JP2013042863A - 畳コーナー収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物内空間に形成される畳コーナーを必要に応じて容易に増加させ得る収納箱を提供する。
【解決手段】畳コーナー収納箱1は、上面側が畳部13とされ、床2上に設置される収納箱本体10と、前記収納箱本体の一側部に設けられた開口17を介して該収納箱本体に出し入れ自在とされた引出体20と、前記引出体が引き出された状態において、該引出体に載せ置かれて該引出体の上方開口29を覆い、かつ、該引出体に載せ置かれた状態で前記収納箱本体の畳部の一側部13aに連なるように配置される畳部32を上面側に有した蓋体30と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内空間に畳コーナーを形成する収納箱に関する。
従来より、上面に畳を載せ置き、下方側空間が収納部とされた収納箱が知られている(例えば、下記特許文献1及び下記特許文献2参照)。
このような収納箱は、上方に開口する収納箱の開口を、収納箱に回動自在に連結された蓋体によって開閉する構造とされていたり、収納箱の側方開口を介して出し入れ自在に引出を設けた構造とされている。
また、このような収納箱は、平面視における寸法が畳半帖や畳一帖程度とされており、これらを複数、並べることで、これらによって建物内空間に畳コーナーを形成することが行われている。
特開2003−225128号公報 特開2009−22682号公報
しかしながら、上記したような従来の収納箱では、畳コーナーの面積を増加させたい場合には、新たに収納箱を並べる必要があり、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、建物内空間に形成される畳コーナーを必要に応じて容易に増加させ得る収納箱を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る畳コーナー収納箱は、上面側が畳部とされ、床上に設置される収納箱本体と、前記収納箱本体の一側部に設けられた開口を介して該収納箱本体に出し入れ自在とされた引出体と、前記引出体が引き出された状態において、該引出体に載せ置かれて該引出体の上方開口を覆い、かつ、該引出体に載せ置かれた状態で前記収納箱本体の畳部の一側部に連なるように配置される畳部を上面側に有した蓋体と、を備えていることを特徴とする。
本発明においては、前記引出体の前板の上端部に、天井側に設けられた保持部に上端が保持される間仕切パネルの下端部を保持する下端保持部を設けるようにしてもよい。
また、本発明においては、前記蓋体が前記引出体に載せ置かれた状態において、前記引出体の前板の上端部と前記収納箱本体の畳部の一側部とによって前記引出体の出し入れ方向に沿う方向への前記蓋体の移動が抑制される構造としてもよい。
また、本発明においては、前記収納箱本体の畳部と前記蓋体の畳部とを、少なくとも前記引出体の出し入れ方向に直交する方向に沿う幅寸法が略同寸法とされたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記引出体を、下面側に設けられた車輪によって出し入れ自在に床上に支持させる構造としてもよい。
本発明に係る畳コーナー収納箱は、上述のような構成としたことで、建物内空間に形成される畳コーナーを必要に応じて容易に増加させることができる。
(a)〜(c)はいずれも本発明の一実施形態に係る畳コーナー収納箱の一例を模式的に示す概略縦断面図である。 (a)、(b)は、複数の同畳コーナー収納箱を設置した状態の一例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略斜視図、(b)は、概略平面図である。 (a)、(b)は、図2(a)、(b)にそれぞれ対応させて同畳コーナー収納箱が備える引出体を引き出した状態を模式的に示し、(a)は、一部破断概略斜視図、(b)は、概略平面図である。 (a)、(b)は、図3(a)、(b)にそれぞれ対応させて同畳コーナー収納箱が備える引出体に蓋体を載せ置いた状態を模式的に示し、(a)は、一部破断概略斜視図、(b)は、概略平面図である。 (a)、(b)は、図4(a)、図2(a)にそれぞれ対応させて同畳コーナー収納箱に間仕切パネルの一例を保持させた状態をそれぞれ模式的に示す一部破断概略斜視図である。 図5(b)に対応させた概略側面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、図2(b)におけるX方向から見た状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として、上下方向及び左右方向等の方向を原則的に説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る畳コーナー収納箱の一例について説明するための概念的な説明図である。
本実施形態に係る畳コーナー収納箱1は、図1に示すように、床2上に設置される収納箱本体10と、この収納箱本体10の一側部に設けられた開口(前方開口)17を介して収納箱本体10に出し入れ自在とされた引出体20と、を備えている。また、畳コーナー収納箱1は、引出体20が引き出された状態において、この引出体20に載せ置かれて引出体20の上方開口29を覆う蓋体30を備えている。
収納箱本体10は、天板11と背板14と左右の側板15,15(図2(b)も参照)とを備え、これらによって前方及び下方に向けて開口する箱形状とされ、引出体20の収納空間を形成している。なお、さらに底板(地板)を備えた構成としてもよい。
天板11は、収納箱本体10の上面側を形成する畳部13と、この畳部13の下面側に設けられた下板部12とからなる。畳部13は、平面視における寸法が、畳半帖や畳一帖程度とされたものとしてもよく、さらにはそれ以外の寸法とされたものとしてもよいが、本実施形態では、畳部13を畳半帖とした例を示している。また、本実施形態では、これら畳部13及び下板部12の平面視における形状を、略同寸同形状とした例を示している。なお、畳部13は、下板部12に固定されたものとしてもよく、または、取り外し自在に下板部12に載置されるものとしてもよい。また、畳部13のみによって天板11を構成するようにしてもよい。さらには、天板11を収納箱本体10の背板14及び左右の側板15,15に対して開閉自在または取り外し自在に設けるようにしてもよい。
左右の側板15,15の前端部内側面には、縦桟材16,16がそれぞれに設けられている(図2(b)も参照)。これら縦桟材16,16は、収納箱本体10の前方開口17の補強としての機能と、後記する引出体20の前方開口17からの抜止(ストッパー)としての機能とを兼ね備えている。なお、このような縦桟材16,16を設ける態様に代えて、天板11(下板部12)の前端部下面に、後記する引出体20の背板24の上端部前面に当接するストッパー片等を設ける態様としてもよい。また、その他、引出体20の前方開口17からの抜止(ストッパー)として機能するストッパー部を当該収納箱本体10の適所に設けるようにしてもよい。
引出体20は、前板21と背板24と左右の側板26,26(図3(b)も参照)と底板27とを備え、これらによって上方に向けて開口する箱形状とされ、収納部を形成している。
前板21は、下端面が床2に近接対面するように底板27よりも下方側に延び、左右の側板26,26及び底板27の前端に固定された下側前板部22と、この下側前板部22の上端部に設けられた框状部23とを備えている。この前板21の左右寸法(引出体20の出し入れ方向に直交する方向に沿う幅寸法)は、収納箱本体10の畳部13の左右寸法と略同寸法とされており、収納箱本体10の前方開口17を略閉塞し得る構成とされている。なお、前板21の上端部となる框状部23の左右寸法のみを収納箱本体10の畳部13の左右寸法と略同寸法とし、下側前板部22の左右寸法を、これらよりも小さい寸法としてもよい。
框状部23は、左右の側板26,26の上端面26a,26aよりも上方に向けて突出する部位を有するとともに、下側前板部22の前面よりも前方に突出する部位を有している。この框状部23は、その上端面が、図1(a)に示すように、引出体20が収納箱本体10に収納された状態で、収納箱本体10の畳部13の上面に連なるように畳部13の上面と略同一平面状となるように形成されている。このような框状部23を設けることで、畳コーナー収納箱1によって形成される畳コーナーの前端に框が設けられたような印象を与えることができる(図2(a)及び図4(a)も参照)。
