JP4356586B2 - キャビネットワゴン - Google Patents

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Description

本発明は、キャビネットワゴンに係わり、更に詳しくは全ての引出しを同時に施錠することが可能なキャビネットワゴンに関するものである。
従来から、机天板の下方に配置したり、机側方に配置して使用するキャビネットワゴンは各種提供されている。通常、机天板の下面にはセンター引出しを設けることが多く、また天板の下面後方に補強用の横ビームがあるのため、何れの場合にも共用できるようにするため、センター引出しや横ビームの下方に押し込むことができるように、キャビネットワゴンの高さもそれに応じて低く設定されている。学習机関係では、昇降天板を設け、机の側方へ設置して使用する際に机天板と同じ高さや適宜高さに調節できるワゴンも提供されている。
しかし、事務用のキャビネットワゴンでは、机天板の下面にセンター引出しがない位置に設置した場合には、キャビネットワゴンの天板と机天板との間に空間が形成されたままになっている。
尚、特許文献1には、本体に引出しを多段に設けたキャビネットワゴンの天板の上面に収納用凹部を形成し、該収納用凹部の深さに相当する前面部分に傾斜面を形成し、該傾斜面に引手部を形成した構造のものが提供されている。このキャビネットワゴンは、机の脚部間の天板下方に配置して使用することができるが、この場合もキャビネットワゴンの天板と机天板との間に比較大きな隙間が形成されている。
そこで、本出願人より机天板の下面にセンター引出しを設けた場合でも、また天板の下面後方に補強用の横ビームが存在する場合でも、机天板の下方に配置することができる高さのキャビネット本体の天板上面に、後部を余して着脱可能にトレー引出し付きの収納具を設け、机天板との間に生じる隙間の有効利用が図れるキャビネットワゴンが提案されている。しかし、前記キャビネット本体に設けた多段の引出しは、天板の前端部に内蔵した施錠具で同時に施錠することができるものの、天板上面に設けた収納具のトレー引出しには施錠具を設けてないので施錠することができず、また仮に収納具に独立して施錠具を設けた場合にはコスト高となる問題を有していた。
特許第2570483号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、天板上面にトレー引出し付きの収納具を設けキャビネットワゴンにおいて、収納具のトレー引出しとキャビネット本体の引出しを同時に施錠することが可能であり、コスト上昇を最小限に抑えたキャビネットワゴンを提供する点にある。また、机天板の下面とキャビネット本体の天板との間の空間の有効利用を図るべく、天板上面にトレー引出し付きの収納具を設けて、天板の下面後方に補強用の横ビームが存在する場合でも、机天板の下方に配置することができるキャビネットワゴンを提供する。
本発明は、前述の課題解決のために、多段に引出しを設けたキャビネット本体の天板上面に、トレー引出しを設けた収納具を着脱可能に装着し、前記天板若しくは最上段の引出し前板に内蔵した施錠具の施錠、開錠動作に連動して上下動する施錠杆を前記キャビネット本体の側框部に垂設するとともに、該施錠杆の上端に立設し該施錠杆と一体で上下動する係合片を前記天板の上面に形成したスリット孔を貫通させて前記収納具の内部に位置させ、前記施錠具の施錠動作に連動して前記施錠杆が上動すると、該施錠杆が各引出しの適所に引き出し不能に係合するとともに、前記係合片が前記トレー引出しの適所に引き出し不能に係合し、前記施錠具の開錠動作に連動して前記施錠杆が下動すると、前記各引出し及びトレー引出しに対する係合が解除されるキャビネットワゴンを構成した(請求項1)。
ここで、前記キャビネット本体の天板上面に、トレー引出しを設けた収納具を、後部を余して着脱可能に装着してなることがより好ましい(請求項2)。
