JP2013026037A - モジュラジャック - Google Patents

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Yukimasa Abe
幸政 阿部
Kazuo Nakatoi
和男 中樋
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Abstract

【課題】小型で部品点数が少なく且つ扉が外れにくいモジュラジャックを提供する。
【解決手段】モジュラジャックは、モジュラプラグが差込接続される差込口25が前面に開口し、差込口25に繋がる取付穴26が後面に開口するカバー2と、後方よりカバー2の取付穴26に挿入されてカバー2に結合されるボディ3と、カバー2の内側面に設けられて後端側が開放された軸受け溝28に後方から挿入され、カバー2に結合されるボディ3と軸受け溝28の周縁部との間で回転自在に支持される軸部51を有し、軸部51を中心として差込口25を覆う閉位置と差込口25を露出させる開位置との間で回転する扉体5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モジュラジャックに関するものである。
従来、Ethernet(登録商標)によるLANを構築する際には4対8芯のツイストペア線をシースで被覆したツイストペアケーブルが用いられている。このようなツイストペアケーブルを相互に接続するために、ツイストペアケーブルの端末に接続されたモジュラプラグが着脱自在に接続されるモジュラジャックが提供されている。モジュラジャックの表面にはモジュラプラグが差込接続される差込口が開口し、この挿入口の内側にはモジュラプラグの接触子にそれぞれ電気的に接続される接続端子が複数極配置されている。挿入口には扉が開閉自在に設けられ、モジュラプラグが接続されていない状態では挿入口が扉で塞がれ、挿入口を通して塵埃が内側に入り込まないようになっている。挿入口を塞ぐ扉としては、特許文献1に開示されるようにスライド式の扉や、挿入口の外側に設けられた軸を中心として回転自在に設けられた回転式の扉がある。
特開2004−171883号公報
上述のようにモジュラジャックの挿入口を開閉する扉にはスライド式や回転式の扉があるが、スライド式の扉では、挿入口を露出させる位置に扉をスライドさせた状態で扉を収納する空間が必要になる。そのため、モジュラジャックの外形寸法が、扉を収納するために必要なスペースだけ大きくなってしまうという問題があった。また回転式の扉では、扉の軸がジャック本体の外側に配置されており、この軸が、ジャック本体に取り付けられる押さえ部材とジャック本体との間で保持されているので、扉の軸を保持するための押さえ部材をジャック本体とは別に備える必要があった。また、押さえ部材はジャック本体の外側に取り付けられているので、押さえ部材がジャック本体から外れる可能性があり、押さえ部材がジャック本体から外れると、扉も一緒に外れてしまうという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、小型で部品点数が少なく且つ扉が外れにくいモジュラジャックを提供することにある。
上記課題を解決するために、本願のモジュラジャックは、カバーと、ボディと、複数のコンタクトと、複数の接続端子と、扉体とを備えたことを特徴とする。カバーは、モジュラプラグが差込接続される差込口が前面に開口し、差込口に繋がる取付穴が後面に開口する。ボディは、後方よりカバーの取付穴に挿入されてカバーに結合される。複数のコンタクトはボディに保持され、差込口に差込接続されるモジュラプラグの接触子にそれぞれ電気的に接続される。複数の接続端子は、ボディに保持され、対応するコンタクトにそれぞれ電気的に接続される。扉体は、カバーの内側面に設けられて後端側が開放された軸受け溝に後方から挿入され、カバーに結合されるボディと軸受け溝の周縁部との間で回転自在に支持される軸部を有し、軸部を中心として差込口を覆う閉位置と差込口を露出させる開位置との間で回転する。
このモジュラジャックにおいて、ボディ及びカバーは施工面に露出した状態で取り付けられ、少なくとも差込口を露出させた状態でボディ及びカバーを覆うようにしてボディ及びカバーに取り付けられるケースを備えることも好ましい。
このモジュラジャックにおいて、ケースの一面には、施工面に沿う方向の両側位置に、接続端子に接続される電線をケース内部に導入するための電線導入部が設けられたことも好ましい。
