JP2013040022A - 媒体処理装置 - Google Patents

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Ryuji Ishii
隆二 石井
Hiroshi Ehata
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Abstract

【課題】乗車券や定期券のように薄く、腰の弱い媒体であっても媒体にキズや折れが発生することなく前記基準フレームに幅寄せして搬送できるようにする。
【解決手段】搬送上流側にてブラケット28を介して回動支点軸29に固定した側圧ガイド21と所定の距離をもって搬送下流側にて回動支点軸29に固定したシャフトガイド30を備え、基準フレーム5から離れて媒体1が搬送されたときに、当該媒体1により側圧ガイド21を押して回動支点軸29を回動させ、当該回動によりシャフトガイド30を回動させ、シャフト12の基準フレーム5とは反対側の端部を持ち上げ、搬送下流側のフィードローラ11aとプレッシャローラ13a間の圧力を増加させて媒体1を基準フレーム5に徐々に幅寄せするようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、交通機関の乗車券や定期券等の媒体を搬送して所定の処理を行う媒体処理装置に関するものである。
従来、通帳等の媒体を幅寄せして搬送する技術として、通帳の側面を突き当てる突き当てガイドと、この突き当てガイドに通帳を幅寄せする幅寄せローラと、通帳を搬送するフィードローラを備え、このフィードローラを回転軸方向に移動自在とし、幅寄せローラにより、搬送される通帳をフィードローラとともに突き当てガイド方向に移動させ、幅寄せさせて搬送する技術はあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−145484号公報
しかしながら、上記従来の構成の装置では、例えば通帳のような用紙が何枚も重なり、硬く、腰の強い媒体の場合は問題ないが、乗車券や定期券のように薄く、腰の弱い媒体の場合は幅寄せローラで押圧したときに媒体にキズが付いたり、幅寄せローラの押圧力に負けて媒体が折れ曲がってしまうという問題点があった。
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。すなわち、回転駆動されるシャフトに支持されるフィードローラと、当該フィードローラに対向して配置され前記フィードローラ方向に付勢する付勢手段を備えたプレッシャローラと、により媒体を挟持して搬送基準位置に沿って搬送させる媒体処理装置において、前記シャフトは、軸受にて支持され、搬送面に対し傾斜可能とし、前記搬送基準位置に対向した位置に設けられ、前記搬送基準面から離れた状態で搬送されてきた媒体の側面をガイドする側圧ガイドと、前記シャフトに当接する位置にて前記シャフトを傾斜可能に押圧する押圧部材と、前記側圧ガイドと押圧部材とが連動可能に固定された回動支点軸とを備え、前記側圧ガイドに前記媒体が当接することにより前記回動支点軸が回動するとともに前記押圧部材が回動し、前記シャフトを傾斜させることで前記フィードローラ及びプレッシャローラ間の前記媒体を挟持する圧力を変化させるようにした。
或いは、別の発明では、回転駆動されるシャフトに支持されるフィードローラと、当該フィードローラに対向して配置され前記フィードローラ方向に付勢する付勢手段を備えたプレッシャローラと、により媒体を挟持して搬送基準位置に沿って搬送させる媒体処理装置において、前記搬送基準位置に対向した位置に設けられ、前記搬送基準面から離れた状態で搬送されてきた媒体の側面をガイドする側圧ガイドと、前記付勢手段に当接する位置に設けられ、前記付勢手段を押圧する押圧部材と、前記側圧ガイドと押圧部材とが連動可能に固定された回動支点軸とを備え、前記側圧ガイドに前記媒体が当接することにより前記回動支点軸が回動するとともに前記押圧部材が回動し、前記付勢手段が押圧されることで前記フィードローラ及びプレッシャローラの媒体を挟持する圧力を変化させるようにした。