また、この框状部23の上端部には、後記する間仕切パネル8の下端部8b(図5及び図6参照)を保持する下端保持部23bが設けられている。図例では、下端保持部として、框状部23の上端面に、上方に向けて開口する係合凹溝23bを、左右方向(引出体20の出し入れ方向に直交する方向に沿う方向)の全長に亘って設けた例を示している。なお、図例では、前板21の下側前板部22と框状部23とを別部材とした例を示しているが、一体的に上記形状とされたものとしてもよい。また、図例のように下側前板部22と框状部23との間に段差が形成されるものに限られず、前面側が略平坦面とされた前板21としてもよい。
当該引出体20の下面側には、当該引出体20を出し入れ自在に床2上に支持する車輪としてのキャスター28が設けられている。このキャスター28は、引出体20及びこれに収納される収納物等の荷重等を考慮して適宜のものとすればよく、また、適宜の箇所に設けるようにすればよい。例えば、底板27の四隅や左右の側板26,26の前後等に設けるようにしてもよい。また、図例では、当該引出体20を出し入れ自在に床2上に支持する車輪として、キャスター28を例示しているが、底板27や左右の側板26,26等に埋め込むようにして車輪としてのコロ部材を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、引出体20の後端部両側に、引き出された当該引出体20の前方側への移動を抑制する被ストッパー部としての被ストッパー片25,25を設けている(図2(b)及び図3(b)も参照)。図例では、引出体20の後端部両側から左右方向外方側に向けて薄板状の被ストッパー片25,25を突出させるようにそれぞれ設けた例を示している。
これら被ストッパー片25,25が、当該引出体20が引き出された際に、収納箱本体10の前方開口17の開口縁に設けられたストッパー部としての縦桟材16,16にそれぞれ当接し、当該引出体20の前方側への移動が抑制される。なお、引出体20の被ストッパー部としては、収納箱本体10側に設けられる上記ストッパー部の態様に応じて適宜のものが採用可能であり、背板24の上端部を被ストッパー部とする態様としてもよい。また、収納箱本体10に収納された状態の引出体20の前方側への移動を抑制するロック機構等を更に設けるようにしてもよい。
上記構成とされた引出体20は、図1(a)に示すように、収納箱本体10に収納された収納位置と、図1(b)に示すように、収納箱本体10から引き出された位置との間を前後方向に移動自在とされている。また、当該引出体20を引き出し、上方開口29を介して収納物の出し入れが可能とされている。
蓋体30は、図1(b)及び図4(b)に示すように、略矩形平板状とされており、上面側が畳部32とされ、この畳部32の下面側に下板部31を設けた構造とされている。本実施形態では、これら畳部32及び下板部31の平面視における形状を、略同寸同形状とした例を示している。
この蓋体30は、図1(c)に示すように、引き出された状態における引出体20に載せ置かれた状態で、上面側の畳部32が収納箱本体10の畳部13の一側部13a(天板11の前端面11a)に連なるように配置される。図例では、引出体20の左右の側板26,26の上端面26a,26aに蓋体30を載せ置いた例を示している。また、蓋体30は、引出体20に載せ置かれた状態で、その畳部32の上面が、収納箱本体10の畳部13の上面に連なるように畳部13の上面と略同一平面状となるように形成されている。