また、前記施錠具の施錠動作に連動して前記施錠杆が上動すると、前記トレー引出しの側部に側方へ突出状態で形成した補強縁部の下面に形成した係合孔に前記係合片が係入してなることが好ましい(請求項3)。
そして、前記施錠具が前記天板に内蔵したシリンダー錠であり、該シリンダー錠の後端部にキー操作によって偏心回転する操作ピンが後方へ向けて突設されており、前記天板内部であって前記施錠杆の上部に設けた水平な操作板部の下面を前記操作ピンに摺接状態で載支するとともに、該操作板部の上面に前記係合片を立設してなるのである(請求項4)。
あるいは、前記施錠具が最上段の引出し前板に内蔵したダイヤル錠であり、該ダイヤル錠につまみ操作によって回転して前記前板上端から前記天板内へ進入する翼片が設けられており、前記天板内部であって前記施錠杆の上部に設けた略水平な操作板部の下面を前記翼片に摺接可能に設けるとともに、該操作板部の上面に前記係合片を立設してなるのである(請求項5)。
あるいは、前記施錠具が最上段の引出し前板に内蔵したダイヤル錠であり、該ダイヤル錠につまみ操作によって上下動して前記前板上端から前記天板内へ進入する施錠片が設けられており、前記天板内部であって前記施錠杆の上部に設けた略水平な操作板部の下面を前記施錠片に当接可能に設けるとともに、該操作板部の上面に前記係合片を立設してなるのである(請求項6)。
以上にしてなる請求項1に係る発明のキャビネットワゴンは、施錠具を施錠操作することによって連動して上動する施錠杆が、キャビネット本体に多段に設けた各引出しの適所に引き出し不能に係合するとともに、前記施錠杆の上端に設けた係合片が前記トレー引出しの適所に引き出し不能に係合するので、収納具のトレー引出しとキャビネット本体の引出しを同時に施錠することが可能であり、また施錠具は元々キャビネット本体に備えているので、コスト上昇を最小限に抑えることができる。
請求項2によれば、天板の下面後方に補強用の横ビームが存在する場合でも、机天板の下方に配置することができる高さのキャビネット本体の天板上面に、後部を余してトレー引出し付きの収納具を設けることにより、横ビームを避けて机天板の下方に配置して、机天板の下面とキャビネット本体の天板との間の空間の有効利用を図ることができる。
請求項3によれば、前記施錠具の施錠動作に連動して前記施錠杆が上動すると、前記トレー引出しの側部に側方へ突出状態で形成した補強縁部の下面に形成した係合孔に前記係合片が係入する構造としたので、キャビネット本体に備えている施錠具の施錠杆を改良するだけで、収納具のトレー引出しもキャビネット本体の引出しと同時に施錠することができ、またキャビネット本体の天板へ収納具を装着する際の係合片との連係を容易にできる。
請求項4によれば、施錠具としてキャビネット本体の天板にシリンダー錠を内蔵した最も一般的な構造を採用し、該シリンダー錠の後端部にキー操作によって偏心回転する操作ピンに、前記天板内部で前記施錠杆の上部に設けた水平な操作板部の下面を摺接状態で載支するだけの簡単な構成であるにも係わらず、施錠操作に連動して施錠杆が上動することにより、前記操作板部の上面に立設した前記係合片が収納具のトレー引出しの適所に係合し、具体的には側部の補強縁部の下面に形成した係合孔に係入して、トレー引出しの引き出しを確実に規制することができる。
請求項5によれば、施錠具として最上段の引出し前板にダイヤル錠を内蔵した構造を採用しても、該ダイヤル錠のつまみ操作によって回転して前記前板上端から前記天板内へ進入する翼片に、前記天板内部で前記施錠杆の上部に設けた略水平な操作板部の下面を摺接可能に設けるだけで、施錠操作に連動して施錠杆が上動することにより、前記操作板部の上面に立設した前記係合片が収納具のトレー引出しの適所に係合し、具体的には側部の補強縁部の下面に形成した係合孔に係入して、トレー引出しの引き出しを確実に規制することができる。