このモジュラジャックにおいて、軸部は差込口に対して施工面側でカバーに保持されており、軸受け溝には、前方に行くにしたがって施工面に近付く向きに傾斜する第1傾斜面が設けられることも好ましい。
このモジュラジャックにおいて、軸部は差込口に対して施工面側でカバーに保持されており、カバーには差込口の両側の内側面に軸受け溝がそれぞれ設けられている。扉体には、両側の内側面にそれぞれ対向する部位に、それぞれ対応する軸受け溝に支持される軸部が設けられる。カバーにおいて両側の内側面の間の部位に、前方に行くにしたがって施工面に近付く向きに傾斜し、扉体において両側の軸部の間の部位が当接する第2傾斜面が設けられることも好ましい。
本発明によれば、モジュラジャックの本体を構成するボディとカバーとの間で扉体の軸部を保持しているので、扉体を取り付ける為に別部品を用意する必要が無く、小型で部品点数が少なく且つ扉が外れにくいモジュラジャックを提供することができる。
本実施形態のモジュラジャックを示し、(a)はカバーに扉体を仮保持させた状態を斜め後方から見た斜視図、(b)はカバーとボディとの間で扉体を保持した状態を示す断面図である。 同上の外観斜視図である。 (a)は同上の正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図、(d)は下面図である。 同上の分解斜視図である。 同上の断面図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 同上の要部を示す分解斜視図である。 同上の施工状態の説明図である。
以下では、本発明を例えば壁面のような施工面に露出した状態で取り付けられる露出形のモジュラジャックに適用した実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。尚、以下の説明では特に断りがないかぎり、モジュラジャックが施工面に取り付けられる向きを基準として説明を行うこととし、図3(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図3(b)の左側を前側、右側を後側として説明を行う。
本実施形態のモジュラジャック1は、図2〜図4に示すように、カバー2と、ボディ3と、ケース4と、扉体5と、基板ブロック6と、キャップ7を主要な構成として備える。
カバー2は、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、図4〜図7に示すように、施工面に沿って配置される矩形板状の取付ベース21と、この取付ベース21の下側部に取付ベース21と一体に設けられたプラグ接続部22とで構成される。
取付ベース21は矩形板状に形成されている。取付ベース21の前面には、左右の端面よりもケース4の板厚分だけ内側に寄った位置から前方に突出する側壁23,23が上下方向に沿って設けられている。各側壁23の下側部には凹部23aが設けられ、各側壁23の上端には係合爪23bが設けられている。また、取付ベース21の上側端面の中央には上側に向かって突出する連結片24が一体に設けられ、この連結片24には固定ねじ(図示せず)を通すための挿通孔24aが設けられている。
プラグ接続部22は略箱状に形成されている。プラグ接続部22の下面には、例えばRJ−45型のモジュラプラグ(図示せず)に対応した形状の差込口25が開口しており、プラグ接続部22の内部には差込口25を通してモジュラプラグが挿入される空間が設けられている。プラグ接続部22の上面には取付穴26が開口しており、この取付穴26はプラグ接続部22の内部の空間を通して差込口25と繋がっている。プラグ接続部22の左右両側壁の内側面には、後述する扉体5の軸部51が上側から挿入される軸受け溝28がそれぞれ形成されている。図5に示すように軸受け溝28は横方向から見てV字形に形成されており、軸受け溝28の後側(図5中右側)の端面は取付ベース21の底面と略平行している。軸受け溝28の前側(図5中左側)の端面は、下斜め後方(図5の下側を前側とした場合は、前側ほど施工面に近付く向き)に傾斜する傾斜面となっており、その傾斜角度は後述する軸保持片31eの傾斜角度と略同じ角度に形成されている。ここにおいて、軸受け溝28の前側(図5中左側)の端面から第1傾斜面が構成されている。
またプラグ接続部22の下面には、差込口25の左右両側に、前後方向に沿って延びる矩形状の枠片22a,22aが一体に設けられている。またプラグ接続部22の下面には、軸受け溝28の下端位置に対応する部位に、扉体5を挿通させる開口27が設けられている。またプラグ接続部22には、開口27の後側に、下斜め後方(図5の下側を前側とした場合は、前側ほど施工面に近付く向き)に傾斜する傾斜面29(第2傾斜面)が設けられている。
