JP2013029608A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のモータの安定回転状態を確認する制御を行うための集積回路の入力機構が複雑化することを回避する。
【解決手段】画像形成装置に、第一レディー信号及び第二レディー信号が、第一のモータ及び第二のモータのうちの何れか一つのモータだけが安定回転状態であることを示す信号相違状態と、第一のモータ及び第二のモータが共に安定回転状態であることを示す、若しくは、第一のモータ及び第二のモータが共に安定回転状態ではないことを示す信号同一状態とを有する共有レディー信号を出力する排他的論理和回路と、共有レディー信号を受信する入力端子が設けられた集積回路で構成され、第一のモータを駆動させた後、共有レディー信号が信号同一状態から信号相違状態へ変化したときに、第一のモータが安定回転状態であると判断する状態判断部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置において、当該画像形成装置に設けられた複数のモータがそれぞれ安定して回転駆動する安定回転状態であることを判断する技術に関する。
従来から、プリンタ、複写機、ファックス、複合機等の画像形成装置には、感光体ドラムや給紙ローラ等を回転駆動させるためのメインモータや、露光に用いられるポリゴンミラーを回転駆動させるためのポリゴンモータ等の複数のモータが設けられている。これらのモータは、何れも画像形成が実行されるときに駆動が開始される。
各モータには、駆動の開始当初から単位時間あたりの回転数(回転速度)が規定の回転速度に到達して安定回転状態になるまでの間、安定回転状態における電流より遥かに多い電流、いわゆる突入電流が流れる。このため、画像形成が実行開始されるときに、複数のモータが並行して同時に駆動開始されると、全体として非常に大きな突入電流が流れることになる。突入電流が大きくなると、画像形成装置の電源に非常に大きな容量の電源が必要となるなどして好ましくない。
そこで、例えば下記特許文献1や下記特許文献2に記載されているように、モータを駆動するための駆動回路から出力される、モータが安定回転状態になっているか否かを示すレディー信号(モータクロック信号)を用いることによって、当該モータが安定回転状態になったことを待ってから他のモータを起動する、つまり、複数のモータの駆動開始タイミングをずらすことによって、突入電流が大きくなることを回避することが考えられる。
特開平10−202944号公報 特開2001−8478号公報
しかしながら、上記技術を適用する場合、複数のモータの駆動回路から出力される複数のレディー信号を送受信するための信号線を配設し、また、当該複数のモータの安定回転状態を確認する制御を行うための集積回路には、当該複数のレディー信号を送受信するための入力端子を複数設ける必要があった。つまり、複数のモータの安定回転状態を確認する制御を行うための集積回路の入力機構を設けるにあたって、複雑化を回避する余地があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数のモータの安定回転状態を確認するために、当該複数のモータの安定回転状態を確認する制御を行うための集積回路の入力機構が複雑化することを回避することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、回転駆動する複数のモータと、前記複数のモータのうちの一つである第一のモータを駆動又は停止させるとともに、前記第一のモータが、安定して回転駆動する安定回転状態であるか否かを示す第一レディー信号を出力する第一モータ駆動回路と、前記複数のモータのうちの前記第一のモータとは異なる第二のモータを駆動又は停止させるとともに、前記第二のモータが前記安定回転状態であるか否かを示す第二レディー信号を出力する第二モータ駆動回路と、前記第一のモータを駆動又は停止させる指示を示す第一リモート信号を前記第一モータ駆動回路に出力する第一モータ駆動制御部と、前記第二のモータを駆動又は停止させる指示を示す第二リモート信号を前記第二モータ駆動回路に出力する第二モータ駆動制御部と、前記第一レディー信号及び前記第二レディー信号が入力され、当該入力された前記第一レディー信号及び前記第二レディー信号が、前記第一のモータ及び前記第二のモータのうちの何れか一つのモータだけが前記安定回転状態であることを示す信号相違状態と、前記第一のモータ及び前記第二のモータが共に前記安定回転状態であることを示す、若しくは、前記第一のモータ及び前記第二のモータが共に前記安定回転状態ではないことを示す信号同一状態とを有する共有レディー信号を出力する排他的論理和回路と、前記共有レディー信号を受信する入力端子が設けられた集積回路で構成され、前記第一のモータを駆動させる指示を示す前記第一リモート信号を前記第一モータ駆動制御部から出力させた後、前記共有レディー信号が前記信号同一状態から前記信号相違状態へ変化したときに、前記第一のモータが前記安定回転状態であると判断する状態判断部と、を備える。
この構成によれば、状態判断部は、当該状態判断部を構成する集積回路の外部の排他的論理和回路から出力された共有レディー信号に基づいて、第一のモータが安定回転状態であることを判断することができる。つまり、第一のモータが安定回転状態にあることを判断するために、当該状態判断部を構成する集積回路の外部から入力される信号を、共有レディー信号のみに限定することができる。