また、蓋体30の畳部32と収納箱本体10の畳部13とは、少なくとも左右寸法(引出体20の出し入れ方向に直交する方向に沿う幅寸法)が略同寸法とされている。また、本実施形態では、蓋体30の畳部32の前後寸法(引出体20の出し入れ方向にに沿う寸法)を、収納箱本体10の畳部13の前後寸法よりも僅かに小さい寸法とし、この蓋体30の畳部32を略畳半帖とした例を示している。なお、蓋体30の畳部32の前後寸法を、収納箱本体10の畳部13の前後寸法よりも僅かに大きい寸法としてもよく、または、これらの前後寸法を略同寸法としてもよい。これらの場合には、収納箱本体10から引き出された状態における引出体20の残り代を考慮して、引出体20の前板21の上端部の形状を適宜、変形するようにしてもよい。また、本実施形態では、畳部32と下板部31とを備えた蓋体30を例示しているが、畳部32のみによって蓋体30を構成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、蓋体30が引出体20に載せ置かれた状態において、引出体20の前板21の上端部と収納箱本体10の畳部13の一側部13aとによって前後方向(引出体20の出し入れ方向に沿う方向)への蓋体30の移動が抑制される構造とされている。
図例では、図1(c)に示すように、蓋体30の後端面33を、収納箱本体10の畳部13の一側部13a(天板11の前端面11a)に当接または近接対面させ、蓋体30の前端面34を、引出体20の上端部となる框状部23の突出部位の後面23aに当接または近接対面させることで、蓋体30の前後方向への移動を抑制する構造としている。つまり、蓋体30の前後寸法を、収納箱本体10の天板11の前端面11aと引き出された状態の引出体20の框状部23の突出部位の後面23aとの間の寸法よりも僅かに小さい寸法としている。これにより、収納箱本体10の天板11の前端面11aと、引出体20の框状部23の突出部位の後面23aとの間に、蓋体30を嵌め込むようにして引き出された状態の引出体20に載せ置き、蓋体30の前後方向への移動を抑制する構造としている。
また、上記のように蓋体30を引出体20に載せ置いた状態では、引出体20の後方側(収納方向側)への移動が蓋体30によって抑制される。
上記構造によれば、引出体20に載せ置かれた蓋体30の前後方向への位置ズレを簡易な構造で抑制することができる。また、上記構造によれば、引き出された引出体20の後方側への移動の抑制も兼ねることができる。
なお、引出体20に載せ置かれた蓋体30の前後方向への移動を抑制する態様や引き出された引出体20の後方側への移動を抑制する態様としては、上記した例に限られず、その他、種々の態様の採用が可能である。例えば、蓋体30の下面側及び引出体20の左右の側板26,26または前板21に互いに係合して蓋体30の前後方向への移動を抑制する係合部等を設けた態様としてもよい。また、引出体20の車輪28や前板21、左右の側板26,26等に、引出体20の後方側への移動を抑制する種々のストッパー機構を設けた態様としてもよい。
また、蓋体30が引出体20に載せ置かれた状態において、左右方向への蓋体30の移動を抑制する左右方向移動抑制部を設けるようにしてもよい。例えば、上記同様、蓋体30の下面側及び引出体20の左右の側板26,26または前板21に互いに係合して蓋体30の左右方向への移動を抑制する係合部等を左右方向移動抑制部として設けた態様としてもよい。
また、収納箱本体10、引出体20及び蓋体30を構成する各板及び各板部は、各畳部13,32を除いて、木質系材料を板状に加工した基材に、適宜、合成樹脂シートや突板等の表面化粧シートを貼着した構成としてもよい。上記木質系材料としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板、パーティクルボード等の木質ボード、またはインシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などが挙げられる。また、上記基材としては、上記木質系材料に限られず、合成樹脂系材料に、木粉や無機フィラー、相溶化剤、着色剤などを所定の含有割合で含有させた木粉・プラスチック複合材(WPC)や、合成樹脂系材料、金属系材料等としてもよい。
上記構成とされた畳コーナー収納箱1によれば、建物内空間に形成される畳コーナーを必要に応じて容易に増加させることができる。
