JP5528889B2 - 用紙折り型形成機構 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙を搬送手段によって搬送し、折り型形成手段によって、搬送方向に対する直交方向に延びた折り型を形成する用紙折り型形成機構に関するものである。
図14は、従来の用紙折り型形成機構の縦断面図(特許文献1等)である。この用紙折り型形成機構は、折り型形成手段として、凹部201aを有する下型201と、凸部202aを有する上型202と、該上型202を昇降駆動する型駆動部(図示せず)とを備えており、搬送手段として、搬送方向Fの上流側の搬送ローラ対205及び搬送方向Fの下流側の搬送ローラ対206を備えている。
両搬送ローラ対205,206によって用紙Pを上下から挟持し、搬送方向Fに搬送し、図15に示すように、用紙Pを搬送方向Fの所定位置に停止させ、上型202を下降させ、その凸部202aを下型201の凹部201aに嵌入させることにより、用紙Pに搬送方向Fと直交する方向に延びる折り型(折り目)を形成する。
特開2005−239312号公報
前記従来例では、型作動時、両搬送ローラ対205,206は、用紙Pを所定圧で挟持し、搬送方向Fに緊張させた状態で保持しているので、上型202の凸部202aが下型201の凹部201aに嵌入した時、図15に矢印Tで示すように、用紙Pの搬送方向Fの両端部が折り型形成部B側へ強く引っ張られ、各搬送ローラ対205,205のニップ部で挟まれている用紙P部分に傷が付く、という不具合が生じる。
本発明は、型作動時に、搬送ローラ対との擦れにより、用紙に傷が付くのを防止できる用紙折り型形成機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本願の第1の発明は、用紙を搬送手段によって搬送し、折り型形成手段によって、搬送方向に対する直交方向に延びた折り型を形成する、用紙折り型形成機構において、前記折り型形成手段として、前記直交方向に沿って配置された上型及び下型と、前記上型を前記下型に対して上方から下降させる型駆動部とを備え、前記上型及び下型の一方に凹部を形成し、他方に前記凹部に嵌入可能な凸部を形成しており、前記搬送手段として、用紙を上下から挟んで搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対を作動させるローラ駆動部と、を備え、さらに、用紙折り型形成機構は、前記型駆動部及び前記ローラ駆動部を制御する駆動制御手段を、備えており、前記駆動制御手段は、前記型駆動部の作動時に、前記折り型形成手段よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対と搬送方向下流側の前記搬送ローラ対とを停止させる時、搬送方向下流側の前記搬送ローラ対による搬送量よりも、搬送方向上流側の搬送ローラ対による搬送量を多くすることにより、用紙に撓みを形成するように、前記ローラ駆動部を制御する。
より具体的には、搬送方向下流側の搬送ローラ対が停止後、搬送方向上流側の搬送ローラ対を追回転させることにより、撓みを形成したり、あるいは、搬送方向下流側の搬送ローラ対の搬送速度よりも搬送方向上流側の搬送ローラ対の搬送速度を大きくすることにより、撓み形成したりすることも可能である。
本願の第2の発明は、用紙を搬送手段によって搬送し、折り型形成手段によって、搬送方向に対する直交方向に延びた折り型を形成する、用紙折り型形成機構において、前記折り型形成手段として、前記直交方向に沿って配置された上型及び下型と、前記上型を前記下型に対して上方から下降させる型駆動部とを備え、前記上型及び下型の一方に凹部を形成し、他方に前記凹部に嵌入可能な凸部を形成しており、前記搬送手段として、用紙を上下から挟んで搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対を作動させるローラ駆動部と、を備え、さらに、用紙折り型形成機構は、前記型駆動部及び前記ローラ駆動部を制御する駆動制御手段を、備えており、前記駆動制御手段は、前記型駆動部の作動時に、前記折り型形成手段よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対と搬送方向下流側の前記搬送ローラ対とを停止させる時、搬送方向下流側の前記搬送ローラ対を逆回転させることにより、撓みを形成するようにローラ駆動部を制御する