本発明の媒体処理装置によれば以上のように構成したので、乗車券や定期券のように薄く、腰の弱い媒体であっても、側圧ガイドにより幅寄せしたときに、媒体にキズが付いたり、折れないようにすることができる。
実施例1の媒体処理装置の構成図である。 実施例1の媒体処理装置の動作説明図である。 実施例1の媒体処理装置の要部構成および動作説明図である。 実施例2の媒体処理装置の構成図である。 実施例2の媒体処理装置の要部構成および動作説明図である。 実施例3の媒体処理装置の構成図である。 実施例3の媒体処理装置の要部構成および動作説明図である。 実施例4の媒体処理装置の構成図である。 実施例4の媒体処理装置の要部構成および動作説明図である。 変形例の媒体処理装置の要部構成図である。
以下、本発明に係わる実施の形態例を、図面を用いて説明する。図面に共通する要素には同一の符号を付す。なお、以下の説明では、媒体として乗車券を例として説明するが、航空券や定期券等であってもよい。
(構成)
図1は、実施例1の媒体処理装置の構成を示す構成図であり、図1(a)が側面図であり、図1(b)が上面図であり、図1(c)が背面図である。同図において、1は媒体としての乗車券であり、3、4は乗車券1の搬送を規制するガイドであり、5は乗車券1の搬送基準位置の原点となる基準フレームであり、6および11は乗車券1を搬送する搬送上流側および搬送下流側に備えたフィードローラであり、7、12はフィードローラ6、11のシャフトであり、88は搬送下流側のシャフト12の軸受である。なお、軸受88としては、シャフト12を傾斜させることができるように、例えば、自動調心ころ軸受を用いればよい。
8、13はフィードローラ6、11に対向する搬送上流側および搬送下流側に備えたプレッシャローラであり、9、14はプレッシャローラ8、13を押圧するプレッシャスプリングである。
なお、プレッシャローラ8、13は、より詳細には図1(d)に示したように、プレッシャスプリング9、14によりプレッシャローラ8、13の回転軸を押圧できる構造となっているが、プレッシャスプリング9、14の下端にローラを設け、直接、プレッシャローラ8、13を押圧するようにしてもよいし、その他の構成としてもよい。
10、15はシャフト7、12に固定されているギヤであり、16はギヤ15に接続しているアイドルギヤであり、17は乗車券1を搬送する駆動源となる駆動モータであり、駆動モータ17のシャフトには駆動伝達用のギヤが備えられている。なお、ギヤ15はシャフト12が傾斜することによって生じる傾きを許容して、アイドルギヤ16の回転に連動してギヤ15も回転可能となるように構成されている。
また、21は乗車券1の側面を図1(b)、(c)の左側から基準フレーム5方向(矢印C方向)に押圧する側圧ガイドであり、22は側圧ガイド21を押圧する側圧スプリングであり、側圧ガイド21と基準フレーム5間が乗車券1の幅より狭くならないように図示しないリミッタが設けられ、矢印C方向への移動が規制されている。側圧スプリング22は、支点ブラケット80に固定されたサブフレーム45にその一端を固定された構成となっている。
また、28は側圧ガイド21を設けたブラケットであり、29は側圧ガイド21とブラケット28の回動支点軸であり、80は回動支点軸29を支持する基準フレーム5に取り付けられた支点ブラケットであり、30は、搬送下流側にて回動支点軸29に取り付けられ、基準フレーム5とは反対側のシャフト12端部に下側から当接させた押圧部材としてのシャフトガイドである。なお、本発明の実施例では回動支点軸29は円筒状のシャフトで構成されているものとする。
すなわち、基準フレーム5側に押圧された側圧ガイド21がブラケット28を介して搬送上流側にて回動支点軸29に固定され、シャフトガイド30が搬送下流側にて回動支点軸29に固定された構成となっている。
(動作)