このため、この構成によれば、第一のモータが安定回転状態にあることを判断するために、第一レディー信号及び第二レディー信号を、状態判断部を構成する集積回路に直接入力するように当該集積回路の入力機構を構成する場合に比して、状態判断部を構成する集積回路に設けるべき入力端子数を低減することができ、状態判断部を構成する集積回路の入力機構が複雑化することを回避することができる。
また、前記状態判断部は、前記第一のモータが前記安定回転状態であると判断した後に、前記第二のモータを駆動させる指示を示す前記第二リモート信号を前記第二モータ駆動制御部から出力させた後、前記共有レディー信号が前記信号相違状態から前記信号同一状態へ変化したときに、前記第二のモータが前記安定回転状態であると判断することが好ましい。
この構成によれば、状態判断部は、当該状態判断部を構成する集積回路の外部の排他的論理和回路から出力された共有レディー信号に基づいて、第一のモータが安定回転状態になった後に駆動される第二のモータが安定回転状態であることを判断することができる。つまり、第二のモータが安定回転状態にあることを判断するために、当該状態判断部を構成する集積回路の外部から入力される信号を、共有レディー信号のみに限定することができる。
このため、この構成によれば、第一のモータが安定回転状態になった後に駆動される第二のモータが安定回転状態にあることを判断するために、第一レディー信号及び第二レディー信号を、状態判断部を構成する集積回路に直接入力するように当該集積回路の入力機構を構成する場合に比して、状態判断部を構成する集積回路に設けるべき入力端子数を低減することができ、状態判断部を構成する集積回路の入力機構が複雑化することを回避することができる。
また、前記状態判断部は、前記第一のモータを駆動させる指示を示す前記第一リモート信号を前記第一モータ駆動制御部から出力させた時点から、予め定められた第一許容時間経過した時点において、前記共有レディー信号が前記信号同一状態を示すときは、前記第一のモータが異常状態であると判断することが好ましい。
この構成によれば、状態判断部は、第一のモータを駆動させる指示を示す第一リモート信号を第一モータ駆動制御部から出力させた時点から、共有レディー信号が第一許容時間経過しても信号相違状態を示さないために、第一のモータが駆動開始後第一許容時間経過しても安定回転状態にならない異常な状態であるものとして、適切に第一のモータの異常状態を判断することができる。
また、前記状態判断部は、前記第二のモータを駆動させる指示を示す前記第二リモート信号を前記第二モータ駆動制御部から出力させた時点から、予め定められた第二許容時間経過した時点において、前記共有レディー信号が前記信号相違状態を示すときは、前記第二のモータが異常状態であると判断することが好ましい。
この構成によれば、状態判断部は、第二のモータを駆動させる指示を示す第二リモート信号を第二モータ駆動制御部から出力させた時点から、共有レディー信号が第二許容時間経過しても信号同一状態を示さないために、第二のモータが駆動開始後第二許容時間以上経過しても安定回転状態にならない異常な状態であるものとして、適切に第二のモータの異常状態を判断することができる。
また、前記状態判断部は、前記第一リモート信号が前記第一のモータを停止させる指示を示し、前記第二リモート信号が前記第二のモータを停止させる指示を示す場合に、前記共有レディー信号が前記信号相違状態を示すときは、前記第一のモータ又は前記第二のモータが信号異常状態であると判断することが好ましい。
この構成によれば、状態判断部は、第一リモート信号が第一のモータを停止させる指示を示し、第二リモート信号が第二のモータを停止させる指示を示す場合に、共有レディー信号が信号相違状態を示すときは、第一レディー信号又は第二レディー信号の何れか一方の信号のみが、モータが安定回転状態であることを常時示している状態であるため、第一レディー信号又は第二レディー信号の何れか一方の信号に、信号線の断線や短絡等によって異常が発生している状態であるとして、第一のモータ又は第二のモータの信号異常状態を適切に判断することができる。
また、前記状態判断部は、前記第一のモータ又は前記第二のモータが信号異常状態であると判断したときは、前記第一のモータを駆動させる指示を示す前記第一リモート信号を前記第一モータ駆動制御部から出力させる再駆動指示処理を実行し、前記再駆動指示処理の実行開始時点から、前記第一許容時間経過した時点において、前記共有レディー信号が前記信号相違状態を示すときは、前記第一のモータが信号異常状態であると判断することが好ましい。
この構成によれば、状態判断部は、第一のモータ又は第二のモータが信号異常状態であると判断したときは、第一のモータだけが駆動している状態にすべく、第一のモータを駆動させる指示を示す第一リモート信号を第一モータ駆動制御部から出力させる再駆動指示処理を実行する。
そして、当該再駆動指示処理の実行開始時点から第一許容時間経過しても、共有レディー信号が信号相違状態を示すとき、状態判断部は、停止中の第二のモータが安定回転状態であることが第二レディー信号によって常時示されることはないと考えられるので、第一レディー信号に異常が発生していることによって、第一のモータが安定回転状態であることが第一レディー信号によって常時示されている状態であるとして、適切に第一のモータの信号異常状態を判断することができる。
また、前記再駆動指示処理の実行後に、入力された前記共有レディー信号が前記信号同一状態を示すときは、前記第二のモータが信号異常状態であると判断することが好ましい。
