JP2013028015A - ライナーレス感熱記録ラベル - Google Patents
ライナーレス感熱記録ラベル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013028015A JP2013028015A JP2011164339A JP2011164339A JP2013028015A JP 2013028015 A JP2013028015 A JP 2013028015A JP 2011164339 A JP2011164339 A JP 2011164339A JP 2011164339 A JP2011164339 A JP 2011164339A JP 2013028015 A JP2013028015 A JP 2013028015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- release layer
- thermal recording
- support
- parts
- recording label
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
Abstract
【解決手段】支持体11と、該支持体11の一面側の最外面を構成する剥離層14と、支持体11の他面側の最外面を構成する粘着剤層15とを有し、支持体11と剥離層14との間に、感熱記録層12が形成されたライナーレス感熱記録ラベル10であって、剥離層14は、少なくとも活性エネルギー線硬化型のシリコーン化合物を含む樹脂成分と、吸油量60ml/100g以上の顔料とを含有する。
【選択図】図1
Description
これは以下のような原因による。
剥離層が印字側の最外面を構成するライナーレス感熱記録ラベルの感熱記録層に、記録機器で印字を行う際には、記録機器の感熱ヘッドは剥離層と接触することになる。すると、感熱ヘッドと剥離層との間に摩擦が生じ、剥離層が剥がれ、いわゆるヘッド粕が発生する。感熱ヘッドは、例えば180℃程度の高温であるため、発生したヘッド粕は感熱ヘッドの熱で溶けつつ感熱ヘッドの表面に徐々に堆積していく。その結果、印字の継続に伴って、印字障害が発生してしまう。
本発明のライナーレス感熱記録ラベルは、支持体と、該支持体の一面側の最外面を構成する剥離層と、前記支持体の他面側の最外面を構成する粘着剤層とを有し、前記支持体と前記剥離層との間に、感熱記録層が形成されたライナーレス感熱記録ラベルであって、前記剥離層は、少なくとも活性エネルギー線硬化型のシリコーン化合物を含む樹脂成分と、吸油量60ml/100g以上の顔料とを含有することを特徴とする。
前記顔料は、焼成カオリンであることが好ましい。
前記焼成カオリンは、シリコーン化合物100質量部に対して、0.1〜10質量部配合されていることが好ましい。
図1は、本発明のライナーレス感熱記録ラベル(以下、単に感熱記録ラベルという。)の一例を示すものであって、この例の感熱記録ラベル10は、例えば、紙、合成繊維紙、合成紙、合成樹脂フィルムなどのシート状材料からなる支持体11の一面側(表面側という場合もある。)に、感熱記録層12、保護層13、剥離層14が順次形成され、支持体11の他面側(裏面側という場合もある。)に粘着剤層15が形成されたテープ状のものである。この感熱記録ラベル10は、支持体11の表面側においては剥離層14が最外面を構成し、裏面側においては粘着剤層15が最外層を構成しているため、巻回することにより、剥離層14上に粘着剤層15が位置したライナーレスタイプの巻物となる。
ロイコ染料としては、トリフェニルメタン系、フルオラン系、ジフェニルメタン系化合物等が挙げられ、これらのなかから選択して使用できる。具体的には、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインド−ル−3−イル)−4−アザフタリド、クリスタルバイオレットラクトン、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロロフルオラン、3−(N−エチル−N−シクロヘキシル)−6−メチル−7−(p−クロロアニリノ)フルオラン、および3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン等から選ばれた少なくとも1種を用いることができる。
増感剤としては、例えばステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、テレフタル酸ジベンジル、テレフタル酸ジメチル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、2−ナフチルベンジルエーテル、m−ターフェニル、p−ベンジルビフェニル、p−トリルビフェニルエーテル、ジ(p−メトキシフェノキシエチル)エーテル、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−メトキシフェノキシ)エタン、1,2−ジ(4−クロロフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、1−(4−メトキシフェノキシ)−2−(3−メチルフェノキシ)エタン、p−メチルチオフェニルベンジルエーテル、1,4−ジ(フェニルチオ)ブタン、p−アセトトルイジド、p−アセトフェネチジド、N−アセトアセチル−p−トルイジン、ジ(β−ビフェニルエトキシ)ベンゼン、p−ジ(ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1−イソプロピルフェニル−2−フェニルエタン、2−ナフチルベンジルエーテル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジベンジルエステル等が例示される。
顔料としては、例えば炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、カオリン、焼成カオリン、タルク、および表面処理された炭酸カルシウムやシリカ等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、およびポリスチレン樹脂等の有機系の顔料などを挙げることができる。
ワックス類としては、例えば、パラフィン、アミド系ワックス、ビスイミド系ワックス、高吸脂肪酸の金属塩など公知のものを用いることができる。