また、請求項6によれば、該ダイヤル錠のつまみ操作によって上動して前記前板上端から前記天板内へ進入する施錠片に、前記天板内部で前記施錠杆の上部に設けた略水平な操作板部の下面を当接可能に設けるだけで、施錠操作に連動して施錠杆が上動することにより、前記操作板部の上面に立設した前記係合片が収納具のトレー引出しの適所に係合するのである。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る収納具を備えたキャビネットワゴンを示し、図2及び図3は、そのキャビネットワゴンを机の天板下方に設置した状態を示し、図4〜図9は本発明の詳細を示し、図中符号Aはキャビネットワゴン、Bは机、1はキャビネット本体、2は引出し、3は天板、4は収納具、5はトレー引出し、6は施錠具をそれぞれ示している。
前記キャビネットワゴンAは、図1に示すように、キャビネット本体1に多段に引出し2,…を手前に引き出し可能に設けるとともに、キャビネット本体1の天板3上面に、トレートレー引出し5を設けた収納具4を、後部を余して着脱可能に装着したものである。そして、本実施形態では、前記キャビネット本体1の上面には天板3を着脱可能に設けるとともに、該天板3の一側寄り前端部に施錠具6を内蔵し、更に前記キャビネット本体1の下面には複数のキャスター7,…を設けて移動可能としている。
前記机Bは、図2及び図3に示すように、机天板8の両端部を脚部9,9で支持するとともに、該机天板8の下面後方に補強用の横ビーム10を横設したものである。前記キャビネットワゴンAの天板3までの高さは、前記横ビーム10の下方を通過できる高さに設定されている。
そして、前記キャビネットワゴンAのキャビネット本体1の天板3上面に、後部を余して前記収納具4を着脱可能に装着することにより、図3に示すように、前記机Bの机天板8の下方に当該キャビネットワゴンAを押し込むと、前記キャビネット本体1の後部は前記横ビーム10の下方に位置し、また前記収納具4は前記横ビーム10の前方に位置するので、キャビネットワゴンAを机天板8の下方へ設置する際に、何ら支障を来たすことはなく、そればかりか従来デットスペースとなっていた机Bの机天板8とキャビネットワゴンAの天板3との間に生じる空間に前記収納具4が位置するので、有効利用を図ることができたのである。
前記収納具4は、少なくとも先方を解放した偏平な形状の箱型ケース11に浅いトレー引出し5を設けるとともに、上面にトレー部12を設けたものであり、更に前記箱型ケース11の側面にハンギングレール13,13を形成している。ここで、前記トレー部12は、箱型ケース11の上面に凹陥部14を形成し、該凹陥部14に摩擦抵抗の大きなシート15を敷設している。また、前記シート15の上面側の前部には、ペントレー用の凹部16を形成している。尚、前記シート15に凹部16を設けないフラットのものを用いて、単に載置部とすることも可能である。
ここで、前記シート15としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系樹脂やポリエチレンテレフタレート(PET)を好ましく用いることができる。尚、前記シート15の性質としては、その目的に応じて決定され、単に物が滑り落ちないようにするだけであれば、ゴムのような摩擦抵抗が大きいものとし、上面に書類を載置して筆記する場合には、所定の硬度が必要である。また、前記シート15に凹部16を設けない場合には、前記トレー引出し5の内部に合成樹脂製のペントレーを装着することが好ましい。
そして、本発明は、前記天板3に内蔵した施錠具6の施錠、開錠動作に連動して上下動する施錠杆17を前記キャビネット本体1の側框部18に垂設するとともに、該施錠杆17の上端に設けた係合片19を前記天板3を貫通させて前記収納具4の内部に位置させ、前記施錠具6の施錠動作に連動して前記施錠杆17が上動すると、該施錠杆17が各引出し2,…の適所に引き出し不能に係合するとともに、前記係合片19が前記トレー引出し5の適所に引き出し不能に係合し、前記施錠具6の開錠動作に連動して前記施錠杆17が下動すると、前記各引出し2,…及びトレー引出し5に対する係合が解除されるように構成したものである。