つまり、引出体20を収納箱本体10に収納させた状態では、当該収納箱本体10の畳部13によって畳コーナーを形成することが可能となる。また、引出体20を収納箱本体10から引き出して、蓋体30を載せ置くことで、この蓋体30の上面側の畳部32と収納箱本体10の畳部13とが連なり、当該畳コーナー収納箱1によって形成される畳コーナーの面積を増加させることができる。つまり、蓋体30の畳部32の面積に相当する畳コーナーを容易に増加させることができる。
また、このように畳コーナーを容易に増加させることが可能でありながらも、蓋体30を取り外すことで、引出体20への収納物の出し入れは可能である。つまり、畳コーナーを増加させる場合には、引出型の収納箱の前方に連なるように別途、新たに畳コーナーを形成する収納箱を設置することも考えられるが、この場合は、既設の収納箱の引出の利用が困難となり、設置順序を代えるなど大掛かりな作業を要する場合がある。本実施形態によれば、別途に収納箱を必要とすることなく、また、上記のような大掛かりな作業を必要とすることなく、さらに、収納箱としての機能を阻害することなく、畳コーナーを容易に増加させることができる。
また、本実施形態では、畳コーナー収納箱1の引出体20の前板21の上端部に、間仕切パネル8の下端部8bを保持する下端保持部23bを設けている。従って、当該畳コーナー収納箱1を、畳コーナー上の空間を他の室内空間から区画して畳ルームを形成する間仕切パネル8の下端部8bの保持部として機能させることができる。特に、引出体20の前板21にこのような下端保持部23bを設けることで、詳細については後述するが、畳コーナー収納箱1と間仕切パネル8とによって形成される畳ルームを簡易に増減させることができる。
さらに、本実施形態では、収納箱本体10の畳部13及び蓋体30の畳部32の左右寸法を略同寸法としている。従って、複数の畳コーナー収納箱1を左右に横並びに床2上に設置することで隣り合う収納箱本体10の畳部13同士が連なり、これらによって畳コーナーを形成することができる。
また、これら複数の畳コーナー収納箱1のそれぞれの引出体20を引き出し、蓋体30を載せ置くことで、それぞれの蓋体30の畳部32と収納箱本体10の畳部13とが前後に連なるとともに隣り合う蓋体30の畳部32同士が左右に連なり、これらによって見栄え良く畳コーナーを形成することができる。
さらにまた、本実施形態では、引出体20を、下面側に設けられた車輪28によって出し入れ自在に床2上に支持される構造としている。従って、引出体20の荷重を車輪28で受けることができ、この引出体20及びこの引出体20に載せ置かれる蓋体30を、例えばスライドレール等によって収納箱本体10に引出体20を支持させるものと比べて安定的に支持させることができる。なお、引出体20の支持構造としては、車輪28によって床2上に支持させる態様に代えて、収納箱本体10の左右の側板15,15と引出体20の左右の側板26,26とをスライドレール等によって連結することで支持する構造としてもよい。
次に、本実施形態に係る畳コーナー収納箱1の使用態様の一例について、図2〜図6を参照して説明する。
本例では、複数(図例では、四つ)の畳コーナー収納箱1,1,1,1を左右に並べるようにして設置し、建物内空間に床2よりも段上がり状の畳コーナーを形成した例を示している。また、本例では、建物内空間に畳コーナーを形成する畳コーナーユニット9の一構成要素として、本実施形態に係る畳コーナー収納箱1を適用した例を示している。また、本例では、図2(b)に示すように、三方(後方及び左右)が壁6,6,6によって囲まれた空間に畳コーナーユニット9を設けた例を示している。
本例の畳コーナーユニット9は、本実施形態に係る畳コーナー収納箱1とは構成が異なる複数(図例では、二つ)の他の畳コーナー収納箱7,7を備えており、これらを後方側の壁6に沿わせるようにして左右に横並びに設けた例を示している。また、これら他の畳コーナー収納箱7,7の前方側に連なるように、本実施形態に係る複数の畳コーナー収納箱1,1,1,1を設けた例を示している。また、図例では、これら複数の収納箱1,7からなる畳コーナーユニット9の後方側及び左右側を三方の壁6,6,6にそれぞれ沿わせるようにこれら三方の壁6,6,6に当接または近接させて設置した例を示している。また、本例の畳コーナーユニット9は、図5及び図6に示すように、これら収納箱1,7によって形成される畳コーナーを間仕切り、畳ルームを形成する間仕切パネル8を備えている。