扉体5は絶縁性を有する合成樹脂により矩形板状に形成され、左右方向の幅寸法が枠片22a,22aの間隔よりもやや小さい寸法に形成され、前後方向の幅寸法がケース4の前後方向寸法よりもやや小さい寸法に形成されている。扉体5の左右両側縁の一端側には軸受け溝28に挿入される丸棒状の軸部51が設けられている。扉体5の左右両側縁の他端側には、扉体5に片持ち支持されて先端側が左右方向に撓み自在となる撓み片52が設けられている。各撓み片52の先端には、枠片22aの内側端面に設けられた凹所22bと係合する突起53が設けられている。
基板ブロック6は図4に示すようにプリント配線板61を備え、プリント配線板61にはコンタクト62及び接続端子63が8個ずつ実装されている。8個のコンタクト62は、先端を下側に向けた状態で、左右方向に一定の間隔を開けて実装されており、モジュラプラグが接続された状態ではモジュラプラグが備える8極の接触子(図示せず)にそれぞれ電気的に接続されている。8個の接続端子63は、プリント配線板61の左右両側部に4個ずつ上下方向に並べて実装されている。各接続端子63は、前端側に開放されて両側縁に刃が設けられた圧接スリット63aを有しており、圧接スリット63aの幅は接続される電線の芯線に、圧接スリット63aの両側縁が圧接する程度に設定されている。この圧接スリット63aに絶縁被覆を有する電線が前側から圧入されると、圧接スリット63aの両側縁の刃で絶縁被覆が切断され、電線の芯線が圧接スリット63aの両側縁間に挟持されるようになっている。尚、各コンタクト62は、対応する接続端子63に、プリント配線板61に形成された導体パターン(図示せず)を介して電気的に接続されている。
ボディ3は、絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、図4〜図7に示すように、基板ブロック6を保持する基板保持部31と、施工面に沿って配置される取付ベース32とを一体に備える。
図6に示すように基板保持部31の背面と取付ベース32の背面との間には段差が設けられており、基板保持部31は、背面側に基板ブロック6が取り付けられた状態で、取付ベース21の前面側に載置される。基板保持部31の前面上側には、それぞれ接続端子63を4個ずつ収納する端子台31a,31aが左右両側に設けられている。端子台31aには、各々の接続端子63にそれぞれ対応する部位に前側及び左右両側に開放された溝31bが設けられ、各々の溝31bには対応する接続端子63の圧接スリット63aが、圧接スリット63aの先端を前側に向けた状態で配置される。また基板保持部31の下側部には、上側部に比べて左右方向の幅寸法が小さく且つ前後方向の厚みも小さいコンタクト保持部31dが一体に設けられている。このコンタクト保持部31dは、カバー2の取付穴26内に挿入され、モジュラプラグが接続された状態ではモジュラプラグに対して後側に配置される。コンタクト保持部31dには、基板保持部31に保持された基板ブロック6のコンタクト62を前側に通すための挿通孔33が設けられ、挿通孔33の下側の縁部には対応するコンタクト62の先端が挿入される8本のスリット33aが設けられている(図4参照)。またコンタクト保持部31dの左右両側部には、軸受け溝28内に挿入されて扉体5の軸部51を保持する楔形の軸保持片31eがそれぞれ設けられている。各軸保持片31eの前面は、下斜め後方(図5の下側を前側とした場合は前側ほど施工面に近付く向き)に傾斜する傾斜面となっている。
取付ベース32の背面には、カバー2の連結片24が入り込む凹溝(図示せず)が設けられ、連結片24の挿通孔24aに対応する位置には、挿通孔24aに連続する挿通孔32aが設けられている。また、取付ベース32の前面には、施工面に沿って配線されてケース4の内部に導入される電線8(図8参照)を挟持する挟持片32bが、左右両側に一対ずつ設けられている。取付ベース32の左右両側部には、左右の端面よりもケース4の板厚分だけ内側に寄った段部32cが設けられ、段部32cの側面には凹部32dが設けられている。また取付ベース32の左右両側部には、カバー2の係合爪23bと係合する係合片34が設けられている。係合片34は上端側で取付ベース32とつながり、その下端側は左右方向において撓み自在となっており、係合片34の先端部には係合爪23bと係合する爪34aが設けられている。
キャップ7は、基板保持部31に保持された8個の接続端子63に電線を一度に接続し、また接続状態を保持するために用いられる。キャップ7は、左右両側の端子台31a,31aの前面側を覆う程度の寸法に形成されている。キャップ7の後面(端子台31aと対向する面)には、各端子台31aの溝31bにそれぞれ対応する部位に、溝31b内に電線を押し込むための突起7bが設けられている(図5参照)。而して、各端子台31aの溝31bに対応する電線がそれぞれ配置された状態で、端子台31a,31aにキャップ7が被せられ、キャップ7が端子台31a,31a側に押し込まれると、キャップ7の突起7bによって電線が圧接スリット63aに押し込まれる。この時、突起7bが電線を押し込むことによって、電線の被覆が圧接スリット63aによって切断され、電線の芯線が圧接スリット63aに接続されるので、8本の電線が接続端子63に一度に結線される。また電線が圧接スリット63aに接続される位置までキャップ7が押し込まれると、キャップ7の係止穴7aに端子台31aの爪31cが係合して、キャップ7が端子台31aに保持されるから、キャップ7によって電線が押さえられ、電線が外れにくくなる。
ケース4は絶縁性を有する合成樹脂により、後面及び下面の略全体が開口した箱型に形成されており、左右両側壁の内側面にはカバー2及びボディ3の凹部23a,32dにそれぞれ係合する突起(図示せず)が設けられている。ケース4の上面には左右両側に電線導入用のノックアウト部4aが設けられている。配線施工時に施工者が所望のノックアウト部4aを工具でたたくなどして取り除くことにより、電線導入用の通線穴4bが形成され、この通線穴4bを通して電線8をケース4内部に導入することができる(図8参照)。
モジュラジャック1の各部は上記のような構成を有しており、以下のようにして組み立てられる。尚、以下の組立方法及び施工方法の説明では、図3(d)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図3(b)の下側を前側、上側を後側として組立方法の説明を行う。
先ず作業者は、接続端子63が端子台31a内に収納されるとともにコンタクト62の先端部が対応するスリット33a内に挿入されるようにして、基板保持部31の背面側に基板ブロック6を配置する。また作業者は、カバー2の取付穴26に、軸部51と反対側を先頭にして扉体5を挿入し、両側の軸部51をプラグ接続部22の左右内側面に設けられた軸受け溝28にそれぞれ挿入させる。次に作業者は、基板保持部31の背面側に基板ブロック6が配置された状態でボディ3の基板保持部31をカバー2の取付ベース21に載せた後、ボディ3を前側に移動させて、ボディ3のコンタクト保持部31dを取付穴26内に挿入させる。コンタクト保持部31dが取付穴26内に挿入されると、コンタクト保持部31dの両側に設けられた軸保持片31eが軸受け溝28内に挿入され、軸保持片31eの先端で軸部51が前側に押し込まれる。作業者が、ボディ3をカバー2に対して規定の位置まで押し込むと、ボディ3の係合片34に設けられた爪34aがカバー2の係合爪23bと係合することで、ボディ3とカバー2とが結合される。また、カバー2の前進に伴い、軸保持片31eに軸部51が押されることによって、扉体5が前側へ移動し、ボディ3とカバー2とが結合した状態では軸受け溝28の周縁部と軸保持片31eの間で軸部51が回転自在に保持される。ここで、軸受け溝28の端面及び傾斜面29は前側ほど施工面に近付く向きに傾斜しているので、軸部51が軸受け溝28の端面に沿って前方へ移動するとともに、扉体5における軸部51,51の間の部位が傾斜面29に沿って前方へ移動することで、扉体5は全体として施工面に近付く向きに移動しながら前方へ移動する。したがって、軸受け溝28の周縁部とボディ3(軸保持片31eの先端)との間で軸部51が保持された状態では、軸部51の位置が、軸受け溝28の開口端に軸部51が挿入された時の位置に比べて、施工面に近い位置へ移動したことになる。そして、作業者がカバー2及びボディ3の上側からケース4を被せると、ケース4の内側面に設けられた突起(図示せず)がカバー2及びボディ3の凹部23a,32dに係止することで、ケース4がカバー2及びボディ3に保持される。
また、このモジュラジャック1を施工面に取り付けて電線8を結線する方法について図8を参照して以下に説明する。先ず作業者は、カバー2及びボディ3からケース4を外し、カバー2及びボディ3を施工面(例えば壁面)の所望の位置に配置する。そして、作業者は、挿通孔32a,24aに通したタッピングねじのような固定ねじ(図示せず)を施工面にねじ込むことによって、カバー2及びボディ3を施工面に固定する。次に作業者は、施工面に配線された電線8を左右何れかの挟持片32bの間に通し、電線8のシースを挟持片32bに保持させた後、先端側のシースを剥いて4対8芯のツイストペアケーブルを露出させる。作業者は、8本のツイストペアケーブルをそれぞれ端子台31aの溝31bに挿入し、キャップ7を被せることによってツイストペアケーブルの芯線を対応する接続端子36に接続する。また作業者は、ケース4の2箇所に設けられたノックアウト部4aのうち、電線8のシースを保持させた挟持片32bに対応するノックアウト部4aを除去することで通線穴4bを形成する。そして、このケース4がボディ3及びカバー2に上側から被せられると、電線8が通線穴4bを通して外部に導出されるのである。ここで、図8に示すように施工面である壁面100から突出した柱101に沿って電線8が配線される場合、電線8が柱101の左側に配線されていれば、モジュラジャック1は柱101の左側に配置される。この場合は、右側のノックアウト部4aを除去して形成された通線穴4bに電線8が通され、ケース4の左右方向中央部に通線穴が設けられた場合に比べて、柱101に電線8をできるだけ近付けて配線できるから、電線8がなるべく目立たないように配線できる。また、電線8が柱101の右側に配線されていれば、モジュラジャック1は柱101の右側に配置される。この場合、左側のノックアウト部4aを除去して形成された通線穴4bに電線8が通され、ケース4の左右方向中央部に通線穴が設けられた場合に比べて、柱101に電線8をできるだけ近付けて配線できるから、電線8がなるべく目立たないように配線できる。
そして、モジュラジャック1にモジュラプラグが接続されていない状態では、扉体5は差込口25を閉塞する位置まで回転させられており、扉体5の突起53が枠片22aの凹所22bと係合することで扉体5は閉位置に保持される。一方、モジュラジャック1にモジュラプラグが接続される場合には、扉体5の上端部を前側に倒すことで、扉体5が閉位置から開位置まで回転させられるから、差込口25を露出させて、モジュラプラグを接続することができる。
以上説明したように、本実施形態のモジュラジャック1は、カバー2と、ボディ3と、複数のコンタクト62と、複数の接続端子63と、扉体5とを備えることを特徴とする。カバー2は、モジュラプラグが差込接続される差込口25が前面(図3(a)に示す取付状態では下面)に開口し、差込口25に繋がる取付穴26が後面(図3(a)の向きでは上面)に開口する。ボディ3は、後方よりカバー2の取付穴26に挿入されてカバー2に結合される。複数のコンタクト62は、ボディ3に保持され、差込口25に差込接続されるモジュラプラグの接触子にそれぞれ電気的に接続される。複数の接続端子63は、ボディ3に保持され、対応するコンタクト62にそれぞれ電気的に接続される。扉体5は、カバー2の内側面に設けられて後端側が開放された軸受け溝28に後方から挿入され、カバー2に結合されるボディ3と軸受け溝28の周縁部との間で回転自在に支持される軸部51を有し、軸部51を中心として差込口25を覆う閉位置と差込口を露出させる開位置との間で回転する。
これにより、モジュラジャック1の本体を構成するボディ3とカバー2との間で扉体5の軸部51が保持されるから、扉体5を取り付ける為に別部品を用意する必要が無く、小型で部品点数が少ないモジュラジャック1が実現される。また、ボディ3とカバー2との間で軸部51が保持されているので、モジュラジャック1の本体に外側から取り付けられた押さえ部品で軸部51を押さえている場合に比べて、扉体5が外れにくくなる。
また本実施形態のモジュラジャック1では、ボディ3及びカバー2が施工面に露出した状態で取り付けられ、少なくとも差込口25を露出させた状態でボディ3及びカバー2を覆うようにしてボディ3及びカバー2に取り付けられるケース4を備えている。
これにより、露出形のモジュラジャック1を提供することができる。
また、ケース4の一面には、施工面に沿う方向の両側位置に、接続端子63に接続される電線8をケース4内部に導入するための電線導入部(ノックアウト部4a)が設けられている。
これにより、施工面に設けられた柱101に沿って電線が配線される場合、ケース4の両側位置に設けられた電線導入部(ノックアウト部4a)のうち、柱101に近い側の電線導入部を使用することで、柱101に電線をできるだけ近付けて配線することができる。その結果、電線が目立ちにくくなり、室内の美観が向上する。
また、扉体5の軸部51は差込口25に対して施工面側でカバー2に保持されており、軸受け溝28には、前側ほど施工面に近付く向きに傾斜する第1傾斜面が設けられている。
これにより、軸部51が第1傾斜面に沿って前方へ移動することにより、軸部51が施工面に近い位置に位置決めされるから、軸部51の位置ずれが抑制される。
また、扉体5の軸部51は差込口25に対して施工面側でカバー2に保持されている。カバー2には差込口25の両側の内側面に軸受け溝28がそれぞれ設けられ、扉体5には、両側の内側面にそれぞれ対向する部位に、それぞれ対応する軸受け溝28に支持される軸部51が設けられている。カバー2において両側の内側面の間の部位には、前方に行くにしたがって施工面に近付く向きに傾斜し、扉体5において両側の軸部51の間の部位が当接する第2傾斜面(傾斜面29)が設けられている。
これにより、扉体5において両側の軸部51の間の部位が第2傾斜面(傾斜面29)に沿って前方へ移動することで、扉体5において両側の軸部51の間の部位が施工面に近い位置に配置されることになる。ここで、扉体5が開けられた状態で扉体5を施工面側に押す力が加わった場合、扉体5は施工面に近い位置に配置されているから、軸部51にかかる荷重を低減することができる。
1 モジュラジャック
2 カバー
3 ボディ
4 ケース
5 扉体
6 基板ブロック
25 差込口
26 取付穴
28 軸受け溝
51 軸部
61 プリント配線板
62 コンタクト
63 接続端子

Claims (5)

  1. モジュラプラグが差込接続される差込口が前面に開口し、前記差込口に繋がる取付穴が後面に開口するカバーと、
    後方より前記カバーの前記取付穴に挿入されて前記カバーに結合されるボディと、
    前記ボディに保持され、前記差込口に差込接続されるモジュラプラグの接触子にそれぞれ電気的に接続される複数のコンタクトと、
    前記ボディに保持され、対応する前記コンタクトにそれぞれ電気的に接続された複数の接続端子と、
    前記カバーの内側面に設けられて後端側が開放された軸受け溝に後方から挿入され、前記カバーに結合される前記ボディと前記軸受け溝の周縁部との間で回転自在に支持される軸部を有し、前記軸部を中心として前記差込口を覆う閉位置と前記差込口を露出させる開位置との間で回転する扉体とを備えたことを特徴とするモジュラジャック。
  2. 前記ボディ及び前記カバーは施工面に露出した状態で取り付けられ、
    少なくとも前記差込口を露出させた状態で前記ボディ及び前記カバーを覆うようにして前記ボディ及び前記カバーに取り付けられるケースを備えたことを特徴とする請求項1記載のモジュラジャック。
  3. 前記ケースの一面には、施工面に沿う方向の両側位置に、前記接続端子に接続される電線を前記ケース内部に導入するための電線導入部が設けられたことを特徴とする請求項2記載のモジュラジャック。
  4. 前記軸部は前記差込口に対して前記施工面側で前記カバーに保持されており、
    前記軸受け溝には、前側ほど前記施工面に近付く向きに傾斜する第1傾斜面が設けられたことを特徴とする請求項2又は3の何れか1項に記載のモジュラジャック。
  5. 前記軸部は前記差込口に対して前記施工面側で前記カバーに保持されており、
    前記カバーには前記差込口の両側の前記内側面に前記軸受け溝がそれぞれ設けられ、
    前記扉体には、前記両側の前記内側面にそれぞれ対向する部位に、それぞれ対応する前記軸受け溝に支持される前記軸部が設けられ、
    前記カバーにおいて両側の前記内側面の間の部位に、前方に行くにしたがって前記施工面に近付く向きに傾斜し、前記扉体において両側の前記軸部の間の部位が当接する第2傾斜面が設けられたことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のモジュラジャック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6014617U (ja) * 1983-07-11 1985-01-31 ヒロセ電機株式会社 電話用埋込接続器
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JP3094348U (ja) * 2002-10-23 2003-06-13 泰碩電子股▲分▼有限公司 多規格に対応する一枚制限のpcカードアダプター

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