以下、本発明の詳細を図4〜図9に基づいて説明する。第1実施形態では、前記施錠具6が前記天板に内蔵したシリンダー錠6Aであり、該シリンダー錠6Aの後端部にキー操作によって偏心回転する操作ピン20が後方へ向けて突設されており、前記天板3内部であって前記施錠杆17の上部に設けた水平な操作板部21の下面を前記操作ピン20に摺接状態で載支するとともに、該操作板部21の上面に前記係合片19を立設している。前記係合片19は、前記天板3の上面に形成したスリット孔22を貫通して前記収納具4の箱型ケース11内に進入し、前記施錠具6の施錠動作に連動して前記施錠杆17が上動すると、前記トレー引出し5の側部に側方へ突出状態で形成した補強縁部23の下面に形成した係合孔24に前記係合片19が係入するようになっている。つまり、前記シリンダー錠6Aに図示しないキーを指し込み、キーを右回りに回すと、前記操作ピン20が偏心回転して前記操作板部21の下面に摺接しながら押上げ、もって前記施錠杆17と係合片19が上動するのである。
また、図5に示すように、前記施錠杆17の側部には、前記引出し2,…に対応して係合爪25,…が所定間隔をおいて突設してあり、前記施錠具6の施錠動作に連動して前記施錠杆17が上動すると、前記各引出し2の側面に突設した係合部26の前側に前記係合爪25が上昇して位置し、該係合部26を当止して引き出し不能とするのである。尚、前記施錠具6の施錠動作に連動して前記施錠杆17が上動して、該施錠杆17が各引出し2,…の適所に引き出し不能に係合する構造は、従来公知の各種のロック構造を採用できる。
次に、前記収納具4の具体的構造と、前記キャビネット本体1の天板3への取付構造は、本発明では特に限定されないが、図4〜図9に基づいて詳細に説明する。図4、図6及び図7に示すように、前記キャビネット本体1の上端には、前補強27と後補強28とが横設されており、前記天板3は上面板29の周囲に側面板30を有する下方開放の箱型構造を有し、該天板3の上面板29の下面で前記前補強27と後補強28に対応する位置に補強を兼ねた前連結部材31と後連結部材32を横設し、前記前補強27に通孔33,33を形成し、前記前連結部材31に螺孔34,34を形成し、前記後補強28に前方が大径で後方が小径のダルマ孔35,35を形成し、前記後連結部材32に頭付き係合ピン36,36を下設し、該係合ピン36,36を前記ダルマ孔35,35に落とし込み、後方へ天板3を移動させて確実に両者を係合させ、それから前記通孔33,33の下方から挿入したネジ37,37を前記螺孔34,34に螺合して連結する。ここで、前記螺孔34の代わりに通孔を形成した場合には、前記ネジ37はタッピンネジを使用する。
また、図6〜図8に示すように、前記収納具4を前記キャビネット本体1の天板3の上面に取付けるには、該収納具4の4つのコーナー部に設けた合成樹脂製のコーナー部材38,…に、前記天板3の上面板29に開口した取付孔39,…に下方から挿通したネジ40,…を螺合するのである。尚、前記コーナー部材38の下面には四角柱状の突起41を突設し、該突起41を前記天板3の取付孔39の近傍に形成した四角孔42,…に嵌合させて収納具4を位置決めして取付けることができるようにしている。
更に詳しくは、前記収納具4の箱型ケース11は、図8及び図9に示すように、上板43の両側縁を下方へ折曲して側面板44,44を形成するとともに、該側面板44,44の下縁を外方へ折曲して固定片45,45を形成し、前記上板43の後端に背面部材46を固着したものである。更に、前記側面板44,44の外側面に前記ハンギングレール13を形成したアルミ押出し型材からなる化粧部材47,47を沿わせるとともに、両内側面にレール48,48を沿わせ、図示しないが、前記化粧部材47とレール48とを側面板44を貫通させたネジで互に締結する。更に、前記化粧部材47の前後端部には、合成樹脂製のコーナー部材38,38を嵌着して、前記背面部材46の切断端部を覆っている。そして、前記化粧部材47,…と前記背面部材46の上端部は、前記上板43の上面よりも高く設定し、前記凹陥部14を形成している。
