JP2021099381A - 電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

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行浩 相川
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Abstract

【課題】待機状態に移行した直後に負荷を動作させるための指示を受付けた場合であっても、キャパシタに残留している電荷に起因する不具合が発生しないようにする。【解決手段】第1制御回路34は、画像形成指示を受付け、かつ、第1信号を受信した場合に、第2電源装置37に第2電圧の供給を開始させる。第1制御回路34は、第2電源装置37に第2電圧の供給を開始させた後に第2信号を受信すると、負荷38を動作させるように、第2制御回路31の動作を制御する。第1制御回路34は、画像形成指示を受付け、かつ、第1信号を受信していない場合には、第2電源装置37に、第2電圧の供給を開始させない。【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器及び画像形成装置に関し、特に、電源装置からの電圧の供給を制御するための技術に関する。
電源装置に接続されているキャパシタを備えている画像形成装置が知られている。例えば、特許文献1には、電源装置がオフに切替えられた場合に、制御回路の消費電力を増大させることで、キャパシタの電荷を放電させる画像形成装置が開示されている。
特開2014−112279号公報
特許文献1に開示されているような一般的な画像形成装置は、電源装置の出力電圧の低下を検出することで電源装置がオフに切り替えられたことを検出している。電源装置からモーター等の負荷に電圧が供給されている通常状態から、電源装置から負荷への電圧の供給が停止されている待機状態に移行した直後には、キャパシタに電荷が残留している。そのため、待機状態に移行した直後に、画像形成装置が画像形成指示を受付けると、電源装置が充分に動作していない状態であっても、キャパシタから負荷に電圧が供給されて、画像形成処理の実行が開始されてしまう場合がある。
このような場合において、キャパシタの電荷が放電されて、キャパシタから負荷に電圧が供給されなくなると、画像形成処理が中断してしまい、画像形成対象の画像データが消失したり、紙詰まりが発生したりする等の不具合が生じるおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、待機状態に移行した直後に負荷を動作させるための指示を受付けた場合であっても、キャパシタに残留している電荷に起因する不具合が発生しないようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る電子機器は、ユーザーの指示が入力される入力部と、予め定められている第1電圧を供給する第1電源装置と、予め定められている第2電圧を供給する第2電源装置と、第2電圧が供給される負荷と、負荷と並列に接続されているキャパシタと、第2電圧が予め定められている第1の値未満である場合に第1信号を出力し、第2電圧が第1の値以上である場合に第2信号を出力する電圧監視回路と、第1電圧によって駆動し、入力部を介して入力される指示を受付けるとともに、第1信号及び第2信号を受信する第1制御回路と、を備える。第1制御回路は、入力部を介して負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、第1信号を受信した場合に、第2電源装置に第2電圧の供給を開始させ、第2電源装置に第2電圧の供給を開始させた後に第2信号を受信すると、負荷を動作させるための制御を行ない、入力部を介して負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、第1信号を受信していない場合には、第2電源装置に、第2電圧の供給を開始させない。
本発明の他の一局面に係る電子機器は、ユーザーの指示が入力される入力部と、予め定められている第1電圧を供給する第1電源装置と、予め定められている第2電圧を供給する第2電源装置と、第2電圧が供給される負荷と、負荷と並列に接続されているキャパシタと、第2電源装置から供給される第2電圧を、第3電圧に変換する電圧変換回路と、第3電圧が予め定められている第2の値未満である場合に第1信号を出力し、第3電圧が第2の値以上である場合に第2信号を出力する電圧監視回路と、第1電圧によって駆動し、入力部を介して入力される指示を受付けるとともに、第1信号及び第2信号を受信する第1制御回路と、を備える。第1制御回路は、入力部を介して負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、第1信号を受信した場合に、第2電源装置に第2電圧の供給を開始させ、第2電源装置に第2電圧の供給を開始させた後に第2信号を受信すると、負荷を動作させるための制御を行ない、入力部を介して負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、第1信号を受信していない場合には、第2電源装置に、第2電圧の供給を開始させない。
