JP2013030970A - 画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法 - Google Patents

画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013030970A
JP2013030970A JP2011165479A JP2011165479A JP2013030970A JP 2013030970 A JP2013030970 A JP 2013030970A JP 2011165479 A JP2011165479 A JP 2011165479A JP 2011165479 A JP2011165479 A JP 2011165479A JP 2013030970 A JP2013030970 A JP 2013030970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
medium
pressing roller
image sensor
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011165479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5687969B2 (ja
Inventor
Kenichi Ichiki
健一 市木
Shigeru Nagamuta
茂 永牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Frontech Ltd
Priority to JP2011165479A priority Critical patent/JP5687969B2/ja
Publication of JP2013030970A publication Critical patent/JP2013030970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5687969B2 publication Critical patent/JP5687969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】イメージセンサの読み取り不良を容易に検出することができる画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法を提供する。
【解決手段】画像処理装置1は、円周面に光反射率の異なる複数の領域を有する押さえローラ5を備える。複数の領域は、媒体4の搬送方向に対して傾いた境界で区分される。押さえローラ5は、搬送路を挟んでイメージセンサと対向するため、媒体4の搬送に伴い回転する。媒体4の搬送ごとの押さえローラ5の回転量は、均一とはならないことから、複数の領域の境界位置はイメージセンサに対して不定となる。判定部2は、媒体4が読取位置にないときに、読取部3が読み取った押さえローラ5のイメージにもとづいてイメージセンサの異常判定をおこなう。画像処理装置1は、斜めに傾いた境界により、複数の領域を明瞭に区分し、イメージセンサの読み取り不良を容易に検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法に関する。
競馬場や競輪場、競艇場、オートレース場などにおける投票券の発券や投票券の払い戻し業務に投票券発払装置が用いられている。投票券発払装置は、発券する投票券や払い戻しを受け付ける投票券の券面を読み取るイメージセンサを備える。イメージセンサは、投票券発払装置の他にもファクシミリやコピー機など、画像処理装置に備えられている。
イメージセンサの汚れや故障は、印刷不良の看過や媒体の読み取り不良などにつながる。そのため、読取信号を2値化する際の閾値の最適化や、そのための背景色の切り替えなどが初期化処理時におこなわれる。
特開平06−54189号公報 特開平09−247378号公報 特開2008−11449号公報
しかしながら、イメージセンサの検査は、初期化処理時などの限られたタイミングだけでは十分でない場合があり、処理負荷を過大にすることなく適宜の検査をおこなうことが望まれる。また、イメージセンサの検査は、省スペース化、低コスト化の観点から簡易な構成にて実行可能であることが望まれる。
そこで、本発明は、イメージセンサの読み取り不良を容易に検出可能な画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、画像処理装置は、押さえローラと、読取部と、判定部と、を備える。押さえローラは、媒体の搬送方向に対して傾いた境界で区分された光反射率の異なる複数の領域を円周面に有し、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに媒体を押さえ付ける。読取部は、媒体の搬送方向に直交するように配置されたイメージセンサにより媒体の読み取りが可能である。判定部は、媒体が読取位置にないときに読み取った押さえローラのイメージにもとづいてイメージセンサの異常判定をおこなう。
また、上記課題を解決するために、投票券発払装置は、押さえローラと、読取部と、判定部と、を備える。押さえローラは、投票券の搬送方向に対して傾いた境界で区分された光反射率の異なる複数の領域を円周面に有し、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに媒体を押さえ付ける。読取部は、投票券の搬送方向に直交するように配置されたイメージセンサにより媒体の読み取りが可能である。判定部は、媒体が読取位置にないときに読み取った押さえローラのイメージにもとづいてイメージセンサの異常判定をおこなう。
また、上記課題を解決するために、媒体の搬送方向に対して傾いた境界で区分された光反射率の異なる複数の領域を円周面に有し、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに媒体を押さえ付ける押さえローラと、媒体の搬送方向に直交するように配置されたイメージセンサにより媒体の読み取りが可能な読取部と、を備える読取装置の検査方法は、媒体が読取位置にないときに読み取った押さえローラのイメージにもとづいてイメージセンサの異常判定をおこなう。