感熱記録層用塗液は、例えば、ロイコ染料、顕色剤、増感剤、顔料、ワックスなどを一一緒に分散媒体に加えて、あるいは別々に加えて分散させた後、分散液に含まれる各成分をボールミル、アトライター、サンドミルなどで例えば、平均粒子径3μm以下となるように粉砕し、その後、結着剤をさらに混合する方法などにより調製できる。
感熱記録層用塗液の乾燥後の塗布量としては、2〜12g/m2程度であり、好ましくは3〜8g/m2程度である。
樹脂成分に使用されるシリコーン化合物としては、紫外線硬化型、電子線硬化型のものが挙げられ、具体例としては、メルカプト基含有オルガノポリシロキサンとビニル基含有オルガノポリシロキサンとの混合組成物、アクリル基、メタクリル基またはシンナモイル基含有オルガノポリシロキサン組成物、マレイミド基またはフェニルマレイミド基含有オルガノポリシロキサン組成物、アジド基含有オルガノポリシロキサンとビニル基含有オルガノポリシロキサンとの混合組成物、チオアクリル基、チオメタクリル基またはチオシンナモイル基含有オルガノポリシロキサン組成物、アクリルアミド基、メタクリルアミド基またはシンナモイルアミド基含有オルガノポリシロキサン組成物等が挙げられ、また紫外線開始型カチオン重合を利用したエポキシ基含有オルガノポリシロキサンと光分解型開始剤のジアゾニウムルイス酸塩との混合組成物等も使用することができる。
紫外線硬化の場合は、シリコーン化合物とともに光重合開始剤が用いられる。光重合開始剤としては、例えばジアリールヨードニウム塩(例えば、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート。)等が挙げられる。
なお、樹脂成分には、シリコーン化合物以外の活性エネルギー線硬化型樹脂が必要に応じて含まれてもよい。
顔料の吸油量は、好ましくは80ml/100g以上である。顔料の吸油量の上限には特に制限はないが、顔料の分散が不安定になることがあるため150ml/100g以下が好ましい。なお、吸油量は、JIS K 5101に基く。
粘着剤層15に含まれる粘着剤としては、例えば、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系等の任意の粘着剤が挙げられ、例えばアクリル系粘着剤としては、エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型等が挙げられる。本発明で特に好ましくは、ホットメルト型の粘着剤を用いることである。
粘着剤層15は、必要に応じて他の任意成分を含有してもよい。他の任意成分としては、タッキファイヤー、粘着性微球体、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤等が挙げられる。タッキファイヤーとしては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。
このように、印字時に記録機器の感熱ヘッドと接触、摩擦する剥離層14が、吸油量60ml/100g以上の顔料を含有すると、印字時に生じたヘッド粕は顔料に吸収され、感熱ヘッドへの堆積が抑制される。よって、このような剥離層14を備えた感熱記録ラベル10は、印字を継続しても印字障害が発生しにくく、連続印字性に優れる。また、吸油量60ml/100g以上の顔料を剥離層14に含有させても、記録濃度や剥離力にはほとんど影響しない。
「支持体の製造」
針葉樹晒クラフトパルプ(C.S.F.550ml)25部、広葉樹晒クラフトパルプ(C.S.F.560ml)75部を配合したパルプスラリーに、タルクを紙灰分が5.0%になるように添加し、さらに、サイズ剤としてロジンサイズを絶乾パルプに対して1.5%、硫酸アルミニウム2.0%を添加して紙料とした。この紙料を長網多筒式シリンダードライヤー抄紙機で抄紙し、4段スーパーカレンダーで処理して58g/m2の支持体を得た。
(1)A液調製:ロイコ染料である3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン10部、5%メチルセルロース水溶液5部、および水40部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。なお、平均粒子径は粒度分布測定装置(SALD−2000、島津製作所製)にて測定した。
(2)B液調製:顕色剤である4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオキシジフェニルスルホン30部、5%メチルセルロース水溶液5部、および水80部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
(3)C液調製:1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン20部、5%メチルセルロース水溶液5部、および水55部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmになるまで粉砕した。
(4)A液55部、B液115部、C液80部、10%ポリビニルアルコール(NL−05;日本合成化学(株)製)水溶液80部、および炭酸カルシウム35部を混合撹拌して、感熱記録層用塗液を調製し、これを乾燥後の塗布量が6g/m2となるように、先に得られた支持体の表面に塗布乾燥して、感熱記録層を形成した。
完全鹸化ポリビニルアルコール(PVA110;(株)クラレ製)の10%水溶液100部、および平均粒子径が20nmのコロイダルシリカ(スノーテックスN;日産化学(株)製)の20%分散液50部、ポリエチレンワックス(ケミパールW−400;三井化学(株)社製)の40%分散液5部を混合撹拌して保護層用塗液を調製し、これを上記感熱記録層上に乾燥後の塗布量が4g/m2となるように塗布乾燥し、保護層を形成した。その後、保護層の表面の平滑化処理として、スーパーカレンダー処理を行った。
UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、焼成カオリン(アンシレックス93;BASF製、吸油量90ml/100g)5部を混合攪拌し、剥離層用塗液(1)を得た。
そして、上記保護層上に、フレキソ印刷機を用いて剥離層用塗液(1)をUV硬化後の塗布量が0.5g/m2となるようにベタ印刷し、UV照射線量が100mJ/cm2となるようにUV照射して剥離層を硬化させ、剥離層を有する感熱記録用紙を得た。なお、吸油量はJIS K 5101に基づく。