この構成によれば、再駆動指示処理の実行後に、共有レディー信号が信号同一状態を示すとき、状態判断部は、第一のモータ及び第二のモータがともに安定回転状態であることが示されているが、停止中の第二のモータが安定回転状態であることが第二レディー信号によって示されることはないと考えられるので、第二レディー信号に異常が発生していることによって、第二のモータが安定回転状態であることが第二レディー信号によって常時示されている状態であるとして、適切に第二のモータの信号異常状態を判断することができる。
本発明によれば、複数のモータの安定回転状態を確認するために、当該複数のモータの安定回転状態を確認する制御を行うための集積回路の入力機構が複雑化することを回避することができる画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明に係る画像形成装置としてのプリンタの構成の一例を示す断面図。 レーザスキャナユニットの構成の一例を示す平面図。 プリンタの電気的な構成を示すブロック図。 半導体レーザから出射されるレーザ光の光量の時系列変化の一例を示す説明図。 メインモータ及びポリゴンモータの駆動制御の一例を示すフローチャート。 メインモータ及びポリゴンモータの回転状態を判断する処理に用いられる各種信号の関係の一例を示すタイミングチャート。
[第一実施形態]
以下、本発明に係る画像形成装置の一例としてのプリンタを図面に基づいて説明する。
図1に示すように、プリンタ1は、感光体ドラム10、帯電器11、レーザスキャナユニット12、現像器13、転写ローラ15及び定着器16を備えている。
感光体ドラム10は、主走査方向(図1における紙面表裏方向)を長尺とする円筒状の部材であり、後述するメインモータ(図3)からの駆動力を受けて、図1における時計回りの方向に回転される。
帯電器11は、感光体ドラム10の表面を略一様に帯電する。
レーザスキャナユニット12は、レーザダイオード等の光源を備え、帯電器11によって略一様に帯電された感光体ドラム10の周面に対して、画像データに応じた光信号を照射して、画像データの静電潜像を形成する。ここで、画像データは、ネットワークを介してプリンタ1に接続されたパーソナルコンピュータ等から送信されたものを、当該プリンタ1が受信したものである。
例えば、図2に示すように、レーザスキャナユニット12は、レーザ光を出力する半導体レーザ9と、半導体レーザ9から出力されるレーザ光を感光体ドラム10の長手方向へと走査させるポリゴンミラー52と、レーザ光が走査されるようにポリゴンミラー52を回転駆動させるポリゴンモータ5と、ポリゴンミラー52で反射したレーザ光を、感光体ドラム10まで導く集光レンズ群55及び反射ミラー56などを備えている。
現像器13は、トナーを収納するトナーコンテナを備え、静電潜像が形成された感光体ドラム10の表面にトナーを供給してトナー像を形成する。感光体ドラム10に形成されたトナー像が、後述する転写ローラ15によって、搬送路Pを搬送される記録紙又は転写ベルト(図示省略)に転写される。
転写ローラ15は、感光体ドラム10と対向する位置に配設されている。転写ローラ15は、導電性を有するゴム材料等で構成され、感光体ドラム10に形成されたトナー像を搬送路Pを搬送される記録紙又は転写ベルトに転写する。
定着器16は、ヒータ等を内蔵する定着ローラ160及び定着ローラ160と対向する位置に設けられた加圧ローラ161を備え、トナー像が形成された記録紙を加熱搬送することにより、記録紙に形成されたトナー像を定着させる。尚、加圧ローラ161は、後述するメインモータ(図3)からの駆動力を受けて回転される。定着ローラ160は、加圧ローラ161が回転されることによって従動回転される。
次に、プリンタ1の画像形成動作について簡単に説明する。先ず、帯電器11により感光体ドラム10の表面が略均一に帯電される。そして、帯電された感光体ドラム10表面が、レーザスキャナユニット12により露光され、記録紙に形成する画像の静電潜像が感光体ドラム10の表面に形成される。この静電潜像が、現像器13により感光体ドラム10の表面にトナーを付着させることにより顕画化され、転写ローラ15により感光体ドラム10の表面のトナー像が記録紙に転写される。この動作が行われた後、定着器16により記録紙に転写されたトナー像が固着される。
続いて、プリンタ1の電気的構成について説明する。図3に示すように、プリンタ1には、プリンタ1全体の制御を司る制御部2が備えられている。
制御部2には、CPU20と、画像形成動作を制御する制御プログラム等、装置全体の動作プログラムを記憶したROM、画像データ等を一時的に格納すると共に作業領域として機能するRAM、各種制御用パラメータの設定値を記憶する不揮発性メモリ、及びハードディスク(HDD)等の記憶部30が備えられ、ROMに記憶された動作プログラムが当該CPU20により実行されることにより、装置全体の制御が行われる。尚、以下では、制御部2により行われる制御のうち、本発明の趣旨であるメインモータ4及びポリゴンモータ5の駆動制御について説明する。
CPU20(本発明に係る集積回路の一例)は、特に、メインモータ4及びポリゴンモータ5の駆動制御に関わる、メインモータ駆動制御部24、ポリゴンモータ駆動制御部25、及び統括駆動制御部21として機能する。また、CPU20は、レーザ駆動制御部29としても機能する。これら各部の詳細については後述する。
また、制御部2には、後述するメインモータ駆動回路41及びポリゴンモータ駆動回路51から出力されるレディー信号RDYm,RDYpの排他的論理和を示す共有レディー信号RDYcを出力する排他的論理和回路26が備えられている。