上記の画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法によれば、イメージセンサの読み取り不良を容易に検出することができる。
第1の実施形態の読取装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態の投票券発払装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態の投票券読取部の構成例を示す図である。 第2の実施形態の投票券発券部の構成例を示す図である。 第2の実施形態の押さえローラの概観を示す図である。 第2の実施形態の押さえローラの円周表面の一部展開図である。 第2の実施形態の投票券発払装置におけるゼネラルフローチャートである。 第2の実施形態の投票券発払装置における検査処理のフローチャートである。 第2の実施形態の投票券発払装置による読取画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の投票券発払装置による読取画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の投票券発払装置による読取画像の一例を示す図である。 第2の実施形態の押さえローラの構成の一例を示す図である。 第2の実施形態の押さえローラの構成の変形例を示す図である。 第2の実施形態の押さえローラの構成の変形例を示す図である。 第2の実施形態の押さえローラの円周表面の展開図である。 第3の実施形態の投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域の一例を示す図である。 第3の実施形態の投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域の変形例を示す図である。 第3の実施形態の投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域の変形例を示す図である。
以下、本技術の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態の読取装置の構成について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の読取装置の構成例を示す図である。
画像処理装置1は、イメージセンサにより媒体の画像(イメージ)を読み取る装置である。画像処理装置1は、たとえば、媒体を受け入れて媒体のイメージをイメージセンサにより読み取る読み取り装置のほか、印刷などにより媒体にイメージを付加して、付加したイメージをイメージセンサにより読み取り検査して媒体を発行する発行装置である。
画像処理装置1は、押さえローラ5と、読取部3と、判定部2を備える。押さえローラ5は、円周面に光反射率の異なる複数の領域を有する。光反射率の異なる複数の領域(たとえば、白色領域と黒色領域)は、媒体4の搬送方向に対して傾いた境界で区分される。押さえローラ5は、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに媒体4を押さえ付ける。言い換えれば、押さえローラ5は、搬送路を挟んでイメージセンサと対向し、イメージセンサ側に付勢されて、搬送路を搬送される媒体4をイメージセンサに押さえ付ける。
媒体4は、搬送路を搬送され、イメージセンサによりイメージを読み取られる。媒体4は、たとえば、カード状であり、少なくとも一面に情報表示面を有する。
読取部3は、イメージセンサにより媒体4の読み取りが可能である。イメージセンサは、媒体4の搬送方向に直交するように配置される。したがって、読取部3は、搬送路を搬送される媒体4を、イメージセンサにより連続的に読み取ることで、媒体4の所定範囲のイメージを取得可能にしている。
判定部2は、媒体4が読取位置にないときに、すなわちイメージセンサと押さえローラ5の間に媒体4がないときに、読み取った押さえローラ5のイメージにもとづいてイメージセンサの異常判定をおこなう。
このように、画像処理装置1は、媒体4が読取位置にないときに押さえローラ5のイメージを読み取ることで、光反射率の異なる複数の領域のイメージを読み取って、イメージセンサの異常判定をおこなうことができる。光反射率の異なる複数の領域は、媒体4の搬送方向に対して傾いた境界で区分されるため、イメージセンサが読み取る押さえローラ5のイメージは、境界を明瞭に区別可能である。そのため、画像処理装置1は、イメージセンサの異常判定を容易におこなうことができる。たとえば、境界が傾きを有さない場合、押さえローラ5の組み付け誤差やガタつきなどにより、画像処理装置1は、境界を明瞭に区別できない。
また、押さえローラ5は、搬送路を挟んでイメージセンサと対向するため、媒体4の搬送に伴い回転する。媒体4の搬送ごとの押さえローラ5の回転量は、均一とはならないことから、光反射率の異なる複数の領域の境界はイメージセンサに対して不定となる。そのため、画像処理装置1は、媒体4の搬送により境界位置を異ならせながら、押さえローラ5のイメージを読み取ることができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を用いて説明する。図2は、第2の実施形態の投票券発払装置の構成例を示す図である。投票券発払装置10は、競馬場、競輪場、競艇場、オートレース場などで投票券の発券管理等をおこなうトータリゼータシステムを構成する装置の一つである。投票券発払装置10は、投票券の発券のほか、投票券を受け付けて払い戻しをおこなう。