本発明によれば、第1制御回路は、待機状態に移行している状態で、負荷を動作させるための指示を受付けた場合には、第2電源装置から供給される第2電圧が第1の値未満になるまで、又は、電圧変換回路から供給される第3電圧が第2の値未満になるまでは、第2電源装置に第2電圧の供給を開始させない。待機状態において、第2電圧が第1の値未満になった場合、第2電源装置からの第2電圧の供給が開始されない限り、第2電圧が第1の値以上になることはない。第3電圧が第2の値未満になった場合も同様である。
したがって、第2電源装置が充分に動作して、第2電源装置から供給される第2電圧が第1の値以上になった場合、又は、電圧変換回路から供給される第3電圧が第2の値以上になった場合にのみ、負荷が動作するようになるので、電源装置が充分に動作していない状態で、キャパシタから負荷に電圧が供給されてしまうことを防ぐことができる。したがって、待機状態に移行した直後に負荷を動作させるための指示を受付けた場合に、キャパシタに残留している電荷に起因する不具合が発生しない。
画像形成装置の内部構成を含むブロック図である。 画像形成装置における電力供給経路の一例を示す図である。 状態移行処理を示すフローチャートである。 負荷起動処理を示すフローチャートである。 第1の変形例に係る画像形成装置における電力供給経路の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る電子機器としての画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、画像形成装置の内部構成を含むブロック図である。図1を参照して、画像形成装置1は、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンター機能、及びスキャナー機能等の複数の機能を有しているカラー複合機である。
画像形成装置1は、第1制御部200を含んでいる。第1制御部200は、第1制御回路34、RAM(Random Access Memory)35、及びROM(Read Only Memory)36等を含んでいる。第1制御回路34は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のプロセッサーである。第1制御部200は、第2制御部100、操作部16、及び、通信部22と電気的に接続されている。
第1制御回路34は、ROM36又はHDD(Hard Disk Drive)17に記憶されている制御プログラムを実行することによって、画像形成装置1が、後述する待機状態にある場合において、操作部16又は通信部22を介して入力される指示を受付ける処理等を実行する。例えば、ROM36は、本発明の一実施形態に係る状態移行処理を実行するための移行プログラムを記憶している。第1制御回路34は、ROM36に記憶されている移行プログラムを実行することによって、待機状態から通常状態への移行、及び、通常状態から待機状態への移行を行なうための状態移行処理を実行する。なお、第1制御回路34は、移行プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路によって動作可能に構成されていてもよい。
画像形成装置1はまた、第2制御部100を含んでいる。第2制御部100は、第2制御回路31、RAM32、及びROM33等を含んでいる。第2制御回路31は、例えば、CPU、MPU、又はASIC等のプロセッサーである。
第2制御回路31は、ROM33又はHDD17に記憶されている制御プログラムを実行することによって、画像形成装置1が、後述する通常状態にある場合において、画像形成装置1の各部の動作を制御する。例えば、ROM33は、本発明の一実施形態に係る負荷起動処理を実行するための起動プログラムを記憶している。第2制御回路31は、ROM33に記憶されている起動プログラムを実行することによって、画像形成部12等に含まれているモーター等の負荷38への電圧の供給を制御するための負荷起動処理を実行する。なお、第2制御回路31は、制御プログラムに基づく動作によらず、ロジック回路によって動作可能に構成されていてもよい。