なお、以下では、本実施形態に係る畳コーナー収納箱1を、第1畳コーナー収納箱1とし、他の畳コーナー収納箱7を第2畳コーナー収納箱7として便宜的に説明する。
第2畳コーナー収納箱7は、上面側が畳部とされた蓋体(扉体)7aと、この蓋体7aによって上方開口が開閉される収納箱本体7bとを備えている。本例では、第2畳コーナー収納箱7は、その収納箱本体7bの下側部位を、床2の床下凹所(または床下空間)3に埋め込むようにして設けた半床下型(深型)とされている。また、図3(a)に示すように、蓋体7aは、収納箱本体7bの後方側部位に連結機構によって連結されており、収納箱本体7bに対して回動して開閉がなされる構造とされている。このような連結機構としては、適宜、公知の機能の採用が可能であり、複数のアームをリンク状に連結したリンク機構やヒンジ等を採用するようにしてもよい。また、このような態様に代えて、収納箱本体7bに載せ置かれる置蓋式の蓋体7aを採用するようにしてもよい。
また、この第2畳コーナー収納箱7は、平面視における寸法が畳一帖程度とされている。図例では、蓋体7aに畳半帖の畳部を左右に並べて設けた例を示しており、この蓋体7aの左右の畳部と、その前方側に設置された二つの第1畳コーナー収納箱1,1の上面側のそれぞれの畳部13,13とを、前後に連なるように配置した例を示している。また、この第2畳コーナー収納箱7の上面側の畳部の上面は、各第1畳コーナー収納箱1,1の上面側の畳部13,13の上面に連なるようにこれら畳部13,13の上面と略同一平面状となるように形成されている。
このような上方に開口する収納箱本体7bの上方開口を開閉する蓋体7aを備えた第2畳コーナー収納箱7を第1畳コーナー収納箱1の後方側で壁側に設置することで、第1畳コーナー収納箱1の後方側の畳コーナーにも収納部が設けられることとなる。
また、第2畳コーナー収納箱7は、半床下型とされ、また、畳一帖程度とされているので、比較的に大容量の収納部となり、この収納部に第1畳コーナー収納箱1の蓋体30を収納することもできる。
なお、互いに隣接する収納箱1,7同士をねじやボルト等の連結部材によって連結するようにしてもよい。また、壁6側に設置される収納箱1,7と壁6とを上記同様の連結部材で連結するようにしてもよい。
また、各収納箱1,7の畳部間に隙間が形成されるような場合には、隙間を塞ぐ目地材(フィラー材)等の隙間閉塞部材を設けるようにしてもよい。また、壁6側に設置される収納箱1,7と壁6との間に隙間が形成されるような場合には、壁6側の収納箱1,7と壁6との間の隙間を塞ぐ框材等の隙間閉塞部材を設けるようにしてもよい。
また、本例では、上記のように設置された第1畳コーナー収納箱1の天井4側に、間仕切パネル8の上端部8a(図5及び図6参照)を保持する保持部5aを有した上レール5を設けている。図例では、保持部として、上レール5に、下方側に向けて開口する係合凹溝5aを、左右方向(長手方向)の全長に亘って設けた例を示している。また、図例では、この上レール5を、図5及び図6に示すように天井4に埋め込むようにして設けた例を示している。なお、このように上レール5を天井4に埋め込むように設ける態様に代えて、天井4に沿わせるように上レール5を設ける態様としてもよい。
また、図例では、二本の上レール5,5を前後方向に間隔を空けて設けた例を示している。これら上レール5,5の長さ寸法は、左右に横並びに設けられた複数の第1畳コーナー収納箱1,1,1,1の左右方向全長と略同寸法とされている。
後方側の上レール5は、図5(b)及び図6に示すように、その係合凹溝5aが、第1畳コーナー収納箱1の引出体20を収納箱本体10に収納させた状態における引出体20の前板21上端部の係合凹溝23bと前後方向で一致する位置となるように、この状態の前板21の係合凹溝23bの上方側に設けられている。
前方側の上レール5は、図5(a)及び図6に示すように、その係合凹溝5aが、第1畳コーナー収納箱1の引出体20を引き出した状態における引出体20の前板21上端部の係合凹溝23bと前後方向で一致する位置となるように、この状態の係合凹溝23bの上方側に設けられている。
