると判断した場合、ドア錠機構17に対して駆動信号を出力してドア錠6,7を解錠させる。これに対し、マイコン16は、IDコード照合が成立しなくなった場合、ドア錠機構17に対して駆動信号を出力してドア錠6,7を施錠させる。そこで、このように構成された通信制御部13によるドア錠6,7の基本的な施解錠動作について説明する。
まず、通信制御部13は、送信アンテナ4a,5aから所定領域A1,A2に対して、リクエスト信号を間欠的に出力する。
携帯機11は、所定領域内に入ってリクエスト信号を受信すると、このリクエスト信号に応答してIDコード信号を自動送信する。すなわち、携帯機11を所持する家人等がドア3に近づいたときに、携帯機11からIDコード信号が送信される。携帯機11は、通常、リクエスト信号を受信するためのスタンバイモードとなっており、該リクエスト信号の受信時にのみIDコード信号を送信するようになっている。
通信制御部13は、IDコード信号を受信すると、前記IDコード照合を行う。そして、該IDコード照合が成立するとともに、その成立したIDコードが家人用IDコードである場合に、ドア錠機構17に駆動信号を出力してドア錠6,7を解錠させる。このため、ドア錠6,7は、家人がドア3に近づくだけで自動的に解錠される。すなわち、家人は、ドア錠6,7を解錠するための操作を一切行う必要がない。
一方、ドア錠の解錠後、携帯機11が所定領域A1,A2から離間したときには、携帯機11は、リクエスト信号を受信できなくなるため、IDコード信号を送信しなくなる。すなわち、通信制御部13はIDコード信号を受信できなくなる。この場合、マイコン23は、携帯機11がドア3から離れたものと判断して、ドア錠機構17に駆動信号を出力してドア錠6,7を施錠させる。よって、ドア錠6,7は、家人がドア3から離間するだけで自動的に施錠される。すなわち、家人は、ドア錠6,7を施錠するための操作を一切行う必要がない。したがって、こうした住宅用ドア錠制御システム1によれば、ドア錠6,7を一切の操作を行うことなく施解錠することができる。
また、マイコン16は、カバー部8から入力される装着有無信号に基づき、カバー部8の凹部81にカバー83が装着されていないと判断した際に、カバー部8に対して駆動指令信号を出力し、前記トランスポンダ駆動回路を駆動させる。そして、マイコン16は、カバー部8から前記認証成立信号が入力された場合にはその認証成立信号を作動制御装置21に対して出力し、該認証成立信号が入力されない場合には、作動制御装置21に対して警戒指令信号を出力する。
ところで、図3に示すように、住宅2の庇2aには、前記人検知センサ9及び前記第1カメラ10が配設されている。人検知センサ9は、例えば赤外線センサや超音波センサ等から構成され、ドア3の屋外側における所定領域A3内に人の存在を認めた際に検出信号を出力するようになっている。この所定領域A3は、ドア3における屋外側面のほぼ全体を含むように設定されるとともに、屋外側に送信される前記リクエスト信号の出力領域A1よりも狭くなるように設定されている。第1カメラ10は、ドア3の屋外側周辺を撮像可能に配置されており、本実施形態においては少なくとも人検知センサ9の検知領域である前記所定領域A3を含む範囲を撮像可能となっている。
図2及び図3に示すように、ドア3の屋外側面には、前記屋外ユニット31が配設されている。図5(a)に併せ示すように、屋外ユニット31はボックス状をなし、その表面には、警報手段としての屋外スピーカ32、屋外マイク33、撮像手段としての第2カメラ34、画像表示手段としての屋外モニタ35、屋外操作スイッチ36及びクリアスイッチ37が設けられている。図1に示すように、屋外スピーカ32、屋外マイク33、第2カメラ34、屋外モニタ35、屋外操作スイッチ36及びクリアスイッチ37は、作動制御装置21に電気的に接続されている。
詳しくは、屋外スピーカ32は、作動制御装置21から入力されたデータ信号に基づき、音声や警告音等を出力する。また、屋外マイク33は、屋外ユニット31の近辺で発話された音声を集音し、その集音した音声を音声データとして作動制御装置21に出力する。第2カメラ34は、屋外ユニット31の周辺を撮像し、その撮像した画像データを作動制御装置21に出力する。屋外モニタ35は、作動制御装置21から入力されたデータ信号に基づき、前記第1カメラ10及び第2カメラ34によって撮像された画像等を表示する。屋外操作スイッチ36及びクリアスイッチ37は、屋外ユニット31の表面に設けられた押しボタンスイッチであり、操作された際に対応する操作信号を作動制御装置21に出力する。詳しくは、屋外操作スイッチ36が操作されると屋外操作信号が、クリアスイッチ37が操作されるとクリア操作信号が、それぞれ作動制御装置21に出力される。
また、図2に示すように、室内壁面には、前記室内ユニット41が配設されている。本実施形態において室内ユニット41は、前記リクエスト信号の室内側の出力領域A2外となる室内壁面に配設されている。図5(b)に併せ示すように、室内ユニット41はボックス状をなし、その表面には、室内スピーカ42、室内マイク43、室内モニタ44、応答スイッチ45、モード切換スイッチ46及び室内操作スイッチ47が設けられている。これら室内スピーカ42、室内マイク43、室内モニタ44、応答スイッチ45、モード切換スイッチ46及び室内操作スイッチ47は、作動制御装置21に電気的に接続されている(図示略)。