制御部2には、メインモータ駆動回路41、ポリゴンモータ駆動回路51、半導体レーザ駆動回路91、及び、駆動クラッチ42が接続され、メインモータ駆動回路41、ポリゴンモータ駆動回路51、半導体レーザ駆動回路91及び駆動クラッチ42に対して各種制御信号を入出力する図略のインターフェイス回路が備えられている。
メインモータ駆動回路41(本発明に係る第一モータ駆動回路の一例)は、制御部2による制御の下、感光体ドラム10及び加圧ローラ161の回転駆動の駆動源となるメインモータ4(本発明に係る第一のモータの一例)を駆動する。
具体的には、メインモータ4は、例えば、DCブラシレスモータにより構成されている。メインモータ駆動回路41は、後述するメインモータ駆動制御部24から入力されたリモート信号RMTmが示す指示に従って、メインモータ4を駆動又は停止する。
また、メインモータ駆動回路41は、後述するメインモータ駆動制御部24から入力された駆動クロック信号CLKmを用いて、当該駆動クロック信号CLKmの周波数(駆動周波数)に応じて定まる所定の回転速度でメインモータ4を駆動する。
また、メインモータ駆動回路41は、メインモータ4の回転状態を示すレディー信号RDYm(本発明に係る第一レディー信号の一例)を出力する。メインモータ4の駆動開始直後は、メインモータ4の回転速度が安定しないため、メインモータ駆動回路41は、例えばローレベルのレディー信号RDYmを出力する。その後、メインモータ駆動回路41は、メインモータ4の回転を加速させ、メインモータ4の回転速度が予め定められた基準の回転速度に到達して安定すると、メインモータ4が安定して回転駆動する安定回転状態になったものとして、例えばハイレベルのレディー信号RDYmを出力する。
ポリゴンモータ駆動回路51(本発明に係る第二モータ駆動回路の一例)は、制御部2による制御の下、ポリゴンミラー52の回転駆動の駆動源となるポリゴンモータ5(本発明に係る第二のモータの一例)を駆動する。
具体的には、ポリゴンモータ5は、例えば、ステッピングモータにより構成されている。ポリゴンモータ駆動回路51は、後述するポリゴンモータ駆動制御部25から入力されたリモート信号RMTpが示す指示に従って、ポリゴンモータ5を駆動又は停止する。
また、ポリゴンモータ駆動回路51は、後述するポリゴンモータ駆動制御部25から入力された駆動クロック信号CLKpを用いて、当該駆動クロック信号CLKpの周波数(駆動周波数)に応じて定まる所定の回転速度でポリゴンモータ5を駆動する。
また、ポリゴンモータ駆動回路51は、ポリゴンモータ5の回転状態を示すレディー信号RDYp(本発明に係る第二レディー信号の一例)を出力する。ポリゴンモータ5の駆動開始直後は、ポリゴンモータ5の回転速度が安定しないため、ポリゴンモータ駆動回路51は、例えばローレベルのレディー信号RDYpを出力する。その後、ポリゴンモータ駆動回路51は、ポリゴンモータ5の回転を加速させ、ポリゴンモータ5の回転速度が予め定められた基準の回転速度に到達して安定すると、ポリゴンモータ5が安定して回転駆動する安定回転状態になったものとして、例えばハイレベルのレディー信号RDYpを出力する。
メインモータ駆動回路41及びポリゴンモータ駆動回路51から出力されるレディー信号RDYm,RDYpは、排他的論理和回路26に入力される。排他的論理和回路26は、入力されたレディー信号RDYm,RDYpの排他的論理和を示す共有レディー信号RDYcを出力する。
例えば、メインモータ4及びポリゴンモータ5が共に安定回転状態である場合、レディー信号RDYm,RDYpは、共にハイレベルを示す状態である。また、メインモータ4及びポリゴンモータ5が共に安定回転状態ではない場合、レディー信号RDYm,RDYpは、共にローレベルを示す状態である。
つまり、メインモータ4及びポリゴンモータ5が共に安定回転状態である場合、又は、メインモータ4及びポリゴンモータ5が共に安定回転状態ではない場合、レディー信号RDYm,RDYpは、信号レベルが同一の状態(信号同一状態)であるため、排他的論理和回路26は、入力されるレディー信号RDYm,RDYpの排他的論理和であるローレベルの共有レディー信号RDYcを出力する。
一方、メインモータ4及びポリゴンモータ5のうちの何れか一つのモータだけが安定回転状態である場合、入力されたレディー信号RDYm,RDYpのうちの何れか一方のレディー信号がハイレベルを示し、他方のレディー信号がローレベルを示す、信号レベルが相違する状態(信号相違状態)であるため、排他的論理和回路26は、入力されるレディー信号RDYm,RDYpの排他的論理和であるハイレベルの共有レディー信号RDYcを出力する。
半導体レーザ駆動回路91は、後述するレーザ駆動制御部29から入力される、画像データの各画素の濃度値に対応する光量を時系列に示す信号を用いて、当該信号が示す光量のレーザ光を半導体レーザ9に出射させる。
例えば、図4に示すように、半導体レーザ9から出射されるレーザ光の光量は、レーザ光の電圧値によって調整され、所定の期間ΔTが経過する度に、感光体ドラム10の周面に形成する潜像の画像データにおいて、主走査方向に連続する各画素値に対応する電圧値を示すように変化する。
具体的には、半導体レーザ9は、感光体ドラム10の周面に形成する潜像の画像データにおいて、主走査方向の先頭からj番目の画素の濃度値に対応する電圧Vjのレーザ光を、レーザ光の出射を開始してから、時間(j×ΔT)の経過後に出射する。尚、レーザ光の光量は、レーザ光の電圧値に限らず電流値によって調整されるものであってもよい。