第2制御部100は、画像読取部11、画像形成部12、定着部13、給紙部14、表示部15、操作部16、HDD17、搬送機構18、画像処理部19、画像メモリー20、ファクシミリ通信部21、通信部22、及び、第1制御部200等と電気的に接続されている。
画像読取部11は、原稿台に載置されている原稿を搬送する原稿搬送部と、原稿搬送部により搬送されてくる原稿又はプラテンガラスに載置されている原稿を光学的に読み取るスキャナーと、を含んでいるADF(Auto Document Feeder)である。画像読取部11は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCD(Charge-Coupled Device)センサーで受光することによって、原稿を読み取って画像データを生成する。
画像形成部12は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び転写装置を含んでいる。画像形成部12は、画像読取部11によって生成された画像データ等に基づいて、給紙部14から搬送されてくる記録紙に、トナー像によって構成されている画像を形成する。
定着部13は、ヒーターを内蔵している加熱ローラー及び加圧ローラーを含んでいる。定着部13は、画像形成部12によってトナー像が形成された記録紙を、加熱ローラー及び加圧ローラーが接している定着ニップ部において加熱及び加圧することによってトナー像を記録紙に定着させる。定着部13によってトナー像が定着された記録紙は、排出トレイに排出される。
給紙部14は、手差しトレイと、給紙カセットとを備えている。給紙部14は、給紙カセットに収容されている記録紙、又は手差しトレイに載置されている記録紙をピックアップローラーによって一枚ずつ引出して、画像形成部12に向けて給紙する。
表示部15は、例えば、液晶ディスプレイによって構成されている表示装置である。表示部15は、画像形成装置1によって実行可能な各種機能に関する各種の画面を表示する。
操作部16は、複数のハードキーを含んでいる。操作部16はまた、表示部15に重ねて配置されているタッチパネルを含んでいる。ユーザーは、操作部16を介して、画像形成装置1において実行可能な各種機能に関する指示又は情報を入力する。例えば、ユーザーは、操作部16を介して、画像形成部12等に含まれている負荷38を動作させるための画像形成指示を入力する。操作部16は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
HDD17は、画像読取部11によって生成された画像データ等の各種データを記憶するための大容量の記憶装置である。HDD17は、画像形成装置1の一般的な動作を実現するための各種制御プログラムを記憶している。
搬送機構18は、搬送ローラー対及び排出ローラー対を含んでいる。搬送機構18は、排出先として設定されている排出トレイに向けて、搬送ローラー対及び排出ローラー対によって、記録紙を搬送路に沿って搬送する。
画像処理部19は、画像読取部11によって生成された画像データに対して、必要に応じて画像処理を実行する。
画像メモリー20は、画像読取部11によって生成された画像形成対象の画像データを一時的に記憶する領域を含んでいる。
ファクシミリ通信部21は、公衆回線への接続を行ない、公衆回線を介して画像データの送受信を行なう。
通信部22は、LAN(Local Area Network)ボード等の通信モジュールを含んでいる。画像形成装置1は、通信部22を介して、ネットワークに接続されているPC(Personal Computer)23等とデータ通信を行なう。例えば、通信部22には、PC23に備えられているキーボードに対するユーザーの入力操作に応じてPC23から送信されてくる画像形成指示が入力される。通信部22は、特許請求の範囲における入力部の一例である。
画像形成装置1には電源が接続されており、この電源から電力が供給されることによって、画像形成装置1の各部が動作する。図2は、画像形成装置における電力供給経路の一例を示す図である。図2を参照して、画像形成装置1は、第1電源装置42と、第2電源装置37と、負荷38と、キャパシタ39と、電圧変換回路40と、電圧監視回路51と、をさらに備えている。
第1電源装置42は、第1制御回路34を動作させるための第1電圧を供給する。第1電源装置42は、電源ラインL6を介して、電源ラインL1に接続されている。ここで、第1制御回路34の定格電圧は、3.3ボルトであるものとする。第1電源装置42は、商用電源から供給される、例えば100ボルトの交流電圧を、第1電圧としての3.3ボルトの直流電圧に変換するためのAC−DCコンバータ(以下、「第1コンバータ」と記す。)を含んでいる。