詳しくは、室内スピーカ42は、作動制御装置21から入力されたデータ信号に基づき、音声や警告音等を出力する。また、室内マイク43は、室内ユニット41の近辺で発話された音声を集音し、その集音した音声を音声データとして作動制御装置21に出力する。室内モニタ44は、前記第1カメラ10及び第2カメラ34によって撮像された画像等を表示する。応答スイッチ45、モード切換スイッチ46及び室内操作スイッチ47は、室内ユニット41の表面に設けられた押しボタンスイッチであり、操作された際に対応する操作信号を作動制御装置21に出力する。詳しくは、応答スイッチ45が操作されると応答操作信号が、モード切換スイッチ46が操作されると切換操作信号が、室内操作スイッチ47が操作されると室内操作信号が、それぞれ作動制御装置21に出力される。
なお、本実施形態において屋外ユニット31と室内ユニット41とは、外観が相似しているが、これに限らず全く異なる外観をなしていてもよい。
次に、作動制御装置21について詳述する。
作動制御装置21は、室内の任意の箇所に配設されたコンピュータ装置であり、本実施形態においてはパーソナルコンピュータによって構成されている。図1に示すように、作動制御装置21は、記録手段及び画像記録手段としての不揮発性のメモリ21aを備えている。このメモリ21aは、複数種の自動応対データと、前記第1カメラ10及び第2カメラ34によって撮像された撮像データと、前記屋外マイク33によって集音された音声データとを記録可能となっている。
そして、本実施形態においてメモリ21aには、前記通信制御部13のマイコン16から入力される照合成立信号の各種個別コードに対応した個別のID対応データと、第三者対応データとが、自動応対データとして記録されている。より詳しくは、メモリ21aには、前記家人用IDコードを示す個別コードと対応するID対応データが家人対応データとして記録され、前記友人・知人用IDコードを示す個別コードと対応するIDコード対応データが友人・知人対応データとして記録されている。また、各友人・知人対応データは、在宅対応データと外出対応データとの2種から構成されている。
また、各自動応対データ(各ID対応データ及び第三者対応データ)は、音声データと画像データとによって構成されている。さらに、メモリ21aには、前記屋外ユニット31の屋外スピーカ32及び前記室内ユニット41の室内スピーカ42から警告音を出力させるための警報データが記録されている。
作動制御装置21には、通常モードと、2種の警戒モード(在宅警戒モード及び外出警戒モード)とが設定されており、前記室内ユニット41のモード切換スイッチ46により、それらモードのうちの1つに切り換わるようになっている。なお、本実施形態では、モード切換スイッチ46が操作されるたび毎に、「通常モード→在宅警戒モード→外出警戒モード→通常モード」という順序で各モードに切り換わるようになっている。
こうした作動制御装置21は、人検知センサ9及び通信制御部13から入力される各種信号に基づいて自動応対処理を行い、第1カメラ10、屋外ユニット31、室内ユニット41及び外部通報装置51の作動制御を行う。そこで、作動制御装置21によって行われる自動応対処理を、図7〜図9に示すフローチャートに従って説明する。なお、この自動応対処理は、作動制御装置21に設けられた、または装着された記録媒体に記録されたプログラムに従って行われる。なお、記録媒体としては、作動制御装置21に設けられた既存のROMやハードディスク、作動制御装置21に装着されたCD−ROMやDVD−ROMなどの各種記録媒体が挙げられる。
<自動応対処理>
作動制御装置21は、まずステップS1において、人検知センサ9によって人の存在が、予め設定された所定時間以上に亘って連続的に検知されているか否かを判断する。なお、本実施形態において該所定時間は3秒程度に設定されている。そして、作動制御装置21は、人の存在が検知されていない場合にはここでの処理を一旦終了し、人の存在が検知されていればステップS2の処理へ移行する。
ステップS2において作動制御装置21は、前記通信制御部13から照合成立信号が入力されているか否かを判断する。そして、照合成立信号が入力されている場合には、作動制御装置21はステップS3に移行し、照合成立信号に含まれる個別コードに対応して設定された前記ID対応データに基づく自動応対を行う「お出迎え処理」を行い、ここでの処理を一旦終了する。これに対し、照合成立信号が入力されていない場合には、作動制御装置21は、ステップS4に移行し、前記第三者対応データに基づく自動対応を行う「第三者応対処理」を行った後、ステップS5の処理へ移行する。つまり、人検知センサ9によって人の存在が検知され、且つIDコード照合が成立した場合には、作動制御装置21は、家人が帰宅または友人・知人が訪問したと判断して「お出迎え処理」が行う。これに対し、人検知センサ9によって人の存在が検知されているにも拘わらずIDコード照合が成立しない場合には、作動制御装置21は、第三者が訪問したと判断して「第三者応対処理」を行う。