上記感熱記録用紙に所定の長さ毎に切り離せるようにミシン目を入れ、かつ感熱ラベルプリンタ(記録機器)で発券できるように支持体の裏面に黒インクにてアイマーク印刷を施してから、支持体の裏面にホットメルト粘着剤(TN−530Z;(株)モレスコ製)を塗布量25g/m2となるようにホットメルトダイコーターで塗布し、巻物状に仕上げて、感熱記録ラベルを製造した。
得られた感熱記録ラベルについて下記の評価を行った。結果を表1に示す。
なお、各評価項目の評価方法は下記の通りである。
(記録濃度)
感熱記録ラベルに、感熱ヘッドを備えたテストプリンタで記録を行い、得られた記録像の最大発色濃度をマクベス濃度計(RD−914、フィルタービジュアル;マクベス社製)で測定した。
(剥離力)
剥離速度0.3m/minの試験条件で、巻物状の感熱記録用粘着ラベルを剥離させていった剥離力(gf/50mm)を測定した。
(連続印字性(粕付着性))
感熱記録ラベルに対して、感熱ヘッドを備えたテストプリンタで連続して1000m印字を行い、感熱ヘッドに付着したヘッド粕の状態、印字障害が発生するまでの印字長さを下記の基準で評価した。
◎:感熱ヘッドにヘッド粕は全く付着せず、印字障害がない。
○:感熱ヘッドにヘッド粕は僅かに付着しているが、印字障害はない。
△:感熱ヘッドにヘッド粕が多く付着しているが、印字障害はない。
×:感熱ヘッドにヘッド粕が非常に多く付着し、印字障害が発生する。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(2)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(2):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、焼成カオリン(アンシレックス93;BASF製、吸油量90ml/100g)を3部、ステアリン酸亜鉛を3部として混合攪拌し、剥離層用塗液(2)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(3)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(3):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、焼成カオリン(アンシレックス93;BASF製、吸油量90ml/100g)を1部、球状シリコーン顔料(トスパール120;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を1部、ステアリン酸亜鉛を2部として混合攪拌し、剥離層用塗液(3)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(4)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗料(4):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、焼成カオリン(ヒューバー80C;ヒューバー製、吸油量60ml/100g)を10部として混合攪拌し、剥離層用塗液(4)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(5)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(5):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、焼成カオリン(ヒューバー80C;ヒューバー製、吸油量60ml/100g)を5部、カオリン(ウルトラホワイト90;BASF製、吸油量50ml/100g)5部を混合攪拌し、剥離層用塗液(5)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(6)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(6):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、焼成カオリン(アンシレックス93;BASF製、吸油量90ml/100g)を0.5部、水酸化アルミニウム(ハイジライトH−32;昭和軽金属、吸油量22ml/100g)2.5部、ステアリン酸亜鉛を3部として混合攪拌して剥離層用塗液(6)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(7)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(7):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部として混合攪拌し、剥離層用塗液(7)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(8)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(8):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部ステアリン酸亜鉛を3部として混合攪拌し、剥離層用塗液(8)を得た。
剥離層用塗液として、剥離層用塗液(1)に代えて、以下の剥離層用塗液(9)を用いた以外は、実施例1と同様にして巻物状の感熱記録ラベルを製造した。
剥離層用塗液(9):UV硬化型シリコーン(TPR6502;モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製)を100部、光重合開始剤としてビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートを1部、カオリン(ウルトラホワイト90;BASF製、吸油量50ml/100g)を10部として混合攪拌し、剥離層用塗液(9)を得た。
11 支持体
12 感熱記録層
13 保護層
14 剥離層
Claims (3)
- 支持体と、該支持体の一面側の最外面を構成する剥離層と、前記支持体の他面側の最外面を構成する粘着剤層とを有し、前記支持体と前記剥離層との間に、感熱記録層が形成されたライナーレス感熱記録ラベルであって、
前記剥離層は、少なくとも活性エネルギー線硬化型のシリコーン化合物を含む樹脂成分と、吸油量60ml/100g以上の顔料とを含有する、ライナーレス感熱記録ラベル。 - 前記顔料は、焼成カオリンである、請求項1に記載のライナーレス感熱記録ラベル。