第1制御回路34は、第1電源装置42に接続されている電源ラインL7に接続されている。第1制御回路34は、電源ラインL7を介して、第1電源装置42から第1電圧が供給されることによって動作する。第1制御回路34は、電圧監視回路51から出力されてくる第1信号S1及び第2信号S2を受信する処理を実行する。
第2電源装置37は、負荷38を動作させるための第2電圧を供給する。第2電源装置37は、商用電源に接続されている電源ラインL1に接続されている。第2電源装置37は、商用電源から供給される、例えば100ボルトの交流電圧を、第2電圧としての24.0ボルトの直流電圧に変換するためのAC(Alternatin Current)−DC(Direct Current)コンバータ(以下、「第2コンバータ」と記す。)を含んでいる。第2電源装置37は、特許請求の範囲における電源装置の一例である。
第2電源装置37は、第2コンバータを動作させるための第1スイッチを含んでいる。第1制御回路34は、第1スイッチをオフからオンに切替えて、交流電源から第2コンバータに交流電圧を供給させることによって、第2電源装置37に、第2電圧の供給を開始させる。第1制御回路34は、第1スイッチをオンからオフに切替えて、交流電源から第2コンバータへの交流電圧の供給を停止させることによって、第2電源装置37に、第2電圧の供給を停止させる。
ここで、上記した「通常状態」とは、第2電源装置37から第2電圧の供給が行なわれているときの画像形成装置1の状態を示す。上記した「待機状態」とは、第2電源装置37からの第2電圧の供給が行なわれていないときの画像形成装置1の状態を示す。
負荷38は、第2電源装置37に接続されている電源ラインL2に接続されている。負荷38は、電源ラインL2を介して、第2電源装置37から第2電圧が供給されることによって動作する。負荷38は、例えば、モーター及びヒーター等を含んでいる。モーターは、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び、搬送機構18等に含まれている。ヒーターは、定着部13に含まれている。
負荷38には、負荷38を動作させるための第2スイッチが設けられている。第2制御回路31は、第2スイッチをオン又はオフに切替えることによって、負荷38の動作を制御する。
キャパシタ39は、負荷38と並列に、電源ラインL2に接続されている。キャパシタ39は、例えば、平滑用コンデンサである。
電圧変換回路40は、第2電源装置37から供給される第2電圧を、第2制御回路31を動作させるための第3電圧に変換する。電圧変換回路40は、電源ラインL3を介して、電源ラインL2に接続されている。ここで、第2制御回路31の定格電圧は、3.3ボルトであるものとする。電圧変換回路40は、第2電源装置37から供給される第2電圧を、第3電圧としての3.3ボルトの直流電圧に変換するためのDC−DCコンバータを含んでいる。
第2制御回路31は、電圧変換回路40に接続されている電源ラインL4に接続されている。第2制御回路31は、電源ラインL4を介して、電圧変換回路40から第3電圧が供給されることによって動作する。
電圧監視回路51は、電源ラインL50及びL3を介して、電源ラインL2に接続されている。電圧監視回路51は、第2電源装置37から電源ラインL2に供給されている電圧を検出し、検出された電圧が予め定められている第1の値未満である場合に、電圧が低レベルであることを示す第1信号S1を、第1制御回路34に出力する。電圧監視回路51は、検出された電圧が第1の値以上である場合に、電圧が高レベルであることを示す第2信号S2を、第1制御回路34に出力する。この場合、第1の値として、「20.0」ボルトが設定されているものとする。
[動作]
図3は、第1制御回路34によって実行される状態移行処理を示すフローチャートである。図4は、第2制御回路31によって実行される負荷起動処理を示すフローチャートである。以下、図2から図4までを参照して、状態移行処理及び負荷起動処理の実行時における画像形成装置1の動作について説明する。以下、画像形成装置1の電源投入時には、第1スイッチ及び第2スイッチはいずれもオフにされているものとする。
ユーザーによって、画像形成装置1の電源が投入されると、商用電源から第1電源装置42に交流電圧が供給され、第1電源装置42から第1制御回路34に第1電圧が供給される。第1制御回路34に第1電圧が供給されると、第1制御回路34は起動して、第1スイッチをオフからオンに切替えて、第2電源装置37に、第2電圧の供給を開始させる。これによって、画像形成装置1は、通常状態となる。
ユーザーは、電源を投入してから、操作部16又は通信部22を介した指示の入力を行なっていないものとする。第1制御回路34は、通常状態のまま、操作部16又は通信部22を介した指示の入力を受付けることなく予め定められている時間が経過すると、第1スイッチをオンからオフに切替えて、第2電源装置37に、第2電圧の供給を停止させる。これによって、画像形成装置1は、通常状態から待機状態に移行する。