以上の構成により実施例1の媒体処理装置は、以下のように動作する。この動作を図2および図3の動作説明図を用いて以下詳細に説明する。なお、図2(a)が側面図であり、図2(b)が上面図であり、図2(c)が背面図であり、図3(a)は正常に乗車券1が搬送される正常搬送時を示し、図3(b)は基準フレームから離れて乗車券1が搬送される異常搬送時を示している。
まず、図示しない制御部からの指令によりモータ17が駆動され、図2の矢印Aのように乗車券1の搬送が開始される。
そして、図2破線、図3(a)に示したように、乗車券1が基準フレーム5に沿って搬送された場合、搬送上流側に設けられた側圧ガイド21は乗車券1により押圧されることなく、回動支点軸29も回動しないので、搬送下流側に設けられたシャフトガイド30も回動することなく、シャフト12は傾斜のない正常な状態のままとなる。
一方、図2実線、図3(b)に示したように、乗車券1(図2において乗車券1a)が基準フレーム5から離れて搬送されて来ると、側圧ガイド21は矢印B方向に押され、側圧スプリング22が圧縮し、搬送上流側の側圧ガイド21に連結されたブラケット28が矢印B方向に押され、回動支点軸29が矢印G方向に回動するので、回動支点軸29に搬送下流側にて固定されたシャフトガイド30も矢印G方向に回動する。
その結果、回動支点軸29が矢印G方向に回動するのに連動して基準フレーム5とは反対側のシャフト12の端部(図3中左側端部)がシャフトガイド30により矢印D方向に持ち上げられる。
そして、シャフト12の前記端部が持ち上げられることにより基準フレーム5側と反対側(図中左側)のフィードローラ11aが持ち上げられることで、プレッシャローラ13aへの押圧力がプレッシャローラ13bよりも大きくなるため、乗車券1は図2(b)の乗車券1bのように基準フレーム5方向にシフトしながら搬送され、矢印Aa方向に搬送される。
その後、乗車券1bが矢印Aa方向に搬送されるに伴い、側圧ガイド21が矢印F方向に徐々に戻るので、ブラケット28およびシャフトガイド30の回動量が徐々に減り、シャフト12の傾斜が徐々に小さくなり、フィードローラ11aのプレッシャローラ11aへの押圧力も小さくなり、乗車券1は、図3(a)のように正常な位置に戻され、図2(b)の矢印Ab方向に搬送されるようになる。
以上のように、搬送上流側の乗車券の搬送基準位置からのずれの量に応じて搬送下流側で基準フレーム5とは反対側のフィードローラ11a、プレッシャローラ13a間の圧力を増加させるように作用するので、基準フレーム5からずれて搬送されてきた乗車券1a(図2)は、乗車券1b(矢印Aa)、乗車券1c(矢印Ab)のように徐々に搬送方向を変え、正常な搬送基準位置に徐々に戻されながら搬送されるため、乗車券が折れ曲がったりキズが付いたりすることがない。
(実施例1の効果)
以上のように、実施例1の媒体処理装置によれば、搬送上流側にて回動支点軸にブラケットを介して固定した側圧ガイドと、所定の距離をもって搬送下流側にて前記回動支点軸に固定したシャフトガイドを備え、基準フレームから離れて媒体が搬送されたときに、当該媒体により前記側圧ガイドを押して前記回動支点軸を回動させ前記シャフトガイドを回動させてシャフトを持ち上げ、搬送下流側のフィードローラとプレッシャローラ間の圧力を増加させて媒体を基準フレームに徐々に幅寄せするようにしたので、乗車券や定期券のように薄く、腰の弱い媒体であっても折れ曲がりやキズの発生を防止することができる。
(構成)
図4は実施例2の媒体処理装置の構成を示す構成図であり、図4(a)が側面図であり、図4(b)が上面図であり、図4(c)が背面図である。実施例2の媒体処理装置は、同図に示したように、実施例1のブラケット28、回動支点軸29、シャフトガイド30、支点ブラケット80に替えて、ブラケット228、回動支点軸229、押圧部材としての押圧ブラケット230、支点ブラケット280を備える。