駆動クラッチ42は、制御部2による制御の下、メインモータ4から感光体ドラム10及び加圧ローラ161等への駆動力の伝達の有無を切り替える。例えば、駆動クラッチ42は、制御部2における後述する統括駆動制御部21から出力された、メインモータ4から感光体ドラム10への駆動力の伝達を開始する指示を示す制御信号を受信すると、メインモータ4と感光体ドラム10とを回転ギアで連結させる等して、メインモータ4の回転駆動力を感光体ドラム10に伝達させる。
次に、CPU20が、メインモータ駆動制御部24、ポリゴンモータ駆動制御部25、レーザ駆動制御部29、及び統括駆動制御部21として機能する動作の詳細について説明する。
メインモータ駆動制御部24(本発明に係る第一モータ駆動制御部の一例)は、メインモータ4を駆動又は停止させる指示を示すリモート信号RMTm(本発明に係る第一リモート信号の一例)をメインモータ駆動回路41に出力する。例えば、メインモータ駆動制御部24は、メインモータ4を駆動させる場合には、ハイレベルのリモート信号RMTmを出力し、メインモータ4を停止させる場合には、ローレベルのリモート信号RMTmをメインモータ駆動回路41に出力する。
また、メインモータ駆動制御部24は、制御部2に備えられた図略の基準クロック回路から出力される基準クロック信号を分周して、メインモータ4を所望の回転速度で回転させるべく、当該所望の回転速度に応じた周波数(駆動周波数)の駆動クロック信号CLKmを生成し、メインモータ駆動回路41に出力する。
ポリゴンモータ駆動制御部25(本発明に係る第二モータ駆動制御部の一例)は、ポリゴンモータ5を駆動又は停止させる指示を示すリモート信号RMTp(本発明に係る第二リモート信号の一例)をポリゴンモータ駆動回路51に出力する。例えば、ポリゴンモータ駆動制御部25は、ポリゴンモータ5を駆動させる場合には、ハイレベルのリモート信号RMTpを出力し、ポリゴンモータ5を停止させる場合には、ローレベルのリモート信号RMTpをポリゴンモータ駆動回路51に出力する。
また、ポリゴンモータ駆動制御部25は、制御部2に備えられた図略の基準クロック回路から出力される基準クロック信号を分周して、ポリゴンモータ5を所望の回転速度で回転させるべく、当該所望の回転速度に応じた周波数(駆動周波数)の駆動クロック信号CLKpを生成し、ポリゴンモータ駆動回路51に出力する。
レーザ駆動制御部29は、画像データの各画素の濃度値に対応する光量を時系列に示す信号(図4)を生成して、半導体レーザ駆動回路91に出力する。
統括駆動制御部21(本発明に係る状態判断部の一例)は、メインモータ駆動制御部24及びポリゴンモータ駆動制御部25を制御することによって、メインモータ4及びポリゴンモータ5の駆動を統括して制御する。
具体的には、例えば、図5に示すように、統括駆動制御部21は、メインモータ4を駆動させる指示を示すリモート信号RMTmをメインモータ駆動制御部24に出力させた後(S1)、排他的論理和回路26から出力される共有レディー信号RDYcに基づいて、メインモータ4が安定回転状態であるか否かを判断する(S2)。尚、当該ステップS2における判断処理の詳細については後述する。
統括駆動制御部21は、ステップS2において、メインモータ4が安定回転状態であると判断すると(S2;YES)、メインモータ4から感光体ドラム10や加圧ローラ161への駆動力の伝達を開始する指示を示す制御信号を駆動クラッチ42に出力する(S3)。駆動クラッチ42は、当該制御信号を受信すると、ギアで連結させる等してメインモータ4の回転駆動力を感光体ドラム10や加圧ローラ161に伝達させ、感光体ドラム10や加圧ローラ161を回転駆動させる。
また、統括駆動制御部21は、ステップS2において、メインモータ4が安定回転状態であると判断すると(S2;YES)、ステップS3を実行するとともに、ポリゴンモータ5を駆動させる指示を示すリモート信号RMTpをポリゴンモータ駆動制御部25から出力させる(S4)。
つまり、統括駆動制御部21は、メインモータ4が安定回転状態になるのを待ってから、ポリゴンモータ5を駆動させることによって、メインモータ4及びポリゴンモータ5が安定回転状態になるまでに流れる突入電流が同時に流れることを抑止している。
図5に戻り、統括駆動制御部21は、ステップS4の実行後、排他的論理和回路26から出力される共有レディー信号RDYcに基づいて、ポリゴンモータ5が安定回転状態であるか否かを判断する(S5)。尚、当該ステップS5における判断処理の詳細については後述する。
統括駆動制御部21は、ステップS5において、ポリゴンモータ5が安定回転状態であると判断すると(S5;YES)、ポリゴンモータ5が安定回転状態になり、つまり、ポリゴンミラー52が安定して回転するようになったものとして、画像データの各画素の濃度値に対応する光量を時系列に示す信号(図4)を半導体レーザ駆動回路91に出力開始させる指示を示す制御信号をレーザ駆動制御部29に出力する(S6)。そして、当該制御信号を受信したレーザ駆動制御部29によって、画像データの各画素の濃度値に対応する光量を時系列に示す信号(図4)が半導体レーザ駆動回路91に出力され、当該信号が示す光量のレーザ光が半導体レーザ9から出射される。
以下では、統括駆動制御部21が、排他的論理和回路26から出力される共有レディー信号RDYcに基づいて、メインモータ4及びポリゴンモータ5の回転状態を判断する処理(図5におけるステップS2及びステップS5)の詳細について説明する。
例えば、図6に示すように、時刻t1において、統括駆動制御部21によってステップS1(図5)が実行されると、リモート信号RMTmは、メインモータ4を駆動させる指示を示すハイ(H)レベルの状態を示し、リモート信号RMTpは、初期状態としてロー(L)レベルの状態を示す。