図3を参照して、待機状態に移行すると、第1制御回路34は、状態移行処理の実行を開始して、操作部16又は通信部22を介して、負荷38を動作させるための画像形成指示を受付けるまで待機する(ステップS10にてNO)。
待機状態に移行した直後には、キャパシタ39には電荷が残留しているため、キャパシタ39から電圧監視回路51への電圧の供給も継続されている。この場合、電圧監視回路51は、24.0ボルトの電圧を検出して、第2信号S2を第1制御回路34に出力している。
このような状態において、ユーザーは、PC23に備えられているキーボードを介して、画像形成対象の画像データを指定するとともに、画像形成指示を入力したものとする。PC23に備えられている制御部は、PC23に備えられている通信部を介して、画像形成対象の画像データとともに画像形成指示を、画像形成装置1に送信する。
第1制御回路34は、通信部22を介して画像形成指示を受け付けると(ステップS10にてYES)、電圧監視回路51から第1信号S1を受信しているか否かを判定する(ステップS11)。この場合、第1制御回路34は、電圧監視回路51から第2信号S2を受信しているので、第1信号S1を受信していないと判定し(ステップS11にてNO)、第1信号S1を受信するまで、ステップS11の処理を繰り返す。
その後、キャパシタ39の電荷が放電されて、電圧監視回路51によって検出されている電圧が20.0ボルト未満になると、電圧監視回路51は、第1信号S1を第1制御回路34に出力する。第2電源装置37から供給される電圧が20.0ボルト未満になった場合、第2電源装置37からの第2電圧の供給が開始されない限り、第2電源装置37から供給される電圧が20.0ボルト以上になることはない。
第1制御回路34は、第1信号S1を受信すると(ステップS11にてYES)、第1スイッチをオフからオンに切替えて、第2電源装置37に、第2電圧の供給を開始させる(ステップS12)。これによって、画像形成装置1は、待機状態から通常状態に移行する。通常状態への移行後、第1制御回路34は、電圧監視回路51から第2信号S2を受信するまで待機している(ステップS13にてNO)。
第2電源装置37から電圧変換回路40に第2電圧が供給されるようになると、電圧変換回路40から第2制御回路31に第3電圧が供給されるようになる。図4を参照して、第2制御回路31に第3電圧が供給されると、第2制御回路31は起動して、負荷起動処理の実行を開始する。負荷起動処理において、第2制御回路31は、第1制御回路34から、負荷38の動作を開始させるための開始信号S3を受信するまで、待機している(ステップS20にてNO)。
一方、電圧監視回路51に第2電圧が供給されると、電圧監視回路51は、24.0ボルトの第2電圧を検出して、第2信号S2を第1制御回路34に出力する。再び図3を参照して、第1制御回路34は、第2信号S2を受信すると(ステップS13にてYES)、第2制御回路31に、開始信号S3を送信する(ステップS14)。開始信号S3の送信後、第1制御回路34は、第2電源装置37からの第2電圧の供給を停止させるための停止信号S4を受信するまで待機している(ステップS15にてNO)。
再び図4を参照して、第2制御回路31は、開始信号S3を受信すると(ステップS20にてYES)、第2スイッチをオフからオンに切替えて、負荷38の動作を開始させる(ステップS21)。負荷38の動作が開始されると、画像形成処理の実行が開始される。このとき、第2制御回路31は、画像形成処理が終了していないと判定する処理を繰り返している(ステップS22にてNO)。
画像形成部12等は、第2制御回路31による制御にしたがって、画像形成対象の画像データに基づく画像を、記録紙に形成させる。第2制御回路31は、画像形成部12等による画像形成処理が終了すると(ステップS22にてYES)、第2スイッチをオンからオフに切替えて、負荷38の動作を停止させる。(ステップS23)。
負荷38の動作停止後、第2制御回路31は、停止信号S4を第1制御回路34に送信する(ステップS24)。停止信号S4の送信後、第2制御回路31は、ステップS20の処理に戻る。再び図3を参照して、第1制御回路34は、停止信号S4を受信すると(ステップS15にてYES)、第1スイッチをオンからオフに切替えて、第2電源装置37に、第2電圧の供給を停止させる(ステップS16)。これによって、画像形成装置1は、通常状態から待機状態に移行する。