投票券発払装置10は、制御部100、ディスプレイ108、管理者用ディスプレイ109を備える。また、投票券発払装置10は、タッチパネル110、管理者用タッチパネル111、投票カード読取ユニット112、紙幣還流ユニット113、硬貨還流ユニット114、投票券発券ユニット115、払戻投票券読取ユニット116を備える。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、HDD(Hard Disk Drive)103、通信インタフェース104、グラフィック処理装置105、および入出力インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置105には、ディスプレイ108、管理者用ディスプレイ109が接続されている。グラフィック処理装置105は、CPU101からの命令にしたがって、画像をディスプレイ108、管理者用ディスプレイ109の画面に表示させる。なお、管理者用ディスプレイ109は、投票券発払装置10の裏面側に備えられる管理者向けの情報表示装置である。
入出力インタフェース106には、タッチパネル110、管理者用タッチパネル111、投票カード読取ユニット112、紙幣還流ユニット113、硬貨還流ユニット114、投票券発券ユニット115、払戻投票券読取ユニット116が接続されている。また、入出力インタフェース106は、可搬型記録媒体120への情報の書込み、および可搬型記録媒体120への情報の読出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。入出力インタフェース106は、タッチパネル110、管理者用タッチパネル111、投票カード読取ユニット112、紙幣還流ユニット113、硬貨還流ユニット114、投票券発券ユニット115、払戻投票券読取ユニット116、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。なお、管理者用タッチパネル111は、投票券発払装置10の裏面側に備えられる管理者向けの情報入力装置である。投票カード読取ユニット112は、投票カードから投票内容を読み取るユニットである。紙幣還流ユニット113は、紙幣の受け入れ、紙幣の真贋の鑑別、紙幣の収納、紙幣の返却、釣銭(紙幣)の払い出しをおこなう。硬貨還流ユニット114は、硬貨の受け入れ、硬貨の真贋の鑑別、硬貨の収納、硬貨の返却、釣銭(硬貨)の払い出しをおこなう。投票券発券ユニット115は、投票券を印刷して発券する。払戻投票券読取ユニット116は、投票券を受け入れて投票内容を読み取る。
通信インタフェース104は、ネットワーク7に接続されている。通信インタフェース104は、図示しない管理装置との間でデータの送受信をおこなう。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
なお、制御部100は、それぞれFPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processer)などからなるモジュールを含んで構成することもでき、CPU101を有しない構成とすることもできる。その場合、制御部100は、それぞれ不揮発性メモリ(たとえば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカードなど)を備え、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体120、あるいは通信インタフェース104を介してファームウェアを書き込むことができる。このように制御部100は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、投票券発払装置10が備える払戻投票券読取ユニット116の投票券読取部について図3を用いて説明する。図3は、第2の実施形態の投票券読取部の構成例を示す図である。
投票券読取部20は、払戻投票券読取ユニット116の一部を構成する。投票券読取部20は、払戻要求のある投票券6を受け付けて、投票券6の券面に表示されている情報を読み取る。
投票券読取部20は、イメージセンサ11と、押さえローラ12と、インクセンサ21と、厚みセンサ22と、複数の位置センサ23,24,25,26を備える。
イメージセンサ11は、投票券6を搬送する搬送路29を挟んで押さえローラ12と対向する位置に備えられる。イメージセンサ11は、搬送方向に直交するように備えられ、複数のイメージ素子(たとえば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)など)を一列にして配置する。
押さえローラ12は、円周面に光反射率の異なる白色領域と黒色領域を備える。白色領域と黒色領域の境界は、投票券6の搬送方向に対して所定の傾きを有する。押さえローラ12は、投票券6を搬送する搬送路29を挟んでイメージセンサ11と対向する位置に備えられる。押さえローラ12は、イメージセンサ11の方向に付勢されて、イメージセンサ11が投票券6の券面のイメージを良好に読み取るように投票券6をイメージセンサ11に押し付ける。
インクセンサ21は、投票券6に印刷、または塗布されているインク情報を読み取る。たとえば、インクは、磁気インクであり、インクセンサは、磁気センサである。厚みセンサ22は、投票券6の厚さを計測するセンサである。このようにして、インクセンサ21および厚みセンサ22は、投票券6の正当性を判定するための情報を収集する。
位置センサ23,24,25,26は、搬送路29に沿って所定位置に設けられる。位置センサ23,24,25,26は、搬送路29を搬送される投票券6の位置を検出して、投票券6の搬送制御に用いる位置情報を収集する。
このようにして、投票券読取部20は、投票券6を搬送しながらイメージを読み取ることで、投票券6の券面のイメージを読み取る。また、投票券読取部20は、投票券6が読取位置にないときに、押さえローラ12のイメージを読み取り、イメージセンサ11の異常検出をおこなう。
次に、投票券発払装置10が備える投票券発券ユニット115の投票券発券部について図4を用いて説明する。図4は、第2の実施形態の投票券発券部の構成例を示す図である。
投票券発券部30は、投票券発券ユニット115の一部を構成する。投票券発券部30は、発券要求を受けて投票券6を発券する。投票券発券部30は、投票券6の券面に印刷した情報を確認するため、投票券6の券面に表示されている情報を読み取る。