(1)本願の第1及び第2の発明によると、型駆動部の作動時、用紙は緊張が解かれた状態で保持されるので、上型の凸部が下型の凹部に嵌入した際に生じる引っ張り力を吸収できる。これにより、搬送ローラ対のニップ部で用紙が擦れて傷付くことがなく、用紙の品質を保つことができる。
(2)第1の発明のように、搬送方向下流側の搬送ローラ対による搬送量よりも、搬送方向上流側の搬送ローラ対による搬送量を多くする場合には、用紙の質や硬さ等に合わせて、簡単に撓み量を調節することができる。
(3)第2の発明のように、型駆動部の作動時に、搬送方向下流側の搬送ローラ対を、逆回転させる場合にも、用紙の質や硬さ等に合わせて、簡単に撓み量を調節することができる。
本願の参考例並びに第1及び第2の発明が適用される用紙折り型形成機構を備えた用紙加工装置の模式縦断正面図である。 図1の用紙折り型形成機構の平面図である。 図2の折り型形成ユニットの正面図(III矢視図)である。 図2の折り型形成ユニットの上方斜視図である。 図3の折り型形成ユニットのV-V断面図である。 図5の折り型形成ユニットの折り型形成部Bの拡大断面図である。 前記参考例における用紙搬送時の状態を示す用紙折り型形成機構の正面略図である。 前記参考例における型作動開始時の状態を示す用紙折り型形成機構の正面略図である。 前記参考例における型作動完了時の状態を示す用紙折り型形成機構の正面略図である。 本願の第1の発明の実施の形態に係る用紙折り型形成機構であって、図8と同じ状態の正面略図である。 本願の第2の発明の実施の形態に係る用紙折り型形成機構であって、図8と同じ状態の正面略図である。 折り型形成ユニットの凸部と凹部の変形例を示す断面拡大図である。 折り型形成ユニットの別の変形例を示す断面拡大図である。 従来の折り型形成ユニットの図8と同様な状態における正面略図である。 図14の折り型形成ユニットの型作動時の状態を示す断面図である。
参考例、本願の第1及び第2の発明が適用される用紙加工装置
図1は参考例、本願の第1及び第2の発明が適用される用紙折り型形成機構30を備えた用紙加工装置を示す模式縦断面図である。用紙加工装置は、装置本体10の用紙搬送方向Fの下流側端部に排紙トレイ12を備え、用紙搬送方向Fの上流側の端部に給紙トレイ11を備え、該給紙トレイ11と排紙トレイ12との間に、略水平な搬送経路19が構成されている。搬送経路19の途中には、搬送手段として、複数の搬送ローラ対21、22、23、…が搬送方向Fに間隔をおいて配置されると共に、搬送ローラ対21、22、23間に、裁断ユニット13及び折り型形成ユニット14が搬送方向上流側から順に配置されている。各搬送ローラ対21,22,23は、それぞれ上下一対の搬送ローラ21A、21B、22A、22B、23A、23Bから構成されている。下側の各搬送ローラ21A、22A,23Aは、それぞれクラッチ25a,26a,27aを介してローラ駆動部25,26,27に動力伝達可能に連結されており、各クラッチ25a,26a,27aを接続すると、各搬送ローラ対221,22,23は、ローラ駆動部25,26,27により矢印R1方向に回転し、用紙Pを上下から挟持した状態で、搬送方向Fに搬送するようになっている。反対にクラッチ25a,26a,27aを切断すると、各駆動側ローラ21A,22A、23Aは、各ローラ駆動部25,26,27からの動力伝達が遮断されると共に、各搬送ローラ対21,22,23は、矢印R1方向及びその逆方向のいずれにも自由に回転できる状態となる。
下側の駆動側の各搬送ローラ21A、22A、23Aは、表面がウレタンでできており、摩擦により大きな搬送力が発生する。一方、上側の従動側の搬送ローラ21B、22B、23Bはスポンジ等の軟性部材でできており、用紙の表面を傷付けないようになっている。
裁断ユニット13及び折り型形成ユニット14には、刃駆動部28及び型駆動部29がそれぞれ連結されており、これら駆動部28,29、前記各搬送ローラ対21,22,23のローラ駆動部25,26,27及び各クラッチ25a、26a、27aは、装置本体10に内蔵された駆動制御部(駆動制御手段)15に電気的に接続されている。また、装置本体10内には、裁断ユニット13及び折り型形成ユニット14の下方に、くず箱16が配置されている。