上記実施形態によれば、第1制御回路34は、画像形成指示を受付け、かつ、第1信号を受信した場合に、第2電源装置37に第2電圧の供給を開始させる。第1制御回路34は、第2電源装置37に第2電圧の供給を開始させた後に第2信号を受信すると、負荷38を動作させるように、第2制御回路31の動作を制御する。第1制御回路34は、画像形成指示を受付け、かつ、第1信号を受信していない場合には、第2電源装置37に、第2電圧の供給を開始させない。
このように、第1制御回路34は、待機状態に移行している状態で、画像形成指示を受付けた場合には、電圧監視回路51に供給される電圧が第1の値未満になるまでは、第2電源装置37に第2電圧の供給を開始させない。待機状態において、電圧監視回路51に供給される電圧が第1の値未満になった場合、第2電源装置37からの第2電圧の供給が開始されない限り、電圧監視回路51に供給される電圧が第1の値以上になることはない。
したがって、第2電源装置37が充分に動作して、電圧監視回路51に供給される電圧が第1の値以上になった場合にのみ、負荷38が動作するようになるので、第2電源装置37が充分に動作していない状態で、キャパシタ39から負荷38に電圧が供給されてしまうことを防ぐことができる。したがって、待機状態に移行した直後に画像形成指示を受付けた場合に、キャパシタ39に残留している電荷に起因する、例えば、画像形成対象の画像データが消失したり、紙詰まりが発生したりする等の、画像形成処理が中断することによって生じる不具合が発生しない。
また上記実施形態によれば、第2制御回路31は、負荷38の動作を停止させると、第2電源装置37からの第2電圧の供給を停止させるように、第1制御回路34の動作を制御する。これによって、負荷38の動作が停止している場合には、通常状態から待機状態に速やかに移行されるので、電力が無駄に消費されてしまうことを防ぐことができる。
ところで、第2電源装置37からの第2電圧の供給が停止されると、電圧変換回路40から供給される電圧は、電圧変換回路40に供給される電圧が、電圧変換回路40が正常に動作しなくなる定格電圧(例えば、5.0V)まで低下するまで、低下しない。そのため、第2電源装置37からの第2電圧の供給が停止されてから、電圧変換回路40から供給される電圧が低下し始めるまでの時間分、画像形成処理が開始されるまでの待ち時間が長くなることになる。
したがって、上記実施形態によれば、電圧監視回路51は、電圧変換回路40に供給される電圧を検出するので、電圧変換回路40から供給される電圧を検出する場合と比較して、第2電源装置37からの第2電圧の供給が停止されてから第1信号S1が出力されるまでの時間を短縮できるので、画像形成処理が開始されるまでの待ち時間を短縮できる。
(第1の変形例)
図5は、本発明の第1の変形例に係る画像形成装置における電力供給経路の一例を示す図である。本発明の第1の変形例に係る画像形成装置1は、電圧監視回路51に代えて電圧監視回路41を備えている点を除き、上記実施形態に係る画像形成装置1と同じ構成を備えている。以下、第1の変形例に係る画像形成装置1において、上記実施形態とは異なる構成について説明する。
電圧監視回路41は、電源ラインL5を介して、電源ラインL4に接続されている。電圧監視回路41は、第2制御回路31に電源ラインL4を介して供給される電圧を検出し、検出された電圧が予め定められている第2の値未満である場合に、電圧が低レベルであることを示す第1信号S1を、第1制御回路34に出力する。電圧監視回路41は、検出された電圧が第2の値以上である場合に、電圧が高レベルであることを示す第2信号S2を、第1制御回路34に出力する。この場合、第2の値として、「3.0」ボルトが設定されているものとする。
[動作]
以下、図3及び図5を参照して、第1の変形例に係る画像形成装置1の動作について説明するが、上記実施形態と同じ動作については、繰返して説明しない。
待機状態に移行した直後には、キャパシタ39には電荷が残留しているため、キャパシタ39から電圧変換回路40への電圧の供給が継続されている。そのため、電圧変換回路40から第2制御回路31及び電圧監視回路41への電圧の供給も継続されている。この場合、電圧監視回路41は、3.3ボルトの電圧を検出して、第2信号S2を第1制御回路34に出力している。
図3を参照して、第1制御回路34は、通信部22を介して画像形成指示を受け付けると(ステップS10にてYES)、電圧監視回路41から第1信号S1を受信しているか否かを判定する(ステップS11)。この場合、第1制御回路34は、電圧監視回路41から第2信号S2を受信しているので、第1信号S1を受信していないと判定し(ステップS11にてNO)、第1信号S1を受信するまで、ステップS11の処理を繰り返す。