投票券発券部30は、イメージセンサ11と、押さえローラ12と、用紙カッタ32と、サーマルヘッド33と、インクセンサ34と、複数の位置センサ35,36を備える。
用紙カッタ32は、ロール紙31から送り出される投票券用紙を所定の長さで切断する。
サーマルヘッド33は、発熱素子を備えて投票券6の券面に所定の情報を熱転写する。なお、投票券6の券面に所定の情報を付加するものであれば、サーマルヘッド33は、インク式プリンタなどで置換可能である。
イメージセンサ11は、投票券6を搬送する搬送路39を挟んで押さえローラ12と対向する位置に備えられる。イメージセンサ11は、搬送方向に直交するように備えられ、複数のイメージ素子(たとえば、CMOS、CCDなど)を一列にして配置する。
押さえローラ12は、円周面に光反射率の異なる白色領域と黒色領域を備える。白色領域と黒色領域の境界は、投票券6の搬送方向に対して所定の傾きを有する。押さえローラ12は、投票券6を搬送する搬送路39を挟んでイメージセンサ11と対向する位置に備えられる。押さえローラ12は、イメージセンサ11の方向に付勢されて、イメージセンサ11が投票券6の券面のイメージを良好に読み取るように投票券6をイメージセンサ11に押し付ける。
インクセンサ34は、投票券6に印刷、または塗布されているインク情報を読み取る。
位置センサ35,36は、搬送路39に沿って所定位置に設けられる。位置センサ35,36は、搬送路を搬送される投票券6の位置を検出して、投票券6の搬送制御に用いる位置情報を収集する。
このようにして、投票券発券部30は、投票券6を搬送しながら所定の情報を付加する。また、投票券発券部30は、投票券6を搬送しながらイメージを読み取ることで、投票券6の券面のイメージを読み取る。また、投票券発券部30は、投票券6が読取位置にないときに、押さえローラ12のイメージを読み取り、イメージセンサ11の異常検出をおこなう。
なお、説明を省略したが、投票カードを読み取るイメージセンサを備える投票カード読取ユニット112についても、押さえローラ12、イメージセンサ11を備えて、イメージセンサ11の異常検出をおこなうことができる。
次に、押さえローラ12の概観について図5、図6を用いて説明する。図5は、第2の実施形態の押さえローラの概観を示す図である。図6は、第2の実施形態の押さえローラの円周表面の一部展開図である。
押さえローラ12は、円筒形状の本体部19と、本体部19の両端から突出して回転軸となる軸16,16を備える。軸16,16は、それぞればね17,17と接続し、押さえローラ12をイメージセンサ11方向に付勢する。押さえローラ12は、回転自在であり、投票券6の搬送に伴い従動して回転する。
本体部19は、円周面に光反射率の異なる白色領域14と黒色領域13を備える。白色領域14と黒色領域13は、斜め境界線15を境界とする。斜め境界線15は、投票券6の搬送方向に対して所定の傾きθを有する。傾きθは、0°または90°、およびその近傍を除く。傾きθは、イメージセンサ11のイメージ素子数、配置間隔、押さえローラ12の幅、押さえローラ12の組付け精度などに依存するが、読み出した斜め境界線15を傾きとして認識できる大きさであればよい。たとえば、傾きθは、45°±40度など、より望ましくは、45°±15度などに設定すればよい。
イメージセンサ11は、位置(A)にある押さえローラ12のイメージを読み取ることで、白色領域14を背景とするイメージを取得できる。このとき、取得したイメージに黒色部が含まれれば、イメージセンサ11の異常を疑うことができる。また、イメージセンサ11は、位置(C)にある押さえローラ12のイメージを読み取ることで、黒色領域13を背景とするイメージを取得できる。このとき、取得したイメージに白色部が含まれれば、イメージセンサ11の異常を疑うことができる。また、イメージセンサ11は、位置(B)にある押さえローラ12のイメージを読み取ることで、白色領域14と黒色領域13の境界が明瞭に区分された背景のイメージを取得できる。このとき、取得したイメージのうち白色領域14に黒色部が含まれれば、あるいは、取得したイメージのうち黒色領域13に白色部が含まれれば、イメージセンサ11の異常を疑うことができる。
なお、これらイメージセンサ11の異常には、イメージセンサ11(イメージ素子)の故障の他、イメージセンサ11のセンシング部分の汚れがある。なお、イメージセンサ11のセンシング部分の汚れは、イメージ素子とセンシング対象間にあり、イメージ素子自体が汚れた場合と、押さえローラ12が汚れた場合、搬送路に異物がある場合とがある。
このように、イメージセンサ11が黒色イメージを生成する異常と、白色イメージを生成する異常とを検出することができる。また、イメージセンサ11の読取位置に斜め境界線15があっても、イメージセンサ11が取得するイメージは、境界が斜めであるため白色領域14と黒色領域13の境界を明瞭に区分することができる。境界を斜めにしていない場合、イメージセンサ11は、境界部を避けてイメージを取得する必要があり、制御または構造が複雑化する原因となる。その点、押さえローラ12では、境界位置に関係なく、イメージセンサ11は、イメージを取得することができる。
次に、投票券発払装置10のゼネラルフローについて図7を用いて説明する。図7は、第2の実施形態の投票券発払装置におけるゼネラルフローチャートである。投票券発払装置10の制御部100は、電源オンにより起動する。
[ステップS11]制御部100は、各入出力装置の動作確認、初期化のほか、運用開始のために運用に必要な情報を管理装置から取得する。
[ステップS12]制御部100は、投票券の発券や、投票券の払い戻しなどの所要の操作を受け付ける。
[ステップS13]制御部100は、受け付けた操作に対応する処理を実行する。たとえば、制御部100は、投票券の発券を受け付けた場合に投票券発券処理をおこなう。また、制御部100は、投票券の払い戻しを受け付けた場合に投票券払戻処理をおこなう。投票券発券処理であれば、投票券6が搬送路39を搬送されることで、投票券発券部30の押さえローラ12は、イメージセンサ11に臨む円周面が変化する。投票券払戻処理であれば、投票券6が搬送路29を搬送されることで、投票券読取部20の押さえローラ12は、イメージセンサ11に臨む円周面が変化する。
