JP5286920B2 - 車両のシート装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、シートバックを前方に移動させると、このシートバックと、シートクッションと、サイドドアの側面と協同して荷物を収納可能な荷室空間(セキュリティボックス空間)が形成でき、該荷室空間の上方部は上記シートバックで覆われる。
また、上記荷室空間は小物入れ空間として適切なものであって、この小物入れ空間の簡易な形成と、使用時の見栄え確保と、の両立を図ることができる。
上記構成によれば、シートバックの中折れ構造により、荷室空間(セキュリティボックス空間)の容積拡大を図ることができる。
上記構成によれば、前傾時のシートバック背面とトンネル部とが略同一高さとなるので、荷室空間(セキュリティボックス空間)を略完全な密閉空間と成すことができて、盗難防止性の向上を図ることができる。
上記構成によれば、複数のロック機構でシートバック、シートクッションをロックするので、盗難防止性のさらなる向上を図ることができ、また、シートクッションを前方起立状態に移動させることができるので、シートクッションが通常着座状態から前方起立状態へ移動した分、荷室空間の容積拡大を図ることができ、しかも、複数のロック機構により車体剛性の向上を図ることができる。
上記構成によれば、一対のシートを並設したことにより、荷室空間(セキュリティボックス空間)を増大させることができ、また、一対のシートに形成される荷室空間を使い分けて使用することができるので、利便性の向上を図ることができる。
しかも、上記サイドドアには、上記シートバックの前傾状態をロックするロック機構が設けられたものであるから、該ロック機構によりサイドドアの剛性向上を図ることができると共に、前傾状態のシートバックをロックすることができるので、盗難防止性の向上と車体剛性の向上とを両立させることができる効果がある。
図面は、車両のシート装置を示すが、まず、図1、図2、図3を参照して車両の全体構造について説明する。ここで、図1は車両の側面図、図2は車両の平面図、図3は車両の正面図である。
このバンパレイン21の車幅方向中間部には後方に後退する中間後退部21Aを形成すると共に、バンパレイン21の両端部にも後方に後退するサイド後退部21B,21Cを形成し、該バンパレイン21の平面から見た全体形状をW字状と成している。そして、このバンパレイン21の中間後退部21Aと上述のフロントクロスメンバ19との間を、クラッシュカン22(衝撃エネルギ吸収部材)で連結している。
また、図3に示すように、上述のフロアパネル4の車外側左右には乗降用開口35(いわゆるドア開口部)が設けられており、この乗降用開口35を開閉自在に覆うサイドドアとしてのリヤドア50が設けられている。
図4は図1の要部拡大側面図、図5はシートアレンジを示す側面図であって、図1〜図5に示すように、図示しないフロントドアの側部、つまり車室2内において、フロアクロスメンバ14と上下方向に対応する位置で、かつトンネル部9の左右両側部には、乗員が着座可能な一対の前列シート51,51が設けられている。
また、前列シート51,51の後方で、かつ上記リヤドア50の側部、つまり車室2内において、リヤシートパン6と対応する位置のトンネル部9の左右両側部には、乗員が着座可能な一対の後列シート52,52が設けられている。
X形成時の側面図であって、後列シート52のシートバック52Bは、その上下方向の中間部に上述のシートクッション52Cまたは、リヤシートパン6と所定の距離を確保して前傾可能と成す中折れ部56を備えている。
ここで、図4、図5に示す左右一対のブラケット58,58のうちトンネル部9に近接するブラケット58を省略し、前部支点57の車幅内方側を、トンネル部9で直接支持するように構成してもよい。
このロック部60は、図示しないシートバックフレームまたはシートクッションフレームに固定された合成樹脂製のハウジング61と、このハウジング61に形成され、車外側(リヤドア50側)が開放する段差形状の開口部62と、この開口部62に固定され車幅方向内方が大径で車幅方向外方が小径となるテーパ孔状のガイド面63aを備えたガイド部材63と、上記開口部62の内奥に配設されガイド面63aに沿って車幅方向に移動可能な割り円錐チャック(split cone chuck)構造のロック部材64と、このロック部材64を車外側(リヤドア50側)に付勢する付勢部材としてのコイルスプリング65と、上記開口部62の最も車外側に配設された硬質ゴム製のストッパ66と、を備えている。
一方、リヤドア50のドアインナパネル50aにはシートバックアッパ52Uの前傾状態をロックするシートバックロック用の複数のロックピン68,68と、シートクッション52Cの前方起立状態をロックするシートクッションロック用の複数のロックピン68,68とが、車室2側に向けて突出するように固定されている。
すなわち、図8に示す構造は、ガイド部材63の車外側に、ロック部材64の位置を規制する規制部63bを設ける一方、リヤドア50のドアインナパネル50aには、ロックピン68の取付け部に対応して、車室2側へ突出し、ドア剛性を向上するリブ状の膨出部50Cを一体形成し、この膨出部50Cのドア閉空間内にナット67を溶接固定している。
このように構成すると、ロックピン68の支持剛性およびドア剛性のさらなる向上を図ることができる。なお、図8において、図6と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
また、上記荷室空間Xは小物入れ空間として適切なものであって、この小物入れ空間の簡易な形成と、使用時の見栄え確保と、の両立を図ることができる。
この構成によれば、ロック機構(ロックピン68参照)によりサイドドア(リヤドア50参照)の剛性向上を図ることができると共に、前傾状態のシートバック52Bをロックすることができるので、盗難防止性の向上と車体剛性の向上とを両立させることができる。
この構成によれば、サイドドア(リヤドア50参照)の開閉に連動してロック機構(ロックピン68参照)が作動するので、乗員の乗降を妨げることなく、ロック機構(ロックピン68参照)によるロック、アンロックを行なうことができる。
この構成によれば、シートバック52Bの中折れ構造により、荷室空間X(セキュリティボックス空間)の容積拡大を図ることができる。
この構成によれば、複数のロック機構(ロックピン68参照)でシートバック52Bおよびシートクッション52Cをロックするので、盗難防止性のさらなる向上を図ることができ、また、シートクッション52Cを前方起立状態に移動させることができるので、シートクッション52Cが通常着座状態から前方起立状態へ移動した分、荷室空間Xの容積拡大を図ることができ、しかも、複数のロック機構(ロックピン68参照)により車体剛性の向上を図ることができる。
この構成によれば、一対のシート(後列シート52参照)を並設したことにより、荷室空間X(セキュリティボックス空間)を増大させることができ、また、一対のシート(後列シート52参照)に形成される荷室空間Xを使い分けて使用することができるので、利便性の向上を図ることができる。
この構成によれば、前傾時のシートバック52B(この実施例では、シートバックアッパ52U)背面とトンネル部9のトップデッキ部とが略同一高さとなるので、荷室空間X(セキュリティボックス空間)を略完全な密閉空間と成すことができ、外部からの不正アクセスがさらに困難となるうえ、より一層人目につき難い荷室空間Xとなるので、盗難防止性のさらなる向上を図ることができる。
また、この実施例3においては、シートバック52Bの上下方向中間部を支持する支点70を設け、この支点70を、ブラケット71を介して、リヤフロア8などのボディ側に支持させている。
また、上記荷室空間Xは小物入れ空間として適切なものであって、この小物入れ空間の簡易な形成と、使用時の見栄え確保と、の両立を図ることができる。
実施例1〜3では4ドア4人乗りの車両を示したが、図15、図16に示すこの実施例では2ドア2人乗りで、かつ、ルーフが開閉可能なコンバチブルトップ80を具備する車両を示している。
さらに、フロアパネル4の車外側には乗降用開口を設け、この乗降用開口を開閉自在に覆うサイドドアとしてのフロントドア86を設けている。
そして、このフロントドア86の側部車室2内には乗員が着座可能な前列シート51を設けている。
すなわち、そのシートバック51Bは、下部に位置するシートバックロア51Lと、上部に位置してヘッドレストを兼ねる形状のシートバックアッパ51Uとを備えており、この前列シート51は、リクライニング支点53を中心として、シートバックロア51Lとシートバックアッパ51Uとが一体的にシートクッション51Cに対してリクライニング調整可能に構成されており、前席乗員の着座姿勢の自由度を確保するように構成している。
しかも、シートバック51Bにおけるシートバックアッパ51Uには、その前傾状態をロックする複数のロック部60,60が設けられており、図15に実線で示すロック部60,60の位置と対応して、フロントドア86にはロックピン68,68(詳しくは、図6〜図8参照)が取付けられている。
また、上記荷室空間Xは小物入れ空間として適切なものであって、この小物入れ空間の簡易な形成と、使用時の見栄え確保と、の両立を図ることができる。
この構成によれば、コンバチブルトップ80を取外して、車両をオープンカー態様と成した時には、より一層の盗難防止性が要求されるが、上記構成により、この要求に対応することができる。
この発明のサイドドアは、実施例1〜3のリヤドア50、実施例4のフロントドア86に対応し、
以下同様に、
シートは、実施例1〜3の後列シート52、実施例4の前列シート51に対応し、
ロック機構は、ロックピン68に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、実施例1〜3において、後列シート52の構造を実施例の状態のままとし、これに加えて、助手席側の前列シート51の構造を後列シート52と同様と成してもよい。
4…フロアパネル
9…トンネル部
35…乗降用開口
50…リヤドア(サイドドア)
51…前列シート(シート)
51B…シートバック
51C…シートクッション
52…後列シート(シート)
52B…シートバック
52C…シートクッション
56…中折れ部
68…ロックピン(ロック機構)
80…コンバチブルトップ
86…フロントドア(サイドドア)
X…荷室空間
Claims (5)
- 車室の底面を形成するフロアパネルと、該フロアパネルの車外側に設けられた乗降用開口と、
該乗降用開口を開閉自在に覆うサイドドアと、を備え、
上記サイドドアの側部に乗員が着座可能なシートが設けられた車両のシート装置であって、
上記シートは、座面を形成するシートクッションと、該シートクッションの後部から上方に延びて背もたれ面を形成するシートバックと、を備え、
上記シートバックが前方に移動し上記シートクッションと上記サイドドアの側面と協同して荷物を収納可能な荷室空間を形成するように構成し、
上記サイドドアには、上記シートバックの前傾状態をロックするロック機構が設けられ、
上記ロック機構は、上記サイドドアの開閉に連動して作動する
車両のシート装置。 - 上記シートバックは、その中間部に上記シートクッションと所定の距離を確保して前傾可能と成す中折れ部を備えた
請求項1に記載の車両のシート装置。 - 上記フロアパネルの車幅方向中央部には、車室内側へ突出したトンネル部が設けられ、
上記シートバックはその背面が上記トンネル部と略同一高さとなるように前傾可能に設けられた
請求項1または2に記載の車両のシート装置。 - 上記シートは、そのシートクッションが前方起立状態に移動可能に設けられ、
上記ロック機構は、上記シートバックの前傾状態をロックするシートバックロック用と、上記シートクッションの前方起立状態をロックするシートクッションロック用との複数を備えた
請求項1記載の車両のシート装置。 - 上記シートは車幅方向に並んで一対設けられた
請求項1〜4の何れか1に記載の車両のシート装置。
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