また、前記箱型ケース11の両側面板44,44の内面に固定した前記レール48,48で前記トレー引出し5の補強縁部23,23の後端に設けたスライダー49,49で摺動するようになっている。尚、前記トレー引出し5は、胴部50と側部材51,51と引手部材52とから構成されている。前記補強縁部23は、前記胴部50の側部の断面コ字形の折曲部53と側部材51とで、四角パイプ状に形成している。そして、前記係合片19を係入する係合孔24は前記側部材51に形成している。
以上説明した第1実施形態では、前記キャビネット本体1の天板3の上面に、トレー引出し5を設けた収納具4を、後部を余して着脱可能に装着した構造のものであるが、図10に示すように、前記天板3の後部に空間部が存在しない、つまり後端が天板3の後端まで存在する大きさの収納具4を装着する構造であっても、本発明は適用できることは明らかである。
次に、本発明の第2実施形態を図11に基づいて簡単に説明する。本実施形態は、最上段の引出し2の前板54に内蔵した施錠具6の施錠、開錠動作に連動して上下動する施錠杆17を前記キャビネット本体1の側框部18に垂設するとともに、該施錠杆17の上端に設けた係合片19を前記天板3を貫通させて前記収納具4の内部に位置させ、前記施錠具6の施錠動作に連動して前記施錠杆17が上動すると、該施錠杆17が各引出し2,…の適所に引き出し不能に係合するとともに、前記係合片19が前記トレー引出し5の適所に引き出し不能に係合し、前記施錠具6の開錠動作に連動して前記施錠杆17が下動すると、前記各引出し2,…及びトレー引出し5に対する係合が解除されるものである。
具体的には、前記施錠具6が最上段の引出し2の前板54に内蔵したダイヤル錠6Bであり、該ダイヤル錠6Bにつまみ操作によって回転して前記前板54の上端から前記天板3内へ進入する翼片55が設けられており、前記天板3の内部であって前記施錠杆17の上部に設けた略水平な操作板部56の下面を前記翼片55に摺接可能に設けるとともに、該操作板部56の上面に前記係合片19を立設している。尚、前記操作板部56の先端部は若干上方へ傾斜した案内部57となっており、前記前板54の上端から突出してくる前記翼片55を確実に操作板部56の下面へ案内している。前記ダイヤル錠6Aのつまみを右回りに回して施錠動作させると、前記翼片55が前記操作板部56の下面に摺接しながら押上げ、もって施錠杆17と係合片19とが上動するのである。尚、前記ダイヤル錠6Bは、三つのダイヤルを回して数字を、予め設定した暗証番号に揃えることによってつまみを開錠操作できるようになるが、暗証番号を忘れたときに別途キーを差し込んで開錠操作できるようにシリンダー錠と組み合わせた構造のものを用いることも好ましい。尚、前記ダイヤルの数は防盗性を高めるために四つあるいは五つのものを用いることも好ましい。その他の構成は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
また、前記翼片55の代わりに、つまみ操作によって上下動して前記前板54上端から前記天板3内へ進入する施錠片(図示せず)が設けられたダイヤル錠を用い、前記天板3内部であって前記施錠杆17の上部に設けた略水平な操作板部56の下面を前記施錠片に当接可能に設けるとともに、該操作板部56の上面に前記係合片19を立設したものでも良い。