このように、投票券発券部30が備える押さえローラ12、あるいは投票券読取部20が備える押さえローラ12は、所要の処理が実行されるごとに、イメージセンサ11に臨む押さえローラ12の白色領域14と黒色領域13の位置が変化する。
[ステップS14]制御部100は、イメージセンサ11の検査をおこなう検査処理を実行する。制御部100は、イメージセンサ11を備えるユニット(投票券発券ユニット115、払戻投票券読取ユニット116など)に検査を指示する。
[ステップS15]制御部100は、運用を終了するか否かを判定する。制御部100は、運用を終了する場合にステップS16にすすみ、運用を継続する場合にステップS12にすすむ。
[ステップS16]制御部100は、運用を終了するための所要の処理を実行して終了する。
このように、制御部100は、受け付けた操作に対応する処理を実行する都度、検査処理を実行する。なお、検査処理の実行は、検査タイミングにおいて、押さえローラ12のイメージセンサ11に臨む円周面に変化があることが期待できればよく、所定の操作待ち受け時間経過ごとなどであってもよい。
これにより、投票券発払装置10は、検査処理の実行ごとに、押さえローラ12のイメージセンサ11に臨む円周面に変化があることが期待でき、イメージセンサ11について、白色領域14と黒色領域13の位置を変化させて検査をおこなうことができる。
次に、投票券発払装置10から検査指示を受けた各ユニットが実行する検査処理について図8を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の投票券発払装置における検査処理のフローチャートである。ここでは、投票券発券ユニット115の制御部が実行する検査処理について説明する。払戻投票券読取ユニット116など、その他のユニットの制御部が実行する検査処理も同様である。検査処理は、投票券発払装置10から検査指示を受けた各ユニットがイメージセンサ11の検査をおこなう処理である。
[ステップS21]投票券発券ユニット115の制御部は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12のイメージの読み取りを開始する。
[ステップS22]投票券発券ユニット115の制御部は、押さえローラ12のイメージの読み取りが終了したか否かを判定する。投票券発券ユニット115の制御部は、押さえローラ12のイメージの読み取り終了を待って、ステップS23にすすむ。
[ステップS23]投票券発券ユニット115の制御部は、取得したイメージからイメージセンサ11の異常位置を特定する。具体的には、投票券発券ユニット115の制御部は、異常位置に対応するイメージセンサ11のイメージ素子を特定する。たとえば、イメージ素子が128個あるとき、各イメージ素子ごとに異常検出回数を計数する。異常検出回数の計数は、白色領域14での黒検出の計数と、黒色領域13での白検出の計数とをそれぞれおこなう。なお、イメージセンサ11は、複数階調(たとえば、16階調)のイメージを取得し、所定の閾値で白または黒に二値化した情報を出力する。
[ステップS24]投票券発券ユニット115の制御部は、検出した異常の計数値(異常検出情報)を更新する。
[ステップS25]投票券発券ユニット115の制御部は、更新した計数値が報知基準を超えたか否かを判定する。たとえば、報知基準は、3であり、投票券発券ユニット115の制御部は、異常検出回数が3に達した場合に異常判定をおこなう。なお、異常検出は、連続した異常検出に限り、正常検出により異常の計数値をクリアするようにしてもよい。これにより、投票券発払装置10は、塵などによる一時的な汚れでの異常報知を制限できる。
投票券発券ユニット115の制御部は、更新した計数値が報知基準を超えた場合、ステップS26にすすみ、更新した計数値が報知基準を超えていない場合、検査処理を終了する。
[ステップS26]投票券発券ユニット115の制御部は、制御部100に異常報知をおこない、検査処理を終了する。
このように、投票券発券ユニット115は、投票券6の発券ごとに、イメージセンサ11の黒色イメージを生成する異常と、白色イメージを生成する異常とを検出することができる。また、押さえローラ12のイメージセンサ11に臨む円周面は、投票券6の発券ごとにランダムに変化するため、イメージセンサ11のイメージ素子ごとに、黒色イメージを生成する異常と、白色イメージを生成する異常の検査を無制御におこなうことができる。
また、投票券6の長さと、押さえローラ12の円周長が所定の関係にあっても、投票券6の滑り量が搬送ごとに異なるため、搬送の都度、押さえローラ12のイメージセンサ11に臨む円周面は、変化する。また、投票券6は、ロール紙31をカットして発券されるため、投票券ごとに曲がり癖が異なり、滑り量も異なる。また、払戻投票券読取ユニット116にあっては、一旦、顧客が投票券6を手にするため、滑り量が投票券ごとに異なる。
次に、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12のイメージの取得例について、図9から図11を用いて説明する。図9から図11は、第2の実施形態の投票券発払装置による読取画像の一例を示す図である。
図9(A)に示す読取画像41は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面が位置(A)(図6参照)にあるときの押さえローラ12のイメージ取得例である。図9(B)に示す読取画像42は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面が位置(B)(図6参照)にあるときの押さえローラ12のイメージ取得例である。図9(C)に示す読取画像44は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面が位置(C)(図6参照)にあるときの押さえローラ12のイメージ取得例である。