ステップS5において作動制御装置21は、前記通信制御部13から警戒指令信号が入力されているか否かを判断する。そして、作動制御装置21は、該警戒指令信号が入力されていない場合にはここでの処理を一旦終了し、該警戒指令信号が入力されている場合にはステップS6の処理へ移行する。このステップS6において作動制御装置21は、屋外ユニット31の屋外スピーカ32及び室内ユニット41の室内スピーカ42に対して前記警報データを出力して両スピーカ32,42から警告音を出力させる警報処理を行う。また、作動制御装置21は、該警告の旨を、屋外モニタ35及び室内モニタ44に表示させる。このため、住宅2に異常が生じた旨が住宅2の近辺に通知されることとなり、第三者によるドア錠6,7の不正解錠を抑止することができる。
続くステップS7において作動制御装置21は、外出警戒モードであるか否かを判断し、外出警戒モードではない場合、すなわち通常モードまたは在宅警戒モードである場合にはここでの処理を一旦終了する。これに対し、作動制御装置21は、外出警戒モードであれば、ステップS8において通報処理を行う。詳しくは、作動制御装置21は、前記外部通報装置51に対して通報指令信号を出力して外部通報装置51を作動させる。外部通報装置51は、一般公衆回線を通じて外部に通報信号を送信するための装置であり、作動制御装置21から該通報指令信号が入力されると、該通報信号を自動送信する。すなわち、作動制御装置21は、通信制御部13から警戒指令信号が入力されると、ドア錠6,7が不正に解錠操作されたと判断して、外部通報装置51から通報信号を送信させる。そして、図1に示すように、この通報信号は、家人によって所持される携帯通信機器(ここでは携帯電話)52に送信される。このため、該家人は、携帯通信機器52により、住宅2に異常が生じていることを確実且つ迅速に認識可能となる。
<お出迎え処理>
ところで、前記「お出迎え処理」にあっては、図8に示すように、まずステップS11において作動制御装置21は、照合成立信号に含まれる個別コードが、前記第1グループに属するIDコードと対応しているか否かを判断する。つまり、ステップS11において作動制御装置21は、通信制御部13との間で相互通信が成立した携帯機11が、家人によって所持されているものであるか、知人・友人によって所持されているものであるかを判断する。
これにより、該個別コードが第1グループに属するIDコードと対応していると判断した場合、作動制御装置21は、ステップS12において、個別コードに対応した前記家人対応データをメモリ21aから読み込む。具体的には、例えば図6に示した第1IDコードを有する携帯機11と通信制御部13との間で相互通信が成立し、「1」の意を示す個別コードを含む照合成立信号が入力された場合、作動制御装置21は、「1」の意を示す個別コードと対応する家人対応データをメモリ21aから読み込む。そして、ステップS13において作動制御装置21は、読み込んだID対応データを前記屋外スピーカ32及び屋外モニタ35に出力する。このため、屋外スピーカ32からは該家人対応データに基づいた音声が出力され、屋外モニタ35には該家人対応データに基づいた画像が表示される。例えば、第1IDコードを有する携帯機11を「お父さん」が所持している場合、「お父さん、お帰りなさい。今日も一日お疲れ様でした。」というメッセージを家人対応データとしてメモリ21aに記録しておいたとする。この場合、「お父さん」の帰宅時には、前記メッセージが屋外スピーカ32から音声出力されるとともに、該メッセージの画像が屋外モニタ35に表示される。同様に、全ての家人に対応したメッセージを家人対応データとしてメモリ21aに記録しておけば、各人の帰宅時には、あたかも住宅2にお出迎えされているかのごとく、対応する音声の出力と画面表示とが行われることとなる。
続いて、ステップS14において作動制御装置21は、訪問履歴の有無を判断する。作動制御装置21は、前記第1カメラ10及び第2カメラ34によって撮像された撮像データや屋外マイク33によって集音された音声データがメモリ21aに記録されているか否かに基づいて、訪問履歴の有無を判断する。すなわち、作動制御装置21は、該撮像データや音声データがメモリ21aに記録されている場合に訪問履歴があると判断し、該撮像データや音声データがメモリ21aに記録されていない場合に訪問履歴がないと判断する。これにより、作動制御装置21は、訪問履歴がないと判断した場合にはここでの処理を一旦終了する。これに対し、作動制御装置21は、訪問履歴があると判断した場合にはステップS15において、屋外モニタ35に対する案内表示と、屋外スピーカ32による音声出力とからなる案内処理を行う。なお、本実施形態において作動制御装置21は、この案内処理にあたり、「訪問履歴があります。ご確認の場合には“屋外操作スイッチ”を押してください。」というメッセージを、屋外モニタ35に表示させるとともに、屋外スピーカ32から音声出力させるようになっている。また、屋外モニタ35には、屋外操作スイッチ36の場所を示す図を表示させるようになっている。すなわち、このステップS15において作動制御装置21は、訪問履歴が存在する旨と、その訪問履歴の確認を促す旨とを、屋外モニタ35及び屋外スピーカ32を用いて家人にアナウンスする処理を行う。