その後、キャパシタ39の電荷が放電されて、キャパシタ39から電圧変換回路40に電圧が供給されなくなると、電圧変換回路40から第2制御回路31及び電圧監視回路41に電圧が供給されなくなる。これによって、電圧監視回路41によって検出されている電圧が3.0ボルト未満になると、電圧監視回路41は、第1信号S1を第1制御回路34に出力する。このようにして、電圧変換回路40から供給される電圧が3.0ボルト未満になった場合、第2電源装置37からの第2電圧の供給が開始されない限り、電圧変換回路40から供給される電圧が3.0ボルト以上になることはない。
第1制御回路34は、第1信号S1を受信すると(ステップS11にてYES)、第2電源装置37に、第2電圧の供給を開始させる(ステップS12)。これによって、画像形成装置1は、待機状態から通常状態に移行する。通常状態への移行後、第1制御回路34は、電圧監視回路41から第2信号S2を受信するまで待機している(ステップS13にてNO)。
第2電源装置37から電圧変換回路40に第2電圧が供給されるようになると、電圧変換回路40から第2制御回路31及び電圧監視回路41に第3電圧が供給されるようになる。電圧監視回路41は、3.3ボルトの第3電圧を検出して、第2信号S2を第1制御回路34に出力する。第1制御回路34は、第2信号S2を受信すると(ステップS13にてYES)、第2制御回路31に、開始信号S3を送信する(ステップS14)。
(その他の変形例)
上記実施形態では、第2制御回路31の定格電圧及び第1制御回路34の定格電圧は、いずれも3.3ボルトであったが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、第2制御回路31の定格電圧は24ボルトであってもよいし、第1制御回路34の定格電圧は、5ボルトであってもよい。なお、第2制御回路31の定格電圧が負荷38の定格電圧と同じであれば、電圧変換装置40は不要である。
また上記実施形態では、電圧監視回路51は、第1の値として、「20.0」ボルトを用いたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。第1の値としては、第2コンバータの出力電圧のマージン等に応じて適宜設定される値であればよい。例えば、電圧監視回路51は、第1の値として、負荷38を駆動するための予め定められている駆動電圧値である24.0ボルトを用いてもよい。
また上記実施形態では、第2制御回路31は、負荷38を動作させるための制御回路として機能したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、第1制御回路34が、負荷38を動作させるための制御回路として機能してもよい。
また上記実施形態では、第1制御回路34は、通信部22を介して画像形成指示を受付けたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。例えば、第1制御回路34は、操作部16を介して、画像形成指示を受付けてもよい。
上記第1の変形例では、電圧監視回路41は、第2の値として、「3.0」ボルトを用いたが、本発明はそのような実施形態に限定されない。第2の値としては、電圧変換回路40の出力電圧のマージン等に応じて適宜設定される値であればよい。例えば、電圧監視回路41は、第2の値として、第2制御回路31を駆動するための予め定められている制御電圧値である3.3ボルトを用いてもよい。
本発明は上記実施形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る電子機器として画像形成装置を用いているが、本発明はそのような実施形態に限定されない。電子機器としては、通常状態から待機状態に移行可能であり、かつ、キャパシタを備えているものであれば特に限定されず、例えば、PC等の情報処理装置であってもよい。
図1から図5までを用いて示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
16 操作部
22 通信部
31 第2制御回路
34 第1制御回路
37 第2電源装置
38 負荷
39 キャパシタ
40 電圧変換回路
41,51 電圧監視回路

Claims (7)

  1. ユーザーの指示が入力される入力部と、
    予め定められている第1電圧を供給する第1電源装置と、
    予め定められている第2電圧を供給する第2電源装置と、
    前記第2電圧が供給される負荷と、
    前記負荷と並列に接続されているキャパシタと、
    前記第2電圧が予め定められている第1の値未満である場合に第1信号を出力し、前記第2電圧が前記第1の値以上である場合に第2信号を出力する電圧監視回路と、
    前記第1電圧によって駆動し、前記入力部を介して入力される前記指示を受付けるとともに、前記第1信号及び前記第2信号を受信する第1制御回路と、を備え、
    前記第1制御回路は、