間仕切パネル8は、図6に示すように、上端部8aに、上レール5の保持部としての係合凹溝5aに保持される係合部を有し、下端部8bに、前板21の上端部に設けられた下端保持部としての係合凹溝23bに保持される係合部を有している。図例では、間仕切パネル8の上端部8a及び下端部8bを、天井4側の係合凹溝5a及び引出体20側の係合凹溝23bに対応させて、これら係合凹溝5a,23bに嵌め込まれる係合突部とした例を示している。この間仕切パネル8は、その上下の係合突部8a,8bが、天井4側の係合凹溝5a及び引出体20側の係合凹溝23bに着脱自在に嵌め込まれ、いわゆるけんどん式で、引出体20の前板21と天井4との間に建て付けられる。
また、本例では、間仕切パネル8は、図5に示すように、そのパネル幅寸法(左右寸法)が、第1畳コーナー収納箱1の左右寸法と略同寸法とされており、第1畳コーナー収納箱1の個数に応じて複数枚(図例では、四枚)設けられている。
上記構成とされた畳コーナーユニット9は、図2〜図6に示すように、種々の使用態様で使用が可能とされている。
図2では、上記した四つの第1畳コーナー収納箱1のそれぞれの引出体20を収納箱本体10に収納させた状態を示している。この状態では、二つの第2畳コーナー収納箱7と四つの第1畳コーナー収納箱1とによって四帖程度の畳コーナー(小畳コーナー)が、三方が壁6によって囲まれた建物内空間に形成される。また、この状態では、図3に示すように、引出体20を引き出すことで、収納物を出し入れできる。
図4では、上記した四つの第1畳コーナー収納箱1のそれぞれの引出体20を引き出し、蓋体30をそれぞれ載せ置いた状態を示している。この状態では、二つの第2畳コーナー収納箱7と四つの第1畳コーナー収納箱1とによって六帖程度の畳コーナー(大畳コーナー)が、三方が壁6によって囲まれた建物内空間に形成される。
図5(a)では、上記した図4の状態の四つの第1畳コーナー収納箱1と、前方側の上レール5との間に間仕切パネル8を保持させて、畳コーナーを仕切った例を示している(図6も参照)。この状態では、上記した各収納箱1,7と間仕切パネル8とによって六帖程度の畳ルーム(大畳ルーム)が、三方が壁6によって囲まれた建物内空間に形成される。
図5(b)では、上記した図2の状態の四つの第1畳コーナー収納箱1と、後方側の上レール5との間に間仕切パネル8を保持させて、畳コーナーを仕切った例を示している(図6も参照)。この状態では、上記した各収納箱1,7と間仕切パネル8とによって四帖程度の畳ルーム(小畳ルーム)が、三方が壁6によって囲まれた建物内空間に形成される。
上記のように本実施形態に係る複数の第1畳コーナー収納箱1を備えた本例に係る畳コーナーユニット9によれば、使用者の利用したい状況に応じて、建物内空間に大小の畳コーナー及び大小の畳ルームを容易に形成することができる。
なお、上記した例では、間仕切パネル8をいわゆるけんどん式で上レール5と第1畳コーナー収納箱1の引出体20の前板21との間に建て付ける構造とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、間仕切パネル8の上端に上レール5に支持されるランナー部材を設け、上レール5を、このランナー部材を案内支持する構造としてもよい。この場合は、間仕切パネル8の下端部に、第1畳コーナー収納箱1の引出体20の前板21の係合凹溝23bに係合するピボットを設けるようにしてもよい。また、この場合は、例えば、前後の上レール5,5を連結する連結上レールを設け、この連結上レールを介して各間仕切パネル8を、前後の上レール5,5間を移動自在とした構造としてもよい。また、この場合は、間仕切パネル8が不要な場合には、複数枚の間仕切パネル8を重ね合わせるようにして、左右の一方の壁6に沿わせて前後の上レール5,5で支持させ得る態様としてもよい。さらに、左右一方の壁6にこれら間仕切パネル8を収納する凹所を設けるようにしてもよい。その他、間仕切パネル8の保持態様や収納態様としては、種々の態様の採用が可能である。さらには、このような間仕切パネル8を設けない態様としてもよい。この場合は、上レール5及び第1畳コーナー収納箱1の引出体20の前板21の係合凹溝23bは不要である。
