JP2013029225A - 熱機器および該熱機器の操作判定方法 - Google Patents

熱機器および該熱機器の操作判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチ操作が使用者による正常の操作か否かを確実に判定するとともに、使用者による正常な操作ではない場合の安全性を向上できる熱機器およびその操作受付判定方法を提供する。
【解決手段】制御手段51は、加熱手段へ電力供給を開始する第1のスイッチ121の操作に基づき制御手段51に入力される入力信号66aを所定の時間間隔で検出するとともに、入力信号55aは、第1のスイッチ121が未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、第1のスイッチ121になされる操作の有無を判定する第1のスイッチ操作判定手段は、第1の信号レベルの入力信号を少なくとも第1の回数連続して検出してから第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、第1のスイッチ121に加熱手段へ電力供給を開始する操作がなされたと判定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、オーブンレンジ、炊飯器、電磁調理器、食器乾燥機、食器洗い乾燥機、電気ポット及び加湿器などの加熱手段を有する熱機器及び該熱機器の操作受付判定方法に関するものである。
従来の熱機器は、加熱手段としてヒーターが配設され、入力手段であるスイッチの操作に基づいてヒーターに電力を投入し、予め設定された加熱制御を実行する。
例えば、炊飯器では、待機状態で炊飯スイッチが操作されると、ヒーターを動作させることにより米を炊き上げ、保温状態で炊飯スイッチが操作されると、ヒーターを動作させることにより保温状態のご飯を昇温させる。
また、オーブンレンジでは、各種の加熱モードをモード選択スイッチで選択し、加熱時間等の加熱条件を時間スイッチなどで設定し、スタートスイッチが操作されると、マグネトロンやヒーターに電力を投入することにより加熱室内の食品を加熱する。
また、食器乾燥機では、乾燥スイッチが操作されると、ヒーターと送風ファンを動作させることにより、温風を循環させる。
なお、いずれの機器も動作を停止させる切スイッチやとりけしスイッチを備えており、このスイッチを操作することで、ヒーター等の加熱動作を停止する。
一方、これらの熱機器において、前記各スイッチは、例えばタクトスイッチと樹脂製のスペーサー、スイッチトップとの組み合わせで構成された機械的スイッチが用いられていたが、近年では、使用者の利便性やデザイン性を向上するために、タッチ式スイッチを搭載したものが提供されている。このタッチ式スイッチは、操作部表面の状態の変化である使用者が指を操作部表面に触れたか否か(スイッチ操作の有無)を、静電容量を検出することにより行うものである。さらに、タッチ式スイッチである複数の検出部を有し、この検出部での検出可否を希望に応じて設定できるうえ、必要時のみ表出させるように設定できる。
本発明は、このような熱機器のスイッチの入力処理に関するもので、その先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2007−75481号公報 特開2009−56221号公報
しかしながら、このタッチ式スイッチは、操作部表面の状態の変化を検出することにより操作の有無を検出するものであるため、操作受付状態(未操作状態)で操作部に異物が付着した場合にも使用者が操作したものと判断してしまうという問題がある。そして、その操作部が、加熱手段に電力を投入するものである場合には、無駄に電力を消費するばかりではなく、空焚き状態になる可能性があるといった課題があった。
また、このような問題は、タッチ式スイッチに限らず、機械式スイッチにおいて、ボタン等の戻り不良が生じた場合等にも同様に生じ得る。特に、熱機器においては、加熱に伴って、操作部周辺の温度も上昇するものがあるため、スペーサーやスイッチトップの熱収縮や熱変形が生じ、タクトスイッチを押した状態のまま戻らなくなってしまったり、あるいは操作部表面のステンレスなどの飾り板にスイッチトップがひっかかり操作できなくなったりしてしまうという課題があった。
さらに、食器乾燥機においては、乾燥する食器やまな板に付着した水分によって、乾燥風が湿気を帯び、操作部の基板周辺の湿度が高くなり、絶縁不良が発生したり、マイグレーションなどの短絡故障が生じて、スイッチのオン、オフ操作ができなくなるといった課題もあった。
本願発明はかかる課題を解決するものであり、熱機器のマイコン等の制御手段がスイッチからの入力信号を検出した場合、使用者がスイッチを正しく操作したことによる入力信号か、誤操作、ノイズ、故障などによる異常な入力信号かを確実に判定するとともに、使用者による正常な操作ではない場合の安全性を向上できる熱機器およびその操作受付判定方法を提供することを目的とするものである。
本発明の熱機器は、スイッチを有する入力手段と、被加熱物を加熱する加熱手段と、加熱手段へ供給する電力をスイッチの操作に基づき制御する制御手段と、を備えた熱機器において、入力手段は加熱手段へ電力供給を開始する第1のスイッチを含み、この第1のスイッチになされる操作の有無を判定する第1のスイッチ操作判定手段を備え、制御手段は、第1のスイッチの操作に基づき制御手段に入力される入力信号を所定の時間間隔で検出するとともに、入力信号は、第1のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、第1のスイッチ操作判定手段は、第1の信号レベルの入力信号を少なくとも第1の回数連続して検出してから第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、第1のスイッチに加熱手段へ電力供給を開始する操作がなされたと判定するものである。