    前記入力部を介して前記負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、前記第1信号を受信した場合に、前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を開始させ、
    前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を開始させた後に前記第2信号を受信すると、前記負荷を動作させるための制御を行ない、
    前記入力部を介して前記負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、前記第1信号を受信していない場合には、前記第2電源装置に、前記第2電圧の供給を開始させない、電子機器。
  2. 前記電圧監視回路は、前記第1の値として、前記負荷の駆動に用いる予め定められている駆動電圧値を用いる、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2電圧によって駆動する第2制御回路をさらに備え、
    前記第1制御回路は、前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を開始させた後に前記第2信号を受信すると、前記負荷の動作を開始させるための開始信号を前記第2制御回路に送信し、
    前記第2制御回路は、
    前記開始信号を受信すると、前記負荷の動作を開始させ、
    前記負荷の動作を停止させるときに、前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を停止させるように、前記第1制御回路の動作を制御する、請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. ユーザーの指示が入力される入力部と、
    予め定められている第1電圧を供給する第1電源装置と、
    予め定められている第2電圧を供給する第2電源装置と、
    前記第2電圧が供給される負荷と、
    前記負荷と並列に接続されているキャパシタと、
    前記第2電源装置から供給される前記第2電圧を、第3電圧に変換する電圧変換回路と、
    前記第3電圧が予め定められている第2の値未満である場合に第1信号を出力し、前記第3電圧が前記第2の値以上である場合に第2信号を出力する電圧監視回路と、
    前記第1電圧によって駆動し、前記入力部を介して入力される前記指示を受付けるとともに、前記第1信号及び前記第2信号を受信する第1制御回路と、を備え、
    前記第1制御回路は、
    前記入力部を介して前記負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、前記第1信号を受信した場合に、前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を開始させ、
    前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を開始させた後に前記第2信号を受信すると、前記負荷を動作させるための制御を行ない、
    前記入力部を介して前記負荷を動作させるための指示を受付け、かつ、前記第1信号を受信していない場合には、前記第2電源装置に、前記第2電圧の供給を開始させない、電子機器。
  5. 前記第3電圧によって駆動する第2制御回路をさらに備え、
    前記電圧監視回路は、前記第2の値として、前記第2制御回路の駆動に用いる予め定められている制御電圧値を用いる、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第3電圧によって駆動する第2制御回路をさらに備え、
    前記第1制御回路は、前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を開始させた後に前記第2信号を受信すると、前記負荷の動作を開始させるための開始信号を前記第2制御回路に送信し、
    前記第2制御回路は、
    前記開始信号を受信すると、前記負荷の動作を開始させ、
    前記負荷の動作を停止させるときに、前記第2電源装置に前記第2電圧の供給を停止させるように、前記第1制御回路の動作を制御する、請求項4又は請求項5に記載の電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電子機器と、
    画像を記録媒体に形成する画像形成部と、を備え、
    前記負荷は、前記画像形成部に含まれている、画像形成装置。

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