そして、側圧ガイド21が連結されたブラケット228が搬送上流側にて回動支点軸229に固定され、搬送下流側にて押圧ブラケット230が回動支点軸229に固定され、回動支点軸229が回動すると押圧ブラケット230が回動し、プレッシャスプリング14aを押圧する構成となっている。
その他の構成は、実施例1の媒体処理装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例2の媒体処理装置は、以下のように動作する。この動作を図5の動作説明図を用いて詳細に説明する。なお、図5(a)は正常に乗車券1が搬送される正常搬送時を示し、図5(b)は基準フレームから離れて乗車券1が搬送される異常搬送時を示している。
まず、図示しない制御部からの指令によりモータ17が駆動され図4の矢印Aのように乗車券1の搬送が開始される。
そして、図5(a)に示したように、乗車券1が基準フレーム5に沿って搬送された場合、搬送上流側に設けられた側圧ガイド21は乗車券1により押圧されることなく、回動支点軸229も回動しないので、搬送下流側に設けられた押圧ブラケット230も回動することなく、押圧ブラケット230によるプレッシャスプリング14aへの押圧も発生しない正常な状態のままとなる。
一方、図5(b)に示したように、乗車券1が基準フレーム5から離れて搬送された場合は、搬送上流側の側圧ガイド221が矢印I方向に押され、ブラケット228も矢印I方向に押されるのに連動して回動支点軸229が矢印J方向に回動するので、搬送下流側の押圧ブラケット230も矢印J方向に回動し、搬送下流側のプレッシャスプリング14aは矢印H方向に押圧されて圧縮され破線の位置から実線の位置となる。
そして、圧縮されたプレッシャスプリング14aによってプレッシャローラ13aのフィードローラ11aへの押圧力がプレッシャローラ13bのフィードローラ11bへの押圧力よりも大きくなり、乗車券1は矢印F方向、すなわち基準フレーム5方向に移動しながら、実施例1と同様、乗車券1b(図2)のように矢印Aa方向に搬送される。
その後、乗車券1が矢印Aa方向に搬送されるに伴い、矢印F方向に移動するにつれて側圧ガイド21が矢印F方向に戻り、ブラケット228および押圧ブラケット230の回動量が徐々に減り、押圧ブラケット230によるプレッシャスプリング14aへの押圧も徐々に小さくなり、プレッシャローラ13aのフィードローラ11aへの押圧力も小さくなって、図5(a)のように乗車券1は正常な位置に戻され、矢印Ab方向(図2)に搬送されるようになる。
(実施例2の効果)
以上のように実施例2の媒体処理装置によれば、搬送上流側にて回動支点軸にブラケットを介して固定した側圧ガイドと所定の距離をもって搬送下流側にて前記回動支点軸に固定した押圧ブラケットを備え、基準フレームから離れて媒体が搬送されたときに、当該媒体により前記側圧ガイドを押して前記回動支点軸を回動させ前記押圧ブラケットを回動させて搬送下流側の基準フレームと反対方向のプレッシャスプリングを押圧し、搬送下流側のフィードローラとプレッシャローラ間の圧力を増加させて媒体を基準フレームに徐々に幅寄せするようにしたので、乗車券や定期券のように薄く、腰の弱い媒体であっても折れ曲がりやキズの発生を防止することができる。
(構成)
図6は実施例3の媒体処理装置の構成を示す構成図であり、図6(a)が側面図であり、図6(b)が上面図であり、図6(c)が背面図である。実施例3の媒体処理装置は、同図に示したように、シャフト12の搬送基準位置としての搬送路幅方向の略中央位置に軸受ブラケット382により支持された軸受388を設け、実施例1と同様の、ブラケット328、支点ブラケット380に回動自在に支持される回動支点軸329、押圧部材としてのシャフトガイド330を備え、これらと対称に、ブラケット334、支点ブラケット380に回動自在に支持される回動支点軸332、シャフトガイド333を備える。なお、軸受388としては、シャフト12を傾斜させることができるように、例えば、自動調心ころ軸受を用いればよい。