また、本発明の熱機器の操作受付判定方法は、スイッチを有する入力手段と、被加熱物を加熱する加熱手段と、加熱手段へ供給する電力を前記スイッチの操作に基づき制御する制御手段と、入力手段は加熱手段へ電力供給を開始する第1のスイッチを含み、この第1のスイッチになされる操作の有無を判定する第1のスイッチ操作判定手段を備えた熱機器の操作受付判定方法において、制御手段は、第1のスイッチの操作に基づき制御手段に入力される入力信号を所定の時間間隔で検出するとともに、入力信号は、第1のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、第1のスイッチ操作判定手段は、第1の信号レベルの入力信号を少なくとも第1の回数連続して検出してから第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、第1のスイッチに加熱手段へ電力供給を開始する操作がなされたと判定するものである。
本発明によれば、熱機器の加熱動作を開始するスイッチの入力判定において、スイッチが未操作の状態の入力信号が所定回数以上連続して検出された後、スイッチが操作中の状態の入力信号が所定回数以上検出されたときに、スイッチに加熱動作開始の操作がなされたものと判定するので、熱機器が誤動作することがなく、安全性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係る熱機器の斜視図及び側面視の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱機器の操作部及び表示手段の説明図である。 本発明の実施の形態1に係る熱機器の操作部の一部を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱機器の操作部におけるスイッチの動作を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る熱機器のブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る熱機器の操作部における加熱スタートスイッチ操作時、及び、加熱とりけしスイッチ操作時のタイムチャートである。 本発明の実施の形態2に係る熱機器のブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る熱機器の操作部における加熱スタートスイッチ操作時のタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における熱機器を示す斜視図である。熱機器としては、オーブンレンジを例に挙げて説明を行う。
図1に示すように、本実施の形態における熱機器は、本体1の内部に加熱室2を備え、本体1の前側には窓3を有するドア4が設けられている。このドア4は、下部を本体1に軸支されており、上部に設けられたハンドル7により開閉可能に構成されている。
そして、熱機器を正面から見てドア4の右側に位置する略長方形状の領域は、操作者が調理に関する設定や条件の入力を行うためのスイッチを有する操作部8(入力手段)が形成されている。また、この操作部8には、操作入力の状態と調理状況を表示する表示手段9が設けられている。
次に、加熱室2内部には、調理物5(被加熱物)を載置するセラミックによって構成された調理プレート6が着脱自在に設置され、加熱室2側面に設けられたガイドレール(図示せず)に支持されるように構成されている。
加熱室2の上面外側には、発熱体であるニクロム線をマイカで挟んで構成したフラットヒーター18(加熱手段)が配置されている。フラットヒーター18は、断熱材19と、これらを覆う板金20によって上部を覆われており、加熱室2内部を加熱するように構成されている。
次に、加熱室2の下部には、本体1内に設置されたマグネトロン(加熱手段、図示せず)の発生する周波数約2450MHzのマイクロ波を、加熱室2に伝播するアンテナ21が備えられている。
このアンテナ21は、加熱室2とセラミックプレート23で隔てられた下部加熱室24内に、回転可能に軸支され、モーター25によって回転しながら、導波管26を介して伝播されるマイクロ波を加熱室2に伝播するものである。
また、下部加熱室24内部には、アンテナ21を取り囲むように配置されたシーズヒーター22(加熱手段)が配置されており、セラミックプレート23を通して加熱室2を下側から加熱するように構成されている。
次に、ドア4には、加熱室2内部に伝播したマイクロ波が、ドア4と加熱室2の合わせ目から漏洩することを防止するための金属製の袋小路構造を有するチョーク28と、マイクロ波の漏洩を遮断しつつ、前面に設けられた窓3を通して加熱室2内部を外側から見通せるようにするための直径1mm程度の複数の開口を有する金属製の開口パネル29を内部に備えている。
加熱室2の背面外側には、背面加熱室30が形成され、背面加熱室30内には赤外線を発生する背面ガラス管ヒーター31(加熱手段)と、これを取り囲む反射部32が設けられている。
このように、上記の各種加熱手段により被加熱物である調理物5が加熱される。
次に、加熱室2と背面加熱室30を仕切る壁面の背面ガラス管ヒーター31の前側には、反射部32の開口と同等もしくは、それよりも広い領域に赤外線入射部となる直径約4mmの複数の連通孔でなる背面開口部33が設けられている。
この背面開口部33は、背面ガラス管ヒーター31の発生する赤外線を加熱室2内に透過させるが、加熱室2内部に伝播されたマイクロ波を背面加熱室30内に伝播することを防止する機能を持つ。