そして、ステップS16において作動制御装置21は、屋外操作スイッチ36から屋外操作信号が入力されたか否かに基づき、応答操作があったか否かを判断する。これにより、作動制御装置21は、応答操作がないと判断した場合にはここでの処理を一旦終了する。これに対し、作動制御装置21は、該応答操作があったと判断した場合には、ステップS17において、メモリ21aに記録された撮像データを屋外モニタ35に表示させるとともに、メモリ21aに記録された音声データを屋外スピーカ32から出力させる。このため、屋外操作スイッチ36を操作した家人は、屋外モニタ35によって訪問者の履歴を認識することができるとともに、訪問者のメッセージを聴くことができる。なお、作動制御装置21は、クリアスイッチ37からクリア操作信号が入力されると、こうした訪問履歴を示す撮像データや音声データをメモリ21aから消去するようになっている。
また、本実施形態において作動制御装置21は、室内操作スイッチ47から室内操作信号が入力されたか否かに基づいても応答操作があったか否かを判断するようになっている。そして、室内操作信号の入力の有無に基づいて応答操作があったと判断した場合、作動制御装置21は、メモリ21aに記録された撮像データを室内モニタ44に表示させるともに、メモリ21aに記録された音声データ(前記屋外マイク33によって集音された音声データ)を室内スピーカ42から出力させる。このため、室内操作スイッチ47を操作した家人は、室内モニタ44によって訪問者の履歴を認識することができるとともに、訪問者のメッセージを聴くことができる。なお、こうした室内操作信号に基づく訪問履歴の表示及び音声出力は、訪問履歴が存在すれば、この「お出迎え処理」の処理手順に拘わらず、いつ何時であっても可能となっている。
ところで、作動制御装置21は、前記ステップS11において照合成立信号に含まれる個別コードが、前記第1グループに属さないIDコード、すなわち前記第2グループに属するIDコードと対応していると判断した場合、ステップS18の処理へ移行する。つまり、ステップS11において作動制御装置21は、通信制御部13との間で相互通信が成立した携帯機11が、知人・友人によって所持されているものであると判断した場合に、ステップS18の処理へ移行する。
ステップS18において作動制御装置21は、外出警戒モードであるか否かを判断する。そして、作動制御装置21は、外出警戒モードであれば、ステップS19において、メモリ21aに記録された前記友人・知人対応データのうち、外出対応データを読み込み、ステップS21の処理へ移行する。これに対し、作動制御装置21は、外出警戒モードでなければ、すなわち通常モードまたは在宅警戒モードであれば、ステップS20において、該友人・知人対応データのうち、在宅対応データを読み込み、ステップS21の処理へ移行する。
ステップS21において作動制御装置21は、読み込んだ友人・知人対応データを、前記屋外スピーカ32及び屋外モニタ35に出力する。このため、屋外スピーカ32からは該友人・知人対応データに基づいた音声が出力され、屋外モニタ35には該友人・知人対応データに基づいた画像が表示される。例えば、「○○さん、いらっしゃい。あいにく家人は外出しております。録画及び録音を開始しますので、メッセージをどうぞ。」というメッセージを外出対応データとしてメモリ21aに記録しておいたとする。また、「○○さん、いらっしゃい。お待ちしておりました。ただいま家人を呼び出しておりますので、少々お待ちください。」というメッセージを在宅対応データとしてメモリ21aに記録しておいたとする。そして、前記第2グループに属するIDコードを有する携帯機11の所有者を「○○さん」に対応してメモリ21aに記録しておいたとする。この場合、例えば図6に示した第1IDコードを有する携帯機11の所有者(友人A)の訪問の際には、「Aさん、いらっしゃい・・・・」というメッセージが屋外スピーカ32から音声出力されるとともに、該メッセージの画像が屋外モニタ35に表示される。このため、友人・知人の訪問時には、あたかも住宅2にお出迎えされているかのごとく、対応する音声の出力と画面表示とが行われることとなる。また、外出対応データと在宅対応データとでメッセージの内容が異なるため、友人・知人は、家人が外出中であるのか在宅中であるのかを認識することができる。なお、外出警戒モードにおいて作動制御装置21は、上記メッセージの表示及び音声出力の後、屋外マイク33によって集音された音声データをメモリ21aに記録するようになっている。つまり、外出警戒モードにおいて作動制御装置21は、訪問者のメッセージを録音する。
<第三者応対処理>