そして、図7の要部構成図のように、側圧ガイド21に連結されたブラケット328が搬送上流側にて回動支点軸329に固定され、シャフトガイド330が搬送下流側にて回動支点軸329に固定され、回動支点軸329を支点としてシャフトガイド330が矢印Gのように回動すると、これに連動して矢印Dのようにシャフト12の左側を持ち上げる構成となっている。同様に、これと対称に、側圧ガイド32に連結されたブラケット334が搬送上流側にて回動支点軸332に固定され、シャフトガイド333が搬送下流側にて回動支点軸332に固定され、回動支点軸332を支点としてシャフトガイド333が矢印Kのように回動すると、これに連動して矢印Lのようにシャフト12の右側を持ち上げる構成となっている。
なお、側圧ガイド21および側圧ガイド32は、側圧スプリング322、側圧スプリング323によってそれぞれ矢印F、矢印I方向に付勢されているが、側圧ガイド21および側圧ガイド32間が乗車券1の幅より狭くならないように図示しないリミッタによってそれぞれ矢印F、矢印I方向への移動は規制されている。
その他の構成は、実施例1の媒体処理装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例3の媒体処理装置は、以下のように動作する。この動作を図7の実施例3の媒体処理装置の動作説明図を用いて以下詳細に説明する。なお、図7(a)は正常に媒体が搬送される場合であり、図7(b)は図中左側に乗車券1がずれて搬送される異常搬送時を示しており、図7(c)は図中右側に乗車券1がずれて搬送される異常搬送時を示している。
まず、図示しない制御部からの指令によりモータ17が駆動され、図6の矢印Aのように乗車券1の搬送が開始される。
このとき、図7(b)のように乗車券1が矢印I方向にずれて搬送されると、搬送上流側の図中左側の側圧ガイド21は矢印I方向に押され側圧スプリング322が圧縮し、側圧ガイド21に連結されたブラケット328も矢印I方向に移動することで回動支点軸329を矢印G方向に回動させ、これに連動して搬送下流側にて回動支点軸329に固定されたシャフトガイド330が矢印G方向に回動するので、シャフト12の左側が矢印D方向に持ち上げられて傾斜し、破線の位置から実線の位置となる。
そして、持ち上げられたシャフト12が傾斜することによって図中左側のプレッシャローラ13aによるフィードローラ11aへの押圧力が大きくなり乗車券1は矢印Iとは反対方向の矢印F方向に戻されながら搬送される。
そして、側圧ガイド21が矢印F方向に移動するにつれて、ブラケット328も矢印F方向に移動し、回動支点軸329が矢印G方向と反対側に回動しこれに伴いシャフトガイド330が矢印G方向と反対側に回動するので、シャフト12の傾斜が小さくなり、プレッシャローラ13aのフィードローラ11aの押圧力も小さくなり、乗車券1は、図7(a)のように正常な位置に戻され、搬送基準位置、すなわち搬送路幅方向略中央を搬送するようになる。
一方、図7(c)のように乗車券1が矢印F方向にずれて搬送されると、搬送上流側に設けられた図中右側の側圧ガイド32が矢印F方向に押され側圧スプリング323が圧縮し、側圧ガイド32に連結されたブラケット334が矢印F方向に移動することで回動支点軸332が矢印K方向に回動するので、これに連動して搬送下流側に設けられたシャフトガイド333が矢印K方向に回動し、シャフト12の右側が矢印L方向に持ち上げられて傾斜し、破線の位置から実線の位置となる。
そして、シャフト12が傾斜することによって図中右側のプレッシャローラ13bによるフィードローラ11bへの押圧力が大きくなり、乗車券1は矢印Fとは反対方向、すなわち矢印I方向に戻されながら搬送される。
その後、側圧ガイド32が矢印I方向に移動するに伴ってブラケット334およびシャフトガイド333の回動量が減り、シャフト12の傾斜が小さくなり、プレッシャローラ13bのフィードローラ11bへの押圧力も小さくなり、乗車券1は、図7(a)のように正常な位置に戻され、搬送基準位置、すなわち搬送路幅方向略中央を搬送するようになる。