また、反射部32は、背面加熱室30内の下部位置に設けられたターボファン34を収容する循環室35に連通している。この循環室35の後方には、ターボファン34を駆動するファンモーター36が設けられている。
加熱室2と背面加熱室30を仕切る壁面におけるターボファン34前側には、直径約4mmの複数の吸気口37が設けられている。
ターボファン34は、ファンモーター36により回転されることにより、加熱室2内の空気を、吸気口37を介して循環室35内に吸気し、反射部32の背面ガラス管ヒーター31に送る機能を持つ。
そして、反射部32内で背面ガラス管ヒーター31によって加熱された空気は、背面開口部33を介して加熱室2内部に送出される。
このように、ターボファン34を駆動させると、加熱室2内部に熱風の対流を発生させることが可能となり、加熱室2内の温度の立ち上りを早くすることができる。
また、セラミックからなる調理プレート6を加熱室2側面のガイドレール(図示せず)に支持させて、吸気口37に差し掛かる高さに設置すると、調理プレート6の上の空間内で循環する空気と調理プレート6の上下の空間に跨って循環する空気とに分かれるため、循環ループの小さい上の空間の温度が高くなる。
このため、調理プレート6上での加熱時間を短縮することが可能となる。
また、マグネトロン(図示せず)の発生するマイクロ波によるレンジ調理と、加熱室2上部のフラットヒーター18による加熱のみ、もしくは、フラットヒーター18に加えて背面ガラス管ヒーター31による加熱を加えて上側から加熱を行うグリル調理と、グリル調理で用いる加熱源にシーズヒーター22による加熱を組み合わせて、庫内全体を均一に加熱するオーブン調理を行うことができる。
また、セラミックプレート23はマイクロ波を透過するため、セラミックプレート23上に調理物5を載置させた状態でマイクロ波加熱とヒーター加熱を組み合わせて調理することができる。
つまり、マイクロ波加熱とヒーター加熱を同時、あるいは交互に行うことにより、ヒーター加熱のみでは均一な加熱調理が困難であった、厚みのある食材や、水分の多い食材も早く調理することができる。
次に、図2は、実施の形態1における熱機器の操作部及び表示手段の説明図である。操作部8は、略長方形状であり、第1の操作入力領域101と第2の操作入力領域110と第3の操作入力領域123と表示手段9を有する。
図2において、表示手段9は液晶からなる略長方形状の表示画面であり、固定の文字と記号により、操作部8への操作入力の状態と調理状況を表示する。また、表示手段9内は、表示の上側略半分に、加熱動作モードを示す表示が配置され、下側略半分には、マイクロ波加熱時の加熱時間を表示するレンジ加熱時間表示エリア9aと、ヒーター加熱時の加熱時間を表示するヒーター加熱時間表示エリア9bが設けられており、ふたつのエリア間は、仕切り線9cにて仕切られている。
表示手段9の下側の領域には、加熱手段を選択する第1の操作入力領域101が設けられている。この第1の操作入力領域は、レンジスイッチ102と、レンジグリルスイッチ103と、グリルスイッチ104と、オーブンスイッチ105と、前記各スイッチの上側に配置された発光部106、発光部107、発光部108、発光部109が配置されている。
第1の操作入力領域101の各スイッチは加熱手段の選択を行うものであり、レンジスイッチ102はマグネトロンによるマイクロ波加熱を用いたレンジ調理の選択、レンジグリルスイッチ103はマイクロ波加熱の後にフラットヒーター18および背面ガラス管ヒーター31の加熱を連続して行うレンジグリル調理の選択、グリルスイッチ104はグリル調理の選択、オーブンスイッチ105はフラットヒーター18とシーズヒーター22の加熱によるオーブン調理の選択を行う。
これらの加熱手段の選択を行う各スイッチは、左から、レンジスイッチ102、レンジグリルスイッチ103、グリルスイッチ104、オーブンスイッチ105の順番で横一列となるように配列されており、レンジスイッチ102は、レンジ加熱時間表示エリア9aの近傍に、グリルスイッチ104、オーブンスイッチ105は、ヒーター加熱時間表示エリア9bの近傍に、マイクロ波加熱とヒーター加熱の双方を行うレンジグリルスイッチ103は、双方の間に各々関連付けて配置されている。
また、これらの発光部106、発光部107、発光部108、発光部109も、横方向に一列に配置されており、ドアを開閉した際の初期状態で点灯し、スイッチが選択された場合にそのスイッチに対応した発光部のみが点灯し、他の発光部が消灯するように構成されている。
尚、発光部106はレンジスイッチ102の上方に位置し、発光部107はレンジグリルスイッチ103の上方に位置し、発光部108はグリルスイッチ104の上方に位置し、発光部109はオーブンスイッチ105の上方に位置し、それぞれのスイッチに対応した位置関係となるように配置されている。
このように、第1の操作入力領域は上記の各スイッチ群の配列により、略長方形状に形成されている。
次に、第1の操作入力領域101の下側の離間した位置には、第2の操作入力領域110が設けられている。
この第2の操作入力領域110は、各加熱手段が選択された際に、調理の仕上がりに関わる加熱の強さを調節する2つの仕上がり調節スイッチ111、112と、加熱時間を設定する3つの加熱時間設定スイッチ115,116,117と、加熱手段に電力供給を開始することにより調理を開始するスタートスイッチ121(第1のスイッチ)から構成されている。また、これらスイッチに対応して設けられる発光部113、発光部114、発光部118、発光部119、発光部120、発光部122が設けられている。
尚、第2の操作入力領域110は、これらのスイッチの配置により、略円形状に形成されている。