図2は図1の用紙折り型形成機構30の平面図であり、用紙折り型形成機構30は、前記用紙折り型形成ユニット14と、該用紙折り型形成ユニット14の搬送方向Fの上流側と下流側に配置された前記搬送ローラ対22、23と、前記型駆動部29と、前記搬送ローラ対22、23用のローラ駆動部26,27と、クラッチ26a,27aとから構成されている。
図3は、図2の用紙折り型形成ユニット14のIII矢視図、図4は、図2の用紙折り型形成ユニット14の上方斜視図、図5は用紙折り型ユニットの折り型形成部Bの拡大図である。図4において、用紙折り型形成ユニット14は、枠状のユニットケース32内に、下型40と、下型40に上方から対向する上型41とを備え、両型40,41は搬送方向Fと直交する水平な搬送幅方向Wに沿って延びように配置されている。
上型41は、上下方向移動自在にユニットケース32に支持されると共に、図示しないばね手段により上方に付勢されている。下型40は、緩衝機構33を介してユニットケース32の所定位置(高さ)に支持されている。上型41の上方には、型駆動部29として、上型41と平行に延びるカム軸35が配置され、このカム軸35は、ユニットケース32に回転可能に支持されている。
図3において、前記カム軸35の搬送幅方向Wの両端部には駆動カム36が設けられ、この駆動カム36の下端に、上方に付勢された前記上型41の上端当接面が当接している。前記カム軸35は、ギヤ37及び減速機(図示せず)を介して電動モータ(図示せず)に連結されている。
すなわち、カム軸35が回転すると、上型41が両駆動カム36によりばね手段に抗して押し下げられ、最下降位置まで下降した後は、ばね手段により、駆動カム36の下端面との接触状態を保ちながら上昇する。
カム軸35の搬送幅方向Wの中央部には、カム軸35の回転角度を検出するための円弧状の光センサー用遮光部材(被検出部材)44が固着されており、一方、ユニットケース32には、図5に示すように、前記遮光部材44の先端検出エッジ44aを所定回転位置で検出する上死点センサー46及びブレーキ位置センサー45が、所定の回転位置に配置されている。上死点センサー46は、上型41が上死点に到達した状態を検出するものであり、ブレーキ位置センサー45は、上死点センサー46の配置位置から、回転方向A1と反対側に略45°離れた位置に配置されている。前記上死点センサー44は、後述するように、上型41の下降開始時、すなわち、型作動開始時を検出する位置検出センサーとして利用される。
図6は上型41の下端面と下型40の上端面により構成される型形成部(嵌合部)Bの拡大図であり、下型40の上端面には、搬送幅方向Wに沿って延びる断面矩形状の凹部(溝)40aが形成されており、上型41の下端面には、前記凹部40aに嵌入可能な断面矩形状の凸部41aが形成されている。凸部41aと凹部40aは、折り型(折り目)を付けるためのものであるので、それらの断面の寸法は、たとえば一辺が0.2mm乃至0.3mm程度の正方形あるいは矩形状に形成され、また、凸部41aの外径寸法は、凹部40aの外径寸法よりも若干小さくなっている。
用紙折り型形成機構30に関する制御内容及び作用について説明する。
図1において、駆動制御部15の入力部には、上死点センサー46及びブレーキ位置センサー45から、折り型形成ユニット14のカム軸35の回転角度(上型41の回転位置)に関する検知信号が入力され、駆動制御部15の出力部は、入力された各検知信号に基づき、所望の制御を行うように、各搬送ローラ対22、23のローラ駆動部26,27に対する駆動及び停止信号、クラッチ26a、27aに対する接続及び切断信号、並びに用紙折り型形成ユニット14の型駆動部29に対する駆動及び停止信号を発信する。
制御における参考例
制御の参考例を説明すると、上死点センサー46が上型41の上死点位置を検出した時には、搬送方向下流側の搬送ローラ対23に対しては、クラッチ27aの接続信号(接続維持信号)と、ローラ駆動部27の停止信号を送り、搬送上流側の搬送ローラ対22に対しては、クラッチ26aの切断信号と、ローラ駆動部26の停止信号を送る。すなわち、上型41が上死点を過ぎて下降し始めると、前記各出力信号により、搬送方向下流側の搬送ローラ対23は、回転不能に停止した状態で用紙を上下から挟持し、一方、搬送方向上流側の搬送ローラ対22は、用紙Pを上下から挟持しているが、クラッチ26aが切断されていることにより、R1方向及びその逆方向のいずれの方向にも、自由に回転できる状態に保たれる。