(実施例3の効果)
以上のように実施例3の媒体処理装置によれば、搬送上流側にてブラケットを介して回動支点軸に固定した側圧ガイドと、所定の距離をもって搬送下流側にて前記回動支点軸に固定したシャフトガイドを、搬送路両側端に対称に備え、搬送路中央位置から離れて媒体が搬送されたときに、当該媒体により搬送上流側の前記一方の側圧ガイドを押して当該側の前記回動支点軸を回動させ、当該側の前記シャフトガイドを回動させて搬送下流側のシャフトを傾斜させ前記媒体を挟持する圧力を増加させるようにしたので、搬送路両側端側のいずれに乗車券が偏って搬送されても、乗車券にキズや折れ曲がりが発生することなく搬送路幅方向略中央位置に戻して搬送させることができる。
(構成)
図8は実施例4の媒体処理装置の構成を示す構成図であり、図8(a)が側面図であり、図8(b)が上面図であり、図8(c)が背面図である。実施例4の媒体処理装置は、同図に示したように、シャフト12の搬送基準位置としての搬送路幅方向の略中央位置に軸受ブラケット482により支持された軸受488を設け、実施例2と同様の、ブラケット428、支点ブラケット480に回動自在に支持される回動支点軸429、押圧部材としての押圧ブラケット430を備え、これらと対称に、ブラケット434、支点ブラケット480に回動自在に支持される回動支点軸432、押圧ブラケット433を備える。
そして、側圧ガイド21が連結されたブラケット428が搬送上流側にて回動支点軸429に固定され、搬送下流側にて押圧ブラケット430が回動支点軸429に固定され、回動支点軸429が回動すると押圧ブラケット430も回動してプレッシャスプリング14aを押圧する構成となっている。
同様に、側圧ガイド32が連結されたブラケット434が搬送上流側にて回動支点軸432に固定され、搬送下流側にて押圧ブラケット433が回動支点軸432に固定され、回動支点軸432が回動すると押圧ブラケット433も回動してプレッシャスプリング14bを押圧する構成となっている。なお、側圧ガイド21と側圧ガイド32は、側圧スプリング422、側圧スプリング423によってそれぞれ矢印Ca方向、Cb方向に付勢されているが、側圧ガイド21および側圧ガイド32間が乗車券1の幅より狭くならないように、図示しないリミッタによってそれぞれ矢印Ca、矢印Cb方向への移動は規制されている。
その他の構成は、実施例1の媒体処理装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
(動作)
以上の構成により、実施例4の媒体処理装置は、以下のように動作する。この動作を図9の動作説明図を用いて詳細に説明する。なお、図9(a)は正常に媒体が搬送される場合であり、図9(b)は図中搬送基準位置よりも左側に乗車券1がずれて搬送される異常搬送時を示しており、図9(c)は図中搬送基準位置よりも右側に乗車券1がずれて搬送される異常搬送時を示している。
まず、図示しない制御部からの指令によりモータ17が駆動され図8の矢印Aのように乗車券1の搬送が開始される。
このとき、図9(b)のように乗車券1が矢印I方向にずれて搬送されると、搬送上流側に設けられた側圧ガイド21が矢印I方向に押され側圧スプリング422が圧縮し、側圧ガイド21に連結されたブラケット428が矢印I方向に移動し、回動支点軸429が矢印J方向に回動するので、これに連動して搬送下流側に設けられた押圧ブラケット430が矢印J方向に回動し、押圧ブラケット430によりプレッシャスプリング14aが矢印M方向に圧縮され破線の位置から実線の位置となる。
そして、圧縮されたプレッシャスプリング14aによってプレッシャローラ13aのフィードローラ11への押圧力が大きくなり、乗車券1は矢印F方向に移動し、乗車券1は図9(a)のように正常な位置に戻され搬送基準位置、すなわち搬送路幅方向略中央を搬送するようになる。