次に、第2の操作入力領域110の各スイッチを説明すると、まず、仕上がり調節スイッチは、調理物5の調理の仕上がり具合を上げるプラススイッチ111と、仕上がり具合を下げるマイナススイッチ112からなる。仕上がり具合とは、仕上がり状態の調理物5の温度や焼目の具合や量などのことである。
また、これらの仕上がり調節スイッチの形状は、中心から所定の半径の領域が切り欠かれた開角が略90度の扇形状である。
次に、加熱時間設定スイッチは、加熱時間を任意に設定する際に用いるものであり、5分スイッチ115と、1分単位で時間設定を行う1分スイッチ116と、10秒単位で時間設定を行う10秒スイッチ117からなる。また、これらの加熱時間設定スイッチの形状は、中心から所定の半径の領域が切り欠かれた開角が略60度の扇形状である。
尚、仕上がり調節スイッチと加熱時間設定スイッチをなす扇形状のスイッチは、全て同じ半径で構成されており、また、切り欠かれた部分の領域の半径も同じである。
次に、スタートスイッチ121は、第1の操作入力領域又は仕上がり調節スイッチ又は加熱時間設定スイッチにより各種設定を行った後、加熱調理を開始するためのスイッチである。このスタートスイッチ121は、円形状に構成されており、この円の半径は仕上がり調節スイッチや加熱時間設定スイッチの切り欠かれた部分の領域の半径よりも小さい。
また、スタートスイッチ121には、スイッチ入力が可能な場合に点滅する発光部122が設けられている。
以上のように構成された第2の操作入力領域110を構成するスイッチは、次のように配置される。
まず、プラススイッチ111とマイナススイッチ112と5分スイッチ115と1分スイッチ116と10秒スイッチ117は、各スイッチの直線部分を隣り合わせて配置される。つまり、プラススイッチ111とマイナススイッチ112は開角が略90度であり、5分スイッチ115と1分スイッチ116と10秒スイッチ117は開角が略60であり、各スイッチをなす扇形状は全て同じ半径であり、また、それぞれ切り欠かかれた部分の領域の半径も同じであることから、これらのスイッチの配列によりリング形状が形成される。
そして、このリング形状の中心となる位置に、スタートスイッチ121が配置され、第2の操作入力領域110は、これらのスイッチの配置により、円形状(円盤状)に形成される。
尚、マイナススイッチ112とプラススイッチ111は、第2の操作入力領域の上半分に配置され、左側にマイナススイッチ112、右側にプラススイッチ111が位置する。
また、5分スイッチ115、1分スイッチ116、10秒スイッチ117は、第2の操作入力領域の下半分に配置され、左側に5分スイッチ115、中心に1分スイッチ116、右側に10秒スイッチ117が位置する。
また、仕上がり調節スイッチ及び加熱時間設定スイッチのそれぞれのスイッチの外周部には、スイッチ入力が可能な場合に点灯する発光部113、発光部114、発光部118、発光部119、発光部120が配置されている。
次に、第2の操作入力領域110の左下側の離間した位置には、第3の操作入力領域123が形成されており、領域内部に第1の操作入力領域110及び第2の操作入力領域110で行った操作入力を解除する円形状のとりけしスイッチ124(第2のスイッチ)が配置されている。
この第3の操作入力領域123は、略長方形状である操作部8の下辺8aと、この下辺に略垂直に交わる左辺8bと、円形状である第2の操作入力領域110に囲まれている。
ここで、操作部8における第2の操作入力領域110の占める割合が大きくなり、第2の操作入力領域110が操作部8の下辺8aと左辺8bに近づいても、第2の操作入力領域110は円形状であるので、第2の操作入力領域110と下辺8aと左辺8bに囲まれた部分には隙間が形成される。
従って、操作部8における第2の操作入力領域110の占める割合が大きくなっても、とりけしスイッチ124を設けるスペースを確保することができる。
図3は、操作部8を構成する上記の各操作入力領域に設けられた操作スイッチの一部を示す側面断面図である。図中の上部は、加熱手段の選択を行うレンジスイッチなど、図中の下部は、加熱時間設定スイッチを表している。
操作スイッチは、表面に押圧力により撓む特性を有する樹脂シート125を備える。樹脂シート125の裏側には、操作基板126が設けられ、樹脂シート125を支持するスペーサー127と、スペーサー127によって移動可能に支持されたスイッチトップ128と、操作基板126上に配置され、樹脂シート125の上から押下されたスイッチトップ128の移動によって、スイッチの入力を検知するスイッチ129が設けられている。なお、操作部のデザイン性を高めるために、樹脂シートの代わりにステンレスなどの金属製の飾り板を操作部の表面に配置し、スイッチ部に穴を開け、スイッチトップ128を配置してもよい。
また、操作基板126上には、上記の各発光部となるLED130が配置されており、スイッチ入力に対応して発生した光を、導光部材131を介して樹脂シート125の透明部132より拡散させることで広い面積を均一に発光させることにより、視認性を高めている。
操作部8は、以上のように構成されており、操作者が操作を行う際の手順として、まず加熱手段を選択し、仕上がり調節スイッチや加熱時間設定スイッチにより加熱条件を設定した後、スタートスイッチ121を押すことで加熱調理を開始するようになっている。
また、とりけしスイッチ124は第1の操作入力領域101、および第2の操作入力領域110から離れた位置に独立して配置されており、設定途中の加熱条件のとりけしや、動作中の加熱を停止するスイッチとなっている。