時刻t1から時刻t2までの期間は、メインモータ4を駆動させる指示がなされた時刻t1から継続して共有レディー信号RDYcがロー(L)レベル(信号同一状態)を示している。このため、統括駆動制御部21は、排他的論理和回路26に入力されたレディー信号RDYm,RDYp(図3)は共にローレベルであると判断し、つまり、メインモータ4及びポリゴンモータ5が共に安定回転状態ではない(非安定回転状態である)と判断する。
そして、時刻t2において、共有レディー信号RDYcがハイ(H)レベル(信号相違状態)を示す状態になると、統括駆動制御部21は、排他的論理和回路26に入力されたレディー信号RDYpはローレベルを示したままであるが、時刻t1に出力されたリモート信号RMTmに応じて駆動されたメインモータ4が安定回転状態になることによって、排他的論理和回路26に入力されたレディー信号RDYmがハイレベルを示すようになったと判断する。
これによって、統括駆動制御部21は、ステップS2(図5)において、メインモータ4が安定回転状態にあると判断し(S2;YES)、ステップS3を実行する。
そして、例えば時刻t3において、統括駆動制御部21によってステップS4(図5)が実行されると、リモート信号RMTmは、メインモータ4を駆動させる指示を示すハイ(H)レベルの状態を示したままであり、リモート信号RMTpは、ポリゴンモータ5を駆動させる指示を示すハイ(H)レベルの状態を示すようになる。
時刻t3から時刻t4までの期間は、ポリゴンモータ5を駆動させる指示がなされた時刻t3から継続して共有レディー信号RDYcがハイ(H)レベル(信号相違状態)を示している。このため、統括駆動制御部21は、排他的論理和回路26に入力されたレディー信号RDYmはハイレベルを示したままであり、排他的論理和回路26に入力されたレディー信号RDYpはローレベルを示したままであると判断し、つまり、メインモータ4は安定回転状態であり、ポリゴンモータ5は非安定回転状態であると判断する。
そして、時刻t4において、共有レディー信号RDYcがロー(L)レベル(信号同一状態)を示す状態になると、統括駆動制御部21は、時刻t3に出力されたリモート信号RMTpに応じて駆動されたポリゴンモータ5が安定回転状態になることによって、排他的論理和回路26に入力されたレディー信号RDYm,RDYp(図3)がともにハイレベルを示すようになったと判断し、つまり、メインモータ4及びポリゴンモータ5が共に安定回転状態であると判断する。
これによって、統括駆動制御部21は、ステップS5(図5)において、ポリゴンモータ5が安定回転状態にあると判断し(S5;YES)、ステップS6を実行する。
このように、第一実施形態の構成によれば、統括駆動制御部21によって、CPU20外部の排他的論理和回路26から出力された共有レディー信号RDYcに基づいて、メインモータ4及びポリゴンモータ5が安定回転状態であることを判断することができる。
つまり、メインモータ4及びポリゴンモータ5が安定回転状態にあることを判断するために、CPU20の外部から入力される信号を、共有レディー信号RDYcのみに限定することができる。
これによって、メインモータ4及びポリゴンモータ5が安定回転状態にあることを判断するために、レディー信号RDYm,RDYpをともにCPU20に直接入力するようにCPU20の入力機構を構成する場合に比して、CPU20に設けるべき入力端子数を低減することができ、CPU20の入力機構が複雑化することを回避することができる。
尚、統括駆動制御部21は、ステップS5(図5)を実行せずに、例えば、ステップS4の実行後、予め定められた時間の経過後にステップS6を実行するように簡素化して構成してもよい。
[第二実施形態]
以下の第二実施形態の説明では、第一実施形態とは異なる部分についてのみ詳述し、第一実施形態と同じ部分については説明を省略する。
第二実施形態の構成では、統括駆動制御部21は、ステップS1(図5)を実行した時点(図6に示す時刻t1)から、予め定められた第一許容時間経過した時点において、入力された共有レディー信号RDYcが信号同一状態を示すときは、メインモータ4が駆動開始後第一許容時間経過しても安定回転状態にならない異常な状態であると判断する。
尚、予め定められた第一許容時間は、例えば、メインモータ4の仕様によって、メインモータ4を駆動してから安定回転状態になるまでに係る起動時間(例えば、0.8秒)が定められている場合には、当該仕様上の起動時間以上の時間(例えば2秒)として予め定められ、記憶部30に記憶されている。
つまり、第二実施形態の構成によれば、メインモータ4が駆動開始後第一許容時間経過しても安定回転状態にならない異常な状態を検知して、適切にメインモータ4の異常状態を判断することができる。
[第三実施形態]
以下の第三実施形態の説明では、第一実施形態又は第二実施形態とは異なる部分についてのみ詳述し、第一実施形態又は第二実施形態と同じ部分については説明を省略する。
第三実施形態の構成では、統括駆動制御部21は、ステップS4(図5)を実行した時点(図6に示す時刻t3)から、予め定められた第二許容時間経過した時点において、入力された共有レディー信号RDYcが信号相違状態を示すときは、ポリゴンモータ5が駆動開始後第二許容時間経過しても安定回転状態にならない異常な状態であると判断する。
尚、予め定められた第二許容時間は、例えば、ポリゴンモータ5の仕様によって、ポリゴンモータ5を駆動してから安定回転状態になるまでに係る起動時間(例えば、6秒)が定められている場合には、当該仕様上の起動時間以上の時間(例えば10秒)として予め定められ、記憶部30に記憶されている。