また、上記した例では、第2畳コーナー収納箱7を半床下型とした例を示しているが、床2上に設置されるものとしてもよい。また、この第2畳コーナー収納箱7の平面視における寸法を畳一帖程度とした例を示しているが、畳半帖程度としてもよい。さらに、この第2畳コーナー収納箱7とその前方の第1畳コーナー収納箱1とを本実施形態に係る畳コーナー収納箱として把握するようにしてもよい。つまり、前方に開口し、引出体20を出し入れ自在に設けた前方側の収納部10と、その後方側に設けられ、上方開口が蓋体7aで開閉される収納部7bと、を有した畳コーナー収納箱として把握するようにしてもよい。
さらに、上記した例では、四帖程度の畳コーナーと六帖程度の畳コーナーとを形成し得る畳コーナーユニット9を例示しているが、各収納箱1,7の個数や設置態様、さらには平面視における寸法を適宜、変形することで、種々の帖数の畳コーナーを形成し得る態様としてもよい。
さらにまた、上記した例では、三方が壁6で囲まれた空間に複数の収納箱1,7を設けた例を示しているが、このような態様に限られず、建物内空間の隅部で交差する二方壁に沿わせるように設けるようにしてもよく、その他、種々の設置態様の採用が可能である。
また、上記した例では、複数の収納箱1,7によって平面視して略矩形状の畳コーナーを形成した例を示しているが、このような態様に限られない。これら複数の収納箱1,7によって、平面視して略L字状や略C字状(略コ字状)の畳コーナーを形成する態様としてもよく、その他、種々の設置態様の採用が可能である。
1 畳コーナー収納箱
10 収納箱本体
13 畳部
13a 畳部の一側部
17 前方開口(開口)
20 引出体
21 前板
23 框状部(前板の上端部)
23b 係合凹溝(下端保持部)
28 キャスター(車輪)
29 上方開口
30 蓋体
32 畳部
2 床
4 天井
5a 係合凹溝(保持部)
8 間仕切パネル
8a 上端部
8b 下端部

Claims (5)

  1. 上面側が畳部とされ、床上に設置される収納箱本体と、
    前記収納箱本体の一側部に設けられた開口を介して該収納箱本体に出し入れ自在とされた引出体と、
    前記引出体が引き出された状態において、該引出体に載せ置かれて該引出体の上方開口を覆い、かつ、該引出体に載せ置かれた状態で前記収納箱本体の畳部の一側部に連なるように配置される畳部を上面側に有した蓋体と、
    を備えていることを特徴とする畳コーナー収納箱。
  2. 請求項1において、
    前記引出体の前板の上端部には、天井側に設けられた保持部に上端部が保持される間仕切パネルの下端部を保持する下端保持部が設けられていることを特徴とする畳コーナー収納箱。
  3. 請求項1または2において、
    前記蓋体が前記引出体に載せ置かれた状態において、前記引出体の前板の上端部と前記収納箱本体の畳部の一側部とによって前記引出体の出し入れ方向に沿う方向への前記蓋体の移動が抑制される構造とされていることを特徴とする畳コーナー収納箱。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記収納箱本体の畳部と前記蓋体の畳部とは、少なくとも前記引出体の出し入れ方向に直交する方向に沿う幅寸法が略同寸法とされていることを特徴とする畳コーナー収納箱。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記引出体は、下面側に設けられた車輪によって出し入れ自在に床上に支持される構造とされていることを特徴とする畳コーナー収納箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111387729A (zh) * 2020-03-26 2020-07-10 南通大学 一种智能天花板储藏柜、远程代操控存取系统及存取方法

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