図5は、本発明の実施の形態1のブロック図である。図5において、マイコン51(制御手段)は、その内部にメモリ(図示せず)を備え、操作部8に設けられたスイッチ121、124の入力操作に基づいて、加熱手段へ供給する電力を制御する。つまり、スイッチ121、124の入力操作に基づくキー入力信号55と、熱機器の各部に設けられたサーミスタなどからなる状態検出手段52の検出信号52aに基づき、制御手段51のメモリに記憶された加熱制御プログラムを実行して加熱制御手段53に制御信号を送り、その制御信号にしたがって、加熱制御手段53が下ヒーター22などの加熱手段への電力供給の制御を行なう。なお、制御手段51が直接、加熱手段への電力供給の制御を行ってもよい。また、マイコン51は、操作部8に設けられたスイッチの入力操作に基づいて、表示手段9に入力内容に応じた表示を行なう。近年では、制御手段51は、マイコン内部に不揮発性のメモリを備えたフラッシュマイコンを採用し、各種設定条件やエラー履歴などを記憶できるものもある。
マイコン51は、スイッチ毎に、その操作に基づき入力されるキー入力信号55を用いて、スイッチの入力操作の有無の検出を行なっている。図4に示すように、スイッチの両端子間には、マイコン51を駆動するための直流電圧と等しい電圧(一般的に5V)が常時印加されている。
スイッチが操作されていない状態(押圧されていない状態)では、キー入力信号55は、Lo入力(0V)となっている。一方、スイッチの押圧操作があると、スイッチがその両端子間を短絡し、キー入力信号55はLo入力からHi入力(5V)に変化することで、スイッチの操作の有無を検出している。
このように、入力信号であるキー入力信号55は、スイッチが未操作の状態であるLo入力(第1の信号レベル)と操作中の状態であるHi入力(第2の信号レベル)とを有する。なお、本実施の形態1では、キー入力信号55は、スイッチ毎にマイコン51のポートが割り当てられており、各ポートの入力電圧の変化に基づき、どのスイッチが操作されたのかを検出している。なお、スタートスイッチ、とりけしスイッチ以外のスイッチ(例えば時間スイッチなど)のキー入力信号については、図示及び記載を省略する。
図6(a)は、スタートスイッチ121(第1のスイッチ)の押圧操作が行われた時のマイコン51のキー入力信号55aの遷移を表すタイムチャートを示し、図6(b)は、とりけしスイッチ124(第2のスイッチ)の押圧操作が行われた時のマイコン51のキー入力信号55bの遷移を表すタイムチャートを示す。
マイコン51は、内部に設けられたタイマー(図示せず)を用いて予め決められた時間間隔(例えば12msec)で各キー入力信号の検出を行なう。キー入力信号55a及び55bは、図4に示したように、それぞれ、スタートスイッチ121及びとりけしスイッチ124が押圧操作されていない状態(未操作の状態)では、Lo入力(第1の信号レベル)の信号が入力され、それぞれのスイッチが押圧操作された状態(操作中の状態)では、Hi入力(第2の信号レベル)の信号が入力されるように構成されている。
スタートスイッチ121の操作については、図6(a)に示すように、まず、スイッチの押圧操作が行なわれる前の状態(未操作の状態)のキー入力信号55aの信号レベルを検出する。具体的には、スタートスイッチ操作が未操作である状態を表すLo入力のキー入力信号55aが、少なくとも第1の回数(本実施の形態では2回)連続して検出されたか(24msec(第1の検出期間))を判定する。次に、スタートスイッチ操作が操作中である状態を表すHi入力のキー入力信号55aが、少なくとも第2の回数(本実施の形態では6回)連続して検出されたか(60msec(第2の検出期間))を判定する。つまり、Lo入力のキー入力信号55aが少なくとも2回連続して検出された(24msec(第1の検出期間)以上の未操作状態が続く)のに続いて、Hi入力のキー入力信号55aが少なくとも6回連続して検出された場合(60msec(第2の検出期間)以上のスイッチ押圧操作が行われた場合)に、スタートスイッチ121が操作されたものと判定する。このように、第2の回数は第1の回数よりも多く設定している。
次に、とりけしスイッチ124の操作については、図6(b)に示すように、スイッチ操作が行なわれている状態を表すHi入力(第2の信号レベル)のキー入力信号が、少なくとも第2の回数(本実施の形態では6回)連続して検出された場合(60msec(第2の検出時間)以上のスイッチ押圧操作が行われた場合)に、とりけしスイッチ124が操作されたものと判定している。なお、とりけしスイッチ124の操作の有無の判定において、スタートスイッチの場合と異なり、スイッチ操作が行なわれる前の状態(未操作の状態)を表すLo入力のキー入力信号55bが所定回数以上検出されたかの判定は行なわない。
なお、加熱手段を選択するレンジスイッチ102、レンジグリルスイッチ103、グリルスイッチ104及びオーブンスイッチ105、調理の仕上がりを調整するプラススイッチ111及びマイナススイッチ112、加熱時間を設定する5分スイッチ115、1分スイッチ116及び10秒スイッチ117についても、スイッチ操作の有無の判定手段及び判定方法は、とりけしスイッチ124の場合と同様である。
熱機器の使用者がスイッチを正常に操作したか否かを判別するために、スイッチ操作が行なわれている状態を表すHi入力の入力信号を検出する期間は60msec以上と設定することが望ましい。すなわち、ノイズによりキー入力信号の信号レベルが60msec未満で変化する場合には、スイッチが操作されたものでないと判定される。また、押圧時間が60msec未満となるように、熱機器の使用者がスイッチに触れただけで押圧操作をしていないときにも、スイッチが操作されたものでないと判定される。
なお、マイコンのタイマーで決められる時間間隔が12msecと異なる場合には、この時間間隔に(第2の回数−1)を乗じた数値が60msec程度となるように第2の数値を設定することが望ましい。同様に、マイコンのタイマーで決められる時間間隔に(第1の回数−1)を乗じた数値が24msec程度となるように第1の回数を設定することが望ましい。