つまり、第三実施形態の構成によれば、ポリゴンモータ5が駆動開始後第二許容時間経過しても安定回転状態にならない異常な状態を検知して、適切にポリゴンモータ5の異常状態を判断することができる。
[第四実施形態]
以下の第四実施形態の説明では、第一実施形態、第二実施形態、又は第三実施形態とは異なる部分についてのみ詳述し、第一実施形態、第二実施形態、又は第三実施形態と同じ部分については説明を省略する。
例えば、図6に示す時刻t0のように、入力されたリモート信号RMTmがメインモータ4を停止させる指示を示し、入力されたリモート信号RMTpがポリゴンモータ5を停止させる指示を示す場合に、入力された共有レディー信号RDYcが信号相違状態を示すときは、レディー信号RDYm,RDYpの何れか一方のモータが安定回転状態であることを常時示している状態であって、レディー信号RDYm,RDYpの何れか一方に、信号線の断線や短絡等によって異常が発生していると考えられる。
そこで、第四実施形態の構成では、統括駆動制御部21は、リモート信号RMTmがメインモータ4を停止させる指示を示し、リモート信号RMTpがポリゴンモータ5を停止させる指示を示す場合に、共有レディー信号RDYcが信号相違状態を示すときは、レディー信号RDYm,RDYpの何れかに、信号線の断線や短絡等によって異常が発生していると判断する。
そして、レディー信号RDYm,RDYpの何れかに、信号線の断線や短絡等によって異常が発生していると判断したとき、統括駆動制御部21は、メインモータ4を駆動させる指示を示すハイレベルのリモート信号RMTmをメインモータ駆動制御部24から出力させる再駆動指示処理を実行する。
そして、統括駆動制御部21は、再駆動指示処理の実行開始時点から、第二実施形態で説明した第一許容時間経過した時点において、共有レディー信号RDYcが信号相違状態を示すときは、メインモータ4が信号異常状態であると判断する。
つまり、第四実施形態の構成によれば、統括駆動制御部21は、レディー信号RDYm,RDYpの何れかに、信号線の断線や短絡等によって異常が発生していると判断した場合、メインモータ4だけが駆動している状態にすべく、上記の再駆動指示処理を実行する。そして、当該再駆動指示処理の実行開始時点から第一許容時間経過しても、共有レディー信号RDYcが信号相違状態を示すとき、統括駆動制御部21は、停止中のポリゴンモータ5が安定回転状態であることがレディー信号RDYpによって常時示されることはないと考えられるので、レディー信号RDYmに異常が発生していることによって、メインモータ4が安定回転状態であることがレディー信号RDYmによって常時示されている状態であるとして、適切にメインモータ4の信号異常状態を判断することができる。
[第五実施形態]
以下の第五実施形態の説明では、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、又は第四実施形態とは異なる部分についてのみ詳述し、第一実施形態、第二実施形態、第三実施形態、又は第四実施形態と同じ部分については説明を省略する。
第五実施形態の構成では、統括駆動制御部21は、リモート信号RMTmがメインモータ4を停止させる指示を示し、リモート信号RMTpがポリゴンモータ5を停止させる指示を示す場合に、共有レディー信号RDYcが信号相違状態を示すときに、第四実施形態で説明した再駆動指示処理を実行後、共有レディー信号RDYcが信号同一状態を示すときは、ポリゴンモータ5が信号異常状態であると判断する。
つまり、第五実施形態の構成によれば、統括駆動制御部21は、再駆動指示処理の実行後に、共有レディー信号RDYcが信号同一状態を示すとき、メインモータ4及びポリゴンモータ5がともに安定回転状態であることが示されているが、停止中のポリゴンモータ5が安定回転状態であることがレディー信号RDYpによって示されることはないと考えられるので、レディー信号RDYpに異常が発生していることによって、ポリゴンモータ5が安定回転状態であることがレディー信号RDYpによって常時示されている状態であるとして、適切にポリゴンモータ5の信号異常状態を判断することができる。
尚、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一例としてモノクロ画像形成用のプリンタ1を示したが、本発明に係る画像形成装置はこれに限られず、カラー画像形成用のカラープリンタや、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能及びコピー機能等を兼ね備えた複合機であっても構わない。
また、上記の構成では、メインモータ4の駆動力が駆動クラッチ42(図3)を介して感光体ドラム10と加圧ローラ161に伝達されるように構成されていたが、これに限らず、感光体ドラム10と加圧ローラ161のそれぞれに駆動力を伝達するためのモータが個別に設けられていてもよい。更に、給紙ローラ等のその他の回転部材を駆動するためのモータが複数備えられていてもよい。
また、本発明に係る第一のモータの一例としてメインモータ4、本発明に係る第二のモータの一例としてポリゴンモータ5を説明したが、これに限定する趣旨ではなく、画像形成装置に備えられた複数のモータのうちの何れか異なる2つのモータを、それぞれ、本発明に係る第一のモータ及び本発明に係る第二のモータとしてもよい。