一方、前記「第三者応対処理」にあっては、図9に示すように、作動制御装置21は、第1カメラ10及び第2カメラ34を作動させて訪問者を撮像し(ステップS31)、撮像データをメモリ21aに記録する(ステップS32)。続いて、ステップS33において作動制御装置21は、メモリ21aから第三者対応データを読み込み、ステップS34の処理へ移行する。
ステップS34において作動制御装置21は、読み込んだ第三者対応データを、前記屋外スピーカ32及び屋外モニタ35に出力する。このため、屋外スピーカ32からは該第三者対応データに基づいた音声が出力され、屋外モニタ35には該第三者対応データに基づいた画像が表示される。例えば、「何かご用でしょうか?ご用件がございましたらメッセージをどうぞ。」というメッセージを第三者対応データとしてメモリ21aに記録しておいたとする。この場合、第三者の訪問時には、前記メッセージが屋外スピーカ32から音声出力されるとともに、該メッセージの画像が屋外モニタ35に表示される。このため、例えば宅配業者等の第三者の訪問時には、自動的に応対が行われることとなる。よって、第三者の訪問時において、家人は何ら応対作業を行う必要がない。
続いて、ステップS35において作動制御装置21は、第1カメラ10及び第2カメラ34によって撮像されている撮像データを、屋外モニタ35に表示させる。このため、第三者に自身が撮像されている旨を認識させることができ、ドア3に対する悪戯や住宅2内への不正侵入を抑止することができる。また、前記第三者対応データのメッセージに加えて、「なお、失礼ながら、ただいま録画と録音とを行っております。ご注意ください。」というメッセージを、第三者対応データとして追加記録しておいたとする。この場合、ステップS34において、該追加メッセージが屋外スピーカ32から音声出力されるとともに、該追加メッセージの画像が屋外モニタ35に表示される。このため、第三者に対する威嚇作用がより顕著に表出し、ドア3に対する悪戯や住宅2内への不正侵入の抑止効果がより顕著に得られるようになる。
次に、ステップS35において作動制御装置21は、屋外マイク33によって集音された音声データをメモリ21aに記録する。すなわち、作動制御装置21は、第三者のメッセージを録音する。
ステップS36において作動制御装置21は、室内ユニット41の応答スイッチ45から応答操作信号が入力されたか否かに基づき、応答操作があったか否かを判断する。これにより、作動制御装置21は、応答操作がないと判断した場合にはここでの処理を一旦終了する。これに対し、作動制御装置21は、該応答操作があったと判断した場合には、ステップS38において通話処理を行う。この通話処理において作動制御装置21は、室内マイク43で集音された音声データを屋外スピーカ32から出力し、屋外マイク33で集音された音声データを室内スピーカ42から出力する。このため、屋外ユニット31と室内ユニット41との間で通話が可能となる。また、作動制御装置21は、第2カメラ34で撮像された撮像データを室内モニタ44に表示させる。すなわち、屋外ユニット31及び室内ユニット41は、モニタ付きインターホンとして機能する。
よって、このように構成されたドア錠制御装置12によれば、ドア錠の自動施解錠機能、家人及び友人・知人のお出迎え機能、第三者の自動応対機能及び威嚇機能、屋外モニタ35及び室内モニタ44に訪問履歴を表示させることによって家人に情報を提供する情報提供機能が実現される。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)携帯機11と通信制御部13との相互通信に基づき、ドア錠の自動施解錠が行われる。つまり、IDコードを用いた電気的な照合に基づいてドア錠の施解錠が行われる。このため、機械キーを用いてドア錠の施解錠を行う機械式ドア錠制御装置に比べて、セキュリティレベルを向上させることができる。また、該IDコードの照合結果と人検知センサ9による検知結果とに基づいて、第1カメラ10、屋外ユニット31、室内ユニット41及び外部通報装置51が種々の態様で作動制御される。このため、ドア錠制御システム1によれば、家人及び友人・知人に対するお出迎え機能、携帯機11を所持しない状態でドアに近づいた第三者に対する自動応対機能及び威嚇機能、訪問者履歴を屋外モニタ35及び室内モニタ44に表示させることによって家人に情報を提供する情報提供機能などを実現することができる。よって、ドア錠制御システム1のユーザビリティの向上やセキュリティレベルの更なる向上を図ることができるとともに、同ドア錠制御システム1に高い付加価値を付与することができる。
(2)通信制御部13のメモリ16aには複数のIDコードを記録させることができるため、複数の家人及び友人・知人がそれぞれ個別の携帯機11を所持することができる。また、屋外モニタ35には照合が成立したIDコードに対応した画像が表示されるため、各人に対応した自動応対が可能となり、各人に対応したお出迎え機能を実現させることができる。
(3)人検知センサ9によって人の存在が検知されたことを条件として、第1カメラ10及び第2カメラ34により該検知対象者が撮像されるとともに、その画像が屋外モニタ35に表示される。このため、撮像されていることを検知対象者(友人・知人及び第三者)に確実に認識させることができ、第三者に対しては威嚇効果を奏する。