また、とりけしスイッチ124(第2のスイッチ)の操作と、スタートスイッチ121、加熱手段選択スイッチ、調理仕上がり調整スイッチ及び加熱時間設定スイッチなどの他のスイッチの少なくとも一つのスイッチが同時に押圧操作されたと、それぞれのスイッチ操作判定手段が判定した場合、とりけしスイッチ124の操作を優先し、マイコン51は加熱手段への電力供給を停止する。
さらに、とりけしスイッチ124または他のスイッチの一方のスイッチが操作された状態で他方のスイッチが操作されたと(いわゆる渡り押し)、それぞれのスイッチ操作判定手段が判定した場合も、とりけしスイッチ124の操作を優先し、マイコン51は加熱手段への電力供給を停止する。
このように構成することで、スタートスイッチ121が使用者により正常に押圧操作された場合にのみ、加熱手段に電力供給を開始することができる。すなわち、スイッチカバー128が変形したりしてスタートスイッチ121を押圧した状態で故障した場合や、マイグレーションなどによりスタートスイッチ121が押圧された状態で短絡故障した場合には、第1の信号レベルであるLo入力のキー入力信号55bを少なくとも第1の回数連続して検出するという条件を満足しない為、スタートスイッチ121が正常に操作されたと判定されない。したがって、マイコンのリセット後などいかなる場合であっても、熱機器の加熱手段に電力が供給されることがなく、故障した状態での使用を回避することができる。
また、使用者がスタートスイッチ121を押圧操作してから正常に操作されたと判定されるまでの時間は60msec程度であり、従来と変わらないように設定出来る為、使用者にスイッチ操作後の熱機器の応答時間が遅いといった違和感を与えることもない。
また、第2の回数を第1の回数以上とし、すなわち、第2の検出期間を第1の検出期間以上としたので、スタートスイッチを複数回連続して押圧操作するような場合であっても、最大で第2の検出期間(60msec)程度の時間間隔で押圧操作すれば正常な押圧操作と判定され、使用者に違和感を与えたりすることもない。
以上のように、本発明の実施の形態1では、熱機器の加熱手段に電力供給を開始するスタートスイッチ(第1のスイッチ)に対し、第1のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルの入力信号を少なくとも第1の回数連続して検出してから、第1のスイッチが操作中の状態である第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、第1のスイッチに加熱手段へ電力供給を開始する操作がなされたと判定するように構成したので、使用者が意図せず、スイッチが押しっぱなしになってしまっていた場合でも、熱機器が誤動作することがなく、使用者が第1のスイッチを正常に押圧操作した場合にのみ、機器の加熱制御をスタートさせることができる。したがって、機器の安全性を高めることができる。
また、熱機器の加熱手段に電力供給を停止するとりけしスイッチ(第2のスイッチ)に対し、第2のスイッチが操作中の状態である第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、第2のスイッチに加熱手段へ電力供給を停止する操作がなされたと判定するように構成するとともに、とりけしスイッチと他のスイッチに対する多重押し、渡り押し時には、とりけしスイッチの操作を優先させるようにしたので、とりけしスイッチやその他スイッチのカバースイッチや回路に不具合が生じた場合でも、機器の加熱を確実に停止させることができ、安全性のさらなる向上を図ることができる。
また、第2の回数を第1の回数以上としたので、スタートスイッチを複数回連続して押圧操作するような場合であっても、スイッチ操作の操作感を損なわない。
なお、第1の回数及び第2の回数(第1の検出期間及び第2の検出時間)については、本実施の形態に限定するものではなく、適用する機器の特性に合わせて適宜設定すればよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2は、実施の形態1において、マイコン51が起動中、スイッチに常時供給されていた5V電圧を、後述するキースキャン信号に置き換えたものである。ここでは、食器乾燥機を例にとり、説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係る熱機器のブロック図である。実施の形態1と共通する点は同一の符号を付し説明を省略する。
図7において、制御基板133に設けられたマイコン51は、操作基板126に設けられたスタートスイッチ121及びとりけしスイッチ124に対しキースキャン信号56を出力する。キースキャン信号56は、スタートスイッチ121やとりけしスイッチ124などが設けられている操作基板126にワイヤーハーネス(図示せず)を介して供給される1/4Dutyのパルス信号であり、例えば1周期が12msecで、Hi入力の期間が3msec、Lo入力の期間が9msecからなっている。実施の形態1では、各スイッチの両端には、マイコン51の電源電圧と同じ5Vの電圧が常時印加されていたが、本実施の形態では、キースキャン信号56のHi入力の期間のみ、操作基板126に5V電圧が印加されており、操作基板126へ電圧が印加される時間は、実施の形態1に比べて1/4に減少している。