また、上記実施形態において図1乃至図6に示した構成及び設定は単なる一例に過ぎず、本発明を当該実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、図3に示す、メインモータ駆動制御部24、ポリゴンモータ駆動制御部25、又はレーザ駆動制御部29が、統括駆動制御部21が実装されたCPUとは異なるCPUで実装されていてもよい。また、図3に示す、CPUによって実装されていた統括駆動制御部21等の各部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)等の専用ハードウェアで構成されていてもよい。
1 プリンタ(画像形成装置)
10 感光体ドラム
161 加圧ローラ
20 CPU
21 統括駆動制御部(状態判断部)
24 メインモータ駆動制御部(第一モータ駆動制御部)
25 ポリゴンモータ駆動制御部(第二モータ駆動制御部)
26 排他的論理和回路
29 レーザ駆動制御部
4 メインモータ(第一のモータ)
41 メインモータ駆動回路(第一モータ駆動回路)
42 駆動クラッチ
5 ポリゴンモータ(第二のモータ)
51 ポリゴンモータ駆動回路(第二モータ駆動回路)
52 ポリゴンミラー
9 半導体レーザ
91 半導体レーザ駆動回路

Claims (7)

  1. 回転駆動する複数のモータと、
    前記複数のモータのうちの一つである第一のモータを駆動又は停止させるとともに、前記第一のモータが、安定して回転駆動する安定回転状態であるか否かを示す第一レディー信号を出力する第一モータ駆動回路と、
    前記複数のモータのうちの前記第一のモータとは異なる第二のモータを駆動又は停止させるとともに、前記第二のモータが前記安定回転状態であるか否かを示す第二レディー信号を出力する第二モータ駆動回路と、
    前記第一のモータを駆動又は停止させる指示を示す第一リモート信号を前記第一モータ駆動回路に出力する第一モータ駆動制御部と、
    前記第二のモータを駆動又は停止させる指示を示す第二リモート信号を前記第二モータ駆動回路に出力する第二モータ駆動制御部と、
    前記第一レディー信号及び前記第二レディー信号が入力され、当該入力された前記第一レディー信号及び前記第二レディー信号が、前記第一のモータ及び前記第二のモータのうちの何れか一つのモータだけが前記安定回転状態であることを示す信号相違状態と、前記第一のモータ及び前記第二のモータが共に前記安定回転状態であることを示す、若しくは、前記第一のモータ及び前記第二のモータが共に前記安定回転状態ではないことを示す信号同一状態とを有する共有レディー信号を出力する排他的論理和回路と、
    前記共有レディー信号を受信する入力端子が設けられた集積回路で構成され、前記第一のモータを駆動させる指示を示す前記第一リモート信号を前記第一モータ駆動制御部から出力させた後、前記共有レディー信号が前記信号同一状態から前記信号相違状態へ変化したときに、前記第一のモータが前記安定回転状態であると判断する状態判断部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記状態判断部は、前記第一のモータが前記安定回転状態であると判断した後に、前記第二のモータを駆動させる指示を示す前記第二リモート信号を前記第二モータ駆動制御部から出力させた後、前記共有レディー信号が前記信号相違状態から前記信号同一状態へ変化したときに、前記第二のモータが前記安定回転状態であると判断する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記状態判断部は、前記第一のモータを駆動させる指示を示す前記第一リモート信号を前記第一モータ駆動制御部から出力させた時点から、予め定められた第一許容時間経過した時点において、前記共有レディー信号が前記信号同一状態を示すときは、前記第一のモータが異常状態であると判断する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記状態判断部は、前記第二のモータを駆動させる指示を示す前記第二リモート信号を前記第二モータ駆動制御部から出力させた時点から、予め定められた第二許容時間経過した時点において、前記共有レディー信号が前記信号相違状態を示すときは、前記第二のモータが異常状態であると判断する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記状態判断部は、前記第一リモート信号が前記第一のモータを停止させる指示を示し、前記第二リモート信号が前記第二のモータを停止させる指示を示す場合に、前記共有レディー信号が前記信号相違状態を示すときは、前記第一のモータ又は前記第二のモータが信号異常状態であると判断する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記状態判断部は、前記第一のモータ又は前記第二のモータが信号異常状態であると判断したときは、前記第一のモータを駆動させる指示を示す前記第一リモート信号を前記第一モータ駆動制御部から出力させる再駆動指示処理を実行し、前記再駆動指示処理の実行開始時点から、前記第一許容時間経過した時点において、前記共有レディー信号が前記信号相違状態を示すときは、前記第一のモータが信号異常状態であると判断する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記再駆動指示処理の実行後に、入力された前記共有レディー信号が前記信号同一状態を示すときは、前記第二のモータが信号異常状態であると判断する請求項6に記載の画像形成装置。
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