- 前記焼成カオリンは、前記シリコーン化合物100質量部に対して、0.1〜10質量部配合されている、請求項2に記載のライナーレス感熱記録ラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011164339A JP5794021B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | ライナーレス感熱記録ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011164339A JP5794021B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | ライナーレス感熱記録ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013028015A true JP2013028015A (ja) | 2013-02-07 |
JP5794021B2 JP5794021B2 (ja) | 2015-10-14 |
Family
ID=47785568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011164339A Expired - Fee Related JP5794021B2 (ja) | 2011-07-27 | 2011-07-27 | ライナーレス感熱記録ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5794021B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106391425A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 竹林伟业科技发展(天津)股份有限公司 | 一种热敏涂层 |
JP2017148984A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録ライナーレスラベル |
JP2019001141A (ja) * | 2016-06-28 | 2019-01-10 | 株式会社リコー | 感熱記録媒体、及び物品 |
WO2019107334A1 (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-06 | ダウ・東レ株式会社 | 感熱紙用硬化性オルガノポリシロキサン剥離剤組成物、感熱紙および感熱記録ラベルシ-ト |
US11046043B2 (en) | 2017-03-17 | 2021-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Linerless thermosensitive recording body package |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6649618B2 (ja) * | 2016-03-28 | 2020-02-19 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録ライナーレスラベル及びその製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058541A (ja) * | 1991-07-05 | 1993-01-19 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 剥離型感熱記録体およびその製造方法 |
JPH09127871A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録ラベル |
JPH09263049A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP2001010230A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-16 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 感熱記録材料 |
JP2002366035A (ja) * | 2001-06-05 | 2002-12-20 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | ラベルまたはラベル連続体 |
JP2003034076A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-04 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | ラベルまたはラベル連続体 |
JP2003228288A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | ノーセパレータ型感熱記録ラベルおよびラベル連続体 |
-
2011
- 2011-07-27 JP JP2011164339A patent/JP5794021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058541A (ja) * | 1991-07-05 | 1993-01-19 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 剥離型感熱記録体およびその製造方法 |
JPH09127871A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-16 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録ラベル |
JPH09263049A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Ricoh Co Ltd | 感熱記録材料 |
JP2001010230A (ja) * | 1999-07-02 | 2001-01-16 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 感熱記録材料 |
JP2002366035A (ja) * | 2001-06-05 | 2002-12-20 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | ラベルまたはラベル連続体 |