(4)家人の外出中に友人・知人や第三者が訪問した際には、第1カメラ10及び第2カメラ34によって該訪問者が撮像され、その撮像データが作動制御装置21のメモリ21aに記録される。そして、家人は、帰宅した際に、屋外ユニット31の屋外操作スイッチ36を操作することにより、該メモリ21aに記録された撮像データを屋外モニタ35に表示させることができる。このため、家人は、外出中における訪問者の履歴を認識することができる。しかも、家人は、ドア3の屋外側で訪問者の履歴を確認することができるため、室内の安全性を事前に確認することができる。また、IDコードの照合により、家人であると認識された場合にのみ該履歴の表示が行われるため、プライバシーも確保することができる。
(5)通信制御部13のメモリ16aには、家人が所持する携帯機11のIDコードが第1グループ、知人・友人が所持する携帯機11のIDコードが第2グループとしてそれぞれ記録されている。そして、第1グループに属するIDコードによりIDコード照合が成立した場合にはドア錠6,7の自動解錠とお出迎え処理が行われ、第2グループに属するIDコードによりIDコード照合が成立した場合にはお出迎え処理のみが行われる。すなわち、第1グループと第2グループとに区分した状態で各IDコードをメモリ16aに記録することにより、友人・知人の訪問時においてもお出迎え機能を実現することができる。また、友人・知人によるドア錠6,7の施解錠は不可であるため、住宅2のセキュリティレベルが低下することもない。
(6)IDコードの照合が成立していない状態でカバー部8のカバー83が取り外されると、屋外スピーカ32及び室内スピーカ42から警告音が発せられるとともに、該警告の旨が屋外モニタ35及び室内モニタ44に表示される。すなわち、ドア錠制御装置12と対応した携帯機11を所持しない第三者によって屋外側からドア錠6,7が解錠操作されると、警告音が発せられるとともに警告表示が行われる。このため、第三者による不正なドア錠6,7の解錠を抑止することができる。
(7)IDコードの照合が成立していない状態でカバー部8のカバー83が取り外されると、外部通報装置51から携帯通信機器(携帯電話)52に対して、該解錠操作された旨が通報される。このため、不正な解錠操作が行われたことを、家人は即座に認識することができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態においてドア錠制御装置12は、携帯機11との自動的な相互通信によりドア錠を自動的に施解錠するスマートエントリ機能を備えている。しかし、ドア錠制御装置12は、こうしたスマートエントリ機能を必ずしも有している必要はなく、IDコードを用いた電気的な照合に基づいてドア錠の施解錠を行うようになっていればよい。例えば、通信制御部13から送信回路14を省略し、キーレスエントリ機能を有したドア錠制御装置12としてもよい。なお、キーレスエントリ機能とは、携帯機11に設けられた操作スイッチを操作することにより携帯機11からIDコード信号を送信させ、そのIDコード信号に含まれるIDコードに基づいてドア錠の施解錠を行う機能を示す。また、通信制御部13の送信回路14及び受信回路15を、IDカードのIDコードを読み取るカードリーダに変更し、その読み取ったIDコードに基づいてドア錠の施解錠を行うカードリーダ機能を有したドア錠制御装置12としてもよい。なお、このように変更した場合、各アンテナ部4,5が不要になるとともに、該カードリーダをドア3の屋外側近辺に設ける必要がある。
・ 前記実施形態では、友人・知人及び第三者が住宅2に訪問した場合にのみ、第1カメラ10及び第2カメラ34による訪問者の撮像が行われるとともに、その撮像データが屋外モニタ35に表示されるようになっている。しかし、家人の帰宅時においても該撮像及び表示が行われるようになっていてもよい。このようにすれば、家人は、第1カメラ10及び第2カメラ34が正常に機能していることを容易且つ確実に認識することができる。
・ 前記実施形態では、屋外スピーカ32、屋外マイク33、第2カメラ34、屋外モニタ35、屋外操作スイッチ36及びクリアスイッチ37は、屋外ユニット31に一体に設けられているが、別体に設けられていてもよい。例えば、屋外ユニット31は、屋外スピーカ32、屋外マイク33、屋外操作スイッチ36及びクリアスイッチ37のみを備え、第2カメラ34及び屋外モニタ35については、屋外ユニット31とはそれぞれ別体にドア3の近辺に配設されていてもよい。また、これに限らず、屋外スピーカ32、屋外マイク33、第2カメラ34、屋外モニタ35、屋外操作スイッチ36及びクリアスイッチ37は、それぞれ個別、または任意の組合せで一体に設けられてもよい。
・ 前記実施形態において屋外ユニット31は、ドア3の屋外側面に配設されているが、これに限らず、ドア3の近傍であれば何処に配設されていてもよい。但し、屋外ユニット31の配設箇所は、人検知センサ9の検知領域である前記所定領域A3内であることが望ましい。