一方、図9(c)のように乗車券1が矢印F方向にずれて搬送されると、搬送上流側に設けられた側圧ガイド32が矢印F方向に押され、側圧スプリング423が圧縮し、側圧ガイド32に連結されたブラケット434が矢印F方向に移動し、回動支点軸432が矢印G方向に回動するので、これに連動して搬送下流側に設けられた押圧ブラケット433が矢印G方向に回動し、プレッシャスプリング14bは押圧ブラケット433により矢印N方向に圧縮され破線の位置から実線の位置となる。
そして、圧縮されたプレッシャスプリング14bによってプレッシャローラ13bのフィードローラ11bへの押圧力が大きくなり、乗車券1は矢印I方向に移動し、図9(a)のように乗車券1は正常な位置に戻され、搬送基準位置、すなわち搬送路幅方向略中央を搬送するようになる。
(実施例4の効果)
以上のように実施例4の媒体処理装置によれば、搬送上流側にて回動支点軸にブラケットを介して固定した側圧ガイドと、所定の距離をもって搬送下流側にて前記回動支点軸に固定した押圧ブラケットを、搬送路両側端に対称に備え、搬送路中央位置から離れて媒体が搬送されたときに、当該媒体により前記一方の側圧ガイドを押して当該側の前記回動支点軸を回動させ、当該側の前記押圧ブラケットを回動させて搬送下流側のプレッシャスプリングを押圧し前記媒体を挟持する圧力を増加させるようにしたので、搬送路両側端側のいずれに乗車券が偏って搬送されても、乗車券にキズや折れ曲がりが発生することなく搬送路幅方向略中央位置に戻して搬送させることができる。
《その他の変形例》
以上の実施例の説明では、搬送下流側に備えたシャフトガイド30、330、333または押圧ブラケット230、430、433の位置から、それぞれ所定の距離をもって搬送上流側に側圧ガイド21に連結したブラケット28、228、328、334、428、434を設けるように説明したが、前記距離を短くして搬送方向にほぼ同じ位置、すなわちシャフト12の位置近傍に配置する構成としてもよいし、逆に、乗車券1の搬送方向の長さより短い範囲において前記距離をさらに長くするようにしてもよい。
また、以上の実施例の説明では、駆動モータ17の回転駆動力をギヤ10、15、アイドルギヤ16により伝達してシャフト7、12を回転させる例として説明したが、図10の破線部のb1部、b2部に示したように、駆動モータ17の駆動シャフトに取り付けたプーリ117、シャフト7、12に取り付けたプーリ110、115を連結するベルト110a、115aによりシャフト7、12を回転させて媒体を搬送する場合であっても、本発明を適用することができる。
また、実施例3では、実施例1の前記側圧ガイドと前記シャフトガイドを左右にそれぞれ設け、実施例4では、実施例2の前記側圧ガイドと前記押圧ブラケットを左右にそれぞれ設けるように説明したが、実施例1の前記側圧ガイドと前記シャフトガイドを左右いずれかに設け、反対側に実施例2の前記側圧ガイドと前記押圧ブラケットを設けるようにしてもよい。
以上述べたように、本発明は、交通機関の乗車券や定期券等の媒体を搬送して所定の処理を行う媒体処理装置に広く用いることができる。
1 乗車券
3、4 ガイド
5 基準フレーム
6、11 フィードローラ
7、12 シャフト
8、13 プレッシャローラ
9、14 プレッシャスプリング
88 軸受け
10、15 ギヤ
16 アイドルギヤ
17 駆動モータ
21 側圧ガイド
22、322、323 側圧スプリング
28、228、328、334 ブラケット
29、229、329、332、429、432 回動支点軸
80、280、380、480 支点ブラケット
30、330、333 シャフトガイド
230、430、433 押圧ブラケット
382 軸受けブラケット
88、388 軸受け

Claims (7)

  1. 回転駆動されるシャフトに支持されるフィードローラと、当該フィードローラに対向して配置され前記フィードローラ方向に付勢する付勢手段を備えたプレッシャローラと、により媒体を挟持して搬送基準位置に沿って搬送させる媒体処理装置において、
    前記シャフトは、軸受にて支持され、搬送面に対し傾斜可能とし、
