JP2013035431A - 自動車のシート装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後側乗降口と、リヤサイドドア6と、シートクッション31とシートバック32とを有するリヤシート30とを備え、シートクッション31は、車幅方向外側端部に車両前後方向に延びる第1回転軸34を備え、この第1回転軸34回りに起立し且つ閉じた状態のリヤサイドドア6に沿って起立するシートクッション格納状態と、第1回転軸34回りに倒伏して乗員が着座可能なシートクッション使用状態とに姿勢変更可能に形成され、シートクッション31がシートクッション格納状態のとき、このシートクッション31が後側乗降口の少なくとも一部を塞ぐように構成されている。
【選択図】図4
Description
つまり、荷室内に大型の荷物を積載した場合、車両の走行振動等により荷物が荷室内を移動するため、サイドドア等のトリム部材に荷物が衝突する可能性が増加し、荷物の角部分等によりトリム部材を損傷する虞がある。
それ故、荷室の前後方向の収納スペースを拡大することができ、車両内装部材の損傷と荷物の荷崩れとを防止することができる。
請求項3の発明によれば、サイドドアの内装部材により形成されたデッドスペースを利用してシートクッションの一部を収容でき、荷室の車幅方向の収納スペースを拡大することができる。
請求項6の発明によれば、シートクッション格納状態のとき、運転席からの後方視認性を確保でき、走行安全性を向上することができる。
まず、車両Vの車体構造について説明する。
図1,図2に示すように、車両Vは、フロアパネル1と、リヤフロア2と、左右1対の前側乗降口3と、左右1対の後側乗降口4と、左右1対のフロントサイドドア5と、左右1対のリヤサイドドア6と、左右1対のフロントシート20と、左右1対のリヤシート30等を備えている。
図2に示すように、リヤフロア2は、一部が車室7の床部を形成し、残部が荷室8の床部を形成している。このリヤフロア2は、フロアパネル1の後端と後方上り傾斜状のキックアップ部9を介して連結されている。リヤフロア2の前側部分には、階段状に段下げ形成された段差部10が車幅方向全幅に亙って形成されている。リヤフロア2の後側且つ車幅方向中央部分には、凹入されたスペアタイヤパン11が形成されている。尚、本実施例では、車両Vの内部に相当する車室空間のうち、乗員が着座可能な空間を車室7、荷物を積載可能な空間を荷室8として説明する。
荷室8の左右側部には、左右1対のクォーターピラー13と、左右1対のホイールハウス19等が形成されている。
左右1対のホイールハウス19は、後側乗降口4の後方部分に内側へ膨出するように形成されている。各クォーターピラー13には、センターピラー12と同様に左右1対のトリム部材15が設けられ、これらのトリム部材15はホイールハウス19の内側部分を覆い荷室8の左右側壁部後側部分まで延設されている。
シートクッション31は、キックアップ部9の後方且つ段差部10の上部に配置され、シートクッション31の前端上部に形成され且つ車幅方向に延びる凸部33と、前後方向へ略水平状に延びる第1回転軸34等を備えている。
図4に示すように、シートクッション31を第1回転軸34回りに車室外側へ回動することにより、段差部10の上部に配置されたシートクッション使用状態から車室外側へ起立したシートクッション格納状態にシート姿勢を切換える。このとき、シートクッション31の凸部33は閉じた状態のリヤサイドドア6の凹部18に収容され、シートクッション31の底部は正面視にて外側分割部30bと略同一位置に配置されている。
この自動車のリヤシート30は、シートクッション31がシートクッション格納状態のとき、フロントシート20後方のスペースを確保することができる。リヤサイドドア6のトリム部材17と積載された荷物との間に起立状のシートクッション31が介在しているため、荷物とトリム部材17との接触を防止できると共に荷室8に積載された荷物を左右外側から支持でき、リヤサイドドア6が開作動されたときでも、積載された荷物が後側乗降口4から車外へ放出されることを防止できる。それ故、荷室8の前後方向の収納スペースを拡大することができ、トリム部材17の損傷と荷物の荷崩れとを防止することができる。
図10に示すように、シートクッション格納状態のとき、シートクッション31Aは、第1回転軸34Aがスライド機構37を介して前側位置に移動され、側面視にてホイールハウス19と重複しないように配置されている。シートクッション格納状態のシートクッション31Aの上端部分は、サイドウインドウ6aの下端部分よりも低い高さ位置に配置されている。シートクッション31Aをシートクッション格納状態に切換えた後、実施例1と同様の手順により、内側シートバック32bをシートバック格納状態へ姿勢変更する。
シートクッション31Bは、キックアップ部9の後方且つ段差部10の上部位置に配置され、車幅方向外側端部に前後方向へ前方下がり傾斜状に延びる第1回転軸34B等を備えている。
以上により、ホイールハウス19の設置位置に拘わらず、シートクッション31Bの使用位置と格納位置とを確保することができ、部品点数を増加することなく、リヤシート30Bのレイアウト自由度を拡大することができる。