・ 前記実施形態において撮像手段は、住宅2の庇2aに設けられた第1カメラ10と、屋外ユニット31に設けられた第2カメラ34とによって構成されている。しかし、撮像手段は、こうした2つのカメラ10,34に限らず、これらカメラ10,34のうちの一方のみによって構成されていてもよく、また3つ以上のカメラによって構成されていてもよい。すなわち、撮像手段は、単数、複数に限定されない。
・ 前記実施形態において作動制御装置21は、パーソナルコンピュータによって構成されている。しかし、作動制御装置21は、これに限らず、専用のコンピュータ装置によって構成されてもよい。
・ 前記実施形態において作動制御装置21は、通常モードから2種の警戒モードに切り換わるように設定されている。しかし、作動制御装置21は、通常モードから1種の警戒モードにのみ切り換わるように設定されていてもよい。
・ 人検知センサ9及び第1カメラ10と作動制御装置21との間の通信は、有線による通信に限らず、無線通信によって行われてもよい。このようにすれば、ドア錠制御装置12の設置工事が容易となる。
・ 前記実施形態においてドア錠制御装置12は、撮像手段としての第1カメラ10及び第2カメラ34と、画像表示手段としての屋外モニタ35とを備え、該カメラ10.34及び屋外モニタ35を用いた「お出迎え処理」及び「自動応対処理」を行うようになっている。しかし、ドア錠制御装置12は、これらカメラ10,34及び屋外モニタ35を必ずしも備えている必要はない。例えば、ドア錠制御装置12は、これらカメラ10,34及び屋外モニタ35を備えず、屋外スピーカ32のみを用いた「お出迎え処理」及び「自動応対処理」を行うようになっていてもよい。
・ 前記実施形態においてドア錠制御装置12は、外出警戒モードの状態でドア錠6,7が不正に解錠操作された際に、外部通報装置51を用いた通報処理を行うようになっている。しかし、ドア錠制御装置12は、こうした通報処理を行わないようになっていてもよい。このようにすれば、外部通報装置51を省略することができる。
・ 前記実施形態において通信制御部13のメモリ16aには、複数のIDコードを2つのグループに区分して記録するようになっている。しかし、このメモリ16aは、必ずしも2つのグループに区分して各IDコードを記録するようになっている必要はない。例えば、メモリ16aには、家人が所持する携帯機11のIDコードのみを記録可能となっていてもよい。
・ 前記実施形態においてドア錠制御装置12は、携帯機11との通信に基づき、ドア錠6,7を電気的に施解錠するようになっている。しかし、ドア錠制御装置12は、必ずしもドア錠6,7を電気的に施解錠するようになっている必要はない。すなわち、ドア錠制御装置12は、ドア錠の施解錠を行わないようになっていてもよい。このように変更した場合、ドア錠制御装置12は発展型インターホン装置として機能する。
・ 携帯機11と通信制御部13との相互通信は、ブルートゥース(R)等の近距離無線通信や、DSRC(狭領域無線通信)によって行われるようになっていてもよい。
・ ドア錠制御システム1は、住宅用に限らず、店舗や事務所等の各種建物用ドアのドア錠制御システム1として具体化されてもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1) 請求項3,4,6,7のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置において、前記作動制御手段は、通常モードと、少なくとも1種の警戒モードとに切り換わるように設定され、該警戒モードにおいてのみ、各種制御を行うこと。
(2) 技術的思想(1)に記載の建物用ドア錠制御装置において、前記作動制御手段は、前記ドアの室内側に設けられたモード切換手段が操作されたことを条件として、前記通常モードと前記警戒モードとの切換を行うこと。
(3) 建物用ドアへの屋外側からの人の近接を検知する人検知手段と、前記ドアの屋外側に配設され、前記人検知手段による検知対象者に対して応対を行う応対手段と、携帯機に設定されたIDコードを取得するIDコード取得手段と、複数のIDコードを記録する記録手段と、前記携帯機から取得したIDコードと前記記録手段に記録されたIDコードとの照合を行い、それらIDコード同士が一致したことを条件としてドア錠を施解錠制御するドア錠制御手段と、該成立したIDコード毎に個別に対応した態様で前記応対手段の作動を制御する作動制御手段とを備えることを特徴とする建物用ドア錠制御装置。なお、この技術的思想(3)における「応対手段」は、前記実施形態においては、屋外スピーカ32及び屋外モニタ35に相当する。
(4) 建物用ドアへの屋外側からの人の近接を検知する人検知手段と、前記ドアの屋外側に配設され、該ドアの周辺を撮像する撮像手段と、前記ドアの屋外側に配設され、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する画像表示手段と、携帯機に設定されたIDコードを取得するIDコード取得手段と、所定のIDコードを記録する記録手段と、前記携帯機から取得したIDコードと前記記録手段に記録されたIDコードとの照合を行い、その照合結果と前記人検知手段による検知結果とに基づいて、前記撮像手段及び前記画像表示手段のうちの少なくとも一方の作動を制御する作動制御手段とを備えることを特徴とするインターホン装置。