    前記搬送基準位置に対向した位置に設けられ、前記搬送基準面から離れた状態で搬送されてきた媒体の側面をガイドする側圧ガイドと、
    前記シャフトに当接する位置にて前記シャフトを傾斜可能に押圧する押圧部材と、
    前記側圧ガイドと押圧部材とが連動可能に固定された回動支点軸とを備え、
    前記側圧ガイドに前記媒体が当接することにより前記回動支点軸が回動するとともに前記押圧部材が回動し、前記シャフトを傾斜させることで前記フィードローラ及びプレッシャローラ間の前記媒体を挟持する圧力を変化させるようにしたことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記搬送基準位置は、搬送路の側端位置であって、
    前記軸受は、前記搬送路の側端位置近傍に配置し、
    前記押圧部材は、一方端部を前記回動支点軸に固定し他方端部を前記シャフトに当接させたシャフトガイドであって、
    前記搬送基準位置から離れて媒体が搬送されたときに、前記シャフトを前記プレッシャローラ側に持ち上げ傾斜させて前記媒体を挟持する圧力を増加させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 前記搬送基準位置は、搬送路幅方向略中央位置であって、
    前記軸受は、前記搬送路幅方向略中央位置に配置し、
    前記側圧ガイドと前記押圧部材を搬送路両側端にそれぞれ対称に配置し、
    前記搬送基準位置から離れて媒体が搬送されたときに、当該媒体により一方の側の前記側圧ガイドを押して当該側の前記回動支点軸を回動させて当該側の前記押圧部材を回動させ、当該側の前記シャフトに当接させた位置で前記シャフトを押圧して傾斜させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  4. 前記軸受は、自動調心ころ軸受としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載の媒体処理装置。
  5. 回転駆動されるシャフトに支持されるフィードローラと、当該フィードローラに対向して配置され前記フィードローラ方向に付勢する付勢手段を備えたプレッシャローラと、により媒体を挟持して搬送基準位置に沿って搬送させる媒体処理装置において、
    前記搬送基準位置に対向した位置に設けられ、前記搬送基準面から離れた状態で搬送されてきた媒体の側面をガイドする側圧ガイドと、
    前記付勢手段に当接する位置に設けられ、前記付勢手段を押圧する押圧部材と、
    前記側圧ガイドと押圧部材とが連動可能に固定された回動支点軸とを備え、
    前記側圧ガイドに前記媒体が当接することにより前記回動支点軸が回動するとともに前記押圧部材が回動し、前記付勢手段が押圧されることで前記フィードローラ及びプレッシャローラの媒体を挟持する圧力を変化させることを特徴とする媒体処理装置。
  6. 前記搬送基準位置は、搬送路の側端位置であって、
    前記押圧部材は、一方端部を前記回動支点軸に固定し他方端部を前記付勢手段に当接させた押圧ブラケットであって、
    前記搬送基準位置から離れて媒体が搬送されたときに、前記押圧ブラケットにより前記付勢手段を押圧して前記媒体を挟持する圧力を増加させるようにしたことを特徴とする請求項5記載の媒体処理装置。
  7. 前記搬送基準位置は、搬送路幅方向略中央位置であって、
    前記側圧ガイドと前記押圧部材を搬送路両側端にそれぞれ対称に配置し、
    前記搬送基準位置から離れて媒体が搬送されたときに、当該媒体により一方の側の前記側圧ガイドを押して当該側の前記回動支点軸を回動させて当該側の前記押圧部材を回動させ、当該側の前記付勢手段を押圧して前記媒体を挟持する圧力を増加させるようにしたことを特徴とする請求項5記載の媒体処理装置。
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