本発明の第1実施形態に係るキャビネットワゴンの全体斜視図である。 机の天板下方にキャビネットワゴンを配置した状態の正面図である。 同じく側面図である。 キャビネット本体の天板上面に収納具を装着した状態の縦断側面図である。 同じく拡大縦断正面図である。 キャビネット本体に天板と収納具を取付ける構造を示す省略分解斜視図である。 同じく分解縦断面図である。 収納具の分解斜視図である。 収納具を全部品に分解した斜視図である。 第1実施形態の変形例を示すキャビネットワゴンの全体斜視図である。 本発明の第2実施形態を示すキャビネット本体の天板上面に収納具を装着した状態の拡大縦断正面図である。
符号の説明
A キャビネットワゴン B 机
1 キャビネット本体 2 引出し
3 天板 4 収納具
5 トレー引出し 6 施錠具
6A シリンダー錠 6B ダイヤル錠
7 キャスター 8 机天板
9 脚部 10 横ビーム
11 箱型ケース 12 トレー部
13 ハンギングレール 14 凹陥部
15 シート 16 凹部
17 施錠杆 18 側框部
19 係合片 20 操作ピン
21 操作板部 22 スリット孔
23 補強縁部 24 係合孔
25 係合爪 26 係合部
27 前補強 28 後補強
29 上面板 30 側面板
31 前連結部材 32 後連結部材
33 通孔 34 螺孔
35 ダルマ孔 36 係合ピン
37 ネジ 38 コーナー部材
39 取付孔 40 ネジ
41 突起 42 四角孔
43 上板 44 側面板
45 固定片 46 背面部材
48 レール 49 スライダー
50 胴部 51 側部材
52 引手部材 53 折曲部
54 前板 55 翼片
56 操作板部 57 案内部

Claims (6)

  1. 多段に引出しを設けたキャビネット本体の天板上面に、トレー引出しを設けた収納具を着脱可能に装着し、前記天板若しくは最上段の引出し前板に内蔵した施錠具の施錠、開錠動作に連動して上下動する施錠杆を前記キャビネット本体の側框部に垂設するとともに、該施錠杆の上端に立設し該施錠杆と一体で上下動する係合片を前記天板の上面に形成したスリット孔を貫通させて前記収納具の内部に位置させ、前記施錠具の施錠動作に連動して前記施錠杆が上動すると、該施錠杆が各引出しの適所に引き出し不能に係合するとともに、前記係合片が前記トレー引出しの適所に引き出し不能に係合し、前記施錠具の開錠動作に連動して前記施錠杆が下動すると、前記各引出し及びトレー引出しに対する係合が解除されることを特徴としたキャビネットワゴン。
  2. 前記キャビネット本体の天板上面に、トレー引出しを設けた収納具を、後部を余して着脱可能に装着してなる請求項1記載のキャビネットワゴン。
  3. 前記施錠具の施錠動作に連動して前記施錠杆が上動すると、前記トレー引出しの側部に側方へ突出状態で形成した補強縁部の下面に形成した係合孔に前記係合片が係入してなる請求項1又は2記載のキャビネットワゴン。
  4. 前記施錠具が前記天板に内蔵したシリンダー錠であり、該シリンダー錠の後端部にキー操作によって偏心回転する操作ピンが後方へ向けて突設されており、前記天板内部であって前記施錠杆の上部に設けた水平な操作板部の下面を前記操作ピンに摺接状態で載支するとともに、該操作板部の上面に前記係合片を立設してなる請求項1〜3何れかに記載のキャビネットワゴン。
  5. 前記施錠具が最上段の引出し前板に内蔵したダイヤル錠であり、該ダイヤル錠につまみ操作によって回転して前記前板上端から前記天板内へ進入する翼片が設けられており、前記天板内部であって前記施錠杆の上部に設けた略水平な操作板部の下面を前記翼片に摺接可能に設けるとともに、該操作板部の上面に前記係合片を立設してなる請求項1〜3記載のキャビネットワゴン。
  6. 前記施錠具が最上段の引出し前板に内蔵したダイヤル錠であり、該ダイヤル錠につまみ操作によって上下動して前記前板上端から前記天板内へ進入する施錠片が設けられており、前記天板内部であって前記施錠杆の上部に設けた略水平な操作板部の下面を前記施錠片に当接可能に設けるとともに、該操作板部の上面に前記係合片を立設してなる請求項1〜3記載のキャビネットワゴン。
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