本発明の一実施形態の概略構成を示すブロック図。 同実施形態に用いられるドアの概略斜視図。 同実施形態に用いられるドアの概略側面図。 (a)はドアの一部を拡大して示す概略斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図。 (a)は同実施形態に用いられる屋外ユニットの平面図、(b)は同実施形態に用いられる室内ユニットの平面図。 同実施形態の記録手段の記録態様を概略的に示す概念図図。 同実施形態の自動応対処理を示すフローチャート。 同実施形態のお出迎え処理を示すフローチャート。 同実施形態の第三者応対処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…建物用ドア錠制御システム、3…ドア、6,7…ドア錠、9…人検知手段としての人検知センサ、10…撮像手段としての第1カメラ、11…携帯機、12…建物用ドア錠制御装置、13…IDコード取得手段及びドア錠制御手段としての通信制御部、16a…記録手段としてのメモリ、21…作動制御手段としての作動制御装置、21a…画像記録手段としてのメモリ、32…警報手段としての屋外スピーカ、34…撮像手段としての第2カメラ、35…画像表示手段としての屋外モニタ、42…警報手段としての室内スピーカ、51…外部通信手段としての外部通報装置、52…携帯通信機器。

Claims (7)

  1. 建物用ドアへの屋外側からの人の近接を検知する人検知手段と、
    前記ドアの屋外側に配設され、該ドアの周辺を撮像する撮像手段と、
    前記ドアの屋外側に配設され、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する画像表示手段と、
    携帯機に設定されたIDコードを取得するIDコード取得手段と、
    所定のIDコードを記録する記録手段と、
    前記携帯機から取得したIDコードと前記記録手段に記録されたIDコードとの照合を行い、それらIDコード同士が一致したことを条件としてドア錠を施解錠制御するドア錠制御手段と、
    該ドア錠制御手段による前記IDコードの照合結果と前記人検知手段による検知結果とに基づいて、前記撮像手段及び前記画像表示手段のうちの少なくとも一方の作動を制御する作動制御手段と
    を備えることを特徴とする建物用ドア錠制御装置。
  2. 前記記録手段は複数のIDコードを記録可能であり、
    前記作動制御手段は、前記ドア錠制御手段による前記IDコードの照合が成立した場合、該成立したIDコードと対応した態様で前記画像表示手段を表示させることを特徴とする請求項1に記載の建物用ドア錠制御装置。
  3. 前記作動制御手段は、前記人検知手段によって人の存在を検知したことを条件として、前記撮像手段を作動させて検知対象者を撮像するとともに、その画像を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の建物用ドア錠制御装置。
  4. 前記撮像手段によって撮像された画像を記録する画像記録手段を備え、
    前記作動制御手段は、前記ドア錠制御手段による前記IDコードの照合が成立したことを条件として、前記画像記録手段に記録された画像を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載の建物用ドア錠制御装置。
  5. 前記記録手段は、第1グループと第2グループとに区分した状態で複数のIDコードを記録可能であり、
    前記ドア錠制御手段は、前記第1グループに属するIDコードに基づいて前記IDコードの照合が成立した場合には前記ドア錠の施解錠制御を行い、前記第2グループに属するIDコードに基づいて前記IDコードの照合が成立した場合には該施解錠制御を行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置。
  6. 屋外側における前記ドアの近傍に設けられた警報手段を備え、
    前記作動制御手段は、前記IDコードの照合が成立していない状態で屋外側からドア錠が解錠操作された際に、前記警報手段を作動させるとともに、前記画像表示手段に警告の旨を示す画像を表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置。
  7. 家人に所持される携帯通信機器との通信を行う外部通信手段を備え、
    前記作動制御手段は、前記IDコードの照合が成立していない状態で屋外側からドア錠が解錠操作された際に、前記外部通信手段により前記携帯通信機器に対して該解錠操作された旨を通報する通報制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の建物用ドア錠制御装置。
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