1〕前記実施例においては、前側乗降口と後側乗降口とを夫々開閉可能なフロントサイドドアとリヤサイドドアを備えた例を説明したが、フロントシートに着座する乗員とリヤシートに着座する乗員とが共用する共通乗降口を備えた車両に適用可能である。
具体的には、図13に示すように、車両VCが左右1対のフロントシート20と、左右1対のリヤシート30を備え、左右側壁部にセンターピラーを省略した大型の共通乗降口39が夫々形成されている。各共通乗降口39は、単一のスライドドア40により開閉可能に構成されている。共通乗降口39を備えた車両VCに本発明を適用した場合、前述した実施例の効果に加えて、フロントシート20の乗員が乗降するときであっても、荷物の荷崩れを防止することができる。
7〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
サイドドアに沿って起立する格納状態と乗員が着座可能な使用状態とに姿勢変更可能なシートクッションを備えた自動車のシート装置において、シートクッションがシートクッション格納状態のとき、このシートクッションが乗降口の少なくとも一部を塞ぐように構成することで、荷室の収納スペースを拡大することができ、内装部材の損傷と荷物の荷崩れとを防止することができる。
6 リヤサイドドア
7 車室
8 荷室
18 凹部
19 ホイールハウス
30,30A,30B リヤシート
31,31A,31B シートクッション
32 シートバック
32b 内側シートバック
33 凸部
34,34A,34B 第1回転軸
35 第2回転軸
39 共通乗降口
40 サイドドア
V,VA,VB,VC 車両
Claims (6)
- 車体の側壁部に形成された乗降口と、この乗降口を開閉可能なサイドドアと、シートクッションとシートバックとを有するリヤシートとを備えた自動車のシート装置において、
前記シートクッションは、車幅方向外側端部に車両前後方向に延びる第1回転軸を備え、この第1回転軸回りに起立し且つ閉じた状態のサイドドアに沿って起立するシートクッション格納状態と、第1回転軸回りに倒伏して乗員が着座可能なシートクッション使用状態とに姿勢変更可能に形成され、
前記シートクッションがシートクッション格納状態のとき、このシートクッションが前記乗降口の少なくとも一部を塞ぐように構成されたことを特徴とする自動車のシート装置。 - 前記シートバックは、下側端部に車幅方向に延びる第2回転軸を備え、この第2回転軸回りに起立して乗員が着座可能なシートバック使用状態と、第2回転軸回りに車両前方へ倒伏したシートバック格納状態とに姿勢変更可能に形成され、
前記シートクッションがシートクッション格納状態で且つシートバックがシートバック格納状態のとき、このシートバックがシートクッション使用状態のときのシートクッションの配置位置に位置するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のシート装置。 - 前記サイドドアの車幅方向内側壁部は、前記乗降口後方近傍の車幅方向内側壁部よりも車幅方向外側へ凹入する凹部を備え、
前記シートクッションは、シートクッション格納状態のとき、前記凹部に収容可能な凸部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車のシート装置。 - 前記車体の側壁部の乗降口後方部分に車室内側へ膨出するホイールハウスが形成され、
前記シートクッションは、前記第1回転軸を車両前後方向へ移動可能なスライド機構を備え、シートクッション使用状態のとき、前記第1回転軸が前記スライド機構を介して後方移動されると共に側面視にて前記ホイールハウスと近接又は重複するように配置され、シートクッション格納状態のとき、前記第1回転軸が前記スライド機構を介して前方移動されると共に側面視にて前記ホイールハウスと重複しないように配置されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自動車のシート装置。 - 前記車室側部の乗降口後方部分に車幅方向内側へ膨出するホイールハウスが形成され、
前記シートクッションは、前記第1回転軸が前方下がり傾斜状に配置され、シートクッション使用状態のとき、側面視にて前記ホイールハウスと近接又は重複するように配置され、シートクッション格納状態のとき、側面視にて前記ホイールハウスと重複しないように配置されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自動車のシート装置。 - 前記リヤシートは、運転席と車幅方向反対側に設けられ、
前記シートクッションは、シートクッション格納状態のとき、シートクッションの上端部分がサイドドアに設けられたサイドウインドウの下端部分よりも低い高さ位置に配置されことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の自動車のシート装置。
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