次に、キースキャン信号56と、キー入力信号55及び、キー入力検出タイミングとの関係を説明する。図8は、本実施の形態2におけるスタートスイッチ121(第1のスイッチ)の押圧操作が行われた時のマイコン51のキー入力信号55aの遷移を表すタイムチャートを示す。同図において、マイコン51から出力されたキースキャン信号56は、前述したように1/4Dutyの12msec周期のパルス信号であり、Hi入力の期間は3msecである。この信号は、各スイッチの一端に供給され、各スイッチが押圧操作により短絡したスイッチを介して、キー入力信号55としてマイコン51に入力される。例えば、スタートスイッチ121が押圧操作された時には、スタートスイッチのキー入力信号55aに、キースキャン信号56と同じ電圧がマイコン51に入力される。また、キー入力信号55の読み込みタイミングは、キースキャン信号の電圧変化に伴うノイズや波形歪みなどの影響を低減するため、キースキャン信号56を出力している期間の中間点から出力をオフする直前の間で設定されている。具体的には、本実施の形態2の場合、Hi入力の信号レベルに遷移した1.5msec後から2.9msec後といった具合である。本実施の形態2では、中間点、すなわちHi入力の信号レベルであるキイースキャン信号を出力を開始した1.5msc後にキー入力信号55を読み込むものとして説明する。
図8において、スタートスイッチ121の押圧操作が行なわれる前の状態(未操作の状態)では、スタートスイッチ121の両端子間が短絡されていないので、キー入力信号55aに、キースキャン信号56の直流電圧は印加されず、Lo入力(0V)の状態のままである。マイコン51は、キー入力信号55aの信号レベルに変化があるまでキー入力信号55aの検出を継続する。なお、本実施の形態においても、マイコン51は、12msec毎にキー入力信号55aの検出を行なうこととする。そして、使用者がスタートスイッチ121を押圧操作すると、キー入力信号55aには、短絡したスタートスイッチを介してキースキャン信号56と同じパルス電圧が印加される。そして、キー入力信号55aを検出するタイミングにおいては、キー入力信号55aは、Hi入力になっている為、実施の形態1と同様に、少なくとも6回、Hi入力のキー入力信号55aを検出する(60msec(第2の検出期間)以上))ことで、スタートスイッチ121が操作されたものと判定する。
そして、LED制御手段54の駆動方法も、マイコン51からHi信号を出力して、LEDを点灯させるように回路を構成することにより、操作基板126に、常時5V電源を印加しない構成とすることができる。また、LEDの点灯については、キースキャン信号56を電源として点灯させるように回路構成してもよい。また、キースキャン信号56の周期、Dutyについては、本実施の形態に限定するものではなく、適用する機器の特性に合わせて適宜設定すればよい。
以上のように、本実施の形態2では、キースキャン信号56により、パルス状の電圧を操作基板134に供給し、キー入力信号55の電源となるように構成したので、電圧印加時間が常時供給した場合に対して短くなり、食器乾燥機の操作基板など、多湿の環境下で使用され、かつ常時通電されている場合においても、マイグレーションによる短絡故障の発生を抑えることができるので、機器の安全性に加えて信頼性を高めることができる。
また、操作基板に常時直流電圧が印加しないように、制御手段から断続的に操作基板にスイッチの電源となるキースキャン信号を送信し、スキャン信号を出力している期間にのみ、前記スイッチのキー入力信号を検出するようにしたので、マイグレーションの発生リスクを低減でき、スイッチの入力信号部の短絡故障の発生を抑えることができるので、信頼性の向上を図ることができる。
以上のように本発明の実施の形態においては、オーブンレンジ及び食器乾燥機を例に挙げて説明を行ったが、これに限るものではなく、炊飯器、IHクッキングヒーターやオーブントースターなど、加熱手段を備えた熱機器に広く適用することができる。
1 本体、2 加熱室、3 窓、4 ドア、5 調理物(被加熱物)、
6 調理プレート、7 ハンドル、8 操作部(入力手段)、8a 下辺、8b 左辺、
9 表示手段、9a レンジ加熱時間表示エリア、9b ヒーター加熱時間表示エリア、
9c 仕切り線、18 フラットヒーター(加熱手段)、19 断熱材、20 板金、
21 アンテナ、22 シーズヒーター(加熱手段)、23 セラミックプレート、
24 下部加熱室、25 モーター、26 導波管、28 チョーク、
29 開口パネル、30 背面加熱室、31 背面ガラス管ヒーター(加熱手段)、
32 反射部、33 背面開口部、34 ターボファン、35 循環室、
36 ファンモーター、37 吸気口、
51 マイコン(制御手段)、52 状態検出手段、52a 検出信号、
53 加熱制御手段、
54 LED制御手段、55 キー入力信号(入力信号)、
55a キー入力信号(スタートスイッチ)、
55b キー入力信号(とりけしスイッチ)、56 キースキャン信号、
101 第1の操作入力領域、102 レンジスイッチ、
103 レンジグリルスイッチ、104 グリルスイッチ、
105 オーブンスイッチ、106 発光部、107 発光部、
108 発光部、109 発光部、110 第2の操作入力領域、
111 プラススイッチ、112 マイナススイッチ、113 発光部、
114 発光部、115 5分スイッチ、116 1分スイッチ、
117 10秒スイッチ、118 発光部、119 発光部、
120 発光部、121 スタートスイッチ(第1のスイッチ)、122 発光部、
123 第3の操作入力領域、124 とりけしスイッチ(第2のスイッチ)、
125 樹脂シート、126 操作基板、127 スペーサー、
128 スイッチトップ、129 スイッチ、130 LED、
131 導光部材131、132 透明部、133 制御基板。

Claims (9)

  1. スイッチを有する入力手段と、
    被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段へ供給する電力を前記スイッチの操作に基づき制御する制御手段と、を備えた熱機器において、
    前記入力手段は前記加熱手段へ電力供給を開始する第1のスイッチを含み、該第1のスイッチになされる操作の有無を判定する第1のスイッチ操作判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記第1のスイッチの操作に基づき前記制御手段に入力される入力信号を所定の時間間隔で検出するとともに、前記入力信号は、前記第1のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、
    前記第1のスイッチ操作判定手段は、前記第1の信号レベルの入力信号を少なくとも第1の回数連続して検出してから前記第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、前記第1のスイッチに前記加熱手段へ電力供給を開始する操作がなされたと判定することを特徴とする熱機器。
  2. 前記第2の回数を、前記第1の回数以上としたことを特徴とする請求項1記載の熱機器。
  3. 前記入力手段は前記加熱手段へ電力供給を停止する第2のスイッチを含み、該第2のスイッチになされる操作の有無を判定する第2のスイッチ操作判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2のスイッチの操作に基づき前記制御手段に入力される入力信号を所定の時間間隔で検出するとともに、前記入力信号は、前記第2のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、
    前記第2のスイッチ操作判定手段は、前記第2の信号レベルの入力信号を少なくとも前記第2の回数連続して検出したときに、前記第2のスイッチに前記加熱手段へ電力供給を停止する操作がなされたと判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱機器。
  4. 前記入力手段は前記第2のスイッチと異なる他のスイッチを含み、該他のスイッチになされる操作の有無を判定する他のスイッチ操作判定手段を備え、
    前記第2のスイッチ操作判定手段および前記他のスイッチ操作判定手段が、前記第2のスイッチと前記他のスイッチとが同時に操作されたと判定したとき、若しくは、前記第2のスイッチまたは前記他のスイッチの一方のスイッチが操作された状態で他方のスイッチが操作されたと判定したとき、前記制御手段は、前記加熱手段へ電力供給を停止することを特徴とする請求項3記載の熱機器。
  5. 前記スイッチを備えた操作基板と、前記制御手段を備えた制御基板とを備え、
    前記制御手段はパルス状の電圧を前記所定の時間間隔で前記操作基板に供給し、前記入力信号の電源となるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱機器。
  6. スイッチを有する入力手段と、
    被加熱物を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段へ供給する電力を前記スイッチの操作に基づき制御する制御手段と、
    前記入力手段は前記加熱手段へ電力供給を開始する第1のスイッチを含み、該第1のスイッチになされる操作の有無を判定する第1のスイッチ操作判定手段を備えた熱機器の操作判定方法において、
    前記制御手段は、前記第1のスイッチの操作に基づき前記制御手段に入力される入力信号を所定の時間間隔で検出するとともに、前記入力信号は、前記第1のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、
    前記第1のスイッチ操作判定手段は、前記第1の信号レベルの入力信号を少なくとも第1の回数連続して検出してから前記第2の信号レベルの入力信号を少なくとも第2の回数連続して検出したときに、前記第1のスイッチに前記加熱手段へ電力供給を開始する操作がなされたと判定することを特徴とする熱機器の操作受付判定方法。
  7. 前記第2の回数を、前記第1の回数以上としたことを特徴とする請求項6記載の熱機器の操作受付判定方法。
  8. 前記入力手段は前記加熱手段へ電力供給を停止する第2のスイッチを含み、該第2のスイッチになされる操作の有無を判定する第2のスイッチ操作判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2のスイッチの操作に基づき前記制御手段に入力される入力信号を所定の時間間隔で検出するとともに、前記入力信号は、前記第2のスイッチが未操作の状態である第1の信号レベルと操作中の状態である第2の信号レベルとを有し、
    前記第2のスイッチ操作判定手段は、前記第2の信号レベルの入力信号を少なくとも前記第2の回数連続して検出したときに、前記第2のスイッチに前記加熱手段へ電力供給を停止する操作がなされたと判定することを特徴とする請求項6または請求項7記載の熱機器の操作受付判定方法。
  9. 前記入力手段は前記第2のスイッチと異なる他のスイッチを含み、該他のスイッチになされる操作の有無を判定する他のスイッチ操作判定手段を備え、
    前記第2のスイッチ操作判定手段および前記他のスイッチ操作判定手段が、前記第2のスイッチと前記他のスイッチとが同時に操作されたと判定したとき、若しくは、前記第2のスイッチまたは前記他のスイッチの一方のスイッチが操作された状態で他方のスイッチが操作されたと判定したとき、前記制御手段は、前記加熱手段へ電力供給を停止することを特徴とする請求項8記載の熱機器の操作受付判定方法。
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