JP2003034076A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-04 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | ラベルまたはラベル連続体 |
JP2003228288A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Osaka Sealing Printing Co Ltd | ノーセパレータ型感熱記録ラベルおよびラベル連続体 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017148984A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録ライナーレスラベル |
JP2019001141A (ja) * | 2016-06-28 | 2019-01-10 | 株式会社リコー | 感熱記録媒体、及び物品 |
CN106391425A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-02-15 | 竹林伟业科技发展(天津)股份有限公司 | 一种热敏涂层 |
US11046043B2 (en) | 2017-03-17 | 2021-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Linerless thermosensitive recording body package |
WO2019107334A1 (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-06 | ダウ・東レ株式会社 | 感熱紙用硬化性オルガノポリシロキサン剥離剤組成物、感熱紙および感熱記録ラベルシ-ト |
JPWO2019107334A1 (ja) * | 2017-12-01 | 2020-12-17 | ダウ・東レ株式会社 | 感熱紙用硬化性オルガノポリシロキサン剥離剤組成物、感熱紙および感熱記録ラベルシ−ト |
JP7218992B2 (ja) | 2017-12-01 | 2023-02-07 | ダウ・東レ株式会社 | 感熱紙用硬化性オルガノポリシロキサン剥離剤組成物、感熱紙および感熱記録ラベルシ-ト |
US12091595B2 (en) | 2017-12-01 | 2024-09-17 | Dow Toray Co., Ltd. | Curable organopolysiloxane release agent composition for thermal paper, thermal paper, and thermal recording label sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5794021B2 (ja) | 2015-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4979149B2 (ja) | 感熱記録体 | |
WO2014189044A1 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5794021B2 (ja) | ライナーレス感熱記録ラベル | |
JP2014226848A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2015150764A (ja) | 感熱記録体 | |
WO2020004558A1 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2007203538A (ja) | 感熱記録体 | |
JP4457814B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5871563B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP5843671B2 (ja) | 感熱記録体ラベル | |
JP2009214373A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2023154474A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2013160957A (ja) | ライナーレスラベル | |
JP6036352B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2007245362A (ja) | 感熱記録体及び感熱記録体ラベル | |
JP2020175556A (ja) | 感熱記録ライナーレスラベル | |
JP2013199054A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2010058467A (ja) | 感熱記録体 | |
JP4999358B2 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2009255309A (ja) | 感熱記録体ラベル | |
WO2013137243A1 (ja) | 感熱記録体 | |
JP2024007777A (ja) | 感熱記録体 | |
JP6070472B2 (ja) | 感熱記録体の製造方法 | |
JP2013199027A (ja) | 感熱記録体 | |
JP2020163764A (ja) | 感熱記録ライナーレスラベルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140314 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150310 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150714 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150727 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5794021 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |