JP2017056110A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加熱手段を有する本体と、前記本体に開閉自在に設けられた外蓋と、を備えた炊飯器であって、前記本体及び前記外蓋のうち少なくとも一方に設けられ、表面をなぞられることで操作を受け付けるタッチスイッチと、を備えたものである。
【選択図】図4
Description
[炊飯器の構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の概略斜視図である。図1に示されるように、炊飯器100は、内部に加熱手段を有する本体1と、本体1の上部に開閉自在に取り付けられる外蓋2と、を備える。本体1の前面側の上部には外蓋2を開閉するための蓋開閉ボタン4が設けられている。外蓋2は、天面に円形状の外蓋天面部5を有し、側面に外蓋側面部6を有し、外蓋天面部5と外蓋側面部6との間に天面外縁部11を有している。そして、天面外縁部11により外蓋天面部5と外蓋側面部6とは、天面から側面にかけて連続した構成となっている。なお、炊飯器100を平坦で水平な場所に置いた場合に、外蓋天面部5は水平状であったり、視認性と操作性向上を目的にやや前傾状であったり、外蓋側面部6は円錐台形であったり、円筒形状であったりしている。また、外蓋2が天面外縁部11を別体として有している場合を例に示しているが、外蓋天面部5の外周部を天面外縁部11としたり、外蓋側面部6の上端部を天面外縁部11として、天面外縁部11をいずれかの部材と一体化してもよい。
図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外蓋の一例を示す概略平面図である。図2に示されるように、外蓋2は上面視で円形状に形成され、外蓋2の天面外縁部11には、タッチスイッチ15が外蓋2の中心点13を基準に15°刻みで均等な間隔を保持して同心円状に24個配置されている。タッチスイッチ15は、例えば静電容量式タッチパネル又は光学式タッチパネル等で構成されている。なお、本実施の形態1において、天面外縁部11にタッチスイッチ15を24個配置した例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えばタッチスイッチを36個配置したり、受け付ける操作によってはタッチスイッチ15を1つにするなど、適宜タッチスイッチの配置個数を変更してもよい。また、本実施の形態1において天面外縁部11にタッチスイッチ15を配置した例を示したが、本体1又は外蓋側面部6などの少なくとも一方に配置してもよい。このことは後述する実施の形態2〜7においても同様である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外蓋で米種を選択するときの状態の一例を示す概略平面図である。図4に示されるように、外蓋2の上面視の一番奥側、つまり紙面において外蓋2の一番上側をA点20とする。そして、外蓋2の中心点13を基準として、A点20から時計回り、つまり右回りに中心角度90°回転した点をB点21とする。そして、米種の設定項目の種類としては、「白米」、「無洗米」、「発芽米」の3種類があるとする。なお、本実施の形態1において、「白米」、「無洗米」、「発芽米」の3種類がある例を示すが本発明はこれに限定されず、その他の米種の設定項目を追加したり、又は、米種を減らしてもよい。
図8は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の外蓋で炊飯メニューを選択するときの状態の他の一例を示す概略平面図である。図8に示されるように、外蓋2の上面視の一番奥側、つまり紙面において外蓋2の一番上側をA点20とする。そして、外蓋2の中心点13を基準として、A点20から時計回り、つまり右回りに中心角度270°回転した点をE点24とする。そして、炊飯メニューの設定項目の種類としては、「ふつう」、「お急ぎ」、「おかゆ」の3種類があるとする。なお、本実施の形態1において、「ふつう」、「お急ぎ」、「おかゆ」の3種類がある例を示すが本発明はこれに限定されず、その他の炊飯メニューの設定項目を追加したり、又は、炊飯メニューを減らしてもよい。
次に、設定項目変更手段7について説明する。設定項目変更手段7は、接点式のタクトスイッチ又は静電容量式のタッチスイッチで構成され、設定項目変更手段7への入力により、タッチスイッチ15で入力を行う設定項目又は設定メニューを変更するものである。例えば、設定項目の初期設定において、反時計回りにタッチスイッチ15をなぞった場合が炊飯メニューの設定項目を決定するモードで、時計回りが米種の設定項目を決定するモードとする。この場合、設定項目変更手段7の入力により、反時計回りが米種の設定項目を決定するモードで、時計回りが炊飯メニューの設定項目を決定するモードというように逆に設定される。このように、設定項目変更手段7は、炊飯器100の設定メニューを変更するものである。また、その他の実施例として、設定項目変更手段7の入力により、炊飯器100の時刻の設定要素を変更することも考えられる。例えば、時計回りにタッチスイッチ15をなぞった場合には、時刻設定の「時間」単位の設定モードとし、反時計回りにタッチスイッチ15をなぞった場合には、「分」単位の設定モードとする。
以上のことから、本実施の形態1によれば、加熱手段を有する本体1と、本体1に開閉自在に設けられた外蓋2と、本体1及び外蓋2のうち少なくとも一方に設けられ、なぞられることで操作を受け付けるタッチスイッチ15と、を備えた構成とする。このようにすることで、炊飯器100の操作部12を分かりやすくするとともに、炊飯器100への操作ミス及び設定ミスを少なくすることができる炊飯器100を得ることができる。
本実施の形態2における炊飯器100の基本的な構成は実施の形態1における炊飯器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態2を説明する。実施の形態1と本実施の形態2との相違点は、設定項目変更手段7を押下しないで炊飯器への設定項目を切り替える点である。
以上のことから、タッチスイッチ15をなぞる方向に応じて設定項目が変更されるように構成する。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、設定項目変更手段7を設ける必要がなくなり、一連の動作で米種と炊飯メニューの設定項目を決定することが可能となり使い勝手が向上する。
本実施の形態3における炊飯器100の基本的な構成は実施の形態1における炊飯器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態3を説明する。実施の形態1と本実施の形態3との相違点は、タッチスイッチが光る点である。
なお、点状発光部16bの発光色を複数種類で構成しても良く、この場合も、所定の中心角度分の目安がつきやすく、より炊飯器100への操作が確実となることは言うまでもない。
以上のことから、タッチスイッチ15は、面状発光又は点状発光の照光式であるように構成する。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、ユーザがタッチスイッチの光を目印として指先で天面外縁部11をなぞる炊飯器100の操作が行いやすくなる。
本実施の形態4における炊飯器100の基本的な構成は実施の形態1における炊飯器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態4を説明する。実施の形態1と本実施の形態4との相違点は、蒸気排出口の周囲に上方に突出したリブが設けられている点である。
以上のことから、外蓋2は、蒸気排出口10を備え、蒸気排出口10の周囲にリブ17を設ける。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、タッチスイッチ15の操作時に、誤って高温の蒸気が吹き出る蒸気排出口10に触れることを防止する炊飯器100を得ることができる。
本実施の形態5における炊飯器100の基本的な構成は実施の形態1における炊飯器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態5を説明する。実施の形態1と本実施の形態5との相違点は、蒸気排出口の周囲に手又は指の近接を知らせる検知手段が設けられている点である。
以上のことから、外蓋2は、蒸気排出口へ指又は手が近接することを検知する検知手段18と、指又は手が蒸気排出口へ近接したと検知手段が検知したときに、近接したことを報知する報知手段19と、を備えるように構成する。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、タッチスイッチ15の操作時に、誤って高温の蒸気が吹き出る蒸気排出口10に触れることを防止できる。
本実施の形態6における炊飯器100の基本的な構成は実施の形態1における炊飯器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態6を説明する。実施の形態1と本実施の形態6との相違点は、蒸気排出口が外蓋の中央付近に設けられている点である。
以上のことから、蒸気排出口10は、外蓋2の中央部に設けられている。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、天面外縁部11をなぞっているときに、誤って高温の蒸気が吹き出る蒸気排出口10に触れることを防止できる。
本実施の形態7における炊飯器100の基本的な構成は実施の形態1における炊飯器100と同様であるため、以下、実施の形態1との相違点を中心に本実施の形態7を説明する。実施の形態1と本実施の形態7との相違点は、タッチスイッチに目印となる突起を設けている点である。
以上のことから、タッチスイッチ15cの表面部には、突起30又は目印が設けられている。このようにすることで、実施の形態1の効果に加えて、ユーザは、突起30を目印として、タッチスイッチ15cの操作を行うことができるため、操作性が向上する。
Claims (11)
- 加熱手段を有する本体と、
前記本体に開閉自在に設けられた外蓋と、を備えた炊飯器であって、
前記本体及び前記外蓋のうち少なくとも一方に設けられ、表面をなぞられることで操作を受け付けるタッチスイッチと、を備えた
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記タッチスイッチを複数設け、
前記複数のタッチスイッチは前記外蓋の天面の天面外縁部に同心円状に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。 - 前記タッチスイッチをなぞる距離、又は角度に応じて操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。 - 前記タッチスイッチをなぞる方向に応じて操作を受け付ける
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記炊飯器の設定項目または設定メニューを変更する設定項目変更手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記タッチスイッチは、面状発光又は点状発光の照光式である
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記タッチスイッチへの操作入力が可能となったことを知らせる報知部を更に備えた
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記タッチスイッチの表面部には、突起又は目印が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記外蓋は、本体内の蒸気を排出する蒸気排出口を備え、
前記蒸気排出口の周囲にリブを設けた
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記外蓋は、本体内の蒸気を排出する蒸気排出口を備え、
前記蒸気排出口へ指又は手が近接することを検知する検知手段と、
前記蒸気排出口へ指又は手が近接したと前記検知手段が検知したときに、近接したことを報知する報知手段と、を備えた
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の炊飯器。 - 前記蒸気排出口は、前記外蓋の中央部に設けられている
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の炊飯器。
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