前記制御の参考例において、駆動制御部15による用紙折り型形成機構30の各駆動部26、27、29の制御及び折り作業の詳細を説明する。
(1)図7のように上型41がブレーキ位置まで上昇して停止した状態において、両搬送ローラ対22,23が駆動し、これにより、搬送経路19内の裁断後の用紙Pは、両搬送ローラ対21,22のニップ部で挟持されて搬送方向Fに搬送される。用紙Pが搬送方向Fの所定位置まで搬送されると、駆動制御部15から各搬送ローラ対22,23のローラ駆動部26,27への停止信号により、図8に示すように、用紙Pは搬送方向Fの所定位置で停止される。
(2)図8において、搬送ローラ対22,23が停止後、駆動制御部15から折り型形成ユニット14の型駆動部29へ駆動信号が送られることにより、用紙折り型形成ユニット14の型駆動部29(カム軸35)が駆動する。これにより、上型41は上死点を経て下降するが、上死点を通過した時点で、上死点センサー46がカム軸35の位置を検出することにより、駆動制御部15から搬送方向上流側の搬送ローラ対22のクラッチ26aに切断信号が送られ、クラッチ26aが切断状態となる。すなわち、搬送方向上流側の搬送ローラ対22は、矢印R1およびその逆方向のいずれへも自由に回転できる状態となる。
(3)図9に示すように、上型41がさらに下降して、上型41の凸部41aが下型40aの凹部40aに嵌入すると、用紙Pには搬送幅方向Wに沿って折り型(折り目)が形成される。このとき、用紙Pの折り型部分が凸部41aと共に凹部40a内に嵌入することにより、用紙Pは搬送方向Fの折り型形成部B側へと引っ張られる。ところが、搬送方向Fの上流側の搬送ローラ対22は、クラッチ26aが切断されていることにより、回転自由状態となっているので、用紙折り型形成ユニット14よりも搬送方向上流側の用紙P部分は、搬送ローラ対22を連れ回りにより矢印R1方向に回転させつつ、前記嵌入した長さに略相当する量(1mm程度)だけ、搬送方向Fに移動する。
これにより、搬送ローラ対27のニップ部及び搬送ローラ対26のニップ部において用紙Pに擦り傷が付くのを防止できる。また、用紙Pが搬送状態から停止する時の搬送方向Fにおける基準位置は、用紙Pの搬送方向下流側の端縁で規制されるので、該参考例のように、搬送方向上流側の搬送ローラ対26を回転自由状態として、折り型形成ユニット14よりも搬送方向上流側の用紙P部分の緊張を解くように構成していると、折り型の形成位置にずれが生じることがなく、所定の位置に精度良く折り型を形成できる。
なお、折り型の作動行程において、用紙Pが停止している時間は、0.1秒乃至0.3秒程である。
折り型を形成した後、上型41はカム軸35の回転にしたがってばね部材により上昇し、ブレーキ位置センサー45でブレーキ位置が検出されて、停止する。そして、図7のように、搬送方向上流側の搬送ローラ対26のクラッチ26aが接続状態に戻ると共に、両搬送ローラ対26,27が矢印R1方向に回転し、折り型形成後の用紙を搬送方向Fに排出すると共に、次の用紙を搬入する。
本願の第1の発明の実施の形態]
図10は、本願の第1の発明の実施の形態における制御及び作用を示す図である。前記参考例では、搬送方向上流側の搬送ローラ対22のクラッチ26aを切断することにより、用紙Pの緊張を解いたが、本願の第1の発明では、両搬送ローラ対22,23を用紙搬送状態から停止する時に、搬送方向上流側の搬送ローラ対22を、搬送方向下流側の搬送ローラ対23よりも、遅らせて停止し、これにより、停止時、両搬送ローラ対22,23間の用紙P部分に、一定量の撓みPaを形成する。すなわち、搬送方向Fの上流側の搬送ローラ対22を、搬送方向Fの下流側の搬送ローラ対22の停止後に、追回転させることにより、搬送方向上流側の搬送ローラ対22による用紙搬送量を、搬送方向下流側の搬送ローラ対23の用紙搬送量よりも一定量だけ大きくし、それにより、前記撓みPaを形成する。
前記用紙Pの撓み量は、凸部41a又は凹部40aの矩形断面の3辺の長さの合計に略相当する量、あるはそれよりも多く設定される。たとえば、一辺が0.2mm乃至0.3mmであれば、1mm乃至3mm程度の撓み量になるように設定される。
その他の構成は、前記参考例と同様である。このように、停止時に用紙Pに撓みPaを形成するようにしていると、凸部41aが凹部40aに嵌合する際に生じる引っ張り量は、前記撓みPaにより吸収される。したがって、搬送ローラ対27のニップ部及び搬送ローラ対26のニップ部で用紙に擦り傷が付くのを防止できる。
なお、第1の発明では、各搬送ローラ対22,23のローラ駆動部26,27に、クラッチ26a,27aを備えていない構成でも制御可能である。
本願の第2の発明の実施の形態]
図11は、本願の第2の発明の実施の形態における制御及び作用を示す図であり、前記第1の発明と同様に、用紙が所定位置で停止した時に、両搬送ローラ対22,23間の用紙P部分に撓みPaを形成するように制御するものであるが、第2の発明の実施の形態では、用紙停止時、搬送方向下流側23の搬送ローラ対23を少しR2方向に逆回転させることにより、一定量の撓みPaを形成する。その他の構成は、参考例及び第1の発明の実施の形態と同様である。
なお、第2の発明も、各搬送ローラ対22,23のローラ駆動部26,27にクラッチ26a、27aを備えていない構成でも制御可能である。
[その他の実施の形態]
(1)図12は、上型41の凸部41aの変形例であり、凸部41aの断面形状は、逆台形状となっている。
(2)図13は、上型41に凹部41bを形成し、下型40に、前記凹部41bに嵌入可能な凸部40bを形成した例であり、上型41を下降させることにより、凹部41bを凸部40bに嵌合する。図13の構造を採用する場合には、凸部40bの搬送方向Fの上流側と下流側の各近傍位置に、凸部40bと略同じ高さのスペーサ50を設けることが好ましい。前記スペーサ50により、用紙Pの凸部40bの近傍での垂れを防ぐことができる。
14 用紙折り型形成ユニット(折り型形成手段)
15 駆動制御部(駆動制御手段)
22、23 搬送ローラ対(搬送手段)
26、27 ローラ駆動部
26a、27a クラッチ
29 型駆動部
30 用紙折り型形成機構
40 下型
40a 凹部
41 上型
41a 凸部
40b 凸部
41b 凹部

Claims (2)

  1. 用紙を搬送手段によって搬送し、折り型形成手段によって、搬送方向に対する直交方向に延びた折り型を形成する、用紙折り型形成機構において、
    前記折り型形成手段として、前記直交方向に沿って配置された上型及び下型と、前記上型を前記下型に対して上方から下降させる型駆動部とを備え、前記上型及び下型の一方に凹部を形成し、他方に前記凹部に嵌入可能な凸部を形成しており、
    前記搬送手段として、用紙を上下から挟んで搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対を作動させるローラ駆動部と、を備え、
    さらに、用紙折り型形成機構は、前記型駆動部及び前記ローラ駆動部を制御する駆動制御手段を、備えており、
    前記駆動制御手段は、前記型駆動部の作動時に、前記折り型形成手段よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対と搬送方向下流側の前記搬送ローラ対とを停止させる時、搬送方向下流側の前記搬送ローラ対による搬送量よりも、搬送方向上流側の搬送ローラ対による搬送量を多くすることにより、用紙に撓みを形成するように、前記ローラ駆動部を制御する、用紙折り型形成機構。
  2. 用紙を搬送手段によって搬送し、折り型形成手段によって、搬送方向に対する直交方向に延びた折り型を形成する、用紙折り型形成機構において、
    前記折り型形成手段として、前記直交方向に沿って配置された上型及び下型と、前記上型を前記下型に対して上方から下降させる型駆動部とを備え、前記上型及び下型の一方に凹部を形成し、他方に前記凹部に嵌入可能な凸部を形成しており、
    前記搬送手段として、用紙を上下から挟んで搬送する搬送ローラ対と、該搬送ローラ対を作動させるローラ駆動部と、を備え、
    さらに、用紙折り型形成機構は、前記型駆動部及び前記ローラ駆動部を制御する駆動制御手段を、備えており、
    前記駆動制御手段は、前記型駆動部の作動時に、前記折り型形成手段よりも搬送方向上流側の前記搬送ローラ対と搬送方向下流側の前記搬送ローラ対とを停止させる時、搬送方向下流側の前記搬送ローラ対を逆回転させることにより、撓みを形成するようにローラ駆動部を制御する、用紙折り型形成機構。
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