なお、読取画像41、読取画像42、および読取画像44は、押さえローラ12のイメージを所定回数だけ繰り返し取得して横方向に並べた画像であり、投票券6の読取処理と同様の処理で、押さえローラ12のイメージを読み取った様子である。なお、押さえローラ12のイメージを1回だけ取得して、1列分の画像を読取画像としてもよい。
読取画像41は、白色領域14を良好に読み取っており異常なしと判定される画像である。読取画像42は、境界43で隣り合う白色領域14と黒色領域13を良好に読み取っており異常なしと判定される画像である。読取画像44は、黒色領域13を良好に読み取っており異常なしと判定される画像である。
図10(A)に示す読取画像45は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面が位置(A)(図6参照)にあるときの押さえローラ12のイメージ取得例である。図10(B)に示す読取画像48は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面が位置(B)(図6参照)にあるときの押さえローラ12のイメージ取得例である。図10(C)に示す読取画像52は、イメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面が位置(C)(図6参照)にあるときの押さえローラ12のイメージ取得例である。
読取画像45は、白色領域14に黒画像(異常46、異常47)を読み取っており、異常ありと判定される画像である。読取画像48は、境界50で隣り合う白色領域14に黒画像(異常51)を読み取っており、また、黒色領域13に白画像(異常49)を読み取っており、異常ありと判定される画像である。読取画像52は、黒色領域13に白画像(異常53、異常54)を読み取っており、異常ありと判定される画像である。
このように、背景色を切り替えてイメージセンサ11の異常を検出するため、投票券発払装置10は、黒色イメージを生成する異常と、白色イメージを生成する異常を検出可能である。
図11(A)に示す読取画像55、および図11(B)に示す読取画像60は、搬送中の投票券6の券面イメージ(媒体撮影領域58)と、投票券6通過後の所定時間の押さえローラ12のイメージ(押さえローラ撮影領域59)の取得例である。読取画像55および読取画像60におけるイメージセンサ11と対向する押さえローラ12の円周面は、位置(B)(図6参照)にある。
読取画像55は、白色領域14に黒画像(異常57)を読み取っており、また、黒色領域13に白画像(異常56)を読み取っており、異常ありと判定される画像である。ここで、白色領域14の黒画像および黒色領域13の白画像は、押さえローラ撮影領域59だけでなく媒体撮影領域58にも及ぶ。そのため、読取画像55から検出される異常は、イメージ素子の故障または汚れとすることができる。
読取画像60は、白色領域14に黒画像(異常62)を読み取っており、また、黒色領域13に白画像(異常61)を読み取っており、異常ありと判定される画像である。ここで、白色領域14の黒画像および黒色領域13の白画像は、押さえローラ撮影領域59だけにあり、媒体撮影領域58にない。そのため、読取画像60から検出される異常は、押さえローラ12の汚れとすることができる。
このように、投票券6の券面イメージと押さえローラ12のイメージを対比可能にして読取画像を生成してもよく、投票券発払装置10は、検出される異常の種類をより詳細に判定可能である。
次に、押さえローラの構成について図12から図14を用いて説明する。図12は、第2の実施形態の押さえローラの構成の一例を示す図である。図13、図14は、第2の実施形態の押さえローラの構成の変形例を示す図である。
押さえローラ12(図12(C))は、押さえローラ黒パーツ70(図12(A))と、押さえローラ白パーツ71(図12(B))を接合して、円周面に白色領域14と黒色領域13を備える。押さえローラ黒パーツ70および押さえローラ白パーツ71は、同一形状であり、円筒側面部の一方を一の弓型形状とし、他方を一の弓型形状を補完して円となる弓型形状とする。
押さえローラ黒パーツ70および押さえローラ白パーツ71は、それぞれの色に対応した樹脂を成形することで容易に作成可能である。押さえローラ黒パーツ70および押さえローラ白パーツ71は、接着剤による接合の他、高周波加熱による溶接などにより接合することができる。なお、接合した押さえローラ黒パーツ70および押さえローラ白パーツ71は、表面を研磨して段差を無くし、滑らかに加工することができる。これにより、押さえローラ12は、投票券6に対して滑ることができる。
なお、押さえローラ12は、押さえローラ黒パーツ70または押さえローラ白パーツ71の一方を先に成形し、他方を追加する形で成形するようにしてもよい。
押さえローラ76(図13(C))は、押さえローラ黒パーツ74(図13(A))と、押さえローラ白パーツ75(図13(B))を接合して、円周面に白色領域14と黒色領域13を備える。押さえローラ黒パーツ74および押さえローラ白パーツ75は、同一形状であり、円筒側面部を半円形状とし、両側面の半円の弦がねじれた位置関係にある。押さえローラ76も押さえローラ12と同様にして作成可能である。
押さえローラ77(図14)は、白色領域14と黒色領域13を螺旋状に配置する。押さえローラ77は、帯状の溝のある白いモールドと、帯状の黒いモールドとを成形し、白いモールドの溝に黒いモールドを嵌め込むことで作成できる。
また、押さえローラは、別体部品の組み合わせに限らず、円筒部品の塗装や、円周周りへのシール貼付などによっても作成することができる。
また、白色領域14と黒色領域13とで摩擦係数の異なる素材を用いてもよい。この場合、押さえローラの回転量は、より不規則なものとなる。
次に、押さえローラの円周面の白色領域14と黒色領域13について変形例を含め、図15を用いて説明する。図15は、第2の実施形態の押さえローラの円周表面の展開図である。
図15(A)に示す円周面は、白色領域14と黒色領域13を斜め境界線63,64で区分する。斜め境界線63,64は、傾きが異なり、白色領域14と黒色領域13は、台形状となる。
図15(B)に示す円周面は、白色領域14と黒色領域13を斜め境界線65,66で区分する。斜め境界線65,66は、傾きが等しく、白色領域14と黒色領域13は、平行四辺形状となる。
図15(C)に示す円周面は、白色領域14に黒色領域13となる1本の黒帯を配置する。
図15(D)に示す円周面は、白色領域14に黒色領域13となる2本の黒帯を配置する。
[第3の実施形態]
次に、投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域を一部に制限する第3の実施形態について、図16を用いて説明する。図16は、第3の実施形態の投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域の一例を示す図である。なお、第2の実施形態と同一の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
投票券発払装置10は、イメージセンサ11の端部に白色領域14と黒色領域13の境界がある場合、境界を特定することができないため、対応する端部領域を非検査領域80,82とし、その余の領域を検査領域81とする。これにより、投票券発払装置10は、白色領域14と黒色領域13の境界がイメージセンサ11の端部にある場合の異常の誤検出を防止する。
投票券6の券面に表示される情報のうち投票券発払装置10が処理対象とする情報は、非検査領域80,82を避けて検査領域81に対応する位置に表示する。たとえば、二次元バーコードは、検査領域81に対応する位置に表示する。また、余白や図形、補助的な情報は、非検査領域80,82に表示する。また、利用者が投票券6を識別するのに必要な情報は、検査領域81に対応する位置に表示する。
次に、投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域を一部に制限する第3の実施形態の変形例について、図17、図18を用いて説明する。図17、図18は、第3の実施形態の投票券発払装置におけるイメージセンサの検査領域の変形例を示す図である。
イメージセンサ83は、投票券6に比較して十分な大きさを有する。投票券発払装置10は、投票券6に対応する位置の範囲外を非検査領域84,86とし、投票券6に対応する位置を含む範囲を検査領域85とする。
イメージセンサ87は、投票券6の所要の情報表示部に比較して十分な大きさを有する。たとえば、イメージセンサ87は、投票券6または投票券6の投票内容を一意に特定可能な情報を表示する情報表示部91に対応する位置を検査領域89とし、その余の位置を非検査領域88,90とする。情報表示部91は、たとえば、文字や数字、バーコード、二次元バーコードなどの情報を表示する。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、画像処理装置1、投票券発払装置10が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(可搬型記録媒体を含む)に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
なお、上述の実施の形態は、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
さらに、上述の実施の形態は、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではない。
1 画像処理装置
2 判定部
3 読取部
4 媒体
5 押さえローラ

Claims (8)

  1. 媒体の搬送方向に対して傾いた境界で区分された光反射率の異なる複数の領域を円周面に有し、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに前記媒体を押さえ付ける押さえローラと、
    前記媒体の搬送方向に直交するように配置された前記イメージセンサにより前記媒体の読み取りが可能な読取部と、
    前記媒体が読取位置にないときに読み取った前記押さえローラのイメージにもとづいて前記イメージセンサの異常判定をおこなう判定部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記押さえローラは、前記媒体の搬送に伴い従動して回転することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記押さえローラは、円周面に光反射率の異なる白色領域と黒色領域を備えることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記媒体は、ロール紙から切り出された媒体であることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記判定部は、前記イメージセンサの端部近傍を異常判定の非対象領域とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記判定部は、前記媒体または前記媒体の表示内容を一意に特定可能な情報を表示する情報表示部に対応する前記イメージセンサの位置を異常判定の対象領域とし、その余の位置を異常判定の非対象領域とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 投票券の搬送方向に対して傾いた境界で区分された光反射率の異なる複数の領域を円周面に有し、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに前記媒体を押さえ付ける押さえローラと、
    前記投票券の搬送方向に直交するように配置された前記イメージセンサにより前記媒体の読み取りが可能な読取部と、
    前記媒体が読取位置にないときに読み取った前記押さえローラのイメージにもとづいて前記イメージセンサの異常判定をおこなう判定部と、
    を備えることを特徴とする投票券発払装置。
  8. 媒体の搬送方向に対して傾いた境界で区分された光反射率の異なる複数の領域を円周面に有し、搬送路を挟んで対向するイメージセンサに前記媒体を押さえ付ける押さえローラと、前記媒体の搬送方向に直交するように配置された前記イメージセンサにより前記媒体の読み取りが可能な読取部と、を備える読取装置の検査方法であって、
    前記媒体が読取位置にないときに読み取った前記押さえローラのイメージにもとづいて前記イメージセンサの異常判定をおこなうことを特徴とする読取装置の検査方法。
JP2011165479A 2011-07-28 2011-07-28 画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法 Expired - Fee Related JP5687969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011165479A JP5687969B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011165479A JP5687969B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013030970A true JP2013030970A (ja) 2013-02-07
JP5687969B2 JP5687969B2 (ja) 2015-03-25

Family

ID=47787590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011165479A Expired - Fee Related JP5687969B2 (ja) 2011-07-28 2011-07-28 画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5687969B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066589A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置
JPH07336542A (ja) * 1994-06-07 1995-12-22 Toshiba Corp 画像読み取り装置
JPH10334286A (ja) * 1997-05-29 1998-12-18 Fujitsu Ltd 券発行機
JP2000069289A (ja) * 1998-08-19 2000-03-03 Toshiba Tec Corp 画像読取装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066589A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置
JPH07336542A (ja) * 1994-06-07 1995-12-22 Toshiba Corp 画像読み取り装置
JPH10334286A (ja) * 1997-05-29 1998-12-18 Fujitsu Ltd 券発行機
JP2000069289A (ja) * 1998-08-19 2000-03-03 Toshiba Tec Corp 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5687969B2 (ja) 2015-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4419527B2 (ja) 小切手処理装置用ホストコンピュータ、小切手処理システム及び小切手処理方法
US7770879B2 (en) Recording medium transport apparatus and image forming apparatus
JP2007055814A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
CN103856659B (zh) 图像读取装置以及图像形成装置
KR100847316B1 (ko) 이미지센서 및 식별장치 및 식별장치의 보정방법
JP6204697B2 (ja) 欠陥検査システム
JP2004302836A (ja) 紙葉類識別装置および方法
JP5687969B2 (ja) 画像処理装置、投票券発払装置、および検査方法
JP2005043195A (ja) 検査装置、検査装置を用いる装置、それらの制御方法
JP6582548B2 (ja) 記番号認識装置、媒体鑑別装置、自動取引装置、記番号管理装置、記番号管理システム、及び記番号管理プログラム
KR101834494B1 (ko) 금융기기의 통장 페이지 자동 넘김 장치 및 방법
JP6133826B2 (ja) 媒体繰出装置、投票券発券装置、及びピックローラー回転抑制方法
JP2013114643A (ja) 媒体認識装置、紙幣取扱装置、媒体認識方法
JP6672593B2 (ja) 情報処理装置、及びプログラム
JP5613132B2 (ja) 払戻機、および、保守システム
JP7135764B2 (ja) 記録媒体供給システム、記録媒体供給装置及び記録媒体供給方法
JP7434999B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム、用紙処理方法、およびプログラム
WO2016194615A1 (ja) 紙幣鑑別装置、自動取引装置、調整治具取付方法、及び調整治具
JP6089958B2 (ja) 通帳計数装置、及び通帳発行装置
JP2012006358A (ja) カード発行装置およびカード発行方法
JP2005031548A (ja) 課金装置、画像形成装置、課金方法、課金プログラム
US11243723B2 (en) Digital representation
JP3362811B2 (ja) 光センサ装置
JP6531038B2 (ja) 媒体識別装置及び媒体識別方法
JP5337679B2 (ja) 通帳プリンタおよび